説明

ガンマセクレターゼ調節剤

本発明は、多くの実施形態において、ガンマセクレターゼの調節剤としての新規なクラスの複素環式化合物、該化合物を製造する方法、該化合物を1種以上含む薬学的組成物、該化合物を1種以上含む医薬製剤を製造する方法、および該化合物または薬学的組成物を使用する中枢神経系と関連する1種以上の疾患の処置、予防、阻害または寛解方法を提供する。本発明の化合物によって処置される疾患としては、アルツハイマー病、軽度認知機能障害、ダウン症候群、緑内障、脳のアミロイドアンギオパチー、脳卒中または認知症、小膠細胞症および脳の炎症、嗅覚機能喪失などが挙げられる。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化209】

で示される一般構造式を有する化合物、または前記化合物の医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグであって、式中、
Uは、
【化210−1】

またはNであり;
Gは、OまたはSであり;
Vは、結合、O、−C(O)−およびN(R14)からなる群より選択され;
は、H、ハロ、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群より選択され、ここで、前記アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−は、それぞれ、置換されていなくてもよく、または場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜5個の置換基で置換されてもよく、それぞれの置換基は、以下に示す部分からなる群より独立して選択され;
は、H、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群より選択され、ここで、前記アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−は、それぞれ、置換されていなくてもよく、または場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜5個の置換基で置換されてもよく、それぞれの置換基は、以下に示す部分からなる群より独立して選択され;
あるいは、RおよびRは、一緒に結合して、C5−C8シクロアルキルまたは5〜8員ヘテロシクリル部分を形成してもよく、前記シクロアルキルまたはヘテロシクリル部分はそれぞれ、置換されていないか、または場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜5個の置換基で置換され、それぞれの置換基は、以下に示す部分からなる群より独立して選択され、
あるいは、RおよびRは、一緒になって、結合を形成し;
、RおよびRは、同じまたは異なってもよく、それぞれ独立して、H、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群より選択され、ここで、前記アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−はそれぞれ、置換されていなくてもよく、または場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜5個の置換基で置換されてもよく、それぞれの置換基は、以下に示す部分からなる群より独立して選択され;
あるいは、RおよびRは、一緒に結合して、炭素環式スピロ環部分または複素環式スピロ環部分を形成することができ、ここで、前記炭素環式スピロ環部分および複素環式スピロ環部分は、それぞれ、(i)置換されていなくてもよく、または場合によっては独立して同じまたは異なってもよい1〜4個の置換基で置換されていてもよく、それぞれの置換基は、以下に示す部分からなる群より独立して選択され、または(ii)アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル環と縮合され、ここで、前記炭素環式スピロ環部分、複素環式スピロ環部分、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル環は、それぞれ、置換されていなくてもよく、または場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜4個の置換基で置換されてもよく、それぞれの置換基は、以下に示す部分からなる群より独立して選択され;
は、H、ハロ、
【化210−2】

、アルキル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群より選択され、前記アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−は、置換されていないか、または場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜3個の置換基で置換され、置換基はそれぞれ、以下に示す部分からなる群より独立して選択され;
10は、結合、アルキル−、アリール−、アリールアルキル−、アリールアルケニル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクリルアルキル−および以下の部分
【化211】

