説明

N−置換ピペリジン及びピペラジン誘導体

【課題】中枢神経系及び他の障害の治療のための医薬組成物の提供。
【解決手段】式1:


の化合物(式中、R、R、R、R、R、U、V、Z、A、W、X、M、E、L、T及びDは明細書で定義した通りである)を含んでなる医薬組成物。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式1
【化1】

[式中、
Uは、硫黄、酸素、SO、SO、CH又はNRであり;
Vは、窒素又は炭素であり;
Zは、窒素又は炭素であり;
Aは−(CHO−;−(CHNR−;又は−(CHC(R)−であり、ここで、R及びRは、水素、1〜3フッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキル、1〜3フッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルコキシ、ヒドロキシ及びアミノアルキルから独立して選択され;又は、R及びRは、一緒になってカルボニルを形成し、そして、mは、1〜4の整数である;
及びRは、水素、1〜3フッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキル、1〜3フッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルコキシ、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アミノ、(C〜C)アルキルアミノ、及びジ−(C〜C)アルキルアミノから独立して選択され;
及びRは、水素、1〜3フッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキル、及び1〜3フッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルコキシから独立して選択され;
又は、UがNRである場合、R及びRの一方は、それが結合している炭素と一緒になって、及びそれが結合しているR及び窒素と一緒になって、4〜7環メンバーを含むヘテロ環式環を形成することができ、その1〜3環メンバーは、窒素、酸素及び硫黄から選択されるヘテロ原子であることができ、そしてその残りの環メンバーは炭素であり、但しRがR及びRの一方と環を形成する場合、R及びRの他方は存在せず;
Xは、−[C(R11)(R12)]−であり、ここで、R11及びR12は、ハロゲン、及び1〜3フッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルから独立して選択され、そしてoは0〜3の整数であり、但し、Wが存在しない場合、oは2より大きいか又は等しくなければならない;
Wは、−[C(R13)(R14)]−であり、ここで、R13及びR14は、ハロゲン、及び1〜3フッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキルから独立して選択され、そしてpは0〜4の整数であり、但し、Xが存在しない場合、pは2より大きいか又は等しくなければならない;
及びRは、ハロ、R及び−ORから独立して選択され;又はRは、Rが結合しているフェニル環と、W、N及びXを含む環との両方に共有されている炭素原子の一つに隣接する炭素に結合している場合、Xの炭素原子又はWの炭素原子と一緒になって、3〜6炭素原子を含む飽和炭素環式環を形成する;
は、フェニル、フェノキシ、ベンジルオキシ及びフェニルアミノから選択され、前記フェニル、フェノキシ、ベンジルオキシ及びフェニルアミノのフェニル部分は、ハロ、1〜3フッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(1〜3のフッ素原子で置換されていてもよい)、ニトロ、シアノ、アミノ及び(C〜C)アルキルアミノから独立して選択される、1〜3置換基で置換されていてもよく;又は
は、ピロリジン、ピペリジン又はモルホリン環であって、D、T又はEへの結合点は環窒素であり、そして、前記ピロリジン、ピペリジン又はモルホリン環は、メチル、アミノ、(C〜C)アルキルアミノ、及びジ−(C〜C)アルキルアミノから独立して選択される、1〜2置換基で置換されていてもよく;又は
は、フラン、チオフェン又はピラゾール環であって、1又は2の(C〜C)アルキル基で置換されていてもよく;又は
は、(C〜C)直鎖又は分枝鎖アルキル又は(C〜C)シクロアルキルであって、前記直鎖、分枝鎖及び環式アルキル部分は、1〜3ハロ原子、又は1〜3フッ素原子で置換されていてもよい(C〜C)アルコキシで置換されていてもよく;又は
