説明

モバイル電力ハンドリング方法及び装置

本発明は、節電機能が移動通信装置に有利でないときを判断して節電機能の使用を制限又は抑制する方法及び装置を提供する。外部エンティティ又は前記移動通信装置内に保存された情報から受信された情報は、節電機能が有利であるか否かを判断するために活用される。前記移動通信装置及び/又は前記移動通信装置と通信するネットワークは、不要な節電機能を行わないために自らの方式を変える。この通信方法では、前記節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かの指示を前記ネットワークに提供する段階をさらに含んでもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、節電機能がユーザ装置(User Equipment:UE)に有利であるか否かによって、移動通信端末のようなユーザ装置とネットワーク間の通信のために異なる方式(behavior)を適用する装置及び方法に関する。特に、本発明は、節電機能がユーザ装置に有利でないときを判断して前記節電機能の使用を制限又は抑制する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)は、欧州標準であるGSM(Global System for Mobile Communications)から進化した第3世代移動通信システムであり、GSMコアネットワークとWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)無線接続技術を基盤としてより向上した無線通信サービスの提供を目標とする。
【0003】
UMTSの標準化作業のために1998年12月にヨーロッパのETSI、日本のARIB/TTC、米国のT1、及び韓国のTTAなどは、第3世代移動体通信システムの標準化プロジェクト(Third Generation Partnership Project: 3GPP)というプロジェクトを構成し、UMTSの効果的で迅速な技術開発のために、3GPPでは、ネットワーク構成要素とこれらの動作の独立性を考慮して、UMTSの標準化作業を5つの技術規格グループ(Technical Specification Groups: TSG)に分けて進めている。
【0004】
各TSGは、関連したエリア内で標準規格の開発、承認、及びその管理を担当するが、そのうち、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network: RAN)グループ(TSG RAN)は、UMTSにおいてWCDMA接続技術をサポートするための新しい無線アクセスネットワークであるUTRANの機能、要求事項、及びインタフェースに関する規格を開発する。
【0005】
図1は、UE、UTRAN、及びコアネットワークから構成されるUMTSネットワークの概要図である。前記UTRANは、複数の無線ネットワーク制御装置(radio network controller:RNC)とNode−Bから構成され、これらは、Iubインタフェースで通信する。
【0006】
各RNCは、複数のNode−Bを制御する。各RNCは、Iuインタフェースで前記コアネットワーク(CN)と接続され、特に、前記CNのMSC(Mobile−services Switching Center)及びSGSN(Serving GPRS Support Node)と接続される。RNCは、Iurインタフェースで他のRNCと接続される。前記RNCは、無線リソースの割当及び管理を担当し、前記コアネットワークへのアクセスポイントの役割を果たす。
【0007】
前記Node−Bは、アップリンク伝送で前記端末の物理層により伝送された情報を受信し、ダウンリンク伝送でデータを前記端末に伝送する。前記Node−Bは、前記端末へのUTRANのアクセスポイントの役割を果たす。
【0008】
前記SGSNは、それぞれGfインタフェースでEIR(Equipment Identity Register)と、GSインタフェースでMSCと、GNインタフェースでGGSN(Gateway GPRS Support Node)と、GRインタフェースでHSS(Home Subscriber Service)と接続される。前記EIRは、ネットワーク上で使用できる端末のリストを維持する。
【0009】
前記MSCは、回線交換(circuit switch:CS)サービスの接続を制御する。前記MSCは、NBインタフェースでMGW(Media Gateway)と、FインタフェースでEIRと、DインタフェースでHSSと接続される。前記MGWは、Cインタフェースで前記HSSと接続され、PSTN(Public Switched Telephone Network)と接続される。前記MGWは、前記PSTNと前記接続されたRANとの間のコーデックの適用を容易にする。
【0010】
前記GGSNは、GCインタフェースでHSSと、GIインタフェースでインターネットと接続される。前記GGSNは、他の無線アクセスベアラ(radio access bearer:RAB)へのデータフローのルーティング、変更、及び分離を担当する。前記HSSは、ユーザの加入データを担当する。
【0011】
前記UTRANは、前記端末と前記コアネットワーク間の通信のためにRABを構成及び維持する。前記コアネットワークは、前記RABからエンドツーエンドサービス品質(QoS)要求事項を要求し、前記RABは、前記コアネットワークにより設定された前記QoS要求事項をサポートする。これにより、前記UTRANは、前記RABを構成及び維持することにより、エンドツーエンドQoS要求事項を満たす。
【0012】
特定端末に提供されるサービスは、回線交換(CS)サービスとパケット交換(packet switched:PS)サービスに大別される。例えば、一般的な音声対話サービスは、回線交換サービスであり、インターネット接続によるウェブブラウジングサービスは、パケット交換(PS)サービスとして分類される。
【0013】
回線交換サービスをサポートするために、前記RNCは、前記コアネットワークのMSC(mobile switching center)に接続され、前記MSCは、他のネットワークとの接続を管理するGMSC(gateway mobile switching center)に接続される。パケット交換サービスをサポートするために、前記RNCは、前記コアネットワークのSGSN(serving GPRS(general packet radio service) support node)及びGGSN(gateway GPRS support node)と接続される。前記SGSNは、前記RNCとのパケット通信をサポートし、前記GGSNは、インターネットのような他のパケット交換ネットワークとの接続を管理する。
【0014】
図2は、前記3GPP無線接続ネットワーク標準に準拠した端末とUTRAN間の無線インタフェースプロトコルの構造を示す。図2に示すように、前記無線インタフェースプロトコルは、物理層、データリンク層、及びネットワーク層から構成される垂直層と、ユーザデータを伝送するためのユーザプレーン(U−plane)及び制御情報を伝送するための制御プレーン(C−plane)から構成される水平プレーンとを備える。
【0015】
前記ユーザプレーンは、音声やIPパケットのようなユーザとのトラヒック情報を取り扱う領域であり、前記制御プレーンは、ネットワークとのインタフェース、呼の維持、及び管理などに関する制御情報を取り扱う領域である。
【0016】
図2のプロトコル層は、開放型システム間相互接続(Open System Interconnection: OSI)参照モデルの下位3層に基づいて第1層L1、第2層L2、第3層L3に区分される。前記第1層L1、すなわち、物理層は、多様な無線伝送技術により上位層に情報伝送サービス(information transfer service)を提供する。前記物理層は、トランスポートチャネルで上位層である媒体アクセス制御(Medium Access Control:MAC)層と接続される。
【0017】
前記MAC層と前記物理層は、トランスポートチャネルでデータを交換する。第2層L2は、MAC層、無線リンク制御(radio link control:RLC)層、ブロードキャスト/マルチキャスト制御(broadcast/multicast control:BMC)層、及びパケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol:PDCP)層を含む。
【0018】
