説明

ステロイドホルモン核内受容体のモジュレーターとしての化合物および組成物

本発明は、ステロイドホルモン核内受容体の活性化に関連する疾患または障害を処置または予防する化合物、このような化合物を含む医薬組成物、およびこのような化合物の使用方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願との相互関連
本明細書は2004年7月28日に出願のU.S.仮出願特許出願番号60/592,076の優先権主張をする。該出願の全記載は、引用により、その全体として、かつすべての目的に関して、本出願に包含される。
【0002】
本発明は、ステロイドホルモン核受容体の活性化に関連する疾患または障害を処置または予防するための化合物、このような化合物を含む医薬組成物、およびこのような化合物の使用方法を提供する。
【背景技術】
【0003】
ステロイドホルモン受容体は、核内ホルモン受容体スーパーファミリーのサブセットを示す。その天然の状態で受容体と複合体である同種のリガンドにより名付けられたため、ステロイドホルモン核内受容体は、グルココルチコイド受容体(GR)、アンドロゲン受容体(AR)、ミネラルコルチコイド受容体(MR)、エストロゲン受容体(ER)、およびプロゲステロン受容体(PR)を含む。MRは、上皮組織、心臓、腎臓、脳、血液組織および骨で発現する。アルドステロンはMRの内在性リガンドであり、主に副腎、心臓、脳および血管で合成される。いくつかの有害事象、例えば:ナトリウム/水貯留、腎臓線維症、血管炎症、血管線維症、内皮機能障害、冠状動脈炎症、冠血流量の減少、心室性不整脈、心筋線維症、心室肥大および心臓血管系、主に心臓、血管および腎臓への直接的損傷は、アルドステロンに起因する。全ての標的臓器のアルドステロン活性は、MR受容体の活性化を介する。GRはほとんど全ての組織および臓器系で発現し、中枢神経系の機能の完全性および心臓血管、代謝ならびに免疫ホメオスタシスの維持に重要である。
【0004】
本発明の新規化合物は、ステロイドホルモン核内受容体活性を調節し、それゆえ異常ステロイド核内ホルモン受容体活性が疾患の病状および/または症状の原因である、疾患の処置に有用であると期待されている。
【発明の開示】
【0005】
本発明の概要
第1の局面において、本発明は、式I:
【化1】

[式中、
nは、0、1および2から選択され;
Zは、OおよびSから選択され;
Yは、O、SおよびNRから選択され;ここでRは、水素、C1−6アルキルおよびハロ−置換−C1−6アルキルから選択され;
Lは、結合、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレンおよびC2−6アルキニレンから選択され;ここで、任意のアルキレンは環化していてよく、そしてLの任意のアルキレンまたはアルケニレンは、所望によりC(O)、O、S(O)0−2およびNRにより置換されたメチレンを有してよく;ここでRは、水素、C1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルキル、C6−10アリール、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;そしてLの任意のアルキレンまたはアルケニレンは、所望により独立に−C(O)ORおよびC1−6アルキルから選択される1から3個の基により置換されており;
およびRは、独立に水素、ハロおよびC1−6アルキルから選択され;
は、水素、C1−6アルキル、−C(O)R15および−S(O)0−215から選択され;ここでR15は、水素、C1−6アルキル、シアノ、ニトロおよびハロ置換−C1−6アルキル、C6−10アリールならびにC5−10ヘテロアリールから選択され;ここでRの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により1から3個のハロ基で置換されており;
は、水素、ハロ、シアノ、R、C1−6アルキル、C1−6アルキルチオ、ハロ−置換−C1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルコキシおよびハロ−置換−C1−6アルキルチオから選択され;
およびRは、独立に水素、ハロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、ハロ−置換−C1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルコキシおよびハロ−置換−C1−6アルキルチオから選択され;
は、C6−15アリール、C5−12ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここでRの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルは、所望により独立にハロ、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、ハロ−置換−C1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルコキシ、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル、−XNR1010、−XC(O)NR1010、−XNR10C(O)R10、−XNR10C(O)OXR11、−XOR10、−XOC(O)R10、−XC(O)R10、−XC(O)OR10、−XS(O)0−2NR1010および−NR1011ならびにR11から選択される1から3個の基で置換されており;ここで各Xは、独立に結合、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレンおよびC2−6アルキニレンから選択され;各R10は、独立に水素およびC1−6アルキルから選択され;そしてR11は、C6−10アリール、C6−10アリール−C1−4アルコキシ、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここでR11の任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルは、所望により独立にハロ、シアノ、ヒドロキシ、−NR1010、−NR10C(O)R10、−NR10S(O)0−210、−NR10−ベンジル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルおよびハロ−置換−C1−6アルキルから選択される1から3個の基で置換されており;そしてR10は、上記のとおりである;
ただし、nが0のとき、Rが、式II:
【化2】

