説明

転がり軸受

【課題】 転動体と軌道輪との転がり接触部以外の放電経路を確保し、電食発生あるいは静電気蓄積防止を実現すると共に、軸受の騒音および回転トルクを抑え、長寿命の密封形転がり軸受を提供する。
【解決手段】 内輪2aと外輪2bとの間の軸受空間2eを密封する非接触の密封板18a,18bを内・外輪2a,2bのうちのいずれか一方の軌道輪2bに取付ける。この転がり軸受2において、片方の密封板18bまたは両方の密封板18a,18bに、他方の軌道輪2aに近接して放電経路を構成する放電ブラシ6を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、非接触の密封板を備え、内部にグリース等の潤滑剤が封入される形態の電食防止形転がり軸受に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、モータの回転軸支持用の軸受や、複写機の現像部あるいは定着部の回転軸支持用の軸受としては、深溝玉軸受に代表される密封形玉軸受が使用される。このような密封形玉軸受においては、潤滑剤としてグリースが一般的に使用され、軸受空間の両端部に取付けられた密封板により、グリースの周辺への漏洩防止が図られている。
【0003】
近年、上記のようなモータの駆動方式は、省エネルギーを目的としてインバータ制御方式が主流となっている。しかし、インバータ駆動モータでは、回転軸の支持軸受に電食が発生することが多く、これによる異音の発生が問題となっている。インバータ駆動モータでの電食は、漏れ電流により内輪と外輪との間に電位差が生じ、内、外輪と転動体との間にある潤滑剤の固有抵抗が他部材より大きいため、蓄電→スパークを繰り返すことにより転走面を損傷させる現象である。インバータ制御周波数を高周波にすれば、モータ駆動時の騒音を低く抑えることができるが、漏れ電流も周波数に比例して大きくなり、電食の発生をさらに助長することにもなる。
【0004】
また、電子写真プロセス機器からなる複写機(プリンタも含む)の現像部あるいは定着部は、紙の通過等の際に静電気を発生し易く、この静電気の発生が印字品質の低下や紙詰まりの原因にもなる。そのため、プロセス機構部や紙搬送機構部の適宜箇所をアースすることが一般的になされているが、部品点数が増えることから、現像部あるいは定着部の回転支持用の軸受に通電軸受を用いることもなされるようになってきた。
【0005】
転がり軸受における電食や静電気の発生防止対策は、絶縁あるいは通電させることであるが、具体的には次の方法が一般的である。
A;絶縁する。
(1)軸受の転動体にセラミックを使用する(特許文献1)。
(2)軸受の軸およびハウジングのはめあい面を絶縁樹脂被膜やセラミック溶射等による絶縁部材で被覆する(特許文献2)。
(3)モータ側のはめあい面を絶縁部材で被覆する(特許文献3)。
B;通電させる(転走面以外の通電経路を設ける)。
(1)内、外輪を通電させる接触式の通電部材(通電シールや通電リング)を設ける(特許文献4)。
(2)モータ軸とケースを通電させる通電部材を設ける(特許文献5)。
(3)通電性グリースを採用する(特許文献6)。
【特許文献1】特開平7−12129号公報
【特許文献2】特開2005−133876号公報
【特許文献3】特開平10−75551号公報
【特許文献4】特開2004−84730号公報
【特許文献5】特開2001−145293号公報
【特許文献6】特開2001−304276号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記のような防止対策には、なお以下のような解決すべき課題があった。
A−(1);セラミック材料は一般に使用されている軸受鋼に比べて高価であるため、製造コストが増加する。
A−(2),A−(3);絶縁性樹脂被膜の形成においては、型番毎の成形金型を準備する必要があり、製造コストが増加する。同様にセラミック溶射も型番毎の溶射治工具が必要になり、製造コストの増大を招く。
B−(1),B−(2);部品点数の増大により製造コストが増加する。接触式の通電部材であるため、摩耗による通電性の経時劣化、摩耗粉の発生および回転トルクの増大等の問題点がある。
B−(3);通電性を備えていることから、電子写真プロセス機器に装備される各種ロールの静電気対策として好適であるが、グリース内部に導電性を持たせるための物質を添加しているため、軸受の騒音値が大きくなるとともに、長期間の潤滑性の維持が困難となる。
【0007】
この発明の目的は、転動体と軌道輪との転がり接触部以外の放電経路を確保し、電食発生あるいは静電気蓄積防止を実現すると共に、軸受の騒音および回転トルクを抑え、長寿命の密封形転がり軸受を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の転がり軸受は、内輪と外輪との間に複数の転動体を保持器で保持し介在させた、前記内輪と外輪間の軸受空間を密封する非接触の密封板を前記内輪および外輪のうちのいずれか一方の軌道輪に取付けた転がり軸受において、前記密封板に、他方の軌道輪に近接して放電経路を構成する放電ブラシを設けたことを特徴とする。
