ビスアリールキナーゼ阻害剤及びこれらの炎症、血管新生及び癌の治療における使用
選択された化合物は、HGF介在疾患などの疾病の予防及び治療のために有効である。本発明は、癌などを含む疾病及びその他の悪性疾患又は症状の予防又は治療のための、新規化合物、類縁体、プロドラッグ及び医薬として許容されるこれらの塩、医薬組成物及び方法が包含される。本発明は、このような化合物を作製する方法及びこのような方法において有用な中間体にも関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式Iの化合物
【化1】
その鏡像異性体、ジアステレオマー、塩及び溶媒和物。
[jは、1から6であり;
n及びmは、各々独立に、0から3までであり;
pは、各出現時に、独立に、0から6であり;
qは、0から4であり;
tは、0、1又は2であり;
R1は、アリール環系又は5員から14員の含窒素ヘテロアリール又はヘテロシクリル環系であり(これらの何れもが、1から4個のZ基で場合によって独立に置換され得る。);
R2は、
【化2】
−NRaRb又は−Y−R10であり;
R2aは、水素又はZであり;あるいは、
R2及びR2aは、これらが各々結合している各フェニル環炭素原子と一緒に結合して、以下の環系:
【化3】
の1つを形成し;
Xは、C又はNであり;
X*はC又はNであり(但し、XがNである場合には、X*はNである。);
Yは、−NRb(CR3R4)p−、−NRbC(=O)(CR3R4)p−、−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、−NRbC(=O)(CR3R4)pO−、−NRbC(=O)O(CR3R4)p−、−NRbC(=S)(CR3R4)p−O−、−NRbC(=S)−NRb(CR3R4)p−、−NRbC(=S)−NRb−C(=O)(CR3R4)p−、−NRbC(=NRa)(CR3R4)p−、−NRbSO2−(CR3R4)p−、−OC(=O)(CR3R4)p−、−O(CR3R4)p−、−(CR3R4)p−S(=O)t、−(CR3R4)p−、−S(=O)2NRb(CR3R4)p−、−S(=O)t(CR3R4)p−、−C(=O)(CR3R4)p−、−C(=O)−O−(CR3R4)p−、−C(=NRa)NH(CR3R4)p−、−C(=S)NH(CR3R4)P−及び−C(=O)NH(CR3R4)p−から選択され、Yは何れの方向でもよく;
Y1は、−NRb(CR3R4)p−、−NRbC(=O)(CR3R4)p−、−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、−NRbC(=O)O(CR3R4)j−,−NRbC(=S)(CR3R4)p−、−NRbC(=NRa)(CR3R4)p−、−NRbSO2−(CR3R4)p、−(CR3R4)p−S(=O)t、−(CR3R4)p−、−S(=O)2NRb(CR3R4)p−、−S(=O)t(CR3R4)p−、−C(=O)(CR3R4)p−、−C(=NRa)NH(CR3R4)p−、−C(=S)NH(CR3R4)p−及び−C(=O)NH(CR3R4)p−から選択され、Yは何れの方向でもよく;
Ra及びRbは、各々独立に、H、アルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、R5R5N−(C=O)−及びR5−(=O)−から選択され;Ra及びRbの各々は、場合によって置換されており;
R3及びR4は、各々独立に、H、アルキル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、R6及び(R6で置換されている)アルキルから選択され;
R5は、出現ごとに、H、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アルケニル及びアルキニルから独立に選択され;
R6は、シアノ、−OR9、SR9、ハロ、−SO2R9、−C(=O)R9、SO2NR9R5、−NR5C(=O)OR9、NR5C(=O)NR5R9、−NR5C(=O)R9、−CO2R9、−C(=O)NR9R5及び−NR9R5から選択され;
R7、R7a及びR8は、独立に、H、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アルケニル及びアルキニルであり;又は
R7及びR8は、これらが結合している窒素原子と一緒に、5員から10員の複素環又はヘテロアリール環を形成し(これらの各々は、1から4個のZ基で、場合によって置換され得る。);
R9は、出現ごとに、独立に、
i)Hであり、又は
ii)アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール又はヘテロアリールであり(これらの何れもが、1個又はそれ以上のZ基で場合によって置換され得る。);
R10及びR10aは、独立に、
i)Hであり、又は
ii)アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル、アルケニル又はアルキニルであり(これらの何れもが、1個又はそれ以上のZ基で場合によって置換され得る。);
Zは、出現ごとに、シアノ、ヒドロキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、オキソ、アミノ、−OR9、−NR7a−(アルキル)−NR7R8、−NR7a−(アルキル)−OR9、−N(C=O)−NR7R8、−C(=O)NR7R8から独立に選択される。]
