説明

データ処理装置及びそのデータ入力制御方法、情報処理機器、並びにプログラム

【課題】 本発明は、複数の情報処理機器がデータ処理装置に装着しうる場合であっても、外部から受信したデータをそのデータに対応する情報処理機器に送信することができるデータ処理装置を提供する。
【解決手段】 画像形成装置1000(データ処理装置)は、拡張カード(情報処理機器)から拡張カード識別ID及びダウンロードデータ識別情報をそれぞれ取得する。画像形成装置1000はホストコンピュータ2000等からダウンロードデータを受信すると、受信したデータのヘッダ部800から拡張カード識別IDを取得する。そして、装着されている拡張カードから取得した拡張カード識別IDとヘッダ部800の拡張カード識別IDとが合致するときは、画像形成装置1000は当該合致する拡張カードにダウンロードデータを送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理装置及びそのデータ入力制御方法、情報処理機器、並びにプログラムに関し、特に、情報処理機器を少なくとも1つ接続することが可能なデータ処理装置及びそのデータ入力制御方法、情報処理機器、並びにプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
プリンタや複合機などの画像形成装置を含むデータ処理装置のなかには、新規な機能を容易に追加できるように、装置本体に拡張スロット等を備えたものがある。拡張スロットは、装置本体内のコントローラ部上に設けられた差し込み口(コネクタ)と本体背面の穴とから成る。このような拡張スロットに拡張カードなどの情報処理機器を差し込むことで装置本体内のコントローラ部と情報処理機器内のコントローラ部とが接続され、データ処理装置に新たな機能を追加することができる。拡張カードの一例として、「無線LANカード」、「プリントサーバカード」、「USB(Universal Serial Bus)ホストカード」、及び「PDL(Page Discription Language)コントローラカード」等が提供されている。
【0003】
このように、データ処理装置に様々な新規機能が追加され、高機能・多機能化されることに伴って、これらの機能を制御するためのソフトウェアも複雑かつ大規模なものになっている。そのため、ソフトウェアのバグによる不具合や新規機能に対応するためのソフトウェアのバージョンアップが必要となる事態も多く発生している。
【0004】
データ処理装置上で動作するソフトウェアのバージョンアップ方法の一例として、ネットワーク上のホストコンピュータから通信手段を介して新しいソフトウェアをダウンロードする方法がある。データ処理装置は、ダウンロードしたソフトウェアをRAM(Random Access Memory)に展開してフラッシュメモリ内のソフトウェアを書き換えることで、ソフトウェアのバージョンアップを容易に行なうことが可能である(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、データ処理装置内のエンジン部で使用されるソフトウェアを、コントローラ部のダウンロード窓口を介してダウンロードする方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平07−314798号公報
【特許文献2】特開2004−078670号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来のデータ処理装置では、拡張スロットに接続される情報処理機器が予め一意に決まっているので、当該データ処理装置内のコントローラ部やエンジン部等で使用されるソフトウェアを書き換える場合は上述した方法を適用することも可能である。
【0007】
しかしながら、拡張スロットに接続可能な情報処理機器には様々な種類が存在し、またデータ処理装置が製品化された後でも新機能を備える情報処理機器が製品化される場合があることから、拡張スロットに接続される情報処理機器が予め一意に決まることはない。
【0008】
そのため、拡張スロットに接続された任意の情報処理機器に必要なソフトウェアをデータ処理装置を介してダウンロードするには、予めデータ処理装置が接続し得る全ての情報処理機器に使用されるソフトウェアのダウンロードデータを識別する必要がある。
【0009】
また、データ処理装置に複数種類の情報処理機器が装着されうる場合やデータ処理装置が出荷された以降に追加された新たな情報処理機器が装着された場合は、ダウンロードデータの送り先となる情報処理機器を特定することが難しい。
【0010】
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、複数の情報処理機器がデータ処理装置に装着しうる場合であっても、外部から受信したデータをそのデータに対応する情報処理機器に送信することができるデータ処理装置を提供することを目的とする。