説明

ナビゲーション装置

【課題】より確実に案内ポイントの案内を行う。
【解決手段】誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する脇道を検出し(S304)、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する脇道を強調表現した画像を生成し(S306)、表示画面に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、目的地までの誘導経路に従って走行案内を行うナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ナビゲーション装置は、交差点の右左折や進路変更等をスムーズに行うことができるように、案内が必要な案内ポイントに近づくと、各種案内方法で走行案内するようになっている(例えば、特許文献1参照)。このようなナビゲーション装置には、例えば、「300メートル先の交差点を右折です」といったように案内ポイントまでの距離を案内するものや、地図上の案内ポイント付近に目印となるランドマークを配置して走行案内を行うものがある。
【特許文献1】特開平9−105642号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、ドライバの距離感覚には個人差があるため、上記したように案内ポイントまでの距離を案内しても、案内ポイントまでの距離が正確に把握されるとは限らない。
【0004】
また、ランドマークとして表示される店等は、他の店に変わってしまうことが多いため、上記したように案内ポイント付近に目印となるランドマークを配置して走行案内を行う場合、案内ポイントの位置を正確に案内できるとは限らない。目印となるランドマークが他の店に変わってしまっている場合、かえって運転者を混乱させてしまうといった問題がある。
【0005】
本発明は上記問題に鑑みたもので、より確実に案内ポイントの案内を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明では、案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路および/または誘導経路上の交差点を検出し、検出した案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路および/または誘導経路上の交差点を強調表現した画像を生成し、生成した画像を表示画面に表示することを第1の特徴としている。
【0007】
誘導経路に接続された道路や誘導経路上の交差点の位置は変わることが少ないため、このように、案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路および/または誘導経路上の交差点を強調表現した画像を表示画面に表示することにより、従来のように案内ポイントまでの距離やランドマークを目印として案内する場合よりも、確実に案内ポイントの案内を行うことができる。
【0008】
また、本発明は、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路および/または誘導経路上の交差点を検出し、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路および/または誘導経路上の交差点を強調表現した画像を生成することを第2の特徴としている。
【0009】
このように、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路および/または誘導経路上の交差点を強調表現した画像を生成し、生成した画像を表示画面に表示させることができる。
【0010】
また、本発明では、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路の本数および/または誘導経路上の交差点の数を示す画像を生成し、生成した画像を表示画面に表示させることを第3の特徴としている。
【0011】
このように、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路の本数および/または誘導経路上の交差点の数を示す画像を表示画面に表示させることができる。
【0012】
また、本発明では、現在地を繰り返し取得し、案内画像描画手段は、現在地の変化に伴い案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路の本数および/または誘導経路上の交差点の数が減少すると、案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路の本数および/または誘導経路上の交差点の数を減少させることを第4の特徴としている。
【0013】
このように、現在地を繰り返し取得し、案内画像描画手段は、現在地の変化に伴い案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路の本数および/または誘導経路上の交差点の数が減少すると、案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路の本数および/または誘導経路上の交差点の数を減少させるので、案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路の本数および/または誘導経路上の交差点の数をカウントダウン表示することができる。
【0014】
また、本発明では、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路および/または誘導経路上の交差点の数を音声案内することを第5の特徴としている。
【0015】
このように、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路および/または誘導経路上の交差点の数を音声案内するので、より確実に案内ポイントを案内することができる。
【0016】
また、本発明では、音声案内手段は、現在地の変化に伴い案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路の本数および/または誘導経路上の交差点の数が減少すると、案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路の本数および/または誘導経路上の交差点の数を減少させることを第6の特徴としている。
