説明

端末装置及びプログラム

【課題】端末装置の使用状態に応じて適切な操作用表示情報を表示させることにより、利便性を大きく向上させた端末装置を提供する。
【解決手段】表示部13は、上面に配置されたタッチパネルのキー機能表示及びケースに設けられた押釦式の操作キーのキー機能表示が可能であり、上部筐体と下部筐体とがどのようなスタイルになっているか、電池残量状態が充分であるか否か、省電力モードに設定されているか否か或いは充電中か否か等の端末装置の使用状態に基づき、タッチパネルのキー機能表示及び操作キーのキー機能表示を切り替える。端末装置の使用状態に応じてキー機能表示が自動的に切り替えられるので、ユーザはどのキーを操作すればよいかが直ちに把握でき、操作性を向上させることが出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作用の情報を表示する端末装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話装置などの端末装置における入力操作手段としては、各種の情報を表示する表示部上で行われる操作系統と表示部上以外で行われる操作系統の2系統が知られている。
【0003】
例えば、表示部上で行われる操作系統としては、透明な接触センサを表示部の上面に配設し、その接触センサにペンなどの操作器具や指が接触されたことを検出し、その検出位置に基づいていずれの入力操作が行われたかを判断する方法がある(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、接触センサではなく、近距離に物体が接近したときの静電容量を検出する非接触の容量検出センサ或いは微小な光感知センサ等を表示部上に配設し、非接触であっても物体の近接による静電容量の変化や受光輝度が変化すること等によって入力操作が行われたことを判断する方法もある。
【0005】
一方、表示部上以外で行われる操作系統としては、たとえば、機器ケースに設けられた押釦が押されることにより内部スイッチがオン状態となって入力操作として処理される方法やケース表面に配設された接触センサに操作器具や指が接触されたことを検出し、その検出結果を入力操作として判断する方法もある。
【0006】
然して、上述した操作系統においては、入力操作によってどのような処理がなされるかを予めユーザに知らせる必要があり、その為に、表示部上で行われる操作系統においては表示部にその操作の機能を表示させるようにしており、押釦等にあっては押釦自体に操作キーの機能を印刷させたりすることが行われている。
【0007】
また、押釦が小さくてキーの機能全てを印刷出来ない場合等にあっては表示部の押釦に近接する領域にキー機能を表示させることが行われており、更に、キー操作によって処理される処理対象情報を他の表示情報と区別して表示させること等が行われている。
【0008】
【特許文献1】特開2003−174495号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
然して、上述した夫々の操作体系では、その操作体系毎に操作を行うための必要な操作用情報を表示部に表示させる必要があるが、その操作用情報をユーザがキー操作によって切り替えることは、ユーザにとって面倒で煩雑であるという欠点があった。
【0010】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、使用状態に応じた適切な操作用情報を表示させることによって、利便性を大きく向上させることが出来る端末装置及びプログラムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の端末装置は、端末装置の使用状態を検出する使用状態検出手段と、この使用状態検出手段によって検出された使用状態に基づいて表示手段上で行われる第1操作のための第1操作用表示情報及び前記第1操作とは異なる第2操作のための第2操作用表示情報のいずれか一方を選択する選択手段と、 この選択手段によって選択された第1操作用表示情報又は第2操作用表示情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明は、更に、前記第1操作による操作を有効にするか否かを制御する操作制御手段と、この操作制御手段によって第1操作による操作が有効とされた場合に前記第1操作の操作に対応する処理を実行する実行手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明は、前記操作制御手段は、前記表示制御手段によって第1操作用表示情報が前記表示手段に表示されている場合に前記第1操作による操作を有効にすることを特徴とする。
【0014】
請求項4の発明は、前記操作制御手段は、前記表示制御手段によって第2操作用表示情報が前記表示手段に表示されている場合に前記第1操作による操作を無効にすることを特徴とする。
【0015】
請求項5の発明は、更に、前記操作制御手段によって前記第1操作が有効とされているか否かを報知する報知手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項6の発明は、前記使用状態検出手段は前記端末装置の筐体の使用スタイルを検出するスタイル検出手段を備え、前記選択手段は前記スタイル検出手段によって検出された使用スタイルに基づいて前記第1操作用表示情報及び第2操作用表示情報のいずれか一方を選択することを特徴とする。
【0017】
請求項7の発明は、前記使用状態検出手段は電池の残量を検出する電池残量検出手段を備え、前記選択手段は前記電池残量検出手段によって検出された電池の残量に基づいて前記第1操作用表示情報及び第2操作用表示情報のいずれか一方を選択することを特徴とする。
【0018】
請求項8の発明は、更に、消費電力を抑制するための動作モードである省電力モードに設定するモード設定手段を備え、前記使用状態検出手段は前記モード設定手段によって省電力モードが設定されているか否かを検出し、前記選択手段は、使用状態検出手段による省電力モードに設定されているか否かの検出に基づいて前記第1操作用表示情報及び第2操作用表示情報のいずれか一方を選択することを特徴とする。
【0019】
請求項9の発明は、更に、外部からの電力を受給するための接続手段を備え、前記使用状態検出手段は前記接続手段に接続がなされているか否かを検出し、前記選択手段は前記使用状態検出手段による前記接続手段に接続がなされているか否かの検出に基づいて前記第1操作用表示情報及び第2操作用表示情報のいずれか一方を選択することを特徴とする。
【0020】
請求項10の発明は、更に、予め定められたアプリケーションプログラムが起動された場合には前記第1操作用表示情報及び第2操作用表示情報の両方を前記表示手段に表示させる両情報表示制御手段を備えることを特徴とする。
【0021】
請求項11のプログラムの発明は、コンピュータに、端末装置の使用状態を検出する使用状態検出機能、この使用状態検出機能によって検出された使用状態に基づいて表示手段上で行われる第1操作のための第1操作用表示情報及び前記第1操作とは異なる第2操作のための第2操作用表示情報のいずれか一方を選択する選択機能、この選択機能によって選択された第1操作用表示情報又は第2操作用表示情報を前記表示手段に表示させる表示制御機能、を実現させたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、端末装置の使用状態に応じた適切な操作用表示情報が表示できるので、利便性を大きく向上させた端末装置及びプログラムを提供することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0024】
