説明

アプリケーション移動システム、アプリケーションの移動方法およびプログラム

【課題】携帯端末の機種変更時においても、ユーザに煩雑な操作をさせることなく、アプリケーションを移動できる。
【解決手段】第1の携帯端末において、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行し、第2の携帯端末において、外部メモリが装着されたときに、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す。そして、読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、読みだされたアプリケーションファイルが第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルをアプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ある携帯端末にダウンロードされていたアプリケーションを他の携帯端末に移動させるアプリケーション移動システム、アプリケーションの移動方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年のIT技術の発達や、その利便性を背景として、携帯端末が急速に普及している。また、こうした携帯端末の急速な普及によって、携帯端末の機能も日々変化しており、今では、なくてはならないパーソナルツールになっている。
【0003】
上記のような携帯端末における機能の拡充と、買い替えをユーザに進めさせるための携帯端末自体の価格の低減により、新しい機能が追加されることをトリガに携帯端末を買えかえるユーザも少なくない。
【0004】
しかし、ユーザによっては、機能の充実により、携帯端末を買え変えたにも関わらず、買えかえ前の携帯端末で使用していたゲーム等のアプリケーションを新しい携帯端末で利用したいという欲求がある。
【0005】
こうしたニーズに応えるべく、アプリケーション本体を携帯端末に、アプリケーションデータを外部メモリに保存することで、アプリケーションデータの移行を可能とする技術(例えば、特許文献1参照。)や、利用者が移動機間のデータを移行することを可能とする技術(例えば、特許文献2参照。)が開示されている。また、携帯端末にダウンロードされたデータ、例えば、着うた、一部のアプリケーションなどを、外部メモリを用いて他の携帯端末に移動させる方法も知られている。
【特許文献1】特開2007−80054号公報
【特許文献2】特開2007−228068号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、着うた等のデータは、機種依存性が低いために、他の携帯端末に移動させても、満足に動作するが、一般的に、携帯端末のアプリケーションは機種依存性が高く、満足に動かないことが多い。この場合、利用者は機種変更時に、アプリケーションを再度ダウンロードするという煩雑な処理が必要であり、また、ゲーム等のアプリケーションでは、スコアデータを引き続き利用できないという問題もあった。
【0007】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、携帯端末の機種変更時においても、ユーザに煩雑な操作をさせることなく、アプリケーションを移動できるアプリケーション移動システム、アプリケーションの移動方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記した課題を解決するために以下の事項を提案している。
【0009】
(1)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行させる第1の制御手段と、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、を備えることを特徴とするアプリケーション移動システムを提案している。
【0010】
この発明によれば、単に、外部メモリを用いて、アプリケーションを他の携帯端末に移動するのではなく、外部メモリが装着されたときに、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出し、その読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、読みだされたアプリケーションファイルが第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルをアプリケーションダウンロードサーバからダウンロードすることから、第2の携帯端末で利用可能なアプリケーションについて、継続してアプリケーションを楽しむことができる。
【0011】
(2)本発明は、(1)のアプリケーション移動システムについて、前記第1の制御手段が、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させ、前記第2の制御手段が、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、アプリケーションの実行を許可することを特徴とするアプリケーション移動システムを提案している。
【0012】
一般的に、携帯端末の機種変更後に、加入者識別情報カードを移動前の携帯端末で利用することも考えられる。そのため、機種変更時に、アプリケーション利用契約を自動的に解除するのは難しく、アプリケーション利用契約は、加入者情報認証サーバで管理される。本発明によれば、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させ、第2の制御手段が、第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、アプリケーションの実行を許可することから、機種変更時にアプリケーション利用契約を解除しなくても、利用者に不利益を与えることがない。
【0013】
(3)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う署名手段と、前記外部メモリに対して、署名が行われたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行させる第1の制御手段と、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する署名確認手段と、該署名が確認された加入者情報、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、を備えることを特徴とするアプリケーション移動システムを提案している。
【0014】
この発明によれば、第1の携帯端末において、加入者情報、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行い、これらを外部メモリに移動し、第2の携帯端末において、加入者情報、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する。したがって、外部メモリを紛失した場合等でも、第三者によるデータの改竄等を防止することができる。
【0015】
(4)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、前記第1の携帯端末において、加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する暗号化手段と、前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行させる第1の制御手段と、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する復号化手段と、該復号化された加入者情報、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、を備えることを特徴とするアプリケーション移動システムを提案している。
【0016】
この発明によれば、第1の携帯端末において、加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化し、これらを外部メモリに移動し、第2の携帯端末において、加入者情報に基づいて、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する。したがって、外部メモリを紛失した場合等でも、第三者に外部メモリの内容をパソコン等で容易に解析されることがなく、また、データの改竄等を防止することができる。
【0017】
(5)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う署名手段と、前記外部メモリに対して、署名されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第1の制御手段と、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する署名確認手段と、該署名が確認されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、を備えることを特徴とするアプリケーション移動システムを提案している。
【0018】
この発明によれば、第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行い、これらを外部メモリにコピーし、第2の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する。したがって、外部メモリを紛失した場合等でも、第三者によるデータの改竄等を防止することができる。また、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させ、第2のアプリケーションマネージャーが、第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、アプリケーションの実行を許可することから、機種変更時にアプリケーション利用契約を解除しなくても、利用者に不利益を与えることがない。さらに、第1の携帯端末に、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルが残っているため、第1の携帯端末に、加入者識別情報カードを装着すれば、第1の携帯端末においても、従来と同様に、アプリケーションを楽しむことができる。
【0019】
