説明

ステージ駆動装置

【課題】ボールねじ駆動モータで発生したパーティクルがステージに載置された基板の表面に付着することを防止でき、かつボールねじの取外し及び取付け作業を容易に行うことのできるステージ駆動装置を提供する。
【解決手段】第1及び第2のXYステージ駆動用ボールねじ13,14を駆動する第1及び第2のボールねじ駆動モータ18,19を真空チャンバ1の外部に設け、かつナットフランジ28の高さをナットブラケット8,12の開口幅より小さくするとともに、ナットフランジ28の幅をナットブラケット8,12の開口高さより小さくする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種半導体製造装置や検査装置等において位置決めすべきステージを真空チャンバ内で駆動するステージ駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体露光装置等で用いられるステージ駆動装置の一例として、従来、例えば図11及び図12に示すものが知られている。図11及び図12において、符号1は真空チャンバを示しており、この真空チャンバ1内には、XYステージ2が設けられているとともに、XYステージ2を駆動するXYステージ駆動装置3が設けられている。なお、真空チャンバ1はほぼ箱形に形成された真空チャンバ本体1aと、この真空チャンバ本体1aの一側面部に形成された内部機器搬入用開口部を閉塞するチャンバ蓋1bとで構成されている。
【0003】
XYステージ駆動装置3は多数のボルト(図示せず)によって真空チャンバ1の底面部に固定されたベース4と、このベース4上にリニアガイド5,6(図12参照)を介してX軸方向にスライド可能に設けられた第1のスライドテーブル7を備えており、この第1のスライドテーブル7の下面部にはナットブラケット8(図13及び図15参照)が取り付けられている。
【0004】
また、XYステージ駆動装置3は第1のスライドテーブル7上にリニアガイド9,10を介してY軸方向にスライド可能に設けられた第2のスライドテーブル11を備えており、この第2のスライドテーブル11の下面部にはナットブラケット12(図14及び図16参照)が取り付けられている。さらに、XYステージ駆動装置3は第1のスライドテーブル7を介してXYステージ2をX軸方向に駆動する第1のボールねじ13と、第2のスライドテーブル11を介してXYステージ2をY軸方向に駆動する第2のボールねじ14を備えており、これらボールねじ13,14のナット13a,14aには、図13及び図14に示すように、上記ナットブラケット8,12にナット13a,14aを固定するためのナットフランジ15が設けられている。なお、ボールねじ13のねじ軸13b,14bは、図13及び図14に示すように、ベース4上に固定されたサポートブラケット16に軸受ユニット17を介して回転自在に支持されている。また、サポートブラケット16のうち駆動モータ18,19に近い側のものはベース4に一体的に設けられている。
【0005】
また、XYステージ駆動装置3は真空チャンバ1の外部に設けられた第1及び第2のボールねじ駆動モータ18,19と、これらボールねじ駆動モータ18,19の回転トルクをボールねじ13,14に伝える第1及び第2のトルク伝達機構20,21を備えている。これらのトルク伝達機構20,21は、図13及び図14に示すように、ボールねじ13,14のねじ軸13b,14b及びボールねじ駆動モータ18,19の回転軸18a,19aにそれぞれカップリング22を介して連結されたトルク伝達軸23と、このトルク伝達軸23の真空チャンバ貫通部をシールするシールユニット24とからなり、真空チャンバ1には、上記トルク伝達軸23及びシールユニット24を通すための貫通孔25が形成されている。なお、XYステージ2は第2のスライドテーブル11上にリニアガイド26,27(図12参照)を介してX軸方向にスライド可能に設けられている。
このようなXYステージ駆動装置では、ボールねじ13,14を駆動するボールねじ駆動モータ18,19が真空チャンバ1の外部に設けられているため、ボールねじ駆動モータ18,19で発生したパーティクルがXYステージ2に載置された基板の表面に付着することを防止できるという利点を有している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述したXYステージ駆動装置では、ボールねじ13,14のメンテナンスを行ったり、新しいボールねじと交換する場合、本来、分解したくない部分まで取り外したり、真空チャンバ1内から装置全体を取り出してボールねじ13,14の交換作業を行なっているため、ボールねじ13,14の交換作業に多くの手間と時間を要していた。このような問題は上記のような構成に限らず、真空チャンバ内にボールねじが配されるステージ駆動装置では起こり得る問題である。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、真空チャンバ内に配されるボールねじの取付け取外しを容易に行うことのできるステージ駆動装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、第1の発明は、ステージを真空チャンバ内で駆動するものであって、前記真空チャンバの底面部に固定されたベースと、このベース上に設けられ、前記ステージを所定方向に移動自在に支持するリニアガイドと、前記ステージに設けられたナットブラケットにナットを固定するためのナットフランジを有するボールねじと、前記ボールねじを駆動する駆動モータと、を備えたステージ駆動装置において、前記ナットフランジの形状が、所定角度回転させたときに前記ナットブラケットの開口を挿通可能な形状としたことを特徴とする。