前記MAC層は、論理チャネルとトランスポートチャネル間のマッピングを担当し、無線リソースの割り当て及び再割り当てのためにMACパラメータの割り当てサービスを提供する。前記MAC層は、論理チャネルで上位層である無線リンク制御(RLC)層に接続される。
【0019】
伝送される情報の種類によって多様な論理チャネルが提供される。一般に、制御チャネルは、制御プレーンの情報を伝送するために使用され、トラヒックチャネルは、ユーザプレーンの情報を伝送するために使用される。
【0020】
論理チャネルは、共有されるか否かによって、共通チャネルともなり、専用チャネルともなる。論理チャネルには、DTCH(Dedicated Traffic Channel)、DCCH(Dedicated Control Channel)、CTCH(Common Traffic Channel)、CCCH(Common Control Channel)、BCCH(Broadcast Control Channel)、並びにPCCH(Paging Control Channel)もしくはSHCCH(Shared Channel Control Channel)が含まれる。
【0021】
前記BCCHは、端末により活用される情報を含む情報を提供してシステムにアクセスする。UTRANは、前記PCCHを利用して端末にアクセスする。
【0022】
マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(multimedia broadcast/multicast service:MBMS)の目的のために、さらなるトラヒック及び制御チャネルが前記MBMS標準に導入される。MCCH(MBMS point−to−multipoint Control Channel)は、MBMS制御情報を伝送するために使用され、MTCH(MBMS point−to−multipoint Traffic Channel)は、MBMSサービスデータを伝送するために使用される。MSCH(MBMS Scheduling Channel)は、スケジューリング情報を伝送するために使用される。他の論理チャネルは、図3のリストに示す。
【0023】
前記MAC層は、トランスポートチャネルにより物理層と接続され、管理されるトランスポートチャネルのタイプによってMAC−bサブレイヤ、MAC−dサブレイヤ、MAC−c/shサブレイヤ、MAC−hsサブレイヤ、及びMAC−mサブレイヤに区分される。前記MAC−bサブレイヤは、システム情報のブロードキャストを担当するトランスポートチャネルであるBCH(Broadcast Channel)を管理する。前記MAC−c/shサブレイヤは、複数の端末により共有されるFACH(Forward Access Channel)もしくはDSCH(Downlink Shared Channel)のような共通トランスポートチャネル、又はアップリンクでRACH(Radio Access Channel)を管理する。前記MAC−mは、MBMSデータを担当する。
【0024】
図4は、UEの観点から論理チャネルとトランスポートチャネル間の可能なマッピングを示し、図5は、UTRANの観点から論理チャネルとトランスポートチャネル間の可能なマッピングを示す。
【0025】
前記MAC−dサブレイヤは、特定端末のための専用トランスポートチャネルであるDCH(Dedicated Channel)を管理する。前記MAC−dサブレイヤは、該当端末を管理するSRNC(Serving Radio Network Controller)に位置し、1つのMAC−dサブレイヤが各端末内に存在する。
【0026】
RLC層は、RLC動作モードに応じて、信頼性のあるデータ伝送をサポートし、上位層から伝送された複数のRLCサービスデータユニット(service data unit:SDU)の分割及び連結機能を果たす。前記RLC層は、上位層から前記RLC SDUを受信すると、処理容量に応じた適当な方式によってそれぞれのRLC SDUのサイズを調節した後、ヘッダ情報を加えてデータユニットを生成する。前記データユニットは、プロトコルデータユニット(protocol data unit:PDU)と呼ばれ、論理チャネルで前記MAC層に伝送される。前記RLC層は、前記RLC SDU及び/又はRLC PDUを保存するためのRLCバッファを含む。
【0027】
BMC層は、前記コアネットワークから受信されたセルブロードキャスト(Cell Broadcast: CB)メッセージをスケジューリングし、前記CBメッセージを特定セル又は複数のセルに位置する端末にブロードキャストする。
【0028】
前記PDCP層は、前記RLC層の上位に位置する。前記PDCP層は、IPv4やIPv6のようなネットワークプロトコルで伝送されるデータを相対的に狭い帯域幅を有する無線インタフェース上で効率的に伝送するために使用される。このために、前記PDCP層は、有線ネットワークにおいて使用される不必要な制御情報を減らす機能を果たし、この機能をヘッダ圧縮と言う。
【0029】
無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)層は、第3層L3の最下部に位置し、制御プレーンにおいてのみ定義される。前記RRC層は、無線ベアラ(Radio Bearer: RB)の設定、再設定、及び解除に関連してトランスポートチャネル及び物理チャネルの制御を担当する。また、前記RRCは、RAN及びロケーションサービスのようなさらなるサービス内でユーザ移動性を担当する。
【0030】
前記RBは、端末とUTRAN間のデータ伝送のために第2層L2により提供されるサービスである。一般に、無線ベアラの設定とは、特定データサービスの提供のために必要なプロトコル層とチャネルの特性を規定し、それぞれの具体的なパラメータ及び動作方法を設定する過程を意味する。
【0031】
所定のUEのための無線ベアラとトランスポートチャネル間のマッピングが異なる可能性が常に成立するわけではない。前記UE及び前記UTRANは、UEの状態及び前記UE及び前記UTRANが行っている過程によって可能なマッピングを推論する。異なる状態やモードについての説明は、次の通りである。
【0032】
異なるトランスポートチャネルは、異なる物理チャネルにマッピングされる。例えば、RACHトランスポートチャネルは所定のPRACHに、DCHはDPCHに、FACH及びPCHはS−CCPCHに、DSCHはPDSCHにマッピングされる。物理チャネルの構成は、RNCとUE間のRRC信号交換により行われる。
【0033】
RRCモードは、端末のRRCとUTRANのRRC間に論理接続が存在するか否かを示す。接続が存在すると、前記端末はRRC接続モードにあるという。接続が存在しないと、前記端末はアイドルモードにあるという。
【0034】
RRC接続モードにある端末に対してRRC接続が存在するため、UTRANは、セルユニット内の特定端末が存在するか否か、例えば、RRC接続モードの端末がどのセル又はセルの集合にあるか、及びどの物理チャネルをUEが観察しているかを判断できる。このように、端末を効果的に制御できる。
【0035】
これに対して、UTRANは、アイドルモードにある端末の有無を判断できない。アイドルモードにある端末の有無はコアネットワークによってのみ判断される。特に、前記コアネットワークは、ロケーションやルーティング領域のようにセルより大きい地域内にアイドルモードの端末が存在するか否かのみを検出できる。従って、アイドルモード端末の有無は、大きい地域内で判断される。音声やデータなどの無線通信サービスを受けるために、アイドルモードの端末は、RRC接続モードに移行又は変更しなければならない。モードと状態間の可能な変化については、図6に示す。
【0036】
RRC接続モードにあるUEは、CELL_FACH状態、CELL_PCH状態、CELL_DCH状態、URA_PCH状態などの異なる状態となることができる。前記状態に応じて、UEは異なる動作を行い、異なるチャネルを観察することができる。
【0037】
例えば、CELL_DCH状態の端末は、多様なチャネルのうち、DCHタイプのトランスポートチャネルを観察する。DCHタイプのトランスポートチャネルは、所定のDPCH、DPDSCH、又は他の物理チャネルにマッピングできるDTCH及びDCCHトランスポートチャネルを含む。
【0038】
CELL_FACH状態にあるUEは、特定S−CCPCHにマッピングされる複数のFACHトランスポートチャネルを観察する。PCH状態にあるUEは、特定S−CCPCH物理チャネルにマッピングされるPICHチャネル及びPCHチャネルを観察する。
