説明

ナビゲーション装置、及びナビゲーションプログラム

【課題】より少ない保存容量で略称に基づく検索を可能にする。
【解決手段】ある施設の略称は、その名称の読みの一部を使用した文字列で表現される。そこで、略称を構成する文字を表す文字データそのものを保存するのではなく、地点情報として保存されている名称の読みを構成している文字の位置を特定する情報を略称情報として保存することで、略称のデータを少なくしていいる。例えば、施設の読み「とうきょう/ぱてんと」略称「とうぱて」に対し、「2/2」を略称情報として保存する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置、及びナビゲーションプログラムに係り、例えば、目的とする施設をその略称から検索する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ナビゲーション装置が広く普及しており、目的地検索機能、目的地点までの経路探索機能、探索した経路の案内機能、等を備えている。
このようなナビゲーション装置では、経路探索を行う場合の目的地や、現在位置周辺に存在する所望の施設を地図表示させるために、施設(目的地)の検索が行われている。
そして施設検索を行う場合、その施設の正式名称に基づいて行われるのが一般的であるが、その他種々の観点や方法により幅広く検索可能であることがユーザにとって好ましい。
【0003】
例えば、類似語を使用した検索を可能にする技術として特許文献1記載の技術が提案されている。
この技術では、検索語(例えば、「えいが」)に対する入力が予測される類似語(例えば、「しねま」「ふぃるむ」)を予め記憶しておき、入力された検索語だけでなく、その類似語を含めて目的地を検索する技術が提案されている。
【0004】
また、所望の施設を検索する場合、正式名称や類似語による検索に加えて、各施設の名称の略称からも検索可能であると便利である。
しかし、施設の名称に対する略称は、一般的に用いられる略称に加え、限られた地域内で使用される略称も多く、また、一つの名称に対して略称が複数存在する場合もある。
のため、正式名称と同様に類似後も検索できるように、名称や類似語を表す文字列(読みのデータ)を略称用の検索データとして保存すると、記憶すべきデータ量が膨大になるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−265688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本発明は、より少ない保存容量で略称に基づく検索を可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)請求項1記載の発明では、名称を含む地点情報を記憶する情報記憶手段と、前記名称の略称を記憶する略称情報記憶手段と、検索語の入力を受け付ける検索語入力手段と、前記受け付けた検索語に対応する名称及び略称を検索する検索手段と、前記検索語に対応する検索結果を表示する検索結果表示手段と、前記表示された検索結果の選択を受け付ける選択受付手段と、を具備し、前記略称情報記憶手段は、前記名称の読みを構成する文字の位置で当該名称の略称を特定する略称情報を記憶することを特徴とするナビゲーション装置を提供する。
(2)請求項2記載の発明では、前記検索手段は、前記受け付けた検索語に対応する名称の検索結果が所定数以下である場合に、前記略称を検索する、ことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置を提供する。
(3)請求項3記載の発明では、前記名称は所定の意味を成す単位で区切られており、前記略称情報記憶手段に記憶した前記略称情報は、前記名称の区切りの最初の文字からの連続する文字数により文字の位置を特定する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のナビゲーション装置を提供する。
(4)請求項4記載の発明では、前記略称情報記憶手段に記憶した前記略称情報は、前記文字列の読みにおいて、略称に使用される1文字又は連続する文字列の文字数を表す使用文字数と、略称に使用しない1文字又は連続する文字の文字数を表す不使用文字数と、により文字の位置を特定する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のナビゲーション装置を提供する。
(5)請求項5記載の発明では、名称を含む地点情報を記憶する情報記憶手段と、前記名称の略称を記憶する略称情報記憶手段と、を備えたコンピュータにおいて、検索語の入力を受け付ける検索語入力機能と、前記受け付けた検索語に対応する名称及び略称を検索する検索機能と、前記検索語に対応する検索結果を表示する検索結果表示機能と、前記表示された検索結果の選択を受け付ける選択受付機能と、をコンピュータで実現させるためのナビゲーションプログラムであって、前記略称情報記憶機能は、前記名称の読みを構成する文字の位置で当該名称の略称を特定する略称情報を記憶する、ことを特徴とするナビゲーションプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、名称を含む地点情報と、名称の略称を当該名称の読みを構成する文字の位置で特定する略称情報を記憶し、受け付けた検索語に対応する略称及び名称を検索するので、より少ないデータ保存量で略称検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本実施形態に係るナビゲーション装置のシステム構成図である。