【0017】
このように、音声案内手段は、現在地の変化に伴い案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路の本数および/または誘導経路上の交差点の数が減少すると、案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路の本数および/または誘導経路上の交差点の数を減少させるので、案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路の本数および/または誘導経路上の交差点の数をカウントダウンすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成を図1に示す。ナビゲーション装置1は、GPS受信機10、メモリ装置11、地図データベース(図中では、地図DBと記す)12、表示装置13、スピーカ14および制御装置15を備えている。
【0019】
GPS受信機10は、GPS衛星から送信される電波を受信し、車両の現在位置や向きを特定するための情報を制御装置15に出力する。
【0020】
メモリ装置11は、各種プログラムを記憶するためのROM、演算のためのデータを一時的に記憶するためのRAM、表示装置13の表示画面に表示するための画像を描画するための画像メモリを備えている。
【0021】
地図データベース(図中では、地図DBと記す)12は、地図表示のための地図データが記憶されたものである。地図データには、位置精度向上のためのマップマッチングデータ、道路片(リンク)および交差点(ノード)の位置情報や交差点と道路片との接続関係情報等を有する道路データ、施設の位置情報およびランドマークを有する施設データ等の各種データが含まれる。施設データは、施設毎のエントリを複数有しており、各エントリは、対象とする施設の名称情報、所在位置情報、施設種類情報等を示すデータを有している。
【0022】
表示装置13は、TFT液晶等の表示画面を有しており、制御装置15から入力される映像信号に応じた画像を表示画面に表示させる。
【0023】
スピーカ14は、制御装置15から入力される音声信号に応じた音声を出力する。
【0024】
制御装置15は、CPUを有するコンピュータによって構成され、メモリ装置11のROMに記憶されたプログラムに従って各種処理を行う。制御装置15が行う各種処理としては、現在位置特定処理、誘導経路探索処理、経路案内処理等がある。
【0025】
現在位置特定処理は、GPS受信機10から車両の現在位置や向きを特定するための情報を取得し、マップマッチング技術等を用いて車両の現在位置や向きを特定する処理である。
【0026】
経路計算処理は、操作部(図示せず)からユーザによる目的地の入力を受け付け、現在位置から目的地までの最適な誘導経路を計算する処理である。
【0027】
経路案内処理は、地図データベース12から地図データを読み出し、算出された誘導経路、目的施設、経由施設および現在位置等をこの地図データの示す地図上に重ねた画像を表示装置13に出力するとともに、自車両が案内ポイントの手前に到達すると、右折、左折等を指示する案内音声信号をスピーカ14に出力する処理である。
【0028】
本実施形態における制御装置15は、地図上で変わることが少ない道路片(リンク)と交差点(ノード)に着目し、経路案内の際に、案内ポイントの手前に存在する誘導経路に接続された道路を強調表現することにより、より確実に案内ポイントの案内を行うようにしている。なお、本実施形態では、誘導経路に接続された道路を脇道として示す。
【0029】
次に、制御装置15によるナビゲーション処理について説明する。イグニッションスイッチがオンして、ナビゲーション装置1に電源が供給されると、制御装置15は、車両の現在地を取得し、自車位置周辺の地図上に自車位置マークを表示させる処理を行う。なお、この自車位置マークを表示させる処理において、画像メモリの所定領域に自車位置周辺の地図(元地図)を描画し、画像メモリの異なる領域に自車位置マークを描画すると、これらの画像を重ね合わせた合成画像が画像メモリから出力され、表示装置15の表示画面に自車位置周辺の地図上に自車位置マークが表示される。
【0030】
また、ユーザの操作に応じて目的地までの経路案内の指示がなされると、制御装置15は、メモリ装置11のROMに記憶されたプログラムに従って図2に示すナビゲーション処理を開始する。
【0031】
まず、現在位置特定処理によって車両の現在位置および車両の向きを取得する(S100)。
【0032】
次に、現在位置からユーザの操作により指示された目的地までの最適な誘導経路を計算する経路計算処理を行う(S200)。具体的には、現在位置(出発位置)、目的地、および経由地からなる地点群によって分割される区間毎に、ダイクストラ法などの処理により最適経路の算出を行う。この算出においては、道路データに含まれる道路片(リンク)および交差点(ノード)の位置情報や交差点と道路片との接続関係情報に基づいて、各区間の始点と終点とを繋ぐ複数経路のコストを計算し、そのコストが最低の経路を誘導経路として特定する。また、誘導経路上に存在する右左折等の案内が必要な地点を案内ポイントとして特定する。
【0033】
次に、案内ポイント周辺の地図を画像メモリに描画する描画処理(S300)を行う。図3に、この描画処理のフローチャートを示す。
【0034】
まず、経路計算処理によって特定された誘導経路上の現在地より最も近くの案内ポイントを検索する(S302)。
【0035】
次に、検索された誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する脇道を検出する(S304)。具体的には、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前において誘導経路に接続されている道路片(リンク)を検出する。
【0036】
次に、案内ポイントの手前に存在する脇道を強調表現するために追加する画像を生成する脇道強調表現追加処理を行う(S306)。具体的には、地図データベース12から案内ポイント周辺の地図データを読み出して、案内ポイント周辺の地図(元地図)上に、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する脇道を強調表現するために追加する画像を生成する。なお、本実施形態では、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する脇道の色を、元地図の脇道や誘導経路の色と異ならせる。
