面状両親媒性ポリマー及びオリゴマーの眼科用及び耳科用組成物とその使用
本発明は、面状両親媒性の抗微生物ポリマー及びオリゴマーの眼科用及び耳科用組成物と、ヒト及び動物において眼科感染症及び耳科感染症を治療及び予防するための方法におけるそれらの使用が含まれる、それらの使用を開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
R1−[−X−A1−Y−X−A2−Y−]m−R2 (I)
[式中:
Xは、NR8、−N(R8)N(R8)−、O、又はSであり;
Yは、C=O、C=S、O=S=O、又は−C(=O)C(=O)−であり;
R8は、水素又はアルキルであり;
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
A1は、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、A2は、C3〜C8シクロアルキル又は−(CH2)q−であり(ここでqは、1〜7である)、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
A2は、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、A1は、C3〜C8シクロアルキル又は−(CH2)q−であり(ここでqは、1〜7である)、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R1は:
(i)水素、極性(PL)基、又は非極性(NPL)基であり、R2は、−X−A1−Y−R11であり(ここで、R11は、水素、極性(PL)基、又は非極性(NPL)基である);又は
(ii)R1とR2は、独立して、水素、極性(PL)基、又は非極性(NPL)基であり;又は
(iii)R1とR2は、ともに単結合であり;
NPLは、−B(OR4)2及び−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’より独立して選択される非極性基であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4とR4’は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより独立して選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0、1、又は2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5”)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;
q1PLとq2PLは、独立して、0、1、又は2であり;そして、
mは、1〜約20である]の抗微生物オリゴマー、又はその許容される塩又は溶媒和物の有効量と眼科用に許容される賦形剤を含んでなる眼科用組成物。
【請求項2】
Xが、NR8であり;
Yは、C=Oであり;
R8は、水素であり;
A1は、置換されていてもよいo−、m−、又はp−フェニレンであり、A2は、−(CH2)q−(ここでqは、1である)であり、そしてここでA1とA2の一方は、1又は2の極性(PL)基で置換され、そしてA1とA2の他方は、1又は2の非極性(NPL)基で置換されており;又は
A2は、置換されていてもよいo−、m−、又はp−フェニレンであり、A1は、−(CH2)q−(ここでqは、1である)であり、そしてここでA1とA2の一方は、1又は2の極性(PL)基で置換され、そしてA1とA2の他方は、1又は2の非極性(NPL)基で置換され;
R1とR2は、独立して、水素、極性(PL)基、又は非極性(NPL)基であり;
NPLは、−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’であり、ここで:
R4’は、C1−C10アルキル、C3−C18分岐鎖アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、及びC6−C10アリールより選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はNH、−C(=O)−、O、及びSより選択され;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ基で置換されていてもよく;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、0であり;
PLは、−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vであり、ここで:
UPLは、非存在であるか又はO、S、NH、及び−C(=O)より選択され;
Vは、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ基で置換されていてもよく;
pPLは、0〜8であり;
q1PLとq2PLは、0であり;そして、
mは、4又は5である、請求項1の組成物。
【請求項3】
式II:
R1−[−X−A1−X−Y−A2−Y−]m−R2 (II)
[式中:
Xは、NR8、O、S、−N(R8)N(R8)−、−N(R8)−(N=N)−、−(N=N)−N(R8)−、−C(R7R7’)NR8−、−C(R7R7’)O−、又は−C(R7R7’)S−であり;
Yは、C=O、C=S、O=S=O、−C(=O)C(=O)−、C(R6R6’)C=O、又はC(R6R6’)C=Sであり;
R8は、水素又はアルキルであり;
R7とR7’は、独立して、水素又はアルキルであるか、又はR7とR7’は、一緒に−(CH2)P−(ここでpは、4〜8である)であり;
R6とR6’は、独立して、水素又はアルキルであるか、又はR6とR6’は、一緒に(CH2)2NR12(CH2)2であり(ここでR12は、水素、−C(=N)CH3、又はC(=NH)−NH2である);
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R1は:
(i)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−X−A1−X−R1であり、ここでA1は、上記に定義される通りであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(ii)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−X−A’−X−R1であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
(iii)−Y−A2−Y−R2であり、R2は、水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり;又は
(iv)−Y−A’であり、R2は、−X−A’であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(v)R1とR2は、独立して、極性基(PL)又は非極性基(NPL)であり;又は
(vi)R1とR2は、一緒に単結合を形成し;
NPLは、−B(OR4)2及び−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’より独立して選択される非極性基であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4とR4’は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより独立して選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアルキル、アミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0、1、又は2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;
q1PLとq2PLは、独立して、0、1、又は2であり;そして、
mは、1〜約20である]の抗微生物オリゴマー、又はその許容される塩又は溶媒和物の有効量と眼科用に許容される賦形剤を含んでなる眼科用組成物。
【請求項4】
オリゴマーが、式IIa:
R1−X−A1−X−Y−A2−Y−X−A1−X−R2 (IIa)
[式中:
Xは、NR8、O、S、又は−N(R8)N(R8)−であり;
Yは、C=O、C=S、又はO=S=Oであり;
R8は、水素又はアルキルであり;
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R1は、極性基(PL)又は非極性基(NPL)であり;
R2は、R1であり;
NPLは、非極性基:−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4とR4’は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより独立して選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアルキル、アミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0、1、又は2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;
q1PLとq2PLは、独立して、0、1、又は2である]、又はその許容される塩又は溶媒和物を有する、請求項1又は請求項2の組成物。
【請求項5】
Xが、NR8であり;
Yは、C=Oであり;
R8は、水素又は(C1−C4)アルキルであり;
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいフェニレン又は置換されていてもよいピリミジニレンであり、ここでA1は、1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基で置換されていて、A2は、1以上の極性(PL)基で置換されているか又は未置換であり;
R1は、極性基(PL)であり;
R2は、R1であり;
NPLは、非極性基:−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’であり、ここで:
R4とR4’は、水素と、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよいアルキルより独立して選択され;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、NR3、及び−C(=O)−より選択され;
pNPLは、0〜6であり;
q1NPLとq2NPLは、0であり;
PLは、極性基:−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vであり、ここで:
UPLは、非存在であるか又はO、S、NR5、及び−C(=O)−より選択され;
Vは、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、及び低級アシルアミノの1以上で置換されていてもよく;
pPLは、0〜8であり;そして、
q1PLとq2PLは、0である、請求項1、2、及び4のいずれか1項の組成物。
【請求項6】
A1が、1つの(PL)基と1つの非極性(NPL)基で置換されているフェニレンであり;
A2は、未置換のピリミジニレンであるか、又は1又は2の極性(PL)基で置換されているピリミジニレンであり;
