説明

診断画像データのコンピュータ支援による視覚化のための方法

本発明は、3次元生体構造オブジェクトのコンピュータ支援による視覚化のための方法に関する。そこでは、まずそのオブジェクトについての2つ又はそれ以上の診断画像データレコード(1、3、4、5)が記録される。その後、その画像データ(1、3、4、5)を2次元のディスプレイ平面(8)上に画像化するための画像化仕様が規定される。そこでは、画像化仕様を規定するために、少なくとも1つの画像データレコード(1)においてそのオブジェクトの生体構造特徴(2)が特定される。最後に、2つ又はそれ以上の画像データレコード(1、3、4、5)を、以前に規定された画像化仕様に基づき、共通のディスプレイ平面(8)上へ画像化することにより結合された2次元表現が計算される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、3次元の生体構造オブジェクトのコンピュータ支援による視覚化のための方法に関し、そこでは、そのオブジェクトの少なくとも2つの診断画像データレコードが記録され及び処理される。
【0002】
本発明は、更に、この方法を実行する診断画像化デバイスと、斯かる診断画像化デバイスのためのコンピュータプログラムとに関する。
【背景技術】
【0003】
血管造影の分野において、適切な造影剤を注入することにより血管を表示する2次元X線投影法が、今日日常的に使用される。しかしながら近年、例えば、3次元X線画像化法(CT)又は磁気共鳴画像化法(MR)などの3次元血管造影画像化法の重要度が増してきている。斯かる方法により得られるボリューム画像データは、例えば、狭窄、動脈瘤といった血管障害を診断するための興味深い形態学的情報を含む。処置をする医師が、可能性のあるリスク源(例えば、梗塞若しくは血栓症のリスク、又は動脈瘤が破裂するリスク)を迅速かつ確実に検出することができるよう、記録された血管構造の視覚化は、2次元及び3次元の医療画像化法の両方において重要である。
【0004】
現代のコンピュータ支援による視覚化法は、一方では、高精度で血管の経路を表示することを可能にする。そこでは、興味ある血管系に属さない任意の生体構造(anatomical structure)を排除することが可能である。更に、例えば経皮的冠動脈形成術(PTCA)のような処置を計画するとき、コンピュータ支援による視覚化法は、有益な助けにもなる。
【0005】
更に、上述された血管造影法と同じように血管の形態を明確にするのではなく、むしろ対応する血管によって供給される器官、例えば心臓の機能を検査することを可能にするのに使用される2次元及び3次元の画像化法が知られている。斯かる方法は、例えば、冠状血管障害を診断するのに、血管造影法に加えて用いられることができる。心筋の機能障害を発見するために、心臓に関する2次元又は3次元の診断画像データレコードの時間的な系列が記録され及び評価される方法が知られている。この目的のため、通常の機能とは異なる心筋の領域が、記録された画像データにおいて特定される。これは、例えば、心臓壁が厚く若しくは薄くなった領域に基づき、又は心臓壁に関して観測された異常な動きに基づいてさえ評価されることができる。更に、心筋を流れる血流が検査されることを可能にする機能的な画像化法が知られている。例えば、いわゆるMR灌流(perfusion:かんりゅう)法である。MR灌流法においては、MR画像の時間的な系列に基づきパラメタ画像が生成される。そこでは、適用された造影剤の濃度がその個別のピクセルの位置において時間に応じてどのように変化するかが、ピクセル毎に計算される。
【0006】
簡単かつ確実な診断を可能にするために、診断画像データを視覚化するときには、特に形態における病理学的な変化が、対応する機能的な障害に関連して直接的に配置されることができるようにして、形態学的な(例えば、血管造影の)画像データを機能的な画像データと結合させた表現にて結びつけることが望ましい。従って、例えば、血管造影画像において検出される事が可能な狭窄を、心筋の対応する領域における不正確な機能に割り当てる表現が、処置をする医師によって使用されることが可能にされることができる。このために、米国特許5 151 856において、まず、MR又はCTを用いて記録される3次元診断画像データレコードを手始めに、最初にコンピュータを用いて検査対象の心筋の3次元モデルを計算することが提案される。そして、このモデルに基づき、心筋における様々な領域での機能が検査される。加えて、冠状動脈の形態の2次元表現を表示する2次元血管造影投影画像が記録される。最後に、心筋に関し計算されたモデルが、3次元表現として視覚化される。そこでは、記録された血管造影図がこの表現に重ねられる。このため、できるだけ現実に近い態様で、生体構造の状態(anatomical condition)を示すよう、血管造影図が適切にスケール化され、かつ揃えられる。過去に知られた方法によれば、機能障害が特定される心筋の領域は、色を用いて強調されることができる。その知られた方法は、こうして、直接的に心臓の機能障害を冠状動脈における目に見える形態的な変化に割り当てることを可能にする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