【請求項2】
Yが、
−NRb(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、
−(CR3R4)p−、
−C(=O)(CR3R4)p−、
−C(=O)NH(CR3R4)p−、
−C(=O)−O−(CR3R4)p−又は、
−NRbC(=S)−NRb(CR3R4)p−
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R10がフェニル、チアゾリル又はチエニルであり、これらの何れもが、1つ又はそれ以上のZ基で場合によって置換され得る、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R1が、
【化4】
(WはC又はNであり、及び
VはC、O又はNである。)
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R1が、
【化5】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
構造式II:
【化6】
を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
Yが、
−NRb(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、
−(CR3R4)p−、
−C(=O)(CR3R4)p−、
−C(=O)NH(CR3R4)p−、
−C(=O)−O−(CR3R4)p−、又は
−NRbC(=S)NRb(CR3R4)p−
である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
R10がフェニル、チアゾリル又はチエニルであり、これらの何れもが、1つ又はそれ以上のZ基で場合によって置換され得る、請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
R1が
【化7】
(WはC又はNであり、及び
VはC、O又はNである。)
である請求項6に記載の化合物。
【請求項10】
R1が、
【化8】
である、請求項6に記載の化合物。
【請求項11】
式III:
【化9】
の構造を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
Yが、
−NRb(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、
−(CR3R4)p−、
−C(=O)(CR3R4)p−、
−C(=O)NH(CR3R4)p−、
−C(=O)−O−(CR3R4)p−、又は
−NRbC(=S)NRb(CR3R4)p−
である請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
R10がフェニル、チアゾリル又はチエニルであり、これらの何れもが、1つ又はそれ以上のZ基で場合によって置換され得る、請求項11に記載の化合物。
【請求項14】
R1が、
【化10】
(WはC又はNであり、及び
VはC、O又はNである。)
である、請求項11に記載の化合物。
【請求項15】
R1が、
【化11】
である、請求項11に記載の化合物。
【請求項16】
式IV:
【化12】
の構造を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
Yが、
−NRb(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、
−(CR3R4)p−、
−C(=O)(CR3R4)p−、
−C(=O)NH(CR3R4)p−、
−C(=O)−O−(CR3R4)p−、又は
−NRbC(=S)NRb(CR3R4)p−
である請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
R10が、フェニル、チアゾリル又はチエニルであり、これらの何れもが、1つ又はそれ以上のZ基で場合によって置換され得る、請求項16に記載の化合物。
【請求項19】
R1が、
【化13】
(WはC又はNであり;及び
VはC、O又はNである。)
である、請求項16に記載の化合物。
【請求項20】
R1が、
【化14】
である、請求項16に記載の化合物。
【請求項21】
医薬として許容される担体及び請求項1に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項22】
請求項1に記載の化合物の有効量を投与することを含む、患者の癌を治療する方法。
【請求項23】
抗生物質型の薬剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、ホルモン剤、免疫剤、インターフェロン型の薬剤及び分類不能な薬剤から選択される化合物との組み合わせを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
請求項1に記載の化合物の有効量を投与することを含む、患者の血管新生を治療する方法。
【請求項25】
請求項1に記載の化合物の有効量を投与することを含む、哺乳動物中の増殖関連疾患を治療する方法。
【請求項26】
請求項1に記載の化合物の有効量を投与することを含む、患者の腫瘍中の血流を低下させる方法。
【請求項27】