【図2】目的地データファイル52の論理的な構成の一例を示した説明図である。
【図3】検索処理について表したフローチャートである。
【図4】不使用文字数と制御コードとの対応を例示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明のナビゲーション装置における好適な実施の形態について、図1から図4を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態のナビゲーション装置では、目的地の設定や周辺施設の検索を行うための地点情報に、略称からの検索を行うための略称情報を保存する。
ところで、ある施設の略称は、その名称を構成する文字(読み)の一部を使用した文字列(一部を省略した残りの文字列)で表現されるのが一般である。
そこで、本実施形態では、略称情報として、略称を構成する文字を表す文字データそのものを保存するのではなく、通常の名称検索のための地点情報として保存されている名称の読みを構成している文字の位置を特定する情報を略称情報として保存することで、略称のデータを少なくしている。
【0011】
本実施形態では、名称の読みを構成する文字の位置を特定する方法として、名称の読みのなかで連続して略称に使用されている文字列の先頭文字の位置とその文字列の数により各文字の位置を特定する。
ここで、文字列の先頭文字の位置は次のようにして特定する。本実施形態の地点情報は、例えば名称「東京パテントランド」について、その読みの文字だけでなく「とうきょう/ぱてんと/らんど」というように、特定の意味やアクセントなどの単位の文字列に区切られている。
そこで、略称に使用される文字列の先頭文字の位置として、区切られた文字列の先頭の位置を規定する。
これは、意味単位などの区切りを跨いで連続する文字列が略称に用いられることはなく、意味単位等に区切られた文字列の先頭からの数文字の組合せによって略称がつくられる場合が殆どであることによる。例えば、「東京パテントランド」の場合、「とうとら」や「とうとらん」が略称となることはなく、「とうぱて」「とうぱてら」が略称として使用、認識されるためである。
【0012】
そこで、例えば、略称「とうぱて」に対して「2/2」が、「とうぱてら」に対して「2/2/1」がそれぞれ略称情報として保存される。略称情報の「/」は名称の読みに対応した区切り情報である。
このように略称情報を保存することにより、略称を、その文字と区切り情報からなる「とう/ぱて/ら」を保存した場合5文字と2記号の合計12バイト必要になるのに対して、「2/2/1」であれば3つの数字と2つの記号の合計5バイトに減らすことができる。
【0013】
なお、連続した文字列として9文字をこえる文字列が略称として用いられることはなく、略称情報は常に0〜9までの文字列の組合せであるので、略称情報の区切り情報は省略するようにしてもよい。
この場合には、略称と「とうぱて」の略称情報として「221」の3バイトと、更に記憶容量を減らすことができる。
【0014】
本実施形態による略称を検索する場合、略称情報「2/2/1」に対応する名称のよみ「とうきょう/ぱてんと/らんど」から「とう」「ぱて」「ら」を読みだした当該名称の略称「とう/ぱて/ら」と、ユーザが入力した検索文字との一致、不一致により検索を行う。
ただし、予め略称を構成する文字列「とう/ぱて/ら」を記憶している場合に比べて、略称情報から各文字を読み出すぶん処理が遅くなる。
このため、処理速度の遅れにより、ユーザ操作に対するレスポンスの遅れが顕在化する場合には、先に検索文字に対して名称の読みから施設を検索する通常検索を行い、通常検索で検索した候補(検索結果)の数Nが所定個数n以下である場合に、略称検索を行うようにしてもよい。所定個数nは、例えば、n=0、3、5、…と任意であり、ユーザが設定可能にしてもよい。また所定個数nは、検索結果(施設名称)をリスト表示するが1画面で表示可能な検索結果の数がQである場合に、Q−1以下と設定してもよい。
【0015】
(2)実施形態の詳細
図1は、本実施形態が適用されるナビゲーション装置のシステム構成図である。
このナビゲーション装置は、車両に搭載され、この図1に示すように、現在位置検出装置10、情報処理制御装置20、入出力装置40及び情報記憶装置50とを備えている。
【0016】
現在位置検出装置10は、以下のように構成されている。
