C型肝炎ウイルス阻害剤
一般式(I):
(I)
を有するC型肝炎ウイルス阻害剤が開示される。該化合物を含む組成物およびHCVを阻害するための該化合物の使用方法もまた開示される。
(I)
を有するC型肝炎ウイルス阻害剤が開示される。該化合物を含む組成物およびHCVを阻害するための該化合物の使用方法もまた開示される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
(I)
[式中、
mは、1、2、または3であり;
nは、0、1、2、3、または4であり;
pは、0、1、2、3、4、または5であり;
Aは、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい5または6員飽和または不飽和環であり;
Dは、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい5〜8員飽和または不飽和環であり;その中で、該5〜8員環は、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい第2の5〜8員の部分的にまたは完全に不飽和な環に適宜縮合していてもよく;
Xは、O、S、SO、SO2、OCH2、CH2OまたはNHであり;
R1は、ヒドロキシおよび−NHSO2R7から選択され;その中で、R7は、アルキル、アリール、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ヘテロサイクリル、および−NRaRbから選択され、該アルキル、該シクロアルキル、および該(シクロアルキル)アルキルのシクロアルキル部分は、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキル、アリールアルキル、アリールカルボニル、シアノ、シクロアルケニル、(シクロアルキル)アルキル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、および(NReRf)カルボニルから選択される、1つ、2つ、または3つの置換基で適宜置換されていてもよく;
R2は、水素、アルケニル、アルキル、およびシクロアルキルから選択され、その中で、該アルケニル、該アルキル、および該シクロアルキルは、ハロで適宜置換されていてもよく;
R3は、アルケニル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキル、アリールアルキル、カルボキシアルキル、シアノアルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、(ヘテロサイクリル)アルキル、ヒドロキシアルキル、(NRcRd)アルキル、および(NReRf)カルボニルアルキルから選択され;
R4は、アリール、アリールアルキル、およびヘテロサイクリルから選択され;
R5は各々独立して、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルファニル、アリール、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヘテロサイクリル、ヒドロキシ、−NRcRd、(NReRf)カルボニル、(NReRf)スルホニル、およびオキソから選択されるが;但し、Aが置換された6員環である場合、環上のすべてのR5基(フルオロである場合を除く)は、親分子部分への該環の結合点に対してメタおよび/またはパラ位になければならず;
R6は各々独立して、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルファニル、アルキルスルホニル、アリール、アリールオキシ、アリールスルホニル、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロサイクリル、ヒドロキシ、−NRcRd、(NReRf)カルボニル、(NReRf)スルホニル、およびオキソから選択され;
RaおよびRbは独立して、水素、アルコキシ、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロサイクリル、およびヘテロサイクリルアルキルから選択されるか;あるいはRaおよびRbは、それらに結合する窒素原子と一緒になって、4〜7員単環式ヘテロ環を形成し;
RcおよびRdは独立して、水素、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アリールアルキル、アリールカルボニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルコキシカルボニル、ハロアルキル、および(NReRf)カルボニルから選択され;並びに
ReおよびRfは独立して、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、およびヘテロサイクリルから選択され;その中で、該アリール、該アリールアルキルのアリール部分、および該ヘテロサイクリルは、アルコキシ、アルキル、およびハロから独立して選択される、1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの置換基で適宜置換されていてもよい]
の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項2】
mが1である、請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項3】
R1が−NHSO2R7である、請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項4】
R7がシクロアルキルである、請求項3の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項5】
XがOである、請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項6】
R4がヘテロサイクリルである、請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項7】
該ヘテロサイクリルがイソキノリニルである、請求項6の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項8】
mが1であり;
R1が−NHSO2R7であり;
R7がシクロアルキルであり;
XがOであり;並びに
R4がヘテロサイクリルである、請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項9】