また、本発明は、そのデータ入力制御方法、情報処理機器、並びにプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、請求項1記載のデータ処理装置は、情報処理機器を少なくとも1つ接続可能なデータ処理装置において、前記接続された情報処理機器から当該情報処理機器を識別するための機器識別情報を取得する機器識別情報取得手段と、前記接続された情報処理機器に送信すべきデータを情報処理装置から受信するデータ受信手段と、前記機器識別情報取得手段により取得した機器識別情報と前記データ受信手段により受信したデータに付加された機器識別情報とが対応する場合、前記データ受信手段により受信したデータを前記接続された情報処理機器に送信するデータ送信手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するために、請求項6記載のデータ入力制御方法は、情報処理機器を少なくとも1つ接続可能なデータ処理装置のデータ入力制御方法において、前記接続された情報処理機器から当該情報処理機器を識別するための機器識別情報を取得する機器識別情報取得工程と、前記接続された情報処理機器に送信すべきデータを情報処理装置から受信するデータ受信工程と、前記機器識別情報取得工程で取得した機器識別情報と前記データ受信工程で受信したデータに付加された機器識別情報とが対応する場合、前記データ受信工程で受信したデータを前記接続された情報処理機器に送信するデータ送信工程とを備えることを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するために、請求項11記載の情報処理機器は、データ処理装置に接続することが可能な情報処理機器において、当該情報処理機器を識別するための機器識別情報と受信可能なデータを識別するためのデータ識別情報とを記憶する記憶手段と、前記データ処理装置に前記機器識別情報を送信する送信手段と、前記データ処理装置から受信したデータに付加されているデータ識別情報と前記記憶手段に記憶されているデータ識別情報に基づいて当該データが受信可能なデータかを判別する判別手段と、前記受信したデータが受信可能なデータであるときは、当該受信したデータを記憶するデータ記憶手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、データ処理装置は、接続された情報処理機器から当該情報処理機器を識別するための機器識別情報を取得する。そして、データ処理装置は、情報処理機器から取得した機器識別情報と受信したデータに付加された機器識別情報とが対応する場合、当該受信したデータを情報処理機器に送信する。これにより、複数の情報処理機器がデータ処理装置に装着しうる場合であっても、外部から受信したデータをそのデータに対応する情報処理機器に送信することができる。
【0015】
また、本発明によれば、情報処理機器は、情報処理機器を識別するための機器識別情報と受信可能なデータを識別するためのデータ識別情報とを記憶し、データ処理装置に接続された際に機器識別情報を該データ処理装置に送信する。そして、情報処理機器は、当該データ処理装置を介して外部から受信したデータをデータ識別情報に基づいて受信可能か判別し、受信可能なデータであるときは、当該受信したデータを記憶する。これにより、情報処理機器上で使用されるソフトウェアやデータの更新が必要な場合、その情報処理機器がデータ処理装置に装着されている状態であっても、データ等を更新することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施の形態に係るデータ処理装置を備えるネットワークシステムの全体構成を示す図である。
【0018】
図1において、画像形成装置1000は、本発明の実施の形態に係るデータ処理装置が適用された複合機である。画像形成装置1000は、原稿から画像を読み取るスキャナ機能、用紙上に画像を形成するプリンタ機能、原稿から読み取った画像を用紙上に形成するコピー機能などを複合的に動作させることができる。
【0019】
画像形成装置1000は、不図示のネットワークインターフェースを介してイーサネット(登録商標)100に接続されている。また、画像形成装置1000は、ネットワークインターフェースを介してイーサネット(登録商標)100に接続されたホストコンピュータ2000,2001に接続し、ホストコンピュータ2000,2001との間で互いに通信可能に構成されている。
【0020】
また、画像形成装置1000は、複数の拡張インターフェース(拡張スロット)を備え、この拡張インターフェースに所定の機能を有する拡張カード(情報処理機器)を装着することにより、新規な機能を容易に追加することができる。本実施の形態では、拡張インターフェースを介して、USBインターフェースを提供する拡張カード1 1002及び無線LANインターフェースを提供する拡張カード2 1003が接続されている。
【0021】
拡張カード1 1002は、USB(Universal Serial Bus)により各種周辺機器に接続することが可能である。そのため、拡張カード1 1002が装着された画像形成装置1000は、例えば、USBにより接続されたICカードリーダ300を用いてユーザ認証等の機能拡張が可能に構成される。
【0022】
拡張カード2 1003は、無線通信により無線LANアクセスポイント400に接続することが可能である。そのため、拡張カード2 1003が装着された画像形成装置1000は、無線LANアクセスポイント400を介して無線接続されているホストコンピュータ3000,3001と通信ができるよう構成されている。
【0023】
拡張カード1 1002及び拡張カード2 1003は、画像形成装置1000から着脱可能なように構成され、他の拡張カードに交換して装着可能なように構成されている。
【0024】