方位センサ12は、基準角度(絶対方位)に対して、相対的に変化した角度を検出する手段であり、本実施形態では、角速度を利用して角度の変化を検出するジャイロセンサを使用している。なお、ハンドルの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転型の抵抗ボリューム或いは車輪部に取り付ける角度センサでもよい。また、方位センサ12として、例えば、磁石に基づいてN方向の検出から、車両がいずれの方向に位置するかを検出する地磁気センサであり、絶対方位を検出する手段であってもよい。
【0017】
距離センサ13は、車両の移動距離を計測できる手段であり、例えば、車輪の回転を検出して計数するものや、加速度を検出して2回積分するものを使用する。
GPS(グローバル・ポジショニング・システム)受信装置14は、人工衛星からの信号を受信する装置であり、信号の発信時刻、受信装置の位置情報、受信装置の移動速度、受信装置の進行方向など様々な情報を得ることができる。
【0018】
情報処理制御装置20は、現在位置検出装置10、入出力装置40から入力される情報及び情報記憶装置50に格納された情報に基づいて演算及び制御を行うとともに、演算結果をディスプレイ42、プリンタ43またはスピーカ44等の出力手段に出力するように制御する手段である。
【0019】
この情報処理制御装置20は、以下のように構成されている。
中央処理装置(CPU)21は、ナビゲーション装置全体の総括的な演算及び制御を行う。
ROM22は、目的地までの経路の探索、表示案内や音声案内等のナビゲーションに関するプログラムや、本実施形態に係る検索語入力支援や、名称の読みによる通常検索機能、略称による略称検索機能、及び検索結果表示機能を発揮する処理プログラム等の各種プログラムを格納している。
なお、ROM22を第1ROMと第2ROMの2つに分け、第2ROMに音声案内に関するナビゲーションプログラムを格納し、他のプログラムを第1ROMに格納するようにしてもよい。
【0020】
RAM24は、入力装置41から入力された目的地の情報、通過地点の情報等の利用者が入力した情報を記憶すると共に、利用者の入力情報に基づいてCPU21により演算された結果や、経路探索された結果、または情報記憶装置50から読み込まれた地図情報を格納するための記憶手段である。
【0021】
通信インターフェイス25は、伝送路45を介して各種情報の入出力するための手段である。具体的には、伝送路45を介して、GPS受信装置14、入力装置41、プリンタ43、情報記憶装置50が接続される。
時計28は、例えば、水晶振動子などを用いて構成されており、時刻を刻んだり、発振によってナビゲーション装置の各部の動作タイミングを提供したりする。
その他、CPU21で処理されたベクトル情報を画像情報に処理するための画像処理専用の画像プロセッサ、画像プロセッサで処理された画像情報を格納する画像メモリ、情報記憶装置50から読み込まれた音声情報を処理しスピーカ44に出力する音声処理専用の音声プロセッサを配設するようにしてもよい。
【0022】
情報処理制御装置20は、以上のように構成されており、情報記憶装置50に記憶してあるナビゲーションプログラムをCPU21で実行することにより、目的地となる施設(ランドマークを含む)や、現在地、目的地周辺の施設についての通常検索や略称検索等のナビゲーション装置としての各種機能を発揮するようになっている。
【0023】
入出力装置40は、利用者により検索語や、目的地、通過地点、探索条件等のデータを入力する入力装置41、画像を表示するディスプレイ42、情報を印刷するプリンタ43、音声を出力するスピーカ44より構成される。
ディスプレイ42には、現在地周辺の地図や、目的地までの走行経路が表示される。
なお、入出力装置40は、プリンタ43を有しない構成としてもよい。
【0024】
入力装置41は、例えば、タッチパネル、タッチスイッチ、ジョイスティック、キースイッチ等で構成される。
本実施形態の入力装置41はタッチパネルを備えており、図示しないが、各種画面に応じてディスプレイ42に表示される各種表示領域や入力ボタン(キー)をユーザがタッチすることで、当該ボタン等に対応する情報が入力されるようになっている。
本実施形態における検索画面では、ユーザが所望の検索語を入力するための50音の各文字が表示された文字ボタンや、文字ボタンで入力された各文字が表示される入力文字表示欄や、入力した検索語を確定するための完了ボタンなどが表示される。
ユーザにより検索語が入力され、完了ボタンが選択されると、情報処理制御装置20は、確定した検索語に基づく検索(通常検索及び略称検索)の検索結果である候補施設の名称がディスプレイ42にリスト表示されるようになっている。
【0025】
情報記憶装置50は、伝送路45を介して情報処理制御装置20に接続される。
情報記憶装置50は、地図データファイル51、目的地データファイル52、及びその他のデータファイル53等を格納している。
この情報記憶装置50は、一般的には、光学的記憶媒体であるDVD−ROM、CD−ROMや磁気的記憶媒体であるハードディスクなどで構成されるが、光磁気ディスク、各種半導体メモリなどの各種情報記憶媒体で構成してもよい。
なお、書き換えが必要な情報については、書き換え可能なハードディスク、フラッシュメモリなどで構成し、その他の固定的な情報についてはCD−ROM、DVD−ROMなどのROMを使用するようにしてもよい。
