説明

走行支援装置、及び走行支援システム

【課題】車両の進行方向が誤認されやすい場合に、その影響が車両周辺に及ぶことを抑制する走行支援装置及び走行支援システムを提供すること。
【解決手段】第1道路上の車両が第2道路へ進入する際の走行を支援する走行支援装置10において、方向指示器30の指示方向を検出する指示方向検出手段21と、車両前方の走行環境を検出する走行環境検出手段22と、指示方向検出手段21により検出される指示方向と、走行環境検出手段22により検出される走行環境とに基づいて車両の進行方向が誤認されやすいか否かを判定する誤認判定手段23と、誤認判定手段23により車両の進行方向が誤認されやすいと判定される場合、注意情報を車両の運転者に伝達する第1情報伝達手段50と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1道路上の車両が第2道路へ進入する際の走行を支援する走行支援装置、及び走行支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、第1道路上の車両が第2道路へ進入する際の走行を支援する走行支援装置として、交差点情報と車両の予定経路等の情報とに基づいて運転者の右左折の意図を判定し、判定結果に応じて方向指示器を自動的に作動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この走行支援装置によれば、運転者の右左折の意図を検知して右左折前に確実に方向指示器を点灯させることができるので、方向指示器の出し遅れや出し忘れを防止することができる。
【特許文献1】特開2001−18708号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の走行支援装置は、方向指示器の出し遅れや出し忘れについて説明するが、方向指示器の指示方向と車両前方の走行環境との関係については言及がない。そのため、方向指示器の指示方向と車両前方の走行環境との関係に応じて、車両の進行方向が誤認され、その影響が車両周辺に及んでしまう場合も考えられる。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、車両の進行方向が誤認されやすい場合に、その影響が車両周辺に及ぶことを抑制する走行支援装置及び走行支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するため、第1の発明は、第1道路上の車両が第2道路へ進入する際の走行を支援する走行支援装置において、
方向指示器の指示方向を検出する指示方向検出手段と、
前記車両前方の走行環境を検出する走行環境検出手段と、
前記指示方向検出手段により検出される前記指示方向と、前記走行環境検出手段により検出される前記走行環境とに基づいて前記車両の進行方向が誤認されやすいか否かを判定する誤認判定手段と、
前記誤認判定手段により前記車両の進行方向が誤認されやすいと判定される場合、注意情報を前記車両の運転者に伝達する第1情報伝達手段と、
を備える。
【0006】
第2の発明は、第1の発明に係る走行支援装置であって、前記車両の予定経路を検出する予定経路検出手段と、
前記誤認判定手段により前記車両の進行方向が誤認されやすいと判定される場合、前記予定経路検出手段により検出される前記予定経路の情報を車両周辺の他車両に対して無線送信する無線送信手段と、
を更に備える。
【0007】
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る走行支援装置であって、前記走行環境検出手段は、前記車両の前記第2道路への進入角を検出し、
前記誤認判定手段は、前記指示方向検出手段により検出される前記指示方向と、前記走行環境検出手段により検出される前記進入角とに基づいて前記車両の進行方向が誤認されやすいか否かを判定する。
【0008】
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明に係る走行支援装置であって、前記走行環境検出手段は、前記車両の前記第2道路への進入角と、前記車両の前記第2道路への進入可能な角度とを検出し、
前記走行環境検出手段により検出される前記進入角と前記進入可能な角度とに基づいて前記進入角の適正率を評価する第1評価手段と、
前記第1評価手段による評価の結果に応じて、前記進入角を可能な限り90°に近づけさせる内容の指示情報を前記車両の運転者に伝達する第2情報伝達手段と、
を備える。
【0009】
第5の発明は、第1又は第2の発明に係る走行支援装置であって、前記走行環境検出手段は、前記車両と前記第2道路との間にある右左折可能な地点の有無を検出し、
前記誤認判定手段は、前記指示方向検出手段により検出される前記指示方向と、前記走行環境検出手段により検出される前記右左折可能な地点の有無とに基づいて前記車両の進行方向が誤認されやすいか否かを判定する。
【0010】
第6の発明は、第1、第2又は第5の発明に係る走行支援装置であって、前記走行環境検出手段は、前記車両と前記第2道路との間にある右左折可能な地点の有無を検出し、
