説明

路線バスの時刻表示システム

【課題】従来の路線バスの時刻表示システムでは、到着予想時刻と時刻表時刻の時間差を直接リアルタイムで表示することがないため、運行の状況を直ちに把握することができず、当該バスを利用すべきか否かの判断をしにくいという課題があった。
【解決手段】 路線バスにGPS人工衛星からの電波を受信する通信端末を搭載し、その路線バスの位置情報から路線バスが各バス停に到着する予想時刻を算出し、各バス停のバス停表示板に到着予想時刻と時刻表時刻から算出された時間差を表示することを特徴とする路線バスの時刻表示システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のナビゲーション等に利用されているGPS(Global Positioning System、全地球的測位システム)人工衛星から取得する路線バスの位置情報に基づく路線バスの停留所の時刻表示システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のGPS人工衛星から取得した路線バスの位置情報に基づく路線バスの時刻表示システムは、路線バス停留所では、路線バスの到着予想時刻を表示部にリアルタイムで変更表示しているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】特開2004−70765号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の路線バスの時刻表示システムでは、路線バスの到着予想時刻が表示部に表示されるが、到着予想時刻と時刻表時刻の時間差を直接リアルタイムで表示することがないため、運行の状況を直ちに把握することができず、そのバスを利用すべきか否かの選択等を利用客が容易に判断しにくいという課題があった。
【0005】
本発明は上記課題を解決し、路線バスの到着予想時刻と時刻表時刻との時間差を表示するシステムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本願の請求項1記載の発明は、路線バスに搭載する通信端末と前記通信端末と通信網を介して接続する路線バスの運行状況を管理する運行管理サーバと、前記運行管理サーバと通信網を介して接続し路線バスの停留所に付設する表示部を有するバス停端末とを備える運行管理システムにおいて、前記通信端末はGPS人工衛星からの電波を受信して路線バスの位置を検出する位置情報検出部と、この検出した位置情報を前記通信網を介して前記運行管理サーバに送信する位置情報送信部とを備え、前記運行管理サーバは前記位置情報送信部から送信される路線バスの位置情報を受信する位置情報取得部と、路線バスの位置情報から進行先の各停留所までの路線バスの到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、路線バスの時刻表に記載されている時刻表時刻を記憶する時刻表時刻記憶部と、前記到着予想時刻算出部により算出した到着予想時刻と時刻表時刻を前記バス停端末に送信する時刻情報送信部とを備え、前記バス停端末は前記時刻情報送信部から送信される到着予想時刻と時刻表時刻を受信する時刻情報受信部と、前記時刻情報受信部が受信する到着予想時刻と時刻表時刻を比較し時間差を算出する時間差算出部と、前記時間差算出部の算出する時間差を表示する前記表示部を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本願の請求項2の発明は、路線バスに搭載する通信端末と前記通信端末と通信網を介して接続する路線バスの運行状況を管理する運行管理サーバと、前記運行管理サーバと通信網を介して接続し路線バスの停留所に付設する表示部を有するバス停端末とを備える運行管理システムにおいて、前記通信端末はGPS人工衛星からの電波を受信して路線バスの位置を検出する位置情報検出部と、この検出した位置情報を前記通信網を介して前記運行管理サーバに送信する位置情報送信部とを備え、前記運行管理サーバは前記位置情報送信部から送信される路線バスの位置情報を受信する位置情報取得部と、路線バスの位置情報から進行先の各停留所までの路線バスの到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、路線バスの時刻表に記載されている時刻表時刻を記憶する時刻表時刻記憶部と、前記到着予想時刻算出部により算出した到着予想時刻と時刻表時刻を前記バス停端末に送信する時刻情報送信部とを備え、前記バス