説明

車両ナビゲーションのための遠隔目的地プログラミング

遠隔の目的地プログラミングは、ユーザーが旅行に先立って所望の目的地(402、406、410)を決定することを可能にする。目的地は、遠隔のナビゲーションサーバー(400、500)上でユーザープロファイル(502、504)に記憶することができる。目的地は、ウェブインターフェース(402)または固定電話線もしくは無線電話通信(410)を通じて、サーバーにアップロードされる。続いて、例えばレンタカー代理店で始まって、レンタカーの車載の対象ナビゲーション装置(522)をプログラムするために、ナビゲーションサーバーは、所望の目的地の情報がサーバー(520)からダウンロードされる第1のモードを含むいくつかの操作モードを通じてナビゲーションを支援する。他のモードでは、ユーザーのGPS可能な通信装置(428)は、周期的に位置データ(430)をアップロードし、ユーザーへの「進路変更毎」の指示(530)を受け取るためにナビゲーションサーバー(500)と互いに通信する。このモードにおいては、ユーザーが所望の目的地の位置に行くことを支援するために車載のナビゲーション装置を分ける必要はない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本出願は、2005年6月15日に出願された同時係属出願である米国特許出願第11/154,145の一部継続出願であり、その全体を参照することにより、本出願に包含される。親出願の発明の名称は、「デジタル無線電気通信ネットワークを介してデータを通信するための同時帯域内信号方式」である(代理人案件整理番号44375/33:1)。
【0002】
(著作権情報)
(c)2005−2008エアビクティ社。本出願の開示の一部は、著作権保護の対象となる題材を含む。著作権者は、特許商標庁に出願され、登録された本件または特許開示の複製に対して異議を唱えるものではない。しかし、その他のいかなる場合も、全ての著作権を留保する(米国特許規則1.71(d))。
【0003】
本出願は、車両ナビゲーションに関連する方法およびシステムに関する。より具体的には、ナビゲーションシステムへ目的地住所をプログラミングする際の改善に関する。とりわけ、必ずしも自動車で移動中の使用のためではない。
【背景技術】
【0004】
全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)は、その名の通り至る所でアクセスでき、今や、多種多様の軍事用、商業用および消費者用アプリケーションのために広く使用されている。GPSは、ミサイル誘導から、突然のシェラネバダの吹雪の中でパシフィック・クレスト・トレイルから迷子になったバックパッカーの案内まで、あらゆることに使用される。GPSシステム運用の詳細については、他の場所で公にされている。ここでは、静止軌道の位置にある多くのGPS衛星の中の少なくとも一握りのGPS衛星の「視野内」にGPS受信器がいる限り、衛星によるGPSネットワークは、GPS受信器に情報を提供することを述べておけば十分である。GPS受信器または関連するプロセッサは、受信した情報から現在の受信器の場所を計算する。その結果生じる位置データは、例えば、緯度、経度、高度または同等の座標系として表現することができる。
【0005】
近年は、GPS受信器および関連する装置の大きさおよびコストは著しく減少し、この技術は、今や手で持って運べるほど十分小さいパッケージであり、かつ、この装置は消費者の手の届く価格水準で利用できる。実際には、今日の多くの携帯電話は内蔵のGPS受信器を含む。
【0006】
GPS受信器において成長しているアプリケーションの1つは、自動車のナビゲーションを目的とするものである。運転手が所望の目的地またはその周辺地域に不慣れである場所において、GPSに基づくナビゲーション装置は、ほとんどいつも車両の場所を決定できるため手助けとなる。地方のごみ収集車から長距離の牽引トラックまで、商用の車両アプリケーションも成長している。
【0007】
GPS装置の供給メーカーの1つ(Garminとして知られる)は、報道発表で以下のように述べた。「GPS−Buddyユニットを通じて送信されるリアルタイムの情報のおかげで、運行管理者は、どこに彼らの全車両がいるかを知り、操縦者と24時間、週7日連絡を取ることができる。60秒毎に、固定されたGPS−Buddyサーバーは、車両の位置、スピード、例えばエンジンデータ、荷積み用ドア、および、温度自動調節器などの状況についての情報を受け取る。その後、情報は、インターネット上でGPS−Buddyの顧客が利用することができる。データは、いつ、どんな装置によっても、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、または、PDAなどにより、インターネットにアクセスすることで、見ることができる。」要するに、位置データおよび他の情報を自動車からサーバーにアップロードすることは知られている。
【0008】
車両(または手で運ぶ)ナビゲーションシステムは、一般的に、GPSを用いて現在の位置を得ることができるが、いかなる場合も、ナビゲーションシステムがその位置へのナビゲーションを支援する前に、所望の目的地の位置(以後、単に「目的地」という)がプログラムされていなければならない。
【0009】
所望の位置へナビゲーションシステムをプログラムすることは、手を使用したユーザーインターフェースに不慣れなユーザーにとっては難しい場合もあり、いずれにしても、ユーザーの時間を奪う。
【0010】