NPLは、R4’であり、ここでR4’は、1以上のハロ基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルであり;
PLは、−UPL−(CH2)pPL−Vであり、ここで:
UPLは、O又はSであり;
Vは、アミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され;そして、
pPLは、0〜6である、請求項1、2、4、及び5のいずれか1項の組成物。
【請求項7】
A1が、1つの(PL)基と1つの非極性(NPL)基で置換されているフェニレンであり;
A2は、未置換のフェニレンであるか、又は1又は2の極性(PL)基で置換されているフェニレンであり;
NPLは、R4’であり、ここでR4’は、1以上のハロ基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルであり;
PLは、−UPL−(CH2)pPL−Vであり、ここで:
UPLは、O又はSであり;
Vは、アミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され;そして、
pPLは、0〜6である、請求項1、2、4、及び5のいずれか1項の組成物。
【請求項8】
オリゴマーが:
【化1】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、及び6のいずれか1項の組成物。
【請求項9】
オリゴマーが:
【化2】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、及び4のいずれか1項の組成物。
【請求項10】
オリゴマーが:
【化3】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、6、及び8のいずれか1項の組成物。
【請求項11】
オリゴマーが:
【化4】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、6、及び8のいずれか1項の組成物。
【請求項12】
オリゴマーが:
【化5】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、6、及び8のいずれか1項の組成物。
【請求項13】
オリゴマーが:
【化6】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、6、及び8のいずれか1項の組成物。
【請求項14】
オリゴマーが:
【化7】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、6、及び8のいずれか1項の組成物。
【請求項15】
オリゴマーが:
【化8】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、及び5のいずれか1項の組成物。
【請求項16】
オリゴマーが:
【化9】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、及び15のいずれか1項の組成物。
【請求項17】
式IV:
R1−[−X−A1−X−Z−Y−A2−Y−Z]m−R2 (IV)
[式中:
Xは、NR8、−NR8NR8−、C=O、又はOであり;
Yは、NR8、−NR8NR8−、C=O、S、又はOであり;
R8は、水素又はアルキルであり;
Zは、C=O、C=S、O=S=O、−NR8NR8−、又は−C(=O)C(=O)−であり;
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R1は:
(i)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−X−A1−X−R1であり、ここでA1は、上記に定義される通りであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(ii)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−X−A1−X−Z−Y−A2−Y−R1であり、ここでA1とA2は、上記に定義される通りであり、そのそれぞれは、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
(iii)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−X−A’−X−R1であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(iv)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−X−A1−X−Z−Y−A’−Y−R1であり、ここでA1は、上記に定義される通りであり、A’は、アリール又はヘテロアリールであり、そしてA1とA’のそれぞれは、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(v)−Z−Y−A’であり、R2は、水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(vi)−Z−Y−A’であり、R2は、−X−A”であり、ここでA’とA”は、独立して、アリール又はヘテロアリールであり、A’とA”のそれぞれは、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(vii)R1とR2は、独立して、極性基(PL)又は非極性基(NPL)であり;又は
(viii)R1とR2は、一緒に単結合を形成し;
NPLは、−B(OR4)2及び−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’より独立して選択される非極性基であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4とR4’は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより独立して選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0、1、又は2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;
q1PLとq2PLは、独立して、0、1、又は2であり;そして、
mは、1〜約20である]の抗微生物オリゴマー、又はその許容される塩又は溶媒和物の有効量と眼科用に許容される賦形剤を含んでなる眼科用組成物。
【請求項18】
オリゴマーが、式IVa、式IVb、又は式IVc:
R1−X−A1−X−Z−Y−A2−Y−R2 (IVa)
R1−X−A1−X−Z−Y−A2−Y−Z−X−A1−X−R2 (IVb)
R1−X−A1−X−Z−Y−A2−Y−Z−X−A1−X−Z−Y−A2−Y−R2 (IVc)
[式中:
Xは、NR8、−NR8NR8−、C=O、又はOであり;
Yは、NR8、−NR8NR8−、C=O、S、又はOであり;
R8は、水素又はアルキルであり;
Zは、C=O、C=S、O=S=O、−NR8NR8−、又は−C(=O)C(=O)−であり;
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R1は、水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり;
R2は、R1であり;
NPLは、非極性基:−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4とR4’は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより独立して選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0、1、又は2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;そして、
q1PLとq2PLは、独立して、0、1、又は2である]、又はその許容される塩又は溶媒和物を有する、請求項17の組成物。
【請求項19】
式V:
R1−[−A1−W−A2−W−]m−R2 (V)
[式中:
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここで:
(i)A1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(ii)A1又はA2の一方は、上記に定義される通りであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;そしてA1又はA2の他方は、基:−C≡C(CH2)pC≡C−であり(ここでpは、0〜8であり、そして−(CH2)p−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシル基で置換されていてもよい);
Wは、非存在であるか、又は−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、又は−C≡C−を表し;
R1は:
(i)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−A1−R1であり、ここでA1は、上記に定義される通りであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(ii)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−A1−W−A2−R1であり、ここでA1とA2のそれぞれは、上記に定義される通りであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(iii)A’−W−であり、R2は、−A1−W−A’であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、そのいずれか一方は、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(iv)A’−W−であり、R2は、−A’であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、そのいずれか一方は、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(v)R1とR2は、一緒に単結合を形成し;
NPLは、−B(OR4)2又は−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4より独立して選択される非極性基であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−(C=O)−、−(C=O)−N=N−NR3−、−(C=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−(C=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアルキル、アミノ又はヒドロキシル基で置換されていてもよく、又は該アルキレン鎖は、不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0〜2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−(C=O)−、−(C=O)−N=N−NR5−、−(C=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−(C=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−NH(CH2)PNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシル基で置換されていてもよく、又は該アルキレン鎖は、不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;