{式中、AおよびBは、独立にO、S、CおよびNR10から選択され;ここでR10は、上記のとおりである。}
ではない。]
の化合物;N−オキシド誘導体、プロドラッグ誘導体、被保護誘導体、その個々の異性体および異性体の混合物;および薬学的に許容されるその塩ならびに溶媒和物(例えば水和物)を提供する。
【0006】
第2の局面において、本発明は、1種またはそれ以上の適当な賦形剤との混合物中、式Iの化合物もしくはN−オキシド誘導体、その個々の異性体および異性体の混合物;または薬学的に許容されるその塩を含む、医薬組成物を提供する。
【0007】
第3の局面において、本発明は、動物における、ステロイド核内ホルモン受容体活性の調節が疾患の病状および/または症状を予防、阻止または改善できる疾患の処置法を提供し、該方法は治療有効量の式Iの化合物もしくはN−オキシド誘導体、その個々の異性体および異性体の混合物または薬学的に許容されるその塩を動物に投与することを含む。
【0008】
第4の局面において、本発明は、動物における、ステロイド核内ホルモン受容体活性が疾患の病状および/または症状の原因である疾患の処置用医薬の製造における、式Iの化合物の使用を提供する。
【0009】
第5の局面において、本発明は、式Iの化合物ならびにN−オキシド誘導体、プロドラッグ誘導体、被保護誘導体、その個々の異性体ならびに異性体の混合物および薬学的に許容されるその塩の製造方法を提供する。
【0010】
発明の詳細な説明
定義
基としておよび他の基の構造成分としての“アルキル”は、例えばハロ−置換−アルキルおよびアルコキシは、直鎖または分岐鎖のいずれかであり得る。C1−6アルコキシは、メトキシ、エトキシなどを含む。ハロ−置換アルキルは、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルなどを含む。
【0011】
“アリール”は、6から10個の炭素原子環を含む、単環式または縮合二環式芳香族環を意味する。例えば、アリールは、フェニル、ナフチル、10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテンなどであり得る。“アリーレン”は、アリール群由来の二価の基を意味する。“ヘテロアリール”は、環員の1個またはそれ以上がヘテロ原子であるアリールと定義する。例えば、ヘテロアリールは、ピリジル、インドリル、インダゾリル、キノキサリニル、キノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾール、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン、ベンゾフラン、ベンゾ[1,3]ジオキソール、ベンゾ[b]チオフェン、ベンゾ[1,3]ジオキソール、1H−インダゾリル、9H−チオキサンテン、6,11−ジヒドロ−ジベンゾ[b,e]オキセピン、8H−インデノ[1,2−d]チアゾール、5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタチアゾル、4,5,6,7−テトラヒドロ−ベンゾチアゾール、4,5−ジヒドロ−2−オキサ−6−チア−1,3,8−トリアザ−as−インダセン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジンベンゾ[1,3]ジオキソール、イミダゾリル、ベンゾ−イミダゾリル、ピリミジニル、フラニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラゾリル、チエニルなどを含む。“C6−10アリールC0−4アルキル”は、アルキレン基を介して結合した上記のとおりのアリールを意味する。例えば、C6−10アリールC0−4アルキルはフェネチル、ベンジルなどを含む。
【0012】
“シクロアルキル”は、示される環原子数を含む飽和もしくは部分的に不飽和な、単環式、縮合二環式もしくは架橋多環式環集合体を意味する。例えば、C3−10シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどを含む。“ヘテロシクロアルキル”は、本明細書で定義のとおりのシクロアルキルを意味し、ただし示される1個またはそれ以上の環炭素は−O−、−N=、−NR−、−C(O)−、−S−、−S(O)−または−S(O)−(ここでRは水素、C1−4アルキルまたは窒素保護基である)から選択される基により置換されている。例えば、本発明の化合物の説明のために本明細書において使用されるC3−8ヘテロシクロアルキルは、モルホリノ、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピペリジニロン、1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカ−8−イルなどを含む。
【0013】
“ハロゲン”(またはハロ)は、好ましくはクロロまたはフルオロを示すが、ブロモまたはヨードであり得る。
【0014】
“処置”、“処置する”および“処置している”なる語は、疾患および/またはそれに付随する症状を緩和または軽減する方法を意味する。
【0015】
好ましい態様の説明
本発明は、ステロイド核内ホルモン受容体の異常活性の調節が疾患の病状および/または症状を予防、阻止または改善できる疾患の処置のための化合物、組成物および方法を提供し、該方法は治療有効量の式Iの化合物を動物に投与することを含む。
【0016】
式Iの化合物に関する本発明の1つの態様において:
nが、0および1から選択され;
Yが、O、SおよびNRから選択され;ここでRが、水素およびC1−6アルキルから選択され;
Zが、OおよびSから選択され;
Lが、結合、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレンおよびC2−6アルキニレンから選択され;ここで任意のアルキレンが環化していてよく、そしてLの任意のアルキレンまたはアルケニレンが、所望によりC(O)、O、S(O)0−2およびNRで置換されたメチレンを有してよく;ここでRが、水素ならびにC1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルキル、C6−10アリール、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;そしてLの任意のアルキレンまたはアルケニレンが、所望により独立に−C(O)ORおよびC1−6アルキルから選択される1から3個の基により置換されており;
およびRが、独立に水素、ハロおよびC1−6アルキルから選択され;
が、水素、C1−6アルキル、−C(O)R15および−S(O)0−215から選択される;ここでR15が、水素、C1−6アルキル、シアノ、ニトロおよびハロ置換−C1−6アルキル、C6−10アリールならびにC5−10ヘテロアリールから選択され;ここでRの任意のアリールまたはヘテロアリールが、所望により1から3個のハロ基で置換されており;
が、水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキルおよびRから選択され;
およびRが、独立に水素、ハロおよびC1−6アルキルから選択され;そして
が、C6−15アリール、C5−12ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここでRの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルが、所望により独立にハロ、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ(alkthio)、ハロ−置換−C1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルコキシ、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル、−XNR1010、−XC(O)NR1010、−XNR10C(O)R10、−XNR10C(O)OXR11、−XOR10、−XOC(O)R10、−XC(O)R10、−XC(O)OR10、−XS(O)0−2NR1010および−NR1011ならびにR11から選択される1から3個の基で置換されており;ここで各Xが、独立に結合、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレンおよびC2−6アルキニレンから選択され;各R10が、独立に水素およびC1−6アルキルから選択され;そしてR11が、C6−10アリール、C6−10アリール−C1−4アルコキシ、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここでR11の任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルが、所望により独立にハロ、シアノ、ヒドロキシ、−NR1010、−NR10C(O)R10、−NR10S(O)0−210、−NR10−ベンジル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルおよびハロ−置換−C1−6アルキルから選択される1から3個の基で置換されており;そしてR10が上記のとおりである。
【0017】
さらなる態様において、Rが、水素、ハロ、メチルおよびRから選択され;そしてRが、水素およびメチルから選択される。
【0018】
さらなる態様において、Rが、C1−6アルキル、フェニル、チアゾリル、ピリジニル、インドリル、オキサゾリル、ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾール、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン、1H−インダゾリル、9H−チオキサンテン、6,11−ジヒドロ−ジベンゾ[b,e]オキセピン、8H−インデノ[1,2−d]チアゾール、5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタチアゾル、4,5,6,7−テトラヒドロ−ベンゾチアゾール、4,5−ジヒドロ−2−オキサ−6−チア−1,3,8−トリアザ−as−インダセン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、ナフチル、チエニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリニル、1,3−ジヒドロ−イソインドリル、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリニル、ベンゾ[1,3]ジオキソリル、ベンゾ[b]フラニル、ベンゾ[b]チエニル、ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾリル、ベンゾオキサゾリルおよび2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニルから選択され;ここでR10が、所望により独立にハロ、メチル、トリフルオロメチル、ニトロ、ヒドロキシ、メチル−カルボニル−オキシ、メトキシ、シアノ、エチル、アセチル、メトキシ−カルボニル、アミノ、アミノ−スルホニル、メチル−カルボニル−メチル、ジメチル−アミノ、ジメチルアミノ−スルホニル、ヒドロキシ−メチルおよびシアノ−メチルから選択される1から3個の基で置換されている。
【0019】
好ましい式Iの化合物は下記の実施例および表から選択される。
【0020】
薬理学的有用性
ステロイド核内ホルモン受容体の活性を調節する本発明の化合物およびそのような化合物は、ステロイド核内ホルモン受容体異常活性が疾患の病状および/または症状の原因である疾患または障害の処置のために有用である。さらに、本発明はステロイド核内ホルモン受容体活性が疾患の病状および/または症状の原因である疾患または障害の処置用医薬の製造において使用するための化合物を提供する。
【0021】
ミネラルコルチコイドおよびグルココルチコイドは、成長、発育およびホメオスタシスの維持における多様な役割により多数の生理的機能に深い影響を与える。このような作用はMRおよびGRにより介在される。
【0022】
内臓組織、例えば腎臓および腸において、MRは、アルドステロンに応答してナトリウム保持、カリウム排出および水分バランスを調節する。アルドステロンレベル上昇、またはミネラルコルチコイド受容体の過剰な刺激は、コーン症候群、原発性および二次性高アルドステロン症、ナトリウム貯留増大、マグネシウムおよびカリウム排出(利尿)増大、水分保持増大、(孤立性収縮期および複合収縮期/拡張期)高血圧、不整脈、心筋線維症、心筋梗塞、バーター症候群(Barter’s Syndrome)、うっ血性心不全(CHF)および過剰カテコールアミンレベルを含む、いくつかの病理学的疾患または病理学的疾患状態に関連する疾患に関連する。加えて、脳におけるMR発現は、神経細胞興奮の制御、視床下部・下垂体・副腎系の負のフィードバック調節、および行動遂行の認識局面における役割を果たすことが明らかである。さらに、アルドステロンアンタゴニストは、限定すべきではないが精神病、認知障害(例えば記憶障害)、気分障害(例えば鬱病および躁鬱病)、不安症および人格障害を含む、1種またはそれ以上の認知機能障害を有する対象の処置に有用である。特に、ミネラルコルチコイド受容体、MR活性の調節は、不安および大鬱病に関連する。最後に、MR発現は、乳癌の分化に関連し得る。したがって、MRモジュレーターはまた、癌、特に乳癌の処置に有用であり得る。
【0023】
GRは、ほとんどすべての組織および臓器系で発現し、完全な中枢神経系の機能および心臓血管、代謝および免疫ホメオスタシスの維持に重大である。グルココルチコイド(例えばコルチゾール、コルチコステロンおよびコルチゾン)およびグルココルチコイド受容体は、いくつかの病理学的疾患または病理学的疾患状態の病因に影響を与える。例えば、コルチゾール分泌不全は、筋衰弱、皮膚のメラニン沈着増大、体重減少、低血圧および低血糖をもたらす疾患の病因に関連する。一方、グルココルチコイドの過剰のまたは長期分泌は、クッシング症候群に相関し、肥満、高血圧、耐糖能障害、高血糖、糖尿病、骨粗鬆症、多尿症および多渇症をもたらし得る。
【0024】
さらに、GR選択剤は、GR活性を調節でき、すなわち炎症、組織拒絶反応、自己免疫、悪性腫瘍、例えば白血病およびリンパ腫、クッシング症候群、急性副腎機能不全、先天性副腎過形成、リウマチ熱、結節性多発性動脈炎、肉芽腫性動脈炎、骨髄細胞系の阻害、免疫増殖/アポトーシス、HPA軸抑制および調節、高コルチゾール血症、Thl/Th2サイトカイン平衡の調節、慢性腎臓疾患、卒中ならびに脊髄損傷、低カルシウム血症、高血糖、急性副腎機能不全、慢性原発性副腎機能不全、二次副腎機能不全、先天性副腎過形成、脳浮腫、血小板減少症およびリトル症候群の処置に有用である。GRモジュレーターは、とりわけ、炎症性腸疾患、全身性エリテマトーデス、結節性多発動脈炎、ウェゲナー肉芽腫、巨細胞動脈炎、リウマチ性関節炎、骨関節症、枯草熱、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、血管神経性浮腫、慢性閉塞性肺疾患、喘息、腱炎、滑液包炎、クローン病、潰瘍性大腸炎、自己免疫性慢性活動性肝炎、臓器移植、肝炎および肝硬変症のような全身性炎症が関与する疾患状態に有用であり;そして、GR調節化合物は、免疫賦活剤、抑制剤ならびに創傷治療剤および組織修復剤として使用されることが報告されている。加えて、GRモジュレーターはまた、さまざまな局所疾患、例えば炎症性頭皮脱毛症、脂肪織炎、乾癬、円盤状エリテマトーデス、炎症性嚢胞、アトピー性皮膚炎、壊疽性膿皮症、尋常性天疱瘡、類天疱瘡、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、好酸球性筋膜炎、再発性多発性軟骨炎、炎症性脈管炎、サルコイドーシス、スウィート疾患(Sweet’s disease)、1型反応性ハンセン病、毛細血管腫、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、扁平苔癬、剥脱性皮膚炎、結節性紅斑、アクネ、多毛症、中毒性表皮剥離症、多形性紅斑、および皮膚T細胞リンパ腫における使用を見いだした。最後に、GRモジュレーターはまた、呼吸器疾患、例えば気腫および神経炎症疾患、例えば多発性硬化症およびアルツハイマー病の処置に有用であり得る。
【0025】
よって、本発明は、このような処置を必要とする対象に上記のいずれかの疾患または障害の処置法を提供する。この方法は、該対象に治療有効量(下記“投与および医薬組成物”参照)の式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩を投与することを含む。上記いずれかの使用のために、必要な用量は、投与経路、特定の処置される状態および所望の効果に依存して変化し得る。
【0026】
投与および医薬組成物
一般に、本発明の化合物は、当分野で既知のいずれかの有用なおよび許容される様式を介して治療有効量で、単独でまたは1種もしくはそれ以上の治療剤との組合せで投与される。治療有効量は、疾患の重症度、対象の年齢および相対的健康度、使用される化合物の有効性および他の要因に依存して大きく変化できる。一般に、満足な結果は、約0.03から2.5mg/kg体重の一日用量で、全身的に得られることが示唆される。大型哺乳類、例えばヒトにおける望ましい1日用量は、約0.5mgから約100mgの範囲であり、好都合には例えば1日に4度まで分割してまたは遅延形で投与される。適当な経口投与用単位用量形は約1から50mgの活性成分を含む。
【0027】
本発明の化合物は、標準的経路、特に経腸的、例えば経口的、例えば錠剤またはカプセル形、または非経腸的、例えば注射溶液または懸濁液、局所的、例えばローション、ゲル、軟膏またはクリーム形、または経鼻形もしくは坐薬形により医薬組成物として投与され得る。少なくとも1種の薬学的に許容される担体または希釈剤とともに、遊離形または薬学的に許容される塩形の本発明の化合物を含む医薬組成物は、混合、造粒または被覆方法により標準的方法で製造できる。例えば、経口組成物は、a)希釈剤、例えば、ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロースおよび/またはグリシン;b)滑剤、例えば、シリカ、タルク、ステアリン酸、そのマグネシウムもしくはカルシウム塩および/またはポリエチレングリコール;また錠剤用c)結合剤、例えば、マグネシウムアルミニウムシリケート、デンプンペースト、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよび/またはポリビニルピロリデン;所望によりd)崩壊剤、例えば、デンプン、寒天、アルギン酸もしくはそのナトリウム塩、または起沸性混合物;および/またはe)吸収剤、着色剤、香味剤および甘味剤とともに活性成分を含む、錠剤またはゼラチンカプセルであり得る。注射組成物は、水性等張溶液または懸濁液であり得、坐剤は、脂肪性エマルジョンまたは懸濁液から製造され得る。組成物は、殺菌し得および/またはアジュバント、例えば保存剤、安定化剤、湿潤剤または乳化剤、溶解促進剤、浸透圧を調節するための塩および/またはバッファーを含み得る。加えて、これらはまた、他の治療価値ある物質を含むことができる。適当な経皮投与用製剤は、担体とともに有効量の本発明化合物を含む。担体は、吸収されやすい薬理学的に許容される溶媒を含み、宿主の皮膚の通過を助けることができる。例えば、経皮デバイスは、裏当て部材、所望により担体とともに化合物を含むレザーバー、所望により長時間にわたって予め定められた制御速度で宿主の皮膚へ有効成分を送達させるための速度制御バリアー、および装置を皮膚に確保する手段を含む包帯の形態をしている。マトリックス経皮用製剤もまた使用され得る。適当な局所適用、例えば皮膚および眼用製剤は、好ましくは当分野で既知の水性溶液、軟膏、クリームまたはゲルである。このような製剤は、可溶化剤、安定化剤、等張促進剤、バッファーおよび防腐剤を含むことができる。
【0028】
本発明の化合物は、治療有効量の1種またはそれ以上の治療剤との組合せ剤(医薬組合せ剤)で投与できる。例えば、相乗効果が低カリウム血漿、高血圧、うっ血性心不全、腎不全、特に慢性腎不全、再狭窄、アテローム性動脈硬化症、X症候群、肥満、ネフロパシー、心筋梗塞後、冠状動脈性心臓病、コラーゲン増加形成、線維症ならびに高血圧および内皮機能障害後リモデリングの処置において使用される他の物質で起こり得る。このような化合物の例は、抗肥満剤、例えばオーリスタット、抗高血圧薬、強心薬および脂質低下薬、例えば、ループ利尿薬、例えばエタクリン酸、フロセミドおよびトルセミド;アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、例えばベナゼプリル、カプトプリル、エナラプリル、フォシノプリル、リシノプリル、モエキシプリル、ペリノドルリル、キナプリル、ラミルリルおよびトランドレプリル;Na−K−ATPase膜ポンプの阻害剤、例えばジゴキシン;中性エンドペプチダーゼ(NEP)阻害剤;ACE/NEP阻害剤、例えばオマパトリラト、サンパトリラトおよびファシドトリル;アンギオテンシンIIアンタゴニスト、例えばカンデサルタン、エプロサルタン、イルベサルタン、ロサルタン、テルミサルタンおよびバルサルタン、特にバルサルタン;β−アドレナリン受容体ブロッカー、例えばアセブトロール、ベタキソロール、ビソプロロール、メトプロロール、ナドロール、プロパノロール、ソタロールおよびチモロール;強心薬、例えばジゴキシン、ドブタミンおよびミルリノン;カルシウムチャネルブロッカー、例えばアムロジピン、ベプリジル、ジルチアゼム、フェロジピン、ニカルジピン、ニモジピン、ニフェジピン、ニソルジピンおよびベラパミル;および3−ヒドロキシ−3−メチル−グルタリルコエンザイムAレダクターゼ(HMG−CoA)阻害剤、例えばロバスタチン、ピタバスタチン、シンバアスタチン、プラバスタチン、セリバスタチン、メバスタチン、ベロスタチン、フルバスタチン、ダルバスタチン、アトルバスタチン、ロスバスタチンおよびリバスタチンを含む。本発明の化合物が他の治療薬とともに投与されるとき、共投与化合物の用量は、使用される共薬剤のタイプ、使用される特定の薬剤、処置される状態などに依存して当然変化し得る。
【0029】
本発明はまた、a)遊離形または薬学的に許容される塩形の本明細書に記載のとおりの本発明の化合物である第一薬剤、およびb)少なくとも1種の共薬剤を含む、医薬組合せ、例えばキットを提供する。該キットは、その投与に関する指示書を含み得る。
【0030】
本明細書で使用される“共投与”または“組合せ投与”などの用語は、単一患者への選択した治療剤の投与を含むことを意味し、薬剤は必ずしも同じ投与経路または同時に投与されない処置レジメンを含むことを意図する。
【0031】
本明細書で使用される“医薬組合せ剤”の用語は、1種以上の活性成分の混合または組合せから得られる生成物を意味し、活性成分の固定および非固定組合せ剤両方を含む。“固定組合せ剤”の用語は、活性成分、例えば式Iの化合物および共薬剤を、1個の物または用量の形態において同時に患者に両方投与することを意味する。“非固定組合せ剤”の用語は、活性成分、例えば式Iの化合物および共薬剤を、同時に、共にまたは具体的時間制限なしに連続してのいずれかで別個の物として患者に両方投与すること(ここで、このような投与は2個の化合物の治療有効レベルを患者の体に提供する)を意味する。後記は、カクテル療法、例えば3種またはそれ以上の活性成分の投与にも適用する。
【0032】
本発明の化合物の製造方法
本発明はまた、本発明の化合物の製造方法を含む。記載の反応において反応性官能基、例えばヒドロキシ、アミノ、イミノ、チオまたはカルボキシ基を、これらが最終産物において所望のとき、保護し、反応への不要な関与を避けることが必要であるかもしれない。慣用的な保護基は、標準的技法、例えば、T.W. Greene and P. G. M. Wuts in “Protective Groups in Organic Chemistry”, John Wiley and Sons, 1991参照にしたがって使用できる。
【0033】
YおよびZが両方酸素である式Iの化合物が、下記の反応スキームIのとおりの手順により製造できる:
反応スキームI:
【化3】

