説明

シートパッドの製造方法

【課題】成形型への小パッドの取付作業性を向上するとともに、シートパッド損傷のおそれを低減することができるシートパッドの製造方法を提供する。
【解決手段】成形型の内面に小パッド14を保持させておき、該成形型内に発泡原液を供給して発泡させることにより、パッド本体に小パッド14が一体化されたシートパッドを製造するに際し、成形型の内面に先端が拡大した横断面形状を持つ凸条28を設けておくとともに、小パッド14における成形型に対する取付け面14Aに凸条28が嵌合する凹溝30を設けておき、凸条28と凹溝30を嵌合させて小パッド14を成形型に保持させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用シートなどに用いられるシートパッドの製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、自動車用シートにはクッション性の高い軟質ポリウレタンフォームからなるシートパッドが使用されており、これを支持フレーム上に載置するとともに、パッド表面に表皮材を被せる等して、車両用シートとして構成されている。
【0003】
このようなシートパッドにおいて、例えばサイド部での剛性を確保するために、サイド部の底面側にパッド本体よりも高硬度のチップウレタンからなる小パッドを設ける場合がある。該小パッドは、成形型の内面に保持させておき、成形型内に発泡原液を供給して発泡させることにより、パッド本体に埋設一体化されている。
【0004】
従来、上記小パッドを成形型の内面に保持させるため、図10に示すように、成形型の内面に複数のピン100を設け、これら複数のピン100間で小パッド101の外周を挟み込むようにして、小バッド101を成形型内に取り付けることが行われている。
【0005】
しかしながら、このようなピン100による取付方法では、成形型への取り付け時に作業者がピンにより怪我をするおそれがある。また、シートパッドの発泡成形後に上型を開くときや上型からのシートパッドの脱型時に、ピン100がシートパッドと干渉して破れなどの損傷が発生するおそれがある。
【0006】
下記特許文献1には、成形型に対するチップ(小パッド)の位置決めを良好にし、またチップの損傷を防止するために、チップに十字形のスリットを設けておくとともに、成形型の内面に先端が拡大したピンを設けておき、該スリットとピンを係合させて、チップを成形型に保持させる方法が開示されている。しかしながら、この場合も、成形型の内面から大きく突出するピンを設けている以上、上型を開くときや上型からのシートパッドの脱型時にシートパッドが損傷する可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2001−170948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、成形型への小パッドの取付作業性を向上するとともに、シートパッド損傷のおそれを低減することができるシートパッドの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るシートパッドの製造方法は、成形型の内面に小パッドを保持させておき、前記成形型内に発泡原液を供給して発泡させることにより、パッド本体に前記小パッドが一体化されたシートパッドを製造する方法において、前記成形型の内面に先端側が拡大した横断面形状を持つ凸条を設けておくとともに、前記小パッドにおける前記成形型に対する取付け面に前記凸条が嵌合する凹溝を設けておき、前記凸条と前記凹溝を嵌合させて前記小パッドを前記成形型に保持させることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、成形型に設けた先端が拡大した横断面形状を持つ凸条に、小パッドの取付け面に形成した凹溝を嵌合させて、該小パッドを成形型に保持させるようにしたので、上記横断面形状自体による保持効果とともに、凸条と凹溝による長手方向に延びる凹凸嵌合による保持効果によって、ピンのように成形型内面から大きく突出したものでなくても、十分な保持効果を発揮することができる。そのため、成形型への小パッドの取付作業性を向上しつつ、上型を開くときやシートパッドの脱型時におけるシートパッドの損傷のおそれを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の1実施形態におけるシートパッドの斜視図
【図2】実施形態におけるシートパッドの成形型の斜視図
【図3】図2のIII−III線に相当する断面での成形型と小パッドの取り付け前の断面図
【図4】同上の取付け状態での断面図
【図5】成形型と小パッドの取付構造を示す斜視図
【図6】他の実施形態に係る成形型と小パッドの取付構造を示す断面図
【図7】更に他の実施形態に係る成形型と小パッドの取り付け前の断面図
【図8】図7の実施形態における取付け状態での断面図
【図9】更に他の実施形態に係る成形型への小パッドの取付構造を示す斜視図
【図10】従来の成形型への小パッドの取付構造を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0013】