q1PLとq2PLは、独立して、0〜2であり;そして、
mは、1〜約25である]の抗微生物オリゴマー、又はその許容される塩又は溶媒和物の有効量と眼科用に許容される賦形剤を含んでなる眼科用組成物。
【請求項20】
オリゴマーが、式Va:
R1−A1−W−A2−W−A1−R2 (Va)
[式中:
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここで:
(i)A1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(ii)A1又はA2の一方は、上記に定義される通りであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;そしてA1又はA2の他方は、基:−C≡C(CH2)pC≡C−であり(ここでpは、0〜8であり、そして−(CH2)p−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシル基で置換されていてもよい);
Wは、−C≡C−であり;
R1は、水素、極性基(PL)、非極性基(NPL)、又は−W−A’であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、そのいずれか一方は、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R2は、R1であり;
NPLは、非極性基:−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4であり:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−(C=O)−、−(C=O)−N=N−NR3−、−(C=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−(C=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
アルキレン鎖:−(CH2)pNPL−は、1以上のアルキル、アミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は該アルキレン鎖は、不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0〜2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−(C=O)−、−(C=O)−N=N−NR5−、−(C=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−(C=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−NH(CH2)PNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
アルキレン鎖:−(CH2)pPL−は、1以上のアミノ又はヒドロキシル基で置換されていてもよく、又は該アルキレン鎖は、不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;そして、
q1PLとq2PLは、独立して、0〜2である]、又はその許容される塩又は溶媒和物を有する、請求項19の組成物。
【請求項21】
A1とA2が、独立して、置換されていてもよいm−フェニレンであり、ここでA1は、2つの極性(PL)基で置換されていてもよく、そしてA2は、未置換であり;
R1は、極性基であり;
PLは、独立して、ハロ又は−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vであり、ここで:
UPLは、非存在であるか又はO、S、NR5、及び−C(=O)−より選択され;
Vは、アミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、及び低級アシルアミノの1以上で置換されていてもよく;
pPLは、0〜8であり;そして、
q1PLとq2PLは、0である、請求項19又は請求項20の組成物。
【請求項22】
R1がハロであり;
PLは、又は−UPL−(CH2)pPL−Vであり、ここで:
UPLは、非存在であり;
Vは、アミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され、このいずれも、アミノ及びハロの1以上で置換されていてもよく;そして、
pPLは、0〜6である、請求項19〜21のいずれか1項の組成物。
【請求項23】
オリゴマーが:
【化10】
の1つ、又はその塩又は溶媒和物である、請求項19〜21のいずれか1項の組成物。
【請求項24】
オリゴマーが:
【化11】
である、請求項19〜21のいずれか1項の組成物。
【請求項25】
式VI:
A−(B)nl−(D)ml−H (VI)
[式中:
Aは、連鎖移動剤の残基であり;
Bは、−[CH2−C(R11)(B11)]−であり、ここでB11は、−X11−Y11−Z11であり、ここで
X11は、カルボニル(−C(=O)−)であるか、又は置換されていてもよいC1−6アルキレンであるか;又はX11は、非存在であり;
Y11は、O、NH、又は置換されていてもよいC1−6アルキレンであるか;又はY11は、非存在であり;
Z11は、−Z11A−Z11Bであり、ここでZ11Aは、アルキレン、アリーレン、又はヘテロアリーレンであり、このいずれも、置換されていてもよく;又はZ11Aは、非存在であり;そしてZ11Bは、−グアニジノ、−アミジノ、−N(R3)(R4)、又は−N+(R3)(R4)(R5)であり、ここでR3、R4、及びR5は、独立して、水素、アルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環式、又はアラルキルであり;又は
Z11は、ピリジニウム:
【化12】
又はホスホニウム:
【化13】
{式中、R81、R911、R921、及びR931は、独立して、水素又はアルキルである}であり;
R11は、水素又はC1−4アルキルであり;
Dは、−[CH2−C(R21)(D21)]−であり、ここでD21は、−X21−Y21−Z21であり、ここで
X21は、カルボニル(−C(=O)−)又は置換されていてもよいC1−6アルキレンであるか;又はX21は、非存在であり;
Y21は、O、NH、又は置換されていてもよいC1−6アルキレンであるか、又はY21は、非存在であり;
Z21は、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アリール、又はアラルキルであり、このいずれも、置換されていてもよく;
R21は、水素又はC1−4アルキルであり;
m1(Dモノマーのモル分率)は、約0.1〜約0.9であり;そして、
n1(Bモノマーのモル分率)は、1−m1であり;
ここで共重合体は、B及びDモノマーのランダム共重合体であり、そして
ここで共重合体は、約5〜約50の重合度を有する]の抗微生物ランダム共重合体、又はその許容される塩又は溶媒和物の有効量と眼科用に許容される賦形剤を含んでなる眼科用組成物。
【請求項26】
Aが、C1−4アルコキシカルボニル(C1−4)アルキルチオであり;
X11とX21は、カルボニルであり;
Y11とY21は、Oであり;
Z11は、−Z11A−Z11Bであり、ここでZ11Aは、C1−4アルキル又はアリールで置換されていてもよいC1−6アルキレンであり;そしてZ11Bは、−N(R31)(R41)、又は−N+(R31)(R41)(R51)であり、ここでR31、R41、及びR51は、独立して、水素又はC1−4アルキルであり;
Z21は、C1−6アルキル、C1−6アリール、又はC1−6アル(C1−4)アルキルであり;そして、
R11とR21は、独立して、水素又はメチルであり;
m1は、約0.35〜約0.60であり;そしてここで、
共重合体は、約5〜約10の重合度を有する、請求項25の組成物。
【請求項27】
(a)動物の眼の微生物感染症の治療及び/又は予防に有効な量の、式IIa:
R1−X−A1−X−Y−A2−Y−X−A1−X−R2 (IIa)
[式中:
Xは、NR8、O、S、又は−N(R8)N(R8)−であり;
Yは、C=O、C=S、又はO=S=Oであり;
R8は、水素又はアルキルであり;
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R1は、極性基(PL)又は非極性基(NPL)であり;
R2は、R1であり;
NPLは、−B(OR4)2及び−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’より独立して選択される非極性基であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4とR4’は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより独立して選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0、1、又は2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;そして、
q1PLとq2PLは、独立して、0、1、又は2である]の抗微生物オリゴマー、又はその許容される塩又は溶媒和物;及び
(b)眼科用に許容される賦形剤、
を含んでなる抗微生物の眼科用組成物であって、眼の1以上の組織への投与に適している、前記組成物。
【請求項28】
A1が、1つの(PL)基と1つの非極性(NPL)基で置換されているm−フェニレンであり;
A2は、未置換のm−ピリミジニレンであるか又は1又は2の極性(PL)基で置換されているm−ピリミジニレンであり;
NPLは、R4’であり、ここでR4’は、1以上のハロ基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルであり;
PLは、−UPL−(CH2)pPL−Vであり、ここで:
UPLは、O又はSであり;
Vは、アミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され;そして、
pPLは、0〜6である、請求項27の組成物。
【請求項29】
A1が、1つの(PL)基と1つの非極性(NPL)基で置換されているm−フェニレンであり;
A2は、未置換のm−フェニレンであるか又は1又は2の極性(PL)基で置換されているm−フェニレンであり;
NPLは、R4’であり、ここでR4’は、1以上のハロ基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルであり;
PLは、−UPL−(CH2)pPL−Vであり、ここで:
UPLは、O又はSであり;
Vは、アミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され;そして、
pPLは、0〜6である、請求項27の組成物。
【請求項30】
オリゴマーが:
【化14】
の1つ又はその塩又は溶媒和物である、請求項27又は請求項28の組成物。
【請求項31】
オリゴマーが:
【化15】