図2は、図1のネットワークシステムにおける画像形成装置1000の内部構成を示すブロック図である。なお、同図では、本発明に関連する画像形成装置1000の構成のみを説明し、その他については省略する。
【0025】
図2において、画像形成装置1000には、拡張カード1 1002と拡張カード2 1003の2種類の拡張カードが拡張インターフェースに装着されているものとする。そのため、画像形成装置1000は、コントローラ部1001と、プリントエンジン部1011と、拡張カード1 1002と、拡張カード2 1003とを備える。
【0026】
コントローラ部1001は、画像形成装置1000を制御する各種制御デバイスが内蔵されている。CPU1007は、ROM1006のプログラム用領域に記憶された制御プログラムに基づいて、システムバスに接続される各種制御デバイスとのアクセスを統括的に制御する。さらにCPU1007は、制御プログラムに基づいて、ラスタコントローラ1010を介して接続されるプリントエンジン部1011に出力情報としての画像信号を出力する。
【0027】
ROM1006のプログラム用領域には、上述したように、CPU1007により実行される制御プログラムが記憶されている。この制御プログラムが実行されると、後述する図3及び図5に示す処理が行われる。一方、ROM1006のデータ用領域には、プリントエンジン部1011に出力する出力情報を生成する際に使用されるフォントデータが記憶されており、またマクロ命令データやフォームデータ等も記憶されている。
【0028】
ネットワークインターフェース(I/F)コントローラ1012は、図1のホストコンピュータ2000等とイーサネット(登録商標)100を介して接続されており、ホストコンピュータ2000等との通信処理をCPU1007の制御により実行する。また、ホストコンピュータ2000等からの印刷データの受信処理が可能であると共に、ホストコンピュータ2000等からの要求に従って画像形成装置1000内の各種情報をホストコンピュータ2000等に提供可能なように構成されている。
【0029】
HTTPプロトコル(RFC1945,RFC2616)を用いてホストコンピュータ2000等から画像形成装置1000にデータ送信を行なうためのWEBコンテンツデータが、該画像形成装置1000内のROM1006に記憶されている。ホストコンピュータ上の一般的なWEBブラウザアプリケーションはROM1006からそのWEBコンテンツデータを読み出して、図7に示すWEBページを液晶モニタ等の表示部(不図示)に表示する。これによって、GUI(Graphical User Interface)を用いたデータの送受信を行なうことが可能である。
【0030】
RAM1008は、CPU1007の主メモリ、ワークエリア等として機能するメモリであり、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるよう構成されている。また、RAM1008は、出力情報の展開領域としても用いられる。また、RAM1008は、NVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)等で構成されることにより、画像形成装置1000の各種印刷設定情報やネットワークアドレス設定情報等の格納に用いられる。
【0031】
操作パネル1009は、ユーザが操作するためのスイッチと共に、画像形成装置1000の状態や設定情報を表示するためのLED、LCD表示器等が配されている。
【0032】
拡張インターフェース(EXPI/F(SLOT1))1004には、拡張インターフェースコネクタ(不図示)を介して拡張カード1 1002が接続されている。拡張インターフェース(EXPI/F(SLOT2))1005には、拡張インターフェースコネクタ(不図示)を介して拡張カード2 1003が接続されている。
【0033】
なお、コントローラ部1001に内蔵される拡張インターフェースの数は、本実施の形態で説明した2つに制限されるものではない。また、拡張インターフェース1004,1005に接続可能な拡張カードは、USBインターフェースカードや無線LANインターフェースカードに限定されるものではない。拡張カードがPDLコントローラやIEEE1394、SCSI(Small Computer System Interface)等の他の通信媒体に対応するインターフェースカードであっても構わない。
【0034】
拡張カード1 1002は、ROM1013と、USBホスト(HOST)コントローラ1014と、RAM1015と、CPU1016と、拡張インターフェース(EXPI/F)1017と、これらを互いに接続するシステムバスとを備える。
【0035】
CPU1016は、ROM1013のプログラム用ROM領域に記憶された制御プログラム等に基づき、システムバスに接続される各種制御デバイスとのアクセスを統括的に制御する。さらに、CPU1016は制御プログラム等に基づき拡張インターフェース1017を介してコントローラ部1001との通信処理を行なう。
【0036】
また、CPU1016は、コントローラ部1001からの指示に従い、USBホストコントローラ1014を介して図1のICカードリーダ300等の周辺機器を制御可能なように構成されている。
【0037】
ROM1013には、CPU1016により実行される制御プログラムが記憶されており、この制御プログラムが実行されると、後述する図4及び図6に示す処理が行われる。RAM1015は、CPU1016の主メモリ、ワークエリア等として機能するメモリである。