(6)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、前記第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する暗号化手段と、前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第1の制御手段と、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する復号化手段と、該復号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、を備えることを特徴とするアプリケーション移動システム提案している。
【0020】
この発明によれば、第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化し、これらを外部メモリにコピーし、第2の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する。したがって、外部メモリを紛失した場合等でも、第三者に外部メモリの内容をパソコン等で容易に解析されることがなく、また、データの改竄等を防止することができる。また、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させ、第2のアプリケーションマネージャーが、第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、アプリケーションの実行を許可することから、機種変更時にアプリケーション利用契約を解除しなくても、利用者に不利益を与えることがない。さらに、第1の携帯端末に、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルが残っているため、第1の携帯端末に、加入者識別情報カードを装着すれば、第1の携帯端末においても、従来と同様に、アプリケーションを楽しむことができる。
【0021】
(7)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第1の制御手段と、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションデータファイルを除く、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、アプリケーションデータを読み出して、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、を備えることを特徴とするアプリケーション移動システムを提案している。
【0022】
この発明によれば、第1の携帯端末において、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーし、第2の携帯端末において、外部メモリが装着されたときに、アプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出すとともに、アプリケーションデータを読み出すことから、第1の携帯端末におけるアプリケーションデータを引き継いで、第2の携帯端末において、同一のアプリケーションを楽しむことができる。また、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させ、第2のアプリケーションマネージャーが、第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、アプリケーションの実行を許可することから、機種変更時にアプリケーション利用契約を解除しなくても、利用者に不利益を与えることがない。さらに、第1の携帯端末に、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルが残っているため、第1の携帯端末に、加入者識別情報カードを装着すれば、第1の携帯端末においても、従来と同様に、アプリケーションを楽しむことができる。
【0023】
(8)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う署名手段と、前記外部メモリに対して、署名されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第1の制御手段と、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する署名確認手段と、該署名が確認されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、を備えることを特徴とするアプリケーション移動システムを提案している。
【0024】
この発明によれば、第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行い、これらを外部メモリにコピーし、第2の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する。したがって、外部メモリを紛失した場合等でも、第三者によるデータの改竄等を防止することができる。また、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させ、第2のアプリケーションマネージャーが、第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、アプリケーションの実行を許可することから、機種変更時にアプリケーション利用契約を解除しなくても、利用者に不利益を与えることがない。さらに、第1の携帯端末に、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルが残っているため、第1の携帯端末に、加入者識別情報カードを装着すれば、第1の携帯端末においても、従来と同様に、アプリケーションを楽しむことができる。さらに、前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーし、第2の携帯端末において、外部メモリが装着されたときに、アプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出すとともに、アプリケーションデータを読み出すことから、第1の携帯端末におけるアプリケーションデータを引き継いで、第2の携帯端末において、同一のアプリケーションを楽しむことができる。
【0025】
(9)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、前記第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する暗号化手段と、前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第1の制御手段と、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する復号化手段と、該復号化されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、を備えることを特徴とするアプリケーション移動システムを提案している。
【0026】
この発明によれば、第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化し、これらを外部メモリにコピーし、第2の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する。したがって、外部メモリを紛失した場合等でも、第三者に外部メモリの内容をパソコン等で容易に解析されることがなく、また、データの改竄等を防止することができる。また、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させ、第2のアプリケーションマネージャーが、第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、アプリケーションの実行を許可することから、機種変更時にアプリケーション利用契約を解除しなくても、利用者に不利益を与えることがない。さらに、第1の携帯端末に、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルが残っているため、第1の携帯端末に、加入者識別情報カードを装着すれば、第1の携帯端末においても、従来と同様に、アプリケーションを楽しむことができる。さらに、前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーし、第2の携帯端末において、外部メモリが装着されたときに、アプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出すとともに、アプリケーションデータを読み出すことから、第1の携帯端末におけるアプリケーションデータを引き継いで、第2の携帯端末において、同一のアプリケーションを楽しむことができる。
【0027】
(10)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行させる第1のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第3のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第4のステップと、該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第5のステップと、を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法を提案している。
【0028】
(11)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う第1のステップと、前記外部メモリに対して、署名が行われたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行する第2のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記署名が行われたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する第3のステップと、該署名が確認されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法を提案している。
