説明

メラノコルチン受容体のアゴニスト

本発明は、メラノコルチン受容体に対して優れたアゴニスト活性を有する化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体に関し、また、それを活性成分として含有するメラノコルチン受容体のアゴニスト組成物に関するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メラノコルチン受容体に対して優れたアゴニスト活性を有する下記式1:
【0002】
【化1】

[式中、R、R、R、RおよびRは下記定義と同じである]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体に関するものである。
【0003】
また、本発明は、上記式1で示される化合物を製造する方法に関するものである。
【0004】
さらに、本発明は、上記式1で示される化合物を活性成分として含有するメラノコルチン受容体のアゴニスト組成物、特に、肥満、糖尿病、炎症および勃起不全の予防および治療用組成物に関するものである。
【背景技術】
【0005】
メラノコルチン類のうち、5つのサブタイプ受容体がクローン化され、特徴付けられている。これらのG蛋白質共役受容体(GPCR)は、多くの異なる組織において、cAMP信号伝達経路を刺激して、広範囲な生理学的機能を調節する。メラノコルチン1受容体(MC1R)は、主として、メラニン細胞、単核細胞および肥満細胞で発現され、毛髪および皮膚の色素形成を調節し、炎症を抑制する。MC2Rは、脂肪細胞および副腎細胞で発現され、副腎におけるステロイド生成を調節する。MC3Rは、脳、視床下部、心臓、腸および胎盤に存在して、エネルギー恒常性および炎症と関連している。MC4Rは、脳で特異的に発現され、食餌習慣、エネルギー恒常性および勃起機能を調節する。MC4Rノックアウトマウスは、過食症および肥満の表現型を示した。MC5Rは、広範囲な組織で発見され、外分泌線系のための役割を担当するものと考えられている。
【0006】
メラノコルチン受容体の多様な生理学的機能を基に、強力なアゴニストおよびアンタゴニストを探索する過程で、非常に多数の化合物が設計および合成されている。初期の例としては、MSHなどの内因性アゴニストに基づいて同定された合成ペプチドおよびペプチド類似体が挙げられる。これらペプチドアゴニストは、これら受容体の機能を特徴付けるのに用いられている。NDP―MSHは、MC1R、MC3R、MC4RおよびMC5Rの非常に強力で非選択的なアゴニストであり、ラットモデルで食餌摂取および体重増加を抑制すると報告されている。環状ヘプタペプチドMT−IIは、類似の非選択的プロファイルを有するアゴニストであり、その治療学的用途は、勃起不全の治療に関する臨床試験で立証されている。
【0007】
メラノコルチン受容体の小分子アゴニストは、肥満、性機能不全または炎症の治療に関する薬物試験で著しい活性を有することが報告されている。例えば、一連の強力で選択的なMC4Rアゴニストが同定されており、そのうちの一つは、マウスの勃起反応を増大させることに著しい効果を示した(非特許文献1)。また、多数のMC4Rアゴニストが同定されており、これらは、ラットモデルにおいて、食欲阻害活性および抗肥満作用を示した(非特許文献2、3、4)。さらに、メルク社は、様々な化合物をMC4Rアゴニストとして特許出願している(特許文献1〜16)。
【0008】
他の製薬会社も、様々な小分子MCRアゴニストを特許出願している(特許文献17〜36)。
【0009】
また、MC1R選択的な小分子アゴニストは、急性マウスモデルにおいて、抗炎症効力を示すことが報告されている(非特許文献5)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】国際公開第01/55109号パンフレット
【特許文献2】国際公開第01/70337号パンフレット
【特許文献3】国際公開第01/70708号パンフレット
【特許文献4】国際公開第02/081443号パンフレット
【特許文献5】国際公開第02/15909号パンフレット
【特許文献6】国際公開第02/067869号パンフレット
【特許文献7】国際公開第02/068387号パンフレット
【特許文献8】国際公開第02/068388号パンフレット
【特許文献9】国際公開第2004/087159号パンフレット
【特許文献10】国際公開第2004/078716号パンフレット
【特許文献11】国際公開第2004/087717号パンフレット
【特許文献12】国際公開第2006/019787号パンフレット
【特許文献13】国際公開第2006/020277号パンフレット
【特許文献14】国際公開第2007/041052号パンフレット
【特許文献15】国際公開第2007/041061号パンフレット
【特許文献16】国際公開第2007/047496号パンフレット
【特許文献17】国際公開第02/059095号パンフレット
【特許文献18】国際公開第02/059107号パンフレット
【特許文献19】国際公開第02/059117号パンフレット
【特許文献20】国際公開第02/059108号パンフレット
【特許文献21】国際公開第02/085925号パンフレット
【特許文献22】国際公開第03/009847号パンフレット
【特許文献23】国際公開第03/009850号パンフレット
【特許文献24】国際公開第02/018327号パンフレット
【特許文献25】国際公開第2005/040109号パンフレット
【特許文献26】国際公開第2005/047251号パンフレット
【特許文献27】国際公開第2005/077935号パンフレット
【特許文献28】国際公開第2006/072393号パンフレット
【特許文献29】国際公開第2007/015157号パンフレット
【特許文献30】国際公開第2007/015162号パンフレット
【特許文献31】特開2007−131570号公報
【特許文献32】国際公開第2007/096186号パンフレット
【特許文献33】国際公開第2007/096763号パンフレット
【特許文献34】国際公開第2007/141343号パンフレット
【特許文献35】国際公開第2008/039418号パンフレット
【特許文献36】国際公開第2008/007930号パンフレット
【特許文献37】国際公開第2004/09126号パンフレット
【非特許文献】
【0011】
【非特許文献1】ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J.Med.Chem.)、45巻、4849頁、2002年
【非特許文献2】バイオオーガニック・アンド・メディシナル・ケミストリー・レターズ(Bioorg.Med.Chem.Lett.)、15巻、171頁、2005年
【非特許文献3】バイオオーガニック・アンド・メディシナル・ケミストリー・レターズ(Bioorg.Med.Chem.Lett.)、15巻、3430頁、2005年
【非特許文献4】バイオオーガニック・アンド・メディシナル・ケミストリー・レターズ(Bioorg.Med.Chem.Lett.)、15巻、3501頁、2005年
【非特許文献5】ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J.Med.Chem.)、46巻、1123頁、2003年
【非特許文献6】ティー・ダブリュー・グリーン・アンド・ジー・エム・ウッツ(T.W.Green & G.M.Wuts)、プロテクティブ・グループズ・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis;有機合成における保護基)、第7章、309−405頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
上記したような様々な医薬化合物の未解決の問題点を考慮すれば、当該技術分野では、向上した薬理学的プロファイルを有する小分子MCRアゴニストおよび薬理学的組成物が引き続き必要とされている。したがって、本発明の目的は、肥満、糖尿病、勃起不全および炎症の予防および治療用として有用な新規な化合物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記ペプチド性MCRアゴニストは、その分子的特性により、経口投与製剤として用いるには、大きい限界を有している。また、現在まで報告された大部分の非ペプチド性小分子MCRアゴニストも、医薬として用いるためには、経口吸収性、血液脳関門透過性および効力の観点から改善されなければならない。
【0014】
したがって、本発明の目的は、肥満、糖尿病、勃起不全および炎症の予防および治療に用いることができる新しい構造の非ペプチド性小分子MCRアゴニストを提供することにある。
【0015】
具体的には、本発明の目的は、MCR、特に、MC4Rに対して選択的に優れたアゴニスト効力を有する式1で示される非ペプチド性化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体を提供することにある。
【0016】
本発明の別の目的は、式1で示される化合物を製造する方法を提供することにある。
【0017】
本発明の別の目的は、医薬上許容される担体と共に、式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体を活性成分として含有することを特徴とするメラノコルチン受容体のアゴニスト組成物を提供することにある。
【発明の効果】
【0018】
特に、本発明の組成物は、肥満、糖尿病、勃起不全および炎症の予防および治療に優れた効果を有する。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明は、下記式1:
【0020】
【化2】

【0021】
[式中、Rは、水素を表すか、あるいは、C−C10−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C10−アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールを表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、アミノ、C−C−アルキル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、シアノおよびオキソよりなる群から選択される少なくとも1個の置換基で置換されている;
は、フェニルまたは6員環ヘテロアリールを表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、ヒドロキシ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、シアノおよびアミノよりなる群から選択される置換基で一置換または二置換されている;
は、水素を表すか、あるいは、C−C−アルキルまたはC−C−シクロアルキルを表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、メチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシおよびアミノよりなる群から選択される置換基で置換されている;
は、C−C−シクロアルキルまたは単環式ヘテロ環を表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、ヒドロキシ、C−C−アルキル、トリフルオロメチル、C−C−アルコキシおよびオキソよりなる群から選択される置換基で一置換または多置換されている;あるいは、Rは、フェニルまたは6員環ヘテロアリールを表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、ヒドロキシ、C−C−アルキル、トリフルオロメチル、C−C−アルコキシおよびアミノよりなる群から選択される置換基で置換されている;
は、C−C−アルキル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、C−C−シクロアルキル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、フェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式ヘテロ環を表し、ここで、アルキルは、無置換であるか、あるいは、フルオロ、ヒドロキシ、メルカプト、C−C−アルコキシ、アセトキシ、アミノ、アセチルアミノ、シアノ、カルバモイル、ジメチルカルバモイルおよびオキソよりなる群から選択される少なくとも1個の置換基で置換されており、フェニルまたはヘテロアリールは、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、ヒドロキシ、メチル、トリフルオロメチル、メトキシおよびアミノよりなる群から選択される置換基で一置換または二置換されている]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体を提供する。
【0022】
本発明の式1で示される化合物の置換基の定義において、用語「アルキル」は、単独で、あるいは、「アルキルオキシ」のように組み合わせて用いられる場合、直鎖または分枝鎖の炭化水素基を意味する。用語「シクロアルキル」は、シクロヘキシルを含めて、不飽和脂肪族環を意味する。
【0023】
用語「アリール」は、フェニル、ナフチルなどを含めて、6〜10員環の芳香族基を意味する。
【0024】
用語「ヘテロアリール」は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子よりなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、必要に応じて、ベンゾまたはC−C−シクロアルキルと縮合することができる芳香族3〜6員環を意味する。単環式ヘテロアリールの例としては、チアゾール、オキサゾール、チオフェン、フラン、ピロール、イミダゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、トリアゾール、チアジアゾール、テトラゾール、オキサジアゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジンおよびこれらに類似する基が挙げられるが、これらに限定されるものではない。二環式ヘテロアリールの例としては、インドール、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、ベンゾイミダゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾイソオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾチアジアゾール、ベンゾトリアゾール、キノリン、イソキノリン、プリン、フロピリジンおよびこれらに類似する基が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0025】
用語「ヘテロ環」は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子よりなる群から選択される1〜2個のヘテロ原子を含み、必要に応じて、ベンゾまたはC−C−シクロアルキルと縮合することができ、飽和であるか、あるいは、1または2個の二重結合を有する不飽和である4〜8員環を表す。その例としては、ピペリジン、モルホリン、チアモルホリン、ピロリジン、イミダゾリジン、テトラヒドロフラン、ピペラジンおよびこれらに類似する基が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0026】
本発明の式1で示される化合物のうち、好ましい化合物は、下記の化合物である:
i)Rは、水素、メチル、エチル、トリフルオロエチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表すか;あるいは、フェニル、オキサゾリニル、イミダゾリニル、チアゾリニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピペリジニルまたはピリダジニルを表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、メチル、シアノ、オキソおよびヒドロキシよりなる群から選択される置換基で置換されている;より好ましくは、Rは、イソプロピル、tert−ブチルまたはシクロプロピルを表すか;あるいは、フェニル、テトラヒドロピラニル、チアゾリル、ピリジニル、ピリミジニルまたはピリダジニルを表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、メチル、シアノおよびヒドロキシよりなる群から選択される置換基で置換されている;
ii)Rは、フェニルを表し、該フェニルは、無置換であるか、あるいは、フッ素、塩素、臭素、メトキシおよびメチルよりなる群から選択される置換基で一置換または二置換されている;より好ましくは、Rは、4−クロロフェニルまたは2,4−ジフルロロフェニルを表す;
iii)Rは、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチルを表す;より好ましくは、Rは、水素、メチル、エチルまたはイソプロピルを表す;
iv)Rは、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、4−メチルシクロヘキシル、4,4−ジメチルシクロヘキシル、4−フルオロシクロヘキシル、4,4−ジフルオロシクロヘキシルまたは4−ジフルオロメチルシクロヘキシルを表すか;あるいは、フェニルを表し、該フェニルは、無置換であるか、あるいは、フッ素、塩素、メチルおよびメトキシよりなる群から選択される置換基で一置換または二置換されている;より好ましくは、Rは、シクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシル、4,4−ジメチルシクロヘキシル、4,4−ジフルオロシクロヘキシルまたは2,4−ジフルオロフェニルを表す;および
v)Rは、メチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、メトキシメチル、エトキシメチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、−CHCHOH、−CH(CH)CHOH、−C(CHCHOH、−C(CH)(CHOH)、−C(CHCHOMe、−C(CHCHOEt、フェニル、オキサゾリニル、イミダゾリニル、チアゾリニル、テトラヒドロピラニル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、フラニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピリジニルまたはピペリジニルを表す;より好ましくは、Rは、イソプロピル、tert−ブチル、−C(CHCHOH、フラニルまたはテトラヒドロフラニルを表す。
【0027】
本発明の式1で示される化合物のうち、最も好ましい化合物は、下記の化合物である:
は、イソプロピル、tert−ブチルまたはシクロプロピルを表すか;あるいは、フェニル、テトラヒドロピラニル、チアゾリル、ピリジニル、ピリミジニルまたはピリダジニルを表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、メチル、シアノおよびヒドロキシよりなる群から選択される置換基で置換されている;
は、4−クロロフェニルまたは2,4−ジフルオロフェニルを表す;
は、水素、メチル、エチルまたはイソプロピルを表す;
は、シクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシル、4,4−ジメチルシクロヘキシル、4,4−ジフルオロシクロヘキシルまたは2,4−ジフルオロフェニルを表す;および
は、イソプロピル、t−ブチル、−C(CHCHOH、フラニルまたはテトラヒドロフラニルを表す。
【0028】
本発明の式1で示される代表的な化合物としては、下記の化合物が挙げられる:
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−[(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−(ピペラジン−1−イルカルボニル)ピロリジン−3−イル]−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−エチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−エチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−エチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−エチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−3−フラミド;
(2R)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−エチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)アセトアミド;
(2R)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−メチルピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−フェニルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4−メチルシクロヘキシル)アセトアミド;
(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−シクロプロピル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−イソプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−メチルピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−ピリジン−2−イルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−ピリジン−2−イルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−ピリミジン−2−イルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−ピリジン−2−イルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(5−シアノピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(2−メチルフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3R,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4S)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3R,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(2,4−ジフルオロフェニル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−[(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−(ピペラジン−1−イルカルボニル)ピロリジン−3−イル]−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−メチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−メチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−[(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−(ピペラジン−1−イルカルボニル)ピロリジン−3−イル]−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−フラミド;および
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2-フラミド。
【0029】
本発明の化合物は、医薬上許容される塩を形成することもできる。このような医薬上許容される塩としては、無毒性の酸付加塩を形成する医薬上許容されるアニオンを含有する酸、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸などの無機酸;酒石酸、ギ酸、クエン酸、酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、グルコン酸、安息香酸、乳酸、フマル酸、マレイン酸などの有機カルボン酸;メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸またはナフタレンスルホン酸などのスルホン酸;などにより形成された酸付加塩、より好ましくは、硫酸、メタンスルホン酸またはハロゲン化水素酸などにより形成された酸付加塩が挙げられる。本発明の式1で示される化合物は、従来公知の方法により、その塩に転換することができる。
【0030】
本発明の化合物は、不斉炭素中心を有することができるので、RまたはS異性体、ラセミ体、ジアステレオマー混合物および個々のジアステレオマーとして存在することができる。本発明は、これら全ての異性体および混合物を包含する。
【0031】
また、本発明は、式2で示される化合物を式3で示される化合物とアミドカップリングさせる工程を包含する式1で示される化合物を製造する方法を提供する:
【0032】
【化3】