停端末は前記時刻情報送信部から送信される到着予想時刻と時刻表時刻を受信する時刻情報受信部と、前記時刻情報受信部が受信する到着予想時刻と時刻表時刻を比較し時間差を算出する時間差算出部と、前記時間差算出部の時間差の算出により、路線バスの到着予想時刻が時刻表時刻よりも遅れる場合は遅れる時間表示をし、早まる場合は早まる時間表示をする前記表示部を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本願の請求項3の発明は、路線バスに搭載する通信端末と前記通信端末と通信網を介して接続する路線バスの運行状況を管理する運行管理サーバと、前記運行管理サーバと通信網を介して接続し路線バスの停留所に付設する表示部を有するバス停端末とを備える運行管理システムにおいて、前記通信端末はGPS人工衛星からの電波を受信して路線バスの位置を検出する位置情報検出部と、この検出した位置情報を前記通信網を介して前記運行管理サーバに送信する位置情報送信部とを備え、前記運行管理サーバは前記位置情報送信部から送信される路線バスの位置情報を受信する位置情報取得部と、路線バスの位置情報から進行先の各停留所までの路線バスの到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、路線バスの時刻表に記載されている時刻表時刻を記憶する時刻表時刻記憶部と、前記到着予想時刻算出部により算出した到着予想時刻と時刻表時刻を前記バス停端末に送信する時刻情報送信部とを備え、前記バス停端末は前記時刻情報送信部から送信される到着予想時刻と時刻表時刻を受信する時刻情報受信部と、前記時刻情報受信部が受信する到着予想時刻と時刻表時刻を比較し時間差を算出する時間差算出部と、前記時間差算出部の時間差の算出により、路線バスの到着予想時刻が時刻表時刻よりも遅れる場合は遅れる時間の前にプラスを表示し、早まる場合は早まる時間の前にマイナスを表示する前記表示部を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本願の請求項4の発明は、路線バスに搭載する通信端末と前記通信端末と通信網を介して接続する路線バスの運行状況を管理する運行管理サーバと、前記運行管理サーバと通信網を介して接続し路線バスの停留所に付設する表示部を有するバス停端末とを備える運行管理システムにおいて、
前記通信端末はGPS人工衛星からの電波を受信して路線バスの位置を検出する位置情報検出部と、この検出した位置情報を前記通信網を介して前記運行管理サーバに送信する位置情報送信部とを備え、
前記運行管理サーバは前記位置情報送信部から送信される路線バスの位置情報を受信する位置情報取得部と、路線バスの位置情報から進行先の各停留所までの路線バスの到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、路線バスの時刻表に記載されている時刻表時刻を記憶する時刻表時刻記憶部と、前記到着予想時刻算出部により算出した到着予想時刻と時刻表時刻を前記バス停端末に送信する時刻情報送信部とを備え、
前記バス停端末は前記時刻情報送信部から送信される到着予想時刻と時刻表時刻を受信する時刻情報受信部と、前記時刻情報受信部が受信する到着予想時刻と時刻表時刻を比較し時間差を算出する時間差算出部と、前記時間差算出部の時間差の算出により、路線バスの到着予想時刻が時刻表時刻よりも遅れる場合の時間表示と早まる場合の時間表示とを色分け表示する前記表示部を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本願の請求項5の発明は、路線を運行する路線バスと、前記路線バスに搭載する通信端末と前記通信端末と通信網を介して接続する路線バスの運行状況を管理する運行管理サーバと、前記運行管理サーバと通信網を介して接続し路線バスの停留所に付設する表示部を有するバス停端末とを備える運行管理システムにおいて、
前記通信端末はGPS人工衛星からの電波を受信して路線バスの位置を検出する位置情報検出部と、この検出した位置情報を前記通信網を介して前記運行管理サーバに送信する位置情報送信部とを備え、
前記運行管理サーバは前記位置情報送信部から送信される路線バスの位置情報を受信する位置情報取得部と、路線バスの位置情報から進行先の各停留所までの路線バスの到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、路線バスの時刻表に記載されている時刻表時刻を記憶する時刻表時刻記憶部と、前記到着予想時刻算出部により算出した到着予想時刻と時刻表時刻を前記バス停端末に送信する時刻情報送信部とを備え、