該ヘテロサイクリルがイソキノリニルである、請求項8の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項10】
mが1であり;
R1が−NHSO2R7であり;
R7がシクロアルキルであり;
XがOであり;並びに
R4がヘテロサイクリルであり、その中で、該ヘテロサイクリルは、適宜置換されていてもよいイソキノリニルおよびキノリニルから選択される、請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項11】
式(II):
【化2】
(II)
[式中、
nは、0、1、2、3、または4であり;
pは、0、1、2、3、4、または5であり;
Aは、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい5または6員の部分的にまたは完全に不飽和な環であり;
Dは、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい5〜8員の部分的にまたは完全に不飽和な環であり;その中で、該5〜8員環は、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい第2の5〜8員の部分的にまたは完全に不飽和な環に適宜縮合していてもよく;
R2は、水素、アルケニル、アルキル、およびシクロアルキルから選択され、その中で、該アルケニル、該アルキル、および該シクロアルキルは、ハロで適宜置換されていてもよく;
R3はアルキルであり;
R4はヘテロサイクリルであり;
R5は各々独立して、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルファニル、アリール、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヘテロサイクリル、ヒドロキシ、−NRcRd、(NReRf)カルボニル、(NReRf)スルホニル、およびオキソから選択されるが;但し、Aが置換された6員環である場合、環上のすべてのR5基(フルオロである場合を除く)は、親分子部分への該環の結合点に対してメタおよび/またはパラ位になければならず;
R6は各々独立して、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルファニル、アルキルスルホニル、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロサイクリル、ヒドロキシ、−NRcRd、(NReRf)カルボニル、(NReRf)スルホニル、およびオキソから選択され;
R7はシクロアルキルであり;
RaおよびRbは独立して、水素、アルコキシ、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロサイクリル、およびヘテロサイクリルアルキルから選択されるか;あるいは、RaおよびRbは、それらに結合する窒素原子と一緒になって、4〜7員単環式ヘテロ環を形成し;
RcおよびRdは独立して、水素、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アリールアルキル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルコキシカルボニル、ハロアルキル、および(NReRf)カルボニルから選択され;並びに
ReおよびRfは独立して、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、およびヘテロサイクリルから選択され;その中で、該アリール、該アリールアルキルのアリール部分、および該ヘテロサイクリルは、アルコキシ、アルキル、およびハロから独立して選択される1つまたは2つの置換基で適宜置換されていてもよい]
の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項12】
nが、0または1であり;
pが、0、1、2、3、4、または5であり;
Aが、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい5または6員の部分的にまたは完全に不飽和な環であり;
Dが、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい5〜8員の部分的にまたは完全に不飽和な環であり;その中で、該5〜8員環は、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい第2の5〜8員の部分的にまたは完全に不飽和な環に適宜縮合していてもよく;
R2がアルケニルであり;
R3がアルキルであり;
R4がヘテロサイクリルであり;
R5が各々独立して、アルコキシ、アルキル、およびアリールから選択されるが;但し、Aが置換された6員環である場合、環上のすべてのR5基は、親分子部分への該環の結合点に対してメタおよび/またはパラ位になければならず;
R6が各々独立して、アルコキシ、アルキル、アルキルスルホニル、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロサイクリル、ヒドロキシ、および−NRcRdから選択され;
R7がシクロアルキルであり;並びに
RcおよびRdが各々アルキルである、請求項11の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項13】
R4がヘテロサイクリルであり、その中で、該ヘテロサイクリルはイソキノリニルである、請求項12の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項14】
【化3−1】
【化3−2】
【化3−3】
【化3−4】
【化3−5】
【化3−6】
【化3−7】
【化3−8】
【化3−9】
【化3−10】
【化3−11】
【化3−12】
【化3−13】
【化3−14】
【化3−15】
【化3−16】
【化3−17】
【化3−18】
【化3−19】
【化3−20】
【化3−21】
【化3−22】
【化3−23】
から選択される化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項15】
請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩、並びに医薬的に許容される担体を含む組成物。
【請求項16】
抗HCV活性を有する少なくとも1つの別の化合物をさらに含む、請求項15の組成物。
【請求項17】
少なくとも1つの該別の化合物がインターフェロンまたはリバビリンである、請求項16の組成物。