図1は、本発明の端末装置の一例として携帯電話装置1を用いた通信ネットワークシステムを示したブロック図である。携帯電話装置1は、最寄りの基地局2或いは基地局3から交換機4を介して携帯無線通信網(公衆移動体通信網)5に接続されており、この携帯無線通信網5に接続された図示しない交換機、基地局を介して相手側の携帯電話装置(図示せず)と通話が可能である。
【0025】
また、携帯無線通信網5はインターネット6に接続されており、携帯電話装置1は電子メールなどの送受信をインターネット6経由で実行可能となっている。更に、インターネット6には図示しないWebサイト等が設定された各種サーバが接続されており、携帯電話装置1はそれらWebサイトの閲覧が可能となっている。
【0026】
上記携帯電話装置1は、詳細は後述するが内部に充電可能な二次電池を備えた電池部及び上記充電可能な二次電池に外部から供給される電力を充電するための接続端子を備えた外部機器接続部が設けられており、この外部機器接続部の接続端子には充電装置である充電台7の電力供給端子(図示せず)或いは充電ケーブル8の電力供給端子(図示せず)が電気的接続され上記二次電池に充電することが可能になっている。
【0027】
図2は、上記携帯電話装置1の外観を示している。図に示す様に携帯電話装置1は上部筐体(ケース)10及び下部筐体11を有し、ヒンジ機構部12を介して折り畳み可能な構成とされている。図2(a)は上部筐体10と下部筐体11とが折り畳まれた状態を示しており(以下、この状態をクローズスタイルと称呼する。)、通常、電話の待ち受け状態で携帯電話装置1を持ち運ぶ際は、この状態でポケットなどに入れて持ち運ぶ。
【0028】
図2(b)は、上記クローズスタイル状態から上部筐体10を上方に回転させて開いた状態を示している(以下、この状態をオープンスタイルと称呼する)。図からも明らかな様に、上部筐体10には、折り畳んだときに下部筐体11と対向する面に表示部13及び受話スピーカ14が設けられている。また、図面上には示されていないが表示部13の上面には後述するタッチパネルが設けられている。
【0029】
下部筐体11の上面には、文字や数値を入力する為の文字数値キーや電源オンオフを制御する電源キー、電力消費を省電力モードに設定する省電力モード設定キー等を含むキーボード部16(以下、文字数値キー16と略称する)、カーソルを上下左右に移動させる為に操作される十字キー17、電話モードにおいて通話の開始時に操作される通話キー18、通話終了時に操作される終話キー19、モードの切り換えや後述する各種の設定を行う為に操作されるファンクションキー20、21、22等が設けられている。
【0030】
尚、これらの各キー16乃至22は、いずれも押釦式のキーで構成されているが、一部もしくは全てのキーをタッチキーで構成しても良い。
【0031】
また、下部筐体11の上面でヒンジ機構部近傍には送話マイク23が設けられ、文字数値キー16の下方には上部筐体10と下部筐体11とが折り畳まれた時に双方の相対向する面が接触することを防止する突起部24が設けられている。
【0032】
図2(c)は、図2(b)の状態から、上部筐体10をその中央部を中心として水平方向に180度回転させ、その後上部筐体10を下部筐体11に対して折り畳んだ状態を示している(以下、この状態をビュースタイルと称呼する。)。即ち、このビュースタイル状態では折り畳んだ状態でありながら表示部13が外側に露呈された状態となるものである。
【0033】
然して、図2には示していないが、携帯電話装置1には、上記上部筐体10及び下部筐体11が、上記クローズスタイル、オープンスタイル及びビュースタイルのいずれの状態であるかを検出する検出手段が設けられている。
【0034】
例えば、下部筐体11の上面に、キートップが突起部24よりも上方に突出した押釦スイッチを配置しておけば、この押釦スイッチのスイッチ入力があるときは図2(a)もしくは図2(c)の様な折り畳んだ状態であることが検出でき、また、ヒンジ機構部12内部の端部に磁石を配置し、上部筐体10内部にはオープンスタイル時において上記ヒンジ機構部12内部の上記端部に対向する位置に磁気センサを配置しておけば、磁気センサが磁力を検出しているときが図2(a)もしくは図2(b)の状態であることが検出できる。
【0035】
従って、上記押釦スイッチのスイッチ入力の有無と上記磁気センサの検出出力の組み合わせによって上記クローズスタイル、オープンスタイル及びビュースタイルのいずれの状態であるかの検出が可能である。
【0036】
また、押釦スイッチを用いずに複数の磁石と磁気センサとを適宜筐体内部に配置することによっても上記スタイルの検出は可能である。
【0037】
図3は、上記携帯電話装置1の基本的な構成要素を示した電子回路のブロック図である。
【0038】
中央制御部(CPU)30は、記憶部31のプログラム記憶部32に記憶された各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置1の全体の動作を制御する。即ち、プログラム記憶部32には、後述する図6乃至図9に示すフローチャートを実行させるためのプログラムや各種のアプリケーションを実行させるためのアプリケーションプログラムが格納されており、中央制御部30は、これらプログラム記憶部32に記憶されたプログラムに基づいてこの携帯電話装置1の全体の動作を制御する。
【0039】
また、上記記憶部31には、上記プログラム記憶部32以外に各種情報一時記憶部33、操作用情報記憶部34、制御条件記憶部35及びアプリケーション別情報記憶部36も設けられている。
【0040】
上記各種情報一時記憶部33は、この携帯電話装置1の動作に必要とする各種情報を一時的に記憶する記憶部であり、詳細は図示していないが、例えば、後述する表示部に表示される表示情報を記憶する記憶領域、後述する省電力モードが設定されているか否かを示す省電力フラグ、或いは電池残量が充分(コメント:フローチャートに表現を合せました)であるか否かを示す電池残量フラグ等、各種のフラグ情報等を記憶する記憶領域、各種演算に用いられるワーク領域等が設けられている。
【0041】
操作用情報記憶部34は、表示部に表示される操作キーのキー情報の種類をモード(アプリケーション)別に記憶する記憶部であり、制御条件記憶部35は携帯電話装置1の使用状態毎に表示されるキー情報(操作用表示情報)の種類を記憶する記憶部である。これら操作用情報記憶部34及び制御条件記憶部35の詳細な構成については後述する。
【0042】
アプリケーション(モード)別情報記憶部36は、アドレス帳モードで表示される氏名情報、住所情報、電話番号情報及びメールアドレス情報などのアドレス帳情報や、電子メールモードにおける送受信メール情報、音楽再生モードで再生される音楽情報、電子マネーモード(電子マネー機能を有している場合)における支払い履歴情報、カメラモード(撮像手段を有している場合)で撮像された画像情報などをモード別に記憶する記憶部である。
【0043】
これらの各記憶部32乃至36が設けられた記憶部31は、携帯電話装置1の内部メモリとして設けてもよいが、携帯電話装置1に着脱可能なICカードメモリ等の様な外部記憶媒体の内部に設けることも出来る。また、各記憶部32乃至36の一部を内部メモリとし、残りを外部記憶媒体とすることも出来る。
【0044】
無線通信部37は、電話の通話機能としての動作時にはアンテナ38から取り込んだ音声の無線信号を受信ベースバンド信号に復調した後に、音声信号処理部39を介して図2に示した受話スピーカ14から音声出力させる。また、図2に示した送話マイク23から入力された音声信号を音声信号処理部39で処理させた後に無線通信部37に送り、無線通信部37では音声信号を送信ベースバンド信号に符号化したのちにアンテナ38から送信出力させる。