【0026】
地図データファイル51には、ナビゲーションにおける地図表示、経路探索、経路案内に必要な各種データとして、地図データ、道路データ、目的地データ、案内地点データ、詳細目的地データその他のデータが記憶されている。
地図データとしては、全国道路地図、各地域の道路地図または住宅地図等が記憶されている。道路地図は、主要幹線道路、高速道路、細街路等の各道路と地上目標物(施設等)から構成される。住宅地図は、地上建造物等の外形を表す図形及び、道路名称等が表示される市街図である。細街路とは、例えば、国道、県道以下の道幅が所定値以下の比較的狭い道路である。
地図データは、車両現在位置やユーザに指定された地点を含む、所定縮尺による一定範囲の地図がディスプレイ42に表示される。この地図上には、車両の現在位置や指定された地点が表示される。
【0027】
道路データは、各道路の位置と種類及び車線数及び各道路間の接続関係等の道路に関するデータで、ノードデータとリンクデータで構成される。この道路データは、経路探索やマップマッチングに使用されると共に、探索した走行経路を地図データ上に重ねて表示する場合にも使用される。
ノードデータは、地図上において経路探索に利用される各ノードの地理座標データ等を表したデータである。
例えば、交差点などの道路の接続点はノードにより表され、接続点の間の道路(即ち道路の内分岐しない領域)はリンクによって表される。このように、ノードデータ経路の接続関係を表した経路データとして機能している。
なお、進入禁止や一方通行など、交通規制により走行が制限されるものに関しては、これを表す属性が、各リンクに付与されているが、これらの属性については、交差点ノードに付与するようにしてもよい。
ノードデータは、各交差点に対して常に設定される交差点ノードと共に、各交差点間の特徴的な点(例えば、カーブの開始、中間、終了の各地点や、高度が変化する地点など)に補助的に設定される場合がある補助ノードが存在する。交差点ノードには、交差点の地理的位置座標や名称等の交差点に関する情報が含まれる。
【0028】
目的地データは、主要観光地や建物、電話帳に記載されている企業・事業所等の目的地になる可能性の高い場所や施設等の位置と名称等のデータである。
案内地点データは、道路に設置されている案内表示板の内容や分岐点の案内等、案内が必要とされる地点の案内データである。
詳細目的地データは、目的地データに保存される各施設等に関する詳細なデータ、例えば、総合ビルにおける各テナントのデータ、施設の駐車場や、出入り口の情報などが目的地の各データと関連付けて別途保存される。なお、この詳細目的地データは目的地データに纏めて保存するようにしてもよい。
【0029】
その他のデータファイル53には、例えば、各種施設や観光地、または主要な交差点等の視覚的表示が要求される場所を写した写真の画像データや、設定した走行経路を音声により案内する場合の音声データ等が記憶されている。
【0030】
目的地データファイル52には、目的地となる施設と該施設に関する各種情報を対応させて記憶したデータファイルであり、施設の名称や略称情報等が記憶されている。
目的地データファイル52は、本実施形態において、名称を含む地点情報を記憶する記憶手段として機能する。
【0031】
図2は、目的地データファイル52の論理的な構成の一例を示した図である。
図2に示すように目的地データファイル52には、「名称(読み)」、「座標」、「住所(読み)」、「電話番号」、その他の情報から構成される地点情報と略称情報が、各施設(ランドマーク等を含む)毎に保存されている。
【0032】
「名称(読み)」は、通常検索において検索対象となる施設の名称(表記)とその読みである。例えば、「東京パテント」と表記される名称がある場合、その読みには「とうきょう/ぱてんと」が保存される。
【0033】
読みに含まれる「/」は、対応する名称を意味などの所定単位で分割した区切り位置を表す記号(区切り情報)である。
例えば、名称「東京パテント」は、「とうきょう」と「ぱてんと」という意味単位で、2つの文字列に区切られている。
なお、区切り情報としての「/」は例示であり、他の記号を使用するようにしてもよい。
【0034】
名称の読みは、通常検索をする場合の検索キーとして機能し、入力された検索語を読みに含む名称が候補として検索されることになる。この場合、検索語との一致不一致は、区切られた各文字列に対して、前方一致により検索される。
【0035】
「座標」は、地点情報に係る検索対象の所在地の座標であり、例えば、緯度・経度を用いて設定されている。
「住所(読み)」は、地点情報に係る検索対象の住所と、その読みのひらがな表記である。読みは、名称の読みと同様に、区切り情報「/」により区切られており、住所検索を行う場合の検索キーとして機能する。
「電話番号」は、地点情報に係る検索対象の電話番号である。電話番号によっても地点情報を検索することができるようになっている。
【0036】
「略称情報」は、各名称の読みから略称を得るための情報であり、略称を構成する各文字が、名称の読みのどの位置に配置されているかを特定する情報(配置対応情報)である。すなわち名称の読みのどの文字を使用して略称が構成されているかを示す情報である。