過去に知られた方法における1つの特有の不利な点は、心臓モデルの2次元血管造影図と3次元図との重ね合わせが幾何学的な観点においてあまり好適に規定されておらず、このことが、診断に悪影響を与える不正確及びエラーをもたらす点にある。別の不利な点は、過去に知られた方法において、それ自体は知られている、いわゆるレンダリングアルゴリズムにより生成される心臓モデルの3次元図が、例えば医療レポートにおける標準化された描写を可能にするには最適ではない点にある。更に、具体的な表現は、個別的に調節可能な多数のパラメタに依存するので、3次元視覚化の再現性が常に満足のいくものとはいかない。こうした理由から、関与する医師は、斯かる3次元図がむしろ望ましくないと気づく。
【0008】
上記に基づき、本発明の目的は、2つ又はそれ以上の診断画像データレコードの結合された表現を可能にするコンピュータ支援による視覚化のための方法を提供することにある。その方法において、前述の表現は、幾何学的な観点において正確に規定され、かつ正確に再現可能となる。更に、その画像データレコードに含まれる生体構造特徴(anatomical feature)の3次元図が避けられることになる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は、本発明による、請求項1に記載の方法により達成される。本発明によれば、まず、視覚化される生体構造オブジェクト(anatomical object)に関する2つ又はそれ以上の診断画像データレコードが記録される。その後、その画像データを2次元ディスプレイ平面上に画像化するための画像化仕様が規定される。そこでは、画像化仕様を規定するために、そのオブジェクトの生体構造特徴が、少なくとも1つの画像データレコードにおいて特定される。最終的に、過去に規定された画像化仕様に基づき、その2つ又はそれ以上の画像データレコードを共通のディスプレイ平面上に画像化することにより、結合された2次元表現が計算される。
【0010】
本発明による方法は、視覚化される3次元の生体構造オブジェクトについての3次元図の生成を完全に省略する点が、最も重要である。結果として、3次元表現に起因する上述した不利な点が、大幅に回避される。代わりに、本発明によれば、特に、一様に決定される画像化仕様に基づき、幾何学的に明確な態様で、画像データにより示される生体構造を考慮して、結合的に視覚化されるすべての画像データレコードに対して、2次元表現が計算される。純粋に2次元の表現はまた、例えば、医療レポートにおいて、標準化され、かつ再現可能な態様で表される事ができる利点を特別に持つ。
【0011】
画像化仕様を規定するとき、例えば、画像データの共通ディスプレイ平面上への投影に関する投影ジオメトリが規定されることができる。この場合、それ自体は従来技術(例えば、Etienne他による「Soap Bubble」、Visualization and Quantitative Analysis of 3D Coronary Magnetic Resonance Angiograms、Magnetic Resonance in Medicine、第48巻、658頁、2002)により知られている、いわゆる「ソープバブル」法が、拡張された形態で利用されることができる。そして、ソープバブルアルゴリズムは、本発明による特定を用いて、記録された画像データレコードに含まれる生体構造特徴に関するそのパラメタを受け取る。本発明における1つの重要な基本となるアイデアは、画像データを用いて特定される生体構造に基づき、それに従って画像化仕様を規定することである。画像化仕様を規定するための生体構造特徴の特定は、例えば、対応する画像化デバイスのユーザによって共にインタラクティブに、又は、それ自体は知られた記録アルゴリズムを用いて自動的に行われることができる。
【0012】