(式中、Xは、O、N(R14)またはSである)からなる群より選択され;
ここで、前記アルキル−、アリール−、アリールアルキル−、アリールアルケニル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクリルアルキル−−およびR10に関する前記部分は、それぞれ、置換されていなくてもよく、場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜3個の置換基で置換されてもよく、置換基は、それぞれ、以下に示す部分からなる群より独立して選択され;
あるいは、RおよびR10は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、C−C炭素環式(たとえば、シクロアルキル)環、4〜7員ヘテロシクリル環、C−Cカルボシクレニル(たとえば、シクロアルケニル)環、または4〜7員ヘテロシクレニル環を形成することができ、ここで、前記炭素環式環、ヘテロシクリル環、カルボシクレニル環、またはヘテロシクレニル環は、場合によっては、1〜5個の独立して選択されたR21置換基で置換され;
は、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群より選択され、ここで、前記アルキル−、アルケニル−およびアルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−は、それぞれ、置換されていなくてもよく、場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい、1〜3個の置換基で置換されてもよく、置換基は、それぞれ、以下に示す部分からなる群より独立して選択され;
14は、H、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−CN、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群より選択され、ここで、前記アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキル基は、それぞれ、場合によっては、以下に示す部分からなる群より独立して選択される1〜5個の置換基で置換され;
15、R16およびR17は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクリル、R18−アルキル、R18−シクロアルキル、R18−シクロアルキルアルキル、R18−ヘテロシクリル、R18−ヘテロシクリルアルキル、R18−アリール、R18−アリールアルキル、R18−ヘテロアリールおよびR18−ヘテロアリールアルキルからなる群より選択され;
18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、−NO、ハロ、ヘテロアリール、−CF、−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH、−C(O)NH−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)20、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR19、−S(O)NH(ヘテロシクリル)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OCF、−OH、−OR20、−O−ヘテロシクリル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクリルアルキル、−NH、−NHR20、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)20、−NHS(O)NH(アルキル)、−NHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群より独立して選択される1〜5個の置換基であり;
あるいは、隣接する炭素上の2個のR18部分は、連結して、
【化212−1】

を形成することができ;
19は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルまたはヘテロアリールアルキルであり;
20は、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルであり;
ここで、R、R、R、R、R、R、R、R10およびR14中の炭素環式スピロ環、複素環式スピロ環、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、それぞれ独立して、置換されていないか、またはアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、
【化212−2】

からなる群より独立して選択される1〜5個のR21基で置換され;
21中のアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、それぞれ独立して、置換されていないか、またはアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、
【化212−3】

からなる群より独立して選択される1〜5個のR22基で置換されている、
化合物、または前記化合物の医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項2】
式:
【化213】

で示される一般的構造を有する化合物、または前記化合物の医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグであって、式中、
Uは、CまたはN−であり;
は、H、ハロ、アルキル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群より選択され、ここで、前記アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、それぞれ、置換されていなくてもよく、場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜5個の置換基で置換されてもよく、置換基は、それぞれ、ハロ、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択され;
は、H、アルキル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群より選択され、ここで、前記アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、それぞれ、置換されていなくてもよく、場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜5個の置換基で置換されてもよく、置換基は、それぞれ、ハロ、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択され;
あるいは、RおよびRは、一緒に結合し、C5〜C8シクロアルキルまたは5〜8員ヘテロシクリル部分を形成してもよく、前記シクロアルキルまたはヘテロシクリル部分は、それぞれ、置換されていないか、または場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい、1〜5個の置換基で置換され、置換基は、それぞれ、ハロ、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択され;
およびRは、同じまたは異なってもよく、それぞれ独立して、H、アルキル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群より選択され、ここで、前記アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、それぞれ、置換されていなくてもよく、場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜5個の置換基で置換されてもよく、置換基は、それぞれ、ハロ、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基からなる群より独立して選択され;
あるいは、RおよびRは、一緒に結合して、場合によっては、アリールまたはヘテロアリール環で置換または縮合され得る環状部分(スピロ環部分)を形成することができ、前記アリールまたはヘテロアリール環は、それぞれ、置換されていないか、場合によっては独立して同じまたは異なってもよい1〜4個の置換基で置換され、置換は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基からなる群より独立して選択され;
は、H、アルキル、シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され、前記アルキル、シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールは、それぞれ、置換されていないか、または場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜3個の置換基で置換され、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択され;
10は、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで、前記アリールまたはヘテロアリールは、それぞれ、置換されていなくてもよく、または場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜3個の置換基で置換されてもよく、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択され;ならびに
は、ヘテロアリールであって、置換されていなくてもよく、または場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜3個の置換基で置換されてもよく、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択される、
化合物、または前記化合物の医薬的に許容しうる塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項3】
UはC(R)である、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
UはNである、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
は、H、アルキル、アルコキシアルキル−、(4−アルコキシ)フェニルメチル−、およびアリールアルキル−からなる群より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項6】
は、メチル、3−メトキシプロピル−、フェニルメチル−、および(4−メトキシ)フェニルメチル−からなる群より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
は、H、−(CHOCH、−CH、−CHCH、−(CHOCH、−(CHCH(CH、−CHCH(CH)CHCH、−CHCHCH
【化214】