【0045】
また、電子メール機能、インターネット接続機能等の動作時には、アンテナ38及び無線通信部37を介して電子メールの送受信およびWebサイトの閲覧が可能であり、電子メールの送受信情報及びWebサイトの閲覧情報は図2に示した表示部13に与えられて表示出力される。
【0046】
更に、テレビ機能やラジオ機能等の放送受信機能の動作時には、アンテナ38及び無線通信部37を介して放送番組を受信し、画像情報は表示部13で表示され、音声情報は受話スピーカ14もしくは、図示しない高出力スピーカやヘッドフォンから出力される。
【0047】
尚、放送受信のアンテナや受信回路はアンテナ38及び無線通信部37とは別個に設けた専用回路であっても良い。
【0048】
表示部13は、例えば、ドットマトリクスタイプの液晶表示装置あるいはEL表示装置から構成され、電話装置として必要な情報(相手方の電話番号、電波受信状態、電池残量等の情報)を表示するとともに、上述した電子メールやWebサイトの表示、テレビ画像の表示及び記憶部31の各種情報一時記憶部33に転送記憶されたアプリケーション別記憶部36の各種情報を表示する。
【0049】
更に、表示部13には、前述した押釦式操作キーのキー機能を表す操作用表示情報が表示されると共に、以下に述べるタッチパネル15のキー機能を表す操作用表示情報も表示される。
【0050】
タッチパネル15は、上記表示部13の上面に配置される透明なタッチ(接触)キーであり第1操作部を構成するものである。このタッチパネル15は、詳細な構成は示していないが、微細な間隔を存して配置された透明な2枚の基板の相対向する面に夫々直交する複数の透明なX電極及び複数の透明なY電極を配置してマトリックススイッチを構成しているものであり、上面をペンなどの操作器具や指などで接触することによりその位置のX電極とY電極とが接触してキー入力がなされ、そのキー入力された位置に応じたキー処理がなされるものである。
【0051】
第2操作部40は、この携帯電話装置1に設けられた上記タッチパネル15以外の操作キーであり、図2に示した押釦式の各キー16乃至22からなる。
【0052】
RTC(リアルタイムクロック回路)41は、基準信号を計数して現在の年、日付、曜日、時分等の現在日時情報を得る時計回路部であり、中央制御部30は、RTC41から現在日時情報を取得する。
【0053】
報知部42は、サウンドスピーカ43、LED(発光ダイオード)44、振動モータ45などを備え、電話の着信時やメールの受信時等に駆動されて着信報知(電話の着信報知/メールの受信報知)を行うものである。
【0054】
電池部46は、図示していない充電可能な二次電池と、この二次電池の電池電圧が低下した際に各回路部をバックアップするバックアップ電池とからなり、上述した各回路部に駆動電圧を供給するものである。
【0055】
外部機器接続部47は図1の充電台7或いは充電ケーブル8と電気的接続される接続端子(図示せず)を有しており、上述した外部の充電台7或いは充電ケーブル8から供給される電力を電池部46の二次電池に充電するためのものである。
【0056】
スタイル検出部47は、図2で説明した様に、携帯電話装置1の上部筐体10及び下部筐体11が、クローズスタイル、オープンスタイル及びビュースタイルのいずれの状態であるかを検出する検出部であり、折り畳みによってスイッチ入力される押釦スイッチや磁石、磁気センサなどから構成され、スタイルに応じた検出信号を中央制御部30に供給する。
【0057】
図4は、記憶部31の操作用情報記憶部34の詳細な構成を示している。この操作用情報記憶部34の記憶内容は、予めプログラム記憶部32に記憶されている内容が電源投入時にこの操作用情報記憶部34に転送されて展開記憶されるものである。
【0058】
然して、操作用情報記憶部34には、待受機能、通話機能、テレビ機能、・・・等の各アプリケーション(モード)に対応させて、各アプリケーションを識別する情報であるA01、A02、A03、・・・が記憶されたアプリケーション識別情報記憶領域34Aが設けられている。
【0059】
また、各アプリケーションに対応させて、夫々のアプリケーションの動作時に第1操作部(前述したタッチパネル15)のキー機能を表示させる第1操作用情報(例えば、コードX)が存在するか否かを示すフラグ情報(存在するときには「1」、存在しないときには「0」)を記憶する第1操作用情報フラグ記憶領域34B、第2操作部(前述したファンクションキー20、21、22等)のキー機能を表示させる第2操作用情報(例えば、コードY)が存在するか否かを示すフラグ情報(存在するときには「1」、存在しないときには「0」)を記憶する第2操作用情報フラグ記憶領域34Cが設けられている。
【0060】
図5は、記憶部31の制御条件記憶部35の詳細な構成を示している。この制御条件記憶部35は、携帯電話装置1の使用状態毎の表示部13に表示させるキー機能の表示情報を設定記憶するものである。
【0061】
然して、制御条件記憶部35には、携帯電話装置1の使用状態の項目であるスタイル、電池残量、動作モード(電力消費モード)、外部装置モード(外部装置と接続されているか否かの使用状態)に対応させて、使用状態の項目を識別する情報であるB01、B02、B03、B04が記憶された使用項目記憶領域35Aが設けられている。
【0062】
上記各項目は複数の使用状態に分かれており、夫々の使用状態毎に、表示部13に表示させる操作用情報を記憶する操作用情報記憶領域35Bが設けられている。例えば、スタイルの項目においては、使用状態がオープンスタイルの時は第2操作用情報(コードY)が操作用情報記憶領域35Bに記憶され、ビュースタイルの時には第1操作用情報(コードX)が操作用情報記憶領域35Bに記憶されているものである。
【0063】
また、使用項目記憶領域35Aの識別情報B05に対応する操作用情報記憶領域35Bには第1操作用情報、識別情報B06に対応する操作用情報記憶領域35Bには第2操作用情報が記憶されている。
【0064】
尚、操作表示用情報記憶領域35Bに記憶された第1操作用情報或いは第2操作用情報は、後述する如くユーザが任意に設定変更可能となっている。
【0065】
また、B01、B02、B03、・・・が記憶されている使用項目記憶領域35Aの各項目に対応して設定フラグを記憶する設定フラグ記憶領域35Cが設けられている。この設定フラグもユーザが任意に設定変更可能であり、この設定フラグはどの項目の設定内容を有効にするかを示すものである。
【0066】
例えば、図5の如く、スタイルの項目に対してのみ設定フラグが「1」に設定されている場合、スタイルがオープンスタイルの時には表示部13には第2操作用情報に基づいて第2操作部(前述したファンクションキー20、21、22等)のキー機能が表示され、スタイルがビュースタイルの場合は、第1操作用情報に基づいて第1操作部(タッチパネル15)のキー機能が表示されるものであり、電池残量や動作モードなどの他の項目については、図5の操作用情報記憶領域35Bに設定された内容には関係なく予め定められた表示がなされるものである。
【0067】
次に、上記の如く構成された携帯電話装置1の動作につき、図6乃至図9のフローチャートを参照して説明する。
【0068】
図6において、ステップA1は、電源オフ状態において第2操作部40の電源キーが操作されたか否かを判別する処理で、電源キーが操作されたことが判別されると各部に駆動電圧が供給されると共に、ステップA2に進んで待ち受けアプリケーションを起動させる。
【0069】