式中、n、R、R、R、R、R、R、RおよびR10は、本発明の概要の式Iに定義のとおりである。式Iの化合物は、フェノール誘導体(1)から製造する。触媒としてイッテルビウムトリフラートを使用して、R位に水素または臭素置換基をもつ(1)のニトロ化を所望の位置化学で達成し(Synlett、2000、1、57)、所望のニトロフェノール(2)を得る。該フェノールをブロモ酢酸メチルでアルキル化し、エーテル(3)を得る。鉄および酢酸でニトロ基を還元し(Synthesis、1993、51)、所望のベンゾキサジノン前駆体(4)を得、これをスズキもしくはブッフバルトカップリングに付し誘導体(5)を得ることができ、またはシュティレカップリングに付しビニル誘導体(6)を得ることができる。種々のハロゲン化誘導体(6)の下記のヘックカップリングでスチルベン誘導体(7)を得、これを対応するシクロプロパン誘導体(9)または水素化によりフェネチル(8)に変換させることができる。
【0034】
Wがヘテロアリール基である式Iの化合物は、反応スキームIIおよびIIIにしたがって合成できる:
反応スキームII:
【化4】

式中、n、Y、Z、R、R、R、R、R、R、RおよびR10は、本発明の概要の式Iに定義のとおりである。式Iの化合物は、Zn(CN)およびパラジウム介在カップリングを使用して、シアノ化により6−ブロモ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(4)から製造し、6−シアノ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(10)を得る。ニトリル(10)をHSガスでの処理を介して対応するチオアミド(11)に変換させる。チオアミド(11)をα−ハロケトンと反応させ、所望のチアゾール(12)を得る。
【0035】
反応スキームIII:
【化5】

式中、n、Y、Z、R、R、R、R、R、RおよびR10は、本発明の概要の式Iに定義のとおりである。式Iの化合物は、クロロアセチルクロライドでのフリーデル技法アシル化により、4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(4)から製造され、クロロケトン(13)を得る。6−(2−クロロ−アセチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(13)を次いでチオアミドで反応させ、所望のチアゾール(14)を得る。別法には、アミド誘導体での誘導体(13)を加熱分解し、対応するオキサゾール誘導体(15)を得る。
【0036】
YがSまたはNR(ここでRは上記のとおりである)である式Iの化合物は、下記の反応スキームIVから合成され得る。
反応スキームIV
【化6】

