説明

ナビゲーション装置、ナビゲーション装置の制御方法、ナビゲーション装置の制御プログラム及びナビゲーション装置のサービス提供方法

【課題】 本発明は、ナビゲーション装置、ナビゲーション装置の制御方法、ナビゲーション装置の制御プログラム及びナビゲーション装置のサービス提供方法に関し、例えばカーナビゲーション装置に適用して、目的地と、この目的地に係る店舗、施設等の情報との連係を十分に図り、ユーザーによる使い勝手を一段と向上する。
【解決手段】 本発明は、目的地に所在する店舗、施設をデータベースから検出し、この検出した店舗、施設からユーザーの嗜好に合致するものを選択して店舗、施設の情報をユーザーに提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置、ナビゲーション装置の制御方法、ナビゲーション装置の制御プログラム及びナビゲーション装置のサービス提供方法に関し、例えばカーナビゲーション装置に適用することができる。本発明は、目的地に所在する店舗、施設をデーターベースから検出し、この検出した店舗、施設からユーザーの嗜好に合致するものを選択して店舗、施設の情報をユーザーに提供することにより、目的地と、この目的地に係る店舗、施設の情報との連係を十分に図り、ユーザーによる使い勝手を一段と向上する。
【背景技術】
【0002】
従来、カーナビゲーション装置は、ルート検索の処理を実行してユーザーにより設定された目的地までの最適ルートを検出し、この最適ルートによりユーザーを目的地に道案内するようになされている。カーナビゲーション装置は、このような道案内に供する目的地が店舗、施設等の場合もあることにより、ユーザーの操作に応動して店舗、施設の情報を表示し、この表示を介して目的地の設定を受け付け、これにより目的地設定の利便等を図るようになされている。なおここで店舗、施設の情報は、各店舗、施設の名称、内容を紹介する情報である。
【0003】
このような店舗、施設等の情報に関して、例えば特開2000−136936号公報には、インターネットからこの種の情報を取得することが提案されている。また特開平9−133543号公報には、営業時間外の施設を、営業時間中の施設と識別可能に地図上に表示することが提案されている。
【0004】
ところで実際上、従来のカーナビゲーション装置では、目的地と、この目的地に係る店舗、施設等の情報との連係が実用上未だ不十分な問題があり、これにより例えば店舗、施設の情報を頼りにせずに地図により目的地を設定した場合には、改めて店舗、施設の一覧より目的地の店舗等を検出し直さなければならない場合があった。
【特許文献1】特開2000−136936号公報
【特許文献2】特開平9−133543号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、目的地と、この目的地に係る店舗、施設等の情報との連係を十分に図り、ユーザーによる使い勝手を一段と向上することができるナビゲーション装置、ナビゲーション装置の制御方法、ナビゲーション装置の制御プログラム及びナビゲーション装置のサービス提供方法を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、目的地の入力を受け付けてユーザーを道案内するナビゲーション装置に適用して、地図を表示する表示手段と、表示手段による地図上で、目的地の入力を受け付ける入力手段と、データーベースの検索により、目的地の店舗、施設を検出する店舗、施設検出手段と、店舗、施設検出手段で検出された店舗、施設をユーザーの嗜好により判定する判定手段と、判定手段による判定結果に基づいて、店舗、施設の情報を選択的にユーザーに提供する情報提供手段とを備えるようにする。
【0007】
また請求項2の発明においては、目的地の入力を受け付けてユーザーを道案内するナビゲーション装置の制御方法に適用して、地図を表示し、地図上で、目的地の入力を受け付ける目的地入力のステップと、データーベースの検索により、目的地の店舗、施設を検出する店舗、施設検出のステップと、店舗、施設検出のステップで検出された店舗、施設をユーザーの嗜好により判定する判定ステップと、判定ステップによる判定結果に基づいて、店舗、施設の情報を選択的にユーザーに提供する情報提供のステップとを有するようにする。
【0008】
また請求項6の発明においては、ナビゲーション装置に内蔵のコンピュータに所定の処理手順を実行させ、ナビゲーション装置の動作を制御するナビゲーション装置の制御プログラムに適用して、地図を表示し、地図上で、目的地の入力を受け付ける目的地入力のステップと、データーベースの検索により、目的地の店舗、施設を検出する店舗、施設検出のステップと、店舗、施設検出のステップで検出された店舗、施設をユーザーの嗜好により判定する判定ステップと、判定ステップによる判定結果に基づいて、店舗、施設の情報を選択的にユーザーに提供する情報提供のステップとを有するようにする。
【0009】
