説明

電話装置

【課題】 電話帳メモリに記憶されている相手先の情報を他人に見られないようにすることができるだけでなく、着信履歴を見る際にはだれから着信が来たかをユーザが一目で分かることができる電話装置を提供する。
【解決手段】 着信履歴を表示し相手先を選択すると(S1〜S5ステップ)、暗証番号の入力指示操作があり、正しい暗証番号の入力があると、着信履歴からの発信制限を解除する画面になる(S6〜S9ステップ)。続いて、選択した着信履歴の相手先の氏名と電話番号が表示され、発信操作があると、選択された相手先に発信される(S10からS12ステップ)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話等の電話装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在市販されている携帯電話のような電話装置には、電話装置内の電話帳メモリに記憶されている情報を他人に見られないようにする機能がある。この機能をオンとすると、他人が電話帳メモリに記憶されている情報を見ようとした際に4桁の暗証番号の入力指示画面が表示され、正規の暗証番号を入力しなければ電話帳メモリに記憶されている情報を見ることができない。
【0003】
又、現在市販されている携帯電話の中には、上述したように、電話帳メモリに記憶されている情報を他人に見られないようにする機能を有するだけでなく、この機能をオンとした際に電話発信履歴と電話着信履歴の相手先の名前を表示できないようにする機能を有するものもある(例えば、京セラ製携帯電話W42K等)。この場合、着信履歴又は発信履歴を表示する際に、相手先の名前は表示されないが電話番号が表示される。
【0004】
更に、このような電話帳メモリに記憶されている情報を他人に見られないようにする為の技術が数多く提案されており、例えば特許文献1には、電話帳メモリに記憶されている情報を特定の期間、曜日、時間には表示しないようにする技術が開示されている。
【特許文献1】特開2004−236350号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、現在市販されている電話装置において、電話帳メモリを他人に見られないようにする機能をオンした状態で発信履歴又は着信履歴を表示する際に、相手先の電話番号しか表示されなければ(氏名が表示されなければ)、だれに発信したか又はだれから着信があったかユーザはわからない。このような場合、ユーザが電話帳メモリに記憶されている相手先の電話番号がだれの電話番号であるかを記憶していれば良いが、相手先が数十件ともなると現実的ではない。
【0006】
又、発信履歴や着信履歴で電話番号が表示されれば、その相手先に電話をかけることが可能である為、他人が電話をかけて相手先から名前を聞き出すことも可能である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明は、このような課題を解決する為のものであり、電話帳メモリに記憶されている相手先の情報を他人に見られないようにするだけでなく、発信や着信はだれから来たかをユーザが一目で分かるようにする電話装置を提供することにある。
請求項1記載の電話装置は、相手先の電話番号と氏名を対応付けて複数格納する電話帳と、着信履歴を記憶可能な電話装置であり、前記電話帳に記憶されている情報の表示を禁止している状態で、着信履歴を表示する際には、発呼側の電話番号の表示を禁止することを特徴とする。
請求項2記載の電話装置は、相手先の電話番号と氏名を対応付けて複数格納する電話帳と、着信履歴を記憶可能な電話装置であり、前記電話帳に記憶されている情報の表示を禁止している状態で、着信履歴を表示する際には、発呼側の電話番号の表示を禁止すると共に発呼側の氏名を表示することを特徴とする。
請求項3記載の電話装置は、相手先の電話番号と氏名を対応付けて複数格納する電話帳と、着信履歴を記憶可能な電話装置であり、前記電話帳に記憶されている情報の表示を禁止している状態で、着信履歴を表示する際には、発呼側の電話番号の表示を禁止すると共に発呼側のあだ名を表示することを特徴とする。
請求項4記載の電話装置は、相手先の電話番号と氏名を対応付けて複数格納する電話帳と、着信履歴を記憶可能な電話装置であり、前記電話帳に記憶されている情報の表示を禁止している状態で、着信履歴を表示する際には、発呼側の電話番号の表示を禁止すると共に発呼側の氏名の内、名字のみを表示することを特徴とする。