【0008】
この場合、前記ボールねじのねじ軸及び前記駆動モータの回転軸にそれぞれカップリングを介して連結されたトルク伝達軸と、このトルク伝達軸の真空チャンバ貫通部をシールするシールユニットとからなるトルク伝達機構をさらに備え、前記真空チャンバは前記トルク伝達軸及び前記シールユニットを通すための貫通孔を有する構成であってもよい。また、前記貫通孔を前記ナットフランジの外形寸法より大きく形成することが好ましい。
【0009】
第2の発明は、ステージを真空チャンバ内で駆動するものであって、前記真空チャンバの底面部に固定されたベースと、このベース上に固定された複数のサポートブラケットと、前記ベース上に設けられ、前記ベース上に設けられ、前記ステージを所定方向に移動自在に支持するリニアガイドと、前記サポートブラケットに軸受ユニットを介して支持されたねじ軸を有すると共に前記ステージにナットブラケットを介して固定されたナットを有するボールねじと、前記ボールねじを駆動する駆動モータと、を備えたステージ駆動装置において、前記ねじ軸を前記サポートブラケット及び前記ナットブラケットから脱着するための切欠部を前記サポートブラケット及び前記ナットブラケットの側面部に設けたことを特徴とする。
【0010】
第3の発明は、ステージを真空チャンバ内で駆動するものであって、前記真空チャンバの底面部に固定されたベースと、このベース上に設けられ、前記ステージを所定方向に移動自在に支持するリニアガイドと、前記ステージにナットブラケットを介して固定されたナットを有するボールねじと、前記ボールねじを駆動する駆動モータと、を備えたステージ駆動装置において、前記ナットの外周面と嵌合する凹部を下面部に有する上側ナットブラケットと、この上側ナットブラケットの下面部と対向する上面部に前記ナットの外周面と嵌合する凹部を有する下側ナットブラケットとで前記ナットブラケットを構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
第1の発明に係るステージ駆動装置によれば、ボールねじを取外したり取付けたりするときに真空チャンバ内から装置全体を引き出したり、装置の大幅な分解を行ったりする必要がないので、ボールねじの取外し及び取付けを含むステージ駆動装置のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
第2の発明に係るステージ駆動装置によれば、ボールねじをサポートブラケット及びナットブラケットの側方にずらすだけでボールねじを取外したり取付けたりすることができ、ボールねじを取外したり取付けたりするときにサポートブラケットをベースから取り外したり、ナットブラケットをステージから取り外したりする必要がないので、ボールねじの取外し及び取付けを含むステージ駆動装置のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0012】
第3の発明に係るステージ駆動装置によれば、上側ナットブラケットから下側ナットブラケットを取り外すだけでボールねじのナットをナットブラケットから取り外すことができ、ボールねじを取外したり取付けたりするときにナットブラケットをステージから取り外す必要がないので、ボールねじの取外し及び取付けを含むステージ駆動装置のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図1ないし図3を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。なお、図11〜図16に示したものと同一部分もしくは相当する部分には同一の符号を付し、その部分の詳細な説明は省略する。
本発明の第1の実施形態に係るステージ駆動装置は、図1に示すように、第1のスライドテーブル7を介してXYステージをX軸方向に駆動する第1のボールねじ13と、第2のスライドテーブル11を介してXYステージをY軸方向に駆動する第2のボールねじ14を備えており、これらボールねじ13,14のナット13a,14aには、ナットブラケット8,12にナット13a,14aを固定するためのナットフランジ28が設けられている。このナットフランジ28は、ナットブラケット8,12の開口高さと開口幅をhB、wBとすると、その高さhFと幅wFがhF<wB、wF<hBとなるように、ほぼ長方形状に形成されている(図2参照)。
【0014】
また、本実施形態に係るステージ駆動装置の真空チャンバ1はトルク伝達機構20,21のトルク伝達軸23及びシールユニット24を通すための貫通孔25を有しており、この貫通孔25はナットフランジ28の長辺より大きい直径で真空チャンバ1に設けられている。
このように構成される本発明の第1の実施形態では、ボールねじ13,14を駆動するボールねじ駆動モータ18,19が真空チャンバ1の外部に設けられているため、ボールねじ駆動モータ18,19で発生したパーティクルがXYステージ2に載置された基板の表面に付着することを防止できる。
【0015】
また、本発明の第1の実施形態では、ナットフランジ28をナットブラケット8,12から取り外した後、ボールねじ13,14をナットブラケット8,12に対して90度だけ回転させると、図3に示すように、ナットフランジ28の高さと幅の位置的関係が逆転する。これにより、フランジ28を事情により図1で左側に設ける必要がある場合でもボールねじ13,14のナット13a,14aをナットフランジ28と共にナットブラケット8,12を通して真空チャンバ1の貫通孔25から引き抜くことができ、ボールねじ13,14の取外し及び再取付けを行ったり、新しいボールねじと交換するときに大幅な分解作業が必要なく、また真空チャンバ1内から装置全体を取り出す必要がないので、ステージ駆動装置のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0016】