【0038】
拡張カード2 1003は、RAM1020と、CPU1021と、拡張インターフェース(EXPI/F)1022と、ROM1018と、無線LANコントローラ1019と、これらを互いに接続するシステムバスとを備える。
【0039】
CPU1021は、ROM1018のプログラム用ROM領域に記憶された制御プログラム等に基づき、システムバスに接続される各種制御デバイスとのアクセスを統括的に制御する。さらに、CPU1021は、制御プログラム等に基づき拡張インターフェース1022を介してコントローラ部1001との通信処理を行なう。
【0040】
また、CPU1021は、無線LANコントローラ1019を介して無線LANネットワークに接続されたホストコンピュータ3000等とコントローラ部1001との間で無線ネットワーク通信が可能なように通信制御を行なうよう構成されている。
【0041】
ROM1018には、CPU1021により実行させる制御プログラムが記憶されており、この制御プログラムが実行されると、後述する図4に示す処理が行われる。RAM1020は、CPU1021の主メモリ、ワークエリア等として機能するメモリである。
【0042】
次に、画像形成装置1000において、装着された複数の拡張カードからそれぞれ拡張カード識別情報及びダウンロードデータ識別情報を取得する場合の制御処理について説明する。
【0043】
図3は、図2のコントローラ部1001における拡張カード識別情報及びダウンロードデータ識別情報取得処理の一例を示すフローチャートである。図中のステップS301〜S305が各制御ステップを示す。本処理は、コントローラ部1001内のROM1006に記憶されている制御プログラムをCPU1007が読み出して実行することにより実現されるものである。
【0044】
画像形成装置1000が起動すると、ステップS301では、コントローラ部1001がコントローラ部1001内の拡張インターフェースに拡張カードが装着されているか否かを確認する。本実施の形態では、コントローラ部1001内に複数の拡張インターフェース1004,1005が存在するので、それらのうちの1つに拡張カードが装着されているか否かを確認する。
【0045】
ステップS301の確認の結果、拡張インターフェースに拡張カードが装着されていないと判断した場合には、ステップS305に進む。一方、拡張インターフェースに拡張カードが装着されていると判断した場合には、ステップS303へ進む。ステップS303では、コントローラ部1001は、拡張インターフェースに装着されている拡張カードに対して、拡張カードを識別するための情報である拡張カード識別IDの取得要求を送信し、当該拡張カードから拡張カード識別IDを取得する。拡張カード識別IDは、例えば、USBインターフェースカードであれば“USB1001”等であり、無線LANインターフェースカードであれば“WLAN002”等である。なお、拡張カード識別IDは、当該拡張カードの種別を一意に識別可能な値であればよく、書式や使用する値について制限されるものではない。また、拡張カード識別IDは、ROM1013やROM1018に記憶されているが、これに限定されるものではない。
【0046】
次に、ステップS304では、コントローラ部1001は、拡張インターフェースに装着されている拡張カードに対して、ダウンロードデータ識別情報の取得要求を送信し、当該拡張カードからダウンロードデータ識別情報を取得する。ダウンロードデータ識別情報は、ダウンロードデータとして受信可能なデータを識別するための識別情報である。例えば、拡張カードのプログラムデータであれば“firmware”等であり、拡張カードの設定情報であれば“card configuration”等である。なお、ダウンロードデータ識別情報は、当該拡張カードにダウンロード可能なデータの種別を一意で識別可能な値であればよく、書式や使用する値について制限されるものではない。また、ダウンロードデータ識別情報は、ROM1013やROM1018に記憶されているが、これに限定されるものではない。
【0047】
次に、ステップS305では、コントローラ部1001は、コントローラ部1001内の全ての拡張インターフェースに対して拡張カードの装着確認が完了したか否かを判別し、完了していないときは、完了するまでステップS301〜S304の処理を繰り返す。
【0048】
次に、拡張カードが画像形成装置1000内のコントローラ部1001からの取得要求に応じて、拡張カード識別情報及びダウンロードデータ識別情報をコントローラ部1001に送信する場合の制御処理について説明する。
【0049】
図4は、拡張カードにおける拡張カード識別情報及びダウンロードデータ識別情報の取得要求に対する制御処理の一例を示すフローチャートである。図中のステップS401〜S405が各制御ステップを示す。本処理は、拡張カード1 1002内のROM1013及び拡張カード2 1003内のROM1018にそれぞれ記憶されている制御プログラムをCPU1016及びCPU1021がそれぞれ読み出して実行することにより実現されるものである。以下、拡張カードは拡張カード1 1002又は拡張カード2 1003を示す。拡張カードは、コントローラ部1001から取得要求を受信すると、図4が示す制御処理の実行を開始する。
【0050】