[式中、R、R、R、RおよびRは上記定義と同じである]。
【0033】
また、本発明は、式2’で示される化合物を式3で示される化合物とアミドカップリングさせて、式1’で示される化合物を形成する工程と、式1’で示される化合物を脱保護する工程とを包含する式1で示される化合物を製造する方法を提供する:
【0034】
【化4】

【0035】
[式中、Rは、水素を表す;
、R、RおよびRは、上記定義と同じである;および
Pは、アミノ保護基、好ましくはt−ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)またはフルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)を表す]。
【0036】
また、本発明は、上記の方法において,式1’または2’で示される化合物を脱保護した後、(i)オキソ置換基を含有するC−C10−アルキル、C−C−シクロアルキルまたはヘテロ環と還元性アミン化反応を行うか、あるいは、(ii)アリールハライドまたはヘテロアリールハライドとカップリング反応を行う工程を包含する式1で示される化合物を製造する方法を提供する:
【0037】
【化5】

【0038】
[式中、Rは、C−C10−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C10−アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールを表し、これは、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、アミノ、C−C−アルキル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、シアノおよびオキソよりなる群から選択される少なくとも1個の置換基で置換されている;および
、R、R、RおよびPは上記定義と同じである]。
【0039】
本発明の上記方法は、反応に悪影響を及ぼさない従来公知の溶媒中で行うことが好ましく、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、塩化メチレンおよびクロロホルムよりなる群から選択される1種またはそれ以上の溶媒を用いることが、特に好ましいが、これらに限定されるものではない。
【0040】
アミノ基の脱保護反応は、塩酸(HCl)、トリフルオロ酢酸(TFA)などの強酸の存在下で行うか、あるいは、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)などのアミン塩基の存在下で行うか、あるいは、水素化反応により行うことができる。具体的な反応条件は、非特許文献6に記載されている。
【0041】
また、カップリング反応に有用な従来公知のカップリング剤としては、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(EDC)、1,1’−ジカルボニルジイミダゾール(CDI)などのカルボジイミド類と、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)または1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(HOAT)とを混合して用いるか;あるいは、ビス−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−ホスフィン酸クロリド(BOP−Cl)、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)、N−[ジメチルアミノ−1H−1,2,3−トリアゾール[4,5−b]ピリジン−1−イルメチレン]−N−メチルメタンアミニウム(HATU)などを用いることができるが、これらに限定されるものではない。
【0042】
本発明の方法によって製造される式1で示される化合物は、従来公知の方法により、その塩に転換することができる。
【0043】
本発明の方法による上記反応が完結した後、従来公知の後処理方法、例えば、クロマトグラフィー、再結晶化などの方法で、生成物を分離および精製することができる。
【0044】
本発明の化合物は、メラノコルチン受容体に対して強力なアゴニスト作用を示すので、本発明は、医薬上許容される担体と共に、式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体を活性成分として含有するメラノコルチン受容体のアゴニスト組成物を提供する。特に、本発明の組成物は、肥満、勃起不全、糖尿病および炎症の予防おおよび治療に強力な効果を示すが、これらの疾患に限定されるものではない。
【0045】
本発明の化合物を臨床的な目的で投与する場合、好ましい一日投与量は、単一投与または分割投与として、体重1kgあたり0.01〜10mgの範囲内である。しかし、個々の患者に固有の投与レベルは、用いられる特定の化合物、患者の体重、性別、健康状態、食餌、薬剤の投与時間、投与方法、排泄率、薬剤の混合および疾患の重篤度などにより、変化し得る。
【0046】
本発明の化合物は、目的に応じて、どんな経路でも投与することができる。注射、経口および鼻腔内投与が好ましいが、皮膚、腹腔、後腹膜および直腸経路を介して投与することができる。
【0047】
注射用製剤、例えば、滅菌注射用の水性または油性懸濁液は、従来公知方法により、適当な分散剤、湿潤剤または懸濁剤を用いて、製造することができる。この目的に有用な溶媒としては、水、リンガー液および等張性NaCl溶液が挙げられる。滅菌された固定油も、従来から溶媒または懸濁媒体として用いられている。モノ−、ジ−グリセリドを含むいかなる無刺激性固定油も、このような目的で用いることができ、また、オレイン酸などの脂肪酸も、注射用製剤に用いることができる。
【0048】
経口投与用の固体投与形態は、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤および顆粒剤があり、特に、カプセル剤および錠剤が有用である。錠剤および丸剤は、腸溶性コーティングで製造することが好ましい。固体投与形態は、本発明の式1で示される化合物を、スクロース、ラクトース、デンプンなどの1種またはそれ以上の不活性希釈剤、および、ステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤、崩壊剤、結合剤などの担体と混合することにより、製造することができる。
【実施例】
【0049】
本発明は、下記の製造例および実施例より、さらに詳しく説明されるが、本発明の範囲は、これらによりどのような形でも限定されるものではない。
【0050】
下記の製造例および実施例で用いられる略語は、下記の通りである:
Ac:アセチル
AcOH:酢酸
(Ac)O:無水酢酸
Bn:ベンジル
n−Bu:n−ブチル
t−Bu:t−ブチル
Bu:ブチル
BOC(Boc):t−ブトキシカルボニル
c−Hex:シクロヘキシル
c−Bu:シクロブチル
c−Pen:シクロペンチル
c−Pr:シクロプロピル
CsCO:炭酸セシウム
CuSO・5HO:硫酸銅(II)五水和物
DAST:ジエチルアミノサルファートリフルオリド
DCE:ジクロロエタン
DCM:ジクロロメタン
diMe:ジメチル
diF:ジフルオロ
DIPEA:ジイソプロピルエチルアミン
DMAP:4−ジメチルアミノピリジン
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO:ジメチルスルホキシド
EDC:1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド・塩酸塩
Et:エチル
EtOAc:酢酸エチル
EtO:ジエチルエーテル
HCl:塩酸
:過酸化水素
Hex:n−ヘキサン
HOBT:ヒドロキシベンゾトリアゾール
HBTU:2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
i−Pr:イソプロピル
i−Bu:イソブチル
CO:炭酸カリウム
LHMDS:リチウムビス(トリメチルシリル)アミド
LiBH:水素化ホウ素リチウム
LiCl:塩化リチウム
LiOH:水酸化リチウム
Me:メチル
MeOH:メタノール
MTBE:メチルt−ブチルエーテル
MgSO:硫酸マグネシウム
NaBH:水素化ホウ素ナトリウム
NaBHCN:ナトリウムシアノボロヒドリド
NaBH(OAc):ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド
NaIO:メタ過ヨウ素酸ナトリウム
NaOtBu:ナトリウムt−ブトキシド
NaOH:水酸化ナトリウム
NaN:アジ化ナトリウム
OsO:四酸化オスミニウム
Pyr:ピリジン
Ph:フェニル
Pr:プロピル
t−Bu:t−ブチル
TEA:トリエチルアミン
TFA:トリフルオロ酢酸
THF:テトラヒドロフラン
【0051】
特に、下記の製造例および実施例において、本発明の化合物は、下記の合成法(反応スキームAおよびB)に従って製造した。
【0052】
【化6】