【請求項18】
該インターフェロンが、インターフェロンα2B、ペグ化インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、およびリンパ芽球インターフェロンτから選択される、請求項17の組成物。
【請求項19】
少なくとも1つの該別の化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を亢進する化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド、リバビリン、イノシン 5'−一リン酸脱水素酵素阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンから選択される、請求項16の組成物。
【請求項20】
少なくとも1つの該別の化合物が、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCVエントリー、HCVアセンブリー、HCVイグレス、HCV NS5Aタンパク質、およびIMPDHから選択される標的の機能を阻害して、HCV感染症の治療に有効である、請求項16の組成物。
【請求項21】
治療有効量の請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩を患者に投与することを特徴とする、患者におけるHCV感染症の治療方法。
【請求項22】
請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩の、前、後、または同時に、抗HCV活性を有する少なくとも1つの別の化合物をさらに投与することを特徴とする、請求項21の方法。
【請求項23】
少なくとも1つの該別の化合物がインターフェロンまたはリバビリンである、請求項22の方法。
【請求項24】
該インターフェロンが、インターフェロンα2B、ペグ化インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、およびリンパ芽球インターフェロンτから選択される、請求項23の方法。
【請求項25】
少なくとも1つの該別の化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を亢進する化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド、リバビリン、イノシン 5'−一リン酸脱水素酵素阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンから選択される、請求項22の方法。
【請求項26】
少なくとも1つの該別の化合物が、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCVエントリー、HCVアセンブリー、HCVイグレス、HCV NS5Aタンパク質、およびIMPDHから選択される標的の機能を阻害して、HCV感染症の治療に有効である、請求項22の方法。
【請求項1】
式(I):
【化1】
(I)
[式中、
mは、1、2、または3であり;
nは、0、1、2、3、または4であり;
pは、0、1、2、3、4、または5であり;
Aは、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい5または6員飽和または不飽和環であり;
Dは、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい5〜8員飽和または不飽和環であり;その中で、該5〜8員環は、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい第2の5〜8員の部分的にまたは完全に不飽和な環に適宜縮合していてもよく;
Xは、O、S、SO、SO2、OCH2、CH2OまたはNHであり;
R1は、ヒドロキシおよび−NHSO2R7から選択され;その中で、R7は、アルキル、アリール、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ヘテロサイクリル、および−NRaRbから選択され、該アルキル、該シクロアルキル、および該(シクロアルキル)アルキルのシクロアルキル部分は、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキル、アリールアルキル、アリールカルボニル、シアノ、シクロアルケニル、(シクロアルキル)アルキル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、および(NReRf)カルボニルから選択される、1つ、2つ、または3つの置換基で適宜置換されていてもよく;
R2は、水素、アルケニル、アルキル、およびシクロアルキルから選択され、その中で、該アルケニル、該アルキル、および該シクロアルキルは、ハロで適宜置換されていてもよく;
R3は、アルケニル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキル、アリールアルキル、カルボキシアルキル、シアノアルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、(ヘテロサイクリル)アルキル、ヒドロキシアルキル、(NRcRd)アルキル、および(NReRf)カルボニルアルキルから選択され;
R4は、アリール、アリールアルキル、およびヘテロサイクリルから選択され;
R5は各々独立して、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルファニル、アリール、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヘテロサイクリル、ヒドロキシ、−NRcRd、(NReRf)カルボニル、(NReRf)スルホニル、およびオキソから選択されるが;但し、Aが置換された6員環である場合、環上のすべてのR5基(フルオロである場合を除く)は、親分子部分への該環の結合点に対してメタおよび/またはパラ位になければならず;
R6は各々独立して、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルファニル、アルキルスルホニル、アリール、アリールオキシ、アリールスルホニル、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロサイクリル、ヒドロキシ、−NRcRd、(NReRf)カルボニル、(NReRf)スルホニル、およびオキソから選択され;
