説明

ストッカ

【課題】入庫口および出庫口で任意の製品の自由な出し入れとスタッカクレーンの無駄動作を無くし、製品移動の時間短縮を可能とする。
【解決手段】本発明のストッカ1は、製品3を入庫する入庫口1aと入庫した製品3を出庫する出庫口1bとを備えた入出庫部9と、入庫した製品3を保管する保管棚10と、入出庫部9の入庫口1aおよび出庫口1bと保管棚10との間で製品3を移送するスタッカクレーン2よりなる第1の移送機構とを備え、入出庫部9は当該入出庫部9内において、入庫口1aと出庫口1bとの間で製品3の移送を行う例えばピック&プレース機構で構成された製品受け渡し機構部6よりなる第2の移送機構をさらに備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の製品を保管する保管棚と、入庫口および出庫口と保管棚との間で製品を移送する移送機構とを内部に備えたストッカに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的なストッカを用いて製品の出し入れを行う際は、入庫口から入庫した製品をスタッカクレーンや専用のリフト等の移送機構を使用して保管棚へ移送して保管する。そして、保管棚に保管されている製品をスタッカクレーンや専用のリフト等の移送機構を使用して出庫口へ移送して出庫している。
【0003】
しかしながら、製品の出し入れ回数が多くなり、入出庫する製品の数に対してクレーンが十分な仕事を実施できない場合は、入出庫する要求に対して製品の出し入れに遅れが生じてしまう。また、入庫した製品をすぐに出庫する場合においては、入庫した製品を一度保管棚に保管してから出庫しており、クレーンが保管棚と入庫口および出庫口との間を移動動作することになるので、製品を出庫するまでに無駄な時間が掛かってしまう。
【0004】
そこで、かかる問題を解決するために、下記特許文献1に開示されたストッカにおいて高効率のストッカが示されている。特許文献1には入庫口である搬入ポートに搬入ポート用待機領域を、出庫口である搬出ポートに搬出ポート用待機領域を備えている。搬入ポートに入庫された製品は昇降ユニットを用いて搬入ポート用待機領域に製品を移載・待機させ、スタッカクレーンを使用して保管棚へ移送して保管する。保管棚に保管されている製品は、スタッカクレーンを使用して搬出ポート用待機領域に移載・待機させ、水平駆動ユニットを用いて搬出ポートに移載し出庫される。以上のように、搬入ポート用待機領域及び搬出ポート用待機領域を備えることにより、連続して製品を入出庫することが出来る構成となっている。
【0005】
また、搬入ポート用待機領域および搬出ポート用待機領域がストッカ内部に設けられているため、ストッカ本体から搬入ポートおよび搬出ポートが突出しているストッカに比べて省スペースとなっている。また、入庫口及び出庫口と保管棚との間での製品の移送は搬入ポート用待機領域および搬出ポート用待機領域を介してスタッカロボットが入出庫作業を行うため、作業者が搬入ポートおよび搬出ポートで行う入出庫作業と干渉せず、重複させて実施できるため、入出庫待ちに要する時間を短縮することが出来て、ストッカとして高効率である。
【0006】
【特許文献1】特開2005−49454号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示されたストッカでは、搬入ポート用待機領域および搬出ポート用待機領域を備えることにより、製品を出し入れする入出庫口から連続して製品を入出庫させることが可能になり、入出庫待ち時間を短縮することが出来る。しかし、特許文献1の構成では、入庫した製品をすぐに出庫する場合においては、スタッカクレーンの無駄搬送やスタッカクレーンを使用せずに製品を入出庫口で保管することが出来ないといった問題があった。
【0008】
また、搬送車間で製品を受け渡す場合は、別途中継手段である製品受け渡し装置を設けており、そのための装置自体や装置設置スペースが必要となるばかりか、受け渡し台にアクセスする搬送車に走行制限が発生し、搬送車の効率を落とすといった問題があった。
【0009】