【0009】
この構成によると、内輪および外輪のうちのいずれか一方の軌道輪に取付けた非接触の密封板に、他方の軌道輪に近接して放電経路を構成する放電ブラシを設けているため、この放電経路の確保によって、軌道輪と転動体間での電食が発生せず、電食損傷による異音の発生が抑えられると共に、静電気の蓄積もなくなる。また、放電ブラシの先端は他方の軌道輪に対して非接触とされているため、摺動に伴う摩耗による通電性能の経時劣化や摩耗粉の発生がなく、回転トルクが増大することもなく、長寿命化が図られる。
【0010】
この発明において、前記放電ブラシを、炭素繊維またはステンレス繊維からなるものとしても良い。炭素繊維またはステンレス繊維を用いることにより、非接触でも優れた放電機能を発揮し、上記電食発生抑制や静電気蓄積抑制に有効である。また、市場入手性がよく、密封板への取付けも簡易になされ、製造コストの増加が抑制される。
【0011】
この発明の転がり軸受は、モータの回転軸支持用の軸受として使用しても良い。インバータ駆動モータに適用しても、電食の発生が抑えられるから、インバータ駆動モータの特性が活かされ、その汎用性が高められる結果、省エネルギー化に大きく寄与する。また、インバータ制御周波数を高くすることも可能となるから、低騒音で効率的なモータ駆動を実現することができる。
【0012】
また、この発明の転がり軸受は、複写機の現像部または定着部の回転軸支持用の軸受として使用しても良い。したがって、電子写真プロセス機器等が採用される複写機(プリンタも含む)において、部品点数を増やすことなく静電気の徐電が可能となり、印字品質の維持や紙詰まり防止に有効である。
【発明の効果】
【0013】
この発明の転がり軸受は、内輪と外輪との間に複数の転動体を保持器で保持し介在させた、前記内輪と外輪間の軸受空間を密封する非接触の密封板を前記内輪および外輪のうちのいずれか一方の軌道輪に取付けた転がり軸受において、前記密封板に、他方の軌道輪に近接して放電経路を構成する放電ブラシを設けたため、電食発生及び静電気蓄積防止がなされ、非接触の放電経路の形成により、通電性能の経時劣化を抑え、低騒音、低トルクおよび長寿命の軸受機構の構成が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
この発明の実施形態を図1ないし図4と共に説明する。図1はこの発明の一実施形態にかかる転がり軸受の断面図、図2は同転がり軸受が適用された電動モータの縦断面図である。
この転がり軸受2は、軌道輪としての内輪2aおよび外輪2b間に、保持器2dにより保持された複数の転動体2cを介在させ、内輪2aと外輪2bとの間の軸受空間2eの両側を、非接触シールとなる密封板18a,18bで密封したものである。この転がり軸受2は深溝玉軸受であり、転動体2cはボールからなる。内輪2aの外径面および外輪2bの内径面には、円弧溝状の軌道面2g,2hが形成され、転動体2cは、この軌道面2g,2h上を転動する。
【0015】
上記密封板18a,18bは、板材をリング状に打ち抜いて基部となる外周縁部を折り返し形状としたものであり、外輪2bの内径面に設けられた環状の取付溝2mに外周縁部が嵌合状態に固定されている。密封板18a,18bの先端部分となる内周縁は、内輪2aの外径面に近接しており、軸受空間2eに充填された潤滑剤(例えば、グリース)gの外部への漏洩を防止している。
密封板18a,18bは、導電性部材(金属板、導電性樹脂板等)からなり、その一方の密封板18bの先側部分となる内周縁に、全周にわたり、放電ブラシ6が一体的に取付けられている。放電ブラシ6は、その先端部分が内輪2aの外径面に近接状態で臨んでいる。これによって、外輪2bと内輪2aとの間における転動体2cの転がり接触部以外の非接触部分に、密封板18bおよび放電ブラシ6による非接触の放電経路が形成される。
【0016】
放電ブラシ6としては、ベース板6aに多数の繊維(炭素繊維あるいはステンレス繊維)6bを植毛したものが採用され、例えば、東レ株式会社製高性能炭素繊維(商品名、トレカ)を使用した東洋ミニローブ工業株式会社製高性能静電気除去ブラシ(商品名、SEカットスーパー6000)が、その優れた導電性等により望ましく採用される。
なお、密封板18a,18bは、内輪2aの外径面にその基部が固着され、先側部分が外輪2bの内径面の近傍にまで及ぶよう形成されていても良く、この場合は放電ブラシ6の先端部分が外輪2bの内径面に近接状態で臨むことになる。また、放電ブラシ6は両密封板18a,18bに取付けられていても良い。
【0017】
