説明

β−ジケトナト基を配位子として有するコバルト錯体及びそれを用いてコバルト含有薄膜を製造する方法

【課題】CVD法による金属薄膜形成に適したコバルト錯体及びそれを用いたコバルト含有薄膜の製造。
【解決手段】一般式(I)


(式中、Xは、一般式(II)


で示されるβ-ジケトナト基を配位子として有するコバルト錯体。)

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規なβ−ジケトナト配位子を有するコバルト錯体、及び該コバルト錯体を用いて化学気相蒸着法(CVD法)によりコバルト含有薄膜を製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、半導体、電子部品等の分野の材料として、コバルト化合物に関しては、多くの研究、開発がなされている。
これまで提案されてきたコバルト化合物としては、例えば、ビス(アセチルアセトナト)コバルト(例えば、非特許文献1参照)、オクタカルボニルジコバルト(例えば、非特許文献2参照)コバルトシクロペンタジエニルジカルボニル(例えば、非特許文献3参照)やビス(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)コバルト(例えば、特許文献1参照)が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】Japanese Journal of Applied Physics,vol.36,L.705(1997)
【非特許文献2】Thin Solid Films,vol.485,L.95(2005)
【非特許文献3】Japanese Journal of Applied Physics,vol.46,L.173(2007)
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2008/111499号パンフレット
【特許文献2】国際公開第2003/064437号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のコバルト錯体、例えば、非特許文献1に記載のコバルト錯体は、融点が高いためCVD用原料としては採用されにくいという問題があった。又、非特許文献2及び3のコバルト錯体は、熱安定性が低く、分解し易いという欠点があった。これを改良したコバルト錯体として、特許文献1のコバルト錯体が提案されているが、コバルト化合物やその配位子の合成法が煩雑であり、又、その合成過程で発火性のナトリウムやn−ブチルリチウムを使用する等、工業的に使用する場合には問題となっていた。
【0006】
本発明の課題は、即ち、低い融点を有し、且つ水分や空気に対して安定性に優れ、CVD法による金属薄膜形成に適したβ−ジケトナト基を配位子として有するコバルト錯体を提供するものである。又、本発明の課題は、当該コバルト錯体を用いてコバルト含有薄膜を製造する方法を提供するものでもある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の課題は、一般式(I)
【0008】
【化1】

【0009】
(式中、Xは、一般式(II)
【0010】
【化2】

【0011】
で示される基(式中、Ra1は及びRa2は、炭素原子数1〜5の直鎖又は分枝状のアルキル基、R、R及びRは、炭素原子数1〜5の直鎖又は分枝状のアルキル基を示す。)、Yは炭素原子数1〜8の直鎖又は分枝状のアルキル基、Zは、水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル基を示す。)
で示されるβ-ジケトナト基を配位子として有するコバルト錯体によって解決される。
【0012】
本発明の課題は、又、当該コバルト錯体をコバルト供給源として用いて、化学気相蒸着法によりコバルト含有薄膜を製造する方法によっても解決される。
【発明の効果】
【0013】
本発明により、CVD法によりコバルト原子を含有するコバルト含有薄膜を形成させる際に使用可能な、コバルト錯体を提供することが出来る。又、当該コバルト錯体を用いてコバルト含有薄膜を製造する方法も提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】蒸着装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明のβ−ジケトナト基を配位子として有するコバルト錯体は、前記の一般式(I)で示される。その一般式(I)において、Xは一般式(II)で示される基(Ra1、Ra2、R、R及びRは、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基等の炭素原子数1〜5の直鎖又は分枝状のアルキル基を示す。);Yは、該一般式(II)で示される基又はメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等の炭素原子数1〜8の直鎖又は分枝状のアルキル基;Zは水素原子、又はメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基等の炭素原子数1〜4の直鎖又は分枝状のアルキル基を示す。
【0016】
前記β−ジケトナト基上の置換基の好ましい態様としては、Ra1は及びRa2が炭素原子数1〜5の直鎖又は分枝状のアルキル基、R、R及びRがメチル基であり、Yは炭素原子数1〜8の直鎖又は分枝状のアルキル基であり、Zが水素原子である。
【0017】
本発明の該金属錯体が有するβ−ジケトナト基(配位子)の元となるβ−ジケトンは、公知の方法により容易に合成が可能な化合物である(例えば、特許文献2参照)。
【0018】
本発明のβ−ジケトナト基を配位子として有する金属錯体の具体例としては、例えば、式(III)から式(VIII)で示される。
【0019】
【化3】