ここで、ハロ誘導体16をアニオンで芳香族置換に付し、誘導体17を得る。17のニトロ基を次いで、還元剤(塩化スズ(II)など)に付し、誘導体18を得て、それは酸の存在下、19に容易に変換できる。18および19の両方は、さらに反応スキームI、IIおよびIIIにしたがって利用され得る。
【0037】
本発明の化合物合成の具体例を下記する。
【0038】
本発明の化合物のさらなる製造方法
本発明の化合物は、該化合物の遊離塩基形を薬学的に許容される無機酸または有機酸と反応させることにより、薬学的に許容される酸付加塩として製造できる。別に、本発明の化合物の薬学的に許容される塩基付加塩は、該化合物の遊離酸形を薬学的に許容される無機塩基または有機塩基と反応させることにより製造できる。別に、本発明の化合物の塩形は、出発物質または中間物質の塩を使用して製造できる。
【0039】
本発明の化合物の遊離酸または遊離塩基形は、各々、対応する塩基付加塩または酸付加塩形から製造できる。例えば、酸付加塩形の本発明の化合物は、適当な塩基(例えば、水酸化アンモニウム溶液、水酸化ナトリウムなど)での処理により、対応する遊離酸に変換できる。塩基付加塩形の本発明の化合物は、適当な酸(例えば塩酸など)での処置により、対応する遊離酸に変換できる。
【0040】
非酸化形の本発明の化合物は、適当な不活性有機溶媒(例えばアセトニトリル、エタノール、ジオキサン水溶液など)中、0から80℃で、還元剤(例えば、硫黄、二酸化硫黄、トリフェニルホスフィン、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、三塩化リン、トリブロマイドなど)で処理することにより、本発明の化合物のN−オキシドから製造できる。
【0041】
本発明の化合物のプロドラッグ誘導体は、当業者に既知の方法により製造できる(例えば、さらなる参照Saulnier et al., (1994), Bioorganic and Medicinal Chemistry Letters, Vol. 4, p. 1985)。例えば、適当なプロドラッグは、本発明の非誘導化合物を適当なカルバミル化剤(例えば、1,1−塩酸アシルオキシアルキル炭酸塩、パラ−ニトロフェニル炭酸塩など)と反応させることにより製造できる。
【0042】
本発明の化合物の被保護誘導体は、当業者に既知の方法により製造できる。保護基の創造およびこれらの除去の適用できる技術の詳細は、T. W. Greene, “Protecting Groups in Organic Chemistry”, 3rd edition, John Wiley and Sons, Inc., 1999で発見できる。
【0043】
本発明の化合物は、本発明の製造中に簡便に溶媒和物(例えば、水和物)として製造または形成できる。本発明の化合物の水和物は、有機溶媒、例えばジオキシン、テトラヒドロフランまたはメタノールを使用して、水性/有機溶媒混合物からの結晶化により簡便に製造できる。
【0044】
本発明の化合物は、化合物のラセミ混合物を所望の活性分割剤で反応させ一組のジアステレオ異性体化合物を形成し、ジアステレオ異性体を分離し、所望の純光学異性体を回収することにより、これらの個々の立体異性体として製造できる。光学異性体の分解は、本発明の化合物の共有結合性ジアステレオ異性体誘導体を使用して行うことができるが、分離できる錯体(例えば、結晶ジアステレオ異性体塩)が好ましい。ジアステレオ異性体は、明瞭な物理的特徴(例えば融点、沸点、溶解度、反応性など)を有し、これらの相違点を使用して容易に分離できる。ジアステレオ異性体は、クロマトグラフィーにより、または好ましくは異なる溶解度に基づく分離/分解技術により分離できる。次いで、光学的に純光学異性体を、ラセミ化をもたらさない実用的手段により、分割剤とともに回収する。これらのラセミ混合物由来の化合物の立体異性体の分離に適切な技術のより詳細な記載は、Jean Jacques, Andre Collet, Samuel H. Wilen, “Enantiomerss, Racemates and Resolutions”, John Wiley And Sons, Inc., 1981において発見できる。
【0045】
要約すれば、式Iの化合物は:
(a)反応スキームI、II、IIIまたはIVのもの;そして
(b)所望により本発明の化合物を薬学的に許容される塩に変換し;
(c)所望により本発明の化合物の塩形を非塩形に変換し;
(d)所望により本発明の化合物の非酸化形を薬学的に許容されるN−オキシドに変換し;
(e)所望により本発明の化合物のN−オキシド形をその非酸化形に変換し;
(f)所望により本発明の化合物の個々の異性体を異性体の混合物から分解し;
(g)所望により本発明の非誘導体化合物を薬学的に許容されるプロドラッグ誘導体に変換し;そして
(h)所望により本発明のプロドラッグ誘導体化合物を非誘導体形に変換する
ことを含む、方法により製造できる。
【0046】
出発物質の製造においては特に記載しない限り、該化合物は既知であるか、または当分野で既知または下記の実施例で記載の方法と同様に製造できる。
【0047】
当業者は、上記変化は本発明の化合物の製造方法の代表例であるだけであり、そして他の既知の方法を同様に使用できることを理解できるであろう。
【実施例】
【0048】
本発明は、限定はしないが、本発明の式Iの化合物の製造を例示する下記参考例(中間物質)および実施例によりさらに例示する。
【0049】
参考例1
ヘックカップリング
40mLのシンチレーションバイアルを6−ビニル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(30mg、0.17mmol)、Pd2(dba)3(8mg、0.009mmol)および[(t−Bu)3PH]BF4](15mg、0.05mmol)アリールハロゲン化物(0.20mmol)で満たし、CyNMe(37mL、0.19mmol)を加える。バイアルを次いで窒素圧下でパージし、N−メチルピロリドン(1mL)をシリンジを介して加え、反応物を一晩(最低12時間)110℃、窒素雰囲気下で撹拌する。ナイロンフィルター濾過後、生成物を分取LCMSにより反応混合物から精製する。
【0050】
参考例2
水素化
40mLのシンチレーションバイアル中、酢酸エチル:メタノール(2から3mL、3:1v:v)アルケン溶液に触媒量の活性パラジウム炭素(10wt%、Aldrich#20,569−9)を加える。バイアルを次いで空にし、水素で三度埋め戻す。最後に水素で満たした後、反応混合物を一晩(最低12時間)室温、水素雰囲気下で撹拌する。ナイロンフィルター濾過後、生成物を分取LCMSにより反応混合物から精製する。別法として、水素ガスの代わりに水素源として酢酸アンモニウムを使用してもよい。
【0051】
参考例3
スズキカップリング
40mLのシンチレーションバイアルをベンゾキサジノンハロゲン化物(0.1mmol)、リン酸カリウム(65mg、0.3mmol)、アリールボロン酸またはピニコールエステル(0.2mmol)およびクロロ(ジ−2−ノルボロニルホスフィノ)(2’−ジメチルアミノ−1,1’−ビフェニル−2−イル)パラジウム(II)(Strem46−0270)(2.5mg0.05mmol)で満たす。バイアルを次いで窒素圧下でパージし、1,4−ジオキサン(4mL)をシリンジを介して加え、反応混合物を一晩(最低12時間)95℃、窒素雰囲気下で撹拌する。反応混合物を室温に冷却し、次いで塩水(10mL)および酢酸エチル(4mL)で希釈する。層を分離し、有機層を減圧下濃縮する。有機層をジメチルスルホキシド(DMSO)で溶解し、ナイロンフィルターを通す粗DMSO溶液の濾過後、生成物を分取LCMSにより反応混合物から精製する。
【0052】
場合によっては、同量の試薬でベンゾキサジノンピニコールエステル(ベンゾキサジノンハロゲン化物の代わりに)を使用し、ハロベンゼン(ボロン酸またはピニコールエステルの代わりに)を使用する。
【0053】
参考例4
ヘックカップリングの別法
40mLのシンチレーションバイアルを6−ブロモ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(38mg、0.17mmol)、Pd(dba)(8mg、0.009mmol)および[(t−Bu)PH]BF](15mg、0.05mmol)スチレン(0.34mmol)で満たし、CyNMe(37mL、0.19mmol)を加える。バイアルを次いで窒素圧下でパージし、N−メチルピロリドン(1mL)をシリンジを介して加え、反応混合物を一晩(最低12時間)110℃、窒素雰囲気下で撹拌する。ナイロンフィルター濾過後、生成物を分取LCMSにより反応混合物から精製する。
【0054】
参考例5
スズキカップリングの別法
40mLのシンチレーションバイアルをベンゾキサジノンハロゲン化物(0.1mmol)、リン酸カリウム(65mg、0.3mmol)、アリールボロン酸またはピニコールエステル(0.2mmol)およびクロロ(ジ−2−ノルボロニルホスフィノ)(2’−ジメチルアミノ−1,1’−ビフェニル−2−イル)パラジウム(II)(Strem46−0270)(2.5mg0.05mmol)で満たす。バイアルを次いで窒素圧下でパージし、1,4−ジオキサン(4mL)をシリンジを介して加え、反応混合物を一晩(最低12時間)95℃、窒素雰囲気下で撹拌する。反応混合物を室温に冷却し、次いで塩水(10mL)および酢酸エチル(4mL)で希釈する。層を分離し、有機層を減圧下濃縮する。有機層をジメチルスルホキシド(DMSO)で溶解し、ナイロンフィルターを通す粗DMSO溶液の濾過後、生成物を分取LCMSにより反応混合物から精製する。
【0055】
場合によっては、同量の試薬でベンゾキサジノンピニコールエステル(ベンゾキサジノンハロゲン化物の代わりに)を使用し、ハロベンゼン(ボロン酸またはピニコールエステルの代わりに)使用する。
【0056】
参考例6
ハンチチアゾール合成
バイアルをα−ハロケトン(0.2mmol)、チオアミド(0.2mmol)およびエタノール(2mL)で満たす。反応物を180℃に10分間加熱し、次いで室温に冷却する。溶媒を除き、黄色残渣をDMSOに溶解し、生成物を分取LCMSにより反応混合物から精製する。
【0057】
参考例7
酢酸塩開裂
所望の酢酸塩で満たしたバイアルに、メタノール(2ml/mmol)、炭酸カリウム(30当量)を加えた。反応物を1時間、室温で撹拌し、水でクエンチし、セライトで濾過し、次いで生成物を分取LCMSにより精製する。別法として、3:1:1 THF/メタノール/水および水酸化リチウム(4当量)の混合物をKCO/MeOHの代わりに使用してもよい。この場合、反応物を4時間、室温で撹拌し、1M HClで中和し、セライトで濾過する。生成物を分取LCMSにより反応混合物から精製する。
【0058】
参考例8
ブッフバルトカップリング
シンチレーションバイアルを6−ブロモ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン、Pd(dba)(2.5%基質)、2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(6%基質)で満たす。バイアルを窒素の陽圧流(positive flow)下パージし、1,4−ジオキサン、アミンおよびリチウムヘキサメチルジシルアジド(1当量基質)をシリンジを介して加えた。反応物を一晩、90℃で窒素雰囲気下で撹拌する。冷却し、反応物をセライト減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーまたは分取LCMSにより精製する。
【0059】
表1の下記実施例は参考例1により合成した。
【表1】

【表2】

【表3】

【表4】

【0060】
【表5】

【表6】

【表7】

【表8】

【0061】
【表9】

【表10】

【表11】

【表12】

【0062】
【表13】

【表14】

【表15】

【表16】

【表17】

【0063】
【表18】

【表19】

【表20】

【表21】

【0064】
【表22】

【表23】

【表24】

【表25】

【表26】

【0065】
【表27】

【表28】

【表29】

【0066】
表2の下記実施例は参考例2により合成した。
【表30】

【表31】

【表32】

【0067】
【表33】

【表34】

【表35】

【表36】

【0068】
【表37】

【表38】

【表39】

【表40】

【0069】
【表41】

【表42】

【0070】
【表43】

【表44】

【表45】

【0071】
【表46】

【表47】

【表48】

【表49】

【0072】
表3の下記実施例は参考例3により合成した。
【表50】

【表51】

【表52】

【0073】
【表53】

【表54】

【表55】

【表56】

【0074】
【表57】

【表58】

【表59】

【表60】

【表61】

【表62】

【表63】

【0075】
【表64】

【表65】

【表66】

【表67】

【表68】

【表69】

【表70】

【0076】
【表71】

【表72】

【表73】

【表74】

【0077】
【表75】

【表76】

【表77】

【表78】

【0078】
表4の下記実施例は参考例6により合成した。
【表79】

【表80】

【表81】

【表82】

【表83】

【表84】

【表85】

【表86】

【表87】

【表88】

【0079】
【表89】

【表90】

【表91】

【表92】

【表93】

【表94】

【表95】

【表96】

【表97】

【表98】

【0080】
【表99】

【表100】

【表101】

【表102】

【表103】

【表104】

【表105】

【表106】

【表107】

【表108】

【0081】
【表109】

【表110】

【表111】

【表112】

【表113】

【表114】

【表115】

【表116】

【表117】

【0082】
【表118】

【表119】

【表120】

【表121】

【表122】

【表123】

【表124】

【表125】

【表126】

【表127】

【0083】
【表128】

【表129】

【表130】

【表131】

【表132】

【表133】

【表134】

【表135】

【0084】
表5の下記実施例は参考例7により合成した。
【表136】

【表137】

【表138】

【0085】
表6の下記実施例は参考例8により合成した。
【表139】

【表140】

【表141】

【0086】
実施例319
6−(2−フェニル−シクロプロピル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
【化7】

40mLのシンチレーションバイアルを3−オキソ−6−スチリル−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]オキサジン−4−カルボン酸tert−ブチルエステル(85mg、0.241mmol)、1,2−ジクロロエタン(5mL)、ジエチル亜鉛(0.725mLの1Mヘキサン溶液、0.725mmol)で満たし、0℃に冷却する。シリンジを介し、クロロ−ヨード−メタン(88μL、1.2mmol)を5分にわたって加える。添加完了後、冷浴を除去し、反応混合物を50℃に1時間加熱する。1時間後、反応物を0℃に冷却し、ジクロロメタン(5mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム(5mL)でクエンチする。反応物を次いで標準水性/酢酸エチルを使用して後処理する。有機層を減圧下除去し、透明な油状物を得る。残渣をジクロロメタン(〜5mL)中、30%トリフルオロ酢酸で処理し、t−boc基を20分以内に除去する。溶媒を除去し、生成物を分取LCMSにより反応混合物から精製する。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.66 (s, 1H), 7.26-7.30 (m, 2H), 7.15-7.18 (m, 3H), 6.68 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.73 (dd, J = 2, 8.4 Hz, 1H),6.67-6.68 (m. 1H), 4.52 (s, 2H), 2.03-2.15 (m, 2H), 1.32-1.44 (m, 2H). MS: (ES+) 266 m/z (M+1)+ C17H16NO2 計算値 266。
【0087】
実施例320
3−オキソ−6−(2−ピリジン−3−イル−チアゾル−4−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−8−カルボニトリル
【化8】