請求項5記載の電話装置は、請求項1〜4記載の電話装置であり、前記発呼側の電話番号の表示を禁止している状態で、着信履歴の相手先の選択の後に発呼操作があると、当該発呼操作を禁止すると共に暗証番号の入力指示を示す画面を表示し、予め定められた暗証番号が入力されると、前記選択された相手先への発呼操作を可能とすることを特徴とする。
請求項6記載の電話装置は、請求項1〜5記載の電話装置であり、前記発呼側の電話番号の表示を禁止している状態で、着信履歴の相手先の選択の後に発呼操作があると、当該発呼操作を禁止すると共に暗証番号の入力指示を示す画面を表示し、予め定められた暗証番号が入力されると、着信履歴の相手先の電話番号の表示を可能とすることを特徴とする。
請求項7記載の電話装置は、相手先の電話番号と氏名を対応付けて複数格納する電話帳と、着信履歴を記憶可能な電話装置であり、前記電話帳に記憶されている情報の表示を禁止している状態で、着信履歴を表示し選択された相手先への発呼操作があると、前記選択された相手先への発呼を禁止することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の電話装置によると、電話帳メモリに記憶されている相手先の情報を他人に見られないようにすることができるだけでなく、着信履歴を見る際にはだれから着信が来たかをユーザが一目で分かることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
次に、本発明の一実施形態に係る電話装置(携帯電話装置)について、図面を参照して説明する。
【0010】
図1は本実施例装置を開いた図である。本実施例装置は図1に示すように折畳式の携帯電話装置であり、2つの筐体部分がヒンジ部を介して接続されている。又、一方の筐体にはディスプレイ42が、片方の筐体には入力部44が搭載されている。
【0011】
図2に示すように、携帯電話装置10は、アンテナ16と接続された通信部12を備えている。この通信部12は、後述のベースバンド部14からの信号をアンテナ16を介して基地局へ発信し、あるいはアンテナ16を介して基地局からの電波を受信する。
【0012】
また、通信部12は、ベースバンド部14と接続されている。ベースバンド部14は、CDMA処理回路18と、音声コーデック20と、を有している。ここで、CDMA処理回路18は、符号分割多元接続、スクランブル、誤り制御、タイミング検出を行う。また、音声コーデック20は、音声を圧縮(符号化)、伸張(復号化)したり、アナログとデジタルの変換を行ったり、内部の増幅回路(図示省略)により受話音量やマイクロホンの感度を変更する。
【0013】
また、ベースバンド部14には、切替回路22が接続されている。この切替回路22には、増幅回路24を介して第1スピーカ26が接続されている。この第1スピーカ26は、増幅回路24で増幅されたベースバンド部14の電気信号を音声に変換する。この第1スピーカ26は、ユーザの耳にあてて通話に使用される。
【0014】
また、切替回路22には、増幅回路28を介してマイクロホン30が接続されている。このマイクロホン30は、通話に使用され、音声を電気信号に変換する。マイクロホン30により出力された電気信号は、増幅回路28で増幅されてベースバンド部14に出力される。
【0015】
また、切替回路22には、増幅回路32を介して第2スピーカ34が接続されている。この第2スピーカ34は、増幅回路32で増幅されたベースバンド部14の電気信号を音声に変換する。この第2スピーカ34は、受話音を周囲の人にも聞かせるための拡声用のスピーカである。また、第2スピーカ34は、着信報知の鳴動も行う。なお、これらの3つの増幅回路24、28、32は、ゲインを固定しており、第1スピーカ26及び第2スピーカ34の音量やマイクロホン30の感度を変更することはできないようになっている。
【0016】
この切替回路22は、ベースバンド部14との接続を、第1スピーカ26用の増幅回路24とマイクロホン30用の増幅回路28側にするか、あるいは拡声用の第2スピーカ34用の増幅回路32とマイクロホン30用の増幅回路28側にするかを切り替える。
【0017】
また、通信部12、ベースバンド部14、切替回路22には、制御回路(制御部)36がそれぞれ接続されている。この制御回路36の制御により上述した切替回路22による切り替えが行われる。また、制御回路36によりベースバンド部14の音声コーデック20が制御され、音声コーデック20により第1スピーカ26及び第2スピーカ34の音量やマイクロホン30の感度が変更される。制御回路36には、ROM38が接続されており、ROM38に格納されているシステムプログラムに基づき各部を制御する。