【0039】
3GPPシステムは、リリース6の新しいタイプのサービスのマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を提供できる。3GPP TSG SA(Service and System Aspect)は、MBMSサービスをサポートするために必要な多様なネットワーク要素及びそれらの機能を定義する。
【0040】
従来のリリース99により提供されていたセルブロードキャストサービスはテキストタイプのショートメッセージを特定地域にブロードキャストするサービスに限定される。しかしながら、リリース6により提供される前記MBMSサービスは該当サービスに加入している端末UEにマルチメディアデータをブロードキャストするだけでなく、マルチメディアデータをマルチキャストすることができる、より進歩したサービスである。
【0041】
MBMSサービスの受信のために、前記UEは、MTCH、MSCH、MCCH、及びMICHを観察する。MTCH、MSCH、及びMCCHは、FACHにマッピングされる。MICHがマッピングされるチャネルは、まだ決定されていない。
【0042】
バッテリ消費を低減し、待機時間を増加させるためには、UEが数周期の間受信機のスイッチを切ることが有利である。この過程は、DRX(Discontinuous Reception)と言われる。
【0043】
図7は、DRXの原理を示す。前記UEは、DRX周期毎に予め定義されて周期的に発生する「ページング状況(paging occasions)」中は受信機をオンにする。一般に、DRXは、アイドルモードで使用されるが、前記ユーザがPS CNドメインと接続を設定したときにも使用される。
【0044】
前記UEは、ページング状況中にPICHチャネル(Paging Indicator Channel)を観察する。前記RNCは、前記UEと通信しようとする場合、ページング状況中に前記UEに特定指示を送る。前記指示は、前記端末に必要なUEの動作を示すメッセージを受信するためにPCCH(Paging Control Channel)を観察する必要があることを通知する。
【0045】
前記ユーザがCELL_FACH状態やCELL_DCH状態にある場合のように、DRXモードを使用しないとき、前記RNCは、CNから受信した情報を前記UEに直接伝達する。この過程は、図8に示す。
【0046】
前記RNCは、前記UEに着信CS呼(CS call)を通知するために、データ、制御情報、又はページング情報のような前記UEに伝達される情報を受信する(段階S1)。前記RNCは、専用チャネル又は共有チャネルで前記UEに直ちに情報を送信する(段階S2)。前記UEが前記CNから情報を受信したとき、前記UEは、前記CS呼のために前記CSドメインと接続を設定するか、データ伝送を続ける(段階S3)。
【0047】
前記UEがDRXを使用するとき、さらなる遅延時間がデータ交換に追加される。この過程は、図9に示す。
【0048】
前記RNCは、前記UEに着信CS呼を通知するために、データ、制御情報、又はページング情報のような前記UEに伝達される情報を受信する(段階S10)。前記UEにデータ又はページング要求に関して通知するために、前記RNCは、前記UEがページングチャネルを観察することを通知するためにPICHで指示を伝送できるとき、ページング状況を待機しなければならない(段階S12)。
【0049】
前記RNCは、PCCHでページングメッセージを送信する(段階S14)。前記ページングメッセージは、前記UEがCSドメインと接続を設定するために、データを受信したり、必要なメッセージを送信するセルアップデートメッセージ(Cell Update message)を送信しなければならないことを示す。前記UEは、前記RNCにセルアップデートメッセージを送信して現在FACHチャネルを観察していることを通知する(段階S16)。
【0050】
前記RNCは、セルアップデート確認メッセージ(Cell Update Confirm message)をFACHで前記UEに送信する(段階S18)。前記セルアップデート確認メッセージは、多くのデータ伝送のために使用される構成を前記UEに通知する。前記セルアップデート確認メッセージは、CELL_DCH状態への移行のための情報を含む。
【0051】
前記セルアップデート確認メッセージが前記UEにCELL_DCH状態に移行することを命令すると、前記UEは、CELL_DCH状態に移行して必要な物理チャネルを設定する(段階S20)。前記UEは、UTRAN移動性情報完了メッセージ(UTRAN Mobility Information Complete message)をRNCに送信して状態の移行が成功したことを確認する(段階S22)。
【0052】
前記UEが前記CNから情報を受信すると、前記UEは、CS呼のためにCSドメインと接続を設定したり、さらにデータを伝送する(段階S24)。前記RNCは、例えば前記UEが使用するサービス、トラヒック測定に関する情報、及び利用可能な無線リソースに基づいて前記UEが移行しなければならない状態を決定する。
【0053】
図10は、異なる状態の利点及び欠点を示す概要図である。CELL_DCH状態においては、伝送遅延率は非常に低いが、電力及び資源消費は非常に高い。前記UEはCELL_DCH状態から他のいずれの状態にも移行できる。
【0054】
CELL_FACH状態において、FACH及びRACH、並びに可能な他のチャネルが異なるユーザにより共有されるため、伝送遅延率が高い。前記UEは、他のいずれの状態からもCELL_FACH状態に移行でき、CELL_FACH状態から他のいずれの状態にも移行できる。
【0055】
URA/CELL_PCH状態において、前記UEがPICHチャネルのみを観察し、CELL_FACH状態を経てのみCELL/URA_PCH状態に移行できるので、伝送遅延率は最高である。前記UEは、CELL_FACH状態又はCELL_DCH状態からCELL/URA_PCH状態に移行できる。
【0056】
前記UEが外部電源と接続されると、ユーザに障害を与える節電機能を使用できないように方式を変更し、データ伝送遅延を追加するDRXのような方法の使用を低減しなければならない。前記UE内で局部的に行われるこれらの機能のようなUE方式の若干の変化は、容易に行われる。しかし、DRXのような他の機能は、ネットワークにより制御されるので、容易に変化できない。
【0057】
ネットワークは前記UEが電力管理に関する特別な制約を有するか否かを確認する方法を有しないため、節電のための同様の方法が常に適用される。さらに、前記UEは、局部的に常に全ての節電方法を適用する。
【0058】
従って、いつ節電メカニズムを必要としないかに関する情報を前記ネットワークに提供し、節電メカニズムを必要としないときにUE方式をより効果的に変更するためのメカニズムを必要とする。本発明は、このような必要性に取り組むものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0059】
本発明の長所及び利点は後述する発明の詳細な説明に一部が記述されており、一部は前記説明により明確になるか、又は、本発明の適用により理解される。本発明の目的と長所は、特に、発明の詳細な説明及び請求の範囲並びに添付図面に開示された構成により実現及び達成される。
【0060】
本発明の目的は、節電機能がユーザ装置(UE)に有利であるか否かによって前記ユーザ装置とネットワーク間の通信のために異なる方式(behavior)を適用する装置及び方法を提供することにある。節電機能が前記ユーザ装置に有利であるか否かが判断されると、節電機能の使用が制限又は抑制される。
【課題を解決するための手段】
【0061】
本発明の一態様において、ネットワークと移動通信端末間の通信方法が提供される。前記方法は、前記節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かを判断する段階と、前記判断によって、前記節電機能を行うか、又は行わない段階とを含む。好ましくは、前記節電機能は、有利であると判断される場合は行われ、有利でないと判断される場合は行われない。
【0062】
本発明において、前記節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かの指示を前記ネットワークに提供する。前記指示は、前記移動通信端末の装置タイプ及びシリアルナンバーの少なくとも1つを含む。
【0063】
