説明

ハードコートフィルム、反射防止フィルム、ハードコートフィルムの製造方法、反射防止フィルムの製造方法、偏光板、及び画像表示装置

【課題】本発明の目的は、通常室内の長期使用を想定したオゾン暴露下耐久試験や屋外等での使用を想定した高温高湿下においても優れた密着性、膜強度(耐擦傷性)及び耐薬品性に優れるハードコートフィルム、反射防止フィルムを提供することにある。
【解決手段】フィルム基材上にハードコート層を有するハードコートフィルムにおいて、ハードコート層形成材料が多官能アクリレートとカチオン重合性化合物を少なくとも1種含有し、該ハードコート層形成材料のラジカル重合性化合物とカチオン重合性化合物の含有質量比率が、ラジカル重合性化合物:カチオン重合性化合物=85:15〜98:2であることを特徴とするハードコートフィルム。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルム基材上にハードコート層を有するハードコートフィルムにおいて、ハードコート層形成材料が多官能アクリレートとカチオン重合性化合物を少なくとも1種含有し、該ハードコート層形成材料のラジカル重合性化合物とカチオン重合性化合物の含有質量比率が、ラジカル重合性化合物:カチオン重合性化合物=85:15〜98:2であることを特徴とするハードコートフィルム。
【請求項2】
前記ラジカル重合性化合物とカチオン重合性化合物の含有質量比率が、ラジカル重合性化合物:カチオン重合性化合物=91:9〜98:2であることを特徴とする請求項1に記載のハードコートフィルム。
【請求項3】
前記フィルム基材がセルロースエステル樹脂を含有することを特徴とする請求項1に記載のハードコートフィルム。
【請求項4】
前記フィルム基材がセルロースエステル樹脂、及びアクリル樹脂を含有することを特徴とする請求項1に記載のハードコートフィルム。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載のハードコートフィルムのハードコート層上に、直接または他の層を介して低屈折率層が積層されてなることを特徴とする反射防止フィルム。
【請求項6】
該低屈折率層を形成する材料が、カチオン重合性化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする請求項5に記載の反射防止フィルム。
【請求項7】
請求項1〜4のいずれか1項に記載のハードコートフィルムのハードコート層を形成する工程が、少なくとも塗布、乾燥、光照射、及び光照射後、80℃以上・20分以下で加熱処理する工程からなることを特徴とするハードコートフィルムの製造方法。
【請求項8】
前記加熱処理する工程が120℃以上であることを特徴とする請求項7に記載のハードコートフィルムの製造方法。
【請求項9】
前記加熱処理をする工程において、ハードコートフィルムに対して搬送方向に250N/m〜500N/mで張力を付与すること、または幅保持装置を用いて搬送させることを特徴とする請求項7または8に記載のハードコートフィルムの製造方法。
【請求項10】
請求項5または6に記載の反射防止フィルムの低屈折率層を形成する工程が、少なくとも塗布、乾燥、光照射、及び光照射後、80℃以上・20分以下で加熱処理する工程からなることを特徴とする反射防止フィルムの製造方法。
【請求項11】
前記加熱処理する工程が120℃以上であることを特徴とする請求項10に記載の反射防止フィルムの製造方法。
【請求項12】
前記加熱処理をする工程において、ハードコートフィルムに対して搬送方向に250N/m〜500N/mで張力を付与すること、または幅保持装置を用いて搬送させることを特徴とする請求項10または11に記載の反射防止フィルムの製造方法。
【請求項13】
請求項1〜4のいずれか1項に記載のハードコートフィルム、または請求項5または6に記載の反射防止フィルムを少なくとも一方の面に有することを特徴とする偏光板。
【請求項14】
請求項1〜4のいずれか1項に記載のハードコートフィルム、または請求項5または6に記載の反射防止フィルム、または請求項13に記載の偏光板を有することを特徴とする画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−8659(P2010−8659A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−167134(P2008−167134)
【出願日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【出願人】(303000408)コニカミノルタオプト株式会社 (3,255)
【Fターム(参考)】