また請求項7の発明においては、ナビゲーション装置を介してサービスを提供するナビゲーション装置のサービス提供方法に適用して、ナビゲーション装置からの要求により、ナビゲーション装置で取得される目的地の位置情報に基づいて、ナビゲーション装置で目的地に設定される可能性のある店舗、施設の情報を蓄積したデーターベースを検索し、目的地の店舗、施設を検出する店舗、施設検出のステップと、店舗、施設検出のステップで検出された店舗、施設を、ナビゲーション装置のユーザーの嗜好により判定する判定ステップと、判定ステップによる判定結果に基づいて、店舗、施設の情報を選択的にナビゲーション装置に通知する情報通知のステップとを有するようにする。
【0010】
請求項1の構成により、目的地の入力を受け付けてユーザーを道案内するナビゲーション装置に適用して、地図を表示する表示手段と、表示手段による地図上で、目的地の入力を受け付ける入力手段と、データーベースの検索により、目的地の店舗、施設を検出する店舗、施設検出手段と、店舗、施設検出手段で検出された店舗、施設をユーザーの嗜好により判定する判定手段と、判定手段による判定結果に基づいて、店舗、施設の情報を選択的にユーザーに提供する情報提供手段とを備えるようにすれば、地図上で目的地をマーキングするだけで、興味をそそる店舗、施設の情報が提供される。これにより景勝地等を地図上で種々にマーキングして店舗により休息地を選択し、さらには例えばラーメン激戦区等の伝聞により目的地を設定して所望する店舗を見つけることができ、これらにより目的地と、この目的地に係る店舗、施設等の情報との連係を十分に図り、ユーザーによる使い勝手を一段と向上することができる。
【0011】
これにより請求項2、請求項6、請求項7の構成によれば、目的地と、この目的地に係る店舗、施設等の情報との連係を十分に図り、ユーザーによる使い勝手を一段と向上することができるナビゲーション装置の制御方法、ナビゲーション装置の制御プログラム、ナビゲーション装置のサービス提供方法を提供することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、目的地と、この目的地に係る店舗、施設等の情報との連係を十分に図り、ユーザーによる使い勝手を一段と向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
【実施例1】
【0014】
(1)実施例の構成
図1は、本発明の実施例に係るカーナビゲーション装置を関連する構成と共に示すブロック図である。このカーナビゲーション装置1において、GPS(Global Positioning System )部2は、GPSの衛星より得られる電波を受信して処理することにより現在位置の位置情報を検出し、この位置情報を出力する。
【0015】
光ディスク装置3は、中央処理ユニット4の制御により光ディスクをアクセスし、目的地近傍、現在位置近傍等の地図データを光ディスクより読み出して出力する。
【0016】
画像処理部5は、光ディスク装置3から出力される地図データにより表示に供する画像データを生成する。また画像処理部5は、中央処理ユニット4の制御により道案内に供する音声データを生成し、この音声データによりスピーカ6を駆動し、これによりこのカーナビゲーション装置1では、音声によってもユーザーを道案内する。表示部8は、液晶表示パネルにより構成され、光ディスク装置3から出力される地図等を表示する。グラフィック部9は、表示部8を駆動する駆動回路であり、中央処理ユニット4の制御により表示部8を駆動する。
【0017】
インターフェース(I/F)10は、ネットワークに接続する無線通信手段であり、この実施例では中央処理ユニット4の制御によりインターネット11に接続し、このインターネット11を介して店舗、施設等の情報等をサーバー13からダウンロードする。
【0018】
ここで店舗、施設等の情報は、店舗、施設等の名称、内容を紹介する情報であり、店舗においては、例えば飲食店、病院、ホテル等の大まかなジャンル、和風レストラン、ファミリーレストラン、ラーメン店等の細かなジャンルによるジャンルの情報、お勧めの商品、商品一覧等の提供されるサービスの情報、休業日、営業時間の情報、GPSシステムに対応した所在地の位置情報等により構成される。しかしてサーバー13は、これら店舗、施設等の情報を蓄積して保持するデーターベースを保持し、カーナビゲーション装置1等からの要求によりカーナビゲーション装置1により指示される地域の店舗、施設に関し、これら店舗、施設等の情報を提供する。またインターフェース10は、同様の中央処理ユニット4の制御により、中央処理ユニット4から出力される電子メールをメールサーバー14に送信し、またこれとは逆に、メールサーバー14に保持された電子メールを取得して中央処理ユニット4に出力する。
【0019】
操作部15は、このカーナビゲーション装置1の操作パネルに配置された操作子、リモートコマンダーにより構成され、ユーザーによる各種の操作を中央処理ユニット4に通知する。ランダムアクセスメモリ(RAM)16は、中央処理ユニット4のワークエリアを構成する。
【0020】
ハードディスク装置17は、中央処理ユニット4の処理プログラム、ユーザーにより設定された各種の項目のデータ、サーバー13のアクセス記録等を記録して保持し、また傾向データーベース17A、店舗データーベース17Bを記録して保持する。ここで店舗データーベース17Bは、サーバー13からダウンロードした店舗、施設の情報にお気に入りへの登録等が設定されて形成され、これら店舗、施設以外に、例えば友人の自宅所在地等も含まれる。これによりこのカーナビゲーション装置1では、この店舗データーベース17Bの記録により、過去に訪れた店舗、施設、さらには友人宅等を簡易に目的地に設定できるようになされている。