【0037】
ここで、略称を上述した名称の読みと同様に保存した場合と、本実施形態における略称情報により保存した場合について説明する。
なお、略称の保存については、施設の名称(表記)が「東京パテント」で、通常検索における検索キーとなる読み(区切り情報を含む)が「とうきょう/ぱてんと」で、略称が「とうぱて」である場合を例に説明する。
【0038】
(1)略称の文字データを保存する場合
この場合、保存する略称のデータは、「と」「う」「ぱ」「て」の全角4文字であるため文字の情報として、2×4=8バイト必要になる。また、読みの区切りに合わせて区切り情報「/」=1バイトを保存すると、略称「とう/ぱて」を保存するための容量は、合計9バイトとなる。
【0039】
(2)本実施形態における略称情報の保存形態
本実施形態では、図2の「略称情報」に示されるように、名称の読み「とうきょう/ぱてんと」に対して、区切り情報「/」で区切られたそれぞれの文字列「とうきょう」と「ぱてんと」の先頭の文字からの文字数を表す数字により構成する。
すなわち、略称「とう/ぱて」は、1番目の文字列「とうきょう」の最初から2文字の「とう」と、2番目の文字列「ぱてんと」の最初から2文字で構成されているので、図2に示されるように略称情報として「2/2」が保存される。
このように、略称を構成する文字そのものを保存するのではなく、名称の読みの文字のうち略称に使用される各文字の位置を、区切り情報単位で区切られた文字列(以下、「区切り内文字列」という)の先頭からの文字数と区切り情報とで構成する。
これにより、略称「とう/ぱて」に対応する略称情報としては「2/2」の2つの数字と1つの制御記号の3バイトで済むことになり、文字情報を保存した場合の9バイトに比べて大幅に保存データ量を少なくすることができる。
【0040】
本実施形態では、図2示されるように、1つの名称(施設)に対して、略称情報が1つとは限らず、複数存在する場合もあり、各略称情報は所定の記号(本実施形態では「,」)で区別されている。
例えば、読み「とうきょう/ぱてんと」の略称情報には「2/2」=「とう/ぱて」と「2/1」=「とう/ぱ」の2つが存在する。また、「とうきょう/ぱてんと/らんど」の略称情報には、「0/2/2」=「ぱて/らん」と「1/1/1」=「と/ぱ/ら」が存在する。また図2では例示していないが、略称情報が存在しない名称(施設)ももちろん存在する。
【0041】
なお、区切り内文字列のうち、その先頭から連続して略称に使用される文字数Lは、通常0〜3文字程度である。
そこで、区切り内文字列の先頭からの文字数Lを2進数表示することにより、連続する文字数0〜3を2ビットで保存することができる。
すなわち、数0を2進数表示で00と表し、以下同様に数1を01、数2を10、数3を11、というように各文字数を2ビットで表す。
この場合略称「とう/ぱて」は、文字数2/文字数2なので、略称情報は「10/10」となり、合計12ビット(2ビット+2ビット+1バイト)となり、更に保存データ量を少なくすることができる。
【0042】
この場合、連続する文字数Lをmビット(3≦m≦7)で表すことで、より多くの数字を2進数で表現することも可能である。但し、m=7の場合数0〜127まで表現可能となるが、実際略称情報として使用する場合にはm=3とすることで、数0〜7まで表現できれば十分である。
【0043】
以上説明した、略称情報の保存形態(上記変形を含む)では、ともに区切り情報「/」も保存する場合について説明したが、本実施形態では略称情報が表す個々の数字が、対応する区切り内文字列の先頭から使用する文字数と規定されている。
また上記変形例では、連続する文字数を2ビット単位で表すことが規定されている。
このため、必ずしも略称情報に区切り情報「/」を保存しなくても、略称情報から略称を作成することが可能であるので、区切り情報を省略するようにしてもよい。
略称情報を省略することで、1バイト×区切り情報の個数分だけ更に略称情報のデータ量を少なくすることができる。
【0044】
ここで、略称情報の数字と、区切り内文字列との対応は、略称情報内での数字の順番と区切り内文字列の順番とが対応している。すなわち、略称情報のp番目の数字は、名称の読みにおけるp番目の区切り内文字列に対応している。
【0045】
以上の通り構成されたナビゲーション装置による施設の検索動作について説明する。
図3は、検索処理について表したフローチャートである。
検索画面において、ユーザから検索の対象となる文字が入力装置41のタッチパネルから順次入力され、完了ボタンが選択されると、情報処理制御装置20は、完了ボタンが選択された時点で入力されている文字列を検索語として確定し(ステップ11)、通常検索を行う(ステップ13)。
【0046】
すなわち、情報処理制御装置20は通常検索において、確定した検索語を名称の読みに含んでいる施設名称を検索する。
この検索において、区切り情報単位で区切られた区切り内文字列に対して、検索語と前方一致している施設名称が検索候補として抽出される。
【0047】