前記方向指示器の操作のタイミングを検出するタイミング検出手段と、
前記走行環境検出手段により検出される前記右左折可能な地点の有無と、前記前記タイミング検出手段により検出される前記方向指示器の操作のタイミングとに基づいて前記方向指示器の操作のタイミングの適正率を評価する第2評価手段と、
前記第2評価手段による評価の情報を前記車両の運転者に伝達する第3情報伝達手段と、
を備える。
【0011】
第7の発明は、第1〜第6のいずれか1つの発明に係る走行支援装置であって、前記第1道路及び前記第2道路は、駐車場や店舗内の道路を含む。
【0012】
第8の発明は、第2の発明に係る走行支援装置と、
前記無線送信手段により送信される前記予定経路の情報を受信する無線受信手段と、
前記無線受信手段により受信される前記予定経路の情報を前記他車両の運転者に伝達する第4情報伝達手段と、
を備える走行支援システムである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、車両の進行方向が誤認されやすい場合に、その影響が車両周辺に及ぶことを抑制する走行支援装置及び走行支援システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
【実施例1】
【0015】
図1は、本発明に係る走行支援装置の構成の第1実施例を示す機能ブロック図である。走行支援装置10は、図1に示すように、車両に搭載される走行支援ECU20を中心に構成される。走行支援ECU20には、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)等の車内ネットワークを介して、方向指示器30、ナビゲーションシステム40、ディスプレイ51やスピーカ53等の出力装置50、無線通信機60が接続されている。
【0016】
走行支援ECU20は、マイクロコンピュータによって構成され、例えば、CPU、制御プログラムを格納するROM、演算結果等を格納する読書き可能なRAM、時間を計測するタイマ、演算等の処理の回数を計測するカウンタ、入力インターフェイス、及び出力インターフェイス等を有する。この走行支援ECU20は、指示方向検出手段21、走行環境検出手段22、誤認判定手段23、第1情報伝達制御手段24、第1評価手段25、第2情報伝達制御手段26、無線送信制御手段27、及び第4情報伝達制御手段28に対応するプログラムをROM等の記録媒体に格納する。また、この走行支援ECU20は、ROM等の記録媒体に格納されたプログラムの処理をCPUに実行させて各手段を実現する。各手段の詳細については、後述する。
【0017】
走行支援ECU20は、ユーザによる所定のスイッチ操作に応じて走行支援装置10を作動させる。例えば、走行支援ECU20は、エンジンのイグニションスイッチ操作に応じて走行支援装置10を作動させてもよく、後述の方向指示器30の方向指示スイッチ33の操作に応じて走行支援装置10を作動させてもよい。そして、走行支援ECU20は、走行支援装置10が有する各種機能を実現させように、各種車載装置(例えば、ディスプレイ51やスピーカ53)を制御する。
【0018】
方向指示器30は、運転者の右左折の意図を車両周辺に対して表示するものである。方向指示器30は、方向指示灯31と、方向指示スイッチ33とを備える。方向指示灯31は、車体の前部及び後部の左右に1つずつ設置される。方向指示灯31の表示状態は、運転者による方向指示スイッチ33の操作に応じて、左折を示す表示状態と、右折を示す表示状態と、オフ状態との間で切り替わる。方向指示スイッチ33の操作信号は、車内ネットワークを介して、走行支援ECU20へ供給される。
【0019】
ナビゲーションシステム40は、GPS(Global Positioning System)受信機41によるGPS衛星からの受信情報と地図データベース内の地図情報とに基づいて、自車両の地図上での位置を認識することができる。自車両の地図上での位置を認識したナビゲーションシステム40は、経路案内機能を使って、目的地までの予定経路を探索することができる。すなわち、ナビゲーションシステム40が車両の予定経路を検出する予定経路検出手段として機能している。なお、目的地は、ユーザによるタッチパネルディスプレイやボタン等の操作により設定される。
【0020】
また、ナビゲーションシステム40は、GPS受信機41や地図データベースと共に、車速を検出する車速センサ43、車両の走行方向を検出するジャイロセンサ45を用いて、自車両の地図上での位置を高精度で認識している。すなわち、ナビゲーションECU40は、車速センサ43及びジャイロセンサ45により検出された車速及び車両の走行方向に基づいて、走行距離と走行方向による走行経路を累積しながら自律航法により自車両の地図上での現在位置を高精度で認識している。
【0021】
地図データベースは、緯度経度に対応づけて格納されたHDDやCDやDVD−ROM等の記録媒体である。地図データベース内の地図情報には、車両が走行する一般道や高速道路に関する情報や、駐車場や店舗等の建物に関する情報が含まれ、特に、交差点やその交差する角度に関する情報が含まれている。
【0022】