RaおよびRbは独立して、水素、アルコキシ、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロサイクリル、およびヘテロサイクリルアルキルから選択されるか;あるいはRaおよびRbは、それらに結合する窒素原子と一緒になって、4〜7員単環式ヘテロ環を形成し;
RcおよびRdは独立して、水素、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アリールアルキル、アリールカルボニル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルコキシカルボニル、ハロアルキル、および(NReRf)カルボニルから選択され;並びに
ReおよびRfは独立して、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、およびヘテロサイクリルから選択され;その中で、該アリール、該アリールアルキルのアリール部分、および該ヘテロサイクリルは、アルコキシ、アルキル、およびハロから独立して選択される、1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの置換基で適宜置換されていてもよい]
の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項2】
mが1である、請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項3】
R1が−NHSO2R7である、請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項4】
R7がシクロアルキルである、請求項3の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項5】
XがOである、請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項6】
R4がヘテロサイクリルである、請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項7】
該ヘテロサイクリルがイソキノリニルである、請求項6の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項8】
mが1であり;
R1が−NHSO2R7であり;
R7がシクロアルキルであり;
XがOであり;並びに
R4がヘテロサイクリルである、請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項9】
該ヘテロサイクリルがイソキノリニルである、請求項8の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項10】
mが1であり;
R1が−NHSO2R7であり;
R7がシクロアルキルであり;
XがOであり;並びに
R4がヘテロサイクリルであり、その中で、該ヘテロサイクリルは、適宜置換されていてもよいイソキノリニルおよびキノリニルから選択される、請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項11】
式(II):
【化2】
(II)
[式中、
nは、0、1、2、3、または4であり;
pは、0、1、2、3、4、または5であり;
Aは、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい5または6員の部分的にまたは完全に不飽和な環であり;
Dは、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい5〜8員の部分的にまたは完全に不飽和な環であり;その中で、該5〜8員環は、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい第2の5〜8員の部分的にまたは完全に不飽和な環に適宜縮合していてもよく;
R2は、水素、アルケニル、アルキル、およびシクロアルキルから選択され、その中で、該アルケニル、該アルキル、および該シクロアルキルは、ハロで適宜置換されていてもよく;
R3はアルキルであり;
R4はヘテロサイクリルであり;
R5は各々独立して、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルファニル、アリール、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヘテロサイクリル、ヒドロキシ、−NRcRd、(NReRf)カルボニル、(NReRf)スルホニル、およびオキソから選択されるが;但し、Aが置換された6員環である場合、環上のすべてのR5基(フルオロである場合を除く)は、親分子部分への該環の結合点に対してメタおよび/またはパラ位になければならず;
R6は各々独立して、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルファニル、アルキルスルホニル、アリール、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルオキシ、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロサイクリル、ヒドロキシ、−NRcRd、(NReRf)カルボニル、(NReRf)スルホニル、およびオキソから選択され;
R7はシクロアルキルであり;
RaおよびRbは独立して、水素、アルコキシ、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロサイクリル、およびヘテロサイクリルアルキルから選択されるか;あるいは、RaおよびRbは、それらに結合する窒素原子と一緒になって、4〜7員単環式ヘテロ環を形成し;
RcおよびRdは独立して、水素、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アリールアルキル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルコキシカルボニル、ハロアルキル、および(NReRf)カルボニルから選択され;並びに
ReおよびRfは独立して、水素、アルキル、アリール、アリールアルキル、およびヘテロサイクリルから選択され;その中で、該アリール、該アリールアルキルのアリール部分、および該ヘテロサイクリルは、アルコキシ、アルキル、およびハロから独立して選択される1つまたは2つの置換基で適宜置換されていてもよい]
の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項12】