の1つ又はその塩又は溶媒和物である、請求項27又は請求項29の組成物。
【請求項32】
動物の眼における微生物感染症の治療又は予防に使用の眼科用組成物であって、該組成物をその眼の1以上の組織へ投与するときに、請求項1の式Iの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療又は予防するのに有効な量で含む、前記組成物。
【請求項33】
動物の眼における微生物感染症の治療又は予防に使用の眼科用組成物であって、該組成物をその眼の1以上の組織へ投与するときに、請求項3の式IIの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療又は予防するのに有効な量で含む、前記組成物。
【請求項34】
動物の眼における微生物感染症の治療又は予防に使用の眼科用組成物であって、該組成物をその眼の1以上の組織へ投与するときに、請求項17の式IVの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療又は予防するのに有効な量で含む、前記組成物。
【請求項35】
動物の眼における微生物感染症の治療又は予防に使用の眼科用組成物であって、該組成物をその眼の1以上の組織へ投与するときに、請求項19の式Vの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療又は予防するのに有効な量で含む、前記組成物。
【請求項36】
動物の眼における微生物感染症の治療又は予防に使用の眼科用組成物であって、該組成物をその眼の1以上の組織へ投与するときに、請求項25の式VIの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療又は予防するのに有効な量で含む、前記組成物。
【請求項37】
動物の眼の1以上の組織への局所投与に適している、請求項1〜36のいずれか1項の組成物。
【請求項38】
溶液剤、懸濁液剤、乳剤、ゲル剤、軟膏剤、及び眼科用インプラントに適した固体品より選択される形態である、請求項1〜36のいずれか1項の組成物。
【請求項39】
オリゴマーが約0.01重量%〜約20重量%の濃度で存在する、請求項38の組成物。
【請求項40】
眼科用に許容される賦形剤が、保存剤、安定化剤、抗酸化剤、及び粘度増強剤、又はこれらのあらゆる組合せより選択される、請求項1〜31のいずれか1項の組成物。
【請求項41】
保存剤が、フェニル水銀塩、チメロサール、安定化二酸化塩素、四級アンモニウム化合物、イミダゾリジニル尿素、パラベン、フェノキシエタノール、クロロフェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、クロロブタノール、クロロクレゾール、フェニルエチルアルコール、及びソルビン酸又はその塩、又はこれらのあらゆる組合せより選択される、請求項40の組成物。
【請求項42】
抗酸化剤が、アスコルビン酸、メタ重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、及びアセチルシステインより選択される、請求項40の組成物。
【請求項43】
安定化剤がキレート剤である、請求項40の組成物。
【請求項44】
キレート剤がEDTA二ナトリウム(エデト酸二ナトリウム)である、請求項43の組成物。
【請求項45】
粘度増強剤が、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、及びグリセロールより選択される、請求項40の組成物。
【請求項46】
追加の眼科用に許容される賦形剤をさらに含む、請求項37の組成物。
【請求項47】
追加の眼科用に許容される賦形剤が、緩衝剤、可溶化剤、界面活性剤、滑沢剤、及び眼科用に許容される塩、又はこれらのあらゆる組合せより選択される、請求項46の組成物。
【請求項48】
追加の医薬品をさらに含む、請求項37の組成物。
【請求項49】
追加の医薬品が、抗炎症剤、抗微生物剤、麻酔剤、及び抗アレルギー剤より選択される、請求項48の組成物。
【請求項50】
追加の医薬品がステロイド性抗炎症剤である、請求項49の組成物。
【請求項51】
ステロイド性抗炎症剤がグルココルチコイドである、請求項50の組成物。
【請求項52】
ステロイド性抗炎症剤が、デキサメタゾン、リメキソロン、プレドニゾロン、フルオロメトロン、及びヒドロコーチゾンより選択される、請求項50の組成物。
【請求項53】
追加の医薬品が抗微生物剤である、請求項49の組成物。
【請求項54】
抗微生物剤が、抗菌剤、抗真菌剤、及び抗ウイルス剤より選択される、請求項53の組成物。
【請求項55】
動物の眼における微生物感染症を治療又は予防する方法であって、前記治療又は予防の必要な動物の眼へ請求項1〜36のいずれか1項の眼科用組成物の有効量を投与することを含んでなる、前記方法。
【請求項56】
眼科用組成物が、溶液剤、懸濁液剤、乳剤、ゲル剤、軟膏剤、及び眼科用インプラントに適した固体品より選択される形態である、請求項55の方法。
【請求項57】
組成物を1日2〜4回投与する、請求項55の方法。
【請求項58】
オリゴマーが、組成物に約0.01重量%〜約20重量%の濃度で存在する、請求項55の方法。
【請求項59】
微生物感染症が細菌感染症である、請求項55の方法。
【請求項60】
細菌感染症が、ブドウ球菌(Staphylococcus)、連鎖球菌(Streptococcus)、腸球菌(Enterococcus)、バシラス(Bacillus)、コリネバクテリウム(Corynebacterium)、モラクセラ(Moraxella)、ヘモフィルス(Haemophilus)、セラチア(Serratia)、シュードモナス(Pseudomonas)、又はナイセリア(Neisseria)菌種によって引き起こされる、請求項59の方法。
【請求項61】
微生物感染症が真菌感染症である、請求項55の方法。
【請求項62】
真菌感染症が、アスペルギルス(Aspergillus)又はフサリウム(Fusarium)菌種によって引き起こされる、請求項61の方法。
【請求項63】
微生物感染症がウイルス感染症である、請求項55の方法。
【請求項64】
ウイルス感染症がヘルペスウイルスによって引き起こされる、請求項63の方法。
【請求項65】
感染症が、細菌性角膜炎、細菌性結膜炎、及び角膜潰瘍より選択される、請求項55の方法。
【請求項66】
抗微生物の眼科用組成物を動物の眼の1以上の組織へ投与することによってその眼における微生物感染症を治療又は予防するための方法であって、該組成物は、請求項1の式Iの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療するか又は予防するのに有効な量で含んでなる、前記方法。
【請求項67】
抗微生物の眼科用組成物を動物の眼の1以上の組織へ投与することによってその眼における微生物感染症を治療又は予防するための方法であって、該組成物は、請求項3の式IIの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療するか又は予防するのに有効な量で含んでなる、前記方法。
【請求項68】
抗微生物の眼科用組成物を動物の眼の1以上の組織へ投与することによってその眼における微生物感染症を治療又は予防するための方法であって、該組成物は、請求項17の式IVの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療するか又は予防するのに有効な量で含んでなる、前記方法。
【請求項69】
抗微生物の眼科用組成物を動物の眼の1以上の組織へ投与することによってその眼における微生物感染症を治療又は予防するための方法であって、該組成物は、請求項19の式Vの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療するか又は予防するのに有効な量で含んでなる、前記方法。
【請求項70】
抗微生物の眼科用組成物を動物の眼の1以上の組織へ投与することによってその眼における微生物感染症を治療又は予防するための方法であって、該組成物は、請求項25の式VIの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療するか又は予防するのに有効な量で利用することを含んでなる、前記方法。
【請求項71】
抗微生物の眼科用組成物を動物の眼の1以上の組織へ局所投与する、請求項66〜70のいずれか1項の方法。
【請求項72】
眼科用組成物が、溶液剤、懸濁液剤、乳剤、ゲル剤、軟膏剤、及び眼科用インプラントに適した固体品より選択される形態である、請求項71の方法。
【請求項73】
組成物を1日2〜4回投与する、請求項71の方法。
【請求項74】
オリゴマーが組成物に約0.01重量%〜約20重量%の濃度で存在する、請求項71の方法。
【請求項75】
微生物感染症が細菌感染症である、請求項71の方法。
【請求項76】
細菌感染症が、ブドウ球菌(Staphylococcus)、連鎖球菌(Streptococcus)、腸球菌(Enterococcus)、バシラス(Bacillus)、コリネバクテリウム(Corynebacterium)、モラクセラ(Moraxella)、ヘモフィルス(Haemophilus)、セラチア(Serratia)、シュードモナス(Pseudomonas)、又はナイセリア(Neisseria)菌種によって引き起こされる、請求項75の方法。
【請求項77】
微生物感染症が真菌感染症である、請求項71の方法。
【請求項78】
真菌感染症が、アスペルギルス(Aspergillus)又はフサリウム(Fusarium)菌種によって引き起こされる、請求項77の方法。
【請求項79】
微生物感染症がウイルス感染症である、請求項71の方法。
【請求項80】
ウイルス感染症がヘルペスウイルスによって引き起こされる、請求項79の方法。
【請求項81】
感染症が、細菌性角膜炎、細菌性結膜炎、及び角膜潰瘍より選択される、請求項71の方法。
【請求項82】
請求項1の化合物の、動物における眼及び/又は耳の感染症を治療又は予防するための医薬品の製造における使用。
【請求項1】
式I:
R1−[−X−A1−Y−X−A2−Y−]m−R2 (I)
[式中:
Xは、NR8、−N(R8)N(R8)−、O、又はSであり;
Yは、C=O、C=S、O=S=O、又は−C(=O)C(=O)−であり;
R8は、水素又はアルキルであり;
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
A1は、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、A2は、C3〜C8シクロアルキル又は−(CH2)q−であり(ここでqは、1〜7である)、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
A2は、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、A1は、C3〜C8シクロアルキル又は−(CH2)q−であり(ここでqは、1〜7である)、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R1は:
(i)水素、極性(PL)基、又は非極性(NPL)基であり、R2は、−X−A1−Y−R11であり(ここで、R11は、水素、極性(PL)基、又は非極性(NPL)基である);又は
(ii)R1とR2は、独立して、水素、極性(PL)基、又は非極性(NPL)基であり;又は
(iii)R1とR2は、ともに単結合であり;