無線通信網の音声チャネルを通じてデジタルデータを送信するシステムおよび方法も知られている。音声サービスは、様々な無線ネットワークおよび無線技術にわたって、低コスト、高信頼性および広い有用性という利点を有する。これらは、時々、(電話を通じた)人間の接触および個人化されたサービスを考慮して、「コンシェルジュ」サービスと呼ばれる。デジタル無線データサービスは、それと対照的に、信頼できない場合があり、異なるネットワークおよび技術を超えて、帯域幅、遅延および他のパラメータが変わることもあり得る。
【0011】
また、音声チャネル内のデータ送信は、音声呼接続を確立しなければならないという特性を有する。これは、実質的に、同時の音声通信およびデータ通信を可能にする。したがって、例えば、緊急通話を受けた人またはコンシェルジュのオペレータは、援助を要求する人と話すことができ、そして、実質的に同時に、その人の位置または生理データもしくは医療データを受け取ることができる。実際のコンシェルジュのオペレータは、言葉により「進路変更毎(turn by turn)」の運転指示を与え、典型的には自動車であるが、乗り物が無線電話、音声帯域または「帯域内の」信号モデム等の不可欠な装備に適している限り、ユーザーが移動中にユーザーを所望の場所へ導くことができる。位置データは、音声チャネルを通じて、車からコンシェルジュまたは他の「通話を受けた人」に提供することができる。しかしながら、これらのサービスは労働集約型であるため高価である。車内の電子ナビゲーション装置を使用した、より独立した扱い方を好むユーザーもいる。
【0012】
車載ナビゲーション装置は、今や、市場で利用でき、いくつかの高級車およびレンタカーに装備されている。これらの車載ナビゲーション装置は、一般的に「スタンドアローン」であり、遠隔の実際のオペレータによる支援なしに動作する。これらは、典型的には、自動車の現在の場所を決定するために、装置に装備された、または、接続されたGPS受信器を有する。これらは、ナビゲーションを援助するための地図もしくは他のGISデータを含むデータベース(例えば、CD−ROMに記憶されたもの)を有し、または、必要に応じて、例えば、無線通信ネットワーク、インターネットに接続したWAP、衛星等を通じてダウンロードすることができる。スタンドアローンシステムは、録音された、または、擬似的な、いわゆる「進路変更毎」の運転指示をする音声アナウンスを提供し、選択された目的地へユーザーを導くことができる。いかなる場合も、所望の目的地はシステムへ入力されなければならない。ナビゲーションシステムをプログラミングすること、すなわち所望の目的地の位置を入力することは、例えば、非常に限られたユーザーインターフェース、小さいディスプレイ画面等のために、ぎこちなく困難なものである。ユーザーが運転中に、ナビゲーション装置へ所望の目的地の住所の入力を試みることは特に困難であり危険な場合もある。
【発明の概要】
【0013】
GPSに基づくナビゲーションの利便性を改善するための、特に、所望の目的地をナビゲーションシステムに入力する課題に取り組むための方法およびシステムを開示する。発明の態様は手で持ち運びできる携帯GPSシステムに適用することができる。他の実施形態においては、発明の態様は車両ナビゲーションシステムをプログラミングするために役に立つ。ここに記載する発明の態様は、ボート、他の船、飛行機などの種々の乗り物に適用できるが、主なアプリケーションは自動車である。
【0014】
一実施形態においては、ユーザーは、PCまたは他のコンピュータ型の装置上で実行されるグラフィカル・ユーザー・インターフェースを使用して所望の目的地を決めることができる。好適には、ユーザーインターフェースはウェブページを含む。ユーザーは、例えば旅行に出発する前に目的地を遠隔サーバーにアップロードすることができる。サーバーは、続いて選択したナビゲーション装置(例えば自動車に設置されたもの)に、目的地データをダウンロードする。
【0015】
代替の一実施形態においては、ユーザーは目的地データを入力し、そのデータをSMSメッセージまたは他の無線メッセージサービスを通じて遠隔の目的地プログラミングサーバーに送信する。サーバーは、前述同様、要求されたときに、要求されたように目的地データを選択されたナビゲーション装置にダウンロードするため、ユーザー自身がナビゲーション装置を「プログラム」する必要はない。
【0016】
好適な一実施形態においては、ユーザーが選択した目的地データは、遠隔サーバーにおけるユーザースペースまたはユーザープロファイルに保存される。このようにして、ユーザーは、例えば暗く不慣れな駐車場などで最初にレンタカーに乗り込むときに、ナビゲーションデバイスを「その場所で」プログラミングする必要性から解放される。
【0017】
他の好適な一実施形態においては、対象のナビゲーションシステムは完全に取り除かれ、ユーザーの通信装置が他の機能に加えて、個人的なナビゲーションシステムとしても中心的存在になる。
【0018】
付加的な態様およびこの発明の利点は、図面を参照して進む以下の好適な実施例の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】無線ノードから遠隔サーバーサイトにおけるモデムバンクへの同時帯域内信号方式を提供する無線通信ネットワークを示す図である。
【図2】遠隔サイトにおけるモデムバンクから無線ノードへの同時帯域内信号方式を示す図である。
【図3】本発明の他の実施形態における、無線ノードとモデムバンクの間の双方向の同時帯域内信号方式を示す図である。