前記バス停端末は前記時刻情報送信部から送信される到着予想時刻と時刻表時刻を受信する時刻情報受信部と、前記時刻情報受信部が受信する到着予想時刻と時刻表時刻を比較し時間差を算出する時間差算出部と、前記時間差算出部の算出する時間差を表示する前記表示部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本願発明によれば、GPS人工衛星から得られる路線バスの位置情報並びに到着予想時刻を管理する運用管理サーバから到着予想時刻及び時刻表時刻を取得してそれらの時間差を算出し、その時間差をバス停表示部に表示することができる。そこで、利用者は、路線バスの運行状況を直ちに把握することができ、ストレスを低減でき、そのバスを利用するか否かの判断を容易にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の路線バスの時刻表示システムの全体構成を示すブロック図である。
図1において、100は路線バスに搭載する通信端末である。そして、101は通信端末100の各処理を制御する制御部、102はGPS人工衛星130からの情報を取得する位置情報検出部、103は運行管理サーバに路線バスの位置情報を送信する位置情報送信部である。
【0013】
図1において、110は路線バスの運行状況を管理する運行管理サーバで、通信端末100と通信網140を介して接続されている。そして、111は運行管理サーバ110の各処理を制御する制御部、112はサーバメンテナンス用の表示部、113は各路線の時刻表時刻を入力する入力部、114は路線バスの位置から進行先の各停留所までの路線バスの到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部、115は路線バスの時刻表に記載されている時刻表時刻を記憶する時刻表時刻記憶部、116は前記位置情報送信部103から送信された路線バスの位置情報を受信する位置情報取得部、117は前記到着予想時刻算出部114から算出された到着予想時刻と前記時刻表時刻記憶部115に記憶されている時刻表時刻を送信する時刻情報送信部、118は路線バスの位置情報を管理する路線バス位置情報管理テーブル、119は路線ごとの運行情報を管理する運行情報管理テーブルである。
【0014】
図1において、120は路線バスの停留所に付設するバス停端末で、運行管理サーバ110と通信網140を介して接続されている。そして、121はバス停端末120の各処理を制御する制御部、122は時刻を表示する表示部、123は前記時刻情報送信部117から送信される到着予想時刻と時刻表時刻を受信する時刻情報受信部、124は前記時刻情報受信部123が受信する到着予想時刻と時刻表時刻を比較し時間差を算出する時間差算出部である。
【0015】
また、図1において、130は通信端末100へ位置情報を送出するGPS人工衛星である。140は通信端末100と運行管理サーバ110とを接続し、また、運行管理サーバ110とバス停端末120とを接続するインターネットその他の有線及び無線の通信網を示す。
【0016】
図2は、路線バスの停留所に付設する表示部を有するバス停端末を備えるバス停表示板の正面図である。図2において、200は路線バスの停留所に設置されているバス停表示板、201は停留所名、202はバス経路を示すバス路線名、203は路線バスの行先を示す行先名、204は時刻表に記載されている次に発車するバス発車時刻、205は上記発車時刻に対しての差分を表示する時間差、206は路線バスの時刻表を示す。
【0017】
図3は、路線バスの位置情報を管理する路線バス位置情報管理テーブルの記録フォーマットを示したものである。図3において、301はバス番号、302は位置情報取得時刻、303は位置情報を示す。
【0018】
図4は、路線ごとの運行情報を管理する運行情報管理テーブルの記録フォーマットを示したものである。図4において、401はバス路線名、402はバス番号、403は出発地点、404は出発時刻、405〜424はバス停名、425〜444は時刻表のバス停通過時刻、445〜464は実際のバス停通過時刻、465は最終地点、466は最終バス停到着時刻を示す。
【0019】