【0029】
(12)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、前記第1の携帯端末において、加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する第1のステップと、前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行する第2のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する第3のステップと、該復号化された加入者情報、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法を提案している。
【0030】
(13)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う第1のステップと、前記外部メモリに対して、署名されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する第3のステップと、該署名が確認されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法を提案している。
【0031】
(14)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、前記第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する第1のステップと、前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する第3のステップと、該復号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法を提案している。
【0032】
(15)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行する第1のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションデータファイルを除く、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第3のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第4のステップと、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する第5のステップと、を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法を提案している。
【0033】
(16)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う第1のステップと、前記外部メモリに対して、署名されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する第3のステップと、該署名が確認されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する第7のステップと、を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法。を提案している。
【0034】
(17)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、前記第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する第1のステップと、前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する第3のステップと、該復号化されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する第7のステップと、を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法を提案している。
【0035】
(18)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行させる第1のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第3のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第4のステップと、該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第5のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。を提案している。
【0036】
(19)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する第1のステップと、前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する第3のステップと、該復号化されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する第7のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0037】
(20)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記第1の携帯端末において、加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する第1のステップと、前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行する第2のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する第3のステップと、該復号化された加入者情報、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0038】
(21)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う第1のステップと、前記外部メモリに対して、署名されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する第3のステップと、該署名が確認されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0039】
(22)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する第1のステップと、前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する第3のステップと、該復号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0040】
(23)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行する第1のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションデータファイルを除く、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第3のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第4のステップと、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する第5のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0041】
(24)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う第1のステップと、前記外部メモリに対して、署名されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する第3のステップと、該署名が確認されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する第7のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0042】
(25)本発明は、第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する第1のステップと、前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する第3のステップと、該復号化されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する第7のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【発明の効果】
【0043】
本発明によれば、従来のシステムと比べ、ユーザが、アプリケーション提供者を探して、アプリケーションを再ダウンロードする必要がなくなるという効果がある。また、アプリケーションデータファイルを移動することで、機種変更後もアプリケーションを継続して利用することが可能となるという効果がある。
【0044】
さらに、本発明によれば、機種変更時にアプリケーション利用契約を解除しなくても、利用者に不利益を与えることがなくなることが期待できるという効果がある。また、加入者識別情報カードと外部メモリを、ユーザがユーザの所有する携帯端末に差し替えても、アプリケーションデータを継続的に利用することが可能となるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0045】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて、詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
【0046】
<第1の実施形態>
図1から図3を用いて、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0047】