図4において、ステップS401では、まず、拡張カードはコントローラ部1001から受信した取得要求が拡張カード識別IDの取得要求か否かを判断する。この結果、コントローラ部1001から受信した取得要求が拡張カード識別IDの取得要求でないと判断した場合には、ステップS403に進む一方、拡張カード識別IDの取得要求である場合、ステップS402に進む。
【0051】
ステップS402では、拡張カードはコントローラ部1001に対して当該拡張カードの拡張カード識別IDを送信して、本処理を終了する。
【0052】
次に、ステップS403では、拡張カードはコントローラ部1001から受信した取得要求がダウンロードデータ識別情報の取得要求か否かを判断する。この結果、ダウンロードデータ識別情報の取得要求と判断した場合には、ステップS404へ進む。ステップS404では、拡張カードは当該拡張カードのダウンロードデータ識別情報をコントローラ部1001へ送信して、本処理を終了する。
【0053】
一方、ステップS404において、取得要求がダウンロードデータ識別情報の取得要求でないと判断した場合には、ステップS405に進む。ステップS405では、拡張カードは、不正な取得要求である旨を示すエラーをコントローラ部1001に対して通知して本処理を終了する。
【0054】
次に、コントローラ部1001が、ホストコンピュータ2000,2001等から送信された拡張カード用のダウンロードデータを受信し、受信したダウンロードデータを拡張カードに送信する場合の制御処理について説明する。
【0055】
図5は、コントローラ部1001におけるダウンロードデータの送受信制御処理の一例を示すフローチャートである。図中のステップS501〜S507が各制御ステップを示す。本処理は、コントローラ部1001内のROM1006に記憶されている制御プログラムをCPU1007が読み出して実行することにより実現されるものである。
【0056】
図5において、まず、ステップS501では、コントローラ部1001はホストコンピュータ2000,2001等が送信した拡張カードのダウンロードデータを受信する。
【0057】
ホストコンピュータ2000,2001等は、ダウンロードデータをコントローラ部1001に送信するに当たって、上述のWEBコンテンツデータをコントローラ部1001に要求する。
【0058】
コントローラ部1001がホストコンピュータ2000,2001等からの要求に従ってWEBコンテンツデータを送信すると、ホストコンピュータ2000,2001等は当該WEBコンテンツデータに基づいて図7に示すGUI700を表示部に表示する。
【0059】
ここで、ユーザは、GUI700中の参照ボタンを押下してデータファイルを選択するか、データファイルのパスを入力することにより、送信するデータファイルを指定する。その後、ユーザがデータ送信ボタンを押下すると、ホストコンピュータ2000,2001等は、ユーザによって指定されたデータファイルをダウンロードデータとしてコントローラ部1001に送信する。
【0060】
図8は、各種拡張カードがダウンロードデータとして受信可能なデータの書式の一例を示す図である。
【0061】
図8において、ダウンロードデータは、ヘッダ部800とダウンロードデータ部806とから構成されている。ヘッダ部800は、ヘッダ部800を識別するための識別子が格納された領域801、ヘッダ部800のデータサイズを示す領域802、このダウンロードデータを受信可能な拡張カードの拡張カード識別IDを示す領域803で構成されている。
【0062】
また、ヘッダ部800は、ダウンロードデータ識別情報を示す領域804、及びヘッダ部800以降に続くダウンロードデータ部806のデータサイズを示す領域805で構成されている。ダウンロードデータ部806には、プログラムデータや設定情報が格納されている。
【0063】
図5に戻り、ステップS502では、コントローラ部1001は、受信したダウンロードデータにヘッダ部800が存在するか否かを判断する。
【0064】
ステップS502の判断の結果、受信したダウンロードデータにヘッダ部800が含まれていない場合は、ステップS507へ進み一方、含まれている場合には、ステップS503に進む。ステップS503では、コントローラ部1001は、受信したダウンロードデータのヘッダ部800の書式に従い、領域803及び領域804から拡張カード識別ID及びダウンロードデータ識別情報を取得する。
【0065】
次に、ステップS504では、コントローラ部1001は、拡張カードから取得した拡張カード識別ID及びダウンロードデータ識別情報とダウンロードデータから取得した拡張カード識別ID及びダウンロードデータ識別情報とが合致するか否かを判断する。この結果、合致する拡張カードが存在しない場合には、ステップS507へ進む。一方、合致する拡張カードが存在する場合には、ステップS505に進む。
【0066】
ステップS505では、コントローラ部1001は、合致する拡張カードにダウンロードデータを送信する。これにより、ダウンロードデータの転送先の拡張カードを特定することができる。
【0067】
次に、ステップS506において、合致する拡張カードが複数存在する場合には、ステップS505に戻り、コントローラ部1001は、合致する拡張カード全てにダウンロードデータを送信するまでステップS505の処理を繰り返す。
【0068】
ステップS507では、コントローラ部1001は、ダウンロードデータの送信元のホストコンピュータにエラーを通知して本処理を終了する。
【0069】