実施例320をDMA中、アルゴン雰囲気下150℃、30分間8−クロロ−6−(2−ピリジン−3−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(0.5mmol、1当量)、ZnCN(2当量)、Pd(PPH(0.1当量)の加熱を介して製造する。反応混合物を濾過し、生成物をHPLCにより反応混合物から精製する。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.04 (s, 1H), 9.13 (d, J= 1.6Hz, 1H), 8.63 (dd, J= 3.2Hz, 4.8Hz, 1H), 8.28-8.31 (m, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.97 (d, J= 2.0Hz), 7.81 (d, J= 1.6Hz, 1H), 7.49-7.53 (m, 1H), 4.49 (s, 2H). MS: (ES+) m/z (M+1)+ C17H11N4O2S 計算値 335。
【0088】
実施例321
6−(2−ピリジン−3−イル−オキサゾール−5−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
【化9】

実施例321をジオキサン中、18時間還流下でヘキサミン(133mmol、1.5当量)と6−(2−クロロ−アセチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンの置換から始めて製造する。反応物を冷却し、生成物を反応混合物から濾過し、直接、次のステップで使用した。最初の反応生成物を、MeOHおよび10%v/v 濃HCl中、50℃で2時間加熱して一級アミンに変換させ、次いで6−(2−アミノ−アセチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンヒドロクロライドで濾過した。THF中、6−(2−アミノ−アセチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(1mmol、1当量)およびニコチノイルクロライド(1mmol、1当量)およびトリエチルアミン(10mmol、10当量)の反応により、標準水性/EtOAc後処理後、所望のN−[2−オキソ−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−ニコチンアミドを得た。N−[2−オキソ−2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−ニコチンアミドを次いでTHF中、100℃、10分間Burgess試薬(1mmol、1当量)で処理した。次いで、生成物をHPLCにより反応混合物から精製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ(s, 1H), 9.14 (d, J= 1.6Hz, 1H), 8.65 (dd, J= 3.2Hz, 4.8Hz, 1H), 8.31-8.29 (m, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.56-7.53 (m, 1H), 7.38 (dd, J= 6.4Hz, 8.4Hz, 1H), 7.24 (d, J= 2.0Hz, 1H), 7.01 (d, J= 8.4Hz, 1H), 4.57 (s, 2H). MS: (ES+) 294 m/z (M+1)+ C16H12N3O3 計算値 294。
【0089】
実施例322
6−(2−フェニル−オキサゾール−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
【化10】

実施例322を6−(2−クロロ−アセチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(226mg、1mmol)およびベンズアミド(125mg、1mmol)から、実施例321に記載の方法にしたがって合成した。反応物を250℃に10分間加熱し、次いで室温に冷却する。黒色残渣をDMSO中に溶解し、生成物を分取HPLCを介して反応混合物から精製する。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.93 (s, 1H), 8.73 (s, 1H), 8.13-8.15 (m, 2H), 7.67-7.68 (m, 3H), 7.50-7.54 (m, 2H), 7.14 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 4Hz, 1H), 6.85 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.75 (s, 2H). MS: (ES+) 293 m/z (M+1)+ C17H13N2O3 計算値 293。
【0090】
実施例323
4−メタンスルホニル−6−(2−フェニル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
【化11】

実施例323を6−(2−フェニル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンおよびメタンスルホニルクロライドを使用して製造する。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.14(δ, J= 2.0Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.94 (dd, J= 6.0Hz, 8.0Hz, 2H), 7.81 (dd, J= 6.4Hz, 8.4Hz, 1H), 7.50-7.44 (m, 3H), 7.20 (d, J= 8.4Hz, 1H), 4.34 (s, 2H), 3.73 (s, 3H). MS: (ES+) 387 m/z (M+1)+ C18H15N2O4S2 計算値 387。
【0091】
実施例324
4−アセチル−6−[4−(3−ブロモ−フェニル)−チアゾル−2−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
【化12】

実施例324を6−(4−(3−ブロモフェニル)チアゾル−2−イル)−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オンおよびアセチルクロライドを使用して製造する。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ10.75 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.22 (d, J= 2.4Hz, 1H), 8.15 (t, J= 1.6Hz, 1H), 7.97 (d, J= 8.0Hz, 1H), 7.76 (dd, J= 6.4Hz, 8.4Hz, 1H), 7.51-7.49 (m, 1H), 7.37 (t, J= 7.6Hz, 1H), 7.20 (d J= 8.4Hz, 1H), 4.74 (s, 2H), 2.57 (s, 3H).MS: (ES+) 430 m/z (M+1)+ C19H14BrN2O3S 計算値 430。
【0092】
実施例325
8−メチル−6−[3−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−フェニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
【化13】

実施例325を60℃で一晩アルゴン雰囲気下、3−(8−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ベンズアルデヒド(0.5mmol、2当量)およびTMSCF(1.0mmol、2当量)を加熱することにより製造する。反応混合物を濃縮乾固し、生成物を分取HPLCを介して精製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ10.64(s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.48-7.46 (m, 1H), 7.37 (d, J= 1.6Hz, 1H), 7.02 (d, J= 1.6Hz, 1H), 6.92 (d, J= 1.6Hz, 1H), 6.82 (d J= 5.6Hz, 1H), 5.17-5.14 (m, 1H), 4.54 (s, 2H), 2.15 (s, 3H).MS: (ES+) 338 m/z (M+1)+ C17H15F3NO3 計算値 338。
【0093】
実施例326
6−[3−クロロ−5−(1−ヒドロキシ−エチル)−フェニル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
【化14】

実施例326をアルゴン雰囲気下、バイアルに3−クロロ−5−(8−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ベンズアルデヒド(0.2mmol、1当量)を満たし、THF(3mL)で希釈し製造する。反応バイアルを0℃に冷却し、次いでMeMgBr(0.2mmol、1当量)を加えた。添加完了後、反応物を飽和塩化アンモニウムでクエンチし、有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、濃縮した。次いで、生成物をHPLCにより反応混合物から精製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.59 (s, 1H), 7.58 (d, J= 8.0Hz, 1H), 7.45 (d, J= 2.0Hz, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.07 (J= 4.6Hz, 1H), 6.90, (d, J= 2.0Hz, 1H), 5.29 (d, J= 4.4Hz, 1H), 4.96-4.94 (m, 1H), 4.53 (s, 1H), 2.13 (s, 3H), 1.24 (d, J= 6.4Hz, 3H), 1.06 (s, 2H). MS: (ES+) 319 m/z (M+1)+ C17H17ClNO3 計算値 319。
【0094】
実施例327
8−メチル−6−(3−ピラゾール−1−イルメチル−フェニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
【化15】

実施例327を、DMF(1mL)中、50℃で一晩、メタンスルホン酸3−(8−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ベンジルエステル(0.1mmol、1当量)およびピラゾール(0.3mmol、3当量)を反応させ、次いでHPLCで生成物を精製することにより製造する。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ10.62 (s, 1H), 7.77 (d, J= 2.0Hz, 1H), 7.38 (d, J= 1.2Hz, 1H), 7.39-7.29 (m, 4H), 7.06 (d, J= 7.2Hz, 1H), 6.98 (d, J= 4.6Hz, 1H), 6.86 (d, J= 2.4Hz, 1H), 6.19 (t, J= 2.0Hz, 1H), 5.30 (s, 2H), 4.53 (s, 2H), 2.13 (s, 3H). MS: (ES+) 320 m/z (M+1)+ C19H18N3O2 計算値 320。
【0095】
実施例328
6−[3−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−アクリロイル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
【化16】

実施例328をEtOH中、18時間還流下で6−アセチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(1mmol、1当量)、3−トリフルオロメチル−ベンズアルデヒド(1mmol、1当量)およびBa(OH)(2mmol、2当量)を加熱して製造する。次いで、生成物をHPLCを介して反応混合物から精製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ10.91 (s, 1H), 8.10 (d, J= 8.4Hz, 2H), 8.02 (d, J= 15.6Hz, 1H), 7.95 (dd, J= 6.4Hz, 8.4Hz, 1H), 7.82 (d, J= 8.4Hz, 2H), 7.77 (d, J= 15.6Hz, 1H), 7.62 (d, J= 2.0Hz, 1H), 7.12 (d, J= 8.4Hz, 1H), 4.72 (s, 2H), . MS: (ES+) 348 m/z (M+1)+ C18H13F3NO3 計算値 348。
【0096】
実施例329
4−[3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−ベンゾニトリル
【化17】

実施例329をDMF中、180℃で10分間、4−シアノフェニルヒドラジンおよび6−(3−フェニル−アクリロイル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンの縮合で製造する。次いで、生成物をHPLCを介して反応混合物から精製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ10.71 (s, 1H), 7.48 (d, J= 8.8Hz, 2H), 7.35 (d, J= 1.6Hz, 1H), 7.26 (t, J= 7.2Hz, 2H), 7.15-7.20 (m, 4H), 6.92 (t, J= 9.2Hz, 3H), 5.54 (dd, J= 6.8Hz, 4.6Hz, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.27 (s, 2H). MS: (ES+) 395 m/z (M+1)+ C24H19N4O2 計算値 395。
【0097】
実施例330
6−(1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
【化18】

実施例330を150℃で10分間6−アセチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンをジメチルホルムアミドジメチルアセタールと縮合し製造した。得られた6−(3−ジメチルアミノ−アクリロイル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンを次いで150℃で10分間フェニルヒドラジンと反応させた。次いで、生成物をHPLCを介して反応混合物から精製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ10.65 (s, 1H), 7.65 (d, J= 1.6Hz, 1H), 7.36-7.26 (m, 3H), 7.20-7.18 (m, 2H), 6.82 (d, J= 8.4Hz, 1H), 6.72 (d, J= 2.0Hz, 1H), 6.63 (dd, J= 6.0Hz, 8.0Hz, 1H), 6.47 (d, J= 2.0Hz, 1H), 4.51 (s, 2H). MS: (ES+) 292 m/z (M+1)+ C17H14N3O2 計算値 292。
【0098】
実施例331
6−(1,5−ジフェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
【化19】

実施例331をDMF中、180℃で10分間、フェニルヒドラジンおよび6−(3−フェニル−アクリロイル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンの縮合で製造する。次いで、生成物をHPLCを介して反応混合物から精製した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ10.80 (s, 1H), 7.93-7.89 (m, 2H), 7.50-7.35 (m, 7H), 7.08 (s, 1H), 6.94 (d, J = 8.0Hz, 1H), 6.86 (d, J = 1.6 Hz, 1H) 6.82-6.77 (m, 1H), 6.55 (s, 1H), 4.62 (s, 2H). MS: (ES+) 368 m/z (M+1)+ C23H17N3O2 計算値 368。
【0099】
実施例332
6−(3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン
【化20】