【図4】遠隔目的地プログラミングおよび関連する操作についてのいくつかの異なる実施形態を実行する様々な通信チャネルを介した、ユーザー、車両、および、遠隔ナビゲーションサーバー間の様々な通信を示す簡易図である。
【図5】本発明の実施例の態様の間の様々な機能および操作についての別の簡易図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
予め、図面は正確なハードウェアまたはソフトウェアの図ではないことに注意するべきである。むしろ、図に示すほとんどの要素は、実用的な実施におけるハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせを含む。本発明は、多くの細かい設計上の選択にしたがって、ハードウェアおよびソフトウェアの様々な組み合わせで実行でき、これら全てが発明の範囲内とみなされるべきである。
【0021】
図1は、モデムバンクへの同時帯域内信号方式(CIBS:Concomitant In-Band Signaling)モデム送信を備える無線通信ネットワークの一例を示す。モデムバンクは遠隔サーバーに配置することができる。アナログ音声信号は、パルス符号変調(PCM:Pulse Code Modulation)を使用する符号器−復号器(音声コーデック)10によりデジタル化され、音声活動検出器(VAD:Voice Activity Detector)12へ送られる。VADアルゴリズムは、音声信号内における音声の存在を検出し、音声活動状況をIBSモデム(帯域内信号方式モデム:In-band signaling modem)14へ送信する。帯域内信号方式モデムは、参照として本願に含まれる米国特許第6,493,338号に詳細に記載されている。複数のGPS衛星16、GLONASS(Global Orbiting Navigation Satellite System)衛星、及び/又は、GALLILEO衛星からの放送は、GPS受信器18によって受信され、ナビゲーションデータへと処理される。周期的に、ナビゲーションデータは、衛星ナビゲーション受信器からIBSモデム14へ送信される。VADが、音声信号に無声またはノイズが存在し、送信されるデジタルデータが存在することを見つけ出した場合、IBSモデムは、ナビゲーションデータをネットワークアクセス装置(NAD:Network Access Device)20へ渡される合成音声トーンに符号化する。音声が存在する場合は、IBSモデムは、変更されていない音声信号をNADへ渡す。
【0022】
NADは、回線交換呼として無線通信網24と通信するか、または、インターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)パケット交換VoWLAN呼(VoWLAN:Voice Over Wireless LAN)として無線インターネットアクセスポイント26と通信する。デジタル無線通信網および無線インターネットアクセスポイントは、送信に要求される帯域幅を減らすために、音声PCM信号がボコーダー(vocoder)28により処理されることを必要とする。ボコーダーは、予測符号技術を用いることにより人間の音声に関連付けられる情報を圧縮する。呼は、公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Network)30からIPネットワーク32へ、または、その逆へとルーティングすることができる。
【0023】
呼は、モデムバンク40を含む遠隔サーバーサイトで受け取られ、モデム活動検出器(MAD:Modem Activity Detector)42により検出される。MAD42は、入ってくるPCM音声を処理し、信号エネルギーおよび周波数の内容を解析するアルゴリズムを通じて合成音声トーンの存在を検出する。MADが、合成トーンは存在しないと決定した場合、モデム活動状況は、電話スイッチ44を制御し音声をアナログ音声信号48への変換用のコーデック46に送るために用いられる。MAD42が合成音声トーンを検出した場合、モデム活動状況は、音声スイッチ44を通じてIBSモデム50に音声を送るために用いられる。同時に、快適音声雑音発生器(CNG:Comfort Noise Generator)52の音声ノイズは、電話スイッチ44からコーデック46へ送られる。
【0024】
IBSモデム50は、合成音声トーンをデジタルナビゲーションデータに復号する。ナビゲーションデータ60は、入ってくるデータを、例えば、タイムスタンプ、位置、対地速度および地上軌跡の角度など過去の多数のナビゲーション情報型のサンプルに基づいてフィルターして確認する位置処理アルゴリズム62に渡される。ナビゲーションデータは、その後、逆ジオコーディングのために地理情報システム(GIS:Geographic Information System)アプリケーションへ出力される。この時点で、受け取った位置情報は遠隔サーバーで回復される。
【0025】
図2は、いくつかの点で図1に似ている。共通の要素の記載は省略している。図2は、無線ノードに送信しているモデムバンク内のCIBSモデムの例を示す。図1と同様の方法で、アナログ音声信号は、PCMを用いて、コーデックによりデジタル化され、VADに送られる。VADの音声検出アルゴリズムは、IBSモデムへの音声の存在を示す。音声が存在する場合は、変更されていない音声信号が、回線交換呼またはVoIP(Voice over IP)呼における一連のIPパケットとして通信網に渡される。音声が存在せず、例えば、全車両管理アプリケーションのような他のアプリケーションからのデジタル信号が送信されているとVADが決定した場合は、IBSモデムは、デジタルデータを通信網を通じた送信のための合成音声トーンに符号化する。