【0018】
また、制御回路36には、入力部44が接続されている。この入力部44は、図示していないが、テンキー、通話キー、切キー、カーソル移動等に用いられる十字キー、決定キー、クリアキー等を有している。
【0019】
RAM40には、相手先の氏名と電話番号を対で複数記憶する、所謂電話帳メモリの機能を有している。又、着信履歴や発信履歴の情報も記憶しており、例えば着信履歴では、着信時に受信した電話番号と着信日付や時刻を対で複数格納している。尚、電話帳としては、相手先の氏名だけでなく、誕生日、あだ名、よみがな、Eメールアドレス等も相手先の電話番号に対応付けて格納可能である。
【0020】
次に本実施例装置の動作について以下に説明する。図3〜図9は、ディスプレイ42の表示形態を示す図である。
【0021】
まず、待ちうけの状態でユーザが入力部44の特定のキーを押下することにより、図3に示す画面にディスプレイ44の表示が切り替わる。
図3に示す画面では、複数の項目が表示されており、上から順に、「メール」、「フォルダ」、「ezweb」、「アクセサリ」、「カメラ」、「機能」、「履歴」、「電話帳」、「カレンダー」が表示されている。
【0022】
「メール」の項目は、メールの作成及び送信、受信メール及び送信メールの閲覧等をする為の項目である。「フォルダ」の項目は、電話装置に格納されている画像データ、音楽データ等の閲覧や削除等をする為の項目である。
「ezweb」の項目は、インターネットと接続するための項目である。「アクセサリ」の項目は、アラームの設定や電卓等の機能を実行するための項目である。
「カメラ」の項目は、カメラ機能を実行するための項目である。「機能」の項目は、着信音の設定、表示文字サイズの設定、暗証番号の設定、電話帳表示の機能のオンオフ設定等の各種設定を行う為の項目である。
「履歴」の項目は、着信履歴と発信履歴の一覧を表示する為の項目である。「電話帳」の項目は、電話帳メモリに記憶されている情報の編集や閲覧のための項目である。「カレンダー」の項目は、カレンダーの表示やカレンダーに記載する予定を編集する為の項目である。
まずユーザが「機能」の項目を選択し、電話帳の表示機能をオフとする(この状態にすると、ユーザは、予め定められた4桁の暗証番号を入力しない限り、電話帳の内容を見ることができない)。
この状態で、ユーザが「電話帳」の項目を選択すると、図4に示す表示画面にディスプレイ44の表示が切り替わる。図4では、ユーザに暗証番号の入力を促すメッセージ(例えば、電話帳制限されています。暗証番号を入力して下さい。)が表示される。この時、ユーザが予め定められた正しい4桁の暗証番号を入力すると、ユーザは、電話帳メモリに格納されている内容を見ることができる。
【0023】
一方、電話帳の表示機能をオフとした状態で、ユーザが図3に示す「履歴」の項目を選択すると、図5に示す着信履歴の一覧が表示される(この状態でユーザが特定のキー操作を行うことにより、発信履歴の一覧を見ることも可能である)。図5において、着信履歴として「中西安弘」、「えみちゃん」、「佐崎英男」、「090XXXXXXXX」の4人の相手先と着信があった日付及び時間が表示される。又、カーソルも表示されており、図5では、「えみちゃん」の項目にカーソル(太線部分)が表示されている。尚、4件目は090で始まる電話番号が表示されているが、この電話番号に対応する相手先の氏名が電話帳メモリに格納されていない場合に、このような表示がなされる。
図5に示す「えみちゃん」にカーソルが位置する状態で、ユーザが入力部44から決定操作を行うと、ディスプレイ44の表示は、図6に示す表示に切り替わる。図6では、ユーザに暗証番号の入力を促す表示(例えば、例えば、電話帳制限されています。暗証番号を入力して下さい。)が表示される。
この状態で、図7に示すようにユーザが正しい暗証番号(例えば、「1233」)を入力すると、ディスプレイ44の表示は図8に示す表示に切り替わり、ディスプレイ44には、「発呼制限を解除しました」というメッセージが表示される。続いて、ディスプレイ44の表示は図9に示すような電話番号の発信画面になり。図9では、図5で選択された「えみちゃん」の氏名(ここではあだ名であるが)と電話番号(09000012345)が表示され、ユーザが発信操作を行うと、「えみちゃん」の電話番号に発呼が行われる。