ディスプレイ51やスピーカ53等の出力装置50は、画像表示や音声案内により各種情報を運転者等のユーザに伝達する第1及び第2情報伝達手段として機能する。これらの出力装置50で出力される画像出力(映像出力を含む)や音声出力は、走行支援ECU20により制御される。
【0023】
また、ディスプレイ51やスピーカ53等の出力装置50は、ナビゲーションシステム40の一部であってよく、この場合、ディスプレイ51やスピーカ53に対して、後述の注意情報等の他、地図画像が供給され、画像表示や音声案内される。また、予定経路の情報は、地図画像に重ねて画像表示されたり、音声案内されたりする。
【0024】
ディスプレイ51は、液晶ディスプレイ(LCD)等で構成され、ユーザが見やすい位置、好ましくは、運転者が運転中の視野を大きく変えることなく見ることができるような位置に配置される。例えば、ディスプレイ51は、インストルメントパネル上面の中央部に配置されてよいし、また、メーター内に配置されてもよい。
【0025】
スピーカ53は、一般的な構成であってよく、ユーザが聞きやすい位置、好ましくは、運転者が聞きやすい位置に配置される。例えば、スピーカ53は、運転席側のサイドドアパネル内に配置されてよいし、また、助手席側のサイドドアパネル内に配置されてもよい。
【0026】
無線通信機60は、一般的な構成であってよく、各種情報を車両周辺の他車両に対して無線送信する無線送信手段として機能している。
【0027】
次に、走行支援ECU20が有する各種手段について図2を参照しながら説明する。図2は、第1道路上の車両が第2道路へ進入する際の状況例を示す模式図である。図2において、R101は第1道路、R102は第2道路、A100は第1道路R101上の自車両、B100及びC100は第2道路R102上の他車両である。他車両B100は、自車両A100の右前方から自車両A100に接近しつつあり、他車両C100は、自車両A100の左前方から自車両A100に接近しつつある。なお、各道路R101、R102は、左側通行の道路である。
【0028】
ここで、第1道路R101と第2道路R102とは、図2に示すように、斜めに交差する三叉路であり、第2道路R102は、第1道路R101上の自車両A100の前方で二叉に分岐している。自車両A100は、第2道路R102へ進入する際、走行方向を90°より小さく変更して左折したり、走行方向を90°より大きく変更して右折したりする。
【0029】
この状態で、自車両A100の左右一対の方向指示灯31a、31bのうち左折を示す指示灯31aは、自車両A100の右前方に位置する他車両B100から死角になっている。したがって、他車両B100の運転者の注意を喚起するため、自車両A100の左右一対の方向指示灯31は、図2に示すように、自車両A100を左折させる場合に、右折を示す表示状態になされることがある。その結果、自車両A100の進行方向が誤認されやすくなる。
【0030】
このような場合であっても、走行支援装置10は、後述の指示方向検出手段21、走行環境検出手段22、及び誤認判定手段23により、自車両A100の進行方向が誤認されやすいかを監視している。また、自車両A100の進行方向が誤認されやすい場合、走行支援装置10は、後述の第1情報伝達制御手段24により、注意情報を自車両A100の運転者に伝達するよう出力装置50の出力を制御する。
【0031】
指示方向検出手段21は、方向指示器30の指示方向を検出する手段である。具体的には、指示方向検出手段21は、方向指示スイッチ33の操作信号に基づいて方向指示器30の指示方向を検出する。
【0032】
走行環境検出手段22は、第1道路R101上の自車両A100の前方の走行環境を検出するものである。例えば、走行環境検出手段22は、ナビゲーションシステム40により認識される自車両A100の地図上での位置情報、自車両A100の周辺の地図情報に基づいて、自車両A100の前方の交差点が左折及び右折の両方が可能な交差点であるかを検出したり、自車両A100の第2道路R102への進入角θを検出したり、自車両A100の第2道路R102への進入可能な角度αを検出したりする。なお、第1道路R101及び第2道路R102には、駐車場や店舗内の道路が含まれる。
【0033】
自車両A100の前方の交差点が左折及び右折の両方が可能な交差点であるかを検出する場合、走行環境判定手段22は、例えば、自車両A100の周辺の地図情報に基づいて、第2道路R102が一方通行でないかを検出する。
【0034】
第1道路R101上の自車両A100の第2道路R102への進入角θを検出する場合、走行環境判定手段22は、例えば、自車両A100の前後方向と第2道路R102の延びる方向とのなす角θ1を進入角θとして検出してもよい。また、第1道路R101の自車線の道幅Wが自車両A100の車幅と略同一である場合、第1道路R101の延びる方向と第2道路R102の延びる方向とのなす角θ2を進入角θとして検出してもよい。
【0035】
第1道路R101上の自車両A100の第2道路R102への進入可能な角度αを検出する場合、走行環境判定手段22は、例えば、第1道路R101の延びる方向と第2道路R102の延びる方向とのなす角θ2と、第1道路R101の自車線の道幅Wと、自車両A100の車幅及び車体前後長とに基づいて進入可能な角度αを算出する。
