説明

スタンド装置

【課題】スタンドベースに着脱自在に取付けられる回動アームに装着する装着体の旋回方向の回動位置の選択設定と設定後の保持状態が確実に行なえる小型のスタンド装置を提供する。
【解決手段】スタンドベース30上に設けた円形の円筒部302の内面に係合突起304を設け、回動アーム40に円筒部302と同心円状であり円筒部302内に嵌め込まれる円板402を設け、円板402に係合突起304と歯合する複数の凹部405を設け、スタンドベース30に対する回動アーム40の旋回方向の任意の回動位置でもって円筒部302に円板402を嵌めこみ、係合突起304を凹部405に歯合させて回動方向の位置を固定するように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、設置箇所に固定されるスタンドベースと、スタンドベースに着脱自在であって装着体を装着する回動アームとからなるスタンド装置に関し、特に、装着体を車両などに設置して使用する場合に適用されるスタンド装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、車載用電子機器として音楽再生機能やデジタル放送受信機能を内蔵したナビケーション装置が普及している。これらの車載用電子機器は、車内のダッシュボードなどに固定されたスタンド装置に取付けられている。
【0003】
この種のスタンド装置としては、例えば、下記の特許文献1(特開平8−295185号公報)に示す従来技術が提案されている。この従来の着脱式スタンドにおいては、車載用電子機器としてのGPSモニターを装着したアタッチメントをベース雲台によってスタンドベースに対して選択的に着脱可能に連結するようにしたものである。また、この着脱式スタンド装置には、ベース雲台の旋回位置をロックする旋回ロック機能部が設けられている。これにより、GPSモニターは左右方向に向きを自由に旋回操作して所望の位置でロックして使用できる。
【特許文献1】特開平8−295185号公報(段落[0016]〜段落[0020]、段落[0028])
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の着脱式スタンドにおいては、車両の走行中に生じる振動によって旋回ロック機能部によるロックが緩んでしまい装着体である車載用電子機器が左右方向に回転してしまうおそれがあった。そのため、旋回ロック機能部のロックはしっかりとしなければならなかった。
【0005】
特に、車載用電子機器が高性能な携帯型ナビケーション装置のように、ナビケーション回路の他に、音楽再生機能やデジタル放送受信機能といった各種機能を内蔵したものは、その重量が大きいので振動によって旋回ロック機能部におけるロック状態の緩みを防止することが困難であった。
【0006】
また、従来の着脱式スタンドにおいては、アタッチメントをスタンドベースに着脱する機構が多くの部品を用いたものであり、装置全体の小型化の障害になっていた。
【0007】
そこで、本発明は、上記の問題点を解消することを課題とし、設置箇所に設置される装着体の旋回方向の回動位置の選択設定と設定後の保持状態が確実に行なえる小型のスタンド装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本願の請求項1に係る発明は、
載置面に固定されるスタンドベースと、該スタンドベースに着脱自在であって装着体を装着する回動アームと、からなるスタンド装置であって、
内面に係合突起を設けた円筒部材(例えば下記実施例では、円筒部302に相当する)と、
前記係合突起と歯合する複数の凹部が端部に形成され、前記凹部と前記係合突起とが歯合するように前記円筒部材内に嵌め込まれる円形部材(例えば下記実施例では、円板402に相当する)と、
を備え、
前記円筒部材と円形部材のいずれか一方を前記スタンドベースに設け、他方を前記回動アームに設けたことを特徴とする。
【0009】
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係るスタンド装置において、
前記円筒部材には、中心軸上に沿って垂立する周囲に係止溝を有する係止用突起(例えば下記実施例では、係止用突起303に相当する)が形成され、
前記円形部材には、前記係止用突起が挿入される中空部(例えば下記実施例では、中空部406に相当する)が形成され、該中空部に、
前記係止用突起が貫通する貫通孔が形成され、該貫通孔の縁部分が前記係止溝に係合する厚みを有した係止プレート(例えば下記実施例では、係止プレート408に相当する)と、