図5は、本発明である路線バスの時刻表示システムを実現するための処理フローを示したものである。図5において、501は路線バスの位置情報を取得する路線バス位置情報取得ステップ、502は路線バスの運行する道路が渋滞しているか否かを検出する渋滞状況検出処理ステップ、503は路線バスがバス停に到着する時刻を算出する到着予想時刻算出ステップ、504はバス停に到着予想時刻と時刻表時刻を送信する時刻情報送信ステップ、505はバス停表示板に時刻表の時刻を表示する時刻表表示ステップ、506は路線バス到着予想時刻が時刻表の到着時刻より早いか否かを検出する時間差検出処理ステップ、507は差分時間を「−」で表示するマイナス表示ステップ、508は差分時間を「+」で表示するプラス表示ステップ、509は路線バスの到着予想時刻は時刻表の時刻とする到着予想時刻置換ステップ、510はバス停に到着予想時刻と時刻表時刻を送信する時刻情報送信ステップ、511はバス停表示板に時刻表の時刻を表示する時刻表表示ステップ、512は差分時間を“0”で表示するゼロ表示ステップ、513は路線バスが最終バス停に到着したか否かを検出する最終バス停到着検出処理ステップを示す。
【0020】
次に、図1から5を用いて、GPS人工衛星130から得る路線バスの位置情報と、到着予想時刻を管理する運用管理サーバ110から到着予想時刻及び時刻表時刻とを受信し、時間差を算出し表示ことについて説明する。
【0021】
まず、GPS人工衛星130からの電波を受信して路線バスの現在位置の検出を路線バス位置情報取得ステップ501で情報取得を行い、道路交通の渋滞状況検出処理ステップ502にて渋滞状況を把握する。「Yes」の場合(路線が交通渋滞している場合)は、到着予想時刻算出503を行い、時刻情報送信504を行う。
【0022】
さらに、時刻表の表示505を行い、時間差検出処理ステップ508にて比較を行う。「Yes」の場合(到着予想時刻が時刻評議刻より早い場合)はマイナス表示507を行い、「No」の場合(到着予想時刻が時刻評議刻より遅い場合)はプラス表示508を行う。
【0023】
その後、最終バス停到着検出処理ステップ513にて比較を行い、「Yes」の場合(通信端末100を搭載した路線バスが最終バス停留所に到達した場合)は作業を完了する。「No」の場合(通信端末100を搭載した路線バスが最終バス停留所に到達しない場合)は、路線バス位置情報取得ステップ501から実行しつづける。
【0024】
道路交通の渋滞状況検出処理ステップ502の比較により「No」の場合(路線が交通渋滞している場合)は、到着予想時刻置換ステップ509にて路線バス到着予想時刻として時刻表時刻を置き換え、時刻情報送信510を行なう。更に時刻表表示511を行い、ゼロ表示ステップ512により路線バス発車時刻の差分を「0」と表示する。その後、最終バス停到着検出処理ステップ513を実行する。
【0025】
なお、前記時間差算出部124の時間差の算出により、路線バスの到着予想時刻が時刻表時刻よりも遅れる場合は遅れる時間表示をし、早まる場合は早まる時間表示は、プラス表示、マイナス表示の他、赤色、青色等の色分け表示をする前記表示部を備えることとすることもできる。
時間差算出部124により算出される時間差を色分け表示することにより、利用者は、路線バスの運行状況をより早く、確実に把握することができる。
【0026】
また、上記の実施形態では、時間差算出部124をバス停端末120に設けたが、運行管理サーバ110に設けることもできる。上記の実施形態において、時間差算出部124をバス停端末120に設けたのは、運行管理サーバ110の処理負担を軽減し、効率を向上させるため、バス停端末120に設けることとした。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の路線バスの時刻表示システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】路線バスの停留所に付設する表示部を有するバス停端末を備えるバス停表示板の正面図である。
【図3】路線バスの位置情報を管理する路線バス位置情報管理テーブルの記録フォーマットである。
【図4】路線ごとの運行情報を管理する運行情報管理テーブルの記録フォーマットである。
【図5】本発明の路線バスの時刻表示システムの処理フロー図である。
【符号の説明】
【0028】
100: 通信端末
101: 制御部
102: 位置情報検出部
103: 位置情報送信部
110: 運行管理サーバ
111: 制御部
112: 表示部
113: 入力部
114: 到着予想時刻算出部
115: 時刻表時刻記憶部
116: 位置情報取得部
117: 時刻情報送信部
118: 路線バス位置情報管理テーブル
119: 運行情報管理テーブル