請求項1に記載の化合物の有効量を投与することを含む、患者の腫瘍サイズを低下させる方法。
【請求項28】
請求項1に記載の化合物の有効量を投与することを含む、患者の糖尿病性網膜症を治療する方法。
【請求項29】
請求項1に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物中の炎症を治療する方法。
【請求項30】
請求項1に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物中のT細胞活性化を阻害する方法。
【請求項31】
請求項1に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物中の関節炎、関節リウマチ、乾癬性関節炎又は骨関節炎を治療する方法。
【請求項32】
請求項1に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において臓器移植拒絶、急性移植拒絶若しくは異種移植拒絶若しくは同種移植拒絶を治療し、又は哺乳動物に移植寛容を誘導する方法。
【請求項33】
請求項1に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物中の虚血傷害若しくは再灌流傷害、心筋梗塞又は卒中を治療する方法。
【請求項34】
請求項1に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物中の、多発性硬化症、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病、狼瘡、接触過敏症、遅延型過敏症及びグルテン過敏性腸疾患を含む。)、1型糖尿病、乾癬、接触性皮膚炎、橋本甲状腺炎、シェーグレン症候群、自己免疫性甲状腺機能亢進症、アジソン病、自己免疫性多腺性疾患、自己免疫性脱毛症、悪性貧血、白斑、自己免疫性下垂体機能低下症、ギランバレー症候群、糸球体腎炎、血清病、じんましん、アレルギー性疾患、喘息、枯草熱、アレルギー性鼻炎、強皮症(scleracielma)、菌状息肉腫、皮膚筋炎、円形脱毛症、慢性光線過敏性皮膚炎、湿疹、ベーチェット病、掌蹠膿疱症、壊疽性膿皮症、セザリー症候群、アトピー性皮膚炎、全身性硬化症(systemic schlerosis)、モルヘア又はアトピー性皮膚炎を治療する方法。
【請求項1】
以下の式Iの化合物
【化1】
その鏡像異性体、ジアステレオマー、塩及び溶媒和物。
[jは、1から6であり;
n及びmは、各々独立に、0から3までであり;
pは、各出現時に、独立に、0から6であり;
qは、0から4であり;
tは、0、1又は2であり;
R1は、アリール環系又は5員から14員の含窒素ヘテロアリール又はヘテロシクリル環系であり(これらの何れもが、1から4個のZ基で場合によって独立に置換され得る。);
R2は、
【化2】
−NRaRb又は−Y−R10であり;
R2aは、水素又はZであり;あるいは、
R2及びR2aは、これらが各々結合している各フェニル環炭素原子と一緒に結合して、以下の環系:
【化3】
の1つを形成し;
Xは、C又はNであり;
X*はC又はNであり(但し、XがNである場合には、X*はNである。);
Yは、−NRb(CR3R4)p−、−NRbC(=O)(CR3R4)p−、−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、−NRbC(=O)(CR3R4)pO−、−NRbC(=O)O(CR3R4)p−、−NRbC(=S)(CR3R4)p−O−、−NRbC(=S)−NRb(CR3R4)p−、−NRbC(=S)−NRb−C(=O)(CR3R4)p−、−NRbC(=NRa)(CR3R4)p−、−NRbSO2−(CR3R4)p−、−OC(=O)(CR3R4)p−、−O(CR3R4)p−、−(CR3R4)p−S(=O)t、−(CR3R4)p−、−S(=O)2NRb(CR3R4)p−、−S(=O)t(CR3R4)p−、−C(=O)(CR3R4)p−、−C(=O)−O−(CR3R4)p−、−C(=NRa)NH(CR3R4)p−、−C(=S)NH(CR3R4)P−及び−C(=O)NH(CR3R4)p−から選択され、Yは何れの方向でもよく;
Y1は、−NRb(CR3R4)p−、−NRbC(=O)(CR3R4)p−、−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、−NRbC(=O)O(CR3R4)j−,−NRbC(=S)(CR3R4)p−、−NRbC(=NRa)(CR3R4)p−、−NRbSO2−(CR3R4)p、−(CR3R4)p−S(=O)t、−(CR3R4)p−、−S(=O)2NRb(CR3R4)p−、−S(=O)t(CR3R4)p−、−C(=O)(CR3R4)p−、−C(=NRa)NH(CR3R4)p−、−C(=S)NH(CR3R4)p−及び−C(=O)NH(CR3R4)p−から選択され、Yは何れの方向でもよく;
Ra及びRbは、各々独立に、H、アルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルケニル、アルキニル、R5R5N−(C=O)−及びR5−(=O)−から選択され;Ra及びRbの各々は、場合によって置換されており;
R3及びR4は、各々独立に、H、アルキル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、R6及び(R6で置換されている)アルキルから選択され;