【0053】
【化7】

【0054】
中間体A1化合物の製造方法は、下記の通りである:
製造例1:メチル(2S,4S)−1−Boc−4−アミノピロリジン−2−カルボキシレート
工程A:(4R)−1−Boc−4−ヒドロキシ−L−プロリン
(4R)−ヒドロキシ−L−プロリン(5.08g、38.77mmol)を1N NaOH(40mL)および1,4−ジオキサン(40mL)に溶解し、得られた溶液に、ジ−t−ブチルジカーボネート(9.3g、42.6mmol)を0℃で滴下した。反応混合物を室温で8時間撹拌し、真空下で濃縮し、1N HClで酸性化し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して表題化合物(8.84g、99%)を得た。
MS[M+H]=232(M+1)。
【0055】
工程B:メチル(2S,4R)−1−Boc−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボキシレート
工程Aで得られた(4R)−1−Boc−4−ヒドロキシ−L−プロリン(8g、34.63mmol)をDMF(80mL)に溶解し、得られた溶液に、KCO(14g、101mmol)を添加し、ヨウ化メチル(2.6mL、51.9mmol)を0℃で滴下した。反応混合物を室温で5時間撹拌し、真空下で濃縮し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を水および塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して表題化合物(8.0g、95%)を得た。
MS[M+H]=246(M+1)。
【0056】
工程C:メチル(2S,4R)−1−Boc−4−[(メチルスルホニル)オキシ]ピロリジン−2−カルボキシレート
工程Bで得られたメチル(2S,4R)−1−Boc−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボキシレート(8g、32.65mmol)をDCM(80mL)に溶解し、得られた溶液に、TEA(11.99mL、81.56mmol)を添加し、メタンスルホニルクロリド(3.77mL、48.9mmol)を0℃で滴下した。反応混合物を室温で3時間撹拌した後、有機抽出物を1N HCl、飽和NaHCO水溶液および塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して表題化合物(9.4g、90%)を得た。
MS[M+H]=324(M+1)。
【0057】
工程D:メチル(2S,4S)−1−Boc−4−アジドピロリジン−2−カルボキシレート
工程Cで得られたメチル(2S,4R)−1−Boc−4−[(メチルスルホニル)オキシ]ピロリジン−2−カルボキシレート(9g、27.86mmol)をDMF(80mL)に溶解し、得られた溶液に、NaN(2.7g、41.79mmol)を添加し、90℃で10時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/4)で精製して表題化合物(6g、80%)を得た。
MS[M+H]=271(M+1)。
【0058】
工程E:メチル(2S,4S)−1−Boc−4−アミノピロリジン−2−カルボキシレート
工程Dで得られたメチル(2S,4S)−1−Boc−4−アジドピロリジン−2−カルボキシレート(6g、22.22mmol)をTHF(15mL)に溶解し、得られた溶液に、トリメチルホスフィン(2.36mL、26.64mmol)を0〜5℃で滴下した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、真空下で濃縮し、飽和NaHCOで塩基性化し、EtOAcで2回抽出した。有機抽出物を真空下で濃縮して油状の表題化合物(5.34g、98.5%)を得た。
MS[M+H]=245(M+1)。
【0059】
製造例2:メチル(2R,4S)−1−Boc−4−アミノピロリジン−2−カルボキシレート
(4R)−ヒドロキシ−D−プロリンから製造例1と同様の方法に従って表題化合物を得た。
MS[M+H]=245(M+1)。
【0060】
製造例3:メチル(2S,4R)−1−Boc−4−アミノピロリジン−2−カルボキシレート
(4S)−ヒドロキシ−L−プロリンから製造例1と同様の方法に従って表題化合物を得た。
MS[M+H]=245(M+1)。
【0061】
中間体A2の化合物の製造方法は、下記の通りである:
製造例4:4,4−ジメチル−シクロヘキサノン
4,4−ジメチル−シクロヘキセン−1−オン(5g、40.3mmol)を水素反応容器に入れ、n−ペンタン(15mL)を添加し、Pd/C(500mg)を添加した。水素反応器を水素で加圧(25psi)し、30分間反応させた。反応完結後、固体状の物質をセライトで濾過し、濾液を真空下で濃縮して表題化合物(5g、98%)を得た。
MS[M+H]=127(M+1)。
【0062】
製造例5:4,4−ジフルオロ−シクロヘキサノン
工程A:8,8−ジフルオロ−1,4−ジオキソスピロ[4.5]デカン
市販品である1,4−シクロヘキサンジオン−モノエチレンケタール(25g、160mmol)をDCM(500mL)に溶解し、DAST(52g、2.0mmol)を0℃で滴下した。反応混合物を室温にゆっくり加温し、反応が完結するまで撹拌した。反応物が全て消失したことをTLCで確認した後、反応溶液を飽和NaHCO水溶液(700mL)に添加して反応を完結させ、DCMで抽出した。有機抽出物を飽和NaHCO水溶液および塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた残渣は、さらに精製することなく、次の反応に用いた。
【0063】
工程B:4,4−ジフルオロ−シクロヘキサノン
工程Aで得られた8,8−ジフルオロ−1,4−ジオキソスピロ[4.5]デカンをアセトン(90mL)および3N HCl(900mL)に溶解し、反応が完結するまで撹拌した。次いで、反応混合物をDCMで抽出し、塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた残渣は、さらに精製することなく、次の反応に用いた。
MS[M+H]=135(M+1)。
【0064】
市販されていない中間体A3の化合物の製造方法は、下記の通りである:
【0065】
製造例6:(2S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニルクロリド
(2S)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(25g、0.215mol)をDCM(25mL)に溶解し、この溶液を0℃に冷却し、この溶液に塩化オキサリル(43.7g、0.344mol)を滴下した。反応混合物にDMF(50μL)を添加し、反応混合物を室温で10時間撹拌した。次いで、反応混合物の残留容量が約30mLになるまで、反応混合物を、20〜30℃にて、真空下で濃縮した。反応混合物を約150〜160℃に加熱し、内部温度80〜100℃にて、真空下で蒸留して表題化合物(24g、82.8%)を得た。
【0066】
製造例7:(2R)−テトラヒドロフラン−2−カルボニルクロリド
(2R)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸から製造例6と同様の方法に従って表題化合物を得た。
【0067】
製造例8:テトラヒドロフラン−3−カルボニルクロリド
テトラヒドロフラン−3−カルボン酸(25g、0.215mol)をDCM(25mL)に溶解した後、この溶液を0℃に冷却し、この溶液に塩化オキサリル(43.7g、0.344mol)を滴下した。反応混合物にDMF(50μL)を添加し、反応混合物を室温で10時間撹拌した。次いで、反応混合物の残留容量が30mLになるまで、20〜30℃にて、真空下で濃縮した。得られた残渣は、さらに精製することなく、次の反応に用いた。
【0068】
製造例9:3−フロイルクロリド
3−フロン酸(25g、0.192mol)をDCM(25mL)に溶解した後、この溶液を0℃に冷却し、塩化オキサリル(39.0g、0.307mol)を滴下した。反応混合物にDMF(50μL)を添加し、反応混合物を室温で10時間撹拌した。次いで、反応混合物の残留容量が30mLになるまで、20〜30℃にて、真空下で濃縮した。得られた残渣は、さらに精製することなく、次の反応に用いた。
【0069】
製造例10:2,2−ジメチル−3−アセチルオキシプロピオニルクロリド
工程A:2,2−ジメチル−3−アセチルオキシプロピオン酸
2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオン酸(11.8g、100mmol)をピリジン(30mL)に溶解した後、反応溶液を0℃に冷却した。塩化アセチル(11.8g、15.0mmol)をゆっくり滴下した後、温度を室温まで上昇させ、反応溶液を室温で3時間撹拌した。反応完結後、1N HCl(30mL)を添加してpHを3〜4に調製した後、反応混合物をEtOAcで抽出した。有機抽出物を1N HClで4〜5回洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮して表題化合物(15.2g、95.0%)を得た。
MS[M+H]=161(M+1)。
【0070】
工程B:2,2−ジメチル−3−アセチルオキシプロピオニルクロリド
工程Aの生成物である2,2−ジメチル−3−アセチルオキシプロピオン酸(11.76g、80mmol)をベンゼン(100mL)に溶解し、反応溶液を0℃に冷却した後、塩化オキサリル(15.0g、120mmol)をゆっくり滴下した。3時間後、真空下で溶媒を除去し、反応混合物を真空下で蒸留して表題化合物を得た。
MS[M+H]=179(M+1)。
【0071】
中間体A4の化合物の製造方法は、下記の通りである:
【0072】
製造例11:(3S,4R)−1−t−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸
特許文献37に記載された方法に従って、表題化合物を製造した。
【0073】
製造例12:(3S,4R)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸
市販品である2−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)エタノンから製造例11と同様の方法に従って表題化合物を得た。
【0074】
製造例13:(3S,4R)−1−Boc−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程A:(4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニトリル
特許文献37に記載された方法に従って製造された(4R)−1−t−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニトリル(4g、15.15mmol)をDCE(10mL)に溶解し、1−クロロエチルクロロホルメート(2.45mL、22.68mmol)を0℃で滴下した。反応溶液を70℃に加熱し、この温度を維持しながら、DCE(10mL)に溶解した1,8−ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン(4.87g、22.72mmol)を2時間滴下した。反応完結後、MeOH(10mL)を添加し、この温度を維持しながら、反応混合物をさらに1時間撹拌し、真空下で濃縮した。得られた残渣は、さらに精製することなく、次の反応に用いた。
MS[M+1]=209(M+1)。
【0075】
工程B:(4R)−1−BOC−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニトリル
工程Aで得られた(4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニトリル、DMAP(1.8g、15.15mmol)およびTEA(5.56mL、15.15mmol)をDCM(10mL)に溶解し、ジ−t−ブチルジカーボネート(4.9g、22.7mmol)を0℃で滴下した。反応混合物を室温で8時間撹拌し、真空下で濃縮し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を1N HClおよび塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/6)で精製して表題化合物(3.3g、工程AおよびBの全収率:72%)を得た。
MS[M+H]=309(M+1)。
【0076】
工程C:(3S,4R)−1−Boc−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程Bで得られた(4R)−1−BOC−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニトリル(3.3g、10.6mmol)をエタノール(10mL)に溶解し、6N NaOH溶液(5mL)を添加し、70℃で4時間撹拌した。反応完結後、溶媒を除去し、反応混合物をエーテルで希釈し、有機溶液を6N HCl塩酸で十分に酸性化し、洗浄した。得られた有機溶液を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮して表題化合物(3.43g、99.0%)を得た。
MS[M+1]=328(M+1)。
【0077】
製造例14:(3S,4R)−1−Boc−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸
製造例12で得られた中間体である4−クロロフェニルピロリジン−3−カルボニトリルから製造例13と同様の方法に従って表題化合物を得た。
MS[M+1]=326(M+1)。
【0078】
製造例15:(3R,4R)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程A:(3R,4R)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボニトリル
特許文献37に記載された方法に従って製造された3−{t−ブチル[(2S)−2−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−アミノ}プロパンニトリル(5g、17.80mmol)をTHF(27mL)に溶解した。反応混合物を−20℃以下に冷却し、クロロジエチルホスフェート(2.69mL、18.70mmol)を添加した。反応温度を12〜18℃に維持しながら、1M LHMDS(37.4mL、37.38mmol)を2時間滴下した。反応完結後、温度を15℃以下に維持しながら、水(45mL)を添加した。得られた混合物を30分間撹拌し、EtOAcで抽出した。かくして抽出した有機溶液を真空下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/3)で精製して表題化合物(0.5g、10.69%)を得た。
MS[M+1]=263(M+1)。
【0079】
工程B:(3R,4R)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程Aで得られた(3R,4R)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボニトリル(0.4g、1.52mmol)に、濃HCl(10mL)を添加し、この混合物を110℃で5時間撹拌した。反応完結後、この混合物を20〜25℃に冷却し、真空下で濃縮した。この混合物を再びEtOAcを用いて3回真空下で濃縮した。残渣にEtOAcを添加し、この混合物を3〜4時間撹拌し、濾過して表題化合物(0.27g、62.95%)を得た。
MS[M+1]=282(M+1)。
【0080】
製造例16:(3S,4S)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程A:(3S,4S)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボニトリル
(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルテトラヒドロ−ピロール[1,2−c][1,3,2]オキサザボロールから特許文献37に記載された方法に従って3工程にわたって製造された3−{t−ブチル[(2R)−2−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−アミノ}プロパンニトリル(5g、17.80mmol)を製造例15の工程Aと同様の方法に従って反応させて表題化合物(0.6g、12.82%)を得た。
MS[M+1]=263(M+1)。
【0081】
工程B:(3S,4S)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程Aで得られた(3S,4S)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボニトリル(0.4g、1.52mmol)に、濃HCl(10mL)を添加し、この混合物を110℃で5時間撹拌した。反応完結後、この混合物を20〜25℃に冷却し、真空下で濃縮した。この混合物を再びDCMを用いて2〜3回真空下で濃縮した。残渣にDCMを添加し、この混合物を3〜4時間撹拌し、濾過して表題化合物(0.19g、44.30%)を得た。
MS[M+1]=282(M+1)。
【0082】
製造例17:(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−メチルピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程A:メチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボキシレート
製造例14で得られた(3S,4R)−1−Boc−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸(0.70g、2.15mmol)をDCE(3mL)に溶解し、4N HCl(3mL)を滴下し、室温で2時間撹拌した。反応溶液にMeOH(5mL)を添加した。次いで、反応溶液を室温で3時間撹拌し、真空下で濃縮した。得られた残渣にDCE(2mL)およびEtOAc(10mL)を添加した。次いで、反応混合物を室温で1時間撹拌し、濾過して表題化合物(0.46g、90.0%)を得た。
MS[M+1]=240(M+1)。
【0083】
工程B:メチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−メチルピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート
工程Aで得られたメチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボキシレート(0.46g、1.92mmol)をジオキサン(2mL)に溶解した。DIPEA(1.34mL、7.67mmol)および3−クロロ−6−メチルピリダジン(0.74g、5.76mmol)を添加した。マイクロ波を用いて、180℃で5分間反応を行った。次いで、反応混合物を真空下で濃縮した。得られた残渣にEtOAcを添加した。この混合物をEtoAcで希釈し、水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/2)で精製して表題化合物(0.48g、75%)を得た。
MS[M+H]=332(M+1)。
【0084】
工程C:(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−メチルピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程Bで得られたメチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−メチルピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート(0.48g、1.45mmol)をMeOH(4mL)および水(0.4mL)に溶解し、LiOH(0.1g、4.18mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、真空下で濃縮した。得られた残渣を水で希釈した。希釈された反応混合物に1N HCl(4.18mL)を添加した。次いで、反応混合物をDCE/MeOH(10/1)で3回抽出した。有機抽出物をMgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して表題化合物(0.32g、70%)を得た。
MS[M+H]=318(M+1)。
【0085】
製造例18:(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程A:メチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート
製造例17の工程Aで得られたメチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボキシレート(0.46g、1.92mmol)を1,4−ジオキサン(2mL)に溶解した。DIPEA(1.34mL、7.67mmol)および2−ブロモ−1,3−チアゾール(1.57g、9.6mmol)を添加した。マイクロ波を用いて、180℃で20分間反応を行った。次いで、反応混合物を真空下で濃縮した。得られた残渣をEtOAcで希釈し、水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/3)で精製して表題化合物(0.15g、25%)を得た。
MS[M+H]=325(M+1)。
【0086】
工程B:(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程Aの生成物であるメチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート(0.15g、0.46mmol)から製造例17の工程Cと同様の方法に従って表題化合物(0.10g、70%)を得た。
MS[M+H]=311(M+1)。
【0087】
製造例19:(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程A:メチル(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボキシレート
製造例13の生成物である(3S,4R)−1−Boc−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸(0.70g、2.15mmol)から製造例17の工程Aと同様の方法に従って表題化合物(0.46g、90%)を得た。
MS[M+1]=242(M+1)。
【0088】
工程B:メチル(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート
工程Aで得られたメチル(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボキシレート(0.46g、1.91mmol)をジオキサン(2mL)に溶解し、DIPEA(1.33mL、7.64mmol)および3,6−ジクロロピリダジン(1.42g、9.55mmol)を添加した。マイクロ波を用いて、120℃で5分間、150℃で10分間反応を行った。次いで、反応混合物を真空下で濃縮した。得られた残渣をEtOAcで希釈し、水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/5)で精製して表題化合物(0.44g、65%)を得た。
MS[M+H]=354(M+1)。
【0089】
工程C:(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程Bの生成物であるメチル(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボキシレートから製造例17の工程Cと同様の方法に従って表題化合物(0.30g、70%)を得た。
MS[M+H]=340(M+1)。
【0090】
製造例20:(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸
製造例14の生成物である(3S,4R)−1−Boc−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸から製造例19と同様の方法に従って表題化合物(0.30g、70%)を得た。
MS[M+1]=242(M+1)。
【0091】
製造例21:(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1,6-ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程A:メチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート
製造例20の製造過程で得られた中間体であるメチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート(1.0g、2.84mmol)をMeOH(5mL)に溶解した。1,4−シクロヘキサジエン(2.27g、28.4mmol)および10%Pd/C(1.0g)を添加した。反応混合物を室温で10時間撹拌し、真空下で濃縮した。得られた残渣をEtOAcで希釈し、セライトで濾過した。濾液を真空下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/2)で精製して表題化合物(0.72g、80%)を得た。
【0092】
工程B:(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程Aの生成物であるメチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート(0.72g、2.27mmol)から製造例17の工程Cと同様の方法に従って表題化合物(0.48g、70%)を得た。
MS[M+H]=304(M+1)。
【0093】
製造例22:(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程A:メチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート
製造例20の製造過程で得られた中間体であるメチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート(1.0g、2.84mmol)にAcOH(4mL)を添加した。マイクロ波を用いて、200℃で5分間反応を行い、真空下で濃縮した。得られた残渣をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機溶液を真空下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/1)で精製して表題化合物(0.76g、80%)を得た。
MS[M+H]=334(M+1)。
【0094】
工程B:(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程Aの生成物であるメチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート(0.76g、2.28mmol)から製造例17の工程Cと同様の方法に従って表題化合物(0.51g、70%)を得た。
MS[M+H]=320(M+1)。
【0095】
製造例23:(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程A:メチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート
製造例22の工程Aで得られたメチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボキシレートをDMF(5mL)に溶解した。CsCO(1.11g、3.41mmol)を添加し、ヨウ化メチル(0.71mL、11.40mmol)を滴下した。反応混合物を20〜30℃で2時間撹拌し、真空下で濃縮した。得られた残渣をEtOAcで希釈し、水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/1)で精製して表題化合物(0.55g、70%)を得た。
MS[M+H]=348(M+1)。
【0096】
工程B:(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸
工程Aの生成物であるメチル(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボキシレート(0.55g、1.58mmol)から製造例17の工程Cと同様の方法に従って表題化合物(0.37g、70%)を得た。
MS[M+H]=334(M+1)。
【0097】
反応スキームAの方法で合成された実施例の化合物は、下記の通りである:
実施例1:N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド・TFA塩
【0098】
【化8】