120: バス停端末
121: 制御部
122: 時刻表示部
123: 時刻情報受信部
124: 時間差算出部
130: GPS人工衛星
140: 通信網
200: バス停表示板
201: 停留所名
202: バス路線名
203: 行先名
204: バス発車時刻
205: 差分時間
206: 時刻表
300: 路線バス位置情報管理テーブル記録フォーマット
301: バス番号
302: 位置情報取得時刻
303: 位置情報
400: 運行情報管理テーブル記録フォーマット
401: バス路線名
402: バス番号
403: 出発地点
404: 出発時刻
405 〜 424: バス停名
425 〜 444: バス停通過時刻(時刻表値)
445 〜 464: バス停通過時刻(実際値)
465: 最終地点
466: 最終バス停到着時刻
501: 路線バス位置情報取得ステップ
502: 渋滞状況検出処理ステップ
503: 到着予想時刻算出ステップ
504: 時刻情報送信ステップ
505: 時刻表表示ステップ
506: 時間差検出処理ステップ
507: マイナス表示ステップ
508: プラス表示ステップ
509: 到着予想時刻置換ステップ
510: 時刻情報送信ステップ
511: 時刻表表示ステップ
512: ゼロ表示ステップ
513: 最終バス停到着検出処理ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
路線バスに搭載する通信端末と、前記通信端末と通信網を介して接続する路線バスの運行状況を管理する運行管理サーバと、前記運行管理サーバと通信網を介して接続し路線バスの停留所に付設する表示部を有するバス停端末とを備える運行管理システムにおいて、前記通信端末はGPS人工衛星からの電波を受信して路線バスの位置を検出する位置情報検出部と、この検出した位置情報を前記通信網を介して前記運行管理サーバに送信する位置情報送信部とを備え、前記運行管理サーバは前記位置情報送信部から送信される路線バスの位置情報を受信する位置情報取得部と、路線バスの位置情報から進行先の各停留所までの路線バスの到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、路線バスの時刻表に記載されている時刻表時刻を記憶する時刻表時刻記憶部と、前記到着予想時刻算出部により算出した到着予想時刻と時刻表時刻を前記バス停端末に送信する時刻情報送信部とを備え、前記バス停端末は前記時刻情報送信部から送信される到着予想時刻と時刻表時刻を受信する時刻情報受信部と、前記時刻情報受信部が受信する到着予想時刻と時刻表時刻を比較し時間差を算出する時間差算出部と、前記時間差算出部の算出する時間差を表示する前記表示部を備えることを特徴とする路線バスの時刻表示システム。
【請求項2】
路線バスに搭載する通信端末と前記通信端末と通信網を介して接続する路線バスの運行状況を管理する運行管理サーバと、前記運行管理サーバと通信網を介して接続し路線バスの停留所に付設する表示部を有するバス停端末とを備える運行管理システムにおいて、前記通信端末はGPS人工衛星からの電波を受信して路線バスの位置を検出する位置情報検出部と、この検出した位置情報を前記通信網を介して前記運行管理サーバに送信する位置情報送信部とを備え、前記運行管理サーバは前記位置情報送信部から送信される路線バスの位置情報を受信する位置情報取得部と、路線バスの位置情報から進行先の各停留所までの路線バスの到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、路線バスの時刻表に記載されている時刻表時刻を記憶する時刻表時刻記憶部と、前記到着予想時刻算出部により算出した到着予想時刻と時刻表時刻を前記バス停端末に送信する時刻情報送信部とを備え、前記バス停端末は前記時刻情報送信部から送信される到着予想時刻と時刻表時刻を受信する時刻情報受信部と、前記時刻情報受信部が受信する到着予想時刻と時刻表時刻を比較し時間差を算出する時間差算出部と、前記時間差算出部の時間差の算出により、路線バスの到着予想時刻が時刻表時刻よりも遅れる場合は遅れる時間表示をし、早まる場合は早まる時間表示をする前記表示部を備えることを特徴とする路線バスの時刻表示システム。
【請求項3】