【0026】
この例におけるNAD200は、ボコーダーが符号化音声信号を音声PCM信号に再構成する呼を受け取る。PCM音声は、モデムから合成音声トーンを検出し、モデム活動状況をIBSモデム204に提供するMAD202により処理される。MAD202が、合成トーンが存在しないことを示す場合は、IBSモデムは、スピーカー208で再生できるアナログ信号に変換するために、PCM音声をコーデック206へ転送する。非音声データが存在することを示す合成トーンが存在する場合は、IBSモデム204は、無音を示すPCM音声をコーデック206に送ることにより、入ってくる音声をミュートする。IBSモデムは、その後、トーンをデジタルデータに復号する。復号されたデジタルデータは、遠隔サーバーサイト100で、例えばナビゲーションアプリケーション230のようなアプリケーションにより送られたものである。このデータは、例えば、ラップトップコンピュータ210、または、自動車の場合においては車両ネットワーク220のような移動コンピュータプラットフォームに送ることができる。
【0027】
図3は、図1および図2にあるいくつかの要素を含む。図3は、位置データを含み、多チャンネル帯域内信号(MIBS:Multichannel Inband Signaling)を用いることにより双方向に送信されるデジタルデータのためのシステムの一例を示す。第1の周波数ペアを一チャネル中で送信されるデジタルデータを変調するために使用し、第2の周波数ペアを他のチャネルで反対方向に送信されるデジタルデータを変調するために使用することにより、全二重の通信リンクをモデムバンクと無線ノードの間に確立することができる。
【0028】
無線ノード300からモデムバンク340に送信されるデジタルデータのために、コーデック302はアナログ音声信号をPCM音声にデジタル化する。VAD304は、音声がPCM音声に存在するか否かを決定し、音声活動状況をMIBSモデム310へ渡す。音声が存在する場合は、MIBSモデムはそれをボコーダー312へ渡す。そうでない場合は、移動コンピュータプラットフォームから受け取ったデジタルデータを合成音声トーンに変調し、NAD320を介し通信網を通じた送信のために、これらの信号をボコーダーに渡す。ここで、「移動コンピュータプラットフォーム」の用語は広い意味で用いている。ラップトップコンピュータ328または車両ネットワーク330を含むが、これに限定されるものではない。
【0029】
モデムバンク340は、無線ノード300から呼を受け取り、結合したMAD/MIBSモデム342へ音声を送る。MADは、モデム活動が存在するか否かを決定し、状況をスイッチ344へ渡す。モデム活動が存在しない場合は、音声PCMは、スピーカー348で再生できるアナログ音声信号へ変換するためにコーデック346へ渡される(スピーカーおよびマイクは、自動化された、または、無人の遠隔サーバーの場合は取り除くことができる)。合成音声トーンが存在する場合は、MIBSモデムはデジタルデータを復調し、このデータを、例えばナビゲーションアプリケーション350のような目的アプリケーションに渡す。スイッチ344は、モデム活動が存在する状況を受け取り、PCM音声を、スピーカーが使用される装置においてスピーカー348で再生できるアナログ信号に変換するために、CNG360からコーデック346へ渡す。
【0030】
モデムバンク340から無線ノード300へ送信されるデジタルデータのために、VAD362は、アナログ音声信号を示すコーデック346からのPCM音声を解析し、音声活動状況信号を生成する。音声が存在する場合は、結合したMAD/MIBSモデム342は、PCM音声を変更なしに通信網(PSTN,無線、インターネット)へ転送する。そうでない場合は、MIBSモデム342は、アプリケーションから受け取ったデジタルデータを、無線ノードにおいてMIBSモデム310により生成されたものとは異なる合成音声トーンのセットを用いて変調する。これらの合成音声トーンは、PSTN、VOIPを用いたインターネット、および、VoWLANを用いたローカルエリアネットワークなどの複数のネットワークに渡る通信網を通じて送信される。
【0031】
NAD320は、通信網から音声を受け取り、その音声を、信号を音声PCMに再構成するボコーダー312へ転送する。音声PCMは、合成トーンが存在するという状況をMIBSモデム310に提供するMAD370により解析される。合成トーンが存在しない場合は、PCM音声は変更なしでコーデック302へ渡され、スピーカーで再生するためのアナログ信号へ変換される。そうでない場合は、MIBSモデム310は、無音を示すPCM音声をコーデック302へ渡し、スピーカーにおける無声の再生をもたらす。ここで使用される「スピーカー」の用語は、音声再生のためのあらゆる手段を参照するものである。例えば、携帯電話または他のPDAに接続されたイヤホンまたはヘッドセットの形態をとることもできる。このような接続は、短距離無線接続であってもよい。ある実装、例えば車両ネットワークにおいては、スピーカーは車載オーディオエンターテイメントシステムの一部であっても良い。MIBSモデムは、合成音声トーン周波数の第2のセットに基づいて音声を復調し、デジタルデータを移動コンピュータプラットフォームに渡す。
【0032】