【0099】
工程A:メチル(2S,4S)−1−Boc−4−[(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート
製造例1で得られたメチル(2S,4S)−1−Boc−4−アミノピロリジン−2−カルボキシレート(1.07g、4.38mmol)および4,4−ジメチルシクロヘキサノン(0.66g、5.25mmol)をDCE(10mL)に溶解し、この溶液にNaBH(OAc)(1.39g、6.57mmol)を室温で添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した後、有機抽出物を飽和NaHCO水溶液で抽出した。抽出された有機溶液をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/2)で精製して表題化合物(1.16g、75%)を得た。
MS[M+H]=355(M+1)。
【0100】
工程B:メチル(2S,4S)−1−BOC−4−[アセチル(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート
工程Aで得られたメチル(2S,4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート(1.01g、2.84mmol)をピリジン(5mL)に溶解し、この溶液にAcO(1.34mL、14.20mmol)を室温で添加した。反応混合物を90℃に加熱し、2時間撹拌した。反応完結後、CuSO・5HO水溶液を添加し、この溶液をEtOAcで抽出した。抽出された有機溶液をMgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/1)で精製して表題化合物(0.98g、87%)を得た。
MS[M+H]=397(M+1)。
【0101】
工程C:(4S)−1−BOC−4−[アセチル(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]−L−プロリン
工程Bで得られたメチル(2S,4S)−1−BOC−4−[アセチル(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート(0.98g、2.47mmol)をMeOH(8mL)および水(1.6mL)に溶解した。この溶液にLiOH(0.18g、7.52mmol)を0〜5℃で添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、真空下で濃縮した後、得られた残渣を水で希釈し、EtOAcで抽出した。抽出された有機溶液を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮して表題化合物(0.92g、97%)を得た。
MS[M+H]=383(M+1)。
【0102】
工程D:(2S,4S)−1−BOC−4−[アセチル(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン
工程Cで得られた(4S)−1−BOC−4−[アセチル(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]−L−プロリン(0.92g、2.41mmol)をDMF(10mL)に溶解し、この溶液にDIPEA(1.05mL、6.01mmol)を添加した。この溶液に1−メチルピペラジン(0.32mL、2.89mmol)およびHBTU(0.91g、2.41mmol)を順次添加した。反応溶液を室温で2時間撹拌した後、この溶液を真空下で濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。抽出された有機溶液をMgSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:MC/MeOH=10/1)で精製して表題化合物(1.06g、95%)を得た。
MS[M+H]=465(M+1)。
【0103】
工程E:N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}アセトアミド
工程Dで得られた(2S,4S)−1−BOC−4−[アセチル(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン(1.06g、2.28mmol)をDCM(1mL)に溶解し、この溶液に4M HCl(1mL)を滴下した。反応溶液を室温で1時間撹拌した後、この溶液を真空下で濃縮した。残渣を真空下で濃縮して表題化合物(830mg、99.8%)を得た。
MS[M+H]=365(M+1)。
【0104】
工程F:N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド・TFA塩
工程Eで得られたN−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}アセトアミド(0.83g、2.28mmol)をDMF(5mL)に溶解し、この溶液にDIPEA(0.99mL、5.69mmol)を添加した。この溶液に製造例10で得られた(3S,4R)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸(0.64g、2.28mmol)およびHBTU(0.86g、2.28mmol)を順次添加した。反応溶液を室温で2時間撹拌した後、この溶液を真空下で濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。抽出された有機溶液をMgSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、HPLCで精製して表題化合物のTFA塩(1.22g、85%)を得た。
MS[M+H]=628(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.44−7.31(m,4H),4.78−4.68(br,1H),3.94−3.56(m,10H),3.43−3.26(m,3H),3.24−3.03(m,5H),2.78(s,3H),2.42−2.33(m,1H),2.24−2.12(br,1H),1.96(s,3H),1.87−1.75(m,1H),1.69−1.57(br,1H),1.49−1.20(m,6H),1.39(s,9H),0.92,0.90(2s,6H)。
【0105】
実施例2:N−[(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−(ピペラジン−1−イルカルボニル)ピロリジン−3−イル]−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド・TFA塩
【0106】
【化9】

【0107】
工程A:(2S,4S)−1−BOC−4−[アセチル(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]−2−(ピペラジン−1−イルカルボニル)ピロリジン
実施例1の工程Cで得られた(4S)−1−BOC−4−[アセチル(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]−L−プロリン(0.92g、2.41mmol)をDMF(10mL)に溶解し、この溶液にDIPEA(1.05mL、6.01mmol)を添加した。この溶液にピペラジン(0.25g、2.89mmol)およびHBTU(0.91g、2.41mmol)を順次添加した。反応溶液を室温で2時間撹拌した後、この溶液を真空下で濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。抽出された有機溶液をMgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(溶離液:MC/MeOH=10/1)で精製して表題化合物(1.01g、93%)を得た。
MS[M+H]=451(M+1)。
【0108】
工程B:N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−N−[(3S,5S)−5−(ピペラジン−1−イルカルボニル)ピロリジン−3−イル]アセトアミド
工程Aで得られた(2S,4S)−1−Boc−4−[アセチル(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]−2−(ピペラジン−1−イルカルボニル)ピロリジン(1.01g、2.24mmol)を実施例1の工程Eと同様の方法に従って反応させて表題化合物(784mg、99.8%)を得た。
MS[M+H]=351(M+1)。
【0109】
工程C:N−[(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−(ピペラジン−1−イルカルボニル)ピロリジン−3−イル]−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド・TFA塩
工程Bで得られたN−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−N−[(3S,5S)−5−(ピペラジン−1−イルカルボニル)ピロリジン−3−イル]アセトアミド(784mg、2.24mmol)をDMF(5mL)に溶解し、この溶液にDIPEA(0.98mL、5.59mmol)を添加した。この溶液に製造例11で得られた(3S,4R)−1−t−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸(0.63g、2.24mmol)およびHBTU(0.85g、2.24mmol)を順次添加した。反応溶液を室温で2時間撹拌した後。この溶液を真空下で濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。抽出された有機溶液をMgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をHPLCで精製して表題化合物のTFA塩(1.20g、87%)を得た。
MS[M+H]=616(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.64−7.50(m,1H),7.11−6.96(m,2H),4.77−4.64(br,1H),4.04−3.48(m,11H),3.46−3.17(m,4H),3.17−3.01(m,4H),2.45−2.33(m,1H),2.26−2.12(br,1H),1.97(s,3H),1.88−1.72(m,1H),1.68−1.50(br,1H),1.49−1.20(m,6H),1.38(s,9H),0.91(s,6H)。
【0110】
実施例3:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
【0111】
【化10】

【0112】
工程A:メチル(2S,4S)−1−BOC−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)-テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例1の工程Aで得られたメチル(2S,4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート(1.01g、2.84mmol)をDCE(5mL)に溶解し、この溶液にTEA(5mL)およびDMAP(0.34g、2.84mmol)を添加した。この溶液に製造例6で得られた(2S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニルクロリド(1.14g、8.52mmol)を添加した。反応溶液を室温で2時間撹拌し、反応完結後、この溶液を真空下で濃縮した。残りの溶液に飽和NaHCO水溶液を添加し、この溶液をEtOAcで抽出した。抽出された有機溶液を1N HCl溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/4)で精製して表題化合物(1.05g、82%)を得た。
MS[M+H]=453(M+1)。
【0113】
工程B:(4S)−1−BOC−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−L−プロリン
工程Aで得られたメチル(2S,4S)−1−BOC−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}ピロリジン−2−カルボキシレート(1.05g、2.32mmol)を実施例1の工程Cと同様にして表題化合物(0.99g、97%)を得た。
MS[M+H]=439(M+1)
【0114】
工程C:(2S,4S)−1−BOC−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン
工程Bで得られた(4S)−1−BOC−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−L−プロリン(0.99g、2.26mmol)を実施例1の工程Dと同様の方法に従って反応させて表題化合物(1.12g、95%)を得た。
MS[M+H]=521(M+1)。
【0115】
工程D:(2S)−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド
工程Cで得られた(2S,4S)−1−BOC−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン(1.12g、2.15mmol)を実施例1の工程Eと同様の方法に従って反応させて表題化合物(903mg、99.8%)を得た。
MS[M+H]=421(M+1)。
【0116】
工程E:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
工程Dで得られた(2S)−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(903mg、2.15mmol)および製造例12で得られた(3S,4R)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を実施例1の工程Fと同様の方法に従って反応させて表題化合物のTFA塩(1.25g、85%)を得た。
MS[M+H]=684(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.43−7.31(m,4H),4.80−4.68(br,1H),4.49(dd,J=6.15,6.1Hz,1H),3.92−3.57(m,12H),3.57−3.46(m,1H),3.41−3.28(m,2H),3.28−3.17(m,1H),3.12−2.92(m,4H),2.71(s,3H),2.42−2.30(m,1H),2.24−2.14(br,1H),2.08−1.98(m,1H),1.96−1.77(m,5H),1.75−1.62(m,1H),1.62−1.46(m,4H),1.38(s,9H),1.37−1.24(m,1H),0.92,0.90(2s,6H)。
【0117】
実施例4:N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド・TFA塩
【0118】
【化11】