図2において、電動モータMは、インバータ駆動モータであって、ケーシング1と、このケーシング1内に一対の転がり軸受2,2によって回転自在に支持された回転軸3と、この回転軸3における軸受2,2間に一体に固設されたロータ4と、このロータ4の周囲に近接対向するよう上記ケーシング1の内周面に固設されたステータ5とよりなる。上記両側の軸受2,2に、図1の実施形態の転がり軸受が用いられている。
【0018】
このようなインバータ駆動の電動モータMは、省エネルギーであることから、近時、エアコンディショナ用の送風ファンの駆動用やその他の機器等に広く使用されているものであるが、前述のように、漏れ電流により、転がり軸受2の内輪2aと外輪2bとの間に電位差が生じ、内・外輪2a,2bと転動体2cとの間にある潤滑剤gの固有抵抗が他部材より大きいため、蓄電→スパークを繰り返し軌道面2g,2hを損傷させる電食現象を生じ易くなる。しかし、外輪2bと内輪2aとの間における転動体2cの転接部以外の非接触部分に、密封板18および放電ブラシ6による非接触の放電経路が形成されることになるから、この放電経路によって蓄電されることなく逐次放電され、スパークによる軌道面2g,2hの電食損傷が生じなくなる。したがって、異音の発生が抑えられ、インバータ制御周波数を高周波にしても、電食発生の懸念がなくなるから、低騒音、低トルクおよび長寿命の回転駆動が実現される。
【0019】
放電ブラシ6の先端部分は、内輪2aの外径面に対して非接触とされているから、摺接による摩耗粉の発生やこれによる回転トルクの増大もなく、一層の長寿命化も図られる。さらに、前述のように、軸受2の組立ての際の予圧時における、内、外輪2a,2bの軸方向の移動によるシール接触間隔の変化にも対応させることができる。
【0020】
図3,図4は、この発明における他の実施形態を示す。この実施形態は、静電転写複写機(電子写真プロセス機器であって、プリンタおよびプリンタ機能を備えた機器を含む)における現像部あるいは定着部の回転軸支持用の軸受に本発明の転がり軸受を適用したものである。
【0021】
図3は、4連タンデム型ドラムを備えた静電転写複写機Cの主要部を概念的に示している。この静電転写複写機Cは、4つの感光ドラム7と、4つの感光ドラム7のそれぞれに対応して設けられた4つの現像部8および帯電電極9と、中間転写体10と、定着部11と、画像書き込み装置としてのポリゴンスキャナモータ12とを主要な要素として構成される。帯電電極9により感光ドラム7の表面が一様に帯電され、さらにポリゴンスキャナモータ12により露光が行われると、光の強弱に応じた電荷によって感光ドラム7上に静電潜像を形成する。ここに逆極性電荷をもつトナーが現像部8から付着して可視像(トナー像)ができ、このトナー像が中間転写体10に転写され、さらに中間転写体10から紙13に転写される。そして、その紙が定着部11に送られ、加熱及び加圧が行われてトナー像が永久画像として紙面に定着される。
【0022】
この実施形態において、定着部11には、加熱ロール11a、定着ロール11b、加圧兼加熱ロール11cが配設される。加熱ロール11aおよび定着ロール11bにはポリイミド(PI)等からなる樹脂シート11dが巻回・装着されており、加熱ロール11aの熱が、加熱ロール11aおよび定着ロール11bの回転に伴い、樹脂シート11dを介して紙13に逐次加えられるようになっている。また、加熱ロール11a、加圧兼加熱ロール11cの内部にはそれぞれヒータが内装される。
【0023】
図4は、上記のような電子写真プロセス機器としての静電転写複写機Cにおいて、定着部11の加熱ロール11aをハウジング14に対して回転自在に支持する転がり軸受15を例示している。この転がり軸受15は、加熱ロール11aの回転支軸(回転軸)11aaの端部の外周に嵌合される軌道輪としての内輪15aと、ハウジング14の内周に嵌合される同じく軌道輪としての外輪15bとの間に複数の転動体(玉)15cを保持器15dを介して介在させると共に、内輪15aと外輪15bとの間の軸受空間15eを非接触の密封板19a,19bで密封してなるものである。内輪15aの外径面および外輪15bの内径面には、円弧溝状の軌道面15g、15hが形成され、転動体15cは、この軌道面15g、15hを転動する。したがって、内輪15aと外輪15bとは、この転動体15cの転がり接触部以外の部分では互いに非接触状態とされる。なお、加熱ロール11aの内部にはヒータ11eが配設されている。
【0024】
上記密封板19a,19bは、第1の実施形態と同様に、軸受空間15eの両端側開口部分において、外輪15bの内径面にその基部が固着され、先側部分が内輪15aの外径面の近傍にまで及ぶよう形成されており、軸受空間15eに充填された潤滑剤(例えば、グリース)gの外部への漏洩を防止している。この密封板19a,19bは、上記同様の導電性部材(金属板、導電性樹脂板等)からなり、その少なくとも一方の密封板19bの先側部分には、放電ブラシ16が一体的に取付けられ、その先端部分が内輪15aの外径面に近接状態で臨んでいる。これによって、外輪15bと内輪15aとの間における転動体15cの転がり接触部以外の非接触部分に、密封板19bおよび放電ブラシ16による非接触の放電経路が形成される。放電ブラシ16としては、ベース板16aに多数の繊維(炭素繊維あるいはステンレス繊維)16bを植毛したものが採用され、具体的には、上記同様の東洋ミニローブ工業株式会社製高性能静電気除去ブラシ(商品名、SEカットスーパー6000)が望ましく採用される。その他の構成は、第1の実施形態における転がり軸受と同様である。