【0021】
傾向データーベース17Aは、ユーザーの嗜好を示す情報を蓄積したデーターベースであり、この実施例では、店舗データーベース17Bに記録された店舗、施設より、ユーザーがお気に入りに登録した店舗、施設の情報を集計して形成される。具体的に、傾向データーベース17Aは、ユーザーがお気に入りに登録した店舗、施設の情報をジャンルにより分類集計し、また各ジャンルにあっては、サービスの情報を分類集計して形成される。
【0022】
図2は、この傾向データーベース17Aの集計例を示す図表であり、大まかなジャンルでは飲食店に分類されラーメン店についての集計例である。この図2の例では、商品であるラーメンの種類により分類して、味噌ラーメン、醤油ラーメン、塩ラーメンがお進めの店舗をそれぞれ10件、7件、1件、お気に入りに登録していることが示され、これによりユーザーの好みが味噌ラーメン、醤油ラーメンであることが示されている。またダシにより分類した場合には、和風煮干だし、とんこつこってりが特徴の店舗をそれぞれ20件、5件、お気に入りに登録していることが示され、これによりダシについては和風煮干だしが好みであることが示されている。またいわゆる御当地ラーメンにより分類した場合に、和歌山、喜多方、尾道、九州の御当地ラーメンをそれぞれ10件、3件、9件、1件、お気に入りに登録し、また量の多少、メンの種類による分類が示され、これらによりユーザーの好みが示されるようになされている。
【0023】
中央処理ユニット4は、ランダムアクセスメモリ16等と共にこのカーナビゲーション装置1全体の動作を制御するコンピュータを構成し、ランダムアクセスメモリ16にワークエリアを確保してハードディスク装置17に記録された一連の処理プログラムを実行することにより、表示部8を介して地図を表示し、道案内等の処理を実行する。なおこの処理プログラムにおいては、事前にハードディスク装置17にインストールされて提供されるものの、このような事前のインストールによる提供に代えて、インターネット11等のネットワークを介してダウンロードにより提供するようにしてもよく、さらには各種の記録媒体により提供するようにしてもよい。なおこのような記録媒体としては、磁気ディスク、光ディスク、メモリカード等の記録媒体を適用することができる。
【0024】
すなわち中央処理ユニット4は、ユーザーにより目的地が設定され、この目的地までのルートの検索が指示されると、GPS部2より得られる現在位置の位置情報、光ディスク装置3より得られる地図データに基づいて、目的地までのルートを検索する。さらにこのルートの表示、道案内が指示されると、画像処理部5、グラフィック部9の制御により対応する処理を実行する。
【0025】
これらの処理において、中央処理ユニット4は、ユーザーによる操作に応動して店舗データーベース17Bに記録された店舗、施設の情報を表示し、この表示により目的地の設定を受け付け、店舗データーベース17Bに記録された目的地の位置情報に基づいてルート検索の処理を実行する。これによりこのカーナビゲーション装置1では、店舗、施設の情報を有効に利用して目的地設定の利便を図るようになされている。
【0026】
これに対してユーザーが地図による目的地の選択を指示すると、中央処理ユニット4は、光ディスク装置3等の制御によりユーザーが指示した地域の地図を表示部8で表示し、この地図の表示上におけるマーキングにより目的地の設定を受け付ける。中央処理ユニット4は、このようにして地図により目的地の設定を受け付けると、この地図により検出される位置情報により現在位置からルート検索の処理を実行する。なおこの地図上における目的地のマーキングにあっては、ユーザーによる店舗、施設のマークの表示指示により、例えばラーメン店を示すマークを地図上に表示した状態で、このマークのマーキングにより実行するようにしてもよい。なおこの場合には、ハードディスク装置17に、このようなマークの表示に供する店舗、施設の位置情報、店舗、施設の種類の情報を格納しておくことが前提となる。
【0027】
ここで中央処理ユニット4は、事前に、動作モードの設定を受け付け、この動作モードの設定によりカーナビゲーション装置1の動作モードが店舗情報表示モードに設定されている場合、図3及び図4に示す処理手順の実行により、この地図により指示された目的地について、店舗、施設等の情報をユーザーに提供する。すなわち中央処理ユニット4は、この処理手順を開始すると、ステップSP1からステップSP2に移り、ユーザーにより目的地の設定を受け付け、この目的地の位置情報を地図の表示から検出する。また続くステップSP3において、サーバー13に対してこの検出した位置情報による店舗、施設の検索を指示し、この検索結果による店舗、施設の情報を取得する。
【0028】
続いてステップSP4に移り、ステップSP3で取得した検索結果より、目的地に店舗、施設が存在するか否か判断する。ここで否定結果が得られると、この場合、中央処理ユニット4は、ステップSP4からステップSP5に移ってこの処理手順を終了する。これに対してステップSP4で肯定結果が得られると、中央処理ユニット4は、このステップSP3で取得した店舗、施設の情報を傾向データーベース17Aの記録により判定し、ユーザーの嗜好に合致する店舗、施設であるか否か判定する。
