説明

画面スクロール制御装置およびナビゲーション装置

【課題】
画面のスクロール速度を乗員の所望の速度に迅速に変更することができる画面スクロール制御装置およびナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】
探索経路の目的地を設定するために候補地リスト201〜205を表示する。候補地リスト201〜205は、スクロールスイッチ222、223を構成するスクロールボタン216〜221を押圧することによってスクロールすることができる。それぞれのスクロールボタンを押圧しながら移動、つまりこすることによって候補地リスト201〜205のスクロールの速度を自由自在に速くしたり遅くしたりすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネルの操作によってスクロール速度を適宜変化させることができる画面スクロール制御装置およびナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スクロール指示キーを押下し続けることによって画面のスクロール速度が次第に上昇し、さらにこのキーと反対方向を指定するキーを押下すると次第にスクロール速度が減速していく画面スクロール方法が知られている(特許文献1)。
【特許文献1】特開平7−200239号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に記載されている画面スクロール方法は、乗員が所望するスクロール速度にすぐに達しないという問題点がある。たとえば、スクロール画面のスクロール速度をすぐに速くしたい場合でも、しばらくの間スクロールキーを押下し続けなくてはならない。反対に、スクロール速度をすぐに遅くしたい場合でも、このキーと反対方向を指定するキーを押下して減速させていかなくてはならない。このように特許文献1のナビゲーション装置では、乗員が所望する画面のスクロール速度に達するまで反応時間が長いという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1の発明の画面スクロール制御装置は、表示画面に設けられたタッチパネル上に第1の方向に延在して表示され、第1の方向への画面スクロールを指示する第1の速度可変ボタンと、タッチパネル上に第1の方向とは逆の第2の方向に延在して表示され、第2の方向への画面スクロールを指示する第2の速度可変ボタンと、第1の速度可変ボタンの操作位置に応じたスクロール速度で画面を第1の方向にスクロールし、第2の速度可変ボタンの操作位置に応じたスクロール速度で画面を第2の方向にスクロールさせる画面スクロール手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画面スクロール制御装置において、第1の速度可変ボタンは、第1の方向に離散して配置した異なる複数の速度の画面スクロールを指示する複数のボタンを有し、第2の速度可変ボタンは、第2の方向に離散して配置した異なる複数の速度の画面スクロールを指示する複数のボタンを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の画面スクロール制御装置において、第1及び第2の速度可変ボタンは、操作位置に応じてリニアにスクロール速度を指示することを特徴とする。
請求項4の発明のナビゲーション装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画面スクロール制御装置を備えたものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、画面のスクロール速度を乗員の所望の速度に迅速に変更することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1に示す。図1のナビゲーション装置1は、地図表示などの通常のナビゲーション機能をタッチパネルによる入力操作で行うようにしている。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、タッチパネル17、VICS(道路交通情報システム)情報受信部19およびディスクドライブ20を有している。タッチパネル17は、表示モニタ16の表面に積層される透明のタッチスイッチである。この明細書中、表示モニタ16に表示される画像がタッチパネル17に表示されると表現する。タッチパネル17には、タッチパネル17からの信号によりタッチパネル17の押圧位置を算出するタッチパネルコントロール部18が接続されている。ディスクドライブ20には、地図データが記録されたDVD−ROM21が装填される。
【0007】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。この制御回路11がDVD−ROM21に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行うと、その処理結果が推奨経路としてタッチパネル17に表示される。
【0008】
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、車両の進行方位を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14cなどからなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を表示する。
【0009】