次のステップA3では、表示部13にキー操作用のキー機能情報を表示させる表示制御処理が実行される。この表示制御処理については詳細を後述するが、表示部13に、この携帯電話装置1の使用状態に応じたキー操作用の情報を表示させる処理である。
【0070】
ステップA3で表示処理がなされた後はステップA4に進み、この携帯電話装置1を他の携帯電話からの着信が可能な状態に設定する待受処理を実行する。
【0071】
この待受処理では、アンテナ38及び無線通信部37を介して着信があったことが後述するフローチャートにて検出され、報知部42のサウンドスピーカ43、LED44或いは振動モータ45を駆動してユーザに着信を報知する。また、着信が通話の着信であって、後述する如くそれに応答して第2操作部40の通話キー18が操作されると、通話アプリケーションが起動し、音声信号処理部39、送話マイク23及び受話スピーカ14を駆動して相手との通話が可能な状態になる。
【0072】
然して、ステップA4の待受処理を実行した後はステップA5に進み、第2操作部40によって設定操作がなされたか否かが判断され、設定操作があったことが判断されるとステップA6の設定処理に進む。
【0073】
このステップA6における設定処理は、制御条件記憶部35の操作用情報記憶領域35Bの内容設定及び設定フラグ記憶領域35Cのフラグ設定を行う処理である。例えば、上部筐体10と下部筐体11とがオープンスタイルの時には表示部13に第2操作用のキー機能情報を表示させ、ビュースタイルの時には表示部13に第1操作用のキー機能情報を表示させようとした場合には、操作用情報記憶領域35Bのオープンスタイルと対応する位置に第2操作用情報(例えば、コードY)を設定し、ビュースタイルと対応する位置に第1操作用情報(例えば、コードX)を設定する。また、設定フラグ記憶領域35Cに「1」を設定する。
【0074】
このような設定をしておくことにより、後述する如く、上部筐体10と下部筐体11とをオープンスタイルにした時には第2操作用情報が、また、ビュースタイルに設定したときには第1操作用情報が、自動的に表示部13に表示されるものである。
【0075】
尚、設定フラグ記憶領域35Cに「0」を設定した場合には、操作用情報記憶領域35Bの設定内容は無効とされ、上述した自動的な表示はされなくなる。
【0076】
ステップA5において、上述した設定操作でないことが判断された場合にはステップA7に進み、ユーザによってこの携帯電話装置1を省電力モードに設定するための省電力モード設定キーの操作がなされたか否かが判断される。
【0077】
省電力モード設定キーのキー操作がなされたことが判断された場合はステップA8に進み、各種情報一時記憶部33の省電力フラグを「1」に設定すると共に、携帯電話装置1を省電力モードに設定する。即ち、携帯電話装置1の各回路部のうち、必要最小限の回路部にのみ電源電圧もしくは低電源電圧を供給し、それ以外の部分には電源電圧を供給しない状態にする。
【0078】
ステップA7で省電力モード設定キーの操作ではなかった場合にはステップA9に進み電池部46の二次電池の残量が予め定められた容量よりも少ないか否かを検出する電池残量検出処理がなされる。
【0079】
この処理によって電池残量が予め定められた容量よりも少ないことが検出されるとステップA10に進み、各種情報一時記憶部33の電池残量フラグを「1」に設定する。尚、上記ステップA9の検出処理は、ステップA7から進んできたときに常に行うのではなく、予め定められた時間毎、例えば10分に一回程度行わせる様にしてもよい。
【0080】
ステップA9で電池残量が充分な容量である場合にはステップA11に進み、着信があるか否かが判断される。着信があった場合には報知部42のサウンドスピーカ43、LED(発光ダイオード)44或いは振動モータ45などを駆動して着信報知を行うと共に、次のステップA12に進む。
【0081】
ステップA12では、通話アプリケーションが起動され、次のステップA13では表示制御処理が実行される。このステップA13の表示制御処理はステップA3の表示制御処理と同一の処理であり、その詳細については後述するが、通話の開始或いは通話の不受理(切断)等の操作キーがいずれのキーであるか(第2操作部40の操作キーかタッチパネル15のキーであるか)を表示部13に表示させる処理である。
【0082】
そして、次のステップA14では、通話キーが操作された場合には電話をかけてきた相手との通話を可能にし、通話不受理のキーが操作された場合には通話を拒否する等の通話処理が実行される。
【0083】
ステップA11において、着信がなかった場合にはステップA15に進み、この携帯電話装置1が備えている各種のアプリケーション、即ち、図4で示したテレビ受信、ラジオ受信、音楽再生、アドレス帳などの各アプリケーションを起動させるためのキー操作がなされたか否かが判断される。
【0084】
いずれかのアプリケーションを起動させるためのキー操作がなされた場合には、次のステップA16においてそのアプリケーションが起動され、ステップA17(ステップA3と同一の表示制御処理であり詳細については後述する。)において、そのアプリケーションに応じた表示がなされる。
【0085】
そして、次のステップA18においては、起動されたアプリケーションに応じた各種処理がなされる。
【0086】
ステップA15において、アプリケーションを起動させるためのキー操作ではないと判断された場合、図7のステップA19に進み、省電力モードを解除するキー操作がなされたか否かが判断される。この場合、省電力モードを解除するキー操作の判断は、例えば省電力モード設定中に省電力設定キーが再度操作されたことを判断して、省電力モードを解除するキー操作が操作されたと判断すればよい。省電力モードを解除するキー操作がなされた場合にはステップA20に進み、図6のステップA8で設定された省電力フラグがクリア(「0」に設定)される。
【0087】
上記ステップA19で省電力モードを解除するキー操作がなされなかった場合にはステップA21に進み、電池残量が予め定められた容量以上の充分な値であるかどうかが検出される。
【0088】
図6のステップA9では電池部46の電池残量が予め定められた容量よりも少ないか否かを検出し、電池残量が予め定められた容量よりも少ない場合、ステップA10で電池残量フラグが「1」にされたが、その後、図1に示した充電台7或いは充電ケーブル8等を用いて充電などがなされた場合、上記ステップA21で電池残量が予め定められた容量以上の充分な値であることが検出されるので、この場合は次のステップA22で電池残量フラグがクリアされる。
【0089】
尚、上記ステップA21の検出も、図6の上記ステップA9同様に、毎回行わせるのでなく、予め定められた時間毎、例えば、10分に一回程度行わせる様にしてもよい。
【0090】
ステップA21で電池残量が充分なことが検出されなかった場合は、ステップA23に進み、電源オフのキー操作がなされたか否かが判断される。電源オフのキー操作がなされたことが検出された場合にはステップA24に進み電源オフの処理がなされるが、そうでないときにはステップA25に進み、その他のキー操作がなされたか否かが判断される。
【0091】
この場合、その他のキー操作とは、上記ステップA1乃至A24のいずれかで説明したキー操作以外のキー操作を意味している。そして、その他のキー操作がなされた場合には、ステップA26に進んで、そのキーに応じた処理が行われ、その他のキー操作がなかった場合には図6のステップA5の待受処理に戻る。
【0092】
図8は、上述した図6のステップA3、ステップA13及びステップA17の表示制御処理の詳細なフローチャートである。図において、ステップB1では、記憶部31の操作用情報記憶部34の記憶内容のうち、現在のアプリケーションに対応する第1操作用情報フラグ記憶領域34B及び第2操作用フラグ情報記憶領域34Cの内容を読み出す。