NPLは、−B(OR4)2及び−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’より独立して選択される非極性基であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4とR4’は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより独立して選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0、1、又は2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5”)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;
q1PLとq2PLは、独立して、0、1、又は2であり;そして、
mは、1〜約20である]の抗微生物オリゴマー、又はその許容される塩又は溶媒和物の有効量と眼科用に許容される賦形剤を含んでなる眼科用組成物。
【請求項2】
Xが、NR8であり;
Yは、C=Oであり;
R8は、水素であり;
A1は、置換されていてもよいo−、m−、又はp−フェニレンであり、A2は、−(CH2)q−(ここでqは、1である)であり、そしてここでA1とA2の一方は、1又は2の極性(PL)基で置換され、そしてA1とA2の他方は、1又は2の非極性(NPL)基で置換されており;又は
A2は、置換されていてもよいo−、m−、又はp−フェニレンであり、A1は、−(CH2)q−(ここでqは、1である)であり、そしてここでA1とA2の一方は、1又は2の極性(PL)基で置換され、そしてA1とA2の他方は、1又は2の非極性(NPL)基で置換され;
R1とR2は、独立して、水素、極性(PL)基、又は非極性(NPL)基であり;
NPLは、−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’であり、ここで:
R4’は、C1−C10アルキル、C3−C18分岐鎖アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、及びC6−C10アリールより選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はNH、−C(=O)−、O、及びSより選択され;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ基で置換されていてもよく;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、0であり;
PLは、−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vであり、ここで:
UPLは、非存在であるか又はO、S、NH、及び−C(=O)より選択され;
Vは、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ基で置換されていてもよく;
pPLは、0〜8であり;
q1PLとq2PLは、0であり;そして、
mは、4又は5である、請求項1の組成物。
【請求項3】
式II:
R1−[−X−A1−X−Y−A2−Y−]m−R2 (II)
[式中:
Xは、NR8、O、S、−N(R8)N(R8)−、−N(R8)−(N=N)−、−(N=N)−N(R8)−、−C(R7R7’)NR8−、−C(R7R7’)O−、又は−C(R7R7’)S−であり;
Yは、C=O、C=S、O=S=O、−C(=O)C(=O)−、C(R6R6’)C=O、又はC(R6R6’)C=Sであり;
R8は、水素又はアルキルであり;
R7とR7’は、独立して、水素又はアルキルであるか、又はR7とR7’は、一緒に−(CH2)P−(ここでpは、4〜8である)であり;
R6とR6’は、独立して、水素又はアルキルであるか、又はR6とR6’は、一緒に(CH2)2NR12(CH2)2であり(ここでR12は、水素、−C(=N)CH3、又はC(=NH)−NH2である);
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R1は:
(i)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−X−A1−X−R1であり、ここでA1は、上記に定義される通りであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(ii)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−X−A’−X−R1であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
(iii)−Y−A2−Y−R2であり、R2は、水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり;又は
(iv)−Y−A’であり、R2は、−X−A’であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(v)R1とR2は、独立して、極性基(PL)又は非極性基(NPL)であり;又は
(vi)R1とR2は、一緒に単結合を形成し;
NPLは、−B(OR4)2及び−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’より独立して選択される非極性基であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4とR4’は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより独立して選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアルキル、アミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0、1、又は2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;
q1PLとq2PLは、独立して、0、1、又は2であり;そして、
mは、1〜約20である]の抗微生物オリゴマー、又はその許容される塩又は溶媒和物の有効量と眼科用に許容される賦形剤を含んでなる眼科用組成物。
【請求項4】
オリゴマーが、式IIa:
R1−X−A1−X−Y−A2−Y−X−A1−X−R2 (IIa)
[式中:
Xは、NR8、O、S、又は−N(R8)N(R8)−であり;
Yは、C=O、C=S、又はO=S=Oであり;
R8は、水素又はアルキルであり;
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R1は、極性基(PL)又は非極性基(NPL)であり;
R2は、R1であり;
NPLは、非極性基:−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4とR4’は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより独立して選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアルキル、アミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0、1、又は2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;
q1PLとq2PLは、独立して、0、1、又は2である]、又はその許容される塩又は溶媒和物を有する、請求項1又は請求項2の組成物。
【請求項5】
Xが、NR8であり;
Yは、C=Oであり;
R8は、水素又は(C1−C4)アルキルであり;
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいフェニレン又は置換されていてもよいピリミジニレンであり、ここでA1は、1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基で置換されていて、A2は、1以上の極性(PL)基で置換されているか又は未置換であり;
R1は、極性基(PL)であり;
R2は、R1であり;
NPLは、非極性基:−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’であり、ここで:
R4とR4’は、水素と、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよいアルキルより独立して選択され;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、NR3、及び−C(=O)−より選択され;
pNPLは、0〜6であり;
q1NPLとq2NPLは、0であり;
PLは、極性基:−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vであり、ここで:
UPLは、非存在であるか又はO、S、NR5、及び−C(=O)−より選択され;
Vは、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、及び低級アシルアミノの1以上で置換されていてもよく;
pPLは、0〜8であり;そして、
q1PLとq2PLは、0である、請求項1、2、及び4のいずれか1項の組成物。
【請求項6】
A1が、1つの(PL)基と1つの非極性(NPL)基で置換されているフェニレンであり;
A2は、未置換のピリミジニレンであるか、又は1又は2の極性(PL)基で置換されているピリミジニレンであり;
NPLは、R4’であり、ここでR4’は、1以上のハロ基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルであり;
PLは、−UPL−(CH2)pPL−Vであり、ここで:
UPLは、O又はSであり;
Vは、アミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され;そして、
pPLは、0〜6である、請求項1、2、4、及び5のいずれか1項の組成物。
【請求項7】
A1が、1つの(PL)基と1つの非極性(NPL)基で置換されているフェニレンであり;
A2は、未置換のフェニレンであるか、又は1又は2の極性(PL)基で置換されているフェニレンであり;
NPLは、R4’であり、ここでR4’は、1以上のハロ基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルであり;
PLは、−UPL−(CH2)pPL−Vであり、ここで:
UPLは、O又はSであり;
Vは、アミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され;そして、
pPLは、0〜6である、請求項1、2、4、及び5のいずれか1項の組成物。
【請求項8】
オリゴマーが:
【化1】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、及び6のいずれか1項の組成物。
【請求項9】
オリゴマーが:
【化2】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、及び4のいずれか1項の組成物。
【請求項10】
オリゴマーが:
【化3】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、6、及び8のいずれか1項の組成物。
【請求項11】
オリゴマーが:
【化4】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、6、及び8のいずれか1項の組成物。