【0119】
工程A:メチル(2S,4S)−1−BOC−4−{[3−(アセトキシ)−2,2−ジメチルプロパノイル](4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ}ピロリジン−2−カルボキシレート
実施例1の工程Aで得られたメチル(2S,4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート(1.01g、2.84mmol)をDCE(5mL)に溶解した。この溶液にTEA(5mL)およびDMAP(0.34g、2.84mmol)を添加し、この溶液に製造例10で得られた2,2−ジメチル−3−アセチルオキシプロピオニルクロリド(1.01g、5.68mmol)を添加した。反応溶液を90℃に加熱し、48時間撹拌した。反応完結後、溶媒を真空下で除去した。残りの溶液に飽和NaHCO水溶液を添加し、この溶液をEtOAcで抽出した。抽出された有機溶液を1N HCl溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/4)で精製して表題化合物(0.88g、63%)を得た。
MS[M+H]=497(M+1)。
【0120】
工程B:(4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジメチルシクロヘキシル)(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]−L−プロリン
工程Aで得られたメチル(2S,4S)−1−BOC−4−{[3−(アセトキシ)−2,2−ジメチルプロパノイル](4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ}ピロリジン−2−カルボキシレート(0.88g、1.77mmol)をMeOH(8mL)および水(1.6mL)に溶解した。この溶液にNaOH(213mg、5.31mmol)を添加した。反応溶液を12時間撹拌した。反応完結後、反応溶液を真空下で濃縮し、1N HClで酸性化し、EtOAcで抽出した。抽出された有機溶液を1N HCl溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮して表題化合物(0.74g、95%)を得た。
MS[M+H]=441(M+1)。
【0121】
工程C:(2S,4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジメチルシクロヘキシル)(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン
工程Bで得られた(4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジメチルシクロヘキシル)(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]−L−プロリン(0.74g、1.68mmol)を実施例1の工程Dと同様の方法に従って反応させて表題化合物(0.83g、95%)を得た。
MS[M+H]=523(M+1)。
【0122】
工程D:N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル-N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}プロパンアミド
工程Cで得られた(2S,4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジメチルシクロヘキシル)(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン(0.83g、1.59mmol)を実施例1の工程Eと同様の方法に従って反応させて表題化合物(0.67g、99.8%)を得た。
MS[M+H]=423(M+1)。
【0123】
工程E:N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド・TFA塩
工程Dで得られたN−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}プロパンアミド(0.67g、1.59mmol)および製造例12で得られた(3S,4R)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を実施例1の工程Fと同様の方法に従って反応させて表題化合物のTFA塩(0.92g、85%)を得た。
MS[M+H]=686(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.43−7.31(m,4H),4.78−4.68(br,1H),3.94−3.55(m,10H),3.44−3.26(m,3H),3.24−2.91(m,7H),2.78(s,3H),2.42−2.32(m,1H),2.23−2.11(br,1H),1.85−1.73(m,1H),1.68−1.56(br,1H),1.47−1.18(m,6H),1.39(s,9H),1.14(s,6H),0.92,0.90(2s,6H)。
【0124】
実施例5〜15
製造例1〜23の化合物を実施例1〜4と同様の方法に従って反応させて下記実施例の化合物を得た。
【0125】
【化12】

【0126】
【表1】

【0127】
実施例5(TFA塩)
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.66−7.53(m,1H),7.12−6.97(m,2H),4.76−4.64(br,1H),4.04−3.80(m,3H),3.80−3.56(m,7H),3.45−3.27(m,3H),3.27−3.17(m,1H),3.17−3.02(m,4H),2.77(s,3H),2.46−2.35(m,1H),2.23−2.12(br,1H),1.97(s,3H),1.85−1.73(m,1H),1.64−1.50(br,1H),1.47−1.20(m,6H),1.38(s,9H),0.91(s,6H)。
【0128】
実施例7(TFA塩)
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.65−7.54(m,1H),7.10−6.97(m,2H),4.77−4.66(br,1H),4.03−3.80(m,3H),3.80−3.60(m,7H),3.47−3.27(m,4H),3.27−3.19(m,1H),3.19−3.02(m,4H),2.47−2.35(m,1H),2.23−2.12(br,1H),1.97(s,3H),1.86−1.73(m,1H),1.67−1.55(br,1H),1.47−1.20(m,6H),1.38(s,9H),1.27,1.25(2s,6H),0.91(s,6H)。
【0129】
実施例8(TFA塩)
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.43−7.33(m,4H),4.78−4.68(br,1H),3.93−3.56(m,10H),3.43−3.26(m,3H),3.23−3.03(m,7H),2.43−2.33(m,1H),2.22−2.11(br,1H),1.96(s,3H),1.87−1.76(m,1H),1.69−1.57(br,1H),1.48−1.20(m,6H),1.39(s,9H),1.24(t,3H),0.92,0.90(2s,6H)。
【0130】
実施例11(TFA塩)
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.66−7.56(m,1H),7.10−6.98(m,2H),4.77−4.67(br,1H),4.07−3.91(m,2H),3.89−3.57(m,8H),3.57−3.46(m,1H),3.44−3.28(m,2H),3.20−3.04(m,5H),2.78(s,3H),2.52−2.40(m,1H),2.17−2.06(br,1H),1.92−1.79(m,1H),1.66−1.54(br,1H),1.49−1.18(m,6H),1.39(s,9H),1.16(s,9H),0.92(s,6H)。
【0131】
実施例16:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・HCl塩
【0132】
【化13】

【0133】
工程A:メチル(2S,4S)−1−BOC−4−[(cis−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート
製造例1で得られたメチル(2S,4S)−1−BOC−4−アミノピロリジン−2−カルボキシレート(1.07g、4.38mmol)および4−メチルシクロヘキサノンをDCE(30mL)に溶解し、この溶液にNaBH(OAc)(1.39g、6.57mmol)を室温で添加した。反応溶液を室温で4時間撹拌した後、飽和NaHCO水溶液を添加し、この溶液をDCM(50mL×2回)およびEtOAcで抽出した。抽出された有機溶液を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた残渣からカラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/2)でシス化合物およびトランス化合物を分離して表題化合物(0.84g、57%)を得た。
MS[M+H]=341(M+1)。
【0134】
工程B:メチル(2S,4S)−1−Boc−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}ピロリジン−2−カルボキシレート
工程Aで得られたメチル(2S,4S)−1−Boc−4−[(cis−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート(0.84g、2.49mmol)を実施例3の工程Aと同様の方法に従って反応させて表題化合物(0.92g、87%)を得た。
MS[M+H]=439(M+1)。
【0135】
工程C:(4S)−1−BOC−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−L−プロリン
工程Bで得られたメチル(2S,4S)−1−Boc−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}ピロリジン−2−カルボキシレート(0.92g、2.10mmol)を実施例1の工程Cと同様の方法に従って反応させて表題化合物(0.85g、95%)を得た。
MS[M+H]=425(M+1)。
【0136】
工程D:(2S,4S)−1−Boc−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン
工程Cで得られた(4S)−1−BOC−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−L−プロリン(0.85g、2.00mmol)を実施例1の工程Dと同様の方法に従って反応させて表題化合物(0.95g、94%)を得た。
MS[M+H]=507(M+1)。
【0137】
工程E:(2S)−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド
工程Dで得られた(2S,4S)−1−Boc−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン(0.95g、1.87mmol)を実施例1の工程Eと同様の方法に従って反応させて表題化合物(0.76g、99.8%)を得た。
MS[M+H]=407(M+1)。
【0138】
工程F:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
工程Eで得られた(2S)−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(0.76g、1.87mmol)および製造例12で得られた(3S,4R)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を実施例1の工程Fと同様の方法に従って反応させて表題化合物(1.10g、88%)を得た。
MS[M+H]=670(M+1)。
【0139】
工程G:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・HCl塩
工程Fで得られたTFA塩化合物を1N NaOHで塩基性化し、EtOAcで抽出した。この有機溶液をMgSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、そこに4M HCl/ジオキサンを添加した。反応溶液を室温で1時間撹拌し、さらに精製することなく、真空下で濃縮してHCl塩を得た。
【0140】
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.54−7.22(m,4H),4.79−4.65(br,1H),4.53−4.43(m,1H),3.96−3.58(m,10H),3.58−3.37(m,2H),3.37−3.22(m,2H),3.22−2.94(m,5H),2.73(s,3H),2.64−2.50(m,1H),2.43−2.27(m,1H),2.20−2.09(m,1H),2.09−1.97(m,1H),1.97−1.74(m,5H),1.61−1.44(m,4H),1.40(s,9H),1.37−1.22(m,3H),0.95(s,3H)。
【0141】
実施例17〜25
製造例1〜23の化合物を実施例1〜4,16と同様の方法に従って反応させて下記実施例の化合物を得た。
【0142】
【化14】

【0143】
【表2】

【0144】
実施例17(TFA塩)
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.44−7.29(m,4H),4.79−4.67(br,1H),3.99−3.88(m,1H),3.86−3.47(m,10H),3.43−3.28(m,2H),3.18−2.99(m,5H),2.75(s,3H),2.48−2.40(m,1H),2.16−2.05(m,1H),1.94−1.81(m,2H),1.66−1.48(m,5H),1.43−1.18(m,2H),1.39(s,9H),1.15(s,9H),0.98(d,3H)。
【0145】
実施例26:N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド・TFA塩
【0146】
【化15】

【0147】
工程A:メチル(2S,4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート
製造例1で得られたメチル(2S,4S)−1−Boc−4−アミノピロリジン−2−カルボキシレート(29g、120mmol)および製造例5で得られた4,4−ジフルオロ−シクロヘキサノン(19.31g、144mmol)をDCEに溶解した。この溶液にNaBH(OAc)(37g、180mmol)を添加した。反応溶液を室温で6時間撹拌した。反応完結後、この溶液を真空下で濃縮し、そこにNaHCO水溶液を添加した。この溶液をEtOAcで抽出し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/4)で精製してメチル(2S,4S)−1−Boc−4−[(4’−フルオロシクロヘキス−3−エン−1−イル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート化合物から分離された表題化合物(23.66g、55%)を得た。
MS[M+H]=363(M+1)。
【0148】
工程B:メチル(2S,4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート
工程Aで得られたメチル(2S,4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート(1.03g、2.84mmol)をDCE(5mL)に溶解し、この溶液にTEA(5mL)およびDMAP(0.36g、2.84mmol)を添加した。この溶液に市販品である塩化ピバロイル(1.03g、8.52mmol)を添加した。反応溶液を90℃に加熱し、24時間撹拌した。反応完結後、溶媒を真空下で除去し、飽和NaHCO水溶液を添加した。この溶液をEtOAcで抽出した。抽出された有機溶液を1N HCl溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/4)で精製して表題化合物(1.04g、82%)を得た。
MS[M+H]=447(M+1)。
【0149】
工程C:(4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]−L−プロリン
工程Bで得られたメチル(2S,4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート(1.02g、2.32mmol)を実施例1の工程Cと同様の方法に従って反応させて表題化合物(0.95g、95%)を得た。
MS[M+H]=433(M+1)。
【0150】
工程D:(2S,4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン
工程Cで得られた(4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]−L−プロリン(0.95g、2.2mmol)を実施例1の工程Dと同様の方法に従って反応させて表題化合物(1.05g、93%)を得た。
MS[M+H]=515(M+1)。
【0151】
工程E:N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2,2−ジメチル-N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}プロパンアミド
工程Dで得られた(2S,4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)(2,2−ジメチルプロパノイル)アミノ]−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン(1.05g、2.04mmol)を実施例1の工程Eと同様の方法に従って反応させて表題化合物(845mg、99.9%)を得た。
MS[M+H]=415(M+1)。
【0152】
工程F:N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド・TFA塩
工程Eで得られたN−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2,2−ジメチル−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}プロパンアミド(845mg、2.04mmol)および製造例12で得られた(3S,4R)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を実施例1の工程Fと同様の方法に従って反応させて表題化合物のTFA塩(1.18g、85%)を得た。
MS[M+H]=678(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.42−7.30(m,4H),4.80−4.70(br,1H),3.91−3.82(m,1H),3.82−3.55(m,10H),3.39−3.28(m,2H),3.24−3.12(m,1H),3.02−2.85(m,4H),2.65(s,3H),2.39−2.30(m,1H),2.22−2.13(br,1H),2.13−1.81(m,6H),1.63−1.56(m,1H),1.56−1.48(m,1H),1.38(s,9H),1.17(s,9H)。
【0153】
実施例27〜31
製造例1〜23の化合物を実施例1〜4,26と同様の方法に従って反応させて下記実施例の化合物を得た。
【0154】
【化16】