前記貫通孔の縁が前記係止溝に係合する位置に前記係止プレートを弾性的に偏倚する偏倚手段(例えば下記実施例では、コイルばね411に相当する)と、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本願の請求項3に係る発明は、請求項2に係るスタンド装置において、前記係止プレートを前記偏倚手段の偏倚力に逆らって変位させる操作手段(例えば下記実施例では、スライドロックレバー413に相当する)を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明のスタンド装置は、次に示すような優れた効果を奏する。
【0012】
すなわち、請求項1に係る発明においては、スタンド装置は、内面に係合突起を有する円筒部材と、係合突起に歯合する複数の凹部が形成された円筒部材内に嵌め込まれる円形部材と、備えている。
【0013】
このような構成によれば、スタンドベースに対する回動アームの旋回方向の回動位置は円筒部材内での円形部材の回動方向の位置によって決まる。そして、その位置で係合突起が選択された凹部に歯合するので旋回方向の回動位置が固定される。従って、回動アームに取付けられた装着体は旋回方向に任意の位置を取ることができると共に、旋回方向の位置が歯合状態で固定されるので振動などの外力によって動いてしまうことないスタンド装置を提供できる。更に、円筒部材の内面側には、係合突起、複数の凹部などの旋回方向の回動位置の選択・設定のための部材が納まるのでスタンド装置を小型にできる。
【0014】
また、請求項2に係る発明においては、スタンド装置は、円筒部材の中心には周囲に係止溝が形成された係止用突起が設けられ、円形部材には係止用突起を通過させる中空部が形成されている。そして、中空部には、係止用突起を通過する貫通孔が形成され、貫通孔の縁部分が係止溝に係合する係止プレートと、貫通孔の縁が係止溝に係合する位置に係止プレートを弾性的に偏倚する偏倚手段と、が設けて、円筒部内の中央部分で係止用突起と係止プレートとの係合を得るように配置している。
【0015】
従って、このような構成によれば、係止溝を有する係止用突起、貫通孔を有する係止プレートなどの部材が円筒部の内側の中空部分を利用して配置されているので、回動アームをスタンドベースに着脱自在に取付けるための機構全体がコンパクトになったスタンド装置を提供できる。
【0016】
また、請求項3に係る発明においては、請求項2に係るスタンド装置において、係止プレートを前記偏倚手段の偏倚力に逆らって変位させる操作手段を設けている。従って、円形部材を円筒部材内に嵌め込んで係合を行なう際に、操作手段によって係止プレートが偏倚手段の偏倚力に逆らってスライドする。そのため、貫通孔に係止用突起が何処にも当たることなく貫通するので、円形部材を円筒部材内に容易に嵌めこむことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのスタンド装置を例示するものであって、本発明をこのスタンド装置に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のスタンド装置にも等しく適用し得るものである。
【実施例】
【0018】
図1は、本発明の一実施例に係るスタンド装置によって携帯型ナビケーション装置を設置した状態を示す正面図、図2は、図1におけるA−A線で切断した断面図、図3は、本発明の一実施例に係るスタンド装置をスタンドベースと回動アームに分離した状態を示す斜視図、図4は、図3におけるスタンドベースと回動アームとを一体にしたスタンド装置を示す斜視図、図5は、図1におけるスタンド装置に携帯型ナビケーション装置を取付けた状態を示す斜視図である。
【0019】
本実施例に係るスタンド装置10は、図1、図2及び図5で示すように、装着体である携帯型ナビケーション装置20を車両に搭載するために用いられるものであり、図3及び図4で示すように、スタンドベース30と回動アーム40とで構成されている。
【0020】
携帯型ナビケーション装置20は、図1及び図2で示しように、偏平で矩形の筐体201と、筐体201の前面にタッチパネル式の表示操作面202と、筐体201の背面中央部に設けられたスタンド装置10を装着するための装着部(図示せず)とを備え、筐体201内には、ナビケーション機能、音楽再生機能、デジタル放送受信機能、電池などが内蔵されている。携帯型ナビケーション装置20は、車両に搭載されたときには車両から電力の供給を受けて使用され、車両外で携帯されたときには内蔵する電池から電力の供給を受けて使用される。
【0021】