なお、実際の通常検索では、検索語が確定した時点で検索語による検索を開始するのではなく、ユーザが入力装置41のタッチパネルから順次文字を入力する毎に、その時点までに入力済みの文字列を検索語と仮定して、通常検索を行うことで検索候補となる施設名称を抽出することで候補の絞り込みが行われる。
更に次の文字が入力されると、抽出済みの検索候補(施設名称)の中から、新たな入力文字を含めた文字列を検索語と仮定して更なる絞り込みが行われる。
そして、完了ボタンの選択により検索語が確定すると、直前までに絞り込まれた検索候補(施設名称)の中から、最終的な検索候補が抽出される。
このように、完了ボタンが選択される前に予め入力済みの文字列による仮の通常検索により予め候補を絞り込んでおくことにより、完了ボタンが選択された後の候補表示をより早く行うことができる。
【0048】
次に情報処理制御装置20は、通常検索により検索候補として抽出した施設名称の件数Nが所定個数n以下であるか否かを判断する(ステップ15)。
抽出した施設名称件数Nがn以下である場合(ステップ15;Y)、情報処理制御装置20は、確定した検索語と略称が一致する施設名称を抽出する略称検索を行う。
【0049】
すなわち、情報処理制御装置20は、各施設の名称の読みとその略称情報とから当該施設の略称を作成し、検索語と一致する施設名称を抽出する。
例えば、図2に示すように、施設名称の読み「とうきょう/ぱてんと」と2つの略称情報「2/2」、「2/1」から「とうぱて」と「とうぱ」を作成する。そして、検索語が「とぱら」であれば、両略称情報は一致しないので抽出対象外とする。
【0050】
一方、施設名称の読み「とうきょう/ぱてんと/らんど」と、その略称情報「0/2/2」から略称「ぱてらん」を、略称情報「1/1/1」から略称「とぱら」を作成する。この場合後者が検索語「とぱら」と一致するので、当該施設情報を検索結果とし、その施設名称「東京パテントランド」を抽出する。
【0051】
なお、施設名称の読みと略称情報とから作成した略称と検索語との一致、不一致について、本実施形態では前方一致しているか否かにより判断するが、通常検索の場合と同様に、略称についても区切り情報「/」単位で区切られた文字列(略称に付いての区切り内文字列)単位で前方一致しているか否かを判断するようにしてもよい。
これにより、例えば、検索語「ぱてとう」が入力された場合にも、略称「とう/ぱて」を検索結果として施設名称「東京パテント」を抽出することができる。
【0052】
通常検索の結果がN>nである場合(ステップ15;N)、又は略称検索(ステップ17)が終了した後、情報処理制御装置20は、検索結果をディスプレイ42に表示する(ステップ19)。
すなわち、検索により抽出した施設の名称をディスプレイ42にリスト表示する。
【0053】
なお、略称検索を行うか否かを判断するために設定されている所定個数nがn>1に設定(n=0でない)されていて、かつ、通常検索で検索した候補(検索結果)の数Nが1以上である場合、には検索結果として通常検索による施設名称と、略称検索による施設名称が存在することになる。この場合、情報処理制御装置20は、通常検索のリスト表示順を優先させるようにする。但し、逆に略称検索の結果を優先させるようにしてもよく、さらに、いずれを優先させるかについてユーザが選択できるようにしてもよい。
さらに、通常検索と略称検索の両検索結果が存在する場合に、両者を区別できるように表示するようにしてもよい。例えば、略称検索により抽出された施設名称の後ろに「(略)」の文字を表示する。
【0054】
ユーザがディスプレイ42にリスト表示された施設名称を選択すると、情報処理制御装置20は、選択された施設名称に対応する施設を、検索結果として受付て(ステップ21)、検索処理を終了する。
【0055】
その後、情報処理制御装置20は、ユーザの操作に基づいて、検索結果として受け付けた施設を目的地に設定して経路探索を行ったり、また施設の詳細な情報をディスプレイ42表示したり、ディスプレイ42に表示した地図上に施設の位置を表示したりする。
【0056】
つぎに、検索結果が目的地の設定に利用される場合について説明する。
ナビゲーション装置は、現在位置検出装置10で現在位置を検出し、情報記憶装置50の地図データファイル51から現在位置周辺の地図情報を読み込みディスプレイ42に表示する。
そして、入力装置41からの入力に基づいて施設が検索されると、情報処理制御装置20は、現在位置から目的地に至る走行経路の候補を複数探索(演算)し、ディスプレイ42に表示した地図上に表示し、運転者がいずれかの走行経路を選択すると、選択した走行経路をRAM24に格納することで、走行経路を取得する。
【0057】
なお、情報処理制御装置20は、車両現在位置(又は入力された出発地)と、本実施形態による通常検索及び/又は略称検索によって設定された目的地を情報処理センタに送信し、情報処理センタで探索された目的地までの走行経路を受信することにより走行経路を取得するようにしてもよい。この場合、目的地や走行経路の通信は通信インターフェイス25を介して、無線通信により行う。