本発明はかかる問題を解決するために成されたものであり、スタッカクレーン等の移送機構の無駄動作をなくし、製品移動の時間短縮と効率の良い動作を行えるストッカを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のストッカは、製品を入庫する入庫口と前記入庫した製品を出庫する出庫口とを備えた入出庫部と、前記入庫した製品を保管する保管棚と、前記入出庫部の前記入庫口および前記出庫口と前記保管棚との間で製品を移送する第1の移送機構とを備え、前記入出庫部は当該入庫部内において、前記入庫口と前記出庫口との間で製品の移送を行う第2の移送機構をさらに備えている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載のように、入出庫部の入庫口と出庫口との間に第2の移送機構を備えることにより、入庫した製品をすぐに出庫する場合には、ストッカ内のスタッカクレーン等の第1の移送機構を使用して保管棚に一旦保管しなくても、第2の移送機構を用いて製品を出庫口に直ちに移送することにより出庫させることが出来る。これにより、スタッカクレーン等の第1の移送機構の動作回数を減らし、製品移動の時間を短縮することができ、ストッカへの製品の出し入れの効率を上げることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1にかかるストッカ1において、図1を用いてストッカ1の構成について説明する。図1はストッカ1の入出庫部9の構成を示した斜視図である。
【0013】
図1に示すストッカ1は、製品3を入庫する入庫口1aと入庫した製品3を出庫する出庫口1bとを備えた入出庫部9と、入庫した製品3を保管する保管棚10と、入出庫部9の入庫口1a及び出庫口1bと保管棚10との間で製品3を移送する下記の第1の移送機構とを備える。また、入出庫部9は当該入出庫部9内において、入庫口1aと出庫口1bとの間で製品3の移送を行う下記の第2の移送機構と、第2の移送機構により移送すべき製品3の保管を行う保管部11とをさらに備える。
【0014】
第1の移送機構は、入庫口1aおよび出庫口1bとスタッカクレーン2との間で製品3の受け渡しを行う例えばローラよりなるクレーン受け渡し機構部4と、クレーン受け渡し機構部4と保管棚10との間で製品3を移送するスタッカクレーン2とを備える。また、第2の移送機構は、入庫口1aから出庫口1bへ直接製品3を移送するための例えばピック&プレース機構よりなる製品受け渡し機構部6である。
【0015】
通常の製品3の入庫は、入庫口1aからストッカ1に入庫された製品3を、クレーン受け渡し機構部4を介してスタッカクレーン2を用いて保管棚10に保管する。また、通常の製品3の出庫の場合は、保管棚10に保管されている製品3を、スタッカクレーン2を用いてクレーン受け渡し機構部4を介して出庫口1bから出庫する。しかし、入庫された製品3をすぐに出庫する場合は、入庫口1aからストッカ1に入庫された製品3を、製品受け渡し機構部6を介して出庫口1bに直接出庫する。
【0016】
ストッカ1の入庫口1a及び出庫口1bは搬送車がアクセス可能であり、図2はストッカ1の上面図であり、搬送車5aが入庫口1aに、搬送車5bが出庫口1bにアクセスしたときの製品3の入出庫を行う状況を示している。以下に搬送車5aおよび搬送車5b間における製品3の移送について説明する。
【0017】
搬送車5a、および搬送車5bがそれぞれアクセスできる範囲が限られているとき、搬送車5aから搬送車5bへ製品3を移動し、搬送車5aが運んだ製品3を搬送車5bに受け渡し後、搬送車5bが搬送車5aに引き続いて搬送するケースがある。本実施の形態ではこのような場合、通常は別途中継手段として設けていた搬送車間受け渡し台等の代わりに、図2に示すようにストッカ1を使用する。
【0018】
この場合、入庫した製品3をスタッカクレーン2を用いてストッカ1の保管棚10に入庫する必要はなく、入庫した製品3は第2の移送機構である製品受け渡し機構部6を介して入庫口1aから出庫口1bに直接製品3を移送する。このようにすることで、製品受け渡し機構部6を搬送車間の受け渡し台として使用して、入庫口1aにアクセスされた搬送車5aと出庫口1bにアクセスされた搬送車5bとの間で第2の移送機構である製品受け渡し機構部6を用いて製品3を受け渡すことができる。これにより、搬送車間で製品3を受け渡す場合に通常別途設けていた搬送車間受け渡し台等を設置する必要がなくなり、省スペース化および製品を搬送する人または搬送車の効率アップを可能とする。
【0019】