【0020】
なお、CVD法においては、コバルト含有薄膜形成のためにコバルト錯体を気化させる必要があるが、本発明のβ−ジケトナト基を配位子として有するコバルト錯体を気化させる方法としてはコバルト錯体を適当な溶媒(例えば、ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素類;トルエン等の芳香族炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジブチルエーテル等のエーテル類等が挙げられる。)に希釈した溶液を液体搬送用ポンプで気化室に導入して気化させる方法(溶液法)も使用出来る。
【0021】
本発明のコバルト錯体を使用しての基板上へのコバルトの蒸着方法としては、例えば、通常のCVD法、即ち、コバルト錯体を気化させ、この気化させたコバルト錯体を熱分解させる方法や水素源(水素ガス等の還元性ガス)との反応による方法で、基板上に堆積させることによりコバルト含有薄膜を生成させることができる。又、コバルト錯体と水素ガスをCVDチャンバー内に交互に導入し、コバルト含有薄膜を成膜するパルスCVD法、あるいは、コバルト錯体をチャンバー内に導入した後、一旦排気し、余分なコバルト錯体を留去させた後、続いて水素ガスを導入、排気する操作を繰り返すことにより、コバルト原子を一層ずつ成膜する原子層堆積法(ALD法)によっても、コバルト含有薄膜を生成させることができる。
【0022】
当該有機コバルト錯体と水素源を用いて金属コバルト膜を蒸着させる際には、反応系内の圧力は、好ましくは1Pa〜200kPa、更に好ましくは10Pa〜110kPaであり、成膜対象物の温度は、好ましくは150〜700℃、更に好ましくは200〜500℃である。又、水素ガス等の還元性ガスによる金属薄膜を蒸着させる際の全ガス量に対する還元性ガスの含有割合は、好ましくは5〜99容量%、更に好ましくは10〜95容量%である。
【0023】
前記コバルト含有薄膜を加熱処理する際には、コバルト含有薄膜の存在している雰囲気を不活性雰囲気又は還元雰囲気とすることが望ましく、例えば、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスによって不活性雰囲気又は、水素ガス等の還元性ガスにより還元雰囲気にて好適に行われる。なお、これらのガスは混合して使用しても構わない。
【0024】
加熱処理する温度は、好ましくは100〜1000℃、更に好ましくは150〜900℃であり、圧力は、1Pa〜200kPa、更に好ましくは10Pa〜110kPaである。なお、還元性ガスを使用した場合には、特に当該圧力範囲において、その還元能力を確実に発揮させることができるとともに、後処理の繁雑さを解消することができる。
【0025】
加熱処理時間は、処理条件(使用したコバルト錯体の種類、温度、圧力、ガスの種類等)によって、適宜調節するが、10〜3600秒の加熱処理を行うことで生産性の向上を損なうことなく、本発明のコバルト含有薄膜が製造できる。
【実施例】
【0026】
次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
【0027】
参考例1(2,6−ジメチル−2−トリメチルシリルオキシ−3,5−ヘプタンジオンの合成)
攪拌装置、温度計及び滴下漏斗を備えた内容積500mlのフラスコに、ナトリウムアミド13.7g(0.351mol)及びヘキサン200mlを加え、攪拌させながら2−トリメチルシリルオキシ−2−メチルプロピオン酸メチル26.7g(0.140mol)を滴下した。次いで、攪拌させながら3−メチル−2−ブタノン12.1g(0.141mol)を滴下し、15℃で1時間反応させた。反応終了後、酢酸を加えて弱酸性にした後、有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧蒸留(101℃、1067Pa)し、2,6−ジメチル−2−トリメチルシリルオキシ−3,5−ヘプタンジオン18.8gを得た(単離収率:55%)。
2,6−ジメチル−2−トリメチルシリルオキシ−3,5−ヘプタンジオンの物性値は以下の通りであった。
【0028】
H−NMR(CDCl,δ(ppm));1.14(6H,d),1.39(6H,s)、2.44〜2.50(0.85H,m),2.64〜2.69(0.15H,m)、3.77(0.3H,s),5.97(0.85H,s),15.51(0.85H,s)
IR(neat(cm−1));2971,1606(br),1253,1199,1045,842
(なお、1606cm−1のピークは、β−ジケトン特有のピークである。)
MS(m/e);244
【0029】
実施例1(ビス(2,6−ジメチル−2−トリメチルシリルオキシ−3,5−ヘプタンジオナトコバルト(II)(以下、Co(sopd)と称する)の合成)
攪拌装置、温度計及び滴下漏斗を備えた内容積200mlのフラスコに、28%ナトリウムメトキシドのメタノール溶液5.08g(26.3mmol)を加え、液温を4℃に保ちながら、2,6−ジメチル−2−トリメチルシリルオキシ−3,5−ヘプタンジオン7.02g(28.7mmol)をゆるやかに滴下し、同温度で30分間攪拌させた。次いで、酢酸コバルト(II)4水和物3.14g(12.6mmol)をメタノール15mlに溶解させた溶液を滴下し、攪拌しながら室温で30分間反応させた。反応終了後、反応液にヘキサン30ml及び水30mlを加えた後、有機層を分液した。該有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して、濃縮物を減圧蒸留(170℃、16Pa)し、赤紫色粘性液体として、ビス(2,6−ジメチル−2−トリメチルシリルオキシ−3,5−ヘプタンジオナト)コバルト(II)6.5gを得た(単離収率;94%)。
ビス(2,6−ジメチル−2−トリメチルシリルオキシ−3,5−ヘプタンジオナト)コバルト(II)は、以下の物性値で示される新規な化合物である。
【0030】
IR(neat(cm−1));2964,1574,1509,1417,1252,1195,1048,891,840
(β−ジケトン特有のピーク(1606cm−1)が消失し、β−ジケトナト特有のピーク(1574cm−1)が観察された)
元素分析(C2446SiCo);炭素:52.9%,水素:8.53%,コバルト:10.7%
(理論値;炭素:52.8%,水素:8.50%,コバルト:10.8%)
【0031】
参考例2(ビス(6−メチル−2−トリメチルシリルオキシ−3,5−ヘプタンジオナト)コバルト(II)(以下、Co(dsopd)と称する)の合成)
攪拌装置、温度計及び滴下漏斗を備えた内容積200mlのフラスコに、酢酸コバルト(II)・4水和物6.01g(24.1mmol)を水20mlに溶解させ、それにヘキサン40ml、更に6−メチル−2−トリメチルシリルオキシ−3,5−ヘプタンジオン11.2g(48.7mmol)を添加した。室温下、10分攪拌後、炭酸水素ナトリウム4.1g(24.4mmol)を水50mlを溶解させた水溶液を室温下、滴下し、攪拌しながら室温で20分間反応させた。反応終了後、有機層を分液した。該有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して、濃縮物を減圧蒸留(170℃、19Pa)し、赤紫色粘性液体として、(ビス(6−メチル−2−トリメチルシリルオキシ−3,5−ヘプタンジオナト)コバルト(II)4.2gを得た(単離収率;34%)。
(ビス(6−メチル−2−トリメチルシリルオキシ−3,5−ヘプタンジオナト)コバルト(II)は、以下の物性値で示される新規な化合物である。
【0032】
IR(neat(cm−1));2965,1581,1527,1430,1252,1129,1093,1040,972,904,862,843