からなる群より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項8】
UはNであり、かつRは、3−メトキシプロピル−である、請求項1記載の化合物。
【請求項9】
(a)Rは、Hおよびアルキルからなる群より選択されるか、または、
(b)Rは、Hおよびメチルからなる群より選択されるか、または、
(c)Rはメチルである、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
(a)RおよびRは、一緒に結合して、置換されていないシクロペンチル環を形成するか、または、
(b)RおよびRは、一緒に結合して、同じまたは異なってもよい1〜3個の置換基で置換されているシクロペンチル環を形成し、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択されるか、または、
(c)RおよびRは、一緒に結合して、置換されていないシクロヘキシル環を形成するか、または、
(d)RおよびRは、一緒に結合して、同じまたは異なってもよい1〜3個の置換基で置換されているシクロヘキシル環を形成し、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル),−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項11】
(a)UはNであり、かつRおよびRは一緒に結合して、ピペリジニル環であって、前記ピペリジニル環の窒素としてUのNを含む置換されていないピペリジニル環を形成するか、または、
(b)UはNであり、かつRおよびRは一緒に結合して、ピペリジニル環であって、前記ピペリジニル環の窒素としてUのNを含む、同じまたは異なってもよい1〜3個の置換基で置換されたピペリジニル環を形成し、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項12】
(a)UはNであり、かつRおよびRは一緒に結合して、ピロリジニル環であって、前記ピロリジニル環の窒素としてUのNを含む置換されていないピロリジニル環を形成するか、または、
(b)UはNであり、かつRおよびRは一緒に結合し、ピロリジニル環であって、前記ピロリジニル環の窒素としてUのNを含む、同じまたは異なってもよい1〜3個の置換基で置換されたピロリジニル環を形成し、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項13】
(a)UはNであり、かつRおよびRは一緒に結合して、ピペラジニル環であって、前記ピペラジニル環の窒素としてUのNを含む置換されていないピペラジニル環を形成するか、または、
(b)UはNであり、かつRおよびRは一緒に結合して、ピペラジニル環であって、前記ピペラジニル環の窒素としてUのNを含み、同じまたは異なってもよい1〜3個の置換基で置換されたピペラジニル環を形成し、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項14】
は、H、アルキル、シクロアルキル、−C(O)OR15、1〜3個のハロで置換されたアルキル、−C(O)R15、および−OR15で置換されたアルキルからなる群より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項15】
は、H、メチル、−OHで置換されたメチル、およびOCHで置換されたメチルからなる群より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項16】
は、(a)1〜3個のR21部分で置換されたアリール、(b)−OR15(式中、R15は、(i)1〜3個のハロで置換されたアルキル、または(ii)アルキルである)で置換されたアリール、(c)アリール、(d)アルキル(ここで、前記アルキルは1〜3個のハロで置換されている)で置換されたアリール、(e)アリールで置換されたアリール、(f)アルキル、(g)ヘテロアリール、(h)アリールアルキル、および(i)シクロアルキルからなる群より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項17】
(a)Rは、アリールであるか、または、
(b)Rは、置換されていないフェニル、もしくは、
(c)Rは、同じまたは異なってもよい1〜4個の置換基で置換されたフェニルであり、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基からなる群より独立して選択されるか、または、
(d)Rは置換されていないナフチル、もしくは、
(e)Rは、同じまたは異なってもよい1〜4個の置換基で置換されたナフチルであり、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基からなる群より独立して選択されるか、または、
(f)Rは、置換されていないビフェニル、もしくは、
(g)Rは、同じまたは異なってもよい1〜4個の置換基で置換されたビフェニルであり、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項18】
(a)RはHであり、かつRは、置換されていなくてもよく、場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜4個の置換基で置換されてもよいビフェニルであり、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択されるか、または、
(b)Rはメチルであり、かつRは、置換されていなくてもよく、場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜4個の置換基で置換されてもよいビフェニルであり、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択されるか、または、
(c)RはHであり、かつRは、置換されていなくてもよく、場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜4個の置換基で置換されてもよいフェニルであり、置換基はそれぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択されるか、または、
(d)Rはメチルであり、かつRは、置換されていなくてもよく、場合によっては独立して、同じまたは異なってもよい1〜4個の置換基で置換されてもよいビフェニルであり、置換基はそれぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択されるか、または、
(e)Rは、1〜5個の独立して選択されたR21部分で置換されたアルキルであり、かつRは、同じまたは異なってもよい1〜3個の置換基で置換されたフェニルであり、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基からなる群より独立して選択されるか、または、
(f)Rは、1個のR21部分で置換されたアルキルであり、かつRは、同じまたは異なってもよい1〜3個の置換基で置換されたフェニルであり、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基からなる群より独立して選択され、
(g)RおよびRは結合し、スピロ環単位:
【化215】