図4は、全て本発明の範囲内であるいくつかの異なる実施形態示す通信の概略図である。図4は、異なる実施例の様々な態様を示す図を複合したものである。役に立つ実施形態は、図4に示される全ての要素を含む必要はない。図4においては、不明りょうな図になることを避けるため、通信接続の詳細(無線、固定電話)を省略している。
【0033】
本アプリケーションにおける「通信装置」の用語は、携帯、または、移動無線電気通信装置を参照する。すなわち、無線通信網を通じて(音声またはデータ)通信できる装置である。このような装置は携帯可能であり、または、自動車若しくはトラックのような車両に備えつけられている。「GPS可能」の語句は、GPSを参照して通信装置が位置情報をGPSシステムの使用により獲得できることを意味する。その目的のために、GPS受信器は通信装置に備え付けまたは結合することができる。ここで、「結合する」とは、GPS受信器から獲得した位置情報の通信装置への転送を可能にする、あらゆる一時的なまたは恒久的な接続をも意味する。この転送は、直接接続、または、例えば車内の車両ネットワークのようなローカルネットワークを通じたものである。この接続は、有線または無線である(後者の場合は、この短距離無線接続は長距離無線通信網の接続とは混同されない)。このような装置は、例えば、携帯電話、適切な装備を持つPDA、または、Blackberry(登録商標)携帯電話/PDAを含むが、これらに限定されるものではない。
【0034】
図4において、一般に、遠隔ナビゲーションサーバー400は、例えば、ユーザーを所定のまたは所望の目的地の位置へ導くための更新された指示を送ることにより、ナビゲーション支援を移動するユーザーに提供する。移動するユーザーは、歩行者または自転車、ボート若しくは他の乗り物等に乗っている者であってよい。最初に、更新されたナビゲーション指示を論じる前に、どのようにしてユーザーが所望の目的地の位置を、旅行への出発前であっても入力または選択することができるかを記述する。
【0035】
一実施形態においては、所望の目的地は、遠隔ナビゲーションプログラミングにより選択される。この実施形態においては、ナビゲーションサーバー400は、ユーザーのデータベースを保持する。各ユーザーは、関連付けられたプロファイル情報を有する。通常のウェブサイトのログインおよび他のセキュリティーもしくはプライバシー技術を配備することができる。例えば、個人の家からの旅行プランが公にならないようにすることは重要であろう。ユーザーはいつでもナビゲーションサイトに登録でき、好適には旅行への出発前に登録できる。これは、例えば、家または会社のコンピュータ402からインターネット404を通じて実行可能である。例えば、コンタクト情報(さらに後述する)のような様々なユーザープロファイル情報は、都合の良いときに入力して対応するユーザープロファイルに保存することができる。
【0036】
目的地の位置を記憶する一つの方法は、目的地の位置を後の使用のためにユーザープロファイルの中に記憶することである。上述のように、1つまたはそれ以上の目的地をコンピュータ402から更新することができる。目的地は、例えば、無線通信網を通じて携帯電話406のような通信装置から送ることができる(図1〜3を参照)。これは、図の410に示すように、帯域内、または、SMSのような様々なテキストメッセージもしくは他のデータサービスを用いることにより実行することができる。他の実施形態(図示せず)においては、無線またはPSTNを通じてナビゲーションサーバーサイト(100)へ単純な通話をすることができる。(ユーザープロファイルに記憶された)既定の目的地は、オペレータにより、または、好適には自動化された対話式電話サービスにより選択することができる。これらの詳細はよく知られている。
【0037】
再び図4を参照すると、PDA420はナビゲーションサーバー400との通信に使用することができる。これは、サーバー400に結合したインターネット404またはPSTN回線を通じて無線通信網を用いることにより可能となる。PDA420は、ナビゲーションにおけるアカウント/プロファイルのセットアップ、所望の目的地の更新、確認メッセージの受け取り等を含む機能のいずれかまたは全てのために使用することができる。PDAがGPS機能を持つものである場合は、PDAは、ユーザーが所望の目的地へ行く途中に、ナビゲーションサーバーへ現在の位置データも提供することができる。図4は、サーバー400からの確認メッセージを受け取るために用いることができる第2の携帯電話422も示す。サーバーは、例えば、目的地の選択の確認について、ユーザープロファイルに記憶されているユーザーの好みに応じて、要求している電話406、または、異なる電話422もしくはPDA420に確認メッセージを送る。説明すると、ユーザーは、会社を出る前に携帯電話または他の通信装置から目的地選択を送ることができる。しかし、ユーザーは、車電話で確認メッセージを受け取ること、または、配偶者もしくは秘書に確認メッセージが送られることを好むこともある。
【0038】
要約すると、ユーザーの所望の目的地は、旅行中または旅行前にナビゲーションサーバーへのほとんど全ての利用可能な通信手段を用いて、更新し記憶することができる。ユーザーは、この作業のために特別な装置を有する必要はない。GPS受信器のような特別な装置は、例えばユーザーがレンタカーを借りるときのように、後で役割を果たすことになる。
【0039】