図1に示される実施形態のシートパッド10は、自動車シートにおいて、着座者である乗員の臀部を支持するためのシートクッションに用いられるパッドであり、軟質ポリウレタンフォームなどの弾力性を持つ発泡成形体からなる。この例では、シートパッド10は、自動車の2人又は3人掛け後席シートにおけるシートクッション用パッドであり、軟質ポリウレタンフォームからなるパッド本体12と、該パッド本体12のサイド部における裏面(下面)側に埋設一体化された小パッド14とを備えてなる。なお、符号16は、乗員が腰掛ける座部に相当する部分である。
【0014】
小パッド14は、後席シートにおけるサイド部の剛性を確保するために埋設されており、この例では、パッド本体12よりも高硬度のチップウレタン成形体が用いられている。チップウレタン成形体は、軟質ポリウレタンフォームのチップをバインダーと共にプレス成形してなるものであり、容易に所望の形状に成形することができ、硬度調整も容易に行うことができるものである。小パッド14は、この例では直方体状をなしており、その一面がシートパッド10の裏面に露出した状態で埋設されている。
【0015】
なお、小パッド14としては、チップウレタン成形体には限定されず、例えば、ウレタン以外の発泡樹脂をバインダーなどとともにプレス成形してなる各種チップ、スラブウレタンなどの各種発泡樹脂からなるスラブ材、ポリウレタンフォームのモールド成形品などの各種発泡樹脂モールド成形体、PPビーズなどのビーズ法発泡ポリプロピレン成形体、シリコーンゴムなど、各種弾性材の成形品が挙げられる。また、本実施形態では、剛性付与のために小パッド14をパッド本体12よりも高硬度としたが、本発明はこれに限らず、柔軟性を付与するためにパッド本体12よりも低硬度のものを用いてもよい。
【0016】
図2は、シートパッド10を発泡成形するための成形型20であり、パッド表面(上面)側を成形する上方に開口する下型22と、パッド裏面(下面)側を成形する上型24とを備える。上型24は、下型22の一辺側に配されたヒンジ26を介して下型22に対し回動可能に設けられており、下型22の上面開口を開閉することで、下型22との間にパッド形状に対応する発泡空間であるキャビティを形成するように構成されている。
【0017】
成形型20を用いてシートパッド10を製造する際には、成形型20の内面に小パッド14を保持させておき、成形型20に発泡原液を供給して発泡させることによりパッド本体12を小パッド14に一体に発泡成形させる。
【0018】
成形型20の内面には、小パッド14を保持するための凸条28が設けられている。凸条28は、図2に示すように上型24の左右両側部にそれぞれ設けられており、左右方向に延びるストレートの筋状に形成されている。
【0019】
凸条28は、図3に示すように先端28Bが拡大した横断面形状(凸条28の長手方向に垂直な断面での形状)を持つものである。この例では、凸条28の横断面形状は、当該凸条28の付け根部28Aから先端28Bに向かって漸次広がる逆テーパ状(逆台形状)をなしており、凸条28の長手方向で一定の断面形状に形成されている。
【0020】
これに対し、小パッド14には、成形型20に対する取付け面14Aに、上記凸条28が嵌合する凹溝30が設けられている。凹溝30は、図3に示されるように凸条28に対応した横断面形状を有しており、従って、開口側に対して奥側が拡大した横断面形状を有し、より詳細には、開口側の取付け面14Aから奥側に向かって漸次広がる逆テーパ状(逆台形状)をなして、蟻溝(アリミゾ)状に形成されている(図5参照)。また、凹溝30は、凸条28と同様、ストレート状をなし、かつ長手方向で一定の断面形状に形成されている。そして、凹溝30は凸条28が隙間なく嵌合するように寸法設定されており、これにより凸条28と凹溝30が嵌合することで、小パッド14がしっかりと成形型20に保持されるように構成されている。
【0021】
図5に示すように、凹溝30は、小パッド14の取付け面14Aを横断し、長手方向の両端30E,30Eにおいて小パッド14の両側面14B,14Cに開口する溝状に形成されている。詳細には、凹溝30は、取付け面14Aの縦方向(長方形状をなす取付け面14Aにおける長辺に沿った方向)の中央部において、取付け面14Aの横方向(取付け面14Aにおける短辺に沿った方向)の全幅にわたって横断するように形成されている。
【0022】
一方、該凹溝30に嵌合する凸条28は、長手方向での寸法が凹溝30と同一に設定されており、これにより、凹溝30の長手方向両端30E,30Eを、凸条28の長手方向における両端28E,28Eに一致させて、凸条28と凹溝30を嵌合させることができるようになっている。
【0023】
図2〜4に示すように、この例では、成形型20(詳細には、上型24)の内面には、小パッド14の取付け面14A側の端部を受け入れる嵌合凹所32が設けられており、成形型20に対する小パッド14の位置決めを容易にし、また上型24に対する小パッド14の保持安定性を高めている。
【0024】
嵌合凹所32は、小パッド14の取付け面14A側の端部を略全周にわたって取り囲むように型表面から突出した枠状突起34により形成されている。凸条28は、この嵌合凹所32を横断して枠状突起34の左右両側辺を連結するように形成されている(図2参照)。なお、枠状突起34は、この例では周方向の一部が切り欠かれているが、このような切り欠き形状を持つものも枠状突起に含まれる。