【0029】
ここで例えば傾向データーベース17Aにおいて、ラーメン店の集計値が大きく、取得した店舗、施設の情報による店舗、施設がラーメン店である場合、ユーザーの嗜好に合致する店舗、施設であると判断することができる。またこのようにジャンルによっては、ユーザーの嗜好に合致する店舗、施設であると判断される場合であっても、傾向データーベース17Aにおいて、塩ラーメンの集計値が小さく、取得した店舗、施設の情報による店舗、施設が塩ラーメンを看板商品としているラーメン店の場合、最終的には、ユーザーの嗜好に合致する店舗、施設では無いと判断することができる。
【0030】
これに対して傾向データーベース17Aにおいて、ラーメン店の集計値が小さく、さらには飲食店自体の集計値が小さい場合にあって、取得した店舗、施設の情報による店舗、施設がラーメン店である場合、ユーザーの嗜好に合致する店舗、施設では無いと判断することができる。これにより中央処理ユニット4は、傾向データーベース17Aの各集計値を所定のしきい値により判定してユーザーの嗜好に合致する大分類、小分類によるジャンル、サービス等を検出し、この検出結果によりステップSP3で取得した店舗、施設の情報を判定してユーザーの嗜好に合致する店舗、施設であるか否か判定する。
【0031】
しかしてユーザーの嗜好に合致する店舗、施設では無いと判定される場合、中央処理ユニット4は、ステップSP4からステップSP5に移ってこの処理手順を終了するのに対し、ユーザーの嗜好に合致する店舗、施設であると判定される場合、ステップSP4からステップSP6に移り、ステップSP3の検索結果による店舗、施設の情報を店舗データーベース17Bに記録する。
【0032】
続いて中央処理ユニット4は、ステップSP7に移り、目的地への到着時刻を予測し、またステップSP3で取得した店舗、施設の情報より、休業日、営業時間の情報を抽出する。続いて中央処理ユニット4は、ステップSP8に移り、ステップSP7で予測した到着時刻等により、目的地の店舗、施設を利用可能か否か判断し、ここで肯定結果が得られるとステップSP8からステップSP9に移り、この店舗、施設の情報を表示部8に表示する。これによりこのカーナビゲーション装置1では、目的地と、目的地に係る店舗、施設等の情報との連係が図られ、地図上でマーキングするだけの操作により、マーキングされた箇所の店舗、施設の情報を利用することができ、その分、従来に比して使い勝手を向上するようになされている。また傾向データーベース17Aの記録に基づいてユーザーの嗜好に合致する店舗、施設の情報を選択的にユーザーに通知することにより、多数の店舗、施設に関して店舗、施設の情報が検出された場合にあっても、ユーザーにとって必要と考えられる店舗、施設の情報だけをユーザーに提供してユーザーの使い勝手を向上するようになされている。
【0033】
なおこの店舗、施設の情報のユーザーの提供にあっては、例えば表示部8の表示画面を2つに分割し、分割した一方の画面に地図を表示した状態で、分割した他方の画面に店舗、施設の情報を表示して実行される。中央処理ユニット4は、このときこの店舗、施設の情報による店舗、施設の位置に、店舗、施設のジャンルに対応するマークを表示して店舗、施設の情報をユーザーに提供する。これによりこの実施例では、目的地と店舗、施設の情報による店舗、施設との位置関係を簡易に把握できるようにする。
【0034】
また中央処理ユニット4は、この表示に供する店舗、施設の情報により、またこの表示に供する店舗、施設の情報と店舗データーベース17Bの記録との比較により、店舗、施設の情報による店舗、施設が、移転先の店舗、施設の場合、図5に示すように、移転元の店舗、施設のマークを識別可能に併せて表示する。因みに、この図5の例では、移転元の店舗を示すマークを薄く表示すると共に、移転元から移転先への矢印を併せて表示し、これらにより移転先と移転元とを識別可能に表示するようになされている。
【0035】
続いて中央処理ユニット4は、ステップSP10に移り、この目的地への予約の要否を判定する。ここで中央処理ユニット4は、店舗、施設の情報より目的地の店舗、施設が予約を受け付けているか否か判断し、予約を受け付けていない場合には、ステップSP10からステップSP5に移ってこの処理手順を終了する。また予約を受け付けている場合には、この予約を受け付けている設備の内容を到着予測時刻により判断して、この設備を利用する可能性があるか否か判定する。すなわちこの店舗、施設の情報に係る店舗、施設が例えばゴルフ場であり、到着予測時刻よりこのゴルフ場の利用時間に昼食の時間帯が含まれる場合、中央処理ユニット4は、このゴルフ場に設けられたレストランについては、利用する可能性があると判断する。これに対してこの店舗、施設の情報に係る店舗、施設が飲食店の場合、遅い昼食等の場合も考えられることにより、中央処理ユニット4は、利用する可能性があると判断する。
【0036】