【0155】
【表3】

【0156】
実施例32:(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
【0157】
【化17】

【0158】
工程A:メチル(2R,4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート
製造例2で得られたメチル(2R,4S)−1−BOC−4−アミノピロリジン−2−カルボキシレート(1.07g、4.38mmol)および4,4−ジメチルシクロヘキサノン(0.66g、5.25mmol)をDCE(20mL)に溶解し、この溶液にNaBH(OAc)(1.39g、6.57mmol)を室温で添加した。反応溶液を室温で4時間撹拌し、DCM(50mL×2回)およびEtOAcで抽出した。抽出された有機液を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(溶離液:EtOAc/Hex=1/2)で精製して表題化合物(1.16g、75%)を得た。
MS[M+H]=355(M+1)。
【0159】
工程B:メチル(2R,4S)−1−BOC−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}ピロリジン−2−カルボキシレート
工程Aで得られたメチル(2R,4S)−1−BOC−4−[(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート(1.16g、3.27mmol)を実施例3の工程Aと同様の方法に従って反応させて表題化合物(1.21g、82%)を得た。
MS[M+H]=453(M+1)。
【0160】
工程C:(4S)−1−BOC−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−D−プロリン
工程Bで得られたメチル(2R,4S)−1−BOC−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}ピロリジン−2−カルボキシレート(1.21g、2.67mmol)を実施例1の工程Cと同様の方法に従って反応させて表題化合物(1.14g、97%)を得た。
MS[M+H]=439(M+1)。
【0161】
工程D:(2R,4S)−1−BOC−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン
工程Cで得られた(4S)−1−BOC−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−D−プロリン(1.14g、2.60mmol)を実施例1の工程Dと同様の方法に従って反応させて表題化合物(1.29g、95%)を得た。
MS[M+H]=521(M+1)。
【0162】
工程E:(2S)−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5R)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド
工程Dで得られた(2R,4S)−1−BOC−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン(1.29g、2.48mmol)を実施例1の工程Eと同様の方法に従って反応させて表題化合物(1.04g、99.8%)を得た。
MS[M+H]=421(M+1)。
【0163】
工程F:(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
工程Eで得られた(2S)−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5R)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(1.04g、2.47mmol)および製造例11で得られた(3S,4R)−1−t−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を実施例1の工程Fと同様の方法に従って反応させて表題化合物(1.44g、85%)を得た。
【0164】
MS[M+H]=686(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.63−7.53(m,1H),7.08−6.98(m,2H),5.08−4.98(br,1H),4.51(dd,J=6.7,6.15Hz,1H),4.19−4.08(m,1H),3.96−3.86(m,1H),3.82−3.66(m,9H),3.66−3.53(m,2H),3.53−3.42(m,1H),3.34(dd,J=11.6,11.0Hz,1H),3.23−3.13(m,1H),3.13−3.00(m,4H),2.74(s,3H),2.66−2.56(m,1H),2.08−1.98(m,1H),1.98−1.88(m,1H),1.88−1.78(m,2H),1.78−1.63(m,1H),1.63−1.49(m,1H),1.45−1.24(m,7H),1.38(s,9H),0.90(s,6H)。
【0165】
実施例33〜40
製造例1〜23の化合物を実施例1〜4と同様の方法に従って反応させて下記実施例の化合物を得た。
【0166】
【化18】

【0167】
【表4】

【0168】
実施例41:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
【0169】
【化19】

【0170】
工程A:1−BOC−(3R,4S)−3−(4−クロロフェニル)−4-({(2S,4S)−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−1−イル}カルボニル)ピロリジン
実施例3の工程Dで得られた(2S)−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(903mg、2.15mmol)をDMF(5mL)に溶解した。この溶液にDIPEA(0.94mL、5.37mmol)を添加した後、この溶液に製造例14で得られた(3S,4R)−1−BOC−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸(0.70g、2.15mmol)およびHBTU(0.81g、2.15mmol)を添加した。反応溶液を室温で2時間撹拌し、真空下で濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。抽出された有機溶液をMgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(溶離液:DCM/MeOH=15/1)で精製して表題化合物(1.33g、85%)を得た。
MS[M+H]=728(M+1)。
【0171】
工程B:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド
工程Aで得られた1−BOC−(3R,4S)−3−(4−クロロフェニル)−4−({(2S,4S)−4−{(4,4−ジメチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−1−イル}カルボニル)ピロリジン(1.33g、1.83mmol)をDCM(1mL)に溶解し、この溶液に4M HCl(1mL)を滴下した。反応溶液を室温で1時間撹拌し、真空下で濃縮して表題化合物(1.14g、99.8%)を得た。
MS[M+H]=628(M+1)。
【0172】
工程C:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
工程Bで得られた(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(1.14g、1.81mmol)およびテトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(0.34mL、3.62mmol)をDCE(10mL)に溶解し、この溶液にNaBH(OAc)(0.58g、2.74mmol)を室温で添加した。反応溶液を室温で2時間撹拌した後、飽和NaHCO水溶液を添加し、この溶液をEtOAcで抽出した。抽出された有機溶液を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。得られた残渣をHPLCで精製して表題化合物のTFA塩(1.16g、90%)を得た。
【0173】
MS[M+H]=712(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.42−7.29(m,4H),4.81−4.70(br,1H),4.50(dd,J=6.75,6.7Hz,1H),3.99−3.89(m,2H),3.89−3.54(m,12H),3.54−3.20(m,7H),3.16−2.94(m,4H),2.73(s,3H),2.43−2.30(m,1H),2.27−2.12(br,1H),2.07−1.94(m,3H),1.94−1.76(m,4H),1.74−1.62(m,3H),1.48−1.20(m,6H),0.93,0.90(2s,6H)。
【0174】
実施例42:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
【0175】
【化20】

【0176】
実施例41の工程Bで得られた(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(1.14g、1.81mmol)をDCE(20mL)に溶解した。この溶液に1−エトキシシクロプロポキシトリメチルシラン(0.47g、2.70mmol)およびNaBHCN(228mg、3.63mmol)を添加した。触媒量の酢酸を加えた後、反応溶液を80℃で2時間撹拌した。反応完結後、この溶液を真空下で濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。抽出された有機溶液をMgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。得られた残渣をHPLCで精製して表題化合物のTFA塩(1.03g、85%)を得た。
【0177】
MS[M+H]=668(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.44−7.24(m,4H),4.80−4.71(br,1H),4.29−4.20(m,1H),3.95−3.38(m,13H),3.38−3.20(m,2H),3.20−2.89(m,6H),2.74,2.72(2s,3H),2.64−2.49(m,1H),2.42−2.34(m,1H),2.25−2.10(m,1H),2.10−1.96(m,1H),1.96−1.76(m,3H),1.76−1.62(m,2H),1.62−1.46(m,3H),1.46−1.20(m,3H),0.93,0.90(2s,6H),0.81−0.56(m,3H)。
【0178】
実施例43:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−メチルピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
【0179】
【化21】

【0180】
実施例3の工程Dで得られた(2S)−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(903mg、2.15mmol)をDMF(5mL)に溶解した。この溶液にDIPEA(0.94mL、5.38mmol)を添加し、製造例17で得られた(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−メチルピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸(0.68g、2.15mmol)およびHBTU(0.82g、2.15mmol)を順次添加した。反応溶液を室温で2時間撹拌し、真空下で濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液および水で洗浄した。抽出された有機溶液をMgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をHPLCで精製して表題化合物のTFA塩(1.31g、85%)を得た。
【0181】
MS[M+H]=668(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.55−7.49(m,1H),7.43−7.30(m,4H),7.29−7.23(m,1H),4.84−4.73(br,1H),4.55(dd,J=6.75,6.1Hz,1H),4.14−3.79(m,5H),3.79−3.62(m,7H),3.62−3.32(m,4H),3.22−3.03(m,4H),2.78(s,3H),2.52−2.42(m,1H),2.46(s,3H),2.21−2.10(br,1H),1.97−1.86(m,1H),1.82−1.51(m,5H),1.51−1.12(m,6H),0.95,0.92(2s,6H)。
【0182】
実施例44:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
【0183】
【化22】

【0184】
実施例16の工程Eで得られた(2S)−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(0.76g、1.87mmol)および製造例19で得られた(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸を実施例1の工程Fと同様の方法に従って反応させて表題化合物(1.20g、88%)を得た。
【0185】
MS[M+H]=728(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.51−7.42(m,1H),7.37(d,1H),7.05−6.94(m,3H),4.80−4.72(br,1H),4.53(dd,J=6.75,6.1Hz,1H),4.08−3.87(m,5H),3.80−3.66(m,7H),3.63−3.48(m,4H),3.22−2.93(m,4H),2.79(s,3H),2.42−2.36(m,1H),2.25−2.16(br,1H),2.10−2.01(m,1H),1.98−1.76(m,6H),1.64−1.47(m,4H),1.40−1.30(m,2H),0.98(d,3H)。
【0186】
実施例45:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
【0187】
【化23】

【0188】
実施例3の工程Dで得られた(2S)−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(903mg、2.15mmol)および製造例21で得られた(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−カルボン酸を実施例1の工程Fと同様の方法に従って反応させて表題化合物(1.34g、88%)を得た。
【0189】
MS[M+H]=708(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ8.57−8.52(d,1H),7.57−7.43(m,2H),7.22−7.14(m,1H),7.08−6.97(m,2H),4.84−4.72(br,1H),4.56−4.51(m,1H),4.15−4.01(m,3H),4.01−3.88(m,2H),3.83−3.45(m,11H),3.25−3.07(m,4H),2.81(s,3H),2.46−2.35(m,1H),2.27−2.14(br,1H),2.11−2.01(m,1H),1.99−1.74(m,6H),1.65−1.47(m,4H),1.40−1.30(m,1H),0.94,0.92(2s,6H)。
【0190】
実施例46:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−フェニルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
【0191】
【化24】

【0192】
工程A:1−BOC−(3R,4S)−3−(4−クロロフェニル)−4−({(2S,4S)−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−1−イル}カルボニル)ピロリジン
実施例16の工程Eで得られた(2S)−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(0.76g、1.87mmol)および製造例14で得られた(3S,4R)−1−BOC−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を実施例1の工程Fと同様の方法に従って反応させて表題化合物(1.18g、88%)を得た。
MS[M+H]=714(M+1)。
【0193】
工程B:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド
工程Aで得られた1−BOC−(3R,4S)−3−(4−クロロフェニル)−4−({(2S,4S)−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−1−イル}カルボニル)ピロリジン(1.18g、1.65mmol)をDCM(1mL)に溶解した。この溶液に4M HCl(1mL)を滴下した。反応溶液を室温で1時間撹拌し、真空下で濃縮して表題化合物(1.01g、99.8%)を得た。
MS[M+H]=614(M+1)。
【0194】
工程C:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−フェニルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
工程Bで得られた((2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(1.01g、1.64mmol)をトルエン(10mL)に溶解した。この溶液にナトリウムt−ブトキシド(0.18g、1.87mmol)、2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)ビフェニル(42mg、0.14mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム(0)(80mg、0.09mmol)およびブロモベンゼン(29mg、1.87mmol)を添加し、110℃で10時間撹拌した。反応完結後、セライトを用いて、固体状の物質を除去した。反応溶液をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をHPLCで精製して表題化合物(0.89g、78%)を得た。
【0195】
MS[M+H]=690(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.75−7.64(m,1H),7.62−7.52(m,2H),7.52−7.40(m,2H),7.40−7.27(m,3H),7.24−7.10(m,1H),4.92−4.83(br,1H),4.56−4.45(m,1H),4.15−3.80(m,5H),3.80−3.44(m,11H),3.25−3.07(m,4H),2.77(s,3H),2.46−2.35(m,1H),2.27−2.14(m,1H),2.11−2.01(m,1H),1.99−1.74(m,6H),1.65−1.47(m,4H),1.41−1.29(m,2H),0.98(d,3H)。
【0196】
実施例47〜73
製造例1〜23の化合物を実施例1〜4、41〜46と同様の方法に従って反応させて下記実施例の化合物を得た。
【0197】
【化25】