【0036】
誤認判定手段23は、指示方向検出手段21により検出される指示方向と、走行環境検出手段22により検出される走行環境とに基づいて自車両A100の進行方向が誤認されやすいか否かを判定するものである。
【0037】
例えば、誤認判定手段23は、指示方向検出手段21により検出される指示方向と、走行環境検出手段22により検出される進入角θとに基づいて自車両A100の進行方向が誤認されやすいか否かを判定する。具体的には、誤認判定手段23は、方向指示灯31が右折を示す表示状態であり、且つ、進入角θが(45°−β(例えば、β=25°))以上(45°+β)以下の範囲内である場合に、自車両A100の進行方向が誤認されやすいと判定する。また、誤認判定手段23は、方向指示灯31が左折を示す表示状態であり、且つ、進入角θが(135°―β)以上(135°+β)以下の範囲内である場合に、自車両A100の進行方向が誤認されやすいと判定する。
【0038】
これは、まず、進入角θが0°以上(45°―β)未満、又は、(135°+β)超180°以下の範囲内である場合、方向指示灯31の表示状態に関わらず、進入角θから自車両A100の進行方向が明らかだからである。
【0039】
また、進入角θが(45°−β)以上(45°+β)以下で、方向指示灯31が左折を示す表示状態である場合、方向指示灯31の表示状態が示す自車両A100の進行方向と、進入角θが示す自車両A100の進行方向とが一致するので、自車両A100の進行方向が誤認され難いからである。
【0040】
更に、進入角θが(135°−β)以上(135°+β)以下で、方向指示灯31が右折を示す表示状態である場合、方向指示灯31の表示状態が示す自車両A100の進行方向と、進入角θが示す自車両A100の進行方向とが一致するので、自車両A100の進行方向が誤認され難いからである。
【0041】
更にまた、進入角θが(45°+β)超(135°−β)未満の範囲内である場合、自車両A100を左折(右折)させるために方向指示灯31が右折(左折)を示す表示状態になされることが想定され難いからである。これは、左右一対の方向指示灯31の両方が第2道路R102上の他車両B100、C100や歩行者から視認できることによる。
【0042】
ここで、βは、例えば、25°で固定されてもよく、25°を基準として後述の第1評価手段25による評価結果に応じて0°以上45°以下の範囲で変動されてもよい。例えば、進入角θの適正率が低いほど、つまり進入角θが不適であるほど、βは大きくなるよう制御されてもよい。
【0043】
また、誤認判定手段23は、自車両A100の前方の交差点が右折及び左折の両方が可能な交差点であるかに基づいて自車両A100の進行方向が誤認されやすいか否かを判定してもよい。例えば、第2道路R102が一方通行である場合、自車両A100の進行方向が誤認され難い。
【0044】
第1情報伝達制御手段24は、出力装置(第1情報伝達手段)50を制御するものであり、誤認判定手段23により自車両A100の進行方向が誤認されやすいと判定される場合、注意情報を自車両A100の運転者に伝達させる制御を行う。注意情報は、ディスプレイ51で画像表示されたり、スピーカ53で音声案内されたりして、自車両A100の運転者に伝達される。この注意情報は、警告画像や警告音であってもよいし、文字表示や音声案内であってもよい。なお、注意情報は、運転席のシートを振動させて自車両A100の運転者に伝達されてもよい。
【0045】
このように、走行支援装置10は、誤認判定手段23により、自車両A100の進行方向が誤認されやすいかを監視させており、自車両A100の進行方向が誤認されやすい場合、第1情報伝達制御手段24により、注意情報を自車両A100の運転者に伝達させる。これにより、自車両A100の運転者の注意を喚起させることができ、車両の進行方向が誤認されやすい場合に、その影響が車両周辺に及ぶことを抑制することができる。
【0046】
第1評価手段25は、走行環境検出手段22により検出される進入角θと進入可能な角度αとに基づいて進入角θの適正率を評価するものである。例えば、第1評価手段25は、進入可能な角度αのうち最も90°に近い値と進入角θとの差が小さいほど適正であると評価する。なお、適正率は、0%〜100%の数字で評価されてもよく、適正/不適の2段階で評価されてもよい。
【0047】
第2情報伝達制御手段26は、出力装置(第2情報伝達手段)50を制御するものであり、第1評価手段25による評価の結果に応じて、進入角θを可能な限り90°に近づけさせる内容の指示情報を自車両A100の運転者に伝達させる制御を行う。上記内容の指示情報は、ディスプレイ51で画像表示されたり、スピーカ53で音声案内されたりして、自車両A100の運転者に伝達される。
【0048】