このようにして利用する可能性があると判断すると、中央処理ユニット4は、利用可能な施設名と共に予約するか否かのメニューを表示部8に表示し、このメニューの選択を受け付ける。これらにより中央処理ユニット4は、店舗、施設の情報、利用時間により予約する可能性があるか否か、予備的に判断した後、最終的にユーザーによる判断を受け付ける。しかして利用する可能性が無いと判断される場合、さらにはユーザーにより予約が不要との指示が得られた場合、中央処理ユニット4は、ステップSP10からステップSP5に移ってこの処理手順を終了する。
【0037】
またユーザーにより予約が指示された場合、ステップSP10からステップSP11に移り、ユーザー登録に係るユーザー名等によりインターフェース10を介して電子メールを送出し、これによりこの店舗、施設の情報に係る店舗、施設に予約を入れ、ステップSP5に移ってこの処理手順を終了する。
【0038】
なおステップSP3において複数件の店舗、施設の情報が検出され、これら複数件が何れも予約の可能性のある場合、中央処理ユニット4は、これら複数件に係る店舗、施設の情報を表示してユーザーによる選択を受け付け、ユーザーにより選択された店舗、施設の情報について、予約の処理を実行する。
【0039】
これに対してステップSP3で検出された店舗、施設の情報に係る店舗、施設が何れも利用困難な場合、中央処理ユニット4は、ステップSP8で否定結果が得られることにより、ステップSP8からステップSP12に移る。ここで中央処理ユニット4は、表示部8における地図の表示上において、ユーザーにより指示された目的地の箇所に×の印を表示し、ステップSP13において、類似検索の処理を実行する。
【0040】
ここで類似検索においては、ステップSP3で検索に供したユーザーにより目的地の位置情報を基準にして、この位置情報による位置を中心にした所定範囲でサーバー13に店舗、施設の情報の検索を指示することにより実行される。これにより中央処理ユニット4は、ユーザーが指示した目的地において、ユーザーの嗜好に合致した利用可能な店舗、施設が存在しない場合、目的地近傍の店舗、施設に関して、店舗、施設の情報を取得し、続くステップSP14において、この取得した店舗、施設の情報をステップSP4と同一に判定してユーザーの嗜好に合致するか否か判断する。またユーザーの嗜好に合致する場合には、ステップSP8と同様に利用可能か否か判断する。
【0041】
ここで否定結果が得られると、中央処理ユニット4は、ステップSP14からステップSP5に移ってこの処理手順を終了するのに対し、ステップSP14で肯定結果が得られると、ステップSP14からステップSP15に移る。ここで中央処理ユニット4は、ステップSP9と同様にして店舗、施設の情報をユーザーに提供する。また当初、ユーザーにより指示された目的地との地図上における対比により、この店舗、施設の情報に係る店舗、施設の位置を表示する。ここで中央処理ユニット4は、ユーザーが目的地の変更を指示した場合、ステップSP2で取得した目的地をこの店舗、施設の情報に係る店舗、施設に変更した後、ステップSP5に移るのに対し、何らユーザーが目的地の変更を指示しない場合、目的地を変更することなく、ステップSP5に移ってこの処理手順を終了する。なおこのステップSP15においても、ステップSP10、ステップSP11について上述したと同様にして、利用可能な設備を予約する。
【0042】
しかしてこのステップSP15の処理により目的地を変更した場合、中央処理ユニット4は、改めてルート検索し直し、この変更した目的地にユーザーを道案内する。
【0043】
これに対して事前の設定により動作モードが店舗情報表示モードに設定されていない場合、中央処理ユニット4は、図3、図4に示す処理手順を実行することなく、ユーザーにより設定された目的地にユーザーを道案内する。
【0044】
また中央処理ユニット4は、図3及び図4の処理手順の実行により予約の電子メールを発送した場合、図6の処理手順の実行により、到着予測時刻に対する遅延時間を監視し、必要に応じて予約キャンセルの電子メールを発送する。すなわち中央処理ユニット4は、予約の電子メールを発送した後においては、この処理手順を開始し、ステップSP21からステップSP22に移る。ここで中央処理ユニット4は、現在位置から到着時刻を予測し直し、当初予測した到着予測時刻との比較により遅延時間を計算する。中央処理ユニット4は、この遅延時間が一定時間以上となったか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP23に移り、一定時間の時間経過を待ってステップSP22に戻る。
【0045】
これにより中央処理ユニット4は、遅延時間を監視し、遅延時間が一定時間以上となると、ステップSP22で肯定結果が得られることにより、ステップSP22からステップSP24に移る。
【0046】
ここで中央処理ユニット4は、遅延時間をユーザーに通知し、予約をキャンセルするか否かの入力を受け付ける。ここで否定結果が得られると、中央処理ユニット4は、ステップSP24からステップSP25に移り、ステップSP22の遅延時間の判定に供する判定基準値を増大させた後、ステップSP22に戻る。これにより中央処理ユニット4は、例えば当初30分の遅延により予約をキャンセルするか否かユーザーに問い合わせし、ユーザーが予約をキャンセルしない場合には、遅延時間が1時間となった時点で、改めて予約をキャンセルするか否かユーザーに問い合わせする。
【0047】