【0024】
次に、以上説明した動作を、制御回路36の動作に基づいて以下に説明する。図10は、本実施例装置の動作を示すフロー図である。
【0025】
図10のS1ステップにおいて、制御回路36は入力部44から着信履歴の表示を指示する操作があると判定すると、S2ステップへ処理を進める。S2ステップでは、制御回路36は、入力部から相手先の選択操作があると判定するとS4ステップへ処理を進め、そうでなければS3ステップへ処理を進める。尚、ここでいう相手先の選択操作とは、図5に示す着信履歴の相手先をカーソルの移動により選択することを示している。
【0026】
S3ステップでは、制御回路36は、入力部44から着信履歴表示の終了を指示する操作があると判定すると処理を終了し、そうでなければS2ステップへ処理を戻す。
【0027】
S4ステップでは、制御回路36は、ディスプレイ42に表示するカーソルを前記S2ステップの操作に基づいて移動表示させる。
【0028】
S5ステップでは、制御回路36は、入力部44から相手先の選択を指示する操作があると判定するとS6ステップへ処理を進め、そうでなければS2ステップへ処理を戻す。
【0029】
S6ステップでは、制御回路36は、ディスプレイ42に暗証番号の入力を促す表示をさせ、S7ステップへ処理を進める。尚、ここでいう暗証番号の入力を促す表示とは、図6に示す表示画面を意味している。
【0030】
S7ステップでは、制御回路36は、入力部44から正しい暗証番号の入力操作があると判定するとS9ステップへ処理を進め、そうでなければS8ステップへ処理を進める。
【0031】
S8ステップでは、制御回路36は、ディスプレイ42にエラー表示(例えば、暗証番号が違います)を行い、処理を終了する。
【0032】
S9ステップでは、制御回路36は、ディスプレイ42に発呼制限を解除した旨の表示を行い、S10ステップへ処理を進める。尚、このときの表示画面は図8に示す表示画面に対応している。
【0033】
S10ステップでは、制御回路36は、ディスプレイ42に発信を行う為の画面を表示し、S11ステップへ処理を進める。尚、このときの表示は図9に示す表示画面に対応している。
【0034】
S11ステップでは、制御回路36は、入力部44から発呼操作があると判定すると、S12ステップへ処理を進め、そうでなければS13ステップへ処理を進める。
S12ステップでは、制御回路36は、前記S10ステップで表示している相手先への発呼が行われる。より具体的には、ディスプレイ42に表示されている相手先に対応する電話番号のデータをRAM40から読み込み、通信部12とベースバンド部14を制御することにより読み込んだ電話番号を発信する。
【0035】
S13ステップでは、制御回路36は、入力部44から終了操作があると判定すると処理を終了し、そうでなければS11ステップへ処理を戻す。
【0036】
尚、本実施例では、着信履歴として相手先の名字と名前が表示される構成としたが、相手先の名字のみを表示する構成、或いは名前のみを表示する構成としても良い。このような構成とすることにより、ユーザは名字或いは名前だけを見るだけでだれからの着呼があったかを識別することが可能であると共に、他人に個人情報を知られることをできるだけ回避することが可能である。
【0037】
又、着信履歴には相手先の名字や名前ではなくあだなを表示する構成としても良い。そのような構成とすることにより、他人に個人情報を知られることをできるだけ回避することが可能である。但し、このような構成とする際には電話帳メモリには氏名を登録する代わりにあだなを登録するか、或いは氏名とは別にあだなを登録する項目を設ける必要がある。
【0038】
更に、着信履歴を表示する際に、着信時に受信した電話番号が着信メモリに格納されていなければ相手側の電話番号を表示するのではなく、電話帳メモリに登録されていない相手先からの受信であることを示すメッセージ(例えば、電話帳未登録)を表示する構成としても良いし、電話番号も何も表示しない構成としても良い。
【0039】
又、電話帳メモリに記憶されている情報を表示しないように設定されている状態で、着信履歴を表示する際に、氏名を表示せずに電話番号のみ表示する構成にし、着信履歴から選択した相手先の電話番号へ発呼する際に発呼を禁止する構成も考えられる。この場合、相手側の電話番号が着信履歴として表示されるために、仮に電話装置を紛失した場合に他のユーザに電話番号を知られてしまうが、その電話装置を用いて着信履歴に記憶されている相手先へ発信が行われるといったことを回避することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明を適用してなる実施例装置の斜視図である。