また、自宅や職場等のパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant/携帯情報端末)等の情報処理装置を使用して、出発地から目的地までの走行経路を探索し、USBメモリといった記憶媒体に格納し、該記憶媒体読取り装置を介して取得するようにしてもよい。この場合の記憶媒体読取装置は伝送路45を介して情報処理制御装置20に接続される。
【0058】
車両が走行すると、現在位置検出装置10によって検出された現在位置を追跡することにより、経路案内を行う。
経路案内は、探索した走行経路に対応する道路データと現在位置検出装置10で検出される現在位置とのマップマッチングにより地図上の車両位置を特定し、車両現在位置周辺の地図をディスプレイ42に表示し、探索した走行経路を地図上に表示すると共に、車両の現在位置を示す現在位置マークを地図上に表示する。
また、探索した走行経路と現在位置との関係から、案内の必要性、すなわち直進が所定距離以上続く場合、所定の進路変更地点等の走行経路の案内、及び方面案内が必要か否か等について判断し、必要である場合にはディスプレイ42の表示及び音声による案内を実行する。
【0059】
以上説明したように、本実施形態のナビゲーション装置によれば、略称を表す文字データを保存するのではなく、施設名称の読みの位置を特定する略称情報を保存することにより、略称検索に必要な保存データ量を少なくすることができる。
【0060】
また本実施形態では、略称の文字ではなくて文字の位置を特定する略称情報を保存するので、略称検索の際に名称の読みとその略称情報とから略称を作成する必要があるが、通常検索による検索結果数Nが所定個数n以下の場合に略称検索を行うようにしたので、検索の遅れを小さくすることができる。
なお、1<N≦nの場合、先に通常検索の結果を表示した状態で略称検索を行い、略称検索が完了後に、追加的に略称検索の結果を表示することで、ユーザに対して検索の遅れを感じさせないようにすることができる。
【0061】
以上、本発明のナビゲーション装置における1実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
(1)実施形態では、固定長による略称情報を保存するようにしたが、可変長により略称情報を保存するようにしてもよい。
すなわち、施設名称の読みの先頭文字から、略称に連続して使用される文字(使用文字)の文字数(使用文字数)と、連続して使用されない文字(不使用文字)の文字数(不使用文字数)とで略称情報を表示する。
ただし、最後に不使用文字がくる場合には、その不使用文字数は省略する。すなわち、略称情報の最後は使用文字数となる。
【0062】
この場合、使用する文字数は通常の数字データにより、不使用文字数は予め規定した制御コードにより構成する。
図4は、不使用文字数と制御コードとの対応を例示した説明図である。
この図4に示すように制御コード「○」を不使用文字数0に、「△」を0に、…というように予め対応を規定したテーブルをROM22や情報記憶装置50、記憶しておく。
【0063】
例えば、名称の読み「ぱてんとしねま」に対する略称「ぱてしね」は、読みの先頭から2文字使用し、次の2文字飛ばして、次の2文字を使用するので、略称情報としては「2□2」となる。この場合は、文字データ「ぱてしね」が4文字8バイトなのに対して、3バイトに減らすことができる。
また、読み「とうきょうぱてんとらんど」に対する略称「ぱてらん」のように、よみの先頭が不使用文字(5文字)の場合には、略称情報は、不使用文字数を表すコードから始まり、「■2□2」となり、4バイトに減らすことができる。
【0064】
なお、この変形例では、不連続数を半角数字(1バイト)で表すが、実施例中の変形で説明したように、2ビット又はmビット(3≦m≦7)による二進数表示により表すようにしてもよい。
これにより更に略称情報のデータ量を減らすことができる。
【0065】
(2)また、略称情報として、施設名称の読みを構成する各文字のうち略称情報に使用する文字の位置を個別に特定するようにしてもよい。
例えば、名称「東京パテントランド」という施設の場合、その読み情報が「とうきょうぱてんとらんど」で略称が「とうぱて」である場合、略称情報として「1267」を保存する。この略称情報が表す数字1、2、…は、読み情報「とうきょうぱてんとらんど」の先頭から何文字目の位置に存在する文字かを特定(位置特定)するものである。
そして、この場合数字は1バイトで表すことが可能であるため、略称情報のデータ量としては4文字4バイトとなる。通常、略称を表す文字データで保存した場合には、4文字で8バイト必要になるのに対して、データ量を1/2とすることができる。
【0066】
上記例は1文字毎の位置を指定することで、名称の読みを構成している文字の位置を特定する方法であるが、略称に連続して使用する文字列が、その名称の読みのなかで連続している場合には、先頭の位置と連続する文字の文字数により、各文字位置を特定するようにしてもよい。
たとえば「とうきょうぱてんとらんど」に対する略称情報「1362」は、1と3で先頭の文字から連続する3文字を表し、先頭から6番目の文字から連続する2文字を表している。これにより、「1362」の4つの数字4バイトで「とうきぱて」の6文字を表すことができる。