スタンドベース30は、プレート301と、プレート301上に設けられた円形状の円筒部302と、円筒部302の中心に設けられた係止用突起303と、から構成されている。円筒部302の側面内周には係合突起304が設けられている。また、係止用突起303の周囲には係止溝305が形成されている。係止用突起303の先端部分には先細りとなるテーパ面306が形成されている。ここで、円筒部302はその底面がプレート301の上面に固着されている。
【0022】
回動アーム40は、支持部401と、支持部401の下部に設けた円筒部302内に収まる外形を有する円板402と、支持部401の上部に上下に回動可能に設けた連結部403と、連結部403の先端に設けられ携帯型ナビケーション装置20を着脱自在に装着する被装着部404と、から構成されている。
【0023】
ここで、連結部403は支軸によって支持部401に回動自在に取り付けられ、その回動位置がロック機構(図示せず)によりロックされるようになっている。また、被装着部404は携帯型ナビケーション装置20を装着した状態を保持するロック機構(図示せず)を有している。
【0024】
円板402の外周には、係合突起304が係合する複数の凹部405が形成されている。即ち、円板402は部分的に凹部405が形成された歯車となっている。円板402は、外周部分を除いて下面側が切り欠かれ、この切欠き部分が支持部401内に形成された中空状の中空部406に連なっている。そして、この中空部406内に係止用突起303が位置するようになっている。
【0025】
中空部406内には、係止用突起303の直径よりも大きな直径の貫通孔407が形成され、この貫通孔407の縁が係止溝305に係合する厚さに形成された係止プレート408が配置されている。係止プレート408上には貫通孔407を挟んで一対の垂立壁409、410が設けられている。一方の垂立壁409と中空部406の内周面との間には偏倚手段を構成するコイルばね411が圧縮状態で介挿されている。他方の垂立壁410に対応する支持部401には開口412が形成されている。そして、この他方の垂立壁410には開口412に臨まされたスライドロックレバー413が取り付けられている。
【0026】
このように、係止溝305が形成された係止用突起303、貫通孔407が形成された係止プレート408、弾撥力のあるコイルばね411、スライドロックレバー413などにより、回動アーム40をスタンドベース30に着脱自在に取付けるための機構が構成されている。
【0027】
また、円筒部302の係合突起304、凹部405が形成された円板402などによって、スタンドベース30に対する回動アーム40の旋回位置を設定しロックする機構が構成されている。
【0028】
次に、上述した本実施例のスタンド装置10の設置方法について説明する。
【0029】
まず、図3で示すように、回動アーム40と分離したスタンドベース30を用意し、このスタンドベース30を車両などのダッシュボードの携帯型ナビケーション装置20を設置すべき箇所に、そのプレート301の底面に両面テープを貼着して固定する。
【0030】
そして、固定されたスタンドベース30の円筒部302内に回動アーム40の円板402を嵌め込む。この嵌め込みに際しては、スタンドベース30に対する回動アーム40の旋回方向の位置を定め、この位置に相当する凹部405に係合突起304を合わせ、回動アーム40を上方から押し付ける。
【0031】
その結果、係止プレート408に形成された貫通孔407の縁が係止用突起303の先端に当たるが、そのテーパ面306に案内され係止プレート408がコイルばね411の弾撥力に逆らってスライドする。さらに円板402が円筒部301内に押し込まれると、最終的には、コイルばね411の弾撥力によってスライドされた係止プレート408に形成された貫通孔407の縁が係止溝305に係合し、係止プレート408が係止用突起303に係止される。同時に、係合突起304が所定の凹部405に歯合される。
【0032】
このようにして、図4で示すように、回動アーム40はスタンドベース30に取付けられる。その後、図5で示すように、携帯型ナビケーション装置20は、被装着部404に装着され、車両に搭載された状態で使用される。
【0033】
この回動アーム40をスタンドベース30に取付ける場合、スライドロックレバー413を押し込む方向にスライドさせれば、係止プレート408がコイルばね411の弾撥力に逆らってスライドする。そのため、貫通孔407に係止用突起303が何処にも当たることなく貫通するので、回動アーム40の押下げ力を少なくできる。
【0034】
また、回動アーム40は初めに携帯型ナビケーション装置20を装着し、その後に携帯型ナビケーション装置20を支持した状態でスタンドベース30に取付けるようにしてもよい。
【0035】