再び図4を参照すると、さらに他の携帯電話428が示されている。この電話(状況に応じて406または422と同じ電話であってもよい)は、GPS可能であり内蔵の帯域内信号モデム(IBS:In-Band Signaling modem)を有する。したがって、この電話は、サーバー400への点線430で示されるように、現在の位置データを更新することができる。この位置の更新は、ソフトウェアの制御の下、ユニット428により「プッシュ」されるか、または、サーバー400により要求(「プル」)されることが可能である。その高い信頼性とユビキタスに近い有用性により、データサービスよりも帯域内信号が使用される。帯域内信号のより詳細な点については、ここに参照として含まれている米国特許第6,681,121号に記載されている。
【0040】
ナビゲーションサーバー400は、更新された現在位置および所望の目的地の位置に基づいて、一般に所望の目的地の位置へユーザーを前進させるための指示を決定する。これらは、「進路変更毎」指示と呼ばれる。442に示すように、指示は、IBSを用いてユーザー装置へダウンロードすることができる。これらの指示は、画像表示、及び/又は、音声により提供される。音声は、合成された音声であることが好ましい。ユーザーが自家用車440で旅行し、携帯装置428を車内に有している場合は、ユーザーが所望の目的地に到着することを支援するための他のナビゲーション装置は必要ない。進路変更毎の指示は、要求に応じてサーバー400により生成され伝達される。更新された位置データは、サーバーへアップロードされ、新しい指示が提供される。このループ処理は終了するまで繰り返される。
【0041】
いくつかの実施形態においては、すでにあるとおり、携帯電話は自動車に組み入れることができる。GPS受信器も、別々にまたは携帯電話の一部として自動車に組み入れることができる。実際には、これらの機能部は、1つまたはそれ以上の車内の自動車網の一部として様々なトポロジーで配置され、携帯型のように別々のパッケージを有さないこともある。例えば、音声および画像表示機能は、車両エンターテイメントシステムに組み入れることができる。車両が、ソフトウェアによる実装も可能な帯域内信号モデムも有している場合もまた、別個または専用のナビゲーション装置ではなく、上述のナビゲーション処理を使用することができる。
【0042】
レンタカー・アプリケーション
一実施形態においては、ユーザーの所望の目的地情報は、最初にユーザーの携帯電話、または、他の携帯無線通信装置にダウンロードすることによりダウンロードすることができる。ここから、目的地情報は、さらに、例えば、車両の車載ナビゲーションシステムのような対象ナビゲーション装置にダウンロードされる。対象ナビゲーション装置はユーザーの所有物である必要はない。ある態様においては、対象ナビゲーション装置は、レンタカー代理店により提供される。他の選択肢として、対象ナビゲーション装置は、たいていの場合、追加費用のオプションとしてレンタカー代理店により提供される携帯モデルである。これは、レンタカー代理店とは関連がない第三者から借りることができる。他の状況においては、ナビゲーション装置は、OEMまたはアフターマーケットの形態で、レンタカー454に備えつけられている。プログラミングについては、さらに後述する。
【0043】
図5は、発明のある態様のいくつかの別の実施形態の機能を要約した概略図を示す(再び、通信システムの詳細は除外している)。図の左側は、ユーザーとナビゲーションサーバー500の間のいくつかの予定されるやりとりをまとめたものである。最初のユーザー設定およびプロファイルの記憶502は様々な方法で達成され、好適にはクライアントアプリケーションおよびインターネットが用いられる。この場合は、ナビゲーションサーバーはウェブサイトを含むか、または、ウェブサイトに関連付けられる。次に、ユーザーは、1つまたはそれ以上の所望の目的地をユーザープロファイルに設定し記憶することができる(ステップ504)。これは、ステップ502において、または、先に述べたように、後に通常の携帯電話または固定電話を含む適切な通信装置のいずれかを用いることにより実行することができる。ステップ506において、ユーザーは、使用するため記憶していた目的地の1つを選択する。このステップは、同様に任意の適切な通信装置を用いることによって実行することができる。来たる旅行への所望の目的地を選択することに加えて、ユーザーは目的地選択の確認および後続のメッセージをサーバーから受け取るために、事前に記憶した携帯装置を確認するための識別子(番号)を選択し、または、新しい番号を入力することができる。最後にステップ510において、ユーザーは後続の通信のための携帯装置の識別を更新することができる。例えば、ユーザーは遠方の国に旅行して携帯電話を借りるかもしれない。ユーザーは新しい携帯電話の番号が利用可能になったときに、このコンタクト情報を更新することができる。502、504および506のどのステップも必要に応じて更新することができる。
【0044】
図5の右上部において、ナビゲーションサーバー500が、(506において選択された)所望の目的地を、例えばレンタル車両の車内のナビゲーション装置522に直接ダウンロード(即ち、遠隔でプログラム)する状況520が示されている。そして、「対象装置」とも呼ばれる車内の装置は、サーバー500からのさらなるサポートなしに進路変更毎の指示524を提供する。装置が動作しない場合であっても、ユーザーは、次に述べる代わりの方策を用いることができる。または、車内の装置が提供されない場合、もしくは高価すぎる場合は、ユーザーは以下のようにすすめる。
【0045】