好ましくは、前記ネットワークは、無線ネットワーク制御装置(RNC)を含み、前記指示は、無線リソース制御(RRC)メッセージにより提供される。前記RRCメッセージは、RRC接続設定完了メッセージ(RRC connection setup complete message)、又はUEケイパビリティ情報メッセージ(UE capability information message)である。
【0064】
本発明において、前記指示は、前記ネットワークとの接続設定時に提供される。前記ネットワークとの接続中に、節電機能が現在前記移動通信端末に有利であるか否かを反映して前記ネットワークに提供される前記指示をアップデートする。
【0065】
好ましくは、前記節電機能は、前記移動通信端末が外部電源と接続されているときは有利でなく、外部電源と接続されていないときは有利であると判断される。前記判断段階は、外部エンティティから情報を受信した後に行われる。また、前記情報は、前記ネットワーク又は前記移動通信端末から受信される。一方、前記判断段階は、外部エンティティからいずれの情報が受信されなくても行われる。
【0066】
前記判断は、前記移動通信端末が外部電力供給装置に接続されているか否か、前記移動通信端末の装置タイプ、及び前記移動通信端末が電力を供給する他の装置に接続されているか否かの1つに基づいて行われる。また、前記判断は、IMEI(International Mobile station Equipment Identity)及びIMEISV(International Mobile station Equipment Identity Software Version number)を前記ネットワークに提供した後に行われる。
【0067】
前記方法は、有利でないと判断された場合、節電機能実行命令を拒否する段階を含む。好ましくは、前記命令を拒否する原因値(cause value)を提供する。特に、前記節電機能を行わない場合、前記移動通信端末のバックライトを消さない段階、前記移動通信端末のバックライトが消えるまでの時間を増加させる段階、装置との接続を維持する段階、さらなる情報を受信する段階、サービスをアクティブにする段階、非タイム・クリティカルデータを保存する段階、又はプロセシング電力を増加させる段階を含む。
【0068】
前記方法は、前記節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かの指示を受信する段階を含む。また、前記指示は、前記移動通信端末から受信される。好ましくは、前記指示は、前記移動通信端末の装置タイプ又はシリアルナンバーを含む。
【0069】
前記指示は、RRCメッセージにより受信される。好ましくは、前記RRCメッセージは、RRC接続設定完了メッセージ又はUEケイパビリティ情報メッセージである。
【0070】
前記指示は、前記移動通信端末との接続設定時に受信される。好ましくは、前記移動端末との接続中に、節電機能が現在前記移動通信端末に有利であるか否かを反映して前記指示をアップデートする。
【0071】
前記指示は、コアネットワークのようなネットワークエンティティから受信される。好ましくは、前記指示は、無線ネットワーク制御装置のようなネットワークソースエンティティから前記移動通信端末の再配置を制御するとき、前記ネットワークソースエンティティから受信される。
【0072】
前記方法は、前記節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かの指示を前記移動通信端末に伝送する段階を含む。好ましくは、前記判断は、前記移動通信端末からIMEI及びIMEISVを受信した後、前記IMEI/IMEISVに基づいて行われる。
【0073】
前記方法は、節電機能実行命令を拒否するための原因値を前記移動通信端末から受信する段階を含む。前記節電機能を行わない場合、前記移動通信端末をRRC専用状態(dedicated RRC state)で長時間維持する段階と、前記移動通信端末をRRC共有状態(shared RRC state)で長時間維持する段階と、移動通信端末の非活性を検出するために使用されたタイマーを調節する段階と、異なる移動通信端末トラヒック量測定値を設定する段階と、移動通信端末トラヒック量測定値間の伝送遅延を減少させる段階とを含む。
【0074】
本発明の他の態様において、ネットワークと移動通信端末間の通信方法が提供される。前記方法は、節電機能が移動通信端末に有利であるか否かを判断する段階と、前記節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かの指示を前記ネットワークに提供する段階とを含む。
【0075】
前記指示は、前記移動通信端末の装置タイプ又はシリアルナンバーを含む。好ましくは、前記節電機能は、前記移動通信端末が外部電源と接続されているときに有利でないと判断され、前記移動通信端末が外部電源と接続されていないときに有利であると判断される。
【0076】
本発明の他の態様において、ネットワークと移動通信端末間の通信方法が提供される。前記方法は、節電機能が移動通信端末に有利であるか否かの指示を前記移動通信端末から受信する段階と、有利であると示された場合は節電機能を行い、有利でないと示された場合は節電機能を行わない段階とを含む。好ましくは、前記指示は、前記移動通信端末の装置タイプ又はシリアルナンバーを含む。
【0077】
本発明の他の態様において、移動通信端末が提供される。前記移動通信端末は、前記節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かによって、前記移動通信端末とネットワーク間の通信に異なる方式を適用するために、ここに記載された方法を行う。
【0078】
本発明のさらなる長所及び利点は後述する発明の詳細な説明に一部が記述されており、一部は前記説明により明確になるか、又は、本発明の適用により理解されるであろう。上記の本発明の一般的な記載及び後述する詳細な記載は例示的なものであり、請求項の範囲に記載の本発明を具体的に説明するためのものである。
【0079】
これら及び他の実施形態は、添付図面による実施形態の後述する詳細な説明から当業者にとって明確になるであろう。本発明は、開示された特定実施形態に限定されるものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0080】
本発明は、節電機能がユーザ装置(UE)に有利であるか否かによって、前記UEとネットワーク間の通信に異なる方式(behavior)を適用することに関する。特に、本発明は、前記UEが外部電源に接続されているときのように節電機能が有利でないときを判断し、これにより、節電機能の使用を制限又は抑制する方法及び装置に関する。本発明は、移動通信装置について説明しているが、節電機能が有利でないと判断されて節電機能を制限しようとする場合は、いつでも活用できる。
【0081】
本発明の一実施形態において、ネットワークは、節電機能がUEに有利でないか、又は、UEに特別な節電機能を適用する必要がないと認識した場合、UEとの通信に異なる方式を適用する。その異なるネットワーク方式は、例えば、他のネットワーク無線リソース管理(Radio Resource Management:RRM)戦略を適用することができる。
【0082】
前記ネットワークは、節電機能が前記UEに有利でないため、不要であるということを示す情報を装置から受信する。この情報は、前記ネットワークと接続を設定するときにネットワークに提供されるか、又は、接続状態でアップデートされる。ネットワークサービングエンティティが変わると、前記情報は、以前のネットワークサービングエンティティから新しいネットワークサービングエンティティに伝達されなければならない。
【0083】
前記情報は、前記ネットワークに保存されるか、他の情報から得られる。UE、コアネットワーク(CN)、又は無線ネットワーク制御装置(RNC)のような他のエンティティが前記情報を提供できる。この情報又は類似した情報に基づいて、前記ネットワークは、電力管理機能が適用される必要があるか否かを判断できる。
【0084】
前記UEは、ネットワークとの接続を設定すると、UE自身のタイプ、シリアルナンバー、及びソフトウェア番号に関する情報を伝送する。GSM/UMTSネットワークにおいて、ソフトウェアに関する情報は、IMEI/IMEISV(International Mobile station Equipment Identity and Software Version Number)と言われる。
【0085】
UEの本質は、節電機能が必要であるか否かを判断することである。例えば、UEのタイプが、移動端末が車載であることを示すか、電力供給がそれほど重要でないPCMCIA装置として使用されることを示す場合、節電機能を実行する必要がないと判断される。