本実施形態に係るアプリケーション移動システムは、図1に示すように、第1の携帯端末1と、第2の携帯端末2と、アプリケーションダウンロードサーバ3とから構成されている。ここで、アプリケーションダウンロードサーバ3は、各種アプリケーションファイルを格納する記憶装置である。
【0048】
<携帯端末の構成>
第1の携帯端末1は、図1に示すように、アプリケーションマネージャー11と、アプリケーションファイル12と、アプリケーションファイルリソースファイル13と、アプリケーションファイルデータファイル14と、アプリケーションファイル定義ファイル15と、外部メモリ31と、図示しない制御部とから構成されている。また、第2の携帯端末2も同様に、アプリケーションマネージャー21と、アプリケーションファイル22と、アプリケーションファイルリソースファイル23と、アプリケーションファイルデータファイル24と、アプリケーションファイル定義ファイル25と、図示しない制御部とから構成されている。
【0049】
ここで、アプリケーションマネージャー11、21は、アプリケーション定義ファイルを確認して、アプリケーションを実行する携帯端末で、アプリケーションが、実行可能であるか確認する機能を有する。また、動作不可と判断した場合、アプリケーション定義ファイル25に書かれた情報を元に、第2の携帯端末に合ったアプリケーションファイルをアプリケーションダウンロードサーバ3から、ダウンロードする。さらに、ダウンロードできた場合には、ダウンロードしたアプリケーションを実行できる状態とする。アプリケーションファイル12、22は、アプリケーションを実行するためのファイルである。
【0050】
アプリケーションリソースファイル13、23は、画像などが含まれるリソースデータからなるファイルである。アプリケーションデータファイル14、24は、ゲームスコアなどを保存するためのファイルである。なお、アプリケーションデータファイル14、24は、アプリケーションによって、ない場合あるいは複数存在する場合がある。アプリケーション定義ファイル15、25は、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルのダウンロード元情報、例えば、ダウンロードURLと、アプリケーションを実行するために必要な情報、例えば、アプリケーションが必要とするストレージ容量などを定義情報からなる。
【0051】
第1の携帯端末1の制御部は、第1の携帯端末にあるアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15を外部メモリ31に移動する。
【0052】
第2の携帯端末2の制御部は、外部メモリ31から、データを読み出し、アプリケーションファイル22、アプリケーションリソースファイル23、アプリケーションデータファイル24、アプリケーション定義ファイル25とする。また、第2の携帯端末の仕様にあったアプリケーションファイルをアプリケーションダウンロードサーバ3からダウンロードできなかった場合には、ユーザに対して、アプリケーションの移動ができなかった旨の通知を行う。
【0053】
<アプリケーション移動システムの処理>
次に、図3を用いて、本実施形態におけるアプリケーション移動システムの処理について説明する。
【0054】
まず、第1の携帯端末1において、外部メモリ31に対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行させる(ステップS101)。次に、第2の携帯端末2において、外部メモリ31が装着されたときに、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す(ステップS102)。
【0055】
そして、読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、読みだされたアプリケーションファイルが第2の携帯端末2において、動作可能か否かを判断し(ステップS103)、動作不可と判断したときに、第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイル4をアプリケーションダウンロードサーバからダウンロードして(ステップS104)、ダウンロードしたアプリケーションを実行する(ステップS105)。
【0056】
以上、説明したように、本実施形態によれば、単に、外部メモリを用いて、アプリケーションを他の携帯端末に移動するのではなく、外部メモリが装着されたときに、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出し、その読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、読みだされたアプリケーションファイルが第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルをアプリケーションダウンロードサーバからダウンロードすることから、第2の携帯端末で利用可能なアプリケーションについて、継続してアプリケーションを楽しむことができる。
【0057】
<変形例>
本変形例は、第1の実施形態に対して、加入者識別情報を特定する手段として、UIM(User
Identity Module card)に代表される加入者識別情報カード41を用いるものであり、第1の携帯端末と第2の携帯端末とは、同一の加入者識別情報カード41を利用する。
【0058】
具体的には、第1の携帯端末1にあるアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15を外部メモリ31にコピーする。
【0059】
次に、外部メモリ31と加入者識別情報カード41を、第2の携帯端末2に挿入し、アプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15を外部メモリから移動もしくはコピーする。
【0060】
第2の携帯端末2に搭載されたアプリケーションマネージャー21が、アプリケーション定義ファイル25を確認して、アプリケーションファイル22が、第2の携帯端末2で動作可能か判断する。
【0061】
アプリケーションマネージャー21が、第2の携帯端末2で動作不可と判断した場合、アプリケーション定義ファイル25に書かれた情報を元に、第2の携帯端末2に合ったアプリケーションファイル4をアプリケーションダウンロードサーバ3からダウンロードする。
【0062】
そして、第2の携帯端末2に合ったアプリケーションファイル4のダウンロードが失敗した場合には、ユーザに、アプリケーションのコピーが出来なかったことを通知する。一方、第2の携帯端末2に合ったアプリケーションファイル4のダウンロードが成功した場合には、アプリケーションマネージャー21はアプリケーションを実行できる状態にする。
【0063】
なお、第2の携帯端末2から加入者識別情報カード41を取り外した場合には、第2の携帯端末2のアプリケーションは、動作しない。一方で、第2の携帯端末2に加入者識別情報カード41を取り付けた場合には、第2の携帯端末2のアプリケーションが動作可能となる。
【0064】
したがって、本変形例によれば、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させ、第2の携帯端末の制御部が、第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、アプリケーションの実行を許可することから、機種変更時にアプリケーション利用契約を解除しなくても、利用者に不利益を与えることがない。
【0065】
<第2の実施形態>
図4および図5を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0066】
本実施形態に係るアプリケーション移動システムは、図4に示すように、第1の携帯端末1と、第2の携帯端末2と、アプリケーションダウンロードサーバ3とから構成されている。ここで、アプリケーションダウンロードサーバ3は、各種アプリケーションファイルを格納する記憶装置である。なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の機能を有するものであるから、その詳細な説明は、省略する。
【0067】
<携帯端末の構成>
本実施形態の第1の携帯端末1には、暗号化器51が備えられている。暗号化器51は、加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する。そして、第1の携帯端末1の制御部は、暗号化された第1の携帯端末にあるアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15を外部メモリ31に移動する。
【0068】
一方、本実施形態の第2の携帯端末2には、復号化器52が備えられている。復号化器52は、外部メモリ31から読みだされた暗号化されたアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15を加入者情報に基づいて、復号化する。
【0069】
なお、本実施形態では、第1の携帯端末が、加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化し、第2の携帯端末がアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15を加入者情報に基づいて、復号化する場合について説明したが、第1の携帯端末が、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行い、第2の携帯端末がアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15の署名を確認するようにしてもよい。
【0070】
<アプリケーション移動システムの処理>
次に、図5を用いて、本実施形態におけるアプリケーション移動システムの処理について説明する。
【0071】
まず、第1の携帯端末において、加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化し(ステップS201)、外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行させる(ステップS202)。
【0072】
次に、第2の携帯端末において、外部メモリが装着されたときに、加入者情報に基づいて、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号し(ステップS203)、復号化された加入者情報、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す(ステップS204)。