【0037】
次に、案内ポイント周辺の地図を画像メモリ上に描画する地図描画処理を行う(S308)。なお、本実施形態における制御装置15は、画像メモリの異なる領域に、地図、現在地マーク、誘導経路、案内のための情報等の各画像を別々に描画しておき、各領域に描画した画像を合成した画像を表示装置13へ出力するようになっている。ここでは、案内ポイント周辺の地図を画像メモリの所定領域に描画し、この元地図上に、上記案内ポイントの手前に存在する脇道を強調表現するために生成した追加画像を重ねて描画する。
【0038】
次に、S100において取得した車両の現在位置および向きに基づいて、地図上に自車位置マークを描画する現在地描画処理を行う(S310)。具体的には、上記元地図と重なるように車両の現在位置および向きを示す自車位置マークを画像メモリの所定領域に描画する。
【0039】
次に、経路計算処理によって特定された誘導経路を画像メモリの別の領域に上記元地図と重なるように描画する(S312)。具体的には、上記元地図と重なるように誘導経路を画像メモリの所定領域に描画する。
【0040】
次に、経路案内のための情報を描画する案内描画を行う(S314)。なお、この経路案内のための情報は、車両が案内ポイントの所定距離以内に到達した場合に描画され、車両が案内ポイントの所定距離以内に到達するまでは描画されない。具体的には、現在位置特定処理によって特定された車両の現在位置と案内ポイントの位置情報に基づいて、自車が案内ポイントの所定距離以内に到達したことを判定すると、上記元地図と重なるように案内ポイントまでの距離を案内するためのアイコンおよび案内ポイントにおける右左折等を案内するためのアイコンを画像メモリの所定領域に描画する。
【0041】
このように、画像メモリに各画像が描画されると、画像メモリの各領域の画像が重ね合わせられた合成画像が出力され、表示装置15の表示画面に案内ポイント周辺の地図が表示される。
【0042】
図4に、表示装置15の表示画面に表示された案内画面の表示例を示す。案内ポイントCは誘導経路上の最も近くの案内ポイントである。案内ポイント周辺の地図(元地図)上に、自車位置マークAから案内ポイントCを左折する誘導経路が表示されており、案内ポイントCの手前に存在する脇道B1〜B4が強調表示されている。具体的には、脇道B1〜B4の誘導経路から一定区間が、元地図の脇道の色や誘導経路と異なる色で強調表示されている。また、地図上には、案内ポイントCの近くに存在するランドマーク(コンビニ、GS)、郵便局の地図記号P、案内ポイントCまでの距離を示すアイコンLおよび案内ポイントCの左折を示すアイコンIも表示される。
【0043】
次に、図2の説明に戻り、音声案内処理を行う(S400)。具体的には、現在位置特定処理によって特定された車両の現在位置と案内ポイントの位置情報に基づいて、自車が案内ポイントの所定距離以内に到達したことを判定すると、右折、左折等を指示する案内音声信号をスピーカ14に出力する。例えば、図4に示したように、案内ポイントCまでの脇道(B1〜B4)が4本ある場合、「5本目の道路を左折して下さい。」といったようにスピーカ14から音声出力させ、S100へ戻る。
【0044】
以後、上記したS100〜S400の処理を繰り返す。なお、S200の経路計算処理においては、毎回、誘導経路の設定が行われるのではなく、例えば、車両が誘導経路から逸脱したような場合に誘導経路の再設定がなされる。
【0045】
S100〜S400の処理を繰り返すことにより、現在地(車両の現在位置および車両の向き)を繰り返し取得し、現在地の変化に伴い、案内ポイントの手前に存在する脇道の本数が減少すると、案内ポイントの手前に存在する脇道の本数を減少させて、案内ポイントCまでの脇道本数を案内する。すなわち、案内ポイントCまでの脇道本数が減少する度に、「あと4本です。」、「あと3本です。」、「あと2本です。」、「次の道路を左折です。」といったように、カウントダウンしながら案内ポイントの音声案内を行う。
【0046】
上記した構成によれば、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する脇道を強調表現した画像が表示画面に表示される。すなわち、脇道や交差点の位置は変わることが少ないため、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する脇道を強調表現した画像を生成して表示画面に表示させることにより、従来のように案内ポイントまでの距離やランドマークを目印として案内する場合よりも、確実に案内ポイントの案内を行うことができる。
【0047】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々なる形態で実施することができる。
【0048】
例えば、上記実施系形態では、S304において、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する脇道を検出し、S306、S308において、案内ポイントの手前に存在する脇道を強調表現する例を示したが、S304において誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する交差点を検出し、S306、S308において、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する交差点を強調表現するようにしてもよい。誘導経路と脇道の接続地点が必ずしも交差点にあたるとは限らないため、このように誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する交差点を強調表示することにより、より確実に案内ポイントの案内を行うことが可能である。また、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する脇道と交差点の両方を強調表現してもよい。
【0049】
また、上記実施形態では、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する脇道を強調表示する例を示したが、誘導経路上に存在する全ての案内ポイントに対し、各案内ポイントの手前に存在する脇道を強調表示するようにしてもよい。
【0050】