このように、走行支援装置10は、第1評価手段25により、自車両A100の進入角θの適正率を監視させており、自車両A100の進入角θが不適である場合、第1情報伝達制御手段24により、上記指示情報を自車両A100の運転者に伝達させる。これにより、自車両A100が道幅の広い第1道路R101上を走行している場合等、自車両A100が進入角θを自由に選択できる場合に、進入角θを可能な限り90°に近づけさせるよう、自車両A100の運転者を促すことができる。したがって、方向指示灯31の表示状態が外部に示す右左折の意図を明らかにすることができ、自車両A100の進行方向が誤認されることを抑制することができる。
【0049】
無線送信制御手段27は、無線送信手段60を制御するものであり、誤認判定手段23により自車両A100の進行方向が誤認されやすいと判定される場合、予定経路検出手段40により検出される予定経路の情報を車両周辺の他車両B100、C100に対して無線送信させる制御を行う。この予定経路の情報は、自車両A100の現在位置から所定範囲内の情報が含まれていればよく、目的地までの情報が含まれていなくてよい。
【0050】
他車両B100、C100は、走行支援システムとして、図1に示す走行支援装置10を備える。他車両B100、C100では、無線通信機60が自車両A100の予定経路の情報を受信する無線受信手段として機能する。また、出力装置50が自車両A100の予定経路の情報を他車両B100、C100の運転者に伝達する第4情報伝達手段として機能する。更に、走行支援ECU20が、出力装置(第4情報伝達手段)50を制御する第4情報伝達制御手段として機能し、無線受信手段60により受信される予定経路の情報を他車両B100、C100の運転者に伝達させる制御を行う。
【0051】
この際、自車両A100の予定経路は、自車両A100の運転者の視点を基準とする情報から他車両B100、C100の運転者の視点を基準とする情報へ変換され、変換された情報が他車両B100、C100の運転者に知らされる。
【0052】
また、自車両A100の予定経路は、ディスプレイ51で地図画像に重ねて画像表示されたり、スピーカ53で音声案内されたりして、他車両B100、C100の運転者に知らされる。これにより、自車両A100の進行方向が誤認されることを防止することができる。
【0053】
ここで、走行支援ECU20が実行する処理の一例について図3のフローチャートを参照して説明する。走行支援ECU20は、S11以降の処理を、所定時間毎に実行する。
【0054】
最初に、走行支援ECU20は、方向指示スイッチ33が操作されたか否かをチェックする(ステップS11)。方向指示スイッチ33が操作されなかった場合(ステップS11、NO)、今回の処理を終了する。
【0055】
一方、方向指示スイッチ33が操作された場合(ステップS11、YES)、走行支援ECU20は、第1道路R101上の自車両A100が第2道路R102へ進入する際の走行を支援する走行支援モードに移行する。そして、指示方向検出手段21により、方向指示器30の指示方向を検出し(ステップS12)、走行環境検出手段22により、自車両A100の第2道路R102への進入角θ及び進入可能な角度αを検出する(ステップS13)。
【0056】
その後、走行支援ECU20は、誤認判定手段23により、方向指示灯31が右折を示す表示状態であり、且つ、進入角θが(45°−β)以上(45°+β)以下の範囲内であるか否かをチェックすると共に(ステップS14)、方向指示灯31が左折を示す表示状態であり、且つ、進入角θが(135°―β)以上(135°+β)以下の範囲内であるか否かをチェックする(ステップS15)。
【0057】
いずれにも該当しない場合(ステップS14、NO)、(ステップS15、NO)、走行支援ECU20は、自車両A100の進行方向が誤認され難いと判定し、今回の処理を終了する。
【0058】
一方、いずれかに該当する場合(ステップS14、YES)、(ステップS15、YES)、走行支援ECU20は、自車両A100の進行方向が誤認されやすいと判定し、第1情報伝達制御手段24により、注意情報を出力させ(ステップS16)、無線送信制御手段27により、自車両A100の予定経路を無線送信させる(ステップS17)。
【0059】
続いて、走行支援ECU20は、第1評価手段25により、進入角θと進入可能な角度αとに基づいて進入角θの適正率を評価し(ステップS18)、進入角θが不適である場合に(ステップS19、YES)、第2情報伝達制御手段26により、進入角θを可能な限り90°に近づけさせる内容の指示情報を伝達させる(ステップS20)。なお、進入角θが適当である場合(ステップS19、NO)、今回の処理を終了する。
【実施例2】
【0060】
図4は、走行支援装置の構成の第2実施例を示す機能ブロック図である。第2実施例の走行支援装置100は、第1実施例の走行支援装置10と同様に、走行支援ECU120と、方向指示器30と、ナビゲーションシステム40と、ディスプレイ51やスピーカ53等の出力装置50、無線通信機60とを備える。以下、各構成について説明するが、第1実施例と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0061】