【0073】
そして、読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、読みだされたアプリケーションファイルが第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し(ステップS205)、動作不可と判断したときに、第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイル4をアプリケーションダウンロードサーバからダウンロードして(ステップS206)、ダウンロードしたアプリケーションを実行する(ステップS207)。
【0074】
以上、説明したように、本実施形態によれば、単に、外部メモリを用いて、アプリケーションを他の携帯端末に移動するのではなく、外部メモリが装着されたときに、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出し、その読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、読みだされたアプリケーションファイルが第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルをアプリケーションダウンロードサーバからダウンロードすることから、第2の携帯端末で利用可能なアプリケーションについて、継続してアプリケーションを楽しむことができる。また、外部メモリに移動するファイルを加入者情報に基づいて暗号化しているため、仮に、外部メモリを紛失した場合等でも、第三者に外部メモリの内容をパソコン等で容易に解析されることがなく、また、データの改竄等を防止することができる。
【0075】
<変形例>
図6から図8を用いて、第2の実施形態に対する変形例について説明する。
本変形例は、第2の実施形態に対して、加入者識別情報を特定する手段として、図6に示すように、UIM(User
Identity Module card)に代表される加入者識別情報カード41を用いるものであり、第1の携帯端末と第2の携帯端末とは、同一の加入者識別情報カード41を利用する。なお、図8に示すように、アプリケーションの利用契約は、携帯端末から加入者識別情報とデータとをアプリケーションダウンロードサーバ3に、ネットワークを介して送信し、アプリケーションダウンロードサーバと加入者情報認証サーバとの間で、加入者識別情報に基づいた加入者認証が行われる。
【0076】
具体的には、暗号化器51は、加入者識別情報カード41の加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する。そして、第1の携帯端末1の制御部は、暗号化された第1の携帯端末にあるアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15を外部メモリ31にコピーする。
【0077】
復号化器52は、外部メモリ31から読みだされた暗号化されたアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15を第1の携帯端末から第2の携帯端末に挿入された加入者識別情報カード41に記録されている加入者情報に基づいて、復号化する。
【0078】
なお、本変形例では、第1の携帯端末が、加入者識別情報カード41の加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化し、第2の携帯端末がアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15を加入者情報に基づいて、復号化する場合について説明したが、第1の携帯端末が、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行い、第2の携帯端末がアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15の署名を確認するようにしてもよい。
【0079】
<アプリケーション移動システムの処理>
次に、図7を用いて、本実施形態におけるアプリケーション移動システムの処理について説明する。
【0080】
まず、第1の携帯端末において、加入者識別情報カード41の加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化し(ステップS301)、外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる(ステップS302)。
【0081】
次に、第2の携帯端末において、外部メモリが装着されたときに、加入者識別情報カード41の加入者情報に基づいて、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号し(ステップS303)、復号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す(ステップS304)。
【0082】
そして、読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、読みだされたアプリケーションファイルが第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し(ステップS205)、動作不可と判断したときに、第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイル4をアプリケーションダウンロードサーバからダウンロードして(ステップS206)、ダウンロードしたアプリケーションを実行する(ステップS207)。
【0083】
したがって、本変形例によれば、外部メモリを紛失した場合等でも、第三者に外部メモリの内容をパソコン等で容易に解析されることがなく、また、データの改竄等を防止することができる。また、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させ、第2のアプリケーションマネージャーが、第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、アプリケーションの実行を許可することから、機種変更時にアプリケーション利用契約を解除しなくても、利用者に不利益を与えることがない。
【0084】
さらに、第1の携帯端末に、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルが残っているため、第1の携帯端末に、加入者識別情報カードを装着すれば、第1の携帯端末においても、従来と同様に、アプリケーションを楽しむことができる。
【0085】
<第3の実施形態>
図9および図10を用いて、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0086】
本実施形態に係るアプリケーション移動システムは、図9に示すように、第1の携帯端末1と、第2の携帯端末2と、アプリケーションダウンロードサーバ3とから構成されている。ここで、アプリケーションダウンロードサーバ3は、各種アプリケーションファイルを格納する記憶装置である。なお、第1および第2の実施形態と同一の構成要素については、同一の機能を有するものであるから、その詳細な説明は、省略する。
【0087】
本実施形態に係るアプリケーション移動システムは、第1の実施形態の変形例と同様に、第1の携帯端末1の制御部が、第1の携帯端末にあるアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15を外部メモリ31に移動する。
【0088】
一方、第2の携帯端末2の制御部は、外部メモリ31から、アプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーション定義ファイル15を読み出し、アプリケーションファイル22、アプリケーションリソースファイル23、アプリケーション定義ファイル25とするが、アプリケーションデータファイル14については、アプリケーションデータのみを第2の携帯端末に読み出し、アプリケーションデータファイルそのものは、外部メモリに残す形態になっている。
【0089】
<アプリケーション移動システムの処理>
次に、図10を用いて、本実施形態におけるアプリケーション移動システムの処理について説明する。
【0090】
まず、第1の携帯端末において、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる(ステップS401)。
【0091】
一方、第2の携帯端末において、外部メモリが装着されたときに、アプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出し(ステップS402)、読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する(ステップS403)。
【0092】
そして、動作不可と判断したときに、第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイル4をアプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし(ステップS404)、第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カード41が、第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する(ステップS405)。
【0093】
したがって、本実施形態によれば、第1の携帯端末において、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーし、第2の携帯端末において、外部メモリが装着されたときに、アプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出すとともに、アプリケーションデータを読み出すことから、第1の携帯端末におけるアプリケーションデータを引き継いで、第2の携帯端末において、同一のアプリケーションを楽しむことができる。
【0094】
また、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させ、第2のアプリケーションマネージャーが、第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、アプリケーションの実行を許可することから、機種変更時にアプリケーション利用契約を解除しなくても、利用者に不利益を与えることがない。