ステップ526において、ユーザーは、GPS可能な携帯通信装置を、例えばレンタカーまたは代車の中に運ぶ。この場合も先と同様に、所望の目的地はすでにサーバーに記憶されている。出発の準備ができたとき、ユーザーは既定の番号を通じてサーバーに発呼をする。ユーザーはログインIDおよびパスワードを入力する場合もあり、ナビゲーションを始めるために、目的地または旅行の識別子を入力する場合もある。好適には、サーバーで通話を受けた人の処理は上述のように自動化されている。現在の位置データは、すでに述べたようにサーバーへアップロードされる(ステップ528)。サーバー500は、更新された指示を返し(ステップ530)、ユーザーを所望の目的地に案内するため、このループは必要に応じて繰り返される。
【0046】
当業者にとっては、本発明の基本的な原則から外れることなく、上述の実施形態の詳細について多くの変更を加えることが可能であることは明らかであろう。本発明の範囲は、したがって、以下のクレームのみによって定められる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所望の目的地の位置への個人的なナビゲーションのための方法であって、
(a)所望の目的地の位置を遠隔のナビゲーションサーバーに伝えるステップと、
(b)GPS可能な通信装置から前記ナビゲーションサーバーへ現在地をアップロードするステップと、
(c)前記ナビゲーションサーバーにおいて、前記アップロードされた現在地および前記所望の目的地の位置に基づいて、ほとんどの場合前記ユーザーを前記所望の目的地の位置へ前進させるための指示を決定するステップと、
(d)前記指示を前記ユーザーへ伝えるステップと、
(e)所望の目的地の位置へのナビゲーションの指示を提供するために、ステップ(b)〜(d)を繰り返すステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記遠隔のナビゲーションサーバーは実質的に自動であり、
所望の位置を前記遠隔のナビゲーションサーバーへ伝える前記ステップは、無線通信網のデータサービスを通じて達成されること、
を特徴とする方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、無線通信網の前記データサービスはSMSサービスを含むこと、を特徴とする方法。
【請求項4】
請求項2に記載の方法であって、さらに、前記遠隔のナビゲーションサーバーから選択されたユーザーの通信装置へ確認メッセージを伝える前記ステップを含むこと、を特徴とする方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法であって、前記遠隔のナビゲーションサーバーから選択されたユーザーの通信装置へ確認メッセージを伝える前記ステップは、少なくとも1つの前記インターネットおよび通信網にわたって前記確認メッセージを伝えるステップを含むこと、を特徴とする方法。
【請求項6】
請求項4に記載の方法であって、前記遠隔のナビゲーションサーバーから選択されたユーザーの通信装置へ確認メッセージを伝える前記ステップは、前記遠隔のナビゲーションサーバーへ前記所望の位置を伝えるために用いられたユーザーの通信装置へ前記確認メッセージを送るステップを含むこと、を特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法であって、
前記遠隔のナビゲーションサーバーは実質的に自動であり、
前記所望の位置を前記遠隔のナビゲーションサーバーへ伝える前記ステップは、前記インターネットを通じて達成されること、
を特徴とする方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、前記所望の位置は、携帯可能な通信装置から前記遠隔のナビゲーションサーバーへ伝えられること、を特徴とする方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法であって、
遠隔のナビゲーションウェブサイトを提供するステップと、
前記遠隔のナビゲーションウェブサイトにおいてプロファイルを有するユーザーアカウントを確立するステップと、
を含み、
前記所望の位置を前記遠隔のナビゲーションサーバーへ伝えるステップは、選択されたユーザーアカウントプロファイルに関連付けて前記所望の目的地の位置を記憶し、それによって、遠隔の目的地プログラミングを可能とするステップを含むこと、
を特徴とする方法。
【請求項10】
請求項1に記載の方法であって、
前記遠隔のナビゲーションサーバーは実質的に自動であり、
所望の位置を前記遠隔のナビゲーションサーバーへ伝える前記ステップは、
無線通信網を通じて、ユーザーの携帯可能な装置と前記遠隔のナビゲーションサーバーの間の音声チャネル接続を確立するステップと、
その後に、帯域内信号を用いた前記音声チャネル接続を通じて前記所望の目的地の位置を規定するデータを送信するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項11】
所望の目的地の位置への個人的なナビゲーションのための方法であって、
(a)遠隔のナビゲーションサーバーへ所望の位置を伝えるステップと、
(b)前記装置を前記ユーザーの所望の位置でプログラムするために、前記遠隔のナビゲーションサーバーから選択された携帯ナビゲーション装置へナビゲーションデータをダウンロードし、それによって、前記ユーザーから、前記携帯ナビゲーション装置を手動でプログラムする重荷を取り除くステップと、