走行支援ECU120は、マイクロコンピュータによって構成される。この走行支援ECU120は、指示方向検出手段21、走行環境検出手段122、誤認判定手段123、第1情報伝達制御手段24、タイミング検出手段124、第2評価手段125、第3情報伝達制御手段126、無線送信制御手段27、及び第4情報制御手段28に対応するプログラムをROM等の記録媒体に格納する。また、この走行支援ECU120は、ROM等の記録媒体に格納されたプログラムの処理をCPUに実行させて各手段を実現する。各手段の詳細については、後述する。
【0062】
次に、走行支援ECU120が有する各種手段について図5を参照しながら説明する。図5は、第1道路上の車両が第2道路へ進入する際の状況の別の例を示す模式図である。図5において、R201は第1道路、R202は第2道路、A200は第1道路R201上の自車両、B200は自車両A200の後続車両である。第2道路R202は、第1道路R201上の自車両A200の前方で左方向に分岐する道路であり、第2道路R202と自車両A200との間には、第2道路R202と同じく左方向に分岐する第3道路R203がある。そして、第3道路R203上では、他車両C200が第1道路R201へ進入しつつある。なお、各道路R201、R202、R203は、左側通行の道路である。
【0063】
この状態で、自車両A200の方向指示灯31は、後続車両B200の運転者の注意を喚起するため、図5に示すように、左折を示す表示状態になされることがある。この場合、第3道路R203上の他車両C200の運転者からは第2道路R202が死角になるので、自車両A200の方向指示灯31を見る他車両C200の運転者が自車両A200の進行方向を誤認することが考えられる。自車両A200の進行方向が第3道路R203へ進入する方向であると誤認されると、他車両C200が第1道路R201への進入を開始して自車両A200の予定経路に進入してしまう。
【0064】
このような場合であっても、走行支援装置100は、指示方向検出手段21、後述の走行環境検出手段122、及び誤認判定手段123により、自車両A200の進行方向が誤認されやすいかを監視している。また、自車両A200の進行方向が誤認されやすい場合、走行支援装置100は、第1情報伝達制御手段24により、注意情報を自車両A200の運転者に伝達するよう出力装置50の出力を制御する。
【0065】
走行環境検出手段122は、ナビゲーションシステム40により認識される自車両A200の地図上での位置情報、自車両A200の周辺の地図情報、予定経路に基づいて、前述の進入角θを検出する他、自車両A200と第2道路R202との間にある右左折可能な地点の有無及び位置を検出したりする。なお、第1道路R201及び第2道路R202には、駐車場や店舗内の道路が含まれる。
【0066】
自車両A200と第2道路R202との間にある右左折可能な地点の有無及び位置を検出する場合、走行環境判定手段122は、例えば、交差点、駐車場や大型店舗を右左折可能な地点として検出する。
【0067】
誤認判定手段123は、前述の進入角θに基づく誤認判定をする他、指示方向検出手段21により検出される指示方向と、走行環境検出手段122により検出される右左折可能な地点の有無とに基づいて自車両A200の進行方向が誤認されやすいか否かを判定する。
【0068】
例えば、誤認判定手段123は、方向指示灯31が左折(右折)を示す表示状態であり自車両A200と第2道路R202との間に左折(右折)可能な地点がある場合、自車両A200の進行方向が誤認されやすいと判定する。
【0069】
また、誤認判定手段123は、右左折可能な地点の位置が自車両A200から所定範囲(例えば、10m以内)にある場合、自車両A200の進行方向が誤認され難いと判定してもよい。これは、指示方向スイッチ33の操作を右左折地点の30m手前で行うことが励行されているからである。
【0070】
このように、走行支援装置100は、誤認判定手段123により、自車両A200の進行方向が誤認されやすいかを監視させており、自車両A200の進行方向が誤認されやすい場合、第1情報伝達制御手段24により、注意情報を自車両A200の運転者に伝達させる。これにより、自車両A200の運転者の注意を喚起させることができ、車両の進行方向が誤認されやすい場合に、その影響が車両周辺に及ぶことを抑制することができる。
【0071】
タイミング検出手段124は、方向指示器30の操作のタイミングを検出するものである。例えば、タイミング検出手段124は、方向指示スイッチ33の操作信号に基づいて方向指示器30の操作のタイミングを検出する。
【0072】
第2評価手段125は、走行環境検出手段122により検出される右左折可能な地点の有無と、タイミング検出手段124により検出される方向指示器30の操作のタイミングとに基づいて方向指示器30の操作のタイミングの適正率を評価するものである。なお、適正率は、0%〜100%の数字で評価されてもよく、適正/不適の2段階で評価されてもよい。
【0073】
例えば、第2評価手段125は、方向指示器30が左折(右折)を示す表示状態に操作された時点で、自車両A200と第2道路R202との間に左折(右折)可能な地点が有る場合、方向指示器30の操作のタイミングが不適であると評価する。
【0074】