【0095】
さらに、第1の携帯端末に、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルが残っているため、第1の携帯端末に、加入者識別情報カードを装着すれば、第1の携帯端末においても、従来と同様に、アプリケーションを楽しむことができる。
【0096】
<変形例>
図11から図12を用いて、第3の実施形態に対する変形例について説明する。
本変形例では、第3の実施形態に対して、第1の携帯端末が、暗号化器51を備え、第2の携帯端末が復号器42を備えている。
【0097】
具体的には、暗号化器51は、加入者識別情報カード41の加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する。そして、第1の携帯端末1の制御部は、暗号化された第1の携帯端末にあるアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーション定義ファイル15を外部メモリ31にコピーするとともに、アプリケーションデータファイル14を外部メモリ31に移動する。なお、アプリケーションデータファイル14を外部メモリ31に移動することにより、加入者情報識別カード41と外部メモリ31とを第1の携帯端末1に戻したときに、アプリケーションデータファイル14とアプリケーションデータファイル24のどちらを使用すればよいのかが不明になるという問題を回避することができる。
【0098】
復号化器52は、外部メモリ31から読みだされた暗号化されたアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14内のアプリケーションデータ、アプリケーション定義ファイル15を第1の携帯端末から第2の携帯端末に挿入された加入者識別情報カード41に記録されている加入者情報に基づいて、復号化する。
【0099】
なお、本変形例では、第1の携帯端末が、加入者識別情報カード41の加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化し、第2の携帯端末がアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15を加入者情報に基づいて、復号化する場合について説明したが、第1の携帯端末が、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行い、第2の携帯端末がアプリケーションファイル12、アプリケーションリソースファイル13、アプリケーションデータファイル14、アプリケーション定義ファイル15の署名を確認するようにしてもよい。
【0100】
<アプリケーション移動システムの処理>
次に、図12を用いて、本実施形態におけるアプリケーション移動システムの処理について説明する。
【0101】
まず、第1の携帯端末において、加入者識別情報カード41の加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化し(ステップS501)、外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる(ステップS502)。
【0102】
次に、第2の携帯端末において、外部メモリが装着されたときに、加入者識別情報カード41の加入者情報に基づいて、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号し(ステップS503)、復号化されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す(ステップS504)。
【0103】
そして、読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、読みだされたアプリケーションファイルが第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し(ステップS505)、動作不可と判断したときに、第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイル4をアプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする(ステップS507)。
【0104】
さらに、第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カード41が、第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する(ステップS507)。
【0105】
したがって、本変形例によれば、外部メモリを紛失した場合等でも、第三者に外部メモリの内容をパソコン等で容易に解析されることがなく、また、データの改竄等を防止することができる。
【0106】
また、外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させ、第2のアプリケーションマネージャーが、第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、アプリケーションの実行を許可することから、機種変更時にアプリケーション利用契約を解除しなくても、利用者に不利益を与えることがない。
【0107】
さらに、第1の携帯端末に、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルが残っているため、第1の携帯端末に、加入者識別情報カードを装着すれば、第1の携帯端末においても、従来と同様に、アプリケーションを楽しむことができる。
【0108】
さらに、前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーし、第2の携帯端末において、外部メモリが装着されたときに、アプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出すとともに、アプリケーションデータを読み出すことから、第1の携帯端末におけるアプリケーションデータを引き継いで、第2の携帯端末において、同一のアプリケーションを楽しむことができる。
【0109】
なお、これらプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを携帯端末およびアプリケーションダウンロードサーバのそれぞれ(いずれもコンピュータシステム)に読み込ませ、実行することによって本発明のアプリケーション移動システムを実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
【0110】
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
【0111】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0112】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0113】
【図1】第1の実施形態に係るアプリケーション移動システムの構成図である。
【図2】第1の実施形態の変形例に係るアプリケーション移動システムの構成図である。
【図3】第1の実施形態に係るアプリケーション移動システムの処理フローである。
【図4】第2の実施形態に係るアプリケーション移動システムの構成図である。
【図5】第2の実施形態に係るアプリケーション移動システムの処理フローである。
【図6】第2の実施形態の変形例に係るアプリケーション移動システムの構成図である。
【図7】第2の実施形態の変形例に係るアプリケーション移動システムの処理フローである。
【図8】アプリケーション利用契約の管理システムの構成図である。
【図9】第3の実施形態に係るアプリケーション移動システムの構成図である。
【図10】第3の実施形態に係るアプリケーション移動システムの処理フローである。
【図11】第3の実施形態の変形例に係るアプリケーション移動システムの構成図である。
【図12】第3の実施形態の変形例に係るアプリケーション移動システムの処理フローである。
【符号の説明】
【0114】
1・・・第1の携帯端末
2・・・第2の携帯端末
3・・・アプリケーションダウンロードサーバ
11、21・・・アプリケーションマネージャー
4、12、22・・・アプリケーションファイル
13、23・・・アプリケーションファイルリソースファイル
14、24・・・アプリケーションファイルデータファイル
15、25・・・アプリケーションファイル定義ファイル
16・・・加入者情報
31・・・外部メモリ
41・・・加入者識別情報カード
51・・・暗号化器
52・・・復号化器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、
前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行させる第1の制御手段と、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバにダウンロードを要求し、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、
を備えることを特徴とするアプリケーション移動システム。
【請求項2】
前記第1の制御手段が、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させ、
前記第2の制御手段が、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、アプリケーションの実行を許可することを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション移動システム。
【請求項3】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、
前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う署名手段と、
前記外部メモリに対して、署名が行われたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行させる第1の制御手段と、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する署名確認手段と、