しかしてこのような処理の繰り返しにより、ステップSP24で肯定結果が得られると、中央処理ユニット4は、ステップSP24からステップSP26に移り、予約をキャンセルする電子メールを発送した後、ステップSP27に移ってこの処理手順を終了する。またこのような処理を繰り返しているうちに目的地に到着した場合、中央処理ユニット4は、この処理手順を終了する。
【0048】
これらによりこの実施例において、光ディスク装置3、画像処理部5、グラフィック部9、表示部8は、地図を表示する表示手段を構成し、操作部15は、この表示手段による地図上で、目的地の入力を受け付ける入力手段を構成する。また中央処理ユニット4、インターフェース10は、サーバー13によるデーターベースの検索により、目的地の店舗、施設を検出する店舗、施設検出手段を構成し、中央処理ユニット4及び傾向データーベース17Aは、この店舗、施設検出手段で検出された店舗、施設をユーザーの嗜好により判定する判定手段を構成し、中央処理ユニット4は、さらにこの判定手段による判定結果に基づいて、店舗、施設の情報を選択的にユーザーに提供する情報提供手段をグラフィック部9、表示部8と共に構成する。
【0049】
(2)実施例の動作
以上の構成において、このカーナビゲーション装置1では、ユーザーによる操作部15の操作により光ディスク装置3から地図データをロードして画像処理部5により処理し、この処理結果に基づいたグラフィック部9の駆動により表示部8に地図が表示される。このカーナビゲーション装置1では、この表示部8に表示の地図を操作部15の操作により切り換え、またこの地図上にてカーソルを設定してマーキングすることにより、目的地が設定される。カーナビゲーション装置1では、GPS部2で検出される現在位置からこの目的地までの経路について、ユーザーによる操作部15の操作によりルート検索が指示されると、ルート検索の処理が実行されて最適なルートが検出され、このルートにより道案内するように表示部8の表示が切り換えられ、またスピーカ6から音声による案内が提供される。
【0050】
カーナビゲーション装置1では、このようにして地図により目的地を設定する場合、動作モードの設定により、目的地の位置情報によりサーバー13がアクセスされ、このサーバー13に形成されたデーターベースの検索によりこの目的地に存在する店舗、施設が検出される。またこの店舗、施設に係る店舗、施設の情報がサーバー13からダウンロードされる。カーナビゲーション装置1では、傾向データーベース17Aの記録よりユーザーの嗜好が判定され、サーバー13から取得された店舗、施設の情報がユーザーの嗜好に合致するものか否か判定される。またユーザーの嗜好に合致するものについては、このようにして取得された店舗、施設の情報が表示部8により表示されてユーザーに提供される。
【0051】
これによりユーザーにおいては、単に目的地をマーキングするだけで、興味をそそる店舗、施設の情報が自動的に提供されることになり、これによりマーキングを繰り返して目的地を種々に変更して店舗、施設により休息地を選択する等のスケジューリングを実行することができる。また例えば伝聞によるラーメン激戦区を地図によりマーキングするだけで、所望する店舗を見つけることができる。また店舗、施設の名称を正確に覚えていない場合、さらには場所を正確に覚えていない場合等にあっても、所望する店舗、施設を簡易かつ確実に見つけ出すことができる。
【0052】
また目的地に多数の店舗、施設が存在する場合でも、ユーザーの嗜好に合致するか否かの判定により、ユーザーに必要とする店舗、施設のみ情報を提供することができ、これによりユーザーにより煩雑さを有効に回避することができる。
【0053】
これらによりこのカーナビゲーション装置1では、目的地と、目的地に係る店舗、施設等の情報との連係が十分に図られ、ユーザーによる使い勝手を一段と向上することができる。
【0054】
またこのようにして店舗、施設の情報を提供するようにして、カーナビゲーション装置1では、到着時刻が予測され、この予測された到着時刻により、店舗、施設の設備を利用可能か否かが判定され、利用可能な場合についてのみ、店舗、施設の情報がユーザーに提供される。これによりいわゆるユーザーの無駄足を有効に回避することができ、その分、使い勝手が向上される。
【0055】
また利用可能な場合にあって、ユーザーによる指示を受け付けて電子メールにより予約が行われる。これによりユーザーにおいては、いちいち設備を確認して予約の電話を入れる等の一連の予約に係る作業から開放されることになり、その分、ユーザーの利便が一段と図られる。
【0056】
また目的地でユーザーの嗜好に合致する利用可能な店舗、施設が検出されない場合、近傍の店舗、施設がサーバー13の記録より検出され、この検出した店舗、施設からユーザーの嗜好に合致するもの、利用可能なものが選択されて店舗、施設の情報がユーザーに提供される。これによっても正確に目的地に係る店舗、施設を把握できていない場合に、所望する店舗、施設を簡易かつ確実に見つけ出すことができる。
【0057】