nが、0または1であり;
pが、0、1、2、3、4、または5であり;
Aが、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい5または6員の部分的にまたは完全に不飽和な環であり;
Dが、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい5〜8員の部分的にまたは完全に不飽和な環であり;その中で、該5〜8員環は、窒素、酸素、および硫黄から選択される、1つ、2つ、3つ、または4つのヘテロ原子を適宜含んでいてもよい第2の5〜8員の部分的にまたは完全に不飽和な環に適宜縮合していてもよく;
R2がアルケニルであり;
R3がアルキルであり;
R4がヘテロサイクリルであり;
R5が各々独立して、アルコキシ、アルキル、およびアリールから選択されるが;但し、Aが置換された6員環である場合、環上のすべてのR5基は、親分子部分への該環の結合点に対してメタおよび/またはパラ位になければならず;
R6が各々独立して、アルコキシ、アルキル、アルキルスルホニル、アリールオキシ、カルボキシ、シアノ、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロサイクリル、ヒドロキシ、および−NRcRdから選択され;
R7がシクロアルキルであり;並びに
RcおよびRdが各々アルキルである、請求項11の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項13】
R4がヘテロサイクリルであり、その中で、該ヘテロサイクリルはイソキノリニルである、請求項12の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項14】
【化3−1】
【化3−2】
【化3−3】
【化3−4】
【化3−5】
【化3−6】
【化3−7】
【化3−8】
【化3−9】
【化3−10】
【化3−11】
【化3−12】
【化3−13】
【化3−14】
【化3−15】
【化3−16】
【化3−17】
【化3−18】
【化3−19】
【化3−20】
【化3−21】
【化3−22】
【化3−23】
から選択される化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項15】
請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩、並びに医薬的に許容される担体を含む組成物。
【請求項16】
抗HCV活性を有する少なくとも1つの別の化合物をさらに含む、請求項15の組成物。
【請求項17】
少なくとも1つの該別の化合物がインターフェロンまたはリバビリンである、請求項16の組成物。
【請求項18】
該インターフェロンが、インターフェロンα2B、ペグ化インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、およびリンパ芽球インターフェロンτから選択される、請求項17の組成物。
【請求項19】
少なくとも1つの該別の化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を亢進する化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド、リバビリン、イノシン 5'−一リン酸脱水素酵素阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンから選択される、請求項16の組成物。
【請求項20】
少なくとも1つの該別の化合物が、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCVエントリー、HCVアセンブリー、HCVイグレス、HCV NS5Aタンパク質、およびIMPDHから選択される標的の機能を阻害して、HCV感染症の治療に有効である、請求項16の組成物。
【請求項21】
治療有効量の請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩を患者に投与することを特徴とする、患者におけるHCV感染症の治療方法。
【請求項22】
請求項1の化合物、またはその医薬的に許容される塩の、前、後、または同時に、抗HCV活性を有する少なくとも1つの別の化合物をさらに投与することを特徴とする、請求項21の方法。
【請求項23】
少なくとも1つの該別の化合物がインターフェロンまたはリバビリンである、請求項22の方法。
【請求項24】
該インターフェロンが、インターフェロンα2B、ペグ化インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、およびリンパ芽球インターフェロンτから選択される、請求項23の方法。
【請求項25】
少なくとも1つの該別の化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を亢進する化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド、リバビリン、イノシン 5'−一リン酸脱水素酵素阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンから選択される、請求項22の方法。
【請求項26】
少なくとも1つの該別の化合物が、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCVエントリー、HCVアセンブリー、HCVイグレス、HCV NS5Aタンパク質、およびIMPDHから選択される標的の機能を阻害して、HCV感染症の治療に有効である、請求項22の方法。
【公表番号】特表2011−518163(P2011−518163A)
【公表日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−505096(P2011−505096)
【出願日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際出願番号】PCT/US2009/039993
【国際公開番号】WO2009/129109
【国際公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際出願番号】PCT/US2009/039993
【国際公開番号】WO2009/129109
【国際公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】
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