【0025】
このような構成の静電転写複写機Cにおいては、定着部11、特に加熱ロール11aには紙の通過により静電気が発生し易く、静電気の蓄積が多くなると印字品質の低下を来たしたり、紙詰まりの原因になったりすることがあるため、この静電気を何等かの方法で外部に逃す必要がある。この実施形態では、外輪15bと内輪15aとが転動体15cを介して電気的に接触状態とされ、さらに、外輪15bと内輪15aとの間における転動体15cの転がり接触部以外の非接触部分に、密封板19bおよび放電ブラシ16による非接触の放電経路が形成されているから、加熱ロール11aから回転支軸11aaを介して内輪15aに伝わる静電気は、(a)内輪15a→転動体15c→外輪15b、および、(b)内輪15a→放電ブラシ16→密封板19b→外輪15b、の2つの放電経路(a)(b)を経てハウジング14に至り外部に放出される。したがって、加熱ロール11aおいては、部品点数を増やすことなく静電気の除去が効果的になされ、印字品質の低下を来たしたり紙詰まりが発生したりする懸念がない。
【0026】
この実施形態における転がり軸受は、加熱ロール11aだけでなく、定着部11におけるその他の定着ロール11bおよび加圧兼加熱ロール11cの回転軸支持用軸受、現像部8を構成する各ロールの回転軸支持用軸受、中間転写体10、他のプロセス機構部および紙搬送機構部等を構成する各ロールの回転軸支持用軸受にも適用することが可能で、このような適用によって、静電転写複写機C全体の静電気対策がコストの高騰を来たすことなく万全になされることになる。また、静電転写複写機Cの形態は例示のものに限定されず、他の形態の電子写真プロセス機器を備えた静電転写複写機における回転軸支持用の軸受にも適用でき、これによって同様の効果が得られる。
【0027】
なお、この発明の転がり軸受は、ファン駆動用電動モータの回転軸支持用の軸受や、複写機の現像部または定着部の回転軸支持用の軸受に限らず、その他の回転軸支持用軸受にも適用し得ることは言うまでもない。また、いずれも1列の転動体を介在させた例を述べたが、複列の転動体を介在させた軸受であっても良く、さらに玉軸受に限らず、ころ軸受であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】この発明の一実施形態にかかる転がり軸受の部分断面図である。
【図2】同転がり軸受が適用された電動モータの縦断面図である。
【図3】同転がり軸受が適用された静電転写複写機の主要部を概念的に示す概念図である。
【図4】同静電転写複写機の定着部における軸受部分とその要部の拡大図である。
【符号の説明】
【0029】
2…転がり軸受
2a…内輪(軌道輪)
2b…外輪(軌道輪)
2c…転動体
2e…軸受空間
3…モータの回転軸
6…放電ブラシ
6b…炭素繊維またはステンレス繊維
8…現像部
11…定着部
11aa…回転軸
15…転がり軸受
15a…内輪(軌道輪)
15b…外輪(軌道輪)
15c…転動体
15e…軸受空間
16…放電ブラシ
16b…炭素繊維またはステンレス繊維
M…モータ
C…複写機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内輪と外輪との間に複数の転動体を保持器で保持し介在させた、前記内輪と外輪間の軸受空間を密封する非接触の密封板を前記内輪および外輪のうちのいずれか一方の軌道輪に取付けた転がり軸受において、前記密封板に、他方の軌道輪に近接して放電経路を構成する放電ブラシを設けたことを特徴とする転がり軸受。
【請求項2】
請求項1において、前記放電ブラシは、炭素繊維またはステンレス繊維である転がり軸受。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、モータの回転軸支持用の軸受として使用した転がり軸受。
【請求項4】
請求項1または請求項2において、複写機の現像部または定着部の回転軸支持用の軸受として使用した転がり軸受。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−146966(P2007−146966A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−342415(P2005−342415)
【出願日】平成17年11月28日(2005.11.28)
【出願人】(000102692)NTN株式会社 (9,006)
【Fターム(参考)】