次に、入庫した製品3の動きについて説明する。入庫口1aは製品の情報を読み取る製品情報読み取り装置8を有し、入庫口1aから入った製品3は、入庫口1aで製品読み取り装置8により読み取られた製品3の情報をストッカコントローラ7に報告する。なお、この製品読み取り装置8は、バーコードリーダーやIDリーダー等の装置が用いられる。ストッカコントローラ7は、読み取られた製品3の情報により、入庫した製品3を第1の移送機構であるクレーン受け渡し機構部4へ移送してストッカ1内の保管棚10に保管すべきものか、第2の移送機構である製品受け渡し機構部6へ移送してすぐに出庫口1bから出庫するべきものなのかを判断し制御する。以上の制御により、ストッカ1への製品3の出し入れの効率を上げることができる。ここで、図1では入庫された製品3が保管棚10に保管されるのか、直接出庫口1bに出庫されるのかをストッカコントローラ7が自動で判断し制御しているが、この判断と制御を入庫する製品3毎に、その都度人が実施しても良い。
【0020】
まず、入庫された製品3が保管棚10に保管される動作について説明する。ストッカコントローラ7等で保管棚10に保管すると判断された製品3は、クレーン受け渡し機構部4を通り、スタッカクレーン2で保管棚10へ保管される。なお、クレーン受け渡し機構部4は、一般的なローラーを使用したものだけでなく、製品3を一個ずつ移動できるピック&プレースなど、どのような機構を用いても構わない。
【0021】
次に、入庫された製品3がすぐに出庫口1bから出庫される動作について説明する。ストッカコントローラ7等で第2の移送機構を介してすぐに出庫口1bから出庫すると判断された製品3は、製品受け渡し機構部6を通り、出庫口1bへ移動する。この時、製品受け渡し機構部6内に他の製品3がない場合は図3に示すように、入庫口1aから出庫口1bへ横送りで移動することができる。
【0022】
一方、製品受け渡し機構部6内に他の待機製品3がある場合、製品3は入庫できるものの他の待機製品3によって図3に示すように出庫口1bへ横送りで移動することができない。しかし、製品受け渡し機構部6内に待機している製品3の数が、図1に示す入出庫部9に設けた保管部11の最大収納数のN個に満たない場合、入庫された製品3は入庫口1aの上方にある保管部11に移動してストックすることができ、出荷待機状態となる。以上から、保管部11に製品3を保管することにより、ストッカ1内のスタッカクレーン2を用いて保管棚10に製品3を保管しなくても製品3を出庫することができる。よって、スタッカクレーン2の動作回数を減らすことができ、製品移動の時間を短縮してストッカ1への製品3の出し入れの効率を上げることができる。
【0023】
ここで、図1では保管部11は製品受け渡し機構部6の上方に設けているが、保管部11を製品受け渡し機構部6の下方に設けて製品3を保管することもできる。また、製品受け渡し機構部6は、製品3を一個ずつ移動できるピック&プレースだけでなく、一般的なローラーを使用したものなど、どのような機構を用いても構わない。
【0024】
図4、図5は製品3を移動するために例えばピック&プレース機構よりなる製品横移動機構12(製品受け渡し機構6に相当)と、例えばクレーン機構よりなる製品上下移動機構13を設けたものであり、入出庫部9において製品3を製品受け渡し機構部6と保管部11との間で上昇、下降、横送りする機構の動作について説明する。
【0025】
ストッカコントローラ7等で、第2の移送機構を介してすぐに出庫口1bから出庫すると判断された製品3は、入庫口1aと出庫口1bとの間に他の製品3がない場合は製品横移動機構12を使用し、出庫口1bまで移動する。この製品横移動機構12はピック&プレース機構に限らずローラ・ベルトコンベア等の構造であってもよい。
【0026】
一方、出庫口1bや製品受け渡し機構部6に製品3があり入庫口1aから入庫された製品3が横送りできずに保管部11に一時保管する場合、または保管部11に一時保管された製品3を出庫口1bに移動する場合は、製品上下移動機構13を使用する。製品上下移動機構13は製品3を荷つかみする移載部14と移載部14を上下に駆動する上下駆動部15を持つ、走行軸のないスタッカークレーン2に類似した装置である。製品上下移動機構13により保管部11に一時保管した製品3を出庫口1bに移動する場合、保管部11に備えられた例えばローラ・ベルトコンベア機構よりなる横移動機構によって保管部11内を横送りに移動し、製品上下移動機構13により出庫口1bに移動する。この横移動機構はローラ・ベルトコンベアに限らずピック&プレース機構等の構造であってもよい。
