説明

ディスク駆動装置

【課題】ディスク駆動装置は、近年、低コスト化への要望が一層強くなっており、簡素で安価な構成が求められている。
【解決手段】ブラシレススピンドルモータ1とこのブラシレススピンドルモータ1およびその他の駆動部に電力を供給し制御する回路を搭載したプリント基板2とを備えたディスク駆動装置において、ブラシレススピンドルモータ1をブラケット9を介してプリント基板2の第1の面側に固定し、ブラケット9、およびプリント基板2には、同一の位置に貫通穴14a、14bを形成して、巻線7の端末の接続端子部13を貫通穴14a、14bを通してプリント基板2の第1の面側と逆側の第2の面側に直接引き出し、この第2の面に形成されたランド20に電気的に接続し、プリント基板2の第1の面側には、ロータマグネット5の位置を検出するためのホール素子21を実装し、ブラケット9にホール素子21を収容する切欠き部15を形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は主として、CD、DVDといった光メディアに楽曲や映像の情報を記録したり、その記録情報を再生したりするディスク駆動装置に関するものであり、詳しくはディスク駆動装置とディスク回転用ブラシレススピンドルモータの電気的接続方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ディスク駆動装置は、近年、低コスト化への要望が一層強くなっており、部品点数や組立工数の削減が求められているが、従来のディスク駆動装置の電気的接続形態は、FPCやFFC、またそれを挿入するためのコネクタ等が多数必要とされ、近年の原材料の高騰により、これら接続用部品の材料費は非常に高い割合を示しているため、安価な構成が困難となっている。
【0003】
上記課題の対応策の代表的な方法としては、ブラシレススピンドルモータ用回路基板をスレッドモータの中継基板として利用することで接続用のコネクタを削減する手法や、ブラシレススピンドルモータとスレッドモータの接続リード線を一体化し、部品点数を削減する手法などが提案されている。(例えば特許文献1参照)
図6から図8に上記特許文献1に開示された従来の技術によるディスク駆動装置を示す。
図6は従来の技術によるディスク駆動装置の断面図、図7は図6のディスク駆動装置のスレッドメカユニット正面図、図8は図7のスレッドメカユニット断面図である。
図6、図7に示すように、ディスク駆動装置は箱状装置本体101と、該装置本体に対し光メディアを装填位置、排出位置へと移動可能なディスクトレイ102と、集積回路やコネクタが搭載され、ディスク駆動装置を駆動、制御するメイン回路基板103と、装置本体内に設置されたスレッドメカユニット104とを有し、スレッドメカユニットはシャーシ105上に光メディアを回転させるターンテーブルを備えたブラシレススピンドルモータ106や、光ディスクの半径方向に移動可能な光ピックアップ107、および該光ピックアップを移動させるスレッドモータ108などを搭載した構成になっている。そして、図8に示すように、ブラシレススピンドルモータ106のステータ側にはその駆動回路が形成されたブラシレススピンドルモータ用回路基板109が設置されている。ブラシレススピンドルモータ用回路基板109にはスレッドモータ108の端子が直接接合され、スレッドモータ用駆動回路への中継基板としての機能も有しており、ブラシレススピンドルモータ106とスレッドモータ108を駆動するためのリード線を一体に束ねた複合リード線110を接続することで部品点数の削減を図っている。
【0004】
また、上記従来の技術とは別に、スレッドメカユニットのメイン回路基板をシャーシとして一体的に構成し、さらにこのシャーシにブラシレススピンドルモータ、およびスレッドモータを構成する部品を直接組み付けて、各モータのブラケットを省略する構成とすることにより部品点数を削減する方法も提案されている。(例えば特許文献2参照)
図9、図10に上記特許文献2に開示された従来の技術によるディスク駆動装置を示す。
図9はシャーシ一体型ディスク駆動装置のスレッドメカユニット部を示す。図10は図9のスレッドメカユニット部のモータ分解図である。図9に示すように、ディスク駆動装置のスレッドメカユニット部は、ブラシレススピンドルモータ111や光ピックアップ112、およびスレッドモータ113などが、シャーシ114に搭載されている。図10に示すように、ブラシレススピンドルモータ111、およびスレッドモータ113は、シャーシ114に直接構成部品を組み付けて構成することにより、各々のブラケットを省いてい
る。シャーシ114はアルミニウム板、あるいは鉄板上に絶縁層および導体層を積層すると共に、該導体層をエッチングして配線回路パターンを形成した、いわゆるCOC基板(サーキットオブシャーシ)となっている。すなわち、このシャーシはブラシレススピンドルモータ111およびスレッドモータ113を固定するシャーシと、集積回路やコネクタ等を設ける配線基板とを一体的に形成したものとなっており、各モータのブラケット、および各モータ専用の回路基板の削減を図っている。