【請求項12】
オリゴマーが:
【化5】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、6、及び8のいずれか1項の組成物。
【請求項13】
オリゴマーが:
【化6】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、6、及び8のいずれか1項の組成物。
【請求項14】
オリゴマーが:
【化7】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、6、及び8のいずれか1項の組成物。
【請求項15】
オリゴマーが:
【化8】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、及び5のいずれか1項の組成物。
【請求項16】
オリゴマーが:
【化9】
又はその塩又は溶媒和物である、請求項1、2、4、5、及び15のいずれか1項の組成物。
【請求項17】
式IV:
R1−[−X−A1−X−Z−Y−A2−Y−Z]m−R2 (IV)
[式中:
Xは、NR8、−NR8NR8−、C=O、又はOであり;
Yは、NR8、−NR8NR8−、C=O、S、又はOであり;
R8は、水素又はアルキルであり;
Zは、C=O、C=S、O=S=O、−NR8NR8−、又は−C(=O)C(=O)−であり;
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R1は:
(i)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−X−A1−X−R1であり、ここでA1は、上記に定義される通りであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(ii)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−X−A1−X−Z−Y−A2−Y−R1であり、ここでA1とA2は、上記に定義される通りであり、そのそれぞれは、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
(iii)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−X−A’−X−R1であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(iv)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−X−A1−X−Z−Y−A’−Y−R1であり、ここでA1は、上記に定義される通りであり、A’は、アリール又はヘテロアリールであり、そしてA1とA’のそれぞれは、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(v)−Z−Y−A’であり、R2は、水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(vi)−Z−Y−A’であり、R2は、−X−A”であり、ここでA’とA”は、独立して、アリール又はヘテロアリールであり、A’とA”のそれぞれは、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(vii)R1とR2は、独立して、極性基(PL)又は非極性基(NPL)であり;又は
(viii)R1とR2は、一緒に単結合を形成し;
NPLは、−B(OR4)2及び−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’より独立して選択される非極性基であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4とR4’は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより独立して選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0、1、又は2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;
q1PLとq2PLは、独立して、0、1、又は2であり;そして、
mは、1〜約20である]の抗微生物オリゴマー、又はその許容される塩又は溶媒和物の有効量と眼科用に許容される賦形剤を含んでなる眼科用組成物。
【請求項18】
オリゴマーが、式IVa、式IVb、又は式IVc:
R1−X−A1−X−Z−Y−A2−Y−R2 (IVa)
R1−X−A1−X−Z−Y−A2−Y−Z−X−A1−X−R2 (IVb)
R1−X−A1−X−Z−Y−A2−Y−Z−X−A1−X−Z−Y−A2−Y−R2 (IVc)
[式中:
Xは、NR8、−NR8NR8−、C=O、又はOであり;
Yは、NR8、−NR8NR8−、C=O、S、又はOであり;
R8は、水素又はアルキルであり;
Zは、C=O、C=S、O=S=O、−NR8NR8−、又は−C(=O)C(=O)−であり;
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R1は、水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり;
R2は、R1であり;
NPLは、非極性基:−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4とR4’は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより独立して選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0、1、又は2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;そして、
q1PLとq2PLは、独立して、0、1、又は2である]、又はその許容される塩又は溶媒和物を有する、請求項17の組成物。
【請求項19】
式V:
R1−[−A1−W−A2−W−]m−R2 (V)
[式中:
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここで:
(i)A1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(ii)A1又はA2の一方は、上記に定義される通りであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;そしてA1又はA2の他方は、基:−C≡C(CH2)pC≡C−であり(ここでpは、0〜8であり、そして−(CH2)p−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシル基で置換されていてもよい);
Wは、非存在であるか、又は−CH2−、−CH2−CH2−、−CH=CH−、又は−C≡C−を表し;
R1は:
(i)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−A1−R1であり、ここでA1は、上記に定義される通りであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(ii)水素、極性基(PL)、又は非極性基(NPL)であり、R2は、−A1−W−A2−R1であり、ここでA1とA2のそれぞれは、上記に定義される通りであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(iii)A’−W−であり、R2は、−A1−W−A’であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、そのいずれか一方は、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(iv)A’−W−であり、R2は、−A’であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、そのいずれか一方は、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(v)R1とR2は、一緒に単結合を形成し;
NPLは、−B(OR4)2又は−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4より独立して選択される非極性基であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−(C=O)−、−(C=O)−N=N−NR3−、−(C=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−(C=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアルキル、アミノ又はヒドロキシル基で置換されていてもよく、又は該アルキレン鎖は、不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0〜2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−(C=O)−、−(C=O)−N=N−NR5−、−(C=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−(C=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−NH(CH2)PNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシル基で置換されていてもよく、又は該アルキレン鎖は、不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;
q1PLとq2PLは、独立して、0〜2であり;そして、
mは、1〜約25である]の抗微生物オリゴマー、又はその許容される塩又は溶媒和物の有効量と眼科用に許容される賦形剤を含んでなる眼科用組成物。
【請求項20】
オリゴマーが、式Va:
R1−A1−W−A2−W−A1−R2 (Va)
[式中:
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここで:
(i)A1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;又は
(ii)A1又はA2の一方は、上記に定義される通りであり、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;そしてA1又はA2の他方は、基:−C≡C(CH2)pC≡C−であり(ここでpは、0〜8であり、そして−(CH2)p−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシル基で置換されていてもよい);
Wは、−C≡C−であり;
R1は、水素、極性基(PL)、非極性基(NPL)、又は−W−A’であり、ここでA’は、アリール又はヘテロアリールであり、そのいずれか一方は、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R2は、R1であり;