DMF中、6−カルボキシ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンおよびCDI(1.1当量/基質)のスラリーRTで30分間撹拌した。N’−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミダミド(1.1当量基質)を加え、混合物を一晩115℃で撹拌した。RTに冷却し、そしてショートセライトパッドで濾過後、生成物を次いでLC−MSで反応混合物から精製した。1H NMR (DMSO-d6, 400MHz): 11.00 (s, 1H), 8.08 (dd, J = 0.8, 0.0 Hz, 2H), 7.77 (dd, J = 0.8, 0.0 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 0.0 Hz, 1H), 7.61 (m, 3H), 7.20 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 4.75 (s, 2H). MS (ES+) 293, m/z (M+1) 294, C16H11N3O3 計算値 293。
【0100】
実施例333
6−(2−フェニル−オキサゾール−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン
【化21】

40mLバイアルに6−(2−フェニル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(154mg、0.5mmol)、Lawesson’s試薬(404mg、1mmol)およびテトラヒドロフラン(3mL)を満たす。反応物を80℃に20分間加熱し、次いで室温に冷却する。溶媒を減圧下除去し、黄色残渣をDMSOに溶解し、生成物を分取HPLCで反応混合物から精製する。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.85 (s, 1H), 8.01-8.04 (m, 3H), 7.84 (s, 1H), 7.70 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.54-7.56 (m, 4 H), 7.01 (d, J = 8 Hz, 1H), 4.90 (s, 2H). MS: (ES+) 325 m/z (M+1)+ C17H13N2OS2 計算値 325。
【0101】
実施例334
ミネラルコルチコイド受容体アンタゴニズムの機能アッセイ
化合物のMRアンタゴニスト活性を、哺乳類ツーハイブリッドレポーターシステムで測定する。MRのN末端(MR−NT、アミノ酸1−597コード配列)をVP16遺伝子の活性ドメインに結合する。MRリガンド結合ドメイン(MR−LBD、アミノ酸672−984コード配列)を、酵母Gal4遺伝子のDNA結合ドメインに結合する。MR遺伝子をヒト腎臓cDNAライブラリーからPCRでクローニングする。
【0102】
アッセイを384ウェルプレートで行う。簡潔に言うと、293T細胞(ATCC)に、Gal4−MR−LBDならびにVP16−MR NTの発現ベクター、およびGal4結合配列含有ルシフェラーゼレポーターベクター(pG5−Luc)を導入する。トランスフェクション後、細胞を即座に384ウェルプレートにまく(約3×10細胞/ウェル、50μl培地中)。培地に3%炭−デキストラン処理ウシ胎児血清(Hyclone)を補う。トランスフェクション24時間後、DMSO中で生成した化合物を細胞に移す。次いで細胞を、アルドステロン(Acros)の最終濃度0.4nMで刺激し、37℃でさらに24時間インキュベートして、ルシフェラーゼ活性を照度計(CLIPR)を使用して20μlのBright−Glo(Promega)でアッセイする。ルシフェラーゼの発現をアルドステロン−誘導MR転写活性の指標として使用する。各化合物を12濃度力価のデュプリケートで試験する。IC50値(アルドステロン−誘導MR活性を50%弱めるために必要な試験化合物濃度として定義)を用量応答曲線から測定する。
【0103】
実施例335
グルココルチコイド受容体アンタゴニズムの機能アッセイ
化合物のGRアンタゴニスト活性を、哺乳類ツーハイブリッドレポーターシステムで測定する。GRのリガンド結合ドメイン(GR−LBD、アミノ酸541−778コード配列)を酵母Gal4遺伝子のDNA結合ドメインに結合する。GR遺伝子をヒト肺cDNAライブラリーからPCRでクローニングする。
【0104】
アッセイを384ウェルプレートで行う:COS−7細胞(ATCC)にGal4−GR−LBDの発現ベクターおよびGal4結合配列含有ルシフェラーゼレポーターベクター(pG5−Luc)を導入する。トランスフェクション後、即座に細胞を384ウェルプレートにまく(約8000細胞/ウェル、50μl培地中)。培地に3%炭−デキストラン処理ウシ胎児血清(Hyclone)を補う。トランスフェクション24時間後、DMSO中で生成した化合物を細胞に移す。次いで細胞を、デキサメタゾン(Sigma)の最終濃度10nMで刺激し、37℃でさらに24時間インキュベートして、ルシフェラーゼ活性を照度計(CLIPR)を使用して20μlのBright−Glo(Promega)でアッセイする。ルシフェラーゼの発現をデキサメタゾン−誘導GR転写活性の指標として使用する。各化合物を12濃度力価のデュプリケートで試験する。IC50値(デキサメタゾン−誘導GR活性を50%弱めるために必要な試験化合物濃度として定義)を用量応答曲線から測定する。
【0105】
実施例336
プロゲステロン受容体アンタゴニズムの機能アッセイ
化合物のPRアンタゴニスト活性を、T−47D細胞系(ATCC)においてプロゲステロン−誘導アルカリホスファターゼ活性により測定する。T−47D乳癌細胞において、特にプロゲステロンが膜結合アルカリホスファターゼ酵素のデノボ合成を時間および用量依存的に誘導する(Di Lorenzo et al., Cancer Research, 51: 4470-4475 (1991))。アルカリホスファターゼ酵素活性を、化学発光物質、例えばCSPD(登録商標)(Applied Biosystems)で測定できる。
【0106】
アッセイを384ウェルプレートで行う。簡潔に言うと、T−47D細胞を10%ウシ胎児血清含有50μl培地中、約2.5×10細胞/ウェルの密度で384ウェルプレートにまく。24時間後、培地を吸引する。フェノールレッドおよび血清非含有新規培地を細胞に加える。DMSO中で生成した化合物を細胞に移す。次いで細胞を、プロゲステロン(Sigma)の最終濃度3nMで刺激し、37℃でさらに24時間インキュベートして、アルカリホスファターゼを照度計(CLIPR)を使用して25μlのCSPD(登録商標)(Applied Biosystems)でアッセイする。アルカリホスファターゼの発現をプロゲステロン−誘導PR転写活性の指標として使用する。各化合物を12濃度力価のデュプリケートで試験する。IC50値(プロゲステロン−誘導PR活性を50%弱めるために必要な試験化合物濃度として定義)を用量応答曲線から測定する。
【0107】
実施例337
アンドロゲン受容体アンタゴニズムの機能アッセイ
化合物のARアンタゴニスト活性を、安定にMMTVルシフェラーゼレポーターを発現するMDA−Kb2細胞系(ATCC)で測定する。MMTVプロモーターは、アンドロゲン受容体応答因子を含むマウス乳腺腫瘍ウイルスプロモーターである。MDA−kb2細胞は、機能的、内在性アンドロゲン受容体の高レベル発現を示すMDA−MB−453細胞由来である(Wilson et al., Toxicological Sciences, 66: 69-81 (2002))。ARリガンド、例えばジヒドロテストステロンの刺激で、MMTVルシフェラーゼレポーターを活性化できる。
【0108】
アッセイを384ウェルプレートで行う。簡潔に言うと、MDA−kb2細胞を50μl培地中、約2.4×10細胞/ウェルの密度で384ウェルプレートにまく。培地に5%炭−デキストラン処理ウシ胎児血清(Hyclone)を補う。24時間後、DMSO中で生成した化合物を細胞に移す。次いで細胞を、ジヒドロテストステロン(Sigma)の最終濃度0.3nMで刺激し、37℃でさらに24時間インキュベートして、ルシフェラーゼ活性を照度計(CLIPR)を使用して20μlのBright−Glo(Promega)でアッセイする。ルシフェラーゼの発現をジヒドロテストステロン−誘導AR転写活性の指標として使用する。各化合物を12濃度力価のデュプリケートで試験する。IC50値(ジヒドロテストステロン−誘導AR活性を50%弱めるために必要な試験化合物濃度として定義)を用量応答曲線から測定する。
【0109】
遊離形または薬学的に許容される塩形の式Iの化合物は、例えば、本明細書(実施例334−337)に記載のインビトロ試験により示されるとおりの価値ある薬理学的特性を示す。本発明の化合物は、好ましくは1×10−9から1×10−5M、好ましくは500nM以下、より好ましくは250nM以下の範囲のIC50でステロイドホルモン核内受容体の阻害剤活性を示す。例えば:
(i)酢酸3−メチル−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−フェニルエステルはMRに対して2nM以下のIC50を有し;
(ii)6−(2−o−トリル−ビニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンは各々MRに対して54nM、ARに対して138nMのIC50を有し;
(iii)酢酸3−メチル−4−[2−(8−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−フェニルエステルは各々MRに対して1.3nM、GRに対して210nMのIC50を有し;
(iv)5−メチル−6−m−トリル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンは各々MRに対して47nM、PRに対して22nMのIC50を有し;そして
(v)5−メチル−6−[2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンは各々MRに対して162nM、ARに対して52nM、PRに対して>20μMおよびGRに対して>10μMのIC50を有する。
【0110】
それゆえ本発明の化合物は、ステロイド核内ホルモン受容体活性が疾患の病状および/または症状の原因である、疾患の処置および/または予防に有用である。
【0111】
上記実施例および態様は、説明の目的のためだけであり、それらに照らして様々な修飾または変化が、当業者には示唆され、本発明の精神および権限および添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることは理解されるべきである。ここに引用する全ての刊行物、特許および特許出願は、全ての目的のために引用して包含する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