【特許文献1】特開2003−281874号公報(図4、図5、図9)
【特許文献2】特開平8−297955号公報(図1、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、図6、図7、図8に示す上記特許文献1に開示された構成では、ブラシレススピンドルモータ用回路基板がスレッドモータ用駆動回路への中継機能を有するのでブラシレススピンドルモータ用回路基板の面積が増加することとなり、その点ではコストアップの要因となりうる。またブラシレススピンドルモータとスレッドモータを駆動するためのリード線を一体に束ねた複合リード線を接続するので、部品点数は削減できるが作業性が低下し工数が増大するため、この点ではコストアップの要因となる。従って、部品点数の削減は図れるが、それに対するデメリットも多く、低コスト化の効果は少ない。
【0006】
また、図9、図10に示す上記特許文献2に開示された構成では、シャーシがいわゆるCOC基板であるため、もともとの材料費が比較的高価であるだけでなく、シャーシに複雑な曲げ加工を施すことは困難であり、構造上非常に大きな制約をうけることとなる。
【0007】
また、近年のディスク駆動装置の多機能化により、メイン回路基板は両面基板、または多層基板が一般的に使用されている。ガラスエポキシ樹脂基板のような樹脂基材の基板と違い、金属ベース基板では両面基板は極めて高コストとなるので片面基板が一般的であるため、基板面積の肥大化は避けられず、材料費のコストアップだけでなく、作業性や組立設備のコンパクト化に対しても悪影響を及ぼす。さらに、近年ディスク駆動装置で要求が高まってきている小型化、軽量化の面でも不利となる。
【0008】
従って、安価な材料で、かつ部品をできるだけ少ない点数に削減し、占有面積が小さく、簡素な構成であるディスク駆動装置を実現する手段としてはいずれも不十分である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明は、巻線が巻装されたステータコアとこのステータコアを保持するブラケットとを備えたステータ部を備えディスクを回転させるブラシレススピンドルモータと、このブラシレススピンドルモータ、およびその他の駆動部に電力を供給し、動作制御する回路を搭載したプリント基板とを備えたディスク駆動装置において、前記ブラシレススピンドルモータは前記ブラケットを介して前記プリント基板の第1の面側に固定され、前記ブラケット、および前記プリント基板には、軸方から見て重なる位置に貫通穴が形成されており、前記巻線の端末は、前記貫通穴を通して前記プリント基板の第1の面側と逆側の第2の面側に直接引き出され、この第2の面に形成されたランドに電気的に接続して構成したものである。
【0010】
また、本発明は、略カップ形状のロータフレームとこのロータフレームに固定されたシャフトとロータフレームの内周側に固定されたリング状のロータマグネットを有するロータ部と、巻線が巻装されたステータコアとこのステータコアを保持するブラケットとを備えたステータ部とからなりディスクを回転させるブラシレススピンドルモータと、このブラシレススピンドルモータ、およびその他の駆動部に電力を供給し、動作制御する回路を搭載したプリント基板とを備えたディスク駆動装置において、前記ブラシレススピンドル
モータを前記ブラケットを介して前記プリント基板の第1の面側に固定し、前記ブラケット、および前記プリント基板には、軸方から見て重なる位置に貫通穴を形成して、前記巻線の端末を前記貫通穴を通して前記プリント基板の第1の面側と逆側の第2の面側に直接引き出し、この第2の面に形成されたランドに電気的に接続し、前記プリント基板の第1の面側には、前記ロータマグネットの位置を検出するためのホール素子を実装し、前記ブラケットに前記ホール素子を収容する穴部もしくは切欠き部を形成したものである。
【0011】
また、本発明は、ブラケットの中央部にシャフトをスラスト方向に支持するスラスト板収容部がプレス加工により一体に形成するとともに、このスラスト板収容部の周囲には断面円弧形状の壁部を複数切り起こして形成し、この壁部にステータコアを直接固定し、壁部の切り起こし跡の穴を巻線の端末を通す貫通穴とするものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ブラシレススピンドルモータはディスク駆動装置のプリント基板と一体的に構成されるため専用基板を有さず、またモータ外部との接続のためのFPCやFFCも有さず、またディスク駆動装置のプリント基板にはブラシレススピンドルモータとの接続用コネクタを必要としない構造となるため、少ない部品点数に抑えた安価なディスク駆動装置を提案することが可能となる。
【0013】
また、COC基板のような比較的高価な部品を使用せず、かつシャーシは一般的なプレス加工部品で構成されるため形状的な自由度が高く、モータ以外の機構部品との一体化も可能となる。また、ブラシレススピンドルモータとディスク駆動装置のトータル的な工数の上昇はほとんどなく、特殊な作業が必要とされないために作業性の悪化も少ない。