また、第2評価手段125は、方向指示器30が左折(右折)を示す表示状態に操作された時点での左折(右折)可能な地点の位置が自車両A200から遠いほど、方向指示器30の操作のタイミングが不適であると評価してもよい。
【0075】
また、第2評価手段125は、方向指示器30が操作されたタイミングで自車両A200から第2道路R202までの距離が30mに近いほど適正であると評価してもよい。
【0076】
なお、あらかじめ走行経路が設定されている場合、第2評価手段125は、方向指示器30が左折(右折)を示す表示状態に操作された時点で、方向指示器30の操作のタイミングを評価する。
【0077】
一方、あらかじめ走行経路が設定されてない場合、第2評価手段125は、自車両A200が第2道路R202へ進入した後に、方向指示器30の操作のタイミングを評価する。
【0078】
第3情報伝達制御手段126は、出力装置(第3情報伝達手段)50を制御するものであり、第2評価手段125による評価の情報を前記車両の運転者に伝達させる制御を行う。なお、第3情報伝達制御手段126は、第2評価手段125による評価の結果に応じて、評価の情報を前記車両の運転者に伝達させる制御を行ってもよい。この評価情報は、ディスプレイ51で画像表示されたり、スピーカ53で音声案内されたりして、自車両A200の運転者に伝達される。
【0079】
このように、走行支援装置100は、第2評価手段125により、方向指示器30の操作のタイミングの適正率を監視させており、第3情報伝達制御手段126により、操作タイミングの評価情報を自車両A200の運転者に伝達させる。評価情報を認識した運転者は、方向指示器30の操作タイミングの適正/不適を知ることができる。これにより、運転者に方向指示器30の操作タイミングを教示することができ、自車両A200の進行方向が誤認されることを抑制することができる。
【0080】
ここで、走行支援ECU120が実行する処理の一例について図6のフローチャートを参照して説明する。以下、各ステップの内容について説明するが、図3と同一のステップについては、同一の符号を付して説明を省略する。なお、走行支援ECU120は、S11以降の処理を、所定時間毎に実行する。
【0081】
走行支援ECU120は、走行支援モードに移行すると、指示方向検出手段21により、方向指示器30の指示方向を検出すると共に、タイミング検出手段124により、方向指示スイッチ33の操作のタイミングを検出する(ステップS101)。続いて、走行環境検出手段122により、自車両A200と第2道路202との間にある右左折可能な地点の有無及び位置を検出する(ステップS102)。
【0082】
その後、走行支援ECU120は、誤認判定手段123により、方向指示灯31が右折を示す表示状態であり、且つ、右折可能な地点があるか否かをチェックすると共に(ステップS103)、方向指示灯31が左折を示す表示状態であり、且つ、左折可能な地点があるか否かをチェックする(ステップS104)。
【0083】
いずれにも該当しない場合(ステップS103、NO)、(ステップS104、NO)、走行支援ECU120は、自車両A200の進行方向が誤認され難いと判定し、今回の処理を終了する。
【0084】
一方、いずれかに該当する場合(ステップS103、YES)、(ステップS104、YES)、走行支援ECU120は、自車両A200の進行方向が誤認されやすいと判定し、第1情報伝達制御手段24により、注意情報を出力させ(ステップS16)、無線送信制御手段27により、自車両A200の予定経路を無線送信させる(ステップS17)。
【0085】
続いて、走行支援ECU120は、第2評価手段125により、方向指示器30の操作のタイミングの適正率を評価し(ステップS105)、操作タイミングが不適である場合に(ステップS106、YES)、第3情報伝達制御手段126により、方向指示器30の操作タイミングの評価情報を伝達させる(ステップS107)。なお、操作タイミングが適当である場合(ステップS106、NO)、今回の処理を終了する。
【0086】
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0087】
例えば、本実施例の第1道路及び第2道路は、左側通行の道路であるとしたが、右側通行の道路であってもよい。
【0088】
また、走行支援ECU20は、自車両A100の進行方向が誤認され難い場合であって、且つ、方向指示器30の指示方向と自車両A100の予定経路とが相反する場合、注意情報を出力させてもよい。この場合、走行支援ECU20は、方向指示器30の指示方向と予定経路検出手段40により検出される予定経路とが整合するか否かを判定する整合判定手段と、整合判定手段により指示方向と予定経路とが整合しないと判定されると注意情報を出力装置50から出力させる制御を行う注意情報制御手段とに対応するプログラムをROM等の記録媒体に格納する。そして、走行支援ECU20は、これらのプログラムの処理をCPUに実行させて各手段を実現する。注意情報を認識した運転者は、方向指示器30の操作ミスを知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】本発明に係る走行支援装置の構成の第1実施例を示す機能ブロック図である。