【0198】
【表5】

【0199】
【表6】

【0200】
実施例48(TFA塩)
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.61−7.48(m,1H),7.08−6.95(m,2H),4.79−4.69(br,1H),4.51(dd,J=6.15,6.1Hz,1H),4.04−3.94(m,1H),3.94−3.81(m,2H),3.81−3.56(m,9H),3.54−3.45(m,1H),3.45−3.33(m,2H),3.33−3.23(m,2H),3.23−3.11(m,3H),3.11−2.98(m,2H),2.78−2.70(m,2H),2.70−2.61(m,2H),2.44−2.30(m,3H),2.26−2.13(br,1H),2.08−1.99(m,1H),1.96−1.64(m,7H),1.45−1.20(m,6H),1.27,1.26(2s,6H),0.92,0.90(2s,6H)。
【0201】
実施例56(TFA塩)
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.43−7.24(m,4H),4.81−4.70(br,1H),4.28−4.20(m,1H),3.95−3.38(m,13H),3.38−3.19(m,2H),3.19−2.89(m,6H),2.74,2.72(2s,3H),2.64−2.50(m,1H),2.42−2.34(m,1H),2.26−2.10(m,1H),2.10−1.97(m,1H),1.97−1.77(m,3H),1.77−1.62(m,2H),1.62−1.46(m,3H),1.46−1.20(m,4H),0.95(d,3H),0.81−0.56(m,3H)。
【0202】
実施例61(TFA塩)
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.36−7.28(m,4H),4.79−4.70(m,1H),3.88−3.57(m,8H),3.57−3.46(m,2H),3.41(s,2H),3.32−3.16(m,3H),3.16−2.96(m,4H),2.75(s,3H),2.60−2.49(m,1H),2.42−2.32(m,1H),2.24−2.12(br,1H),2.12−1.82(m,6H),1.66−1.58(m,1H),1.58−1.50(m,1H),1.28−1.17(m,1H),1.14(s,6H),0.80−0.70(m,2H),0.70−0.62(m,2H)。
【0203】
実施例63(TFA塩)
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.53−7.48(m,1H),7.40−7.28(m,4H),7.28−7.22(m,1H),4.82−4.70(br,1H),4.12−4.02(m,2H),4.02−3.92(m,1H),3.88−3.79(m,1H),3.79−3.62(m,7H),3.62−3.55(m,1H),3.55−3.46(m,1H),3.42−3.30(m,1H),3.22−3.02(m,4H),2.77(s,3H),2.52−2.42(m,1H),2.46(s,3H),2.20−2.09(br,1H),1.97−1.86(m,1H),1.82−1.70(br,1H),1.51−1.12(m,6H),1.17(s,9H),0.95,0.92(2s,6H)。
【0204】
実施例64(TFA塩)
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ8.5−8.0(m,1H),7.64−7.56(m,1H),7.42−7.25(m,4H),6.69−6.60(m,2H),4.81−4.70(br,1H),4.04−3.92(m,3H),3.87−3.66(m,6H),3.66−3.45(m,4H),3.45−3.32(m,1H),3.24−3.04(m,4H),2.78(s,3H),2.52−2.40(m,1H),2.20−2.07(br,1H),1.98−1.86(m,1H),1.84−1.70(br,1H),1.52−1.12(m,6H),1.17(s,9H),0.94,0.92(2s,6H)。
【0205】
実施例66(TFA塩)
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ8.55−8.50(d,1H),7.56−7.43(m,2H),7.20−7.13(m,1H),7.08−6.96(m,2H),4.82−4.71(br,1H),4.56−4.50(m,1H),4.15−4.01(m,3H),4.01−3.87(m,2H),3.83−3.45(m,11H),3.25−3.07(m,4H),2.80(s,3H),2.46−2.35(m,1H),2.27−2.14(br,1H),2.11−2.01(m,1H),1.99−1.74(m,6H),1.65−1.47(m,4H),1.41−1.29(m,2H),0.97(d,3H)。
【0206】
実施例74:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3R,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
【0207】
【化26】

【0208】
実施例16の工程Eで得られた(2S)−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(0.76g、1.87mmol)および製造例15で得られた(3R,4R)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を実施例1の工程Fと同様の方法に従って反応させて表題化合物(1.10g、88%)を得た。
【0209】
MS[M+H]=670(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.42−7.21(m,4H),4.70−4.19(m,2H),3.90−3.78(m,1H),3.78−3.68(m,3H),3.68−3.48(m,6H),3.42−2.95(m,5H),2.87(s,3H),2.70−2.54(m,4H),2.34−2.13(m,2H),2.08−1.99(m,1H),1.95−1.78(m,5H),1.75−1.65(m,1H),1.61−1.47(m,4H),1.42(s,9H),1.37−1.20(m,3H),1.00(s,3H)。
【0210】
実施例75:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4S)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
【0211】
【化27】

【0212】
実施例16の工程Eで得られた(2S)−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(0.76g、1.87mmol)および製造例16で得られた(3S,4S)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を実施例1の工程Fと同様の方法に従って反応させて表題化合物(1.10g、88%)を得た。
【0213】
MS[M+H]=670(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.39−7.28(m,4H),4.48−4.43(m,1H),4.41−4.35(m,1H),3.92−3.82(m,2H),3.82−3.73(m,2H),3.73−3.59(m,8H),3.50−3.36(m,2H),3.25−3.18(m,1H),3.18−3.04(m,4H),2.77(s,3H),2.29−2.19(m,1H),2.10−1.99(m,2H),1.95−1.79(m,5H),1.79−1.69(m,1H),1.62−1.46(m,4H),1.41(s,9H),1.39−1.25(m,3H),1.00(d,3H)。
【0214】
実施例76:(2S)−N−{(3R,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
【0215】
【化28】

【0216】
工程A:メチル(2S,4R)−1−Boc−4−[(cis−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート
製造例3で得られたメチル(2S,4R)−1−BOC−4−アミノピロリジン−2−カルボキシレート(1.07g、4.38mmol)を実施例16の工程Aと同様の方法に従って反応させて表題化合物(0.84g、57%)を得た。
MS[M+H]=341(M+1)。
【0217】
工程B:メチル(2S,4R)−1−BOC−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}ピロリジン−2−カルボキシレート
工程Aで得られたメチル(2S,4R)−1−BOC−4−[(cis−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]ピロリジン−2−カルボキシレート(0.84g、2.49mmol)を実施例3の工程Aと同様の反応に従って反応させて表題化合物(0.92g、87%)を得た。
MS[M+H]=439(M+1)。
【0218】
工程C:(4R)−1−BOC−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−L−プロリン
工程Bで得られたメチル(2S,4R)−1−BOC−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}ピロリジン−2−カルボキシレート(0.92g、2.10mmol)を実施例1の工程Cと同様の方法に従って反応させて表題化合物(0.85g、95%)を得た。
MS[M+H]=425(M+1)。
【0219】
工程D:(2S,4R)−1−Boc−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン
工程Cで得られた(4R)−1−BOC−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−L−プロリン(0.85g、2.00mmol)を実施例1の工程Dと同様の方法に従って反応させて表題化合物(0.95g、94%)を得た。
MS[M+H]=507(M+1)。
【0220】
工程E:(2S)−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−N−{(3R,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド
工程Dで得られた(2S,4R)−1−Boc−4−{(cis−4−メチルシクロヘキシル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン(0.95g、1.87mmol)を実施例1の工程Eと同様の方法に従って反応させて表題化合物(0.76g、99.8%)を得た。
MS[M+H]=407(M+1)。
【0221】
工程F:(2S)−N−{(3R,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
工程Eで得られた(2S)−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−N−{(3R,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(0.76g、1.87mmol)と製造例12で得られた(3S,4R)−1−t−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸を用いて、実施例1の工程Fと同様にして表題化合物(1.10g、88%)を得た。
【0222】
MS[M+H]=670(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.37−7.29(m,4H),5.06−4.98(br,1H),4.52−4.47(m,1H),4.32−3.40(m,12H),3.36−3.26(m,2H),3.20−3.07(m,5H),2.80(s,3H),2.59−2.48(m,1H),2.08−1.98(m,1H),1.98−1.90(m,1H),1.90−1.74(m,6H),1.61−1.46(m,4H),1.39(s,9H),1.44−1.24(m,3H),0.94(d,3H)。
【0223】
反応スキームBの方法で合成された実施例の化合物は、下記の通りである:
実施例77:(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(2,4−ジフルオロフェニル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
【0224】
【化29】

【0225】
工程A:(2S,4S)−1−BOC−4−アジドピロリジン−2−カルボン酸
製造例1の工程Dで得られたメチル(2S,4S)−1−BOC−4−アジドピロリジン−2−カルボキシレート(10g、37mmol)をMeOH(100mL)および水(100mL)に溶解した。この溶液にLiOH(2.5g、111mmol)を添加した。反応溶液を室温で3時間撹拌し、真空下で濃縮し、1N HClで酸性化した。この溶液をEtOAcで抽出した。抽出された有機溶液を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮して表題化合物(9.5g、95%)を得た。
MS[M+H]=257(M+1)。
【0226】
工程B:(2S,4S)−1−Boc−4−アジド−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン
工程Aで得られた(2S,4S)−1−BOC−4−アジドピロリジン−2−カルボン酸(9.5g、35mmol)をDMF(30mL)に溶解した。この溶液にDIPEA(1.15mL、6.70mmol)を添加した後、この溶液に1−メチルピペラジン(5.81mL、52.5mmol)、HOBT(7g、52.5mmol)およびEDC(10.2g、52.5mmol)を順次添加した。反応溶液を室温で12時間撹拌し、真空下で濃縮した。残渣をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液、水および1N HClで洗浄した。抽出された有機溶液をMgSOで乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(溶離液:MC/MeOH=10/1)で精製して表題化合物(11.67g、93%)を得た。
MS[M+H]=339(M+1)。
【0227】
工程C:(2S,4S)−1−BOC−4−アミノ−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン
工程Bで得られた(2S,4S)−1−BOC−4−アジド−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン(11.67g、34.48mmol)をTHF(30mL)に溶解した。この溶液にトリメチルホスフィン(3.40mL、38.37mmol)を0〜5℃で滴下した。反応溶液を室温で2時間撹拌し、真空下で濃縮し、飽和NaHCO水溶液で塩基性化した。この溶液をEtOAcで2回抽出し、真空下で濃縮して油状の表題化合物(10.61g、98.5%)を得た。
MS[M+H]=313(M+1)。
【0228】
工程D:(2S,4S)−1−BOC−4−[(2,4−ジフルオロフェニル)アミノ]−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン
工程Cで得られた(2S,4S)−1−BOC−4−アミノ−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン(10.61g、33.96mmol)をトルエン(100mL)に溶解した。この溶液にナトリウムt−ブトキシド(3.73g、38.81mmol)、2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)ビフェニル(863mg、2.89mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム(0)(1.73g、1.93mmol)および1−ブロモ−2,4−ジフルオロベンゼン(7.48g、38.81mmol)を添加し、110℃で10時間撹拌した。反応完結後、セライトを用いて、固体状の物質を除去した。反応溶液をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。抽出された有機溶液をMgSOで乾燥させ、真空下で濃縮し、カラムクロマトグラフィー(溶離液:MC:MeOH=10/1)で精製して表題化合物(11.24g、78%)を得た。
MS[M+H]=425(M+1)。
【0229】
工程E:(2S,4S)−1−BOC−4−{(2,4−ジフルオロフェニル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン
工程Dで得られた(2S,4S)−1−BOC−4−[(2,4−ジフルオロフェニル)アミノ]−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン(11.24g、26.48mmol)を用いて、実施例3の工程Aと同様にして表題化合物(11.76g、85%)を得た。
MS[M+H]=523(M+1)
【0230】
工程F:(2S)−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド
工程Eで得られた(2S,4S)−1−BOC−4−{(2,4−ジフルオロフェニル)[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル]アミノ}−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン(11.76g、22.50mmol)を実施例1の工程Eと同様の方法に従って反応させて表題化合物(9.49g、99.8%)を得た。
MS[M+H]=423(M+1)。
【0231】
工程G:(2S)−N−{[(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル]−N−(2,4−ジフルオロフェニル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド・TFA塩
工程Fで得られた(2S)−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−N−{(3S,5S)−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド(9.49g、22.46mmol)を実施例1の工程Fと同様の方法に従って反応させて表題化合物(13.10g、85%)を得た。
【0232】
MS[M+H]=686(M+1);
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.41−7.28(m,5H),7.27−7.21(m,1H),7.13−7.07(m,1H),4.79−4.71(br,1H),4.57−4.45(br,1H),4.06−4.00(m,1H),3.82−3.67(m,5H),3.67−3.50(m,7H),3.39−3.17(m,3H),2.91−2.72(m,3H),2.59(s,3H),1.96−1.89(m,1H),1.89−1.80(m,1H),1.80−1.66(m,2H),1.59−1.47(m,1H),1.37(s,9H),1.35−1.23(m,1H)。
【0233】
実施例78〜84
製造例1〜23の化合物を実施例77と同様の方法に従って反応させて下記実施例の化合物を得た。
【0234】
【化30】