本発明による方法において、生体構造特徴を特定するときと、結合された2次元表現を計算するときとの両方において、記録された画像データレコードによって、それぞれの場合に覆われる画像領域の相対的な空間配置が考慮されることも特に重要である。個別の画像の空間的な位置決めは、診断画像の実際の記録を計画する間に行われ、例えば、MR画像化の場合には、通常は、一旦いわゆるスカウト画像データレコードが記録されると行われる。後者は、興味ある検査ボリュームの全体を覆う低解像度の生体構造画像データレコードである。そして、スカウト画像データレコードに基づく画像領域における手動又は自動の位置決めが、空間的な観点で診断画像データを互いに比較すること、及び本発明によりそれらを共に表示することを可能にするのに必要な幾何学的情報を与える。
【0013】
本発明による方法の1つの有利な発展が、請求項2に記載されるようにして得られ、そこでは、画像化仕様を規定するために、画像データレコードにおいて特定されるオブジェクトの生体構造特徴が含まれるようにして、曲面で区切られるオブジェクトボリュームが決定される。オブジェクトボリュームの表面形状は、例えば、心臓又は別の器官といった、検査される生体構造オブジェクトの形状に対応する態様で形成されることができる。オブジェクトボリュームの表面は、例えば、生体構造オブジェクトの外側の輪郭にまず適合される。そして、例えば、請求項3に記載されるように、ある画像化仕様がこの適合から生じる。その画像化仕様に基づき、そのオブジェクトボリュームに含まれる生体構造特徴が投影される。そのオブジェクトボリュームの外側に位置する画像データは、排除される。オブジェクトボリュームを検査される生体構造オブジェクト(心臓)の外側の輪郭に対して区切る曲面を適合する事に関する1つの可能性は、Etienne他による上述の文書において述べられている。2次元表現を計算する事に関する1つの別の可能性は、請求項4に記載されるように、そのオブジェクトボリュームの非デカルト表面座標に、ディスプレイ平面内のデカルト座標を割り当てることを含む。オブジェクトボリュームは、例えば、楕円形状を持つことができる。すると楕円の表面は、極座標によりパラメタ化されることができる。2次元的な態様で、オブジェクトボリュームの表面へ投影を表示するために、特に簡単な方法で、極座標が対応するデカルト座標に変換されることができる。オブジェクトの生体構造特徴間の距離が現実的な態様で再現されることができないという事実が考慮されるべきであるものの、画像化仕様は、その結果、幾何学的な観点において明確に規定される。原理上は、本発明による方法において、いかなるタイプの画像化が使用されることができる。その画像化を用いると、3次元空間における任意の曲面が、2次元ディスプレイ平面上に画像化される。
【0014】
請求項5に記載されるように、本発明による方法は、有利には、検査される生体構造オブジェクトに関する形態学的及び機能的な画像情報の結合された表示のために使用されることができる。この場合、形態学的な画像データにおいて検出されることができる病理学的な変化が、機能的な画像データにおいて検出されることができる対応する障害に確実に割り当てられることを可能にするためには、画像データを2次元ディスプレイ平面上に画像化するための画像化仕様を正確に規定することが前提条件である。請求項6に記載されるように、機能的な画像情報は、例えば、上述したMR灌流法においてと同様、生体構造オブジェクトの形態学的な画像データの時間的な系列を評価することにより得られることができる。これは、特に、冠状動脈障害を検査するために本発明による方法を用いるとき可能である。なぜなら、上述したように、心筋の不正確な機能が、壁の厚さと心筋の動きとを評価することにより連続的に決定されることができるためである。
【0015】
請求項7に記載されるように、本発明による方法において、少なくとも1つの画像データレコードは、生体構造オブジェクトのスライス画像を有する。従って、本発明による方法は、多数のスライス画像を結合された2次元表現で結合するのに用いられることができる。
【0016】
請求項8及び9に記載されるように、本発明による方法において、画像データレコードは、コンピュータ断層撮影法、磁気共鳴又は超音波を用いて記録されることができる。画像データレコードを記録するには、異なる画像化法を用いる可能性もある。従って、本発明によれば、例えば、超音波によって得られる画像データが、結合された表現においてMR画像データと結合されることが可能である。
【0017】
請求項10に記載される診断画像化デバイスは、本発明による方法を実行するのに適している。その診断画像化デバイスは、生体構造オブジェクトの3次元の画像データレコードを記録する記録手段と、その画像データを視覚化するコンピュータ手段とを持つ。コンピュータ手段は、プログラム制御を伴い与えられ、そのプログラム制御を用いて、本発明による上述された方法が実行されることができる。
【0018】