車両に搭載された携帯型ナビケーション装置20を取外す場合は、スライドロックレバー413を押し込む方向にスライドさせ、係止プレート408をコイルばね411の弾撥力に逆らってスライドさせる。そして、貫通孔407の縁と係止溝305との係合状態を解除し、支持部401を上方に持ち上げる。
【0036】
その結果、係止プレート408と係止用突起303との係合が解除され、回動アーム40をスタンドベース30から分離できる。その後、回動アーム40から携帯型ナビケーション装置20を取外す。
【0037】
車両に搭載された携帯型ナビケーション20の旋回方向の位置を変更したい場合は、回動アーム40とスタンドベース30とを分離した状態で、携帯型ナビケーション装置20を変更したい位置に旋回し、その位置で円板402が円筒部302に嵌め込まれるように回動アーム40をスタンドベース30に押し付ける。
【0038】
その結果、係合突起304は変更後の位置に対応する凹部405に歯合する。一方、回動アーム40は係止プレート408が再び係止用突起303に係合することによりスタンドベース30に取付けられる。このようにして旋回方向の位置が変更されて取付けられた携帯型ナビケーション装置20はその位置がロックされた状態で車両に搭載される。
【0039】
従って、上述した本発明の一実施例によれば、携帯型ナビケーション装置20を車両に設置する場合は、スタンドベース30を設置箇所に固定し、スタンドベース30側の円筒部302に回動アーム40を嵌めこんで取付け、回動アーム40の被装着部404に携帯型ナビケーション装置20を装着すればよい。ここで、スタンドベース30は内面に係合突起304を有する円筒部302が設けられ、回動アーム40に円筒部302内に嵌め込まれる円板402が設けられ、円板402には係合突起304に歯合する複数の凹部405が形成されている。
【0040】
そのため、スタンドベース30に対する回動アーム40の旋回方向の回動位置は円筒部302内での円板402の回動方向の位置によって決まる。そして、その位置で係合突起304が凹部405に歯合するので旋回方向の回動位置が固定される。この固定状態は、歯合状態で固定されるので振動などの外力によって旋回方向の位置が動いてしまうことがない。そのため、比較的重量の大きい携帯型ナビケーション装置20が車両の振動などによって大きな外力を受けても向きが変わってしまうことがない。
【0041】
また、携帯型ナビケーション装置20の表示面201はその向きを変更した場合がある。この場合は、円板402を円筒部302から一旦取外し、変更後の位置で再び円板402を円筒部302に嵌め込むことによりその位置での係止突起304と歯45を歯合させるだけで携帯型ナビケーション装置20の旋回方向の位置を選択し設定できる。
【0042】
また、回動アーム40をスタンドベース30に着脱自在に取付ける構成は、スタンドベース30側の円筒部302の中心に周囲に係止溝305が形成された係止用突起303を設け、回動アーム40側の円板402には係止用突起303を通過させる中空部406を形成している。
【0043】
そして、回動アーム40には、係止用突起303が貫通する貫通孔407が形成されると共に、この貫通孔407の縁部分が係止溝305に係合する厚さに形成された係止プレート408を設けている。
【0044】
更に、回動アーム40には、貫通孔407の縁が係止溝305に係合する位置に係止プレート408を弾性的に偏倚するコイルばね411と、係止プレート408をコイルばね411の偏倚力に逆らって変位させるスライドロックレバー413と、を設け、円筒部302の中央部分で係止用突起303と係止プレート408との係合を得るように配置している。
【0045】
そのため、回動アーム40をスタンドベース30に取付ける場合は、スライドロックレバー413の操作によって係止プレート408をスライドさせ、貫通孔407に係止用突起303を貫通させるように円板402を円筒部302に嵌め込み、コイルばね411の偏倚力によって係止プレート408を再び原位置に復帰させれば係止用突起303との係合が達成される。
【0046】
一方、回動アーム40をスタンドベース30から分離する際には、スライドロックレバー413の操作によって係止プレート408をスライドさせ、係止プレート408の係止用突起303への係合を解除し、円板402を円筒部302から取出すことにより達成できる。
【0047】
また、係止用突起303の先端にテーパ面306が形成されているため、回動アーム40側に設けた円板402を円筒部302内に嵌め込んで係合を行なう際に、係止プレート408の貫通孔407の縁がテーパ面306に案内され係止プレート408がコイルばね411の偏倚力に逆らってスライドする。その結果、貫通孔407と係止用突起303との間にガタが生じても貫通孔407の縁が係止溝305に確実に係合される。