該署名が確認された加入者情報、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、
を備えることを特徴とするアプリケーション移動システム。
【請求項4】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、
前記第1の携帯端末において、加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する暗号化手段と、
前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行させる第1の制御手段と、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する復号化手段と、
該復号化された加入者情報、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、
を備えることを特徴とするアプリケーション移動システム。
【請求項5】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、
前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う署名手段と、
前記外部メモリに対して、署名されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第1の制御手段と、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する署名確認手段と、
該署名が確認されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、
を備えることを特徴とするアプリケーション移動システム。
【請求項6】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、
前記第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する暗号化手段と、
前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第1の制御手段と、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する復号化手段と、
該復号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、
を備えることを特徴とするアプリケーション移動システム。
【請求項7】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、
前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第1の制御手段と、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションデータファイルを除く、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、
アプリケーションデータを読み出して、該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、
を備えることを特徴とするアプリケーション移動システム。
【請求項8】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、
前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う署名手段と、
前記外部メモリに対して、署名されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第1の制御手段と、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する署名確認手段と、
該署名が確認されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、
を備えることを特徴とするアプリケーション移動システム。
【請求項9】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーション移動システムであって、
前記第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する暗号化手段と、
前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第1の制御手段と、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する復号化手段と、
該復号化されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2の制御手段と、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断し、動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードし、前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションの実行を制御する第2のアプリケーションマネージャーと、
を備えることを特徴とするアプリケーション移動システム。
【請求項10】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、
前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行する第1のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第3のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第4のステップと、
該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第5のステップと、
を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法。
【請求項11】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、
前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う第1のステップと、
前記外部メモリに対して、署名が行われたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行する第2のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記署名が行われたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する第3のステップと、
該署名が確認されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、
該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、
を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法。
【請求項12】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、
前記第1の携帯端末において、加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する第1のステップと、
前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行する第2のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する第3のステップと、
該復号化された加入者情報、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、
該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、
を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法。
【請求項13】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、
前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う第1のステップと、
前記外部メモリに対して、署名されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する第3のステップと、
該署名が確認されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、
該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、
を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法。
【請求項14】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、
前記第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する第1のステップと、
前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する第3のステップと、
該復号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、
該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、
を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法。
【請求項15】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、