R5は、出現ごとに、H、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アルケニル及びアルキニルから独立に選択され;
R6は、シアノ、−OR9、SR9、ハロ、−SO2R9、−C(=O)R9、SO2NR9R5、−NR5C(=O)OR9、NR5C(=O)NR5R9、−NR5C(=O)R9、−CO2R9、−C(=O)NR9R5及び−NR9R5から選択され;
R7、R7a及びR8は、独立に、H、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アルケニル及びアルキニルであり;又は
R7及びR8は、これらが結合している窒素原子と一緒に、5員から10員の複素環又はヘテロアリール環を形成し(これらの各々は、1から4個のZ基で、場合によって置換され得る。);
R9は、出現ごとに、独立に、
i)Hであり、又は
ii)アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール又はヘテロアリールであり(これらの何れもが、1個又はそれ以上のZ基で場合によって置換され得る。);
R10及びR10aは、独立に、
i)Hであり、又は
ii)アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキル、アルケニル又はアルキニルであり(これらの何れもが、1個又はそれ以上のZ基で場合によって置換され得る。);
Zは、出現ごとに、シアノ、ヒドロキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、オキソ、アミノ、−OR9、−NR7a−(アルキル)−NR7R8、−NR7a−(アルキル)−OR9、−N(C=O)−NR7R8、−C(=O)NR7R8から独立に選択される。]
【請求項2】
Yが、
−NRb(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、
−(CR3R4)p−、
−C(=O)(CR3R4)p−、
−C(=O)NH(CR3R4)p−、
−C(=O)−O−(CR3R4)p−又は、
−NRbC(=S)−NRb(CR3R4)p−
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R10がフェニル、チアゾリル又はチエニルであり、これらの何れもが、1つ又はそれ以上のZ基で場合によって置換され得る、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R1が、
【化4】
(WはC又はNであり、及び
VはC、O又はNである。)
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R1が、
【化5】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
構造式II:
【化6】
を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
Yが、
−NRb(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、
−(CR3R4)p−、
−C(=O)(CR3R4)p−、
−C(=O)NH(CR3R4)p−、
−C(=O)−O−(CR3R4)p−、又は
−NRbC(=S)NRb(CR3R4)p−
である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
R10がフェニル、チアゾリル又はチエニルであり、これらの何れもが、1つ又はそれ以上のZ基で場合によって置換され得る、請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
R1が
【化7】
(WはC又はNであり、及び
VはC、O又はNである。)
である請求項6に記載の化合物。
【請求項10】
R1が、
【化8】
である、請求項6に記載の化合物。
【請求項11】
式III:
【化9】
の構造を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
Yが、
−NRb(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、
−(CR3R4)p−、
−C(=O)(CR3R4)p−、
−C(=O)NH(CR3R4)p−、
−C(=O)−O−(CR3R4)p−、又は
−NRbC(=S)NRb(CR3R4)p−
である請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
R10がフェニル、チアゾリル又はチエニルであり、これらの何れもが、1つ又はそれ以上のZ基で場合によって置換され得る、請求項11に記載の化合物。
【請求項14】
R1が、
【化10】
(WはC又はNであり、及び
VはC、O又はNである。)
である、請求項11に記載の化合物。
【請求項15】
R1が、
【化11】
である、請求項11に記載の化合物。
【請求項16】
式IV:
【化12】
の構造を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
Yが、
−NRb(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)(CR3R4)p−、
−NRbC(=O)NRb(CR3R4)p−、