元素分析(C2242SiCo);炭素:51.2%,水素:8.16%,コバルト:11.3%
(理論値;炭素:51.0%,水素:8.18%,コバルト:11.4%)
【0033】
参考例3(ビス(2−メトキシ−6−メチル−3,5−ヘプタンジオナト)コバルト(II)(以下、Co(mopd)と称する)の合成)
攪拌装置、温度計及び滴下漏斗を備えた内容積100mlのフラスコに、28%ナトリウムメトキシドのメタノール溶液4.37g(22.7mmol)を加え、氷冷下、2−メトキシ−6−メチル−3,5−ヘプタンジオン4.00g(23.2mmol)をゆるやかに滴下し、5分間攪拌させた。次いで、塩化コバルト(II)6水塩2.70g(11.3mmol)をメタノール20mlに溶解させた溶液をゆるやかに滴下し、氷冷下、攪拌しながら30分間反応させた。反応終了後、反応液から減圧下でメタノールを留去した。その後、エーテル50ml及び水30mlを加え、有機層を分液した後に、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮した後、濃縮物を減圧蒸留(175℃、67Pa)し、粘性のある暗紫色液体として、ビス(2−メトキシ−6−メチル−3,5−ヘプタンジオナト)コバルト(II)4.17gを得た(単離収率;92%)。
ビス(2−メトキシ−6−メチル−3,5−ヘプタンジオナト)コバルト(II)は、以下の物性値で示される新規な化合物である。
【0034】
IR(neat(cm−1));3397(br),2972,2932,1599,1511,1431,1333,1211,1117,1059,912,803,563(β−ジケトン特有のピーク(1607cm−1)が消失し、β−ジケトナト特有のピーク(1599cm−1)が観察された)
元素分析(C1830Co);炭素:53.8%,水素:7.56%,コバルト:14.6%
(理論値;炭素:53.9%,水素:7.53%,コバルト:14.7%)
MS(m/e);631、401、358、340、59
MSの結果より、このコバルト錯体は二量体構造であると推定される。
【0035】
実施例2〜3、比較例1〜2(蒸着実験;コバルト薄膜の製造)
実施例1で得られたコバルト錯体を用いて、CVD法による蒸着実験を行い、成膜特性を評価した。
評価試験には、図1に示す装置を使用した。気化器3(ガラス製アンプル)にあるコバルト錯体20は、ヒーター10Bで加熱されて気化し、マスフローコントローラー1Aを経て予熱器10Aで予熱後導入されたヘリウムガスに同伴し気化器3を出る。気化器3を出たガスは、マスフローコントローラー1B、ストップバルブ2を経て導入された水素ガスとともに反応器4に導入される。反応系内圧力は真空ポンプ手前のバルブ6の開閉により、所定圧力にコントロールされ、圧力計5によってモニターされる。ガラス製反応器の中央部はヒーター10Cで加熱可能な構造となっている。反応器に導入されたコバルト錯体は、反応器内中央部にセットされ、ヒータ10Cで所定の温度に加熱された被蒸着基板21の表面上で還元熱分解し、基板21上にコバルト薄膜が析出する。反応器4を出たガスは、トラップ7、真空ポンプを経て、大気中に排気される構造となっている。
【0036】
蒸着条件及び蒸着結果(膜特性)を表1に示す。なお、被蒸着基盤としては、6mm×20mmサイズの矩形のものを使用した。
【0037】
コバルト含有薄膜の製造に使用したコバルト錯体(実施例1及び参考例2〜3で合成)は以下の通りである。
【0038】
【化4】