【0093】
次のステップB2では、読み出された第1操作用情報フラグ記憶領域34B及び第2操作用情報フラグ記憶領域34C夫々の内容が「1」であるか否か、即ち、現在のアプリケーションが第1操作用情報と第2操作用情報との両方もしくはどちらか一方を備えたものであるか否かが判断される。
【0094】
上記第1操作用情報と第2操作用情報との両方を備えていると判断された場合、例えば上記ステップ3の場合の如く、電源投入によって待ち受けアプリケーションが起動された場合においては、図4の待ち受けのアプリケーション識別情報A01に対応する記憶領域34B及び34Cのフラグが夫々「1」に設定されているので第1操作用情報と第2操作用情報との両方を備えていることが判断され、次のステップB3に進む。
【0095】
ステップB3は、上記第1操作用情報及び第2操作用情報のうち、どちらの操作用情報を表示するかを選択する操作用情報選択処理であり、予めユーザが設定した項目に対してのみ操作用情報の選択を行わせるものである。
【0096】
図9は、上記ステップB3の操作用情報選択処理の詳細なフローチャートである。図においてステップC1は、制御条件記憶部35の設定フラグ記憶領域35Cに「1」が記憶されている項目識別情報を読み出す。
【0097】
次のステップC2乃至C6は、読み出された項目識別情報がB01乃至B05のいずれであるかを判断する。例えば、項目識別情報B01(スタイル)に対応する設定フラグ記憶領域35Cに「1」が記憶されていた場合、読み出される項目識別情報はB01なので、ステップC 2でこれが検出されて次のステップC7に進む。
【0098】
ステップC7では、スタイル検出部48を駆動させて現在のスタイルを検出し、次のステップC8では検出された現在のスタイルと制御条件記憶部35の内容とを比較し、操作用情報記憶領域35Bから現在のスタイルに対応して記憶されている操作用情報を読み出す。
【0099】
例えば、ステップC7で検出された現在のスタイルがオープンスタイルだった場合、これに対応する操作用情報記憶領域35Bには第2操作用情報が記憶されているので、ステップC8では、この第2操作用情報が読み出される。
【0100】
次のステップC9では、読み出された情報が第1操作用情報か否かが判断され、第1操作用情報であった場合にはステップC11に進んで、第1操作用情報が選択されたことを示す情報、例えばフラグ情報などを各種情報一時記憶部33に記憶させてこの図9のフローを抜けて図8のステップB4に進む。
【0101】
一方、図9の上記ステップC9で読み出された情報が第2操作用情報であった場合にはステップC9からステップC12に進んで、第2操作用情報が選択されたことを示す情報(例えばフラグ情報など)を各種情報一時記憶部33に記憶させて図9のフローを抜ける。
【0102】
上記ステップC2において制御条件記憶部35から読み出された項目識別情報がB01でないことが検出され、ステップC3で電池容量の項目識別情報B02であることが検出された場合には次のステップC13で電池残量検出処理が行われる。この電池残量検出処理は、電池残量が予め定められた容量以上か否かを検出するもので、図6のステップA10或いは図7のステップA22で既に処理された電池残量フラグの内容を読み出して検出結果としてもよく、或いは、改めてその時の電池残量を検出させることによって検出結果としてもよい。
【0103】
然して、次のステップC14では、検出結果が予め定められた容量以上の充分な残量であるか或いはそれ以下の少ない残量であるかによって操作用情報記憶領域35Bから対応する操作用情報を読み出しステップC9に進む。
【0104】
ステップC9乃至C11においては、上述した如く読み出された情報が第1操作用情報であるか或いは第2操作用情報であるかに基づくフラグ情報を各種情報一時記憶部33に記憶させる。
【0105】
ステップC1によって制御条件記憶部35から読み出された項目識別情報がB03の場合は、ステップC4においてそのことが検出され、次のステップC15において、現在の動作モードが通常モードか省電力モードかを検出する検出処理がなされる。
【0106】
この検出処理は、図6のステップA8或いは図7のステップA20で処理された省電力フラグの内容を読み出して検出することによって行われ、次のステップC16では、検出結果が通常モードか省電力モードかによって操作用情報記憶領域35Bから対応する操作用情報を読み出した後、上述したステップC9以降に進む。
【0107】
ステップC1によって制御条件記憶部35から読み出された項目識別情報がB04の場合は、ステップC5においてそのことが検出され、次のステップC17において、図3で示した外部機器接続部47に充電台7或いは充電ケーブル8等の外部装置が接続されているか否かが検出される。
【0108】
そして、次のステップC18では、外部装置が接続されているか否かに応じて操作用情報記憶領域35Bから対応する操作用情報を読み出した後、上述したステップC9以降に進む。
【0109】
ステップC1によって制御条件記憶部35から読み出された項目識別情報がB05の場合は、ステップC6においてそのことが検出され、操作用情報記憶領域35Bから対応する第1の操作用情報を読み出した後、ステップC11に進む。
【0110】
また、制御条件記憶部35から読み出された項目識別情報がB01乃至B05のいずれでもない場合には、項目識別情報はB06であるとしてステップC6からステップC12に進む。
【0111】
このように、図9に詳細を示した図8のステップB3の操作用情報選択処理においては、スタイル、電池残量、省電力モードか否かの動作モード、外部機器との接続状態などの使用状態により、第1操作用情報もしくは第2操作用情報のいずれか一方が選択されてそのフラグ情報が各種情報一時記憶部33に記憶された状態となる処理が実行される。
【0112】
図8の次のステップB4では、ステップB3において第1操作用情報もしくは第2操作用情報のいずれが選択されたかを上記フラグ情報等によって判断し、第1操作用情報が選択されていた場合にはステップB5の第1操作用情報表示処理に進み、第2操作用情報が選択されていた場合にはステップB6の第2操作用情報表示処理に進む。
【0113】
尚、ステップB2において、ステップB3に進むのは操作用情報記憶部34の第1操作用情報記憶領域34B及び第2操作用情報記憶領域34Cの両方に「1」が記憶されていた場合、即ち、各アプリケーションが第1操作用情報及び第2操作用情報の両方を有する場合である。
【0114】
これに対して、第1操作用情報記憶領域34B及び第2操作用情報記憶領域34Cの一方にのみ「1」が記憶されていた場合にはステップB2からステップB7に進む。
【0115】
ステップB7は、第1操作用情報記憶領域34B及び第2操作用情報記憶領域34Cのどちらに「1」が記憶されていたか否かを判断するもので、即ち、第1操作用情報を有するか否かを判断し、第1操作用情報を有することが判断された場合にはステップB5に進み、そうでない場合には第2操作用情報を有するとしてステップB6に進む。
【0116】
上記ステップB5の第1操作用情報表示処理は、起動しているアプリケーションに従って表示部13に第1操作用のキー機能の表示情報をそのアプリケーションの表示情報と共に表示させる処理であり、ステップB6は第2操作用のキー機能の表示情報をそのアプリケーションの表示情報と共に表示させる処理である。尚、この表示については後述する。
【0117】