NPLは、非極性基:−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4であり:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−(C=O)−、−(C=O)−N=N−NR3−、−(C=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−(C=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
アルキレン鎖:−(CH2)pNPL−は、1以上のアルキル、アミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は該アルキレン鎖は、不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0〜2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−(C=O)−、−(C=O)−N=N−NR5−、−(C=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−(C=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−NH(CH2)PNH2、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
アルキレン鎖:−(CH2)pPL−は、1以上のアミノ又はヒドロキシル基で置換されていてもよく、又は該アルキレン鎖は、不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;そして、
q1PLとq2PLは、独立して、0〜2である]、又はその許容される塩又は溶媒和物を有する、請求項19の組成物。
【請求項21】
A1とA2が、独立して、置換されていてもよいm−フェニレンであり、ここでA1は、2つの極性(PL)基で置換されていてもよく、そしてA2は、未置換であり;
R1は、極性基であり;
PLは、独立して、ハロ又は−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vであり、ここで:
UPLは、非存在であるか又はO、S、NR5、及び−C(=O)−より選択され;
Vは、アミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、及び低級アシルアミノの1以上で置換されていてもよく;
pPLは、0〜8であり;そして、
q1PLとq2PLは、0である、請求項19又は請求項20の組成物。
【請求項22】
R1がハロであり;
PLは、又は−UPL−(CH2)pPL−Vであり、ここで:
UPLは、非存在であり;
Vは、アミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され、このいずれも、アミノ及びハロの1以上で置換されていてもよく;そして、
pPLは、0〜6である、請求項19〜21のいずれか1項の組成物。
【請求項23】
オリゴマーが:
【化10】
の1つ、又はその塩又は溶媒和物である、請求項19〜21のいずれか1項の組成物。
【請求項24】
オリゴマーが:
【化11】
である、請求項19〜21のいずれか1項の組成物。
【請求項25】
式VI:
A−(B)nl−(D)ml−H (VI)
[式中:
Aは、連鎖移動剤の残基であり;
Bは、−[CH2−C(R11)(B11)]−であり、ここでB11は、−X11−Y11−Z11であり、ここで
X11は、カルボニル(−C(=O)−)であるか、又は置換されていてもよいC1−6アルキレンであるか;又はX11は、非存在であり;
Y11は、O、NH、又は置換されていてもよいC1−6アルキレンであるか;又はY11は、非存在であり;
Z11は、−Z11A−Z11Bであり、ここでZ11Aは、アルキレン、アリーレン、又はヘテロアリーレンであり、このいずれも、置換されていてもよく;又はZ11Aは、非存在であり;そしてZ11Bは、−グアニジノ、−アミジノ、−N(R3)(R4)、又は−N+(R3)(R4)(R5)であり、ここでR3、R4、及びR5は、独立して、水素、アルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、複素環式、又はアラルキルであり;又は
Z11は、ピリジニウム:
【化12】
又はホスホニウム:
【化13】
{式中、R81、R911、R921、及びR931は、独立して、水素又はアルキルである}であり;
R11は、水素又はC1−4アルキルであり;
Dは、−[CH2−C(R21)(D21)]−であり、ここでD21は、−X21−Y21−Z21であり、ここで
X21は、カルボニル(−C(=O)−)又は置換されていてもよいC1−6アルキレンであるか;又はX21は、非存在であり;
Y21は、O、NH、又は置換されていてもよいC1−6アルキレンであるか、又はY21は、非存在であり;
Z21は、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アリール、又はアラルキルであり、このいずれも、置換されていてもよく;
R21は、水素又はC1−4アルキルであり;
m1(Dモノマーのモル分率)は、約0.1〜約0.9であり;そして、
n1(Bモノマーのモル分率)は、1−m1であり;
ここで共重合体は、B及びDモノマーのランダム共重合体であり、そして
ここで共重合体は、約5〜約50の重合度を有する]の抗微生物ランダム共重合体、又はその許容される塩又は溶媒和物の有効量と眼科用に許容される賦形剤を含んでなる眼科用組成物。
【請求項26】
Aが、C1−4アルコキシカルボニル(C1−4)アルキルチオであり;
X11とX21は、カルボニルであり;
Y11とY21は、Oであり;
Z11は、−Z11A−Z11Bであり、ここでZ11Aは、C1−4アルキル又はアリールで置換されていてもよいC1−6アルキレンであり;そしてZ11Bは、−N(R31)(R41)、又は−N+(R31)(R41)(R51)であり、ここでR31、R41、及びR51は、独立して、水素又はC1−4アルキルであり;
Z21は、C1−6アルキル、C1−6アリール、又はC1−6アル(C1−4)アルキルであり;そして、
R11とR21は、独立して、水素又はメチルであり;
m1は、約0.35〜約0.60であり;そしてここで、
共重合体は、約5〜約10の重合度を有する、請求項25の組成物。
【請求項27】
(a)動物の眼の微生物感染症の治療及び/又は予防に有効な量の、式IIa:
R1−X−A1−X−Y−A2−Y−X−A1−X−R2 (IIa)
[式中:
Xは、NR8、O、S、又は−N(R8)N(R8)−であり;
Yは、C=O、C=S、又はO=S=Oであり;
R8は、水素又はアルキルであり;
A1とA2は、独立して、置換されていてもよいアリーレン又は置換されていてもよいヘテロアリーレンであり、ここでA1とA2は、独立して、1以上の極性(PL)基、1以上の非極性(NPL)基、又は1以上の極性(PL)基と1以上の非極性(NPL)基の組合せで置換されていてもよく;
R1は、極性基(PL)又は非極性基(NPL)であり;
R2は、R1であり;
NPLは、−B(OR4)2及び−(NR3’)q1NPL−UNPL−(CH2)pNPL−(NR3”)q2NPL−R4’より独立して選択される非極性基であり、ここで:
R3、R3’、及びR3”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
R4とR4’は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロアリールより独立して選択され、このいずれも、1以上のアルキル又はハロ基で置換されていてもよく;
UNPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR3、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR3−、−C(=O)−NR3−N=N−、−N=N−NR3−、−C(=N−N(R3)2)−、−C(=NR3)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R3O−、−R3S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR3−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
−(CH2)pNPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pNPLは、0〜8であり;
q1NPLとq2NPLは、独立して、0、1、又は2であり;
PLは、ハロ、ヒドロキシエトキシメチル、メトキシエトキシメチル、ポリオキシエチレン、及び−(NR5’)q1PL−UPL−(CH2)pPL−(NR5’)q2PL−Vより選択される極性基であり、ここで:
R5、R5’、及びR5”は、水素、アルキル、及びアルコキシより独立して選択され;
UPLは、非存在であるか又はO、S、S(=O)、S(=O)2、NR5、−C(=O)−、−C(=O)−N=N−NR5−、−C(=O)−NR5−N=N−、−N=N−NR5−、−C(=N−N(R5)2)−、−C(=NR5)−、−C(=O)O−、−C(=O)S−、−C(=S)−、−O−P(=O)2O−、−R5O−、−R5S−、−S−C=N−、及び−C(=O)−NR5−O−より選択され、ここで2つの化学的に非同等な末端のある基は、ともに可能な配向をとってよく;
Vは、ニトロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、ジアザミノ、アミジノ、グアニジノ、グアニル、セミカルバゾン、アリール、複素環、及びヘテロアリールより選択され、このいずれも、アミノ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、−NH(CH2)PNH2(ここでpは、1〜4である)、−N(CH2CH2NH2)2、アミジノ、グアニジノ、グアニル、アミノスルホニル、アミノアルコキシ、アミノアルキルチオ、低級アシルアミノ、又はベンジルオキシカルボニルの1以上で置換されていてもよく;
−(CH2)pPL−アルキレン鎖は、1以上のアミノ又はヒドロキシ基で置換されていてもよく、又は不飽和であり;
pPLは、0〜8であり;そして、
q1PLとq2PLは、独立して、0、1、又は2である]の抗微生物オリゴマー、又はその許容される塩又は溶媒和物;及び
(b)眼科用に許容される賦形剤、
を含んでなる抗微生物の眼科用組成物であって、眼の1以上の組織への投与に適している、前記組成物。
【請求項28】
A1が、1つの(PL)基と1つの非極性(NPL)基で置換されているm−フェニレンであり;
A2は、未置換のm−ピリミジニレンであるか又は1又は2の極性(PL)基で置換されているm−ピリミジニレンであり;
NPLは、R4’であり、ここでR4’は、1以上のハロ基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルであり;
PLは、−UPL−(CH2)pPL−Vであり、ここで:
UPLは、O又はSであり;
Vは、アミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され;そして、
pPLは、0〜6である、請求項27の組成物。
【請求項29】
A1が、1つの(PL)基と1つの非極性(NPL)基で置換されているm−フェニレンであり;
A2は、未置換のm−フェニレンであるか又は1又は2の極性(PL)基で置換されているm−フェニレンであり;
NPLは、R4’であり、ここでR4’は、1以上のハロ基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルであり;