次に、図4ないし図7を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。
本発明の第2の実施形態に係るステージ駆動装置は、図4に示すように、第1のスライドテーブル7を介してXYステージをX軸方向に駆動する第1のボールねじ13と、第2のスライドテーブル11を介してXYステージをY軸方向に駆動する第2のボールねじ14を備えており、これらボールねじ13,14のナット13a,14aはナットブラケット8,12を介して第1及び第2のスライドテーブル7,11に固定されている。また、ボールねじ13,14のねじ軸13b,14bはベース4上に固定されたサポートブラケット16に軸受ユニット17を介して回転自在に支持されており、上記サポートブラケット16及びナットブラケット8,12の側面部には、ねじ軸13b,14bをサポートブラケット16及びナットブラケット8,12から脱着するための切欠部29,30(図5及び図6参照)が形成されている。
【0017】
このように構成される本発明の第2の実施形態では、ボールねじ13,14を駆動するボールねじ駆動モータ18,19が真空チャンバ1の外部に設けられているため、ボールねじ駆動モータ18,19で発生したパーティクルがXYステージ2に載置された基板の表面に付着することを防止できる。また、ボールねじ13,14のねじ軸13b,14bをサポートブラケット16及びナットブラケット8,12から脱着するための切欠部29,30をサポートブラケット16及びナットブラケット8,12の側面部に設けたことにより、図7に示すように、ボールねじ13,14をサポートブラケット16及びナットブラケット8,12の側方にずらすだけでボールねじ13,14を取外したり、新しいボールねじと交換することができる。したがって、ボールねじ13,14の取外し及び再取付けを行ったり、新しいボールねじと交換したりするときにサポートブラケット16をベース4から取り外したり、ナットブラケット8,12をスライドテーブル7,11から取り外したりする必要がないので、ステージ駆動装置のメンテナンス作業を容易に行なうことができる。なお、図7ではリニアガイドのスライダ及びナットブラケットの上面に図示されるスライドテーブルを図示省略しているが、実際には固定されたままの状態となっている。
【0018】
次に、図8ないし図10を参照して本発明の第3の実施形態について説明する。
本発明の第3の実施形態に係るステージ駆動装置は、図8に示すように、第1のスライドテーブル7を介してXYステージをX軸方向に駆動する第1のボールねじ13と、第2のスライドテーブル11を介してXYステージをY軸方向に駆動する第2のボールねじ14を備えている。これらボールねじ13,14のナット13a,14aはそれぞれナットブラケット8,12を介して第1及び第2のスライドテーブル7,11に固定されており、ナットブラケット8,12は、図9に示すように、ブロック状の上側ナットブラケット31と下側ナットブラケット32から構成されている。
【0019】
上側ナットブラケット31は例えばT字状に形成されており、この上側ナットブラケット31の下面部の中央部には、ナット13a,14aの外周面と嵌合する半円形状の凹部33が形成されている。また、上側ナットブラケット31は上記凹部33の両側に二つのボルト挿通孔34を有しており、上側ナットブラケット31の上面部は上記ボルト挿通孔34を挿通するボルト35によってスライドテーブル7,11の下面部に固定されている。
【0020】
下側ナットブラケット32はブロック状に形成されており、この下側ナットブラケット32の上面部の中央部には、ナット13a,14aの外周面と嵌合する半円形状の凹部36が形成されている。また、下側ナットブラケット32は上記凹部36の両側にボルト挿通孔37を有しており、下側ナットブラケット32の上面部は上記ボルト挿通孔37を挿通するボルト38によって上側ナットブラケット31の下面部に固定されている。
【0021】
このように構成される本発明の第3の実施形態では、ボールねじ13,14を駆動するボールねじ駆動モータ18,19が真空チャンバ1の外部に設けられているため、ボールねじ駆動モータ18,19で発生したパーティクルがXYステージ2に載置された基板の表面に付着することを防止できる。また、ナット13a,14aの外周面と嵌合する半円形状の凹部33を下面部に有する上側ナットブラケット31と、この上側ナットブラケット31の下面部と対向する上面部にナット13a,14aの外周面と嵌合する半円形状の凹部36を有する下側ナットブラケット32とでナットブラケット8,12を構成したことにより、図10に示すように、上側ナットブラケット31から下側ナットブラケット32を取り外すだけでボールねじ13,14のナット13a,14aをナットブラケット8,12から取り外すことができる。したがって、ボールねじ13,14の取外し及び再取付けを行ったり、新しいボールねじと交換したりするときにナットブラケット8,12をスライドテーブル7,11から取り外す必要がないので、ステージ駆動装置のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0022】
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が実施可能である。例えば、上記各実施の形態とも、一軸ステージにも適用可能であることは言うまでもない。また、真空チャンバを貫通して設けられるトルク伝達機構を省略し、真空チャンバ内にボールねじを駆動するモータも配置される一軸ステージ、XYステージ等にも同様に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るステージ駆動装置の要部を示す図である。