次に、拡張カード1 1002において、拡張カード1 1002用のファームウェアプログラムデータ又は設定情報を受信し、受信したファームウェアプログラム又は設定情報で拡張カード内のデータを更新する場合の制御処理について説明する。ファームウェアプログラムデータ及び設定情報は、画像形成装置1000内のコントローラ部1001から拡張カードへ送信されるダウンロードデータの一例である。
【0070】
図6は、拡張カード1 1002におけるファームウェアプログラム等の更新処理の一例を示すフローチャートである。図中のステップS601〜S606は各制御ステップを示す。
【0071】
図6において、まず、ステップS601では、拡張カード1 1002は、コントローラ部1001からダウンロードデータを受信する。
【0072】
次に、ステップS602において、拡張カード1 1002は、受信したダウンロードデータにヘッダ部800が存在するか否かを判断する。この結果、ヘッダ部800が存在する場合には、ステップS603に進む。ステップS603では、拡張カード1 1002は、当該ヘッダ部800内の領域804からダウンロードデータ識別情報を取得する。
【0073】
次に、ステップS604では、拡張カード1 1002は、取得したダウンロードデータ識別情報が“firmware”であるか、“card configuration”であるか、それ以外であるかを判定する。“firmware”はファームウェアプログラムデータを示す値である。“card configuration”は設定情報を示す値である。
【0074】
ステップS604の判定の結果、取得したダウンロードデータ識別情報が“firmware”であるときは、ステップS605で、拡張カード1 1002はこのファームウェアプログラムデータをROM1013に記憶し、ファームウェアプログラムデータを更新する。そして、本処理を終了する。ここで、取得したダウンロードデータ識別情報が“card configuration”である場合は、ステップS607において、拡張カード1 1002は受信した設定情報の値に基づいて拡張カードの設定を更新する。
【0075】
一方、ダウンロードデータにヘッダ部800が存在しない場合、或いはダウンロードデータ識別情報が“firmware”でも“card configuration”でもないと判断した場合は、ステップS606に進む。ステップS606では、拡張カード1 1002は、受信したダウンロードデータを破棄すると共にコントローラ部1001にエラーを通知して、本処理を終了する。
【0076】
上記実施の形態によれば、画像形成装置1000は、拡張インターフェース1004,1005に装着された拡張カード1 1002及び拡張カード2 1003から拡張カード識別ID及びダウンロードデータ識別情報をそれぞれ取得する。また、画像形成装置1000は、ホストコンピュータ2000等からダウンロードデータを受信すると、受信したデータのヘッダ部800から拡張カード識別ID及びダウンロードデータ識別情報を取得する。
【0077】
そして、装着されている拡張カードからそれぞれ取得した拡張カード識別ID及びダウンロードデータ識別情報と合致するものがあるときは、画像形成装置1000は当該合致する拡張カードにダウンロードデータを送信する。これにより、画像形成装置内の制御プログラムをなんら変更することなく、複数の情報処理機器がデータ処理装置に装着しうる場合であっても、ホストコンピュータ2000等の外部機器から受信したデータに基づいて拡張カード内のデータを更新することができる。
【0078】
また、情報処理機器のダウンロードデータをリモートホストから受信する際、コントローラ部がリモートホストとの受信制御を行なう。これにより、情報処理機器側にリモートホストとの受信制御に係る制御や通信インターフェースを持つ必要がなくなるため、結果として情報処理機器の製造コストを下げる効果につながる。
【0079】
また、拡張カード1 1002及び拡張カード2 1003側では、画像形成装置1000内のコントローラ部1001から送信された取得要求に応じてコントローラ部1001に拡張カード識別ID及びダウンロードデータ識別情報を送信する。また、拡張カードはコントローラ部1001からダウンロードデータを受信すると、受信したデータのヘッダ部800からダウンロードデータ識別情報を取得する。
【0080】
そして、ダウンロードデータがファームウェアプログラムデータであるときは、拡張カード内のROM等に記憶されたファームウェアプログラムデータを更新する。ダウンロードデータが設定情報であるときは、拡張カードの設定を更新する。これにより、上述した効果と同様に、画像形成装置1000内の制御プログラムをなんら変更することなく、ホストコンピュータ2000等の外部機器から受信したデータに基づいて拡張カード内のデータを容易に更新することができる。
【0081】
上記実施の形態では、図5において、ホストコンピュータ2000等から受信したダウンロードデータを受信可能な拡張カードが複数存在する場合に、当該受信可能な全ての拡張カードにダウンロードデータを送信する例を示した。
【0082】
しかしながら、ステップS504で受信可能な拡張カードが複数存在すると判断した場合には、ステップS505及びステップS506に代えて、ホストコンピュータを操作するユーザに対してダウンロードデータを送信する拡張カードを選択させるステップを追加してもよい。この場合、コントローラ部は、ユーザからの選択結果を受信し、当該ユーザにより選択された拡張カードにのみダウンロードデータを送信する。これにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0083】