【図2】本実施例装置のブロック図である。
【図3】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図4】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図5】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図6】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図7】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図8】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図9】本実施例装置の表示形態を示す図である。
【図10】本実施例装置の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0041】
10 携帯電話装置
36 制御回路
40 ROM
42 ディスプレイ
44 入力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
相手先の電話番号と氏名を対応付けて複数格納する電話帳と、着信履歴を記憶可能な電話装置であり、
前記電話帳に記憶されている情報の表示を禁止している状態で、着信履歴を表示する際には、発呼側の電話番号の表示を禁止することを特徴とする電話装置。
【請求項2】
相手先の電話番号と氏名を対応付けて複数格納する電話帳と、着信履歴を記憶可能な電話装置であり、
前記電話帳に記憶されている情報の表示を禁止している状態で、着信履歴を表示する際には、発呼側の電話番号の表示を禁止すると共に発呼側の氏名を表示することを特徴とする電話装置。
【請求項3】
相手先の電話番号と氏名を対応付けて複数格納する電話帳と、着信履歴を記憶可能な電話装置であり、
前記電話帳に記憶されている情報の表示を禁止している状態で、着信履歴を表示する際には、発呼側の電話番号の表示を禁止すると共に発呼側のあだ名を表示することを特徴とする電話装置。
【請求項4】
相手先の電話番号と氏名を対応付けて複数格納する電話帳と、着信履歴を記憶可能な電話装置であり、
前記電話帳に記憶されている情報の表示を禁止している状態で、着信履歴を表示する際には、発呼側の電話番号の表示を禁止すると共に発呼側の氏名の内、名字のみを表示することを特徴とする電話装置。
【請求項5】
請求項1〜4記載の電話装置であり、
前記発呼側の電話番号の表示を禁止している状態で、着信履歴の相手先の選択の後に発呼操作があると、当該発呼操作を禁止すると共に暗証番号の入力指示を示す画面を表示し、予め定められた暗証番号が入力されると、前記選択された相手先への発呼操作を可能とすることを特徴とする電話装置。
【請求項6】
請求項1〜5記載の電話装置であり、
前記発呼側の電話番号の表示を禁止している状態で、着信履歴の相手先の選択の後に発呼操作があると、当該発呼操作を禁止すると共に暗証番号の入力指示を示す画面を表示し、予め定められた暗証番号が入力されると、着信履歴の相手先の電話番号の表示を可能とすることを特徴とする電話装置。
【請求項7】
相手先の電話番号と氏名を対応付けて複数格納する電話帳と、着信履歴を記憶可能な電話装置であり、
前記電話帳に記憶されている情報の表示を禁止している状態で、着信履歴を表示し選択された相手先への発呼操作があると、前記選択された相手先への発呼を禁止することを特徴とする電話装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−131136(P2008−131136A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−311305(P2006−311305)
【出願日】平成18年11月17日(2006.11.17)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)鳥取三洋電機株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】