また予約した場合には、道案内において、遅延時間が監視され、遅延時間が一定時間以上となった場合には、ユーザーの了承により予約がキャンセルされる。すなわち実際にドライブする場合にあっては、渋滞により到着が遅れる場合がある。また途中の寄り道等によっても、到着が遅れる場合がある。これに対してこの実施例のように、ユーザーの手を煩わさないで予約した場合にあっては、ついつい予約のことを忘れることも考えられる。しかしながらこのような実施例にあっては、このように予約を忘れている場合でも、予約をキャンセルすることができ、これによっても使い勝手が向上される。
【0058】
(3)実施例の効果
以上の構成によれば、目的地に所在する店舗、施設をデーターベースから検出し、この検出した店舗、施設からユーザーの嗜好に合致するものを選択して店舗、施設の情報をユーザーに提供することにより、目的地と、この目的地に係る店舗、施設等の情報との連係を十分に図り、ユーザーによる使い勝手を一段と向上することができる。
【0059】
またこのとき目的地への到着時刻を予測し、この到着時刻により検出した店舗、施設を利用可能な場合にのみ、店舗、施設の情報を選択的にユーザーに提供することにより、ユーザーの無駄足を防止することができる。
【0060】
またこのような店舗、施設に関して、電子メールにより予約を行うことにより、一段とユーザーの利便を図ることができる。
【0061】
またユーザーの嗜好に合致する店舗、施設が存在しない場合、目的地近傍の店舗、施設からユーザーの嗜好に合致する店舗、施設を検出して店舗、施設の情報を選択的にユーザーに提供することによっても、一段とユーザーの使い勝手を向上することができる。
【実施例2】
【0062】
この実施例においては、図3及び図4について上述した店舗、施設の情報の選択に係る一連の処理をサーバー13側により実行する。なおこの実施例においては、このように一連の処理に係る分担が、カーナビゲーション装置1側とサーバー13側とで異なっている点を除いて、実施例1について上述したシステムと同一に構成されることにより、以下の説明においては、図1の構成を流用して説明する。
【0063】
すなわちこの実施例において、カーナビゲーション装置1の中央処理ユニット4は、動作モードが店舗情報表示モードに設定された状態で、地図上にてユーザーにより目的地が設定されると、この目的地の位置情報、現在位置の位置情報により店舗、施設の情報をサーバー13にリクエストする。サーバー13においては、カーナビゲーション装置1の傾向データーベースを保持し、このリクエストにより目的地に所在する店舗、施設を検出し、またこの検出した店舗、施設をカーナビゲーション装置1に係る傾向データーベースにより判定してユーザーの嗜好に合致するか判定する。また到着時刻を予測してユーザーの嗜好に合致する店舗、施設が利用可能か判定し、利用可能な場合には、この利用可能な店舗、施設に係る店舗、施設の情報をカーナビゲーション装置1に通知する。
【0064】
またこのようなユーザーの嗜好に合致した利用可能な店舗、施設を検出できない場合、検索範囲を拡大して目的地近傍からこのような店舗、施設を検出し、店舗、施設の情報をカーナビゲーション装置1に通知する。
【0065】
この実施例のようにユーザーに提供する店舗、施設の情報をサーバー側で検出するようにしても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
【実施例3】
【0066】
なお上述の実施例1においては、図3に示すステップSP4で否定結果が得られるとステップSP5に移って処理を終了する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ステップSP4で否定結果が得られると、スッテプSP4からスッテプSP13に移って広傍より店舗、施設を検出するようにしてもよい。
【0067】
また上述の実施例1においては、サーバーをアクセスして店舗、施設の情報を取得する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、カーナビゲーション装置側にデーターベースを設けるようにして、このデーターベースより店舗、施設の情報を取得する場合にも広く適用することができる。
【0068】
また上述の実施例においては、本発明をカーナビゲーション装置及びサーバーに適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば携帯電話に係るナビゲーション装置等にも広く適用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0069】
本発明は、ナビゲーション装置、ナビゲーション装置の制御方法、ナビゲーション装置の制御プログラム及びナビゲーション装置のサービス提供方法に関し、例えばカーナビゲーション装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の実施例1に係るカーナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のカーナビゲーション装置の傾向データーベースの説明に供する図表である。
【図3】図1のカーナビゲーション装置における中央処理ユニットの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】図3の続きを示すフローチャートである。
【図5】地図の表示例を示す平面図である。