[式中、
nは、0、1および2から選択され;
Zは、OおよびSから選択され;
Yは、O、SおよびNRから選択され;ここでRは、水素、C1−6アルキルおよびハロ−置換−C1−6アルキルから選択され;
Lは、結合、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレンおよびC2−6アルキニレンから選択され;ここで、任意のアルキレンは環化していてよく、そしてLのアルキレンまたはアルケニレンは、所望によりC(O)、O、S(O)0−2およびNRにより置換されたメチレンを有してよく;ここでRは、水素、C1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルキル、C6−10アリール、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;そしてLの任意のアルキレンまたはアルケニレンは、所望により独立に−C(O)ORおよびC1−6アルキルから選択される1から3個の基により置換されており;
およびRは、独立に水素、ハロおよびC1−6アルキルから選択され;
は、水素、C1−6アルキル、−C(O)R15および−S(O)0−215から選択され;ここでR15は、水素、C1−6アルキル、シアノ、ニトロおよびハロ置換−C1−6アルキル、C6−10アリールならびにC5−10ヘテロアリールから選択され;ここでRの任意のアリールまたはヘテロアリールは、所望により1から3個のハロ基で置換されており;
は、水素、ハロ、シアノ、R、C1−6アルキル、C1−6アルキルチオ、ハロ−置換−C1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルコキシおよびハロ−置換−C1−6アルキルチオから選択され;
およびRは、独立に水素、ハロ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、ハロ−置換−C1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルコキシおよびハロ−置換−C1−6アルキルチオから選択され;
は、C6−15アリール、C5−12ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここでRの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルは、所望により独立にハロ、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、ハロ−置換−C1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルコキシ、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル、−XNR1010、−XC(O)NR1010、−XNR10C(O)R10、−XNR10C(O)OXR11、−XOR10、−XOC(O)R10、−XC(O)R10、−XC(O)OR10、−XS(O)0−2NR1010および−NR1011ならびにR11から選択される1から3個の基で置換されており;ここで各Xは、独立に結合、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレンおよびC2−6アルキニレンから選択され;各R10は、独立に水素およびC1−6アルキルから選択され;そしてR11は、C6−10アリール、C6−10アリール−C1−4アルコキシ、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここでR11の任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルは、所望により独立にハロ、シアノ、ヒドロキシ、−NR1010、−NR10C(O)R10、−NR10S(O)0−210、−NR10−ベンジル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルおよびハロ−置換−C1−6アルキルから選択される1から3個の基で置換されており;ここでR10は、上記のとおりである;
ただし、nが0のとき、Rが、式II:
【化2】