画像メモリ15は、タッチパネル17に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはディスクドライブ20によって読み込まれるDVD−ROM21に記憶された地図データに基づいて、適宜生成される。ナビゲーション装置1は、このようにして生成された画像データを用いることによって地図表示など行うことができる。
【0010】
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の道路地図などの各種情報を画面表示として運転者に提供する。上述したとおり、タッチパネル17は表示モニタ16のモニタ画面上に設けられた透明パネルであり、表示モニタ16に表示したモニタ画面はタッチパネル17を通して表示される。
【0011】
タッチパネル17は入力スイッチとしての機能を有し、タッチパネル17上に表示される地図画面や各種ボタン、表示メニューなどを指で押圧すると、タッチパネルコントロール部18によって押圧位置が算出される。算出された押圧位置は、制御回路11に入力されて、目的地を設定したり、各種ボタンや表示メニューに対応する機能を実行させたりする。タッチパネル17に表示されたスクロールボタンは押圧されると、制御回路11により地図画面や選択メニューなどの表示がスクロールされる。よって、制御回路11は画面スクロール制御装置としての機能を有する。
【0012】
目的地が運転者により設定されると、ナビゲーション装置1はGPSセンサ14cにより検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このようにして求められたルート(以下、探索ルートという)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、運転者は地図上の探索ルートを画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、探索ルートに従って車両が走行できるように、運転者に対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を誘導する。
【0013】
VICS情報受信部19は、図示しないVICS情報センターから供給される渋滞情報などのVICS情報を受信し、制御回路11に出力する。このVICS情報は主に高速道路上に設置されている電波ビーコンや、主に一般道路上に設置されている光ビーコン、またはFM多重放送によって送信される。ナビゲーション装置1は、これらによって送信されたVICS情報をVICS情報受信部19により受信する。
【0014】
ディスクドライブ20は、装填されたDVD−ROM21から、表示モニタ16すなわちタッチパネル17へ地図を表示するための地図データを読み出す。なお、DVD−ROM以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
【0015】
次に、本発明の実施形態によるナビゲーション装置のタッチパネル17に表示される表示画面について、図2を参照して説明する。図2のタッチパネル17に表示されている画面は、経路探索に用いる目的地の候補地をリスト表示し、いずれか一つの候補地を選択して設定するための目的地設定画面である。
【0016】
目的地設定画面は、目的地の候補地リスト201〜205、インデックスボタン206〜215、下方向スクロールスイッチ222および上方向スクロールスイッチ223から構成される。候補地リスト201〜205は、目的地の候補地を50音の順序で表示するリストである。候補地リスト201〜205の中から選択された候補地202は、他の候補地201、203、204、205と表示の色が変えられ、選択した候補地202を押圧することによって目的地が設定される。
【0017】
インデックスボタン206〜215は、それぞれのボタンに表示されている音で始まる候補地を先頭にして50音の順序で表示させるボタンであり、候補地リスト201〜205のインデックスとしての役割を果たす。たとえば、ボタン208を押圧すると、「さ」の音から始まる候補地のリストが50音の順序で表示される。
【0018】
下方向スクロールスイッチ222および上方向スクロールスイッチ223は、候補地リスト201〜205を操作位置に応じたスクロール速度で下方向および上方向にスクロールさせるスクロールボタンである。下方向スクロールスイッチ222は下方向に延在して表示され、下方向に離散して配置されたスクロールボタン216〜218から成る。上方向スクロールスイッチ223は上方向に延在して表示され、上方向に離散して配置されたスクロールボタン219〜221から成る。それぞれのスクロールボタン216〜221を押圧することによって、候補地リスト201〜205はスクロールされ、候補地が順次表示される。
【0019】
スクロールボタン216は候補地リスト201〜205を下方向に低速に、スクロールボタン217は下方向に中速に、スクロールボタン218は下方向に高速にそれぞれスクロールさせるボタンである。つまり、複数のスクロールボタン216〜218は下方向の複数の速度の画面スクロールを指示するボタンである。一方、スクロールボタン219は候補地リスト201〜205を上方向に低速に、スクロールボタン220は上方向に中速に、スクロールボタン221は上方向に高速にそれぞれスクロールさせるボタンである。つまり、複数のスクロールボタン219〜221は上方向の複数の速度の画面スクロールを指示するボタンである。
【0020】
次に、スクロールボタン216〜221の詳細について、図3を参照して説明する。図3(a)に示すようにスクロールボタン216を手の指31で押圧すると、図2の候補地リスト201〜205は下方向に低速でスクロールする。図3(b)に示すようにスクロールボタン217を手の指31で押圧すると図2の候補地リスト201〜205は下方向に中速でスクロールする。図3(c)に示すようにスクロールボタン218を手の指31で押圧すると図2の候補地リスト201〜205は下方向に高速でスクロールする。図3(d)に示すように、スクロールボタン216のボタンを押圧しながら下方向へ移動、つまり下方向へスクロールボタン上で指をこすることによって、図2の候補地リスト201〜205の下方へのスクロール速度を低速から高速まで迅速に変更することができる。
【0021】
同様にして、スクロールボタン219のボタンを押圧しながら上方向へこすることによって、図2の候補地リスト201〜205の上方へのスクロール速度を低速から高速まで迅速に変更することができる。ここで、スクロール速度が高速とは、リストに表示されている候補地名の頭文字が認識できる速度であり、スクロール速度が中速とは、リストに表示されている候補地名の頭文字の4〜5文字程度認識できる速度であり、スクロール速度が低速とは、リストに表示されている候補地名が全て読み取ることができ、認識して選択することができる速度である。
【0022】
このように、図2の候補地リスト201〜205のスクロール速度を低速から高速まで迅速に変更できるので、所望の目的地をすばやく表示することができる。たとえば、スクロールボタン218を押圧して高速で候補地リスト201〜205をスクロールさせ、所望の目的地に近づいてきたら指31をスクロールボタン218から上方へ滑らせることによりスクロールボタン217を押圧すれば、スクロール速度が速やかに、中速に変更することができる。さらに、所望の目的地が表示される間近になったらスクロールボタン216上へ指31を滑らせて押圧すれば、スクロール速度が速やかに低速に変更することができる。そして、所望の目的地が表示されたら押圧を止める。
【0023】
このように、候補地のリストのスクロール速度を迅速に変更できるので、速い速度で所望の目的地が表示される間際までスクロール表示でき、所望の目的地を迅速に表示することができる。また、本発明の実施形態では、それぞれのスクロールボタンのスクロール速度が決まっているので、乗員が予想した速度で画面をスクロールすることができる。その結果、候補地リスト201〜205のスクロール中に所望の目的地を見逃すことが少なくなる。
【0024】
次にスクロールボタン216〜221の押圧により、候補地リスト201〜205のスクロール速度を変更させる制御回路11の動作について説明する。図4に示すように、タッチパネル17の表示画面の左隅を原点O(0,0)として、点I(Xa,Yi)、J(Xb,Yi)、K(Xa,Yk)、L(Xb,Yk)で囲まれるタッチエリアが押圧されると、押圧位置がタッチパネルコントロール部18によって算出される。そして、算出された押圧位置は制御回路11に入力され、候補地リスト201〜205は制御回路11によって下方向に低速にスクロールされる。
【0025】
また、点K(Xa,Yk)、L(Xb,Yk)、M(Xa,Ym)、N(Xb,Ym)で囲まれるタッチエリアが押圧されると、押圧位置がタッチパネルコントロール部18によって算出される。そして、算出された押圧位置は制御回路11に入力され、候補地リスト201〜205は制御回路11によって下方向に中速にスクロールされる。同様にして、点M(Xa,Ym)、N(Xb,Ym)、P(Xa,Yp)、Q(Xb,Yp)で囲まれるタッチエリアが押圧されると、候補地リスト201〜205は制御回路11によって下方向に高速にスクロールされる。
【0026】
本発明の実施形態では、点E(Xa,Ye)、F(Xb,Ye)、G(Xa,Yg)、H(Xb,Yg)で囲まれるタッチエリアが押圧されると、押圧位置がタッチパネルコントロール部18によって算出される。そして、算出された押圧位置は制御回路11に入力され、候補地リスト201〜205は制御回路11によって上方向に低速でスクロールされる。
【0027】
また、点C(Xa,Yc)、D(Xb,Yc)、E(Xa,Ye)、F(Xb,Ye)で囲まれるタッチエリアが押圧されると、押圧位置がタッチパネルコントロール部18によって算出される。そして、算出された押圧位置は制御回路11に入力され、候補地リスト201〜205は制御回路11によって上方向に中速でスクロールされる。同様にして、点A(Xa,Ya)、B(Xb,Ya)、C(Xa,Yc)、D(Xb,Yc)で囲まれるタッチエリアが押圧されると、候補地リスト201〜205は制御回路11によって下方向に高速でスクロールされる。
【0028】
このような画面スクロール制御装置およびナビゲーション装置によれば次のような作用効果が得られる。
(1)所望の目的地を迅速に表示できる。
(2)スクロール時に所望の目的地を見逃すことが少なくなる。
【0029】
本発明の実施形態では、画面のスクロール速度を低速、中速、高速の3段階に設定したが、タッチエリアをさらに細かく細分化して4段階以上に増やしてもよい。また、高速、中速、低速のスクロール速度も本発明の実施形態に限定されるものではなく、乗員が見やすいように適宜変更することができる。
【0030】
また、本発明の実施形態では、押圧位置がタッチエリアに含まれるか否かによってスクロール速度を変更したが、基準位置から押圧位置までの距離によってスクロール速度を変更してもよい。図4において、候補地のリストを下方向へスクロールさせるために点(Xa,Yi)、J(Xb,Yi)、P(Xa,Yp)、Q(Xb,Yp)の範囲内の点R(X,Y)を押圧したときを例にして説明する。
【0031】