【図2】第1道路上の車両が第2道路へ進入する際の状況の一例を示す模式図である。
【図3】走行支援ECU20が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】走行支援装置の構成の第2実施例を示す機能ブロック図である。
【図5】第1道路上の車両が第2道路へ進入する際の状況の別の例を示す模式図である。
【図6】走行支援ECU120が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0090】
10、100 走行支援装置
20、120 走行支援ECU
21 指示方向検出手段
22、122 走行環境検出手段
23、123 誤認判定手段
24 第1情報伝達制御手段
25 第1評価手段
26 第2情報伝達制御手段
27 無線送信制御手段
124 タイミング検出手段
125 第2評価手段
126 第3情報伝達制御手段
30 方向指示器
40 ナビゲーションシステム(予定経路検出手段)
50 出力装置(第1、第2、第3及び第4情報伝達手段)
60 無線通信機(無線送信手段、無線受信手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1道路上の車両が第2道路へ進入する際の走行を支援する走行支援装置において、
方向指示器の指示方向を検出する指示方向検出手段と、
前記車両前方の走行環境を検出する走行環境検出手段と、
前記指示方向検出手段により検出される前記指示方向と、前記走行環境検出手段により検出される前記走行環境とに基づいて前記車両の進行方向が誤認されやすいか否かを判定する誤認判定手段と、
前記誤認判定手段により前記車両の進行方向が誤認されやすいと判定される場合、注意情報を前記車両の運転者に伝達する第1情報伝達手段と、
を備える走行支援装置。
【請求項2】
前記車両の予定経路を検出する予定経路検出手段と、
前記誤認判定手段により前記車両の進行方向が誤認されやすいと判定される場合、前記予定経路検出手段により検出される前記予定経路の情報を車両周辺の他車両に対して無線送信する無線送信手段と、
を更に備える請求項1記載の走行支援装置。
【請求項3】
前記走行環境検出手段は、前記車両の前記第2道路への進入角を検出し、
前記誤認判定手段は、前記指示方向検出手段により検出される前記指示方向と、前記走行環境検出手段により検出される前記進入角とに基づいて前記車両の進行方向が誤認されやすいか否かを判定する請求項1又は2記載の走行支援装置。
【請求項4】
前記走行環境検出手段は、前記車両の前記第2道路への進入角と、前記車両の前記第2道路への進入可能な角度とを検出し、
前記走行環境検出手段により検出される前記進入角と前記進入可能な角度とに基づいて前記進入角の適正率を評価する第1評価手段と、
前記第1評価手段による評価の結果に応じて、前記進入角を可能な限り90°に近づけさせる内容の指示情報を前記車両の運転者に伝達する第2情報伝達手段と、
を備える請求項1〜3いずれか一項記載の走行支援装置。
【請求項5】
前記走行環境検出手段は、前記車両と前記第2道路との間にある右左折可能な地点の有無を検出し、
前記誤認判定手段は、前記指示方向検出手段により検出される前記指示方向と、前記走行環境検出手段により検出される前記右左折可能な地点の有無とに基づいて前記車両の進行方向が誤認されやすいか否かを判定する請求項1又は2記載の走行支援装置。
【請求項6】
前記走行環境検出手段は、前記車両と前記第2道路との間にある右左折可能な地点の有無を検出し、
前記方向指示器の操作のタイミングを検出するタイミング検出手段と、
前記走行環境検出手段により検出される前記右左折可能な地点の有無と、前記前記タイミング検出手段により検出される前記方向指示器の操作のタイミングとに基づいて前記方向指示器の操作のタイミングの適正率を評価する第2評価手段と、
前記第2評価手段による評価の情報を前記車両の運転者に伝達する第3情報伝達手段と、
を備える請求項1、2又は5記載の走行支援装置。
【請求項7】
前記第1道路及び前記第2道路は、駐車場や店舗内の道路を含む請求項1〜6いずれか一項記載の走行支援装置。
【請求項8】
請求項2記載の走行支援装置と、
前記無線送信手段により送信される前記予定経路の情報を受信する無線受信手段と、
前記無線受信手段により受信される前記予定経路の情報を前記他車両の運転者に伝達する第4情報伝達手段と、
を備える走行支援システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−251966(P2009−251966A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−99787(P2008−99787)
【出願日】平成20年4月7日(2008.4.7)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】(000003609)株式会社豊田中央研究所 (4,200)
【Fターム(参考)】