PLは、−UPL−(CH2)pPL−Vであり、ここで:
UPLは、O又はSであり;
Vは、アミノ、アミジノ、及びグアニジノより選択され;そして、
pPLは、0〜6である、請求項27の組成物。
【請求項30】
オリゴマーが:
【化14】
の1つ又はその塩又は溶媒和物である、請求項27又は請求項28の組成物。
【請求項31】
オリゴマーが:
【化15】
の1つ又はその塩又は溶媒和物である、請求項27又は請求項29の組成物。
【請求項32】
動物の眼における微生物感染症の治療又は予防に使用の眼科用組成物であって、該組成物をその眼の1以上の組織へ投与するときに、請求項1の式Iの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療又は予防するのに有効な量で含む、前記組成物。
【請求項33】
動物の眼における微生物感染症の治療又は予防に使用の眼科用組成物であって、該組成物をその眼の1以上の組織へ投与するときに、請求項3の式IIの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療又は予防するのに有効な量で含む、前記組成物。
【請求項34】
動物の眼における微生物感染症の治療又は予防に使用の眼科用組成物であって、該組成物をその眼の1以上の組織へ投与するときに、請求項17の式IVの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療又は予防するのに有効な量で含む、前記組成物。
【請求項35】
動物の眼における微生物感染症の治療又は予防に使用の眼科用組成物であって、該組成物をその眼の1以上の組織へ投与するときに、請求項19の式Vの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療又は予防するのに有効な量で含む、前記組成物。
【請求項36】
動物の眼における微生物感染症の治療又は予防に使用の眼科用組成物であって、該組成物をその眼の1以上の組織へ投与するときに、請求項25の式VIの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療又は予防するのに有効な量で含む、前記組成物。
【請求項37】
動物の眼の1以上の組織への局所投与に適している、請求項1〜36のいずれか1項の組成物。
【請求項38】
溶液剤、懸濁液剤、乳剤、ゲル剤、軟膏剤、及び眼科用インプラントに適した固体品より選択される形態である、請求項1〜36のいずれか1項の組成物。
【請求項39】
オリゴマーが約0.01重量%〜約20重量%の濃度で存在する、請求項38の組成物。
【請求項40】
眼科用に許容される賦形剤が、保存剤、安定化剤、抗酸化剤、及び粘度増強剤、又はこれらのあらゆる組合せより選択される、請求項1〜31のいずれか1項の組成物。
【請求項41】
保存剤が、フェニル水銀塩、チメロサール、安定化二酸化塩素、四級アンモニウム化合物、イミダゾリジニル尿素、パラベン、フェノキシエタノール、クロロフェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、クロロブタノール、クロロクレゾール、フェニルエチルアルコール、及びソルビン酸又はその塩、又はこれらのあらゆる組合せより選択される、請求項40の組成物。
【請求項42】
抗酸化剤が、アスコルビン酸、メタ重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、及びアセチルシステインより選択される、請求項40の組成物。
【請求項43】
安定化剤がキレート剤である、請求項40の組成物。
【請求項44】
キレート剤がEDTA二ナトリウム(エデト酸二ナトリウム)である、請求項43の組成物。
【請求項45】
粘度増強剤が、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、及びグリセロールより選択される、請求項40の組成物。
【請求項46】
追加の眼科用に許容される賦形剤をさらに含む、請求項37の組成物。
【請求項47】
追加の眼科用に許容される賦形剤が、緩衝剤、可溶化剤、界面活性剤、滑沢剤、及び眼科用に許容される塩、又はこれらのあらゆる組合せより選択される、請求項46の組成物。
【請求項48】
追加の医薬品をさらに含む、請求項37の組成物。
【請求項49】
追加の医薬品が、抗炎症剤、抗微生物剤、麻酔剤、及び抗アレルギー剤より選択される、請求項48の組成物。
【請求項50】
追加の医薬品がステロイド性抗炎症剤である、請求項49の組成物。
【請求項51】
ステロイド性抗炎症剤がグルココルチコイドである、請求項50の組成物。
【請求項52】
ステロイド性抗炎症剤が、デキサメタゾン、リメキソロン、プレドニゾロン、フルオロメトロン、及びヒドロコーチゾンより選択される、請求項50の組成物。
【請求項53】
追加の医薬品が抗微生物剤である、請求項49の組成物。
【請求項54】
抗微生物剤が、抗菌剤、抗真菌剤、及び抗ウイルス剤より選択される、請求項53の組成物。
【請求項55】
動物の眼における微生物感染症を治療又は予防する方法であって、前記治療又は予防の必要な動物の眼へ請求項1〜36のいずれか1項の眼科用組成物の有効量を投与することを含んでなる、前記方法。
【請求項56】
眼科用組成物が、溶液剤、懸濁液剤、乳剤、ゲル剤、軟膏剤、及び眼科用インプラントに適した固体品より選択される形態である、請求項55の方法。
【請求項57】
組成物を1日2〜4回投与する、請求項55の方法。
【請求項58】
オリゴマーが、組成物に約0.01重量%〜約20重量%の濃度で存在する、請求項55の方法。
【請求項59】
微生物感染症が細菌感染症である、請求項55の方法。
【請求項60】
細菌感染症が、ブドウ球菌(Staphylococcus)、連鎖球菌(Streptococcus)、腸球菌(Enterococcus)、バシラス(Bacillus)、コリネバクテリウム(Corynebacterium)、モラクセラ(Moraxella)、ヘモフィルス(Haemophilus)、セラチア(Serratia)、シュードモナス(Pseudomonas)、又はナイセリア(Neisseria)菌種によって引き起こされる、請求項59の方法。
【請求項61】
微生物感染症が真菌感染症である、請求項55の方法。
【請求項62】
真菌感染症が、アスペルギルス(Aspergillus)又はフサリウム(Fusarium)菌種によって引き起こされる、請求項61の方法。
【請求項63】
微生物感染症がウイルス感染症である、請求項55の方法。
【請求項64】
ウイルス感染症がヘルペスウイルスによって引き起こされる、請求項63の方法。
【請求項65】
感染症が、細菌性角膜炎、細菌性結膜炎、及び角膜潰瘍より選択される、請求項55の方法。
【請求項66】
抗微生物の眼科用組成物を動物の眼の1以上の組織へ投与することによってその眼における微生物感染症を治療又は予防するための方法であって、該組成物は、請求項1の式Iの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療するか又は予防するのに有効な量で含んでなる、前記方法。
【請求項67】
抗微生物の眼科用組成物を動物の眼の1以上の組織へ投与することによってその眼における微生物感染症を治療又は予防するための方法であって、該組成物は、請求項3の式IIの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療するか又は予防するのに有効な量で含んでなる、前記方法。
【請求項68】
抗微生物の眼科用組成物を動物の眼の1以上の組織へ投与することによってその眼における微生物感染症を治療又は予防するための方法であって、該組成物は、請求項17の式IVの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療するか又は予防するのに有効な量で含んでなる、前記方法。
【請求項69】
抗微生物の眼科用組成物を動物の眼の1以上の組織へ投与することによってその眼における微生物感染症を治療又は予防するための方法であって、該組成物は、請求項19の式Vの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療するか又は予防するのに有効な量で含んでなる、前記方法。
【請求項70】
抗微生物の眼科用組成物を動物の眼の1以上の組織へ投与することによってその眼における微生物感染症を治療又は予防するための方法であって、該組成物は、請求項25の式VIの抗微生物オリゴマーを、該感染症を治療するか又は予防するのに有効な量で利用することを含んでなる、前記方法。
【請求項71】
抗微生物の眼科用組成物を動物の眼の1以上の組織へ局所投与する、請求項66〜70のいずれか1項の方法。
【請求項72】
眼科用組成物が、溶液剤、懸濁液剤、乳剤、ゲル剤、軟膏剤、及び眼科用インプラントに適した固体品より選択される形態である、請求項71の方法。
【請求項73】
組成物を1日2〜4回投与する、請求項71の方法。
【請求項74】
オリゴマーが組成物に約0.01重量%〜約20重量%の濃度で存在する、請求項71の方法。
【請求項75】
微生物感染症が細菌感染症である、請求項71の方法。
【請求項76】
細菌感染症が、ブドウ球菌(Staphylococcus)、連鎖球菌(Streptococcus)、腸球菌(Enterococcus)、バシラス(Bacillus)、コリネバクテリウム(Corynebacterium)、モラクセラ(Moraxella)、ヘモフィルス(Haemophilus)、セラチア(Serratia)、シュードモナス(Pseudomonas)、又はナイセリア(Neisseria)菌種によって引き起こされる、請求項75の方法。
【請求項77】
微生物感染症が真菌感染症である、請求項71の方法。
【請求項78】
真菌感染症が、アスペルギルス(Aspergillus)又はフサリウム(Fusarium)菌種によって引き起こされる、請求項77の方法。
【請求項79】
微生物感染症がウイルス感染症である、請求項71の方法。
【請求項80】
ウイルス感染症がヘルペスウイルスによって引き起こされる、請求項79の方法。
【請求項81】
感染症が、細菌性角膜炎、細菌性結膜炎、及び角膜潰瘍より選択される、請求項71の方法。
【請求項82】
請求項1の化合物の、動物における眼及び/又は耳の感染症を治療又は予防するための医薬品の製造における使用。
【公表番号】特表2010−514798(P2010−514798A)
【公表日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−544280(P2009−544280)
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/089001
【国際公開番号】WO2008/083256
【国際公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【出願人】(509183246)ポリメディックス・インコーポレーテッド (6)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/089001
【国際公開番号】WO2008/083256
【国際公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【出願人】(509183246)ポリメディックス・インコーポレーテッド (6)
【Fターム(参考)】
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