ステップB5の次のステップB7では、第1操作部、即ちタッチパネル15のキー入力機能が有効状態(タッチされるとキー入力がなされる状態)に設定され、次のステップB8では、タッチパネルの操作が無効であることを示すアイコン(これについては後述する)を非表示状態として表示制御処理を終える。
【0118】
一方、ステップB6の次のステップB9では、第1操作部、即ちタッチパネル15のキー入力機能を無効状態(タッチされてもキー入力がなされない状態)に設定し、次のステップB10では、タッチパネルの操作が無効であることを示すアイコンを表示状態として表示制御処理を終える。
【0119】
ここで、図6のステップA3、ステップA13及びステップA17の表示制御処理によって表示される内容につき図10の表示状態図及びこれまで説明してきた各ステップの処理を参照して説明する。
【0120】
図10は、アドレス帳のアプリケーションが起動しているときの表示部13の表示内容を示しており、図10(a)及び(c)はこの携帯電話装置1がビュースタイルの時、図10(b)及び(d)はオープンスタイルの時の表示状態である。
【0121】
尚、この表示部13の上面には、図示していないが前述した如く第1操作部であるタッチパネル15が配置されている。また、制御条件記憶部35の設定フラグ記憶領域35Cには、図5に示す様に、スタイルに対応する設定フラグが「1」に設定されているものとする。
【0122】
アドレス帳の起動は、図6のステップA15のアプリケーションの起動操作の検出において、アドレス帳のアプリケーション起動の操作が検出されたときであり、次のステップA16でアドレス帳の起動がなされてステップA17の表示制御処理に進む。
【0123】
アドレス帳のアプリケーションにおいては、図4に示されているアドレス帳のアプリケーション識別情報A06に対応する第1操作用情報記憶領域34B及び第2操作用情報記憶領域34Bに夫々「1」が設定されているので、図8のステップB1では、これらの「1」情報が読み出され、ステップB2で第1操作用情報と第2操作用情報記憶を有することが判断され、次のステップB3に進む。
【0124】
図9のステップB3では、使用状態としてスタイルの項目識別情報B01に対応する設定フラグが「1」に設定されているので、項目識別情報B01がステップC1で読み出され、ステップC2で項目識別情報B01であることが判断され、ステップC7に進む。
【0125】
ステップC7ではこの携帯電話装置1のスタイルが検出され、ビュースタイルの時はステップC9、C11及び図8のステップB4を介してステップB5に進む。
【0126】
ステップB5の第1操作用情報処理においては、アドレス帳のアプリケーションが起動していることに基づいて、図1のアプリケーション別情報記憶部36に記憶されているアドレス帳情報のうち、数名の氏名情報、例えば、図10(a)に示す、氏名の先頭が50音の「か」行である加藤、川村、北島、・・・を読み出して表示部13に表示させる。
【0127】
これと同時に、第1操作用の表示情報として、上記氏名情報を囲む枠情報50、51、52、・・・及び50音の各行のうちの4つの先頭文字60(か、さ、た、な)、文字60の左右に三角アイコン61、62、氏名情報の下方に「切替」の文字と枠情報63が夫々表示される。
【0128】
ステップB5の次のステップB7においては、第1操作部であるタッチパネル15を有効にする。
【0129】
これにより、中央制御部30は、タッチパネル15からのタッチ位置入力信号に応じてそれぞれ異なった処理を行うもので、氏名情報を囲む枠情報50、51、52、・・・の内部がタッチされた時、例えば「北島」を囲む枠情報52の内部位置がタッチされた場合には、図10(c)に示す様に、「北島」の詳細な情報である電話番号情報、メール(コメント:表現を合せました)アドレス情報、住所情報等をアプリケーション別情報記憶部36に記憶されているアドレス帳情報から読み出して表示させる。
【0130】
また、三角アイコン61、62がタッチされた際には、50音の各行の先頭文字のうち、表示される4つの先頭文字を左右に移動して表示させるもので、例えば、先頭文字61がタッチされた場合には「か、さ、た、な」に替えて「あ、か、さ、た」が表示される。
【0131】
更に、先頭文字60のいずれかがタッチされた場合には、その先頭文字の行の文字を氏名情報の先頭文字とする複数の氏名情報をアドレス帳情報から読み出して、枠情報50、51、52、・・・内に順次切り替え表示させる。
【0132】
また、「切替」の文字を囲む枠情報63内をタッチしたときには、この第1操作用情報処理による表示状態から図10(b)に示す第2操作用情報表示状態に切り替える。尚、この第2操作用情報表示状態については後述する。
【0133】
上述した図10(c)の「北島」の詳細情報の表示状態においては、表示領域64に氏名情報「北島・・・」と短縮番号情報とが表示される。なお、短縮番号情報は簡易的な操作で通話発信するための番号情報で、待受状態においてこの短縮番号情報を入力することによって「北島」の電話番号に対して通話発信することができる。
【0134】
また、電話番号情報及びメールアドレス情報の表示に対して枠情報65、66が夫々表示され、枠情報65内部をタッチすることによってその電話番号に対して通話発信が行われ、枠情報66内部をタッチすることによってメール発信が行われる。
【0135】
更に、表示領域67には住所情報が表示され、更に上述した枠情報63の隣には「メニュー」の文字情報と、これを囲む枠情報69が表示される。「メニュー」は表示されている「北島」の詳細情報を修正もしくは削除するモードに切り替えるものであり、枠情報69内部をタッチすると図11(a)に示す様に吹きだし枠情報70が表示されると共に、枠情報内部に「修正」及び「削除」の文字情報と、夫々の文字情報を囲む枠情報71及び72が表示される。
【0136】
そして、枠情報71或いは72内部をタッチすると、修正モード或いは削除モードに切り替わり、「北島」に関する詳細情報の修正或いは削除が可能となる。尚、枠情報73で囲まれた「戻る」のタッチ領域は、図10(c)の表示状態に戻るためのものである。
【0137】
次に、第2操作用情報の表示について説明する。図9のステップC7でこの携帯電話装置1のスタイルが検出され、そのスタイルがオープンスタイルの時はステップC9、C12及び図8のステップB4を介してステップB6に進む。
【0138】
ステップB6の第2操作用情報表示処理においては、アドレス帳のアプリケーションが起動していることに基づいて、図1のアプリケーション別情報記憶部36に記憶されているアドレス帳情報のうち、数名の氏名情報を、例えば図10(b)に示す様に、短縮番号情報と共に表示させる。
【0139】
これと同時に、第2操作用のキー機能の表示情報として、50音の各行のうちの4つの先頭文字60(か、さ、た、な)、文字60の左右に三角アイコン61、62を夫々表示させる。また、第2の操作用のキー機能の表示情報として氏名情報の下方には、領域74に「切替」の文字情報、領域75に「詳細」の文字情報、領域76に「メニュー」の文字情報を夫々表示させる。
【0140】
更に、4つの先頭文字60(か、さ、た、な)のうち、氏名情報を読み出した行の先頭の文字(上記の場合「か」)を、例えば枠77を太線表示させるなどして、他とは区別してカーソル表示する。表示されている氏名に関してもそのうちの一つを例えば枠78を太線でカーソル表示する。
【0141】
このようにしてステップB6の第2操作用情報の表示処理を終えた後は、ステップB9に進み、第1操作部であるタッチパネルのタッチ入力を無効にする無効処理を実行すると共に、次のステップB10で図10(b)に示す様にタッチパネル15のタッチ入力が無効であることを報知するために無効アイコン80を表示させる。
【0142】