また、上記実施形態では、誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する脇道を強調表示する例を示したが、例えば、図5に示すように、誘導経路上に存在する全ての案内ポイント(図中では、案内ポイントM、N)に対し、各案内ポイントの手前に存在する誘導経路と脇道の交差する点S11、S12、S21〜S27、S31〜S32を強調表示するようにしてもよい。
【0051】
また、上記実施形態では、S100〜S400の処理を繰り返し行い、案内ポイントまでの脇道本数をカウントダウンして音声案内する例を示したが、音声案内に合わせて、案内ポイントまでの脇道本数をカウントダウンする画像を表示させてもよい。
【0052】
また、上記実施形態では、S100〜S400の処理を繰り返し行い、案内ポイントまでの脇道本数をカウントダウンして音声案内する例を示したが、案内ポイントまでの交差点の数をカウントダウンして音声案内するようにしてもよい。この場合、音声案内に合わせて、図6に示すように、「交差点3つ目」、「交差点2つ目」、「交差点次」といったように、案内ポイントまでの交差点の数をカウントダウンする画像を表示させてもよい。
【0053】
また、上記実施形態では、案内ポイントまでの脇道や交差点の数をカウントダウンしながら案内する例を示したが、例えば、「右折まで交差点3つです。1つです。2つです。この交差点です。」といったように、案内ポイントまでの脇道や交差点の数をカウントアップしなから案内してもよい。
【0054】
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、S200の処理が経路設定手段に相当し、S302の処理が案内ポイント検出手段に相当し、S304の処理が道路交差点検出手段に相当し、S306の処理が強調表現生成手段に相当し、表示装置13が表示手段に相当し、S314の処理が案内画像描画手段に相当し、S400の処理が音声案内手段に相当する。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示す図である。
【図2】制御装置によるナビゲーション処理を示す図である。
【図3】制御装置による描画処理を示す図である。
【図4】表示装置の表示画面に表示された案内画面の表示例を示す図である。
【図5】変形例における表示装置の表示画面の表示例を示す図である。
【図6】変形例における表示装置の表示画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0056】
1…ナビゲーション装置、10…GPS受信機、11…メモリ装置、
12…地図データベース、13…表示装置、14…スピーカ、15…制御装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在地を取得する現在地取得手段と、
前記現在地取得手段によって取得された現在地から目的地に至る誘導経路を設定する経路設定手段と、
前記経路設定手段によって設定された前記誘導経路上の案内ポイントを検出する案内ポイント検出手段と、
前記案内ポイント検出手段によって検出された前記案内ポイントの手前に存在する前記誘導経路に接続された道路および/または前記誘導経路上の交差点を検出する道路交差点検出手段と、
前記道路交差点検出手段によって検出された前記案内ポイントの手前に存在する前記誘導経路に接続された道路および/または前記誘導経路上の交差点を強調表現した画像を生成する強調表現描画手段と、
前記強調表現描画手段によって生成された前記画像を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記道路交差点検出手段は、前記誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する前記誘導経路に接続された道路および/または前記誘導経路上の交差点を検出し、
前記強調表現描画手段は、前記誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する前記誘導経路に接続された道路および/または前記誘導経路上の交差点を強調表現した画像を生成することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する前記誘導経路に接続された道路の本数および/または前記誘導経路上の交差点の数を示す画像を生成する案内画像描画手段を備え、
前記表示手段は、前記案内画像描画手段によって生成された前記誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する前記誘導経路に接続された道路の本数および/または前記誘導経路上の交差点の数を示す画像を前記表示画面に表示させることを特徴とする請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記案内画像描画手段は、現在地の変化に伴い前記案内ポイントの手前に存在する前記誘導経路に接続された道路および/または前記誘導経路上の交差点の数が減少すると、前記案内ポイントの手前に存在する前記誘導経路に接続された道路の本数および/または前記誘導経路上の交差点の数を減少させることを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記誘導経路上の最も近くの案内ポイントの手前に存在する前記誘導経路に接続された道路および/または前記誘導経路上の交差点の数を音声案内する音声案内手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし4にいずれか1つに記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記音声案内手段は、現在地の変化に伴い前記案内ポイントの手前に存在する前記誘導経路に接続された道路の本数および/または前記誘導経路上の交差点の数が減少すると、前記案内ポイントの手前に存在する前記誘導経路に接続された道路の本数および/または前記誘導経路上の交差点の数を減少させることを特徴とする請求項5に記載のナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−107914(P2007−107914A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−296419(P2005−296419)
【出願日】平成17年10月11日(2005.10.11)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】