グルコース−６−ホスファターゼトランスロカーゼ発現の調節
単独または少なくとも一つのグルコース低下薬と組み合わせて、動物にグルコース-6-ホスファターゼトランスロカーゼ発現のアンチセンスインヒビターを投与することを含む、該動物における血糖レベルを減少させるための組成物および方法が提供される。また、糖尿病および他の代謝性障害を治療するための組成物および方法が提供される。
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【特許請求の範囲】
【請求項１】
修飾ヌクレオシド間結合、修飾核酸塩基、または修飾糖より選択される少なくとも二つの化学的修飾を含む、グルコース-6-ホスファターゼトランスロカーゼをコードする核酸分子を標的とし、それにハイブリダイズし得る１３〜３０ヌクレオチド長のオリゴマー化合物であり、グルコース-6-ホスファターゼトランスロカーゼの発現を阻害する、オリゴマー化合物。
【請求項２】
デオキシヌクレオチドを含む第一の領域、ならびに2'-O-(2-メトキシエチル) ヌクレオチドを含む第二および第三の領域を有するキメラオリゴヌクレオチドである、請求項１記載のオリゴマー化合物。
【請求項３】
5’および3’の両末端に5個の2'-O-(2-メトキシエチル) ヌクレオチドを配置された10個のデオキシヌクレオチド領域を含むキメラオリゴヌクレオチドであり、各ヌクレオシド間結合がホスホロチオエートである、請求項１記載のオリゴマー化合物。
【請求項４】
グルコース-6-ホスファターゼトランスロカーゼの発現を少なくとも35％阻害する、請求項１記載のオリゴマー化合物。
【請求項５】
グルコース-6-ホスファターゼトランスロカーゼの発現を少なくとも35％阻害し、配列番号27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、40、41、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、52、53、54、55、56、57、57、58、59、60、61、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、157、158、159、160、161、163、164、165、166、167、168、169、171、172、173、175、176、177、178、179、180、181、183、184、185、186、187、188、189、190、192、193、194、195、196、198、199、200、または201より選択される、請求項１記載のオリゴマー化合物。
【請求項６】
動物の血糖を低下させるための医薬の調製における、請求項１記載の化合物の使用。
【請求項７】
動物のトリグリセリドを低下させるための医薬の調製における、請求項１記載の化合物の使用。
【請求項８】
トリグリセリドが循環性トリグリセリドである、請求項７記載の使用。
【請求項９】
動物の血清コレステロールを低下させるための医薬の調製における、請求項１記載の化合物の使用。
【請求項１０】
糖尿病、II型糖尿病、インスリン抵抗性、インスリン欠乏症、高コレステロール血症、高血糖症、高脂血症、高トリグリセリド血症、高脂肪酸血症、肝臓脂肪症、メタボリックシンドローム、心臓血管病、または心臓血管系危険因子より選択される症状を有するか、有すると疑われる動物を治療するための医薬の調製における、請求項１記載の化合物の使用。
【請求項１１】
現在、さらなるグルコース低下薬で治療されている動物の血糖を低下させるための医薬の調製における、請求項１記載の化合物の使用。
【請求項１２】
グルコース低下薬がホルモン、ホルモン模倣剤、スルホニル尿素、ビグアナイド、メグリチニド、チアゾリジンジオン、αグルコシダーゼインヒビター、またはグルコース-6-ホスファターゼトランスロカーゼを標的としないアンチセンス化合物である、請求項１１記載の使用。
【請求項１３】
ホルモンまたはホルモン模倣剤がインスリン、GLP-1またはGLP-1アナログである、請求項１２記載の使用。
【請求項１４】
GLP-1アナログがエキセンディン-4またはリラグルチドである、請求項１３記載の使用。
【請求項１５】
スルホニル尿素がアセトヘキサミド、クロルプロパミド、トルブタミド、トラザミド、グリメピリド、グリピジド、グリブリドまたはグリクラジドである、請求項１２記載の使用。
【請求項１６】
ビグアナイドがメトホルミンである、請求項１２記載の使用。
【請求項１７】
メグリチニドがナテグリニドまたはレパグリニドである、請求項１２記載の使用。
【請求項１８】
チアゾリジンジオンがピオグリタゾン、ロシグリタゾンまたはトログリタゾンである、請求項１２記載の使用。
【請求項１９】
αグルコシダーゼインヒビターがアカルボースまたはミグリトールである、請求項１２記載の使用。
【請求項２０】
動物が糖尿病、II型糖尿病、インスリン抵抗性、インスリン欠乏症、高コレステロール血症、高血糖症、高脂血症、高トリグリセリド血症、高脂肪酸血症、肝臓脂肪症、メタボリックシンドローム、心臓血管病、または心臓血管系危険因子より選択される症状を有するか、有すると疑われる、請求項１１記載の使用。
【請求項１】
修飾ヌクレオシド間結合、修飾核酸塩基、または修飾糖より選択される少なくとも二つの化学的修飾を含む、グルコース-6-ホスファターゼトランスロカーゼをコードする核酸分子を標的とし、それにハイブリダイズし得る１３〜３０ヌクレオチド長のオリゴマー化合物であり、グルコース-6-ホスファターゼトランスロカーゼの発現を阻害する、オリゴマー化合物。
【請求項２】
デオキシヌクレオチドを含む第一の領域、ならびに2'-O-(2-メトキシエチル) ヌクレオチドを含む第二および第三の領域を有するキメラオリゴヌクレオチドである、請求項１記載のオリゴマー化合物。
【請求項３】
5’および3’の両末端に5個の2'-O-(2-メトキシエチル) ヌクレオチドを配置された10個のデオキシヌクレオチド領域を含むキメラオリゴヌクレオチドであり、各ヌクレオシド間結合がホスホロチオエートである、請求項１記載のオリゴマー化合物。
【請求項４】
グルコース-6-ホスファターゼトランスロカーゼの発現を少なくとも35％阻害する、請求項１記載のオリゴマー化合物。
【請求項５】
グルコース-6-ホスファターゼトランスロカーゼの発現を少なくとも35％阻害し、配列番号27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、40、41、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、52、53、54、55、56、57、57、58、59、60、61、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、157、158、159、160、161、163、164、165、166、167、168、169、171、172、173、175、176、177、178、179、180、181、183、184、185、186、187、188、189、190、192、193、194、195、196、198、199、200、または201より選択される、請求項１記載のオリゴマー化合物。
【請求項６】
動物の血糖を低下させるための医薬の調製における、請求項１記載の化合物の使用。
【請求項７】
動物のトリグリセリドを低下させるための医薬の調製における、請求項１記載の化合物の使用。
【請求項８】
トリグリセリドが循環性トリグリセリドである、請求項７記載の使用。
【請求項９】
動物の血清コレステロールを低下させるための医薬の調製における、請求項１記載の化合物の使用。
【請求項１０】
糖尿病、II型糖尿病、インスリン抵抗性、インスリン欠乏症、高コレステロール血症、高血糖症、高脂血症、高トリグリセリド血症、高脂肪酸血症、肝臓脂肪症、メタボリックシンドローム、心臓血管病、または心臓血管系危険因子より選択される症状を有するか、有すると疑われる動物を治療するための医薬の調製における、請求項１記載の化合物の使用。
【請求項１１】
現在、さらなるグルコース低下薬で治療されている動物の血糖を低下させるための医薬の調製における、請求項１記載の化合物の使用。
【請求項１２】
グルコース低下薬がホルモン、ホルモン模倣剤、スルホニル尿素、ビグアナイド、メグリチニド、チアゾリジンジオン、αグルコシダーゼインヒビター、またはグルコース-6-ホスファターゼトランスロカーゼを標的としないアンチセンス化合物である、請求項１１記載の使用。
【請求項１３】
ホルモンまたはホルモン模倣剤がインスリン、GLP-1またはGLP-1アナログである、請求項１２記載の使用。
【請求項１４】
GLP-1アナログがエキセンディン-4またはリラグルチドである、請求項１３記載の使用。
【請求項１５】
スルホニル尿素がアセトヘキサミド、クロルプロパミド、トルブタミド、トラザミド、グリメピリド、グリピジド、グリブリドまたはグリクラジドである、請求項１２記載の使用。
【請求項１６】
ビグアナイドがメトホルミンである、請求項１２記載の使用。
【請求項１７】
メグリチニドがナテグリニドまたはレパグリニドである、請求項１２記載の使用。
【請求項１８】
チアゾリジンジオンがピオグリタゾン、ロシグリタゾンまたはトログリタゾンである、請求項１２記載の使用。
【請求項１９】
αグルコシダーゼインヒビターがアカルボースまたはミグリトールである、請求項１２記載の使用。
【請求項２０】
動物が糖尿病、II型糖尿病、インスリン抵抗性、インスリン欠乏症、高コレステロール血症、高血糖症、高脂血症、高トリグリセリド血症、高脂肪酸血症、肝臓脂肪症、メタボリックシンドローム、心臓血管病、または心臓血管系危険因子より選択される症状を有するか、有すると疑われる、請求項１１記載の使用。
【公表番号】特表２００７−５３４３２５（Ｐ２００７−５３４３２５Ａ）
【公表日】平成１９年１１月２９日（２００７．１１．２９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−５０９７２２（Ｐ２００７−５０９７２２）
【出願日】平成１７年４月２１日（２００５．４．２１）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００５／０１４１１６
【国際公開番号】ＷＯ２００５／１１３０１６
【国際公開日】平成１７年１２月１日（２００５．１２．１）
【出願人】（５０５４２２０２８）アイシス ファーマシューティカルズ インコーポレイティッド (16)
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成１９年１１月２９日（２００７．１１．２９）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年４月２１日（２００５．４．２１）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００５／０１４１１６
【国際公開番号】ＷＯ２００５／１１３０１６
【国際公開日】平成１７年１２月１日（２００５．１２．１）
【出願人】（５０５４２２０２８）アイシス ファーマシューティカルズ インコーポレイティッド (16)
【Ｆターム（参考）】
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