を形成し、または、
(h)RおよびRは結合し、スピロ環単位:
【化216】

を形成する、請求項1記載の化合物。
【請求項19】
はHである、請求項1記載の化合物。
【請求項20】
はアルキルである、請求項1記載の化合物。
【請求項21】
はメチルである、請求項1記載の化合物。
【請求項22】
10はアリールである、請求項1記載の化合物。
【請求項23】
(a)R10は、1〜3個の独立して選択されたR21部分で置換されたアリールであるか、または、
(b)R10は、1〜3個のR21部分で置換されたアリールであり、ここで、各R21部分は、同じまたは異なる−OR15基であるか、または、
(c)R10は、1個のR21部分で置換されたアリールであるか、または、
(d)R10は、1個のR21部分で置換されたアリールであり、前記R21部分は−OR15であるか、または、
(e)R10は、1個のR21部分で置換されたアリールであり、前記R21部分は−OR15であり、前記R15はアルキルであるか、または、
(f)R10は、1個のR21部分で置換されたアリールであり、前記R21部分は−OR15であり、前記R15はアルキルであり、前記アルキルはメチルである、請求項1記載の化合物。
【請求項24】
(a)R10はフェニルであるか、または、
(b)R10は、1〜3個の独立して選択されたR21部分で置換されたフェニルであるか、または、
(c)R10は、1〜3個のR21部分で置換されたフェニルであり、ここで、R21部分は、それぞれ同じまたは異なる−OR15基であるか、または、
(d)R10は、1個のR21部分で置換されたフェニルであるか、または、
(e)R10は、1個のR21部分で置換されたフェニルであり、前記R21部分は−OR15であるか、または、
(f)R10は、1個のR21部分で置換されたフェニルであり、前記R21部分は−OR15であり、前記R15はアルキルであるか、または、
(g)R10は、1個のR21部分で置換されたフェニルであり、前記R21部分は−OR15であり、前記R15はアルキルであり、前記アルキルはメチルである、請求項1記載の化合物。
【請求項25】
10はヘテロアリールである、請求項1記載の化合物。
【請求項26】
(a)Rは、置換されていないヘテロアリールであるか、
(b)Rは、同じまたは異なってもよい1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリールであり、置換基は、それぞれ、ハロ、アルキル、CN、NH、NH(アルキル)、N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群より独立して選択されるか、または、
(c)Rは、イミダゾール−1−イルであるか、または、
(d)Rは、4−メチル−イミダゾール−1−イルであるか、または、
(e)Rは、5−クロロ−4−メチル−イミダゾール−1−イルである、請求項1記載の化合物。
【請求項27】
10は、
【化217】

からなる群より選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項28】
(a)前記−R10−R部分は、
【化218】

であるか、または、
(b)前記−R10−R部分は
【化219】

であるか、または、
(c)前記−R10−R部分は
【化220】

である、請求項1記載の化合物。
【請求項29】
(a)前記R−R10部分は
【化221】

であるか、または、
(b)前記R−R10部分は
【化222】

であるか、または、
(c)前記R−R10部分は
【化223】

であるか、
(d)前記R−R10部分は
【化224】

であるか、または、
(e)前記R−R10部分は
【化225】

であるか、または、
(f)前記R−R10部分は
【化226】

であるか、または、
(g)前記R−R10部分は
【化227】

である、請求項1記載の化合物。
【請求項30】
式:
【化228】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項31】
式:
【化229】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項32】
式:
【化230】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項33】
式:
【化231】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項34】
本発明の別の実施形態は、化合物:
【化232】

に関する。
【請求項35】
式:
【化233】

を有する、請求項記載1の化合物。
【請求項36】
式:
【化234】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項37】
式:
【化235】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項38】
式:
【化236】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項39】
式:
【化237】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項40】
式:
【化238】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項41】
式:
【化239】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項42】
式:
【化240】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項43】
式:
【化241】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項44】
式:
【化242】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項45】
式:
【化243】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項46】
式:
【化244】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項47】
式:
【化245】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項48】
式:
【化246】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項49】
式:
【化247】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項50】
式:
【化248】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項51】
式:
【化249】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項52】
式:
【化250】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項53】
式:
【化251】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項54】
式:
【化252】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項55】
式:
【化253】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項56】
式:
【化254】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項57】
式:
【化255】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項58】
式:
【化256】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項59】
式:
【化257】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項60】
式:
【化258】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項61】
式:
【化259】

を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項62】
化合物1〜167からなる群より選択される、化合物。
【請求項63】
前記化合物が、請求項62記載の化合物の医薬的に許容しうる塩である、請求項62記載の化合物。
【請求項64】
前記化合物が、請求項62記載の化合物の溶媒和物である、請求項62記載の化合物。
【請求項65】
前記化合物が、請求項62記載の化合物のエステルである、請求項62記載の化合物。
【請求項66】
治療的有効量の請求項1記載の化合物と、医薬的に許容しうる担体とを含む、薬学的組成物。
【請求項67】
治療的有効量の請求項62記載の化合物と、医薬的に許容しうる担体とを含む、薬学的組成物。
【請求項68】
治療的有効量の請求項1記載の化合物と、医薬的に許容しうる担体と、有効量の1種以上の他の医薬的に活性な薬物であって、(a)アルツハイマー病の処置に有用な薬物、(b)神経組織中、神経組織上、または神経組織の周りへのアミロイドタンパク質(たとえば、アミロイドベータタンパク質)の堆積を阻害するのに有用な薬物、(c)神経変性疾患を処置するのに有用な薬物、および(d)ガンマセクレターゼの阻害に有用な薬物からなる群より選択される薬物とを含む、薬学的組成物。
【請求項69】
治療的有効量の請求項62記載の化合物と、医薬的に許容しうる担体と、有効量の1種以上の医薬的に活性な薬物であって、(a)アルツハイマー病の処置に有用な薬物、(b)神経組織中、神経組織上、または神経組織の周りへのアミロイドタンパク質(たとえば、アミロイドベータタンパク質)の堆積を阻害するのに有用な薬物、(c)神経変性疾患を処置するのに有用な薬物、および(d)ガンマセクレターゼの阻害に有用な薬物からなる群より選択される薬物とを含む、薬学的組成物。
【請求項70】
治療的有効量の請求項1記載の化合物と、医薬的に許容しうる担体と、有効量の1種以上のBACE阻害剤とを含む、薬学的組成物。
【請求項71】
治療的有効量の請求項62記載の化合物と、医薬的に許容しうる担体と、有効量の1種以上のBACE阻害剤とを含む、薬学的組成物。
【請求項72】
(1)治療的有効量の少なくとも1種の請求項1記載の化合物、またはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物もしくはエステルと、少なくとも1種の医薬的に許容しうる担体とを含むか、または、
(2)治療的有効量の少なくとも1種の請求項1記載の化合物、またはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物もしくはエステルと、少なくとも1種の医薬的に許容しうる担体と、有効量の1種以上の他の医薬的に活性な薬物であって、(a)アルツハイマー病の処置に有用な薬物、(b)神経組織中、神経組織上、または神経組織の周りへのアミロイドタンパク質(たとえば、アミロイドベータタンパク質)の堆積を阻害するのに有用な薬物、(c)神経変性疾患を処置するのに有用な薬物および(d)ガンマセクレターゼの阻害に有用な薬物からなる群より選択される薬物とを含むか、または、
(3)治療的有効量の少なくとも1種の請求項1記載の化合物、またはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物もしくはエステルと、少なくとも1種の医薬的に許容しうる担体と、有効量の1種以上のBACE阻害剤とを含むか、または、
(4)治療的有効量の少なくとも1種の請求項1記載の化合物、またはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物もしくはエステルと、少なくとも1種の医薬的に許容しうる担体と、有効量の1種以上のコリンエステラーゼ阻害剤とを含むか、または、
(5)治療的有効量の少なくとも1種の請求項1記載の化合物と、少なくとも1種の医薬的に許容しうる担体と、有効量の1種以上のコリンエステラーゼ阻害剤とを含むか、または、
(6)治療的有効量の少なくとも1種の請求項1記載の化合物、またはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物もしくはエステルと、少なくとも1種の医薬的に許容しうる担体と、有効量の、1種以上のBACE阻害剤、ムスカリン受容体アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤;ガンマセクレターゼ阻害剤;ガンマセクレターゼ調節剤;HMG−CoAリダクターゼ阻害剤;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体作動薬;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体アンタゴニスト;抗菌剤;成長ホルモン分泌促進因子;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPA作動薬;PDE4阻害剤;GABA逆作動薬;アミロイド凝集の阻害剤;グリコーゲン合成酵素キナーゼベータ阻害剤;アルファセクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤とを含むか、または、
(7)治療的有効量の少なくとも1種の請求項1記載の化合物と、少なくとも1種の医薬的に許容しうる担体と、有効量の、1種以上のBACE阻害剤、ムスカリン受容体アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤;ガンマセクレターゼ阻害剤;ガンマセクレターゼ調節剤;HMG−CoAリダクターゼ阻害剤;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体作動薬;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体アンタゴニスト;抗菌剤;成長ホルモン分泌促進因子;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPA作動薬;PDE4阻害剤;GABA逆作動薬;アミロイド凝集の阻害剤;グリコーゲン合成酵素キナーゼベータ阻害剤;アルファセクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤とを含むか、または、
(8)治療的有効量の少なくとも1種の請求項1記載の化合物、またはその医薬的に許容しうる塩、溶媒和物もしくはエステルと、少なくとも1種の医薬的に許容しうる担体と、有効量のドネペジル塩酸塩とを含むか、または、
(9)治療的有効量の少なくとも1種の請求項1記載の化合物と、少なくとも1種の医薬的に許容しうる担体と、有効量のドネペジル塩酸塩とを含む、薬学的組成物。
【請求項73】
ガンマセクレターゼを調節する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む、方法。
【請求項74】
1種以上の神経変性疾患を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む、方法。
【請求項75】
神経組織中、神経組織上または神経組織の周りへのアミロイドタンパク質の堆積を阻害する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む、方法。
【請求項76】
アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む、方法。
【請求項77】
アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項62記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む、方法。
【請求項78】
アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の請求項1記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む、方法。
【請求項79】
アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の請求項62記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む、方法。
【請求項80】
(a)ガンマセクレターゼを調節するか、(b)1種以上の神経変性疾患を処置するか、(c)神経組織中、神経組織上もしくは神経組織の周りへのアミロイドタンパク質の堆積を阻害するか、または(d)アルツハイマー病を処置する方法であって、
(1)有効量の請求項1記載の化合物と、
(2)有効量の1種以上の他の薬学的に活性な成分であって、BACE阻害剤、ムスカリン受容体アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤;ガンマセクレターゼ阻害剤;ガンマセクレターゼ調節剤;HMG−CoAリダクターゼ阻害剤;非ステロイド系抗炎症剤;N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト;抗アミロイド抗体;ビタミンE;ニコチン性アセチルコリン受容体作動薬;CB1受容体逆作動薬またはCB1受容体アンタゴニスト;抗菌剤;成長ホルモン分泌促進因子;ヒスタミンH3アンタゴニスト;AMPA作動薬;PDE4阻害剤;GABA逆作動薬;アミロイド凝集の阻害剤;グリコーゲン合成酵素キナーゼベータ阻害剤;アルファセクレターゼ活性の促進剤;PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群より選択される薬学的に活性な成分とを、
そのような処置を必要とする患者に投与することを含む、方法。
【請求項81】
アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の請求項1記載の化合物と、有効量の、Aβ抗体阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤およびベータセクレターゼ阻害剤からなる群より選択される1種以上の化合物とを、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む、方法。
【請求項82】
アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の請求項1記載の化合物と、有効量の1種以上のBACE阻害剤とを、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む、方法。
【請求項83】
(1)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のコリンエステラーゼと組合わせて、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(2)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量のドネペジル塩酸塩と組合わせて、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(3)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のコリンエステラーゼと組合わせて、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(4)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の請求項1記載の化合物を、有効量のドネペジル塩酸塩と組合わせて、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(5)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量のリバスチグミンと組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(6)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量のタクリンと組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(7)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量のタウキナーゼ阻害剤と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(8)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の、GSK3ベータ阻害剤、cdk5阻害剤、ERK阻害剤からなる群より選択される1種以上のタウキナーゼ阻害剤と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(9)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種の抗Aベータワクチン接種と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(10)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のAPPリガンドと組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(11)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の、インスリン分解酵素および/またはネプリライシンを上方制御する1種以上の薬剤と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(12)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のコレステロール低下剤と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(13)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の、アトルバスタチン、フラバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン、シンバスタチンおよびエゼチミブからなる群より選択される1種以上のコレステロール低下剤と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(14)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のフィブラートと組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(15)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の、クロフィブラート、クロフィブリド、エトフィブラート、アルミニウムクロフィブラートからなる群より選択される1種以上のフィブラートと組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(16)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のLXR作動薬と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(17)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のLRP模倣物と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(18)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上の5−HT6受容体アンタゴニストと組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(19)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のニコチン性受容体作動薬と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(20)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のH3受容体アンタゴニストと組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(21)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のヒストンデアセチラーゼ阻害剤と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(22)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のhsp90阻害剤と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(23)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のm1ムスカリン受容体作動薬と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(24)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上の5−HT6受容体アンタゴニスト、mGluR1またはmGluR5のポジティブアロステリック調節剤または作動薬と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(25)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のmGluR2/3アンタゴニストと組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(26)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の式Iの化合物を、有効量の1種以上の神経炎症を減らすことができる抗炎症剤と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(27)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のプロスタグランジンEP2受容体アンタゴニストと組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(28)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のPAI−1阻害剤と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(29)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のAベータ流出を誘発することができる薬剤と組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(30)アルツハイマー病を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量のゲルソリンと組合わせて、そのような処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(31)ダウン症候群を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(32)ダウン症候群を処置する方法であって、有効量の請求項1記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(33)ダウン症候群を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のコリンエステラーゼ阻害剤と組合わせて、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(34)ダウン症候群を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、有効量のドネペジル塩酸塩と組合わせて、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(35)ダウン症候群を処置する方法であって、有効量の請求項1記載の化合物を、有効量の1種以上のコリンエステラーゼ阻害剤と組合わせて、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(37)ダウン症候群を処置する方法であって、有効量の請求項1記載の化合物を、有効量のドネペジル塩酸塩と組合わせて、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(38)軽度認知機能障害を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(39)緑内障を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(40)脳のアミロイドアンギオパチーを処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(41)脳卒中を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(42)本発明は、また、認知症を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む方法にも関し、または、
(43)小膠細胞症を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(44)脳の炎症を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む方法、または、
(45)嗅覚機能喪失を処置する方法であって、有効量の1種以上の請求項1記載の化合物を、処置を必要とする患者に投与することを含む方法。
【請求項84】
単一包装として別々の容器に、併用して使用するための薬学的組成物を含むキットであって、1つの容器は医薬的に許容しうる担体中に有効量の請求項1記載の化合物を含み、別の容器は有効量の別の薬学的に活性な成分を含み、請求項1記載の化合物と他の薬学的に活性な成分との合計量は、(a)アルツハイマー病の処置、または(b)神経組織中、神経組織上もしくは神経組織の周りへのアミロイドタンパク質の堆積の阻害、または(c)神経変性疾患の処置、または(d)ガンマセクレターゼの活性の調節に有効である、キット。

【公表番号】特表2010−526808(P2010−526808A)
【公表日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−507427(P2010−507427)
【出願日】平成20年5月5日(2008.5.5)
【国際出願番号】PCT/US2008/005777
【国際公開番号】WO2008/137139
【国際公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】