【0014】
また、ブラシレススピンドルモータは専用基板を持たないためブラケットの小面積化に有利であり、メイン基板も両面基板や多層基板を採用することが容易となるので小面積化が可能となり、小型化、軽量化に有利となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。
【0016】
図1は本発明の実施の形態に係るディスク駆動装置下側斜視図、図2はその断面図である。図1、図2においてディスク駆動装置のスレッドメカユニットのシャーシSにはブラシレススピンドルモータ1が出力側の天面で取り付けられている。そして、ブラシレススピンドルモータ1およびその他の駆動部に電力を供給し、制御する回路を搭載したプリント基板2は、ブラシレススピンドルモータ1の底面に直接固定されている。この構成により、ブラシレススピンドルモータ1をプリント基板2に接続するためのFPCやFFCあるいは接続用コネクタを省くことができる。
【0017】
図3は本発明の実施の形態に係るブラシレススピンドルモータの下側斜視図、図4は本発明の実施の形態に係るブラシレススピンドルモータの断面図である。図3、図4についてディスク回転用モータは、略カップ形状のロータフレーム3とこのロータフレーム3に固定されたシャフト4とロータフレーム3の内周側に固定されたリング状のロータマグネット5を有するロータ部6と、このロータ部6の内側に前記ロータマグネット5と対向して配置され巻線7が巻装されたステータコア8とこのステータコア8を保持する金属製のブラケット9とを有するステータ部10と、ロータ部6とステータ部10を覆うフレーム11によって構成され、フレーム11の天面部は、モータをディスク駆動装置のスレッドメカユニットのシャーシSへ固定する取り付け面となっている。そしてフレーム11の中央には、シャフト4をラジアル方向に支承する2箇所の摺動部が一体に形成された軸受である含油メタル12が固定されている。また、ブラケット9の中央部には、シャフト4を
スラスト方向に支持するスラスト板の収容部である凸部17がプレス加工により一体に形成されるとともに、この凸部17の周囲には、断面円弧形状の壁部18が複数切り起こして形成されている。そして、この壁部18にステータコア8が直接固定され、ブラケット9には壁部18の切り起こし跡の穴である貫通穴部14aが形成される。この様に構成することにより、ブラケット9にステータコア8の取り付け部と、巻線7の端末である接続端子部13を引き出すための穴を同時に形成することができる。
【0018】
なお、本実施の形態においては、ブラシレススピンドルモータ1を出力側のフレーム11の天面でディスク駆動装置のスレッドメカユニットのシャーシSに取り付けているが、モータのブラケット9側でシャーシSに取り付ける構成の場合は、フレーム11を省いて含油メタル12をブラケット9側に固定し、モータのシャーシSへの取り付け面をブラケット9の出力側の面に形成する構造とすることも可能である。
【0019】
図2に示したプリント基板2のブラシレススピンドルモータ1を固定する側の面には、ブラシレススピンドルモータ1のロータマグネット5の位置検出のためのホール素子が実装されており、また、ブラシレススピンドルモータ1を固定する側の面とは反対側の面には、巻線7の接続端子部13を接続するランドが形成されている。
【0020】
そして、図3のようにブラケット9にはプリント基板2に実装されたホール素子を収容するための切欠き部15が形成されている。また、ステータコア8に対するホール素子の位置精度を確保するため、プリント基板位置決め用の突起部16がブラケット9の底面部に形成されている。プリント基板2のブラケット9の突起部16に対応する位置には後述するように突起部16と嵌合する位置決め穴が形成されている。なお、位置決め突起の数は任意であり、ブラケット9の中央の凸部17を位置決めとして使用することもできる。
【0021】
図5は本発明の実施の形態に係るプリント基板に固定したブラシレススピンドルモータの断面斜視図である。図5において、プリント基板2にはブラケット9に形成された貫通穴部14aと軸方向から見て重なる位置に貫通穴部14bが形成されている。またプリント基板2のブラシレススピンドルモータ1を固定する側の面とは反対側の面上には巻線7の接続端子部13を半田接合するためのランド部20が形成されている。そして、巻線7の接続端子部13はブラケット9の貫通穴部14aおよびプリント基板2の貫通穴部14bを通して直接引き出され、ランド部20に半田接合により電気的に接続されている。
【0022】
さらに、プリント基板2のブラシレススピンドルモータ1を固定する側の面上にはロータマグネット5の位置検出のためのホール素子21が実装され、ブラケット9の切欠き部15に収容されてロータマグネット5の端面と対向するように構成されている。
【0023】
また、プリント基板2にはブラケット9の位置決め用の突起部16に対応する位置決め穴22が形成されている。上記ブラケット9の切り欠き部15は、ホール素子21を収容するためのスペースを確保できれば、穴であっても良い。