【0086】
前記UEは、無線ネットワーク制御装置(RNC)に、外部電力供給装置と接続されていること、CELL_PCH状態やURA_PCH状態に移行する必要がないこと、又は節電アルゴリズムを行う必要がないことを示す。この指示に基づいて、前記RNCは、無線リソース管理に関する異なる方式を示す。
【0087】
前記RNCは、前記UEをCELL_FACH状態又はCELL_DCH状態で長時間維持する。前記RNCが非活性を検出するタイマーを使用する場合、前記RNCは、節電機能が不要であると、タイマーをより適当な値に合わせる。前記RNCは、異なる基準を適用するために、少ない量であっても前記UEが伝送するデータがあることを示すか、又は、トラヒック量測定結果の伝送の間に発生する遅延を減少させる異なるトラヒック量測定値を設定する。他の可能な方式は、RNC内のRRMの世界的な戦略によって提示されるであろう。
【0088】
前記UEからの指示は、無線リソース制御メッセージのような適当なRRCメッセージにより前記UEから前記ネットワークに直接的に提供される。ここで、適当なメッセージとは、例えば、UMTSシステム内のRRC接続設定完了メッセージ又はUEケイパビリティ情報メッセージのようにUEケイパビリティを示すために使用されるメッセージをいう。
【0089】
前記RNCは、また、コアネットワーク(CN)又は他のエンティティから指示を受信する。前記判断は、前記UEからのIMEI/IMEISVに基づく。図11は、前記UEが前記IMEI/IMEISVに基づいて節電機能を行う必要があるか否かを判断する前記RNCあるいはCNのための他の可能性を示す。
【0090】
RRC接続が設定され、CNとの接続が設定されると(段階S50)、前記CNは、前記RNCを介して前記UEに認証要求メッセージ(Authentication Request message)又は識別要求メッセージ(Identity Request message)を送信する。前記認証要求メッセージ又は識別要求メッセージは、直接送信メッセージ(Direct transfer message)により前記RNCに送信される(段階S52)。
【0091】
前記RNCは、前記認証要求メッセージ又は識別要求メッセージをダウンリンク直接伝送(Downlink Direct transfer)で前記UEに送信する(段階S54)。前記RNCは、IMEI/IMEISVを要求する。
【0092】
前記UEは、認証応答メッセージ(Authentication Response message)又は識別応答メッセージ(Identity Response message)を含むアップリンク直接伝送(Uplink Direct Transfer)で応答する(段階S56)。前記認証応答メッセージ又は識別応答メッセージは、IMEI/IMEISVを含む。
【0093】
前記RNCは、前記認証応答メッセージ又は識別要求メッセージを復号化する。また、内部検索テーブル(internal lookup table)及びIMEI/IMEISVを活用することにより、前記UEが節電機能を使用する必要があるか否かを判断する(段階S58)。
【0094】
又は、前記RNCは、前記認証応答メッセージ又は識別応答メッセージを前記CNに送信する。前記RNCは、前記CNへのダウンリンク直接伝送にメッセージ又は識別要求メッセージを含める(段階S60)。
【0095】
前記CNは、内部検索テーブル及びIMEI/IMEISVを使用して前記UEが節電機能を使用する必要があるか否かを判断する(段階S62)。前記判断は、MSC、SGSN、又はEIRで行われる。また、前記CNは、節電機能が前記UEに有利であるか否かをRNCに示す(段階S64)。
【0096】
又は、前記CNは、前記IMEI/IMEISVを前記RNCに返す(段階S64)。また、前記RNCは、内部検索テーブル及びIMEI/IMEISVを活用して前記UEに節電機能が必要であるか否かを判断する(段階66)。
【0097】
前記RNCは、RRM決定時に前記UEが節電機能を必要とするか否かを考慮する(段階68)。前記UEが節電機能を必要とするか否かを示す情報は、サービングRNC(SRNC)に保存される。
【0098】
前記SRNCが変わると、前記情報は、再配置過程中に現在のSRNCから目標SRNCに伝達できる。例えば、前記情報は、Iuインタフェースで送信された再配置要求又は再配置要求メッセージ(Relocation Required or Relocation Request message)により伝達される。前記CNにより復号化されない情報の順序のように、前記情報は、情報要素として直接的に含まれるか、トランスペアレントコンテナとして間接的にメッセージ内に含まれる。又は、新しいSRNCは、IMEI/IMEISVのような情報や前記UEが節電機能を必要とするか否かの指示を前記UE又は前記CNから受信する。
【0099】
本発明の他の実施形態において、前記UEは、節電機能がUE自身に有利でないか、UE自身に特別な節電機能を適用する必要がない場合、ネットワークとの通信のために異なる方式を適用する。前記UEは、UE自身又は他の装置からの情報を活用してこのように判断する。
【0100】
前記UEが外部電源に接続されている状況がある。この環境は、例えば、前記UEが自動車に搭載されているときは永久的である。この環境は、例えば、前記UEがバッテリ充電ケーブルと接続されているときは一時的である。
【0101】
前記UEが内部電力供給装置から電力を提供する他の装置と接続されている状況がある。例えば、前記UEがラップトップコンピュータやPDA内部でPCMCIAカードとして使用されるか、そのような装置内部に統合されると、前記UEは、PDA/ラップトップコンピュータの電力供給装置をUE自身の電源として使用する。
【0102】
前記UEが節電機能がUE自身に有利でないことを自ら判断できない場合、節電機能が必要であるか否かを示す他の装置から情報が伝送される。前記UEは、バッテリ節約が必要であるか否かを判断するために、電力供給を提供する他の装置と通信する。この情報は、USB(Universal Serial Bus)又は他のインタフェース技術により交換される。
【0103】
本発明の他の態様において、前記UEは、節電機能を行うことをUE自身に命令するメッセージを拒否することにより、DRXのような節電過程を行わない。命令に対する拒否は、節電機能の使用が前記UEに有利であるか否かによる。
【0104】
例えば、前記UEが、CELL_PCH状態又はURA_PCH状態に移行させる命令を拒否する。前記UTRANが前記UEにCELL_PCH状態に移行することを命令するとともに、無線ベアラ設定メッセージ(Radio Bearer Setup message)、無線ベアラ解除メッセージ(Radio Bearer Release message)、無線ベアラ再設定メッセージ(Radio Bearer Reconfiguration message)、トランスポートチャネル再構成メッセージ(Transport Channel Reconfiguration message)、物理チャネル再構成メッセージ(Physical Channel Reconfiguration message)、UTRAN移動性情報メッセージ(UTRAN Mobility Information message)、又はセルアップデート確認メッセージ(Cell Update Confirm message)を送信すると、前記UEは、命令を拒否する。
【0105】
前記UEは、例えば、無線ベアラ設定失敗メッセージ(Radio Bearer Setup Failure message)、無線ベアラ解除失敗メッセージ(Radio Bearer Release Failure message)、無線ベアラ再設定失敗メッセージ(Radio Bearer Reconfiguration Failure message)、トランスポートチャネル再構成失敗メッセージ(Transport Channel Reconfiguration Failure message)、物理チャネル再構成失敗メッセージ(Physical Channel Reconfiguration Failure message)、又はUTRAN移動性情報失敗メッセージ(UTRAN Mobility Information Failure message)を伝送することにより前記命令を拒否する。また、前記UEは、「失敗(Failure)」が、UE自身が命令状態(commanded state)に入ることを拒否するという事実のためであることを前記メッセージのうちの1つに表示する。