【0025】
嵌合凹所32に嵌め込まれた小パッド14は、必ずしも嵌合凹所32内にぴったりと隙間なく嵌合している必要はなく、上記の位置決め機能や保持安定性を損なわない範囲であれば微小隙間のある嵌合であってもよい。この例では、このような隙間のある嵌合とされており、これにより、嵌合凹所32内に小パッド14を装入しやすくしながら、位置決め機能と保持安定性を発揮するようにしている。
【0026】
小パッド14を成形型20に取り付ける際には、図2に示すように上型24を開いた状態で、図3〜5に示すように上記凸条28と凹溝30を嵌合させることにより、小パッド14を上型24に保持させる。詳細には、小パッド14の両側面14B,14Cに開口している凹溝30の長手方向両端30E,30Eを目印にして、当該両端を凸条28の長手方向の両端28E,28Eに一致させるようにして小パッド14を型面に押し付ける。これにより、弾性材からなる小パッド14は、凹溝30周りが弾性変形することで、凹溝30内に凸条28が入り込み、これにより凸条28と凹溝30が嵌合する。この例では、更に、上記嵌合凹所32が設けられているので、小パッド14を嵌合凹所32に嵌め込むことにより凸条28と凹溝30が嵌合し、小パッド14は上型24に保持される。
【0027】
このようにして小パッド14を上型24に取り付けた後、不図示の注入装置から下型22内にポリウレタンフォーム原料を注入し、上型24を閉じることにより成形型20を型閉めして、キャビティ内でパッド本体12を発泡成形させる。これにより、小パッド14はパッド本体12に一体化される。
【0028】
その後、上型24を開いて、脱型することにより、シートパッド10が得られる。このようにして得られたシートパッド10において、小パッド14は、上記取付け面14Aがシートパッド10の裏面に露出した状態で埋設され、そのため、凹溝30がパッド裏面に露出した状態となるが、裏面側なのでシートの外観には何らの影響も与えない。
【0029】
以上説明した本実施形態であると、上型24の凸条28に小パッド14の凹溝30を嵌合させて小パッド14を成形型20に保持させるようにしたので、これら凹凸の横断面形状自体による保持効果とともに、凸条28と凹溝30による線状に延びる凹凸嵌合による保持効果によって、従来のピンのように成形型内面から大きく突出したものでなくても、十分な保持効果を発揮することができる。そのため、成形型20への小パッド14の取付作業性を向上しつつ、上型24を開くときやシートパッド10の脱型時におけるシートパッド10の破れなどの損傷をなくすことができる。
【0030】
また、小パッド14を保持するための突起が従来のピンではなく、所定の長さを持つ凸条28であるため、成形型20の内面に離型剤をスプレー吹きつけなどにより塗布する場合に、凸条28の側面に離型剤を塗布しやすく、そのため、良好な脱型性を得ることができる。
【0031】
また、上記凹溝30を、小パッド14の取付け面14Aを横断して小パッド14の両側面14B,14Cに開口させて形成したので、凹溝30の両端30E,30Eを凸条28の両端28E,28Eに一致させることで、凸条28と凹溝30を嵌合させる際の位置あわせが容易であり、取付け作業性に優れる。また、このような両側面14B,14Cに開口する凹溝30形状であると、直方体状のチップウレタンから打ち抜き加工で凹溝30を形成するのが容易である。
【0032】
また、上型24の内面に上記嵌合凹所32を設けたことにより、小パッド14を嵌合凹所32に嵌め込むことにより、凸条28と凹溝30を簡単に嵌合させることができ、上型24の内面に対する小パッド14の位置決めを容易にし、また上型24に対する小パッド14の保持性能を高めることができる。すなわち、凸条28と凹溝30とによる嵌合保持とともに、その周りで小パッド14の端部が嵌合凹所32により嵌合状態に受け入れられることにより、小パッド14をより安定的に保持することができる。
【0033】
上記実施形態では、凸条28の横断面形状を逆テーパ状に形成したが、本発明では、付け根部28Aに対して先端28B側が拡大した横断面形状を持つ限りこれに限らず、例えば、図6に示すように、横断面円形状に膨らむ凸条28を設けるとともに、これに嵌合する凹溝30を横断面円形状に陥没させて設けてもよい。その他、種々の横断面形状をとることができる。
【0034】
また、上記実施形態では、凸条28と凹溝30の横断面形状を同形状としたが、両者は互いに嵌合する限り厳密に同形状でなくてもよい。例えば、図7に示すように、凸条28の一方の側面28Sに凹み36を設け、図8に示すように、凸条28と凹溝30を嵌合させたときに、凸条28の一方の側面28Sと凹溝30の側面30Sとの間に、凹み36による空隙38が形成されるようにしてもよい。
【0035】