【図2】図1に示すボールねじのナットフランジを示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るステージ駆動装置の作用を説明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るステージ駆動装置の要部を示す図である。
【図5】図4に示すサポートブラケットの断面図である。
【図6】図4に示すナットブラケットの断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るステージ駆動装置の作用を説明するための図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係るステージ駆動装置の要部を示す図である。
【図9】図8に示すナットブラケットの正面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係るステージ駆動装置の作用を説明するための図である。
【図11】ステージ駆動装置の側面図である。
【図12】図11のXII−XII断面図である。
【図13】図12に示すステージ駆動装置の部分断面図である。
【図14】図12に示すステージ駆動装置の部分断面図である。
【図15】図13のXV−XV断面図である。
【図16】図13のXVI−XVI断面図である。
【符号の説明】
【0024】
1 真空チャンバ
2 XYステージ
3 XYステージ駆動装置
4 ベース
5,6 リニアガイド
7 第1のスライドテーブル
8,12 ナットブラケット
9,10 リニアガイド
11 第2のスライドテーブル
13 第1のボールねじ
14 第2のボールねじ
13a,14a ナット
13b,14b ねじ軸
15,28 ナットフランジ
16 サポートブラケット
17 軸受ユニット
18 第1のボールねじ駆動モータ
19 第2のボールねじ駆動モータ
20 第1のトルク伝達機構
21 第2のトルク伝達機構
22 カップリング
23 トルク伝達軸
24 シールユニット
25 貫通孔
26,27 リニアガイド
29,30 切欠部
31 下側ナットブラケット
32 上側ナットブラケット
33,34 凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステージを真空チャンバ内で駆動するものであって、前記真空チャンバの底面部に固定されたベースと、このベース上に設けられ、前記ステージを所定方向に移動自在に支持するリニアガイドと、前記ステージに設けられたナットブラケットにナットを固定するためのナットフランジを有するボールねじと、前記ボールねじを駆動する駆動モータと、を備えたステージ駆動装置において、
前記ナットフランジの形状が、所定角度回転させたときに前記ナットブラケットの開口を挿通可能な形状としたことを特徴とするステージ駆動装置。
【請求項2】
前記ボールねじのねじ軸及び前記駆動モータの回転軸にそれぞれカップリングを介して連結されたトルク伝達軸と、このトルク伝達軸の真空チャンバ貫通部をシールするシールユニットとからなるトルク伝達機構をさらに備え、前記真空チャンバは前記トルク伝達軸及び前記シールユニットを通すための貫通孔を有することを特徴とする請求項1記載のステージ駆動装置。
【請求項3】
請求項2記載のステージ駆動装置において、前記貫通孔を前記ナットフランジの外形寸法より大きく形成したことを特徴とするステージ駆動装置。
【請求項4】
ステージを真空チャンバ内で駆動するものであって、前記真空チャンバの底面部に固定されたベースと、このベース上に固定された複数のサポートブラケットと、前記ベース上に設けられ、前記ベース上に設けられ、前記ステージを所定方向に移動自在に支持するリニアガイドと、前記サポートブラケットに軸受ユニットを介して支持されたねじ軸を有すると共に前記ステージにナットブラケットを介して固定されたナットを有するボールねじと、前記ボールねじを駆動する駆動モータと、を備えたステージ駆動装置において、
前記ねじ軸を前記サポートブラケット及び前記ナットブラケットから脱着するための切欠部を前記サポートブラケット及び前記ナットブラケットの側面部に設けたことを特徴とするステージ駆動装置。
【請求項5】
ステージを真空チャンバ内で駆動するものであって、前記真空チャンバの底面部に固定されたベースと、このベース上に設けられ、前記ステージを所定方向に移動自在に支持するリニアガイドと、前記ステージにナットブラケットを介して固定されたナットを有するボールねじと、前記ボールねじを駆動する駆動モータと、を備えたステージ駆動装置において、
前記ナットの外周面と嵌合する凹部を下面部に有する上側ナットブラケットと、この上側ナットブラケットの下面部と対向する上面部に前記ナットの外周面と嵌合する凹部を有する下側ナットブラケットとで前記ナットブラケットを構成したことを特徴とするステージ駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2006−177421(P2006−177421A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−370090(P2004−370090)
【出願日】平成16年12月21日(2004.12.21)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】