また、上記実施の形態では、ホストコンピュータ2000等上の表示部に表示された画面上でダウンロードすべきデータを選択するようにしていた。しかしながら、拡張カード側の制御プログラムを実行することにより、ホストコンピュータ2000等からダウンロードデータとして受信可能なデータを取得するようにしてもよい。この場合は、画像形成装置1000上の操作パネル1009に表示された画面から拡張カードの種別を入力することにより、受信可能なダウンロードデータを取得することが可能である。
【0084】
本発明の目的は、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。その場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行する。
【0085】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0086】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク等を用いることができる。また、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD±R、DVD−RAM、DVD±RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0087】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけではない。プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0088】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0089】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけではない。プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは云うまでもない。
【0090】
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【図面の簡単な説明】
【0091】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ処理装置を備えるネットワークシステムの全体構成を示す図である。
【図2】図1のネットワークシステムにおける画像形成装置1000の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図2のコントローラ部1001における拡張カード識別情報及びダウンロードデータ識別情報取得処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】図2の拡張カードにおける拡張カード識別情報及びダウンロードデータ識別情報の取得要求に対する制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】コントローラ部1001におけるダウンロードデータの送受信制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】拡張カード1 1002におけるファームウェアプログラム等の更新処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】ホストコンピュータ上の表示部にWEBブラウザアプリケーションにより表示されるGUIの一例を示す図である。
【図8】各種拡張カードがダウンロードデータとして受信可能なデータの書式の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0092】
1000 画像形成装置
1001 コントローラ部
1004,1005 拡張インターフェース
1002 拡張カード1
1003 拡張カード2
1006,1013,1018 ROM
1007,1016,1021 CPU
2000,2001 ホストコンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理機器を少なくとも1つ接続可能なデータ処理装置において、
前記接続された情報処理機器から当該情報処理機器を識別するための機器識別情報を取得する機器識別情報取得手段と、
前記接続された情報処理機器に送信すべきデータを情報処理装置から受信するデータ受信手段と、
前記機器識別情報取得手段により取得した機器識別情報と前記データ受信手段により受信したデータに付加された機器識別情報とが対応する場合、前記データ受信手段により受信したデータを前記接続された情報処理機器に送信するデータ送信手段とを備えることを特徴とするデータ処理装置。
【請求項2】
前記情報処理装置から前記データ処理装置へ前記データを送信するための表示画面を当該情報処理装置上に表示させるデータを当該情報処理装置に送信するグラフィカルユーザインターフェース手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
【請求項3】