【0039】
【表1】

【0040】
該結果より、本発明のコバルト錯体が、優れた成膜性を有することが分かる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、化学気相蒸着法(CVD法)によりコバルト原子を含有するコバルト薄膜を形成させる際に使用可能な、コバルト錯体に関する。本発明は、又、当該コバルト錯体を用いてコバルト含有薄膜を製造する方法に関する。
【符号の説明】
【0042】
3 気化器
4 反応器
10B 気化器ヒータ
10C 反応器ヒータ
20 原料コバルト錯体融液
21 基板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化1】

(式中、Xは、一般式(II)
【化2】

で示される基(式中、Ra1、Ra2、R、R及びRは、炭素原子数1〜5の直鎖又は分枝状のアルキル基を示す。)、Yは炭素原子数1〜8の直鎖又は分枝状のアルキル基、Zは、水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル基を示す。)
で示されるβ-ジケトナト基を配位子として有するコバルト錯体。
【請求項2】
a1は及びRa2がメチル基、R、R及びRがメチル基であり、Yは、イソプロピル基であり、Zが水素原子である請求項1記載のβ-ジケトナト基を配位子として有するコバルト錯体。
【請求項3】
請求項1乃至2に記載のコバルト錯体を気化させ、この気化させたコバルト錯体を熱分解又は還元性ガスと反応させて、基板上に堆積させることによりコバルト含有薄膜を生成させるコバルト含有薄膜を製造する方法。
【請求項4】
コバルト錯体を化学気相蒸着法によりコバルト含有薄膜を製造させた後、次いで、そのコバルト含有薄膜を加熱処理する工程を更に含む請求項3記載のコバルト含有薄膜を製造する方法。
【請求項5】
加熱処理を不活性ガス及び還元性ガスから選ばれる少なくとも1種のガス雰囲気にて行う請求項4記載のコバルト含有薄膜の製造方法。
【請求項6】
加熱処理する工程におけるガスの圧力が1Pa〜200kPaである請求項4乃至5にいずれか記載のコバルト含有薄膜を製造する方法。
【請求項7】
加熱処理する工程における温度が100〜1000℃である請求項4乃至6にいずれか記載のコバルト含有薄膜を製造する方法。

【図1】
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【公開番号】特開2010−229112(P2010−229112A)
【公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−80801(P2009−80801)
【出願日】平成21年3月30日(2009.3.30)
【出願人】(000000206)宇部興産株式会社 (2,022)
【Fターム(参考)】