【0106】
前記「失敗」メッセージは、原因値を含む。前記原因値は、例えば、前記UEが伝送遅延率を減少させるために、又は、前記UEが現在バッテリに依存していないため節電機能が不要であるので、命令状態に入ることを拒否することを示す。
【0107】
節電機能が不要であると判断された場合、UEにより提示できる多様な方式がある。前記UEは、異なる機能を果たすか、又は、節電機能が必要であると判断されたときとは異なる方式で機能する。又は、前記UEは、節電機能が有利でないことをネットワークに示す。
【0108】
前記UEは、バックライトを全く消さないか、ユーザが対話中であるときにバックライトを消さないか、又はバックライトが消えるまでの時間を延長する。前記UEは、PDPコンテキストのようにユーザと接続されていないときも接続アクティブ状態を維持する。前記UEは、特別な場合にブロードキャスト情報を受信したり、普段より多くのブロードキャスト情報を受信することができる。前記UEは、ダウンロードサービスをアクティブにしたり、UE自身内に保存された非タイム・クリティカルデータを要求する。前記UEは、例えば、より強力なビデオ圧縮アルゴリズムを用いるためにプロセシング電力を増加させることができる。
【0109】
図12は、本発明の移動通信端末100、例えば、本発明の方法を行う携帯電話のブロック図を示す。前記移動通信装置100は、マイクロプロセッサ又はデジタル信号プロセッサなどのプロセシング部110、RFモジュール135、電力管理モジュール105、アンテナ140、バッテリ155、ディスプレイ115、キーパッド120、フラッシュメモリ、ROM、SRAMなどのメモリ部130、スピーカ145、及びマイク150を含む。
【0110】
ユーザは、例えば、キーパッド120のボタンを押したり、マイク150を使用したボイスアクティベーションにより、電話番号などの指示情報に入る。プロセシング部110は、前記指示情報を受信、処理してダイヤリングのような適切な機能を行う。前記機能を行うためにメモリ部130から動作情報が検索できる。また、プロセシング部110は、ユーザの参照及び利便性のためにディスプレイ115に前記指示情報及び動作情報を表示できる。
【0111】
前記プロセシング部110は、指示情報をRFセクション135に提供して通信を初期化するが、例えば、音声通信データから構成された無線信号を伝送する。前記RFセクション135は、受信機と送信機から構成され、無線信号を送受信する。アンテナ140は、無線信号の送受信を容易にする。無線信号を受信すると、RFモジュール135は、前記プロセシング部110による処理のために前記信号を伝送し、帯域周波数に変換する。処理された信号は、例えば、スピーカ145などから出力されて可聴又は可読情報に変形される。
【0112】
前記プロセシング部110は、節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かを判断し、その判断によって、節電機能を行うか、又は行わないようにするために、ここで記載された方法を行う。前記メモリ部130は、移動通信端末が行う節電機能に関連した情報を保存する。
【0113】
当該技術分野の通常の知識を有する者であれば、前記移動通信装置100が、例えば、プロセシング部110、他のデータやデジタル処理装置の単独形態、又は外付けのサポートロジック(external support logic)と結合された形態によって容易に適用できることが分かるであろう。
【0114】
本発明は、移動通信に関連して説明されたが、無線通信特性を備えたPDA及びラップトップコンピュータのような移動装置を使用する他の無線通信システムにも適用できる。また、本発明を説明するために使用された特定用語は本発明の権利範囲をUMTSなどの特定無線通信システムに限定するものではない。本発明は、さらに、TDMA、CDMA、FDMA、WCDMAなどの他の無線インターフェース及び/又は他の物理層を使用する他の無線通信システムにも適用できる。
【0115】
本実施形態は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、又はこれらの組み合わせを生産するための標準プログラミング及び/又はエンジニアリング技術を利用して製造方法、装置、又は製造物として実行できる。ここで、「製造物」という用語は、ハードウェアロジック(例えば、集積回路チップ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)など)、コンピュータ可読媒体(例えば、ハードディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスク、テープなどの磁気記録媒体)、光記録装置(CD−ROM、光ディスクなど)、又は揮発性/不揮発性メモリ装置(例えば、EEPROM、ROM、PROM、RAM、DRAM、SRAM、ファームウェア、プログラムロジックなど)において実行されるコードやロジックを示す。
【0116】
コンピュータ可読媒体内のコードはプロセッサにより接続及び実行される。本実施形態を実行するコードは伝送媒体を通じて、又はネットワーク上のファイルサーバから接続することもできる。その場合、前記コードが実行される製造物は、ネットワーク伝送ライン、無線伝送媒体、空中を伝播する信号、無線波、赤外線信号などの伝送媒体を含む。もちろん、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてこのような形態の多様な変形が可能であり、前記製造物が公知の情報伝達媒体(information bearing medium)も含むことができるという点を理解すると思われる。
【0117】
図面に示された論理実行(logic implementation)は、特定順序に従った特定動作によって説明されたが、これに代えて、他の順序を有するか、順序が変更及び削除された特定論理動作(logic operation)を実行することもでき、均等な他の実施形態において実行することもできる。また、前述した論理に過程がさらに追加されて本発明を実行することもできる。
【0118】
本発明は、例示的な実施形態を参照して説明されてきたが、この発明の要旨を逸脱しない範囲で多様な変更及び変形が可能であることは当該技術分野における通常の知識を有する者にとっては明白であろう。
【0119】
本発明は、前述した実施形態と利点は本発明を制限するものでなく、単なる例示にすぎない。本発明は、他の形態の装置にも容易に適用できる。本発明の説明は特許請求の範囲を制限するものでなく、単なる説明の便宜のためのものである。当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、多様な変更、変形、及び均等な他の実施例が可能であることを理解できるであろう。請求項において、ミーンズプラスファンクションクレームは列挙された機能を実行するものであり、ここに記載された構造、構造的同等物だけでなく均等な構造をも含む。
【図面の簡単な説明】
【0120】
発明の理解を容易にするために添付され、本明細書の一部を構成する図面は、本発明の多様な実施形態を示し、明細書と共に本発明の原理を説明する。図面において同一符号を付す本発明の特徴、構成要素、及び様態は、1つ以上の実施形態において同一、同等、又は類似した特徴、構成要素、及び様態を示す。
【図1】従来のUMTSネットワークを示す図である。
【図2】従来のユーザ装置とUTRAN間の無線インタフェースプロトコルを示す図である。
【図3】従来のMBMSの論理チャネルを示す図である。
【図4】UEの観点から論理チャネルとトランスポートチャネル間の可能なマッピングを示す図である。
【図5】UTRANの観点から論理チャネルとトランスポートチャネル間の可能なマッピングを示す図である。
【図6】可能なUE状態移行を示す図である。
【図7】UEのDRX動作を示す図である。
【図8】非DRXモードでのRNCとUE間のページング/データ伝送を示す図である。
【図9】DRXモードでのRNCとUE間のページング/データ伝送を示す図である。
【図10】RRC状態の利点及び及び欠点を示す図である。
【図11】本発明により節電機能を行う必要があるか否かを判断するための他の可能性を示す図である。
【図12】本発明による移動通信端末を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
節電機能が移動通信端末に有利であるか否かを判断する段階と、
前記判断によって、前記節電機能を行うか、又は行わない段階と
を含むことを特徴とするネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項2】
前記節電機能は、
有利であると判断される場合は行われ、有利でないと判断される場合は行われないことを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項3】
前記節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かの指示を前記ネットワークに提供する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項4】
前記指示は、前記移動通信端末の装置タイプ及びシリアルナンバーの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項5】
前記ネットワークは、無線ネットワーク制御装置(RNC)を含むことを特徴とする請求項3に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項6】
前記指示は、無線リソース制御(RRC)メッセージにより提供されることを特徴とする請求項3に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項7】
前記RRCメッセージは、RRC接続設定完了メッセージ(RRC connection setup complete message)とUEケイパビリティ情報メッセージ(UE capability information message)のうち1つであることを特徴とする請求項6に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項8】
前記指示は、前記ネットワークとの接続設定時に提供されることを特徴とする請求項3に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項9】
前記ネットワークとの接続中に、節電機能が現在前記移動通信端末に有利であるか否かを反映して前記ネットワークに提供される前記指示をアップデートする段階をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項10】
前記節電機能は、前記移動通信端末が外部電源と接続されているときは有利でなく、外部電源と接続されていないときは有利であると判断されることを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項11】
前記判断段階は、外部エンティティから情報を受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項12】
前記情報は、前記ネットワークから受信されることを特徴とする請求項11に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項13】
前記情報は、前記移動通信端末から受信されることを特徴とする請求項11に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項14】
前記判断段階は、外部エンティティからいずれの情報が受信されなくても行われることを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項15】
前記判断は、前記移動通信端末が外部電力供給装置に接続されているか否か、前記移動通信端末の装置タイプ、及び前記移動通信端末が電力を供給する他の装置に接続されているか否かの1つに基づくことを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項16】
IMEI(International Mobile station Equipment Identity)及びIMEISV(International Mobile station Equipment Identity Software Version number)を前記ネットワークに提供する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項17】
有利でないと判断された場合、節電機能実行命令を拒否する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項18】
前記命令を拒否する原因値(cause value)を提供する段階をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項19】
前記節電機能を行わない場合、
前記移動通信端末のバックライトを消さない段階と、
前記移動通信端末のバックライトが消えるまでの時間を増加させる段階と、
装置との接続を維持する段階と、
さらなる情報を受信する段階と、
サービスをアクティブにする段階と、
非タイム・クリティカル(time non−critical)データを保存する段階と、
プロセシング電力を増加させる段階との少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項20】
前記節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かの指示を受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項21】
前記指示は、前記移動通信端末から受信されることを特徴とする請求項20に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項22】
前記指示は、前記移動通信端末の装置タイプ及びシリアルナンバーの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項21に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項23】
前記指示は、無線リソース制御(RRC)メッセージにより受信されることを特徴とする請求項21に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項24】
前記RRCメッセージは、RRC接続設定完了メッセージ及びUEケイパビリティ情報メッセージのうち1つであることを特徴とする請求項23に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項25】
前記指示は、前記移動通信端末との接続設定時に受信されることを特徴とする請求項20に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項26】
前記移動端末との接続中に、節電機能が現在前記移動通信端末に有利であるか否かを反映して前記指示をアップデートする段階をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項27】
前記指示は、ネットワークエンティティから受信されることを特徴とする請求項20に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項28】
前記指示は、コアネットワークから受信されることを特徴とする請求項27に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項29】
前記指示は、前記ネットワークソースエンティティから前記移動通信端末の再配置を制御するとき、前記ネットワークソースエンティティから受信されることを特徴とする請求項27に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項30】
前記ネットワークソースエンティティは、無線ネットワーク制御装置であることを特徴とする請求項29に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項31】
前記節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かの指示を前記移動通信端末に伝送する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項32】
前記移動通信端末からIMEI及びIMEISVを受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項33】
前記判断は、IMEI及びIMEISVに基づくことを特徴とする請求項32に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項34】