は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アミノ、(C〜C)アルキルアミノ、ジ−(C〜C)アルキルアミノ又はORであって、(C〜C)アルキルアミノ及びジ−(C〜C)アルキルアミノのアルキル部分は、アミノ、(C〜C)アルキルアミノ又はジ−(C〜C)アルキルアミノ基で置換されていてもよく;
Eは、−C(O)−、−S(O)−又は−SO−であり;
Tは、−C(O)−又は−CO−であり;
Lは、−(CHであって、nは0〜3の整数であり;
Dは、−(CHR10−であって、qが0〜3の整数であるか、又はNR10であり;
10は、水素、又は直鎖又は分枝鎖(C〜C)アルキルである。]
の化合物及びそれらの薬学的に許容できる塩。
【請求項2】
Uが、硫黄である、請求項1の化合物。
【請求項3】
Vが、窒素である、請求項1の化合物。
【請求項4】
Zが、窒素である、請求項1の化合物。
【請求項5】
Aが−(CHC(R)−であって、R及びRが水素で、mが1または2である、請求項1の化合物。
【請求項6】
Xが存在しない、請求項1の化合物。
【請求項7】
Wが−[C(R13)(R14)]−であって、R13及びR14が水素及び(C〜C)アルキルから独立して選択され、そしてpが2〜4の整数である、請求項1の化合物。
【請求項8】
Eが−C(O)−であり、そしてRが(C〜C)アルキルである、請求項1の化合物。
【請求項9】
1−{5−[2−(4−ベンゾ[d]イソチアゾール−3−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−6−クロロ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル}−エタノン;
1−{5−[2−(4−ベンゾ[d]イソチアゾール−3−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル}−エタノン;
1−{7−[2−(4−ベンゾ[d]イソチアゾール−3−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エタノン;
1−{6−[2−(4−ベンゾ[d]イソチアゾール−3−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−4,4,8−トリメチル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−イル}−エタノン;
1−{5−[3−(4−ベンゾ[d]イソチアゾール−3−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−6−クロロ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル}−エタノン;
1−(5−{2−[4−(6−フルオロ−ベンゾ[d]イソチアゾール−3−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル)−エタノン;及び
1−{5−[2−(4−ベンゾ[d]イソチアゾール−3−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−4−クロロ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−イル}−エタノン
から成る群より選択される、請求項1の化合物。
【請求項10】
請求項1の化合物及び薬学的に許容できる坦体を含んでなる医薬組成物。
【請求項11】
哺乳動物における、単一偶発性又は再発性大うつ病障害;気分変調性障害;抑うつ性神経症及び神経症性うつ病;拒食症、体重減少、不眠症、早朝目覚め及び精神運動遅滞を含む憂うつ病;食欲増進、過剰睡眠、精神運動激昂又は刺激感応性、季節的感情障害及び小児うつ病を含む非定型うつ病又は反応性うつ病;双極性障害又は躁うつ病、例えば、双極性I障害、双極性II障害及び循環病;行為障害;破壊的挙動障害;精神遅滞、自閉症障害及び行為障害に付随した挙動の乱れ;広所恐怖症を伴った又は伴わないパニック障害、パニック障害の病歴なしの広所恐怖症、特定恐怖症、例えば、特定動物恐怖症、社会不安障害、社交恐怖症、強迫性障害、外傷後ストレス障害及び急性ストレス障害を含むストレス障害、のような不安障害、及び全般性不安障害;境界人格異常;統合失調症及び他の精神病性障害、例えば、分裂病様障害、分裂情動性障害、妄想性障害、短期精神病性障害、共有精神病性障害、妄想又は幻覚を伴った精神病性障害、不安の精神病性病状発生、精神病に付随した不安、重度大うつ病障害のような精神病性気分障害;双極性障害に付随した急性躁病及びうつ病のような精神病性障害に付随した気分障害、統合失調症に付随した気分障害;パーキンソン病、ハッチントン病、アルツハイマー病、老年認知症、アルツハイマー型認知症、記憶障害、血管性認知症、及び、他の認知症、