より詳細には、図7において、凸条28は、その付け根部28Aから先端28Bに向かって広がる逆テーパ状の横断面形状を基本として、当該凸条28の一方の側面28Sにおける付け根部28A側に凹み36を有する。凹み36は、凸条28の上下両側面のうちの一方の側面28Sのみに設けられ、付け根部28Aから先端28B側に向かって漸次深くなる断面三角形の切り欠き状に形成され、凸条28の長手方向の全体にわたって設けられている。一方、凹溝30は、上記実施形態からの変更はなく、即ち、凸条28の基本となる逆テーパ状の横断面形状に対応させて開口側の取付け面14Aから奥側に向かって広がる逆テーパ状(逆台形状)の横断面形状に形成されている。そして、図8に示すように、凸条28と凹溝30を嵌合させたときに、凸条28の一方の側面28Sと凹溝30の側面30Sとの間に、上記凹み36による空隙38が確保されている。
【0036】
このように凸条28の一方向に凹み36を設けたことにより、シートパッド10の脱型時に凸条28が引っ掛かりにくくすることができる。すなわち、脱型時に、矢印X(図8参照)で示す方向に小パッド14が動いていったときに、凹溝30の開口側の角部30A(図7参照)が上記凹み36に入り込むことでX方向への小パッド14の回動が容易となり(つまり、凹み36が回動時における角部30Aの逃げ部となる。)、凸条28と凹溝30の嵌合を解除しやすく、シートパッド10を脱型しやすくなる。
【0037】
また、上記実施形態では、小パッド14を上型24に取り付けるようにしたが、小パッド14の取付け位置は、成形型20の内面であれば種々の位置に取り付けることができ、特に限定されない。例えば、図9に示すように、下型22の側面22Aに取り付けるようにしてもよい。この場合、特に、ヒンジ26とは反対側に位置する下型側面22Aに小パッド14を取り付ける場合、脱型性を考慮して、凸条28は、図9に示すように、該下型側面22Aにおいて、凸条28の長手方向が上下方向に向くように、即ち上下方向に延びて形成されることが好ましい。
【0038】
なお、上記実施形態では、小パッド14をシートパッド10のサイド部裏面側に埋設するように構成したが、本発明において、小パッド14の埋設位置は、特に限定されず、シートパッド10の様々な部位に埋設させることができる。また、上記実施形態では、各小パッド14に凹溝30を1本のみ設けたが、1つの小パッド14に2本以上の凹溝30を設けてもよく、特に限定されない。また、上記実施形態では、着座者の臀部を支持するためのシートクッションパッドに適用したが、背もたれ部に適用することもできる。更に、3人掛けの後席シートには限られず、例えば1人掛けの前席シートにも当然に適用可能である。その他、一々列挙しないが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0039】
10…シートパッド、 12…パッド本体
14…小パッド、14A…取付け面、14B,14C…側面
20…成形型
28…凸条、28A…付け根部、28B…先端、28E…長手方向の端、28S…一方の側面
30…凹溝、30E…長手方向の端、30S…側面
32…嵌合凹所
36…凹み、 38…空隙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
成形型の内面に小パッドを保持させておき、前記成形型内に発泡原液を供給して発泡させることにより、パッド本体に前記小パッドが一体化されたシートパッドを製造する方法において、
前記成形型の内面に先端側が拡大した横断面形状を持つ凸条を設けておくとともに、前記小パッドにおける前記成形型に対する取付け面に前記凸条が嵌合する凹溝を設けておき、前記凸条と前記凹溝を嵌合させて前記小パッドを前記成形型に保持させる
ことを特徴とするシートパッドの製造方法。
【請求項2】
前記凹溝が、前記小パッドの取付け面を横断して長手方向の両端において前記小パッドの両側面に開口する溝状に形成され、前記凹溝の両端を前記凸条の長手方向における両端に一致させて前記凸条と前記凹溝を嵌合させることを特徴とする請求項1記載のシートパッドの製造方法。
【請求項3】
前記凸条の横断面形状が、当該凸条の付け根部から先端に向かって広がる逆テーパ状をなしていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシートパッドの製造方法。
【請求項4】
前記凸条の一方の側面に凹みが設けられ、前記凸条と前記凹溝を嵌合させたときに前記凸条の一方の側面と前記凹溝の側面との間に前記凹みによる空隙が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシートパッドの製造方法。
【請求項5】
前記成形型の内面に、前記小パッドの取付け面側の端部を受け入れる嵌合凹所を設けておき、前記小パッドを前記嵌合凹所に嵌め込むことにより前記凸条と前記凹溝を嵌合させて前記小パッドを前記成形型に保持させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のシートパッドの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−207000(P2011−207000A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−76007(P2010−76007)
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【出願人】(000003148)東洋ゴム工業株式会社 (2,711)
【Fターム(参考)】