上記図10(b)に示す表示状態においては、中央制御部30は、タッチパネルのタッチ入力を受け付けず、第2操作部40からのキー操作からのキー入力を受け付けて、キー操作に応じた処理をおこなう。
【0143】
即ち、4つの先頭文字60を他の文字に切り替えるには、十字キー17の左キーもしくは右キーを夫々操作することによってカーソル表示の枠77が左もしくは右に移動し、表示されている4つの先頭文字が左もしくは右に移動して表示される。
【0144】
例えば、図10(b)に示す様に「か」がカーソル表示されているときに十字キー17の左キーが操作されると、「か、さ、た、な」に替えて「あ、か、さ、た」が表示される。即ち、4つの先頭文字60の左右に三角アイコン61、62を表示させることにより、4つの先頭文字60の表示の切り替えは十字キー17の左キーもしくは右キーのキー動作で行われることを明示させている。言い換えれば、三角アイコン61、62は十字キー17の左右キーのキー機能表示としての役割を果たしている。
【0145】
また、表示されている氏名の一つは枠78によってカーソル表示されているが、このカーソル表示は十字キー17の上キーもしくは下キーによって上下に移動可能である。尚、枠78のカーソル表示は極めて大きいものであり、十字キーの上下キーによってカーソルを上下に移動させることはよく知られた技術であるので、図10(b)においては十字キーの上下キーに対するキー機能表示はおこなっていないが、勿論、上下キーのキー機能を表示させてもよいものである。
【0146】
氏名情報の下方の領域74に表示される「切替」の文字情報、領域75に表示される「詳細」の文字情報及び領域76に表示される「メニュー」の文字情報は、夫々ファンクションキー20、21及び22に対応して設けられたキー機能表示である。
【0147】
即ち、「切替」の文字情報に対応するファンクションキー20がキー操作されると、図10(b)の第2の操作用情報表示から、図10(a)で説明した第1の操作表情報表示に表示が切り替わる。
【0148】
また、「詳細」の文字情報に対応するファンクションキー21が操作されると、枠78でカーソル表示されている氏名の詳細情報表示に切り替わる。図10(d)は、上記図10(a)の状態でファンクションキー21が操作されたときの表示状態を示しており、「北島」の電話番号、メールアドレス情報及び住所が表示された状態を示す。
【0149】
この図10(d)の表示状態においては、枠78によるカーソル表示は、十字キー17の上下キーでおこなわれる。また、領域76の「詳細」の文字情報は、電話番号がカーソル表示されているときは「発信」の文字、メールアドレス情報がカーソル表示されているときは「送信」の文字に切り替え表示され、「発信」もしくは「送信」が表示されているときに対応するファンクションキー21が操作されると、電話の通話発信もしくはメール送信が実行される。
【0150】
図10(b)或いは(d)において、「メニュー」の文字情報に対応するファンクションキー22が操作されると、修正もしくは削除のメニュー表示がなされる。
【0151】
図11(b)は、上記メニュー表示の表示状態を示し、修正及び削除のどちらかを十字キー17の上下キーでカーソル表示させて選択でき、また、領域75には新たに「確定」の文字情報が表示され、領域76に新たに「戻る」の文字情報が表示される。
【0152】
そして、「確定」が表示されている領域75に対応するファンクションキー21を操作することによって修正もしくは削除の処理を開始することが出来、また、「戻る」が表示されている領域76に対応するファンクションキー22を操作することによって図10(d)の表示状態に戻ることが出来る。
【0153】
このように、上記の実施例によれば、タッチパネル15等の様な表示手段上で行われる第1操作の為の操作用表示と、操作釦によるキー操作の様な第2操作の為の操作用表示とを携帯電話装置1の使用状態によって切り替える様にしたので、キー入力の利便性を大きく向上させることが出来るものである。
【0154】
また、第1操作に関しては、使用状態によってその操作を有効にするか否かを制御する様にしたので、煩雑なユーザ操作を行わなくてもキー操作の有効/無効を制御することができるばかりか不要な電力消費を抑制し省電力化を図ることができる。
【0155】
更に、第1の操作用情報が表示部13に表示されている場合に第1操作を有効にし、また、第2の操作用情報が表示部13に表示されている場合に第1操作を無効にしたので操作部が有効になっているか否かをユーザが確認でき、ユーザが無駄な操作を行うことを防止できる。
【0156】
また、操作部が無効になっている場合に、その旨を報知する様にしたので、ユーザによる無駄な操作、誤操作を防止できる。
【0157】
更に、上記実施例では、携帯電話装置1のスタイルに応じた適切な操作用情報を表示させることができるので、例えば、表示部13によって押圧操作キー部材が隠れてしまうようなスタイルの場合、或いは、押圧操作キー部材が操作可能なスタイルの場合であっても、夫々のスタイルに合わせた操作が可能である。
【0158】
この点に関しては、例えば表示部上での操作に対応していない端末装置に搭載されているプログラムを、表示部上での操作に対応している端末装置に流用して搭載することを想定すると、全ての筐体のスタイルにおけるプログラム全体を表示部への操作に対応するように改変すると膨大な改変工数がかかってしまう。
【0159】
これに対して、所定のスタイルのときのみ表示部上での操作に対応させることで、プログラムの改変工数を大幅に減少させることができる。それによりプログラムの確認工数も減少させることができ、プログラムのミスも減少させることができる。
【0160】
更には所定のスタイルのときのみ表示部への操作に対応することで、ユーザは表示部への操作に対応しているか否かを把握しやすいという利点もある。すなわち、ユーザに把握しやすい操作体系を比較的少ない改変工数で実現することができる。近年は、端末装置のプログラムも大規模になり、開発期間も短縮されているため、プログラムの改変工数を減少させることは、特に重要になっている。
【0161】
また、上記実施例においては、電池残量や動作モードに応じた適切な操作用情報を表示させることができるので、たとえば、電池残量が少ない場合や省電力モードに設定されている場合には、より電力消費が少ない操作のための操作用情報を表示させることができる。
【0162】
更に、上記実施例では、接続されている外部装置に応じた適切な操作用情報を表示させることができるので、たとえば、充電ケーブル等に接続されている場合には、電力消費が多くてもより操作しやすい操作のための操作用情報を表示させるといったようなことが可能である。この場合、外部装置としては上述した充電のための外部装置だけでなく、着脱可能なマイクやヘッドフォン、カメラユニットあるいは外部表示装置等であってもよい。
【0163】
尚、上記の実施例では、携帯電話装置1の使用状態において、ある使用状態では第1操作用のキー機能の表示情報のみを表示し、他の使用状態では第2操作用のキー機能の表示情報のみを表示する様にしたが、予め定められたアプリケーションにおける所定の使用状態では第1操作用のキー機能の表示情報のみを表示し、他の使用状態では第1及び第2の操作用のキー機能の表示情報を同時に表示させることが出来、また、逆に所定の使用状態では第1及び第2の操作用のキー機能の表示情報を表示させ、他の使用状態では第2の操作用のキー機能の表示情報のみを表示させる様にしてもよい。
【0164】
即ち、複数のアプリケーションのうち、予め定められたアプリケーションにおいては上記実施例にとらわれず、そのアプリケーションの入力操作に最も適切な表示を行わせればよいもので、ユーザによる操作性を向上させることが出来る。