{式中、AおよびBは、独立にO、S、CおよびNR10から選択され;ここでR10は、上記のとおりである。}
ではない。]
の化合物;ならびに薬学的に許容されるその塩、水和物、溶媒和物および異性体。
【請求項2】
nが、0および1から選択され;
Yが、O、SおよびNRから選択され;ここでRが、水素およびC1−6アルキルから選択され;
Zが、OおよびSから選択され;
Lが、結合、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレンおよびC2−6アルキニレンから選択され;ここで任意のアルキレンが環化していてよく、そしてLの任意のアルキレンまたはアルケニレンが、所望によりC(O)、O、S(O)0−2およびNRで置換されたメチレンを有してよく;ここでRが、水素ならびにC1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルキル、C6−10アリール、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;そしてLの任意のアルキレンまたはアルケニレンが、所望により独立に−C(O)ORおよびC1−6アルキルから選択される1から3個の基により置換されており;
およびRが、独立に水素、ハロおよびC1−6アルキルから選択され;
が、水素、C1−6アルキル、−C(O)R15および−S(O)0−215から選択され;ここでR15が、水素、C1−6アルキル、シアノ、ニトロおよびハロ置換−C1−6アルキル、C6−10アリールならびにC5−10ヘテロアリールから選択され;ここでRの任意のアリールまたはヘテロアリールが、所望により1から3個のハロ基で置換されており;
が、水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキルおよびRから選択され;
およびRが、独立に水素、ハロおよびC1−6アルキルから選択され;そして
が、C6−15アリール、C5−12ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここでRの任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルが、所望により独立にハロ、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ニトロ、C1−6アルキル、シアノ−C1−6アルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ(alkthio)、ハロ−置換−C1−6アルキル、ハロ−置換−C1−6アルコキシ、2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル、−XNR1010、−XC(O)NR1010、−XNR10C(O)R10、−XNR10C(O)OXR11、−XOR10、−XOC(O)R10、−XC(O)R10、−XC(O)OR10、−XS(O)0−2NR1010および−NR1011ならびにR11から選択される1から3個の基で置換されており;ここで各々のXが、独立に結合、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレンおよびC2−6アルキニレンから選択され;各々のR10が、独立に水素およびC1−6アルキルから選択され;そしてR11が、C6−10アリール、C6−10アリール−C1−4アルコキシ、C5−10ヘテロアリール、C3−12シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクロアルキルから選択され;ここでR11の任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルが、所望により独立にハロ、シアノ、ヒドロキシ、−NR1010、−NR10C(O)R10、−NR10S(O)0−210、−NR10−ベンジル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルおよびハロ−置換−C1−6アルキルから選択される1から3個の基で置換されており;そしてR10が上記のとおりである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
が、水素、ハロ、メチルおよびRから選択され;そしてRが、水素およびメチルから選択される、請求項2記載の化合物。
【請求項4】
が、C1−6アルキル、フェニル、チアゾリル、ピリジニル、インドリル、オキサゾリル、ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾール、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン、1H−インダゾリル、9H−チオキサンテン、6,11−ジヒドロ−ジベンゾ[b,e]オキセピン、8H−インデノ[1,2−d]チアゾール、5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタチアゾル、4,5,6,7−テトラヒドロ−ベンゾチアゾール、4,5−ジヒドロ−2−オキサ−6−チア−1,3,8−トリアザ−as−インダセン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、ナフチル、チエニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリニル、1,3−ジヒドロ−イソインドリル、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリニル、ベンゾ[1,3]ジオキソリル、ベンゾ[b]フラニル、ベンゾ[b]チエニル、ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾリル、ベンゾオキサゾリルおよび2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニルから選択され;ここでR10が、所望により独立にハロ、メチル、トリフルオロメチル、ニトロ、ヒドロキシ、メチル−カルボニル−オキシ、メトキシ、シアノ、エチル、アセチル、メトキシ−カルボニル、アミノ、アミノ−スルホニル、メチル−カルボニル−メチル、ジメチル−アミノ、ジメチルアミノ−スルホニル、ヒドロキシ−メチルおよびシアノ−メチルから選択される1から3個の基で置換されている、請求項2記載の化合物。
【請求項5】
6−(2−o−トリル−ビニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2,2−ジフェニル−ビニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−メトキシ−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−エチル−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−メチルスルファニル−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−ベンゾニトリル;6−[2−(2,4−ジメチル−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;4−メトキシ−3−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−ベンゾニトリル;6−[2−(6−メトキシ−ナフタレン−2−イル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;3−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−ベンズアルデヒド;8−フルオロ−6−(2−o−トリル−ビニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;3−メチル−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−安息香酸メチルエステル;6−(2−ピリジン−3−イル−ビニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;3−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−ベンゼンスルホンアミド;6−[2−(3−ニトロ−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−{2−[4−(2−オキソ−プロピル)−フェニル]−ビニル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(3−フェニル−プロペニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−メチル−チオフェン−3−イル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾール−5−イル−ビニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;酢酸3−メチル−4−[2−(8−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−フェニルエステル;6−[2−(2−メトキシ−フェニル)−ビニル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−ジメチルアミノ−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−ビニル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−[2−(3−ニトロ−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−[2−(4−メチル−チオフェン−3−イル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−2−フェニル−アクリル酸メチルエステル;6−[2−(3−ニトロ−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−スチリル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3;6−[2−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−m−トリル−ビニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;2−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミド;{3−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−フェニル}−アセトニトリル;6−[2−(2,3−ジメチル−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;酢酸4−アセトキシ3−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−フェニルエステル;4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−3−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミド;4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−安息香酸メチルエステル;3−フルオロ−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−ベンゼンスルホンアミド;6−[2−(4−アセチル−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;{4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−フェニル}−アセトニトリル;6−[2−(8−ヒドロキシメチル−ナフタレン−1−イル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−フルオロ−5−メチル−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−7−イル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−フルオロ−6−(2−m−トリル−ビニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;3−メチル−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−ベンズアミド;酢酸3−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−フェニルエステル;酢酸3,5−ジメチル−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−フェニルエステル;酢酸2−フルオロ−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−フェニルエステル;酢酸5−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−1H−インドル−3−イルエステル;6−[2−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;N−{3−メチル−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−フェニル}−アセトアミド;6−[2−(6−メトキシ−ピリジン−2−イル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(3−メチル−チオフェン−2−イル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;4−メチル−2−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−ベンズアルデヒド;6−[2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−[2−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;3−メチル−4−[2−(8−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−安息香酸メチルエステル;8−メチル−6−[2−(4−メチル−ピリジン−3−イル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−ヒドロキシ−3−メチル−フェニル)−ビニル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(1H−インドル−5−イル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;酢酸4−[2−(7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−フェニル;8−メチル−6−(2−ピリジン−3−イル−ビニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;酢酸4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ビニル]−フェニルエステル;6−[2−(4−ヒドロキシ−2−メチル−フェニル)−ビニル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−フルオロ−6−スチリル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−メトキシ−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−[2−(3−ニトロ−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−スチリル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−フェネチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−o−トリル−エチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;酢酸4−[2−(8−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−フェニルエステル;6−(3−フェニル−プロピル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;5−メチル−6−フェネチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−メトキシ−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−p−トリル−エチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−フルオロ−6−[2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;酢酸3,5−ジメチル−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−フェニルエステル;酢酸2−フルオロ−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−フェニルエステル;6−[2−(3−フルオロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−ベンゾフラン−5−イル−エチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;7−メチル−6−フェネチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−ヒドロキシ−2−メチル−フェニル)−エチル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;酢酸3−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−フェニルエステル;酢酸3−メチル−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−フェニルエステル;8−メチル−6−(2−o−トリル−エチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;酢酸3−メチル−4−[2−(8−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−フェニルエステル;8−メチル−6−フェネチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;3,N,N−トリメチル−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−ベンゼンスルホンアミド;6−[2−(4−ジメチルアミノ−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−ヒドロキシ
−フェニル)−エチル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−メトキシ−フェニル)−エチル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−[2−(4−メチル−チオフェン−3−イル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−2−フェニル−プロピオン酸メチルエステル;{3−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−フェニル}−アセトニトリル;6−[2−(3,4−ジメチル−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2,3−ジメチル−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2,4−ジメチル−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−ビフェニル−3−イル−エチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;N,N−ジメチル−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−ベンゼンスルホンアミド;6−[2−(4−ヒドロキシ−3−メチル−フェニル)−エチル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;酢酸2−メチル−4−[2−(8−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−フェニルエステル;6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イルメチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリデンメチル]−8−フルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリデンメチル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−4−ヒドロキシ−5−イリデンメチル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリデンメチル]−8−トリフルオロメチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−メトキシ−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−p−トリル−エチル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−エチル−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−フルオロ−6−[2−(2−トリフルオロ−メチル−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−メトキシ−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;酢酸3,5−ジメチル−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−フェニルエステル;酢酸2−フルオロ−4−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−フェニルエステル;酢酸3−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−エチル]−フェニルエステル;6−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−ナフタレン−2−イルメチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−フェニル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−ベンゾフラン−2−イル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−ベンゾ[b]チオフェン−3−イル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−m−トリル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−フルオロ−6−フェニル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−ベンゾフラン−5−イル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−フルオロ−6−m−トリル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−m−トリル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;5−メチル−6−m−トリル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;5−m−トリル−3H−ベンゾオキサゾール−2−オン;6−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ベンゾニトリル;6−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(1H−インドル−5−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(3−ヒドロキシメチル−フェニル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−フルオロ−6−(2−メチル−1H−インドル−5−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(4−フルオロ−3−メチル−フェニル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−フルオロ−6−(1H−インドル−5−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−クロロ−6−(3−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(1H−インドル−5−イル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(4−ヒドロキシメチル−フェニル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−ベンゾフラン−5−イル−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(3−クロロ−フェニル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;7−フルオロ−6−m−トリル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(3−クロロ−フェニル)−7−フルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;7−フルオロ−6−(4−フルオロ−フェニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;4−(7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ベンゾニトリル;[3−(7−フルオロ−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−フェニル]−アセトニトリル;7−フルオロ−6−o−トリル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;7−フルオロ−6−p−トリル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;5−(3−クロロ−フェニル)−3H−ベンゾオキサゾール−2−オン;8−メチル−6−m−トリル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−チオフェン−3−イル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(5−ピリジン−3−イル−チオフェン−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;3−(8−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ベンゾニトリル;6−(1H−インドル−5−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;2−フルオロ−4−(8−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ベンズアルデヒド;4−(8−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ベンゾニトリル;2−メチル−4−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ベンゾニトリル;2−メチル−4−(8−メチル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−ベンゾニトリル;8−メチル−6−(3−トリフルオロメトキシ−フェニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−ベンゾ[b]チオフェン−5−イル−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(1H−インダゾール−5−イル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(1H−インドル−6−イル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−ベンジル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−フェニル−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;8−クロロ−6−m−トリル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリデンメチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリデンメチル]−8−フルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリデンメチル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−4−ベンジルオキシ−5−イリデンメチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(Z異性体);6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−4−ベンジルオキシ−5−イリデンメチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E異性体);6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−4−ベンジルオキシ−5−イリデンメチル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(Z異性体);6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−4−ベンジルオキシ−5−イリデンメチル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E異性体);6−[(10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリデン)エチル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−4−ヒドロキシ−5−イリデンメチル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(E異性体);6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリデンメチル]−4H−ベンゾ[1,4]チオキサジン−3−オン;6−[10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリデンメチル]−4,4−ジメチル−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−((9H−チオキサンテン−9−イリデン)メチル)−8−メチル−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−[4−フルオロ−8−メトキシ−6H−ジベンゾ[b,e]オキセピン−11−イリデンメチル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;7−m−トリルキノキサリン−2(1H)−オン;6−(2−フェニル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−(2−ピリジン−3−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(3−フルオロ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(3−アミノ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;5−メチル−6−(2−ピリジン−3−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;5−メチル−6−(2−フェニル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3
−オン;6−[2−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−5−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−エチル−チアゾル−4−イル)−5−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2’−メチル−[2,4’]ビチアゾリル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−チオフェン−3−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;[4−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−チアゾル−2−イル]−アセトニトリル;6−[2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−(2−フェニル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−エチル−チアゾル−4−イル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(3−ヒドロキシ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(4−フェニル−チアゾル−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(4−ピリジン−3−イル−チアゾル−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(3−アミノ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−チアゾル−4−イル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(3−アミノ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−5−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;5−メチル−6−[2−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;5−メチル−6−[2−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ−[1,4]オキサジン−3−オン;5−メチル−6−(2−チオフェン−3−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−チアゾル−4−イル]−5−メチル−4H−ベンゾ[1,4]−オキサジン−3−オン;8−メチル−6−(4−ピリジン−3−イル−チアゾル−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−(4−チオフェン−3−イル−チアゾル−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−(2−チオフェン−3−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;4−アセチル−6−(2−チオフェン−3−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−フルオロ−6−(2−チオフェン−3−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ−[1,4]オキサジン−3−オン;−[2−(2−アミノ−ピリジン−3−イル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−フルオロ−6−(2−ピリジン−3−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−クロロ−6−(2−ピリジン−3−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[4−(3−メトキシ−フェニル)−チアゾル−2−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−チアゾル−2−イル]−4H−ベンゾ−[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(メチル−フェニル−アミノ)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−エチル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2,5−ジメチル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−ピリジン−2−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−m−トリル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−p−トリル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−チオフェン−2−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−ヒドロキシ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(3−ヒドロキシ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(3−クロロ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−クロロ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;[4−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−チアゾル−2−イルメチル]−カルバミン酸ベンジルエステル;6−[2−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル)−チアゾル−4−イル]−5−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;5−メチル−6−(2’−メチル−[2,4’]ビチアゾリル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−5−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−5−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;5−メチル−6−[2−(4−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(4−チオフェン−3−イル−チアゾル−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[4−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾル−2−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−[2−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[4−(4−クロロ−フェニル)−チアゾル−2−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[4−(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−チアゾル−2−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(4−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−チアゾル−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[4−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾル−2−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−チアゾル−4−イル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(8H−インデノ[1,2−d]チアゾル−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(5−メチル−ピリジン−3−イル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[4−(4−メトキシ−フェニル)−チアゾル−2−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[4−(3−ブロモ−フェニル)−チアゾル−2−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;5−[2−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−チアゾル−4−イル]−ニコチノニトリル;6−[2−(3−ジメチルアミノ−フェニル)−チアゾル−4−イル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(5−アセチル−4−メチル−チアゾル−2−イル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタチアゾル2−イル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(4,5,6,7−テトラヒドロ−ベンゾチアゾル−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(4−トリフルオロメチル−チアゾル−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−アミノ−ピリジン−3−イル)−チアゾル−4−イル]−8−フルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(4−ヒドロキシメチル−チアゾル−2−イル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(4,5−ジヒドロ−2−オキサ−6−チア−1,3,8−トリアザ−as−インダセン−7−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(6−アミノ−ピリジン−2−イル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(1H−インドル−4−イル)−チアゾル−4−イル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(1H−インダゾール−5−イル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(1H−インダゾール−5−イル)−チアゾル−4−イル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−ピラジン−2−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−アミノ−ピリジン−3−イル)−チアゾル−4−イル]−5−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(2−アミノ−ピリジン−3−イル)−チアゾル−4−イル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;5,8−ジメチル−6−(2−ピリジン−3−イル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(5−アミノ−ピリジン−3−イル)−チアゾル−4−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−フルオロ−6−(4−ピリジン−3−イル−チアゾル−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;7−(4−(チオフェン−3−イル)チアゾル−2−イル)キノキサリン−2(1H)−オン;3,4−ジヒドロ−7−(4−(チオフェン−3−イル)チアゾル−2−イル)キノキサリン−2(1H)−オン;6−(2−(5−アミノ−2−メチルフェニル)チアゾル−4−イル)−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−4−フルオロフェニル)チアゾル−4−イル)−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(2,6−ジクロロ−3−ニトロフェニル)チアゾル−4−イル)−2H−ベンゾ[
b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)チアゾル−4−イル)−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−4−クロロフェニル)チアゾル−4−イル)−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−4−メチルフェニル)チアゾル−4−イル)−8−メチル−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−2−メチルフェニル)チアゾル−4−イル)−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−4−メチルフェニル)チアゾル−4−イル)−5−メチル−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−(エチルアミノ)フェニル)チアゾル−4−イル)−8−メチル−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;N−(3−(4−(3,4−ジヒドロ−8−メチル−3−オキソ−2H−ベンゾ[b]−[1,4]オキサジン−6−イル)チアゾル−2−イル)フェニル)アセトアミド;N−(3−(4−(3,4−ジヒドロ−8−メチル−3−オキソ−2H−ベンゾ[b]−[1,4]オキサジン−6−イル)チアゾル−2−イル)フェニル)スルホンアミド;6−(2−(3−(ベンジルアミノ)フェニル)チアゾル−4−イル)−8−メチル−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−4−フルオロフェニル)チアゾル−4−イル)−5−メチル−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−4−フルオロフェニル)チアゾル−4−イル)−8−メチル−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−4−メチルフェニル)チアゾル−4−イル)−5,8−ジメチル−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−5−フルオロフェニル)チアゾル−4−イル)−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−5−フルオロフェニル)チアゾル−4−イル)−8−メチル−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−5−フルオロフェニル)チアゾル−4−イル)−8−フルオロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−5−フルオロフェニル)チアゾル−4−イル)−8−クロロ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−5−フルオロフェニル)チアゾル−4−イル)−5−メチル−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−(2−(3−アミノ−5−フルオロフェニル)チアゾル−4−イル)−5,8−ジメチル−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オン;6−[2−(4−ヒドロキシ−2−メチル−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−ヒドロキシ−3−メチル−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(3−フルオロ−4−ヒドロキシ−フェニル)−ビニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(3−ヒドロキシ−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−ヒドロキシ−2−メチル−フェニル)−エチル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[2−(4−ヒドロキシ−3−メチル−フェニル)−ビニル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジン−6−イル)−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−8−フルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−クロロ−6−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(ジベンジルアミノ)−2H−ベンゾ[b]−[1,4]オキサジン−3(4H)−オン;3−オキソ−6−(2−ピリジン−3−イル−チアゾル−4−イル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−8−カルボニトリル;6−(2−ピリジン−3−イル−オキサゾール−5−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−フェニル−オキサゾール−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;4−メタンスルホニル−6−(2−フェニル−チアゾル−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;4−アセチル−6−[4−(3−ブロモ−フェニル)−チアゾル−2−イル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−[3−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−フェニル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[3−クロロ−5−(1−ヒドロキシ−エチル)−フェニル]−8−メチル−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;8−メチル−6−(3−ピラゾール−1−イルメチル−フェニル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−[3−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−アクリロイル]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;4−[3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−5−フェニル−4,5−ジヒドロ−ピラゾール−1−イル]−ベンゾニトリル;6−(1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(1,5−ジフェニル−1H−ピラゾール−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;6−(2−フェニル−オキサゾール−4−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;および6−(3−フェニル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−3(4H)−オンから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
薬学的に許容される賦形剤とともに治療有効量の請求項1記載の化合物を含む、医薬組成物。
【請求項7】
動物に治療有効量の請求項1記載の化合物を投与することを含む、ステロイド核内ホルモン受容体活性の調節が疾患の病状および/または症状を予防、阻止または改善できる、動物における疾患の処置法。
【請求項8】
異常ステロイド核内ホルモン受容体活性が疾患の病状および/または症状の原因である、動物における疾患の処置用薬剤の製造のための、請求項1記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2008−508314(P2008−508314A)
【公表日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−523864(P2007−523864)
【出願日】平成17年7月28日(2005.7.28)
【国際出願番号】PCT/US2005/027086
【国際公開番号】WO2006/015259
【国際公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【出願人】(503261524)アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (158)
【氏名又は名称原語表記】IRM,LLC
【Fターム(参考)】