−(CR3R4)p−、
−C(=O)(CR3R4)p−、
−C(=O)NH(CR3R4)p−、
−C(=O)−O−(CR3R4)p−、又は
−NRbC(=S)NRb(CR3R4)p−
である請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
R10が、フェニル、チアゾリル又はチエニルであり、これらの何れもが、1つ又はそれ以上のZ基で場合によって置換され得る、請求項16に記載の化合物。
【請求項19】
R1が、
【化13】
(WはC又はNであり;及び
VはC、O又はNである。)
である、請求項16に記載の化合物。
【請求項20】
R1が、
【化14】
である、請求項16に記載の化合物。
【請求項21】
医薬として許容される担体及び請求項1に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項22】
請求項1に記載の化合物の有効量を投与することを含む、患者の癌を治療する方法。
【請求項23】
抗生物質型の薬剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、ホルモン剤、免疫剤、インターフェロン型の薬剤及び分類不能な薬剤から選択される化合物との組み合わせを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
請求項1に記載の化合物の有効量を投与することを含む、患者の血管新生を治療する方法。
【請求項25】
請求項1に記載の化合物の有効量を投与することを含む、哺乳動物中の増殖関連疾患を治療する方法。
【請求項26】
請求項1に記載の化合物の有効量を投与することを含む、患者の腫瘍中の血流を低下させる方法。
【請求項27】
請求項1に記載の化合物の有効量を投与することを含む、患者の腫瘍サイズを低下させる方法。
【請求項28】
請求項1に記載の化合物の有効量を投与することを含む、患者の糖尿病性網膜症を治療する方法。
【請求項29】
請求項1に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物中の炎症を治療する方法。
【請求項30】
請求項1に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物中のT細胞活性化を阻害する方法。
【請求項31】
請求項1に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物中の関節炎、関節リウマチ、乾癬性関節炎又は骨関節炎を治療する方法。
【請求項32】
請求項1に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物において臓器移植拒絶、急性移植拒絶若しくは異種移植拒絶若しくは同種移植拒絶を治療し、又は哺乳動物に移植寛容を誘導する方法。
【請求項33】
請求項1に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物中の虚血傷害若しくは再灌流傷害、心筋梗塞又は卒中を治療する方法。
【請求項34】
請求項1に記載の化合物の治療的有効量を哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物中の、多発性硬化症、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病、狼瘡、接触過敏症、遅延型過敏症及びグルテン過敏性腸疾患を含む。)、1型糖尿病、乾癬、接触性皮膚炎、橋本甲状腺炎、シェーグレン症候群、自己免疫性甲状腺機能亢進症、アジソン病、自己免疫性多腺性疾患、自己免疫性脱毛症、悪性貧血、白斑、自己免疫性下垂体機能低下症、ギランバレー症候群、糸球体腎炎、血清病、じんましん、アレルギー性疾患、喘息、枯草熱、アレルギー性鼻炎、強皮症(scleracielma)、菌状息肉腫、皮膚筋炎、円形脱毛症、慢性光線過敏性皮膚炎、湿疹、ベーチェット病、掌蹠膿疱症、壊疽性膿皮症、セザリー症候群、アトピー性皮膚炎、全身性硬化症(systemic schlerosis)、モルヘア又はアトピー性皮膚炎を治療する方法。
【公表番号】特表2009−500347(P2009−500347A)
【公表日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−519634(P2008−519634)
【出願日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際出願番号】PCT/US2006/025699
【国際公開番号】WO2007/005668
【国際公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(500049716)アムジエン・インコーポレーテツド (242)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際出願番号】PCT/US2006/025699
【国際公開番号】WO2007/005668
【国際公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(500049716)アムジエン・インコーポレーテツド (242)
【Fターム(参考)】
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