【0235】
【表7】

【0236】
実施例82(TFA塩)
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.63−7.50(m,1H),7.41−7.32(m,1H),7.28−7.18(m,1H),7.15−6.98(m,3H),4.77−4.66(br,1H),4.54−4.40(br,1H),4.01−3.89(m,1H),3.82−3.53(m,8H),3.40−3.26(m,2H),3.17−2.97(m,4H),2.74(s,3H),2.48−2.32(m,1H),1.53−1.21(m,2H),1.37(s,9H),0.95(s,9H)。
【0237】
実施例83(TFA塩)
H NMR(500MHz,DMSO−d,140℃)δ7.48−7.44(m,1H),7.43−7.30(m,5H),7.26−7.18(m,1H),7.13−7.05(m,1H),6.38−6.34(m,1H),6.30−6.25(m,1H),4.86−4.75(br,1H),4.71−4.59(br,1H),3.88−3.50(m,8H),3.41−3.20(m,3H),3.11−2.92(m,4H),2.71(s,3H),2.62−2.46(m,1H),1.73−1.63(m,1H),1.44−1.32(m,1H),1.38(s,9H)。
【0238】
本発明の化合物の生理活性は、下記の方法AおよびBに従って、メラノコルチン受容体(MCR)に対するアゴニスト活性および結合活性を測定することにより評価した。
【0239】
A.ルシフェラーゼアッセイ
本発明の化合物のMCRアゴニスト活性を測定する方法の一つとして、細胞内cAMP含量の増加に比例する標識遺伝子(例えば、ルシフェラーゼ)の発現レベルを測定した。
【0240】
まず、CRE(cAMP応答要素)の調節下にあるルシフェラーゼ遺伝子(CRE−LUC)と共に各サブタイプのMCR遺伝子を発現させる永久発現HEK(ヒト胎児腎臓細胞)細胞株(HEK MC1R−Luc、MC3R−Luc、MC4R−LucまたはMC5R−Luc)を構築した。選択培地(10%熱−不活性化されたウシ胎児血清(Gibco/BRL)、100単位/mLのペニシリン(Gibco/BRL)、100単位/mLのストレプトマイシン(Gibco/BRL)および200μg/mLのジェネティシン(G418)(Gibco/BRL)を含有するDMEM(ダルベッコ改変イーグル培地))を用いて、上記の細胞株を6%CO雰囲気下、37℃の恒温培養器で培養した。細胞が培養皿(直径100mm)の全表面積の70%を被覆したら、Ca++およびMg++を含有しないリン酸緩衝生理食塩水(PBS)10mLで培養皿を1回洗浄した後、この培養皿に0.05%のトリプシンおよび0.53mMのEDTAを含有するPBS溶液3mLを加えた。トリプシン/EDTA溶液を除去した後、細胞株を37℃の恒温培養器で1分間培養し、選択培地10mLに再び懸濁し、1500rpmで5分間遠心分離した。上澄みを除去した後、沈降した細胞を、フェノールレッドを含有しない選択培地5mLに再び懸濁した。得られた細胞懸濁液を、発光測定器用の96ウェル細胞培養プレート(Costar)の各ウェルに、濃度が各ウェルの培養液100μLあたり5×10細胞となるように加え、6%CO雰囲気下、37℃の恒温培養器で18時間培養した。上記の培養液を用いて、各段階的濃度に希釈したMCRアゴニスト(実施例の化合物)を最終DMSO濃度が1%を越えないように処理し、6%CO雰囲気下、37℃の恒温培養器で5時間培養した。次いで、各ウェルに50μLのBright−Gloルシフェラーゼ試薬(Promega)を加えた。処理された細胞を室温で15分間放置した後、発光測定器(Victor)を用いて、各ウェルの発光度を測定した。各段階的濃度に希釈したアゴニストにより誘導された発光レベルは、10μMのNDP−MSHで処理することにより現れるレベルに対する相対的な%値に換算した。EC50は各アゴニストにより誘導され得る最大発光レベルの50%を誘導する濃度を意味し、この値は統計ソフトウェア(Prizm)を用いて測定した。
【0241】
B.cAMP蓄積アッセイ
本発明の化合物のMCRアゴニスト活性を測定する別の方法として、細胞内cAMP量の増加を測定した。
【0242】
まず、各サブタイプのMCR遺伝子を発現させる永久発現HEK(ヒト胎児腎臓細胞)細胞株(HEK MC1R、MC3R、MC4RまたはMC5R)を、発光測定器用の24ウェル培養皿(Costar)の各ウェルに、濃度が各ウェルの培養液1mLあたり2×10細胞となるように加えた後、6%CO雰囲気下、37℃の恒温培養器で24時間培養した。各ウェルの培地を除去した後、冷たいDMEM0.5mLで1回洗浄した。500μM IBMX(イソブチルメチルキサンチン)を含有するDMEM200μLを用いて、各段階的濃度に希釈したMCRアゴニスト(実施例の化合物)を最終DMSO濃度が1%を越えないように処理し、6%CO雰囲気下、37℃の恒温培養器で30分間培養した。次いで、各細胞内cAMP量は、Amersham社製のcAMPアッセイキット(TRK432)を用いて測定した。
【0243】
さらに具体的には、各ウェルに14.4μLの6M PCA(60%)を加え、氷中で10分間放置した後、各ウェルから200μLの試料を採取し、微細遠心分離チューブに移した。そこに11μLの5M KOH/1Mトリスを加えて中和させた後、12,000rpmで1分間遠心分離した。上澄み50μLを採取した後、50μLのH−標識化cAMP(0.9pmol、0.025μCi)を加え、100μLの吸着タンパク質を加えた後、5秒間振盪した。処理した試料を氷中で2時間放置した後、100μLの活性炭を加え、4℃、12,000rpmで3分間遠心分離した。上澄み200μLを採取した後、シンチレーションバイアルに移した。このバイアルに5mLのシンチラントを加えた後、放射能を測定した。各段階別濃度に希釈したアゴニストにより誘導されるcAMP量は、10μMのNDP−MSHで処理することにより現れる量に対する相対的な%値に換算した。EC50は各アゴニストにより誘導され得る最大cAMP量の50%を誘導させる濃度を意味し、この値は統計ソフトウェア(Prizm)を用いて測定した。
【0244】
上記の方法に従って測定した結果、本発明の実施例の化合物は、各MCRに対してアゴニスト活性を示した。特に、本発明の化合物は、MC4Rに対して優れたアゴニスト活性を示した。EC50値は、0.0001μM〜0.1μMであった。具体的には、本発明の実施例1、2、3、4、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、26、30、32、34、35、36、37、38、39、41、43、45、49、50、52、53、54、58、59、60、65、66、68、69、72、73、78、80、81および82の化合物は、0.1〜10nMの範囲内のEC50値を示し;実施例5、6、7、31、33、42、44、46、47、48、51、55、56、57、62、63、64、74、77、79および83の化合物は、10〜100nMの範囲内のEC50値を示し;実施例27、28、29、70、76および84の化合物は、100〜1000nMの範囲内のEC50値を示し;実施例67、71および75の化合物は、1000〜10000nMの範囲内のEC50値を示した。
【0245】
例えば、代表的な化合物の具体的な活性を下記の表に示す。
【0246】
【表8】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式1:
【化1】

[式中、Rは、水素を表すか、あるいは、C−C10−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C10−アリール、ヘテロ環またはヘテロアリールを表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、アミノ、C−C−アルキル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、シアノおよびオキソよりなる群から選択される少なくとも1個の置換基で置換されている;
は、フェニルまたは6員環ヘテロアリールを表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、ヒドロキシ、C−C−アルキル、C−C−アルコキシ、シアノおよびアミノよりなる群から選択される置換基で一置換または二置換されている;
は、水素を表すか、あるいは、C−C−アルキルまたはC−C−シクロアルキルを表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、メチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシおよびアミノよりなる群から選択される置換基で置換されている;
は、C−C−シクロアルキルまたは単環式ヘテロ環を表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、ヒドロキシ、C−C−アルキル、トリフルオロメチル、C−C−アルコキシおよびオキソよりなる群から選択される置換基で一置換または多置換されている;あるいは、Rは、フェニルまたは6員環ヘテロアリールを表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、ヒドロキシ、C−C−アルキル、トリフルオロメチル、C−C−アルコキシおよびアミノよりなる群から選択される置換基で置換されている;
は、C−C−アルキル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、C−C−シクロアルキル、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C−アルキル)アミノ、フェニル、単環式ヘテロアリールまたは単環式ヘテロ環を表し、ここで、アルキルは、無置換であるか、あるいは、フルオロ、ヒドロキシ、メルカプト、C−C−アルコキシ、アセトキシ、アミノ、アセチルアミノ、シアノ、カルバモイル、ジメチルカルバモイルおよびオキソよりなる群から選択される少なくとも1個の置換基で置換されており、フェニルまたはヘテロアリールは、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、ヒドロキシ、メチル、トリフルオロメチル、メトキシおよびアミノよりなる群から選択される置換基で一置換または二置換されている]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体。
【請求項2】
が、水素、メチル、エチル、トリフルオロエチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表すか;あるいは、フェニル、オキサゾリニル、イミダゾリニル、チアゾリニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピペリジニルまたはピリダジニルを表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、メチル、シアノ、オキソおよびヒドロキシよりなる群から選択される置換基で置換されている請求項1に記載の式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体。
【請求項3】
が、イソプロピル、tert−ブチルまたはシクロプロピルを表すか;あるいは、フェニル、テトラヒドロピラニル、チアゾリル、ピリジニル、ピリミジニルまたはピリダジニルを表し、その各々は、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、メチル、シアノおよびヒドロキシよりなる群から選択される置換基で置換されている請求項2に記載の式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体。
【請求項4】
がフェニルを表し、該フェニルが、無置換であるか、あるいは、フッ素、塩素、臭素、メトキシおよびメチルよりなる群から選択される置換基で一置換または二置換されている請求項1に記載の式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体。
【請求項5】
が4−クロロフェニルまたは2,4−ジフルロロフェニルを表す請求項4に記載の式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体。
【請求項6】
が、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチルを表す請求項1に記載の式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体。
【請求項7】
が、水素、メチル、エチルまたはイソプロピルを表す請求項6に記載の式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体。
【請求項8】
が、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、4−メチルシクロヘキシル、4,4−ジメチルシクロヘキシル、4−フルオロシクロヘキシル、4,4−ジフルオロシクロヘキシルまたは4−ジフルオロメチルシクロヘキシルを表すか;あるいは、フェニルを表し、該フェニルが、無置換であるか、あるいは、フッ素、塩素、メチルおよびメトキシよりなる群から選択される置換基で一置換または二置換されている請求項1に記載の式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体。
【請求項9】
が、シクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシル、4,4−ジメチルシクロヘキシル、4,4−ジフルオロシクロヘキシルまたは2,4−ジフルオロフェニルを表す請求項8に記載の式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体。
【請求項10】
が、メチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、メトキシメチル、エトキシメチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、−CHCHOH、−CH(CH)CHOH、−C(CHCHOH、−C(CH)(CHOH)、−C(CHCHOMe、−C(CHCHOEt、フェニル、オキサゾリニル、イミダゾリニル、チアゾリニル、テトラヒドロピラニル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、フラニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピリジニルまたはピペリジニルを表す請求項1に記載の式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体。
【請求項11】
が、イソプロピル、tert−ブチル、−C(CHCHOH、フラニルまたはテトラヒドロフラニルを表す請求項10に記載の式1で示される化合物または医薬上許容される塩もしくは異性体。
【請求項12】
が、イソプロピル、tert−ブチルまたはシクロプロピルを表すか;あるいは、フェニル、テトラヒドロピラニル、チアゾリル、ピリジニル、ピリミジニルまたはピリダジニルを表し、その各々が、無置換であるか、あるいは、ハロゲン、メチル、シアノおよびヒドロキシよりなる群から選択される置換基で置換されており;
が、4−クロロフェニルまたは2,4−ジフルオロフェニルを表し;
が、水素、メチル、エチルまたはイソプロピルを表し;
が、シクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシル、4,4−ジメチルシクロヘキシル、4,4−ジフルオロシクロヘキシルまたは2,4−ジフルオロフェニルを表し;
が、イソプロピル、tert−ブチル、−C(CHCHOH、フラニルまたはテトラヒドロフラニルを表す請求項1に記載の式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体。
【請求項13】
下記のものよりなる群から選択される請求項12に記載の式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体:
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−[(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−(ピペラジン−1−イルカルボニル)ピロリジン−3−イル]−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−エチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−エチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−エチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−エチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−3−フラミド;
(2R)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−エチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)アセトアミド;
(2R)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−メチルピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−フェニルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−2,2−ジメチル−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)プロパンアミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4−メチルシクロヘキシル)アセトアミド;
(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−シクロプロピル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−シクロプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5R)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−イソプロピルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)アセトアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−メチルピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−ピリジン−2−イルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−ピリジン−2−イルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−ピリミジン−2−イルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−ピリジン−2−イルピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(5−シアノピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(4,4−ジメチルシクロヘキシル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(2−メチルフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−4−(4−クロロフェニル)−1−(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3R,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4S)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3R,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(cis−4−メチルシクロヘキシル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
(2S)−N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(2,4−ジフルオロフェニル)テトラヒドロフラン−2−カルボキサミド;
N−[(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−(ピペラジン−1−イルカルボニル)ピロリジン−3−イル]−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−メチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−メチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−[(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−(ピペラジン−1−イルカルボニル)ピロリジン−3−イル]−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2,2−ジメチルプロパンアミド;
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(4−クロロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2-フラミド;および
N−{(3S,5S)−1−{[(3S,4R)−1−tert−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}−5−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−2-フラミド。
【請求項14】
医薬上許容される担体と共に、請求項1に記載の式1で示される化合物またはその医薬上許容される塩もしくは異性体を活性成分として含有することを特徴とするメラノコルチン受容体のアゴニスト組成物。
【請求項15】
肥満の予防および治療用である請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
糖尿病の予防および治療用である請求項14に記載の組成物。
【請求項17】
炎症の予防および治療用である請求項14に記載の組成物。
【請求項18】
勃起不全の予防および治療用である請求項14に記載の組成物。

【公表番号】特表2012−508730(P2012−508730A)
【公表日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−536237(P2011−536237)
【出願日】平成21年11月10日(2009.11.10)
【国際出願番号】PCT/KR2009/006568
【国際公開番号】WO2010/056022
【国際公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【出願人】(502345599)エルジー・ライフ・サイエンシーズ・リミテッド (27)
【氏名又は名称原語表記】LG Life Sciences Ltd.
【Fターム(参考)】