【0024】
なお、プリント基板2はブラケット9の底面に固定されているが、この手段は両面テープによる固定や接着、またビス締め固定等が選択可能である。
【産業上の利用可能性】
【0025】
低価格化が求められるPC用ディスクドライブやAV機器、またカーナビやカーオーディオ等に代表されるディスク駆動装置に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスク駆動装置下側斜視図
【図2】本発明の実施の形態に係るディスク駆動装置断面図
【図3】本発明の実施の形態に係るブラシレススピンドルモータの下側斜視図
【図4】本発明の実施の形態に係るブラシレススピンドルモータの断面図
【図5】本発明の実施の形態に係るプリント基板固定後のブラシレススピンドルモータの断面斜視図
【図6】従来の技術によるディスク駆動装置の断面図
【図7】図6のディスク駆動装置のスレッドメカユニット正面図
【図8】図7のスレッドメカユニット断面図
【図9】別の従来の技術によるディスク駆動装置のスレッドメカユニット正面図
【図10】図9のスレッドメカユニットのモータ分解図
【符号の説明】
【0027】
1、106、111 ブラシレススピンドルモータ
2 プリント基板
3 ロータフレーム
4 シャフト
5 ロータマグネット
6 ロータ部
7 巻線
8 ステータコア
9 ブラケット
10 ステータ部
11 フレーム
12 含油メタル
13 接続端子部
14a、14b 貫通穴部
15 切欠き
16 位置決め用突起部
17 凸部
18 壁部
20 ランド部
21 ホール素子
22 位置決め穴
101 箱状装置本体
102 ディスクトレイ
103 メイン回路基板
104 スレッドメカユニット
105、114、S シャーシ
107、112 光ピックアップ
108、113 スレッドモータ
109 ブラシレススピンドルモータ用回路基板
110 複合リード線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
巻線が巻装されたステータコアとこのステータコアを保持するブラケットとを備えたステータ部を備えディスクを回転させるブラシレススピンドルモータと、このブラシレススピンドルモータ、およびその他の駆動部に電力を供給し、動作制御する回路を搭載したプリント基板とを備えたディスク駆動装置において、前記ブラシレススピンドルモータは前記ブラケットを介して前記プリント基板の第1の面側に固定され、前記ブラケット、および前記プリント基板には、軸方から見て重なる位置に貫通穴が形成されており、前記巻線の端末は、前記貫通穴を通して前記プリント基板の第1の面側と逆側の第2の面側に直接引き出され、この第2の面に形成されたランドに電気的に接続して構成されたことを特徴とするディスク駆動装置。
【請求項2】
略カップ形状のロータフレームとこのロータフレームに固定されたシャフトとロータフレームの内周側に固定されたリング状のロータマグネットを有するロータ部と、巻線が巻装されたステータコアとこのステータコアを保持するブラケットとを備えたステータ部とからなりディスクを回転させるブラシレススピンドルモータと、このブラシレススピンドルモータ、およびその他の駆動部に電力を供給し、動作制御する回路を搭載したプリント基板とを備えたディスク駆動装置において、前記ブラシレススピンドルモータを前記ブラケットを介して前記プリント基板の第1の面側に固定し、前記ブラケット、および前記プリント基板には、軸方から見て重なる位置に貫通穴を形成して、前記巻線の端末を前記貫通穴を通して前記プリント基板の第1の面側と逆側の第2の面側に直接引き出し、この第2の面に形成されたランドに電気的に接続し、前記プリント基板の第1の面側には、前記ロータマグネットの位置を検出するためのホール素子を実装し、前記ブラケットに前記ホール素子を収容する穴部もしくは切欠き部を形成したことを特徴とするディスク駆動装置。
【請求項3】
ブラケットの中央部にはシャフトをスラスト方向に支持するスラスト板収容部がプレス加工により一体に形成されるとともに、このスラスト板収容部の周囲には断面円弧形状の壁部が複数切り起こして形成され、この壁部にステータコアを直接固定し、前記ブラケットに形成される壁部の切り起こし跡の穴が巻線の端末を通す貫通穴である、請求項2に記載のディスク駆動装置。
【請求項4】
プリント基板の位置決め用突起部をブラケットに形成したことを特徴とする請求項2に記載のディスク駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−211745(P2009−211745A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−51787(P2008−51787)
【出願日】平成20年3月3日(2008.3.3)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】