例えば、HIV疾患、頭部外傷、パーキンソン病、ハッチントン病、ピック病、クロイツフェルト・ヤコプ病によるもの又は複数の病因によるもののような、譫妄、認知症、及び健忘性及び他の認知性あるいは神経変性障害;無動症、家族性発作性ジスキネギーを含むジスキネギー、痙性、トゥーレット症候群、スコット症候群、PALSYS及び無動−硬直症候群のような運動障害;薬剤誘発運動障害のような錐体外路運動障害、例えば、神経弛緩薬誘発パーキンソニズム、神経弛緩薬悪性症候群、神経弛緩薬誘発急性失調症、神経弛緩薬誘発急性静座不能、神経弛緩薬誘発遅発性ジスキネジー及び薬剤誘発姿勢振戦;化学物質依存症及び耽溺症、及び賭博への耽溺のような挙動的耽溺症;及び緑内障及び虚血性網膜症のような眼科障害、から選択される障害又は状態を治療するための方法であって、こうした治療を必要とする哺乳動物に、こうした障害又は状態を治療するために有効な量の請求項1の化合物を投与することを含んでなる方法。
【請求項12】
該障害又は該状態が、大うつ病、単一偶発性うつ病、再発性うつ病、幼児虐待誘発うつ病、産後抑うつ病、情緒異常、循環気質及び双極性障害から選択される、請求項11の方法。
【請求項13】
該障害又は該状態が、統合失調症、分裂情動性障害、妄想性障害、物質誘発精神病性障害、短期精神病性障害、共有精神病性障害、一般的医療状態による精神病性障害、及び分裂病様障害から選択される、請求項11の方法。
【請求項14】
該障害又は該状態が、全般性不安障害、パニック障害、強迫性障害、外傷後ストレス障害、及び、社交恐怖症、広所恐怖症及び特定恐怖症を含む恐怖症から選択される、請求項11の方法。
【請求項15】
哺乳動物における、単一偶発性又は再発性大うつ病障害;気分変調性障害;抑うつ性神経症及び神経症性うつ病;拒食症、体重減少、不眠症、早朝目覚め及び精神運動遅滞を含む憂うつ病;食欲増進、過剰睡眠、精神運動激昂又は刺激感応性、季節的感情障害及び小児うつ病を含む非定型うつ病又は反応性うつ病;双極性障害又は躁うつ病、例えば、双極性I障害、双極性II障害及び循環病;行為障害;破壊的挙動障害;精神遅滞、自閉症障害及び行為障害に付随した挙動の乱れ;広所恐怖症を伴った又は伴わないパニック障害、パニック障害の病歴なしの広所恐怖症、特定恐怖症、例えば、特定動物恐怖症、社会不安障害、社交恐怖症、強迫性障害、外傷後ストレス障害及び急性ストレス障害を含むストレス障害、のような不安障害、及び全般性不安障害;境界人格異常;統合失調症及び他の精神病性障害、例えば、分裂病様障害、分裂情動性障害、妄想性障害、短期精神病性障害、共有精神病性障害、妄想又は幻覚を伴った精神病性障害、不安の精神病性病状発生、精神病に付随した不安、重度大うつ病障害のような精神病性気分障害;双極性障害に付随した急性躁病及びうつ病のような精神病性障害に付随した気分障害、統合失調症に付随した気分障害;パーキンソン病、ハッチントン病、アルツハイマー病、老年認知症、アルツハイマー型認知症、記憶障害、血管性認知症、及び、他の認知症、例えば、HIV疾患、頭部外傷、パーキンソン病、ハッチントン病、ピック病、クロイツフェルト・ヤコプ病によるもの又は複数の病因によるもののような、譫妄、認知症、及び健忘性及び他の認知性あるいは神経変性障害;無動症、家族性発作性ジスキネギーを含むジスキネギー、痙性、トゥーレット症候群、スコット症候群、PALSYS及び無動−硬直症候群のような運動障害;薬剤誘発運動障害のような錐体外路運動障害、例えば、神経弛緩薬誘発パーキンソニズム、神経弛緩薬悪性症候群、神経弛緩薬誘発急性失調症、神経弛緩薬誘発急性静座不能、神経弛緩薬誘発遅発性ジスキネジー及び薬剤誘発姿勢振戦;化学物質依存症及び耽溺症、及び賭博への耽溺のような挙動的耽溺症;及び緑内障及び虚血性網膜症のような眼科障害、から選択される障害又は状態を治療するための方法であって、該哺乳動物に:
(a)請求項1の化合物;及び
(b)抗うつ剤又は抗不安剤である、別の薬学的に活性な化合物またはそれらの薬学的に許容できる塩
を投与することを含んでなる方法であって、活性化合物(a)及び(b)が、該組み合わせがこうした障害及び状態を治療するのに有効になる量で存在する方法。

【公表番号】特表2007−517014(P2007−517014A)
【公表日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−546393(P2006−546393)
【出願日】平成16年12月20日(2004.12.20)
【国際出願番号】PCT/IB2004/004239
【国際公開番号】WO2005/066165
【国際公開日】平成17年7月21日(2005.7.21)
【出願人】(503181266)ワーナー−ランバート カンパニー リミテッド ライアビリティー カンパニー (167)
【Fターム(参考)】