前記接続された情報処理機器から当該情報処理機器が受信可能なデータを識別するためのデータ識別情報を取得するデータ識別情報取得手段を更に備え、
前記データ送信手段は、前記データ識別情報取得手段により取得したデータ識別情報と前記データ受信手段により受信したデータに付加されたデータ識別情報とが対応する場合、前記データ受信手段により受信したデータを前記接続された情報処理機器に送信することを特徴とする請求項1又は2記載のデータ処理装置。
【請求項4】
前記接続された情報処理機器から取得した機器識別情報及びデータ識別情報と、前記データ受信手段により受信したデータのヘッダ部から取得した機器識別情報及びデータ識別情報とを比較する比較手段を更に備えることを特徴とする請求項3記載のデータ処理装置。
【請求項5】
前記情報処理機器は、他の情報処理機器と通信可能に構成され、当該他の情報処理機器と前記データ処理装置との間を通信可能にすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
【請求項6】
情報処理機器を少なくとも1つ接続可能なデータ処理装置のデータ入力制御方法において、
前記接続された情報処理機器から当該情報処理機器を識別するための機器識別情報を取得する機器識別情報取得工程と、
前記接続された情報処理機器に送信すべきデータを情報処理装置から受信するデータ受信工程と、
前記機器識別情報取得工程で取得した機器識別情報と前記データ受信工程で受信したデータに付加された機器識別情報とが対応する場合、前記データ受信工程で受信したデータを前記接続された情報処理機器に送信するデータ送信工程とを備えることを特徴とするデータ入力制御方法。
【請求項7】
前記情報処理装置から前記データ処理装置へ前記データを送信するための表示画面を当該情報処理装置上に表示させるデータを当該情報処理装置に送信する表示工程を更に備えることを特徴とする請求項6記載のデータ入力制御方法。
【請求項8】
前記接続された情報処理機器から当該情報処理機器が受信可能なデータを識別するためのデータ識別情報を取得するデータ識別情報取得工程を更に備え、
前記データ送信工程は、前記データ識別情報取得工程で取得したデータ識別情報と前記データ受信工程で受信したデータに付加されたデータ識別情報とが対応する場合、前記データ受信工程で受信したデータを前記接続された情報処理機器に送信することを特徴とする請求項6又は7記載のデータ入力制御方法。
【請求項9】
前記接続された情報処理機器から取得した機器識別情報及びデータ識別情報と、前記データ受信工程で受信したデータのヘッダ部から取得した機器識別情報及びデータ識別情報とを比較する比較工程を更に備えることを特徴とする請求項8記載のデータ入力制御方法。
【請求項10】
前記情報処理機器は、他の情報処理機器と通信可能に構成され、当該他の情報処理機器と前記データ処理装置との間を通信可能にすることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載のデータ入力制御方法。
【請求項11】
データ処理装置に接続することが可能な情報処理機器において、
当該情報処理機器を識別するための機器識別情報と受信可能なデータを識別するためのデータ識別情報とを記憶する記憶手段と、
前記データ処理装置に前記機器識別情報を送信する送信手段と、
前記データ処理装置から受信したデータに付加されているデータ識別情報と前記記憶手段に記憶されているデータ識別情報に基づいて当該データが受信可能なデータかを判別する判別手段と、
前記受信したデータが受信可能なデータであるときは、当該受信したデータを記憶するデータ記憶手段とを備えることを特徴とする情報処理機器。
【請求項12】
前記判別手段は、前記受信したデータからヘッダ部の有無を判別し、前記ヘッダ部が存在するときは、当該ヘッダ部からデータ識別情報を取得することを特徴とする請求項11記載の情報処理機器。
【請求項13】
前記受信したデータが受信可能なデータであるときは、前記受信したデータに基づいて前記データ記憶手段に記憶されているデータを更新する更新手段を更に備えることを特徴とする請求項11又は12記載の情報処理機器。
【請求項14】
前記データ記憶手段は、データの記憶及び消去が可能なフラッシュメモリ、ハードディスク装置、及び揮発性メモリの少なくとも1つであることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の情報処理機器。
【請求項15】
前記データ記憶手段に記憶されるデータは、当該情報処理機器で実行可能な制御プログラム及び当該情報処理機器の設定情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の情報処理機器。
【請求項16】
請求項6乃至10のいずれか1項に記載のデータ入力制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータに読み取り可能なプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−66082(P2007−66082A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−252341(P2005−252341)
【出願日】平成17年8月31日(2005.8.31)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】