前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行する第1のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションデータファイルを除く、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第3のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第4のステップと、
前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する第5のステップと、
を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法。
【請求項16】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、
前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う第1のステップと、
前記外部メモリに対して、署名されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する第3のステップと、
該署名が確認されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、
前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する第7のステップと、
を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法。
【請求項17】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法であって、
前記第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する第1のステップと、
前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する第3のステップと、
該復号化されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、
前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する第7のステップと、
を備えることを特徴とするアプリケーションの移動方法。
【請求項18】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行させる第1のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第3のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第4のステップと、
該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第5のステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項19】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う第1のステップと、
前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行する第2のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する第3のステップと、
該署名が確認されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、
該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項20】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第1の携帯端末において、加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する第1のステップと、
前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの移動を実行する第2のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する第3のステップと、
該復号化された加入者情報、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、
該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項21】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う第1のステップと、
前記外部メモリに対して、署名されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する第3のステップと、
該署名が確認されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、
該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項22】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する第1のステップと、
前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する第3のステップと、
該復号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、
該ダウンロードしたアプリケーションを実行する第7のステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項23】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第1の携帯端末において、前記外部メモリに対して、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行する第1のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションデータファイルを除く、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第2のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第3のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第4のステップと、
前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する第5のステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項24】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第1の携帯端末において、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルに署名を行う第1のステップと、
前記外部メモリに対して、署名されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルの署名を確認する第3のステップと、
該署名が確認されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、
前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する第7のステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項25】
第1の携帯端末と、第2の携帯端末と、該第2の携帯端末とネットワークを介して接続されたアプリケーションダウンロードサーバとからなり、前記第1および第2の携帯端末間で、外部メモリを利用してアプリケーションの移動を行うアプリケーションの移動方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記第1の携帯端末において、加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを暗号化する第1のステップと、
前記外部メモリに対して、暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルのコピーを実行させる第2のステップと、
前記第2の携帯端末において、前記外部メモリが装着されたときに、前記加入者識別情報カードの加入者情報に基づいて、前記暗号化されたアプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイル、アプリケーションデータファイルおよびアプリケーション定義ファイルを復号する第3のステップと、
該復号化されたアプリケーションデータファイルを除く、アプリケーションファイル、アプリケーションリソースファイルおよびアプリケーション定義ファイルを読み出す第4のステップと、
該読みだされたアプリケーション定義ファイルの内容に基づいて、該読みだされたアプリケーションファイルが前記第2の携帯端末において、動作可能か否かを判断する第5のステップと、
動作不可と判断したときに、前記第2の携帯端末において動作可能なアプリケーションファイルを前記アプリケーションダウンロードサーバからダウンロードする第6のステップと、
前記第1の携帯端末に装着されていた加入者識別情報カードが、前記第2の携帯端末に装着されたと判断したときに、前記外部メモリに保存されたアプリケーションデータファイルにアクセスして、アプリケーションを実行する第7のステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−237930(P2009−237930A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−83653(P2008−83653)
【出願日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.着うた
【出願人】(592008055)株式会社KDDIテクノロジー (3)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】