を特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、前記遠隔のナビゲーションサーバーは実質的に自動であり、前記遠隔のナビゲーションサーバーへ所望の位置を伝える前記ステップは、無線通信網のデータサービスを通じて達成されること、を特徴とする方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法であって、無線通信網の前記データサービスはSMSサービスを備えること、を特徴とする方法。
【請求項14】
請求項12に記載の方法であって、さらに、前記遠隔のナビゲーションサーバーから選択されたユーザーの通信装置へ確認メッセージを伝えるステップを含むこと、を特徴とする方法。
【請求項15】
請求項11に記載の方法であって、前記遠隔のナビゲーションサービスは実質的に自動であり、前記所望の位置を前記遠隔のナビゲーションサーバーへ伝える前記ステップは、前記インターネットを通じて達成されること、を特徴とする方法。
【請求項16】
請求項12に記載の方法であって、前記インターネットを通じて、前記遠隔のナビゲーションサーバーから前記ユーザーへ確認メッセージを送るステップを含むこと、を特徴とする方法。
【請求項17】
請求項12に記載の方法であって、
前記遠隔のナビゲーションサーバーにおいて、プロファイルにユーザーデータを記憶するステップと、
前記遠隔のナビゲーションサーバーから、対応する前記記憶されたユーザープロファイルに規定される無線通信装置へ確認メッセージを送るステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項18】
コンピュータによる読み取り可能な媒体に記憶され、サーバー・ハードウェア・システム上での実行のためのアクセスが可能である、実行可能なコンピュータコード要素の一群として実装されるナビゲーションサーバーであって、
前記ナビゲーションサーバーの前記コード要素は、
前記ナビゲーションサーバーの遠隔のユーザーと通信する第1プロセスであって、
前記ユーザーから受け取った、前記ユーザーが移動する所望の位置を規定する目的地データをアップロードして記憶するように構成され、
さらに、前記ユーザーから受け取った、前記記憶した目的地データと関連するターゲットGPS可能ナビゲーション装置を特定するターゲット装置データをアップロードして記憶するように構成される前記第1プロセスと、
前記ユーザーの所望の位置で前記ターゲット装置をプログラムし、それによって、前記ユーザーから手動で前記ターゲットGPS可能ナビゲーション装置のプログラミングをする負荷を取り除くために、前記ナビゲーションサーバーから前記ターゲットGPS可能ナビゲーション装置へプログラミング情報をダウンロードする第2プロセスと、
を備えることを特徴とするナビゲーションサーバー。
【請求項19】
請求項18に記載のナビゲーションサーバーであって、前記ナビゲーションサーバーの遠隔ユーザーと通信するための前記第1プロセスは、無線通信網を通じて前記ユーザーと通信するための手段を含むこと、を特徴とするナビゲーションサーバー。
【請求項20】
請求項18に記載のナビゲーションサーバーであって、前記ナビゲーションサーバーの遠隔ユーザーと通信するための前記第1プロセスは、ウェブページを通じて前記ユーザーと通信するための手段を含むこと、を特徴とするナビゲーションサーバー。
【請求項21】
請求項18に記載のナビゲーションサーバーであって、前記ターゲット装置をプログラムするために前記ナビゲーションサーバーから前記ターゲットGPS可能ナビゲーション装置へプログラミング情報をダウンロードするための前記プロセスは、前記インターネットを通じて前記ターゲット装置と通信すること、を特徴とするナビゲーションサーバー
【請求項22】
請求項18に記載のナビゲーションサーバーであって、前記ターゲット装置をプログラムするために、前記ナビゲーションサーバーから前記ターゲットGPS可能ナビゲーション装置へプログラミング情報をダウンロードする前記プロセスは、前記ターゲット装置を遠隔でプログラムするために、それに応答して前記選択された通信装置が前記プログラミング情報を前記ターゲット装置へ渡す、前記ターゲット装置と関連付けることができる選択された通信装置に最初に前記プログラミング情報をダウンロードするときに前記ターゲット装置と通信すること、を特徴とするナビゲーションサーバー。
【請求項23】
請求項22に記載のナビゲーションサーバーであって、目的地プログラミング情報をダウンロードするための前記プロセスは、無線通信網を通じて前記選択された通信装置と通信し、目的地プログラミング情報をダウンロードするための前記プロセスは、前記無線通信網の音声チャネル接続を通じてデータを渡すために、帯域内の信号モデムを通じて前記選択された通信装置と通信し、前記選択された通信装置は短距離無線接続を通じて前記目的地プログラミング情報を前記ターゲット装置に渡すこと、を特徴とするナビゲーションサーバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2011−517342(P2011−517342A)
【公表日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−549886(P2010−549886)
【出願日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際出願番号】PCT/US2009/036201
【国際公開番号】WO2009/111646
【国際公開日】平成21年9月11日(2009.9.11)
【出願人】(309032522)エアビクティ インコーポレイテッド (13)
【Fターム(参考)】