本発明による方法は、対応するコンピュータプログラムの形式で斯かる診断画像化デバイスのユーザにも利用可能とすることができる。コンピュータプログラムは、適切なデータ担体、例えば、CD-ROM若しくはフロッピーディスクに格納されることができ、又はインターネットを介して、画像化デバイスのコンピュータ手段にダウンロードされることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明は、図面に示される実施形態の例を参照し更に説明されることになる。しかしながら、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0020】
図1は、患者の心臓の形態学的及び機能的状態を評価することに関する、心臓病学的なMR検査に基づく本発明による方法を示す。本方法は、心臓に関する様々な診断画像データレコードを記録することで始まる。図1は、その一番上に、3次元のMR冠状動脈画像化を用いて記録される画像データレコード1の図を示す。画像データレコード1内の冠状動脈2の経路が図1に見られることができる。更に、心筋に関する3つの機能的なスライス画像3、4及び5が、上述のMR灌流技術を用いて生成される。スライス画像3、4、及び5は、各ピクセルに対して、心臓の長手方向の軸に垂直な平面において心筋を通る個別の血流を示す。図1の一番上及び真ん中の図を参照すれば、画像データレコード1、3、4及び5が検査ボリューム6内でお互いに対して、空間的にどのような配置されるかが見られることができる。この相対的な空間配置は、画像の記録の計画により規定されるか、又は例えば適切な記録アルゴリズムを用いて連続的に決定されなければならないかのどちらかである。
【0021】
画像データ1、3、4及び5を2次元ディスプレイ平面上へ画像化するための画像化仕様の規定が、図1の真ん中の図において示される。画像化仕様を規定するために、実施形態の例においては、楕円オブジェクトボリューム7の形状、位置及び方向が、画像データレコード1、3、4及び5より見られることができる心臓の生体構造特徴に適合される。この場合、楕円7の長軸(longitudinal axis)が、心臓の軸におよそ対応し、楕円7の表面が心筋の外側の輪郭に大体対応する。画像化仕様によれば、オブジェクトボリューム7に含まれるデータレコード1、3、4及び5の画像情報は、楕円7の表面に投影される。楕円の形状は、ここでは、説明のためだけに選択される。他の表面形状が、検査される生体構造に応じて選択されることもできる。画像化仕様を規定するために、例えば、冠状動脈2が適切な記録アルゴリズムを用いて特定されることも可能である。
【0022】
次のステップでは、画像データの実際の視覚化が行われ、これは、図1の一番下に示される。実施形態の例において、結合された2次元表現は、以前に規定された画像化仕様に基づき、画像データレコード2、3、4及び5を共通のディスプレイ平面8上へ画像化することにより計算される。このため、ディスプレイ平面8内のデカルト座標が、極座標θ及びφに割り当てられる。その極座標を用いて、楕円オブジェクトボリューム7の表面がパラメタ化される。冠状動脈2の形態が2次元表現において非常に好適に見られることができる。特に、この表現において、血管の1つが狭窄9であることが見られることができる。ディスプレイ平面8でのスライス画像3、4及び5の投影は、領域10における心筋組織を通る血流の欠如を示す。従って、本発明により生成された2次元表現を用いて、処置をする医師が、病理学的な変化9をその領域10における機能的な障害に直接割り当てることができる。
【0023】
図2におけるブロック図として示される診断画像化デバイスは、従来のデザインのMRデバイスである。MRデバイスは、患者12が位置する検査ボリュームにおいて一様な定常磁場を生成するメインフィールド・コイル11から成る。MRデバイスは、更に、検査ボリューム内で、異なる空間方向に磁場グラジエントを生成するグラジエントコイル13、14及び15を持つ。示される診断画像化デバイスのコンピュータ手段は、グラジエントアンプ17を介してグラジエントコイル13、14及び15に接続される中央制御ユニット16により形成される。検査ボリューム内の磁場グラジエントの時間的及び空間的プロファイルは、それにより制御される。MRデバイスの画像記録手段は、検査ボリュームにおける高周波場を生成し、その検査ボリュームから信号を受信するのに使用される高周波コイル18を含む。高周波コイル18は、送信ユニット19を介して制御ユニット16に接続される。高周波コイル18により受信されるMR信号は、受信ユニット20により復調され、増幅され、及び同様に診断画像化デバイスのコンピュータ手段に属する再構築及び視覚化ユニット21に与えられる。そして、再構築及び視覚化ユニット21により処理されるMR信号は、本発明に従う態様でスクリーン22に表示されることができる。再構築及び視覚化ユニット21及び制御ユニット16は、上述した方法を実行するのに適したプログラム制御を持つ。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明による方法の進行の概略的な図である。