節電機能実行命令を拒否するための原因値を前記移動通信端末から受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項35】
前記節電機能を行わない場合、
前記移動通信端末をRRC専用状態(dedicated RRC state)で長時間維持する段階と、
前記移動通信端末をRRC共有状態(shared RRC state)で長時間維持する段階と、
移動通信端末の非活性を検出するために使用されたタイマーを調節する段階と、
異なる移動通信端末トラヒック量測定値を設定する段階と、
移動通信端末トラヒック量測定値間の伝送遅延を減少させる段階との少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項36】
節電機能が移動通信端末に有利であるか否かを判断する段階と、
前記節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かの指示を前記ネットワークに提供する段階と
を含むことを特徴とするネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項37】
前記指示は、前記移動通信端末の装置タイプ及びシリアルナンバーの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項36に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項38】
前記節電機能は、前記移動通信端末が外部電源と接続されているときに有利でないと判断され、前記移動通信端末が外部電源と接続されていないときに有利であると判断されることを特徴とする請求項36に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項39】
節電機能が移動通信端末に有利であるか否かの指示を前記移動通信端末から受信する段階と、
有利であると示された場合は節電機能を行い、有利でないと示された場合は節電機能を行わない段階とを含むことを特徴とするネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項40】
前記指示は、前記移動通信端末の装置タイプ及びシリアルナンバーの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項39に記載のネットワークと移動通信端末間の通信方法。
【請求項41】
移動通信端末により行われる節電機能に関する情報から構成されるメッセージを含むRF信号を受信するためのアンテナと、
前記アンテナにより受信される前記RF信号を処理するためのRFモジュールと、
ユーザからの情報を入力するためのキーパッドと、
前記節電機能に関する情報を保存するための保存手段と、
前記ユーザに情報を伝達するためのディスプレイと、
前記節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かを判断し、前記判断によって、前記節電機能を行うか、行わないかを判断するためのプロセシング部と
から構成されることを特徴とするネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項42】
前記プロセシング部は、前記移動通信端末に有利であると判断される場合は節電機能を行い、有利でないと判断される場合は節電機能を行わないことを特徴とする請求項41に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項43】
前記プロセシング部は、節電機能が前記移動通信端末に有利であるか否かの指示を前記ネットワークに提供することを特徴とする請求項41に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項44】
前記指示は、前記移動通信端末の装置タイプ及びシリアルナンバーの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項43に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項45】
前記プロセシング部は、無線リソース制御(RRC)メッセージにより前記指示を提供することを特徴とする請求項43に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項46】
前記プロセシング部は、前記ネットワークとの接続設定時に前記指示を提供することを特徴とする請求項43に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項47】
前記プロセシング部は、前記ネットワークとの接続中に、前記節電機能が現在移動通信端末に有利であるか否かを反映して前記ネットワークに提供される前記指示をアップデートすることを特徴とする請求項46に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項48】
前記プロセシング部は、前記移動通信端末が外部電源に接続されているときに有利でないと判断し、外部電源に接続されていないときに有利であると判断することを特徴とする請求項41に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項49】
前記プロセシング部は、節電機能が有利であるか否かを判断するとき、前記節電機能に関する受信情報を活用することを特徴とする請求項41に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項50】
前記節電機能に関する情報は、前記ネットワークから受信されることを特徴とする請求項41に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項51】
前記プロセシング部は、外部エンティティからいずれの情報が受信されなくても節電機能が有利であるか否かを判断することを特徴とする請求項41に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項52】
前記プロセシング部は、前記移動通信端末が外部電力供給装置に接続されるか否か、前記移動通信端末の装置タイプ、及び前記移動通信端末が電力を供給する他の装置に接続されるか否かのうちの1つに基づいて、前記移動通信端末が有利であるか否かを判断することを特徴とする請求項41に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項53】
前記プロセシング部は、前記ネットワークにIMEI及びIMEISVを提供することを特徴とする請求項41に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項54】
前記プロセシング部は、有利でないと判断された場合に節電機能を行うための命令を拒否することを特徴とする請求項41に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項55】
前記プロセシング部は、前記命令を拒否する原因値を提供することを特徴とする請求項54に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。
【請求項56】
前記プロセシング部は、
前記移動通信端末のバックライトを消さない段階と、
前記移動通信端末のバックライトが消えるまでの時間を増加させる段階と、
装置との接続を維持する段階と、
さらなる情報を受信する段階と、
サービスをアクティブにする段階と、
非タイム・クリティカルデータを保存する段階と、
プロセシング電力を増加させる段階との少なくとも1つにより前記節電機能を行わないことを特徴とする請求項41に記載のネットワークと通信するための移動通信端末。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公表番号】特表2008−518548(P2008−518548A)
【公表日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−538832(P2007−538832)
【出願日】平成17年11月3日(2005.11.3)
【国際出願番号】PCT/KR2005/003697
【国際公開番号】WO2006/049441
【国際公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】