線分I(Xa,Yi)、J(Xb,Yi)上に押圧位置が算出された場合のスクロール速度をVaとし、線分P(Xa,Yp)、Q(Xb,Yp)上に押圧位置が算出されたときのスクロール速度Vbとなるように制御回路11を設定する。そして、押圧位置R(X,Y)と線分IJおよび線分PQからの距離に基づいてスクロール速度を設定する。点R(X,Y)に押圧位置が算出された場合は、スクロール速度Vは(Va−Vb)×(Y−Yp)/(Yi−Yp)+Vbとなるように制御回路11を設定する。
【0032】
このように制御回路11を設定することによって、制御回路11により押圧位置が線分IJに近づくにしたがって、スクロール速度Vaに近い速度で画面はスクロールされ、押圧位置が線分PQに近づくにしたがってスクロール速度Vbに近い速度で画面はスクロールされる。そして、線分IJと線分PQとの間で、スクロール速度を低速から高速へリニアに変更することができる。
【0033】
このように制御回路11を設定することによって、乗員は操作位置に応じてリニアにスクロール速度を指示することができるので、所望のスクロール速度を得るためにはどの位置を押圧すればよいか見当が付き、スクロール速度自体も乗員の所望のスクロール速度に変更することができる。
【0034】
本発明の実施形態では、経路探索における目的地の候補地リストの表示画面に本発明を適用したものとして説明したが、候補地リスト表示のスクロールに限定されるものではなく、本発明は地図画面のスクロールなどに用いてもよい。また、ナビゲーション装置に限らず、表示モニタ上の画面のスクロール可能な種々の電子装置に本発明は適用することができる。
【0035】
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本発明の第1の方向は下方向に対応し、第1の速度可変ボタンは下方向スクロールスイッチ222に対応する。第2の方向は上方向に対応し、第2の速度可変ボタンは上方向スクロールスイッチ223に対応する。複数の速度の画面スクロールを指示する複数のボタンはスクロールボタン216〜221に対応する。画面スクロール制御装置は制御回路11に対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明の解釈上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素の対応関係になんら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】タッチパネルの表示画面を示す図である。
【図3】(a)は、画面を下方へ低速でスクロールするときのスクロールボタンの押圧を説明する図であり、(b)は、画面を下方へ中速にスクロールするときのスクロールボタンの押圧を説明する図であり、(c)は、画面を下方へ高速にスクロールするときのスクロールボタンの押圧を説明する図であり、(d)は、画面を下方へのスクロール速度を可変にするときのスクロールボタンの押圧を説明する図である。
【図4】本発明におけるタッチパネルのタッチエリアの設定について説明するための図である。
【符号の説明】
【0037】
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
17 タッチパネル
18 タッチパネルコントロール部
201〜205 候補地リスト
218〜221 スクロールボタン
222 下方向スクロールスイッチ
223 上方向スクロールスイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示画面に設けられたタッチパネル上に第1の方向に延在して表示され、前記第1の方向への画面スクロールを指示する第1の速度可変ボタンと、
前記タッチパネル上に前記第1の方向とは逆の第2の方向に延在して表示され、前記第2の方向への画面スクロールを指示する第2の速度可変ボタンと、
前記第1の速度可変ボタンの操作位置に応じたスクロール速度で前記画面を前記第1の方向にスクロールし、前記第2の速度可変ボタンの操作位置に応じたスクロール速度で前記画面を前記第2の方向にスクロールさせる画面スクロール手段とを備えることを特徴とする画面スクロール制御装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画面スクロール制御装置において、
前記第1の速度可変ボタンは、前記第1の方向に離散して配置した異なる複数の速度の画面スクロールを指示する複数のボタンを有し、
前記第2の速度可変ボタンは、前記第2の方向に離散して配置した異なる複数の速度の画面スクロールを指示する複数のボタンを有することを特徴とする画面スクロール制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の画面スクロール制御装置において、
前記第1及び第2の速度可変ボタンは、操作位置に応じてリニアにスクロール速度を指示することを特徴とする画面スクロール制御装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の画面スクロール制御装置を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−221390(P2006−221390A)
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−33898(P2005−33898)
【出願日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】