【0067】
この変形例においても、数字を二進数表示とすることで、更に略称情報のデータ量を減らすことができる。
【0068】
(3)また、説明した実施形態では、処理速度の遅れにより、ユーザ操作に対するレスポンスの遅れが顕在化する場合に、先に検索文字に対して名称の読みから施設を検索する通常検索を行い、通常検索で検索した候補(検索結果)が所定個数n(例えば、n=0、3、5、…)以下である場合に、略称検索を行う場合について説明したが、次のタイミングで略称検索を行うようにしてもよい。
すなわち、ユーザによる操作と操作間に、それまで入力された文字による通常検索による絞り込みが終了した場合に、すなわち、通常検索による余った時間に略称検索を行うようにしてもよい。
もちろん、通常検索による処理速度の遅れがユーザにとって体感できない程度である場合には、通常検索と略称検索の両者を平行しておこなうようにしてもよい。
【0069】
(4)説明した実施形態では、通常検索が終了した後に略称検索を行う場合について説明したが、処理速度について問題とならない場合には、両者を同時に(並行して)処理するようにしてもよい。
とくに、通常検索の変形例で説明したように、完了ボタンが選択される前であっても、入力装置41のタッチパネルから順次文字列が入力される毎に、検索候補となる施設名称を順次絞り込む場合においても同様に、文字が入力される毎に略称検索による絞り込みを順次行うようにしてもよい。
【0070】
(5)また、説明した実施形態と変形例では車両用ナビゲーション装置としたが、歩行用ナビゲーション装置としてもよい。
さらに、ディスプレイ画面を有する各種検索装置(観光地案内や電子辞書等)としてもよい。
【符号の説明】
【0071】
10 現在位置検出装置
12 方位センサ
13 距離センサ
14 GPS受信装置
20 情報処理制御装置
21 CPU
22 ROM
23 センサ入力インターフェイス
24 RAM
25 通信インターフェイス
28 時計
40 入出力装置
41 入力装置
42 ディスプレイ
43 プリンタ
44 スピーカ
50 情報記憶装置
51 地図データファイル
52 目的地データファイル
53 その他のデータファイル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
名称を含む地点情報を記憶する情報記憶手段と、
前記名称の略称を記憶する略称情報記憶手段と、
検索語の入力を受け付ける検索語入力手段と、
前記受け付けた検索語に対応する名称及び略称を検索する検索手段と、
前記検索語に対応する検索結果を表示する検索結果表示手段と、
前記表示された検索結果の選択を受け付ける選択受付手段と、を具備し、
前記略称情報記憶手段は、前記名称の読みを構成する文字の位置で当該名称の略称を特定する略称情報を記憶することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記検索手段は、前記受け付けた検索語に対応する名称の検索結果が所定数以下である場合に、前記略称を検索する、
ことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記名称は所定の意味を成す単位で区切られており、
前記略称情報記憶手段に記憶した前記略称情報は、前記名称の区切りの最初の文字からの連続する文字数により文字の位置を特定する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記略称情報記憶手段に記憶した前記略称情報は、前記文字列の読みにおいて、略称に使用される1文字又は連続する文字列の文字数を表す使用文字数と、略称に使用しない1文字又は連続する文字の文字数を表す不使用文字数と、により文字の位置を特定する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
名称を含む地点情報を記憶する情報記憶手段と、前記名称の略称を記憶する略称情報記憶手段と、を備えたコンピュータにおいて、
検索語の入力を受け付ける検索語入力機能と、
前記受け付けた検索語に対応する名称及び略称を検索する検索機能と、
前記検索語に対応する検索結果を表示する検索結果表示機能と、
前記表示された検索結果の選択を受け付ける選択受付機能と、
をコンピュータで実現させるためのナビゲーションプログラムであって、
前記略称情報記憶機能は、前記名称の読みを構成する文字の位置で当該名称の略称を特定する略称情報を記憶する、
ことを特徴とするナビゲーションプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−27692(P2011−27692A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−176539(P2009−176539)
【出願日】平成21年7月29日(2009.7.29)
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】