【0048】
また、全体的な構成において、円筒部302の内面側には、旋回方向の回動位置の選択・設定のための係合突起304、複数の凹部405などの部材が納まっている。同時に、回動アーム40をスタンドベース30に着脱自在に取付けるための係止溝305を有する係止用突起303、貫通孔407を有する係止プレート408などの部材が円筒部302の内側部分を利用して配置されている。そのため、スタンド装置10全体がコンパクトになる。
【0049】
なお、上記実施例においては、係合突起304は円筒部302の側面内周に設けたが、本発明はこれに限定されることなく、係合突起304を円筒部302の底面内側に設け、これと歯合するための凹部405を円板402の下面に設けるようにしてもよい。
【0050】
また、上記実施例においては、係合突起304は円筒部302側に設け、凹部405は円板402側に設けたが、本発明はこれに限定されることなく、係合突起304を円板402側に設け、凹部405を円筒部302側に設けるようにしてもよい。
【0051】
また、上記実施例においては、装着体としては携帯型ナビケーション装置20としたが、本発明はこれに限定されることなく、携帯通信機器や携帯音楽再生装置、その他の各種電子機器などにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の一実施例に係るスタンド装置によって携帯型ナビケーション装置を設置した状態を示す正面図である。
【図2】図1におけるA−A線で切断した断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係るスタンド装置をスタンドベースと回動アームに分離した状態を示す斜視図である。
【図4】図3におけるスタンドベースと回動アームとを一体にしたスタンド装置を示す斜視図である。
【図5】図1におけるスタンド装置に携帯型ナビケーション装置を取付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0053】
10・・・・スタンド装置
20・・・・携帯型ナビケーション装置
30・・・・スタンドベース
40・・・・回動アーム
301・・・プレート
302・・・円筒部
303・・・係止用突起
304・・・係合突起
305・・・係止溝
306・・・テーパ面
401・・・支持部
402・・・円板
403・・・連結部
404・・・被装着部
405・・・凹部
406・・・中空部
407・・・貫通孔
408・・・係止プレート
409,410・・・垂立壁
411・・・コイルばね
412・・・開口
413・・・スライドロックレバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
載置面に固定されるスタンドベースと、該スタンドベースに着脱自在であって装着体を装着する回動アームと、からなるスタンド装置であって、
内面に係合突起を設けた円筒部材と、
前記係合突起と歯合する複数の凹部が端部に形成され、前記凹部と前記係合突起とが歯合するように前記円筒部材内に嵌め込まれる円形部材と、
を備え、
前記円筒部材と円形部材のいずれか一方を前記スタンドベースに設け、他方を前記回動アームに設けたことを特徴とするスタンド装置。
【請求項2】
前記円筒部材には、中心軸上に沿って垂立する周囲に係止溝を有する係止用突起が形成され、
前記円形部材には、前記係止用突起が挿入される中空部が形成され、該中空部に、
前記係止用突起が貫通する貫通孔が形成され、該貫通孔の縁部分が前記係止溝に係合する厚みを有した係止プレートと、
前記貫通孔の縁が前記係止溝に係合する位置に前記係止プレートを弾性的に偏倚する偏倚手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のスタンド装置。
【請求項3】
前記係止プレートを前記偏倚手段の偏倚力に逆らって変位させる操作手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のスタンド装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−64552(P2010−64552A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−231018(P2008−231018)
【出願日】平成20年9月9日(2008.9.9)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】