【0165】
また、上記実施例では、制御条件記憶部35の操作用情報記憶領域35Bの操作用情報を、ユーザによって可変設定出来る様にしたが、操作表示情報記憶領域35Bの操作用情報は固定とし、ユーザによる可変設定が出来ない様にしてもよい。
【0166】
更に、表示部上で行われる第1の操作として、透明なタッチパネルを表示部13の上面に配設し、ペンなどの操作器具や指が接触されたことを検出する操作について示したが、タッチパネルではなく、近距離に物体が接近したときの静電容量を検出する非接触の容量センサ等を設けて第1の操作とすることや、或いは、指などの動きを検出してその検出結果を操作と判別する様にしてもよい。
【0167】
また、表示に影響を与えない微小な光感知センサ等を表示部上に配設し、受光輝度が変化すること等によって入力操作があったことを検出する様にしてもよい。
【0168】
更に、上記実施例の携帯電話装置1は、スタイルとして、クローズ、オープン、ビューの3つのスタイルを取る様にしたが、例えば、オープンスタイルにおいて表示部13を90度回転させ、縦長表示を横長表示にして使用するスタイルを追加するなどスタイルの数は任意であり、装置の構造に応じたスタイルが採用できる。
【0169】
また、上記実施例では、本発明を携帯電話装置1に適用した例について述べたが、本発明はデジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、音楽プレーヤ、PDAなど、どのような端末装置であっても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0170】
【図1】本発明の携帯電話装置1を用いた通信ネットワークシステムを示した図。
【図2】携帯電話装置1の外観斜視図
【図3】携帯電話装置1の基本的な構成を示したブロック図。
【図4】図3の操作用情報記憶部34の詳細な構成図。
【図5】図3の制御条件記憶部35の詳細な構成図。
【図6】携帯電話装置1の全体動作を示すフローチャート図。
【図7】同じく携帯電話装置1の全体動作を示すフローチャート図。
【図8】図6のステップA3の表示制御処理の詳細なフローチャート図。
【図9】図8のステップB3の操作用情報選択処理の詳細なフローチャート図。
【図10】図3の表示部13の表示状態図。
【図11】同じく図3の表示部13の表示状態図。
【符号の説明】
【0171】
1 携帯電話装置
10 上部筐体
11 下部筐体
12 ヒンジ機構部
14 受話スピーカ
16 文字数値キー
17 十字キー
18 通話キー
19 終話キー
20、21、22 ファンクションキー
50、51、52、53 枠情報
61、62 三角アイコン
77、78 カーソル表示枠
80 無効アイコン


【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置であって、
この端末装置の使用状態を検出する使用状態検出手段と、
この使用状態検出手段によって検出された使用状態に基づいて表示手段上で行われる第1操作のための第1操作用表示情報及び前記第1操作とは異なる第2操作のための第2操作用表示情報のいずれか一方を選択する選択手段と、
この選択手段によって選択された第1操作用表示情報又は第2操作用表示情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする端末装置。
【請求項2】
更に、前記第1操作による操作を有効にするか否かを制御する操作制御手段と、この操作制御手段によって第1操作による操作が有効とされた場合に前記第1操作の操作に対応する処理を実行する実行手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記操作制御手段は、前記表示制御手段によって第1操作用表示情報が前記表示手段に表示されている場合に前記第1操作による操作を有効にすることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記操作制御手段は、前記表示制御手段によって第2操作用表示情報が前記表示手段に表示されている場合に前記第1操作による操作を無効にすることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
【請求項5】
更に、前記操作制御手段によって前記第1操作が有効とされているか否かを報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
【請求項6】
前記使用状態検出手段は前記端末装置の筐体の使用スタイルを検出するスタイル検出手段を備え、前記選択手段は前記スタイル検出手段によって検出された使用スタイルに基づいて前記第1操作用表示情報及び第2操作用表示情報のいずれか一方を選択することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項7】
前記使用状態検出手段は電池の残量を検出する電池残量検出手段を備え、前記選択手段は前記電池残量検出手段によって検出された電池の残量に基づいて前記第1操作用表示情報及び第2操作用表示情報のいずれか一方を選択することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項8】
更に、消費電力を抑制するための動作モードである省電力モードに設定するモード設定手段を備え、前記使用状態検出手段は前記モード設定手段によって省電力モードが設定されているか否かを検出し、前記選択手段は、使用状態検出手段による省電力モードに設定されているか否かの検出に基づいて前記第1操作用表示情報及び第2操作用表示情報のいずれか一方を選択することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項9】
更に、外部からの電力を受給するための接続手段を備え、前記使用状態検出手段は前記接続手段に接続がなされているか否かを検出し、前記選択手段は前記使用状態検出手段による前記接続手段に接続がなされているか否かの検出に基づいて前記第1操作用表示情報及び第2操作用表示情報のいずれか一方を選択することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項10】
更に、予め定められたアプリケーションプログラムが起動された場合には前記第1操作用表示情報及び第2操作用表示情報の両方を前記表示手段に表示させる両情報表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項11】
コンピュータに、
端末装置の使用状態を検出する使用状態検出機能、
この使用状態検出機能によって検出された使用状態に基づいて表示手段上で行われる第1操作のための第1操作用表示情報及び前記第1操作とは異なる第2操作のための第2操作用表示情報のいずれか一方を選択する選択機能、
この選択機能によって選択された第1操作用表示情報又は第2操作用表示情報を前記表示手段に表示させる表示制御機能、
を実現させるためのプログラム。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−39636(P2010−39636A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−199949(P2008−199949)
【出願日】平成20年8月1日(2008.8.1)
【出願人】(504149100)株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ (893)
【Fターム(参考)】