【図6】予約した場合の中央処理ユニットの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0071】
1……カーナビゲーション装置、2……GPS部、3……光ディスク装置、4……中央処理ユニット、8……表示部、13……サーバー、17A……傾向データーベース


【特許請求の範囲】
【請求項1】
目的地の入力を受け付けてユーザーを道案内するナビゲーション装置において、
地図を表示する表示手段と、
前記表示手段による地図上で、前記目的地の入力を受け付ける入力手段と、
データーベースの検索により、前記目的地の店舗、施設を検出する店舗、施設検出手段と、
前記店舗、施設検出手段で検出された店舗、施設をユーザーの嗜好により判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づいて、前記店舗、施設の情報を選択的に前記ユーザーに提供する情報提供手段と
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
目的地の入力を受け付けてユーザーを道案内するナビゲーション装置の制御方法において、
地図を表示し、前記地図上で、前記目的地の入力を受け付ける目的地入力のステップと、
データーベースの検索により、前記目的地の店舗、施設を検出する店舗、施設検出のステップと、
前記店舗、施設検出のステップで検出された店舗、施設をユーザーの嗜好により判定する判定ステップと、
前記判定ステップによる判定結果に基づいて、前記店舗、施設の情報を選択的に前記ユーザーに提供する情報提供のステップとを有する
ことを特徴とするナビゲーション装置の制御方法。
【請求項3】
前記情報提供のステップは、
前記目的地への到着時刻を予測する到着時刻予測のステップと、
前記判定ステップによりユーザーの嗜好に合致するとされる前記店舗、施設について、前記到着時刻予測のステップによる到着時刻により利用可能か否か判定する利用可能判定ステッとを有し、
前記利用可能判定ステップにより利用可能な場合にのみ、前記店舗、施設の情報を選択的に前記ユーザーに提供する
ことを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置の制御方法。
【請求項4】
前記情報提供のステップにより前記店舗、施設の情報を提供する前記店舗、施設について、予約を行う予約のステップを有する
ことを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置の制御方法。
【請求項5】
前記データーベースの検索により、前記目的地の近傍の店舗、施設を検出する近傍店舗、施設検出のステップと、
前記近傍店舗、施設検出のステップで検出された店舗、施設をユーザーの嗜好により判定する近傍施設の判定ステップとを有し、
前記情報提供のステップは、
前記判定ステップによる判定結果によっては、前記ユーザーに提供する前記店舗、施設の情報に係る前記店舗、施設が存在しない場合、前記近傍施設の判定ステップによる判定結果に基づいて、前記近傍店舗、施設検出のステップで検出される前記店舗、施設の情報を選択的に前記ユーザーに提供する
ことを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置の制御方法。
【請求項6】
ナビゲーション装置に内蔵のコンピュータに所定の処理手順を実行させ、前記ナビゲーション装置の動作を制御するナビゲーション装置の制御プログラムにおいて、
地図を表示し、前記地図上で、前記目的地の入力を受け付ける目的地入力のステップと、
データーベースの検索により、前記目的地の店舗、施設を検出する店舗、施設検出のステップと、
前記店舗、施設検出のステップで検出された店舗、施設をユーザーの嗜好により判定する判定ステップと、
前記判定ステップによる判定結果に基づいて、前記店舗、施設の情報を選択的に前記ユーザーに提供する情報提供のステップとを有する
ことを特徴とするナビゲーション装置の制御プログラム。
【請求項7】
ナビゲーション装置を介してサービスを提供するナビゲーション装置のサービス提供方法であって、
前記ナビゲーション装置からの要求により、前記ナビゲーション装置で取得される目的地の位置情報に基づいて、前記ナビゲーション装置で目的地に設定される可能性のある店舗、施設の情報を蓄積したデーターベースを検索し、前記目的地の店舗、施設を検出する店舗、施設検出のステップと、
前記店舗、施設検出のステップで検出された店舗、施設を、前記ナビゲーション装置のユーザーの嗜好により判定する判定ステップと、
前記判定ステップによる判定結果に基づいて、前記店舗、施設の情報を選択的に前記ナビゲーション装置に通知する情報通知のステップとを有する
ことを特徴とするナビゲーション装置のサービス提供方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−58193(P2006−58193A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−241784(P2004−241784)
【出願日】平成16年8月23日(2004.8.23)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】