路線バスに搭載する通信端末と前記通信端末と通信網を介して接続する路線バスの運行状況を管理する運行管理サーバと、前記運行管理サーバと通信網を介して接続し路線バスの停留所に付設する表示部を有するバス停端末とを備える運行管理システムにおいて、前記通信端末はGPS人工衛星からの電波を受信して路線バスの位置を検出する位置情報検出部と、この検出した位置情報を前記通信網を介して前記運行管理サーバに送信する位置情報送信部とを備え、前記運行管理サーバは前記位置情報送信部から送信される路線バスの位置情報を受信する位置情報取得部と、路線バスの位置情報から進行先の各停留所までの路線バスの到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、路線バスの時刻表に記載されている時刻表時刻を記憶する時刻表時刻記憶部と、前記到着予想時刻算出部により算出した到着予想時刻と時刻表時刻を前記バス停端末に送信する時刻情報送信部とを備え、前記バス停端末は前記時刻情報送信部から送信される到着予想時刻と時刻表時刻を受信する時刻情報受信部と、前記時刻情報受信部が受信する到着予想時刻と時刻表時刻を比較し時間差を算出する時間差算出部と、前記時間差算出部の時間差の算出により、路線バスの到着予想時刻が時刻表時刻よりも遅れる場合は遅れる時間の前にプラスを表示をし、早まる場合は早まる時間の前にマイナスを表示をする前記表示部を備えることを特徴とする路線バスの時刻表示システム。
【請求項4】
路線バスに搭載する通信端末と前記通信端末と通信網を介して接続する路線バスの運行状況を管理する運行管理サーバと、前記運行管理サーバと通信網を介して接続し路線バスの停留所に付設する表示部を有するバス停端末とを備える運行管理システムにおいて、前記通信端末はGPS人工衛星からの電波を受信して路線バスの位置を検出する位置情報検出部と、この検出した位置情報を前記通信網を介して前記運行管理サーバに送信する位置情報送信部とを備え、前記運行管理サーバは前記位置情報送信部から送信される路線バスの位置情報を受信する位置情報取得部と、路線バスの位置情報から進行先の各停留所までの路線バスの到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、路線バスの時刻表に記載されている時刻表時刻を記憶する時刻表時刻記憶部と、前記到着予想時刻算出部により算出した到着予想時刻と時刻表時刻を前記バス停端末に送信する時刻情報送信部とを備え、前記バス停端末は前記時刻情報送信部から送信される到着予想時刻と時刻表時刻を受信する時刻情報受信部と、前記時刻情報受信部が受信する到着予想時刻と時刻表時刻を比較し時間差を算出する時間差算出部と、前記時間差算出部の時間差の算出により、路線バスの到着予想時刻が時刻表時刻よりも遅れる場合の時間表示と早まる場合の時間表示とを色分け表示する前記表示部を備えることを特徴とする路線バスの時刻表示システム。
【請求項5】
路線を運行する路線バスと、前記路線バスに搭載する通信端末と前記通信端末と通信網を介して接続する路線バスの運行状況を管理する運行管理サーバと、前記運行管理サーバと通信網を介して接続し路線バスの停留所に付設する表示部を有するバス停端末とを備える運行管理システムにおいて、前記通信端末はGPS人工衛星からの電波を受信して路線バスの位置を検出する位置情報検出部と、この検出した位置情報を前記通信網を介して前記運行管理サーバに送信する位置情報送信部とを備え、前記運行管理サーバは前記位置情報送信部から送信される路線バスの位置情報を受信する位置情報取得部と、路線バスの位置情報から進行先の各停留所までの路線バスの到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、路線バスの時刻表に記載されている時刻表時刻を記憶する時刻表時刻記憶部と、前記到着予想時刻算出部により算出した到着予想時刻と時刻表時刻を前記バス停端末に送信する時刻情報送信部とを備え、前記バス停端末は前記時刻情報送信部から送信される到着予想時刻と時刻表時刻を受信する時刻情報受信部と、前記時刻情報受信部が受信する到着予想時刻と時刻表時刻を比較し時間差を算出する時間差算出部と、前記時間差算出部の算出する時間差を表示する前記表示部を備えることを特徴とする路線バスの時刻表示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−215671(P2006−215671A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−25758(P2005−25758)
【出願日】平成17年2月2日(2005.2.2)
【出願人】(391002409)株式会社 日立システムアンドサービス (205)
【Fターム(参考)】