【図2】本発明によるMRデバイスを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
3次元の生体構造オブジェクトのコンピュータ支援による視覚化のための方法において、
a) 前記オブジェクトの2つ又はそれ以上の診断画像データレコードを記録するステップと、
b) 前記画像データを2次元のディスプレイ平面上へ画像化するための画像化仕様を規定するステップであって、前記画像化仕様を規定するために前記オブジェクトの生体構造特徴が、前記画像データレコードの少なくとも1つにおいて規定されるステップと、
c) 以前に規定された前記画像化仕様に基づき、前記2つ又はそれ以上の画像データレコードを共通の前記ディスプレイ平面上へ画像化することにより、結合された2次元表現を計算するステップとを有する方法。
【請求項2】
前記画像化仕様を規定するために、前記オブジェクトの前記生体構造特徴のうち特定されるべきものが含まれるよう、曲面により区切られるオブジェクトボリュームが決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記画像化仕様に基づき、前記オブジェクトボリュームに含まれる前記データレコードの前記画像情報の投影が、前記2次元表現の前記計算の間に計算される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記2次元表現を計算するために、前記ディスプレイ平面内のデカルト座標が、前記オブジェクトボリュームの非デカルト表面座標に割り当てられる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも1つの画像データレコードが、前記生体構造オブジェクトの形態学的な画像情報を有しており、少なくとも1つの追加的な画像データレコードは、前記生体構造オブジェクトに関する機能的な画像情報を有する、請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記機能的な画像情報が、前記生体構造オブジェクトの形態学的な画像データの時間的な系列を評価することにより得られる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも1つの前記画像データレコードが、前記生体構造オブジェクトの少なくとも1つのスライス画像を有する、請求項1乃至6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記画像データレコードが、コンピュータ断層撮影法、磁気共鳴又は超音波を用いて記録される、請求項1乃至7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
前記画像データレコードが、異なる画像化モードを用いて記録される、請求項1乃至8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
生体構造オブジェクトの3次元の画像データレコードを記録する記録手段と、前記画像データを視覚化するコンピュータ手段とを備える診断画像化デバイスであって、前記コンピュータ手段が、プログラム制御を持ち、該プログラム制御を用いて、請求項1乃至9のいずれかに記載の方法は実行されることができる、診断画像化デバイス。
【請求項11】
診断画像化デバイスのためのコンピュータプログラムであって、請求項1乃至9のいずれかに記載の方法が、前記画像化デバイスの前記コンピュータ手段で前記コンピュータプログラムにより実現される、コンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2007−515222(P2007−515222A)
【公表日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−544647(P2006−544647)
【出願日】平成16年12月9日(2004.12.9)
【国際出願番号】PCT/IB2004/052731
【国際公開番号】WO2005/062259
【国際公開日】平成17年7月7日(2005.7.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】