【0027】
また、図6、図7は、先に入庫した製品3が製品受け渡し機構部6と保管部11に待機している状態であり、ストッカコントローラ7等ですぐに出庫口1bから出庫すると判断された製品3のうち、後に入庫した製品3を出庫口1bから出庫する場合の入出庫部9における動作を説明する。
【0028】
ストッカコントローラ7等ですぐに出庫口1bから出庫すると判断された製品3のうち、先に入庫した製品3a、3bが出庫口1b付近にある場合(図6)、後に入庫した製品3cは入庫口1aから出庫口1bまで横送りに移動できないため、出庫口1b付近にある先に入庫した製品3a、3bを後に入庫した製品3cの出庫口1bへの横送りに関係ない位置に移動させる(図6においては、製品3aは右に移動し、製品3bは上に移動する)。そして、後に入庫した製品3cの出庫口1bへの横送りルートが確保できた段階で出庫口1bへ製品3cを移動させる(図7)。後に入庫した製品3cの出庫のために移動した他の製品3a、3bについては、移動した場所に待機し、出庫する順番になったら出庫口1bへ移動する。後に入庫した製品3cが出庫された後も元の位置に戻す必要はない。
【0029】
なお、製品3を入庫口1aから出庫口1bへ移動するための他の製品3の動きは、例えば図1に示すストッカコントローラ7が判断し、最短で最適なものにできるように制御する。また、この制御を人が判断して動かしても良い。また、製品3が製品受け渡し機構部6に入ったものの、何らかの原因ですぐに出庫する必要がなくなった場合は、ストッカコントローラ7による制御または人による操作等で入庫口1aまで移動すれば、再度クレーン受け渡し機構部4を介して保管棚10に保管することができる。
【0030】
以上の動作から、ストッカコントローラ7等ですぐに出庫口1bから出庫すると判断された製品3はスタッカクレーン2を使用しなくても入庫口1aから出庫口1bまで製品3を移送できるため、スタッカークレーン2の無駄動作を省くことができ製品移動の時間短縮を可能とする。また、製品受け渡し機構部6に入庫された製品3が複数あった場合でも、出庫する順番は入庫された順序ではなく、保管部11に製品3をバッファすることにより入庫口1aで受けた製品3を任意の順序で出庫口1bに移送することができる。以上のことから、入庫した製品3の順序に関わらず、入庫口1aと出庫口1b間で製品3の自由な出し入れを可能とする。
【0031】
[実施の形態2]
本発明の第2の実施の形態にかかるストッカ1において、入出庫部9において製品3を製品受け渡し機構部6と保管部11との間で上昇、下降、横送りする機構の動作について図8および図9を用いて説明する。
【0032】
図8および図9は、製品3を移動するためにクレーン機構よりなる製品移動機構16(製品受け渡し機構部6に相当)を設けたものであり、スタッカクレーン2と同様の構造を持ち、この機構で製品3を出庫口1bまで移動させる。出庫口1bに別の製品3がある場合は保管部11に一時保管し、出庫部1bの製品3が無くなったら直ちに製品移動機構16で一時保管中の製品3を出庫口1bに移動する。以上の動作から、入庫した製品3をストッカ1内のスタッカクレーン2を使用して保管棚10に保管しなくても、第2の移送機構である製品移動機構16を用いて任意の製品3を出庫口1bに移送することにより出庫させることが出来る。これにより、スタッカクレーン2の動作回数を減らし、製品移動の時間を短縮することができ、ストッカ1への製品3の出し入れの効率を上げることができる。
【0033】
実施の形態2の構成が実施の形態1と異なる点は、入出庫部9における第2の移送機構における点であり、その他の構成・動作は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
【0034】
[実施の形態3]
本発明の第3の実施の形態にかかるストッカ1において、入出庫部9において製品3を製品受け渡し機構部6と保管部11との間で上昇、下降、横送りする機構の動作について図10および図11を用いて説明する。
【0035】
図10および図11は、製品3を移動するために例えばピック&プレース機構よりなる製品横移動機構12(製品受け渡し機構部6に相当)と製品移動保管ユニット17を設けたものであり、製品横移動機構12は実施の形態1と同様であり、製品3を出庫口1bへ横送りするものである。出庫口1bに他の製品3があり、一時保管する必要がある場合は、製品移動保管ユニット17内に保管する。これは、保管部11自身がユニット構造となっており、この製品移動保管ユニット17が上昇・下降する。以上の動作から、入庫した製品3をストッカ1内のスタッカクレーン2を使用して保管棚10に保管しなくても、第2の移送機構である製品横移動機構12を用いて任意の製品3を出庫口1bに移送することにより出庫させることが出来る。また、製品移動保管ユニット17を上昇・下降させることにより一時保管中の製品3を退避させ入庫口1aから出庫口1bに至る経路を空けることができる。これにより、スタッカクレーン2の動作回数を減らし、製品移動の時間を短縮することができ、ストッカ1への製品3の出し入れの効率を上げることができる。
【0036】
実施の形態3の構成が実施の形態1と異なる点は、入出庫部9における第2の移送機構における点であり、その他の構成・動作は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明におけるストッカの斜視図である。
【図2】本発明におけるストッカの上面図である。
【図3】入出庫部の製品受け渡し機構における製品の動作を表した模式図である。
【図4】実施の形態1における第2の移送機構の構成図である。
【図5】実施の形態1における第2の移送機構の動作を表した模式図である。
【図6】入出庫部に複数製品がある場合を表した模式図である。
【図7】入出庫部において任意の製品を取り出す動作を表した模式図である。
【図8】実施の形態2における第2の移送機構の構成図である。
【図9】実施の形態2における第2の移送機構の動作を表した模式図である。
【図10】実施の形態3における第2の移送機構の構成図である。
【図11】実施の形態3における第2の移送機構の動作を表した模式図である。
【符号の説明】
【0038】
1 ストッカ、1a 入庫口、1b 出庫口、2 スタッカクレーン、3 製品、4 クレーン受け渡し機構部、5a 搬送車、5b 搬送車、6 製品受け渡し機構部、7 ストッカコントローラー、8 製品情報読み取り装置、9 入出庫部、10 保管棚、11 保管部、12 製品横移動機構、13 製品上下移動機構、14 移載部、15 上下駆動部、16 製品移動機構、17 製品移動保管ユニット。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品を入庫する入庫口と前記入庫した製品を出庫する出庫口とを備えた入出庫部と、
前記入庫した製品を保管する保管棚と、
前記入出庫部の前記入庫口および前記出庫口と前記保管棚との間で製品を移送する第1の移送機構と、を備え、
前記入出庫部は、
当該入出庫部内において前記入庫口と前記出庫口との間で製品の移送を行う第2の移送機構をさらに備える、
ストッカ。
【請求項2】
前記入出庫部は、
前記第2の移送機構により移送すべき製品の保管を当該入出庫部内において行う保管部をさらに備える請求項1記載のストッカ。
【請求項3】
前記第2の移送機構は、
前記保管部に製品をバッファすることにより、
前記入庫口で受けた製品を任意の順序で前記出庫口に移送することを特徴とする請求項2記載のストッカ。
【請求項4】
前記入庫口および前記出庫口に搬送車がアクセス可能であり、
前記第2の移送機構は、
前記入庫口にアクセスされた前記搬送車と、前記出庫口にアクセスされた前記搬送車と、の間で製品を受け渡すことを特徴とする請求項1記載のストッカ。
【請求項5】
前記入庫口は、
製品の情報を読み取る製品情報読み取り装置を有し、
前記製品情報読み取り装置により読み取られた前記製品の情報により、入庫した製品を前記第1の移送機構へ移送するか、前記第2の移送機構へ移送するかを制御することを特徴とする請求項1記載のストッカ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−50147(P2008−50147A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−230231(P2006−230231)
【出願日】平成18年8月28日(2006.8.28)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】