説明

作業用四輪車

【課題】エンジンユニットのメンテナンス作業性が良好な作業用四輪車を提供する。
【解決手段】車体フレーム2のうちエンジンユニット10の周辺に配置された部位が、エンジンユニット10に対して部分的に移動可能である。車体フレーム2は、車体骨格を主に構成するメインフレーム21と、エンジンユニット10の左右両側に設けられて乗員シートを支持する一対のシート支持フレーム32,35とを有し、右側シート支持フレーム35がメインフレーム21と別体でありエンジンユニット10から離反するように移動可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、不整地を低速で走行して荷物類を運搬するのに好適な作業用四輪車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
不整地を走行する作業用四輪車は、主に四輪駆動式でその車体フレームにエンジンユニットが搭載されており、車体中央付近に乗員シートが設けられ、車体後部に荷台が設けられている(特許文献1参照)。具体的には、車体中央でフロアを形成するメインフレームの左右両側より一体的に立設したシート支持フレームに乗員シートが載置されており、その後方には荷台を支持するリヤフレームが設けられている。そして、シート支持フレームとリヤフレームとで囲まれた下部空間にはエンジンユニットが配置され、そのエンジンユニットはエンジン本体の側面にベルト式無段変速機(ベルトコンバータ)を有している。
【特許文献1】特開昭63−20284号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前述したような作業用四輪車のエンジンユニットをメンテナンスしようとする場合、エンジンユニットがフレームで囲まれているために作業者はエンジンユニットにアクセスしにくく、メンテナンス作業性が悪いという問題がある。特に、ベルト式無段変速機のベルト交換等を行う場合にはベルト式無段変速機のカバーを車体側方に取り外す必要があるが、エンジンユニットを包囲するフレームにカバーが干渉するためカバーを取り外すことができず、エンジンユニット全体を一旦車体から取り出したうえでメンテナンスを行わねばならないという不都合が生じる。
【0004】
そこで、本発明は、エンジンユニットのメンテナンス作業性が良好である作業用四輪車を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上述のような事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係る作業用四輪車は、車体フレームのうちエンジンユニットの周辺に配置された部位が、該エンジンユニットに対して部分的に移動可能であることを特徴とする。
【0006】
このようにすると、作業用四輪車の骨組みを構成する車体フレームのうち、エンジンユニットの周辺に配置された部位をエンジンユニットから移動させることができるので、作業者がエンジンユニットをメンテナンスする際に邪魔となるフレームを退けて作業することが可能となり、メンテナンス作業性が向上する。
【0007】
前記車体フレームは、車体骨格を主に構成するメインフレームと、前記エンジンユニットの左右両側に設けられて乗員シートを支持する一対のシート支持フレームとを有し、該各シート支持フレームの少なくとも一方が前記メインフレームと別体であり前記エンジンユニットから離反するように移動可能であってもよい。
【0008】
このようにエンジンユニットの左右両側に一対のシート支持フレームが配置されている場合には、各シート支持フレームが邪魔となり左右どちらからもエンジンユニットにアクセスしにくい状態であるが、メインフレームと別体で構成されたシート支持フレームをエンジンユニットから離反させることで、作業者はエンジンユニットのメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。
【0009】
前記メインフレームと別体の前記シート支持フレームは、前記メインフレームに対して締結具により着脱自在に取り付けられていてもよい。
【0010】
このようにすると、作業者はエンジンユニットのメンテナンス時に締結具を離脱するだけで容易にシート支持フレームをメインフレームから取り外すことができ、シンプルかつ低コストにメンテナンス性を向上させることが可能となる。
【0011】
前記メインフレームと別体の前記シート支持フレームは、前記メインフレームに対してヒンジを介して回動自在に取り付けられていてもよい。
【0012】
このようにすると、作業者はヒンジを基点としてシート支持フレームを回動させることにより、簡単にシート支持フレームをエンジンユニットから離反させることができるので、シート支持フレームの移動に要する作業手数が低減され、メンテナンス作業性が更に向上する。
【0013】
前記エンジンユニットはそのエンジン本体の側面にベルト式無段変速機を有し、前記メインフレームと別体の前記シート支持フレームが該ベルト式無段変速機に対向するように配設してあってもよい。
【0014】
このようにすると、エンジンユニットのうち比較的メンテナンス頻度の高いベルト式無段変速機について作業者がベルト交換等のメンテナンスを行う場合に、ベルト式無段変速機に対向配置された邪魔なフレームを退けて作業することができるので、メンテナンス作業性が効果的に向上する。
【発明の効果】
【0015】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、作業用四輪車の骨組みを構成する車体フレームのうち、エンジンユニットの近傍に配置された部位がエンジンユニットに対して移動可能であるので、作業者がエンジンユニットをメンテナンスする際に邪魔となるフレームを退けて作業することが可能となり、メンテナンス作業性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
【0017】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る作業用四輪車1を示す斜視図である。図2は図1に示す作業用四輪車1の平面図である。図3は図1に示す作業用四輪車1の右側面図である。図1乃至図3に示すように、作業用四輪車1は、車体フレーム2の前部左右に2つの前輪3R,3Lを備え、後部左右に2つの後輪4R(左後輪は図示せず)を備えている。前輪3R,3Lの上方にはボンネット5が設けられている。ボンネット5の後方である車体前後方向の中央付近に左右一対の乗員シート6(運転席6A、助手席6B)が設けられている。左右の乗員シート6(6A,6B)の間には、前部に変速機操作レバー7が設けられたシート仕切壁13が設置されている。シート仕切壁13は中空状で乗員シート6の座面よりも上方に突出している。
【0018】
乗員シート6の後方には荷台8が設けられており、荷台8は乗員シート6の後部に近接した位置から後輪4R,4Lの上方を後方に向かって延設されている。また、乗員シート6が設置された搭乗スペースを囲むキャビンフレーム9が、ボンネット5の後部両側から乗員シート6の後方にわたって設けられている。キャビンフレーム9は金属製の丸パイプ材であり、前後左右及び上部が開放するように形成され、乗員を保護すると共に、雨や日差しを遮るための屋根や幌などの取付け用部材として使用される。また、作業用四輪車1は、走行速度の上限が低く設定されており、作業効率を高めるために乗降等を容易にすべきであるので、ドアやフロントガラスを備えていない。
【0019】
シート仕切壁13の下方の空間には走行駆動用のエンジンユニット10が搭載されている。エンジンユニット10は、乗員シート6の直下にある後述する左右一対のシート支持フレーム32,35(図4参照)の間で且つ前後方向のやや後部に配置されている。エンジンユニット10は、複数の気筒を有するエンジン本体11と、そのエンジン本体11の右側面に設けられたベルト式無段変速機12(ベルトコンバータ)とを備えている。
【0020】
エンジンユニット10の前輪用出力軸(図示せず)には、回転動力の方向変換等を行うフロントギヤ装置15が前後方向に略沿って配置されたフロントプロペラシャフト14を介して接続されている。一方、エンジンユニット10の後輪用出力軸(図示せず)には、回転動力の方向変換等を行うリヤギヤ装置17が前後方向に略沿って配置されたリヤプロペラシャフト16を介して接続されている。また、エンジン本体11の各気筒から後方に向けて導出されたエキゾーストパイプ18,19の後端部は、荷台8の下方に配置された消音マフラー20に接続されている。
【0021】
図4は図1に示す作業用四輪車1の主に車体フレーム2を表す斜視図である。図4に示すように、車体フレーム2は、主に金属製の中空状の角パイプ材で構成されており、前輪3R,3Lと後輪4Rとの間に配置されて搭乗スペースのフロアを形成するメインフレーム21を有している。メインフレーム21の前端部からは、フロントギヤ装置15を支持するフロントフレーム22が前方に向けて突出している。また、メインフレーム21の前端両側部には、上方に向けて一対の前側マスト24が立設しており、左右の前側マスト24の上端部は前側クロスメンバ25により連結されている。フロントフレーム22と前側クロスメンバ25との間には、ボンネット5(図1乃至図3参照)を支持する逆L字状のボンネット支持フレーム23が設けられている。前側クロスメンバ25の左右両側部には、キャビンフレーム9(図1乃至図3参照)が接続される取付ブラケット26が立設している。
【0022】
メインフレーム21の後端部からは、リヤギヤ装置17(図1乃至図3参照)を支持するリヤフレーム30が後方に向けて突出している。メインフレーム21の後端両側部には、上方に向けて一対の後側マスト27が立設しており、左右の後側マスト27の上端部は後側クロスメンバ29により連結されている。後側クロスメンバ29の左右両側部には、キャビンフレーム9(図1乃至図3参照)が接続される取付ブラケット28が立設している。また、後側クロスメンバ29からは、水平方向の後方に向けて荷台8(図1乃至図3参照)を支持する荷台支持フレーム31が突出している。
【0023】
メインフレーム21には、その左右方向中央部で且つ前後方向のやや後部においてエンジンユニット10が搭載されている。エンジンユニット10は、エンジン本体11の右側面にベルト式無段変速機12が位置するように配置されている。ベルト式無段変速機12は、エンジン本体11に右側からボルト12bで取り付けられるカバー12aを備え、内部のベルト(図示せず)が露出しないようになっている。
【0024】
エンジンユニット10の左側では、メインフレーム21から立設して後側マスト27に接続される一対のL形フレーム33,34が左右に間隔をあけて設けられており、これらL形フレーム33,34により運転席6A(図1及び図2参照)を支持する左側シート支持フレーム32が形成されている。エンジンユニット10の右側では、助手席6B(図1乃至図3参照)を支持する右側シート支持フレーム35が別体でメインフレーム21上にボルトB(締結具)で取り付けられている。即ち、右側シート支持フレーム35は、ボルトBを取り外すことでエンジンユニット10に対して移動可能となっている。右側シート支持フレーム35は、ベルト式無段変速機12のカバー12aの離脱方向(右方向)に配置されており、カバー12a離脱時に干渉してカバー12aが取り外せなくなる位置に設けられている。
【0025】
このように、エンジンユニット10の左側には左側シート支持フレーム32が配置され、右側には右側シート支持フレーム35が配置され、前側にはフロントフレーム22及びボンネット支持フレーム23が配置され、後側にはリヤフレーム30及び荷台支持フレーム31が配置されているため、エンジンユニット10の前後左右が各フレームで囲まれた状態となっている。なお、車体フレーム2を構成する各フレーム類は、右側シート支持フレーム35を除いて互いに溶接等で一体的に固定されている。
【0026】
図5は図1に示す作業用四輪車1の右側シート支持フレーム35の斜視図である。図5に示すように、右側シート支持フレーム35は、前後方向に配置された左右一対の逆U形状のU形フレーム部36,37と、各U形フレーム部36,37の下部を左右方向に連結する下側クロスフレーム部38,39と、各U形フレーム部36,37の上部を左右方向に連結する上側クロスフレーム部40とを備えている。U形フレーム部36,37の前後の下端部には、ボルト孔41a,42a,43a,44aを有する板状のブラケット部41,42,43,44がそれぞれ設けられている。ブラケット部41〜44の下面には、平板状の底板45が溶接等で接続されており、底板45上に電装品等(図示せず)が搭載できるようになっている。また、底板45には、ブラケット部41〜44のボルト孔41a〜44aに対応する位置にボルト孔(図示せず)が設けられている。
【0027】
図6は図1に示す作業用四輪車1から右側シート支持フレーム35を離脱した状態を表す主に車体フレーム2の斜視図である。図6に示すように、メインフレーム21には、右側シート支持フレーム35(図5参照)のブラケット部41〜44のボルト孔41a〜44aに対応する位置にボルト孔21aが設けられている。また、メインフレーム21は、右側シート支持フレーム35(図4参照)の下方位置に開口Sを有しているが、底板45(図4及び図5)が開口Sを囲むフレーム部分に載置されることにより、開口Sが閉鎖されるようになっている。
【0028】
以上の構成とすると、図4に示すように、エンジンユニット10の左右両側に左側シート支持フレーム32及び右側シート支持フレーム35が配置されているため、そのままでは各シート支持フレーム32,35が邪魔となり左右どちらからもエンジンユニット10にアクセスしにくい状態であるが、ボルトBを外して別体の右側シート支持フレーム35をメインフレーム21から離脱させることにより、エンジンユニット10の右側に空き空間ができ、作業者は右側からエンジンユニット10のメンテナンス作業を容易に行うことができる(図6参照)。
【0029】
さらに、左右一対のシート支持フレーム32,35のうち、エンジンユニット10のベルト式無段変速機12に対向する側の右側シート支持フレーム35を着脱可能としているので、作業者は比較的メンテナンス頻度の高いベルト式無段変速機についてカバー12aを取り外してベルト交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。また、右側シート支持フレーム35は、メインフレーム21に対してボルトBにより着脱自在に取り付けられているので、シンプルかつ低コストにメンテナンス性を向上させることが可能となる。なお、本実施形態の右側シート支持フレーム35は、図5に示すように、U形フレーム部36,37の下端部にブラケット部41〜44を介して底板45を溶接接続しているが、ブラケット部41〜44を用いずにU形フレーム部36,37の下端部に直接的に底板45を溶接等で接続してもよい。
【0030】
(第2実施形態)
図7は第2実施形態に係る作業用四輪車の主に車体フレーム50の斜視図である。図8は図7に示す作業用四輪車の右側シート支持フレーム51を回動させた状態を表す主に車体フレーム50の斜視図である。なお、本実施形態では第1実施形態と共通する部分については同一符号を付して説明を省略している。
【0031】
図7に示すように、エンジンユニット10の右側では、別体の右側シート支持フレーム51がメインフレーム21上にヒンジ53を介して回動自在に取り付けられている。右側シート支持フレーム51は、前後方向に配置された左右一対の逆U形状のU形フレーム部36,37と、各U形フレーム部36,37の下部を左右方向に連結する下側クロスフレーム部38,39と、各U形フレーム部36,37の上部を左右方向に連結する上側クロスフレーム部40と、右側のU形フレーム36の前後の下端部を前後方向に連結するサイドフレーム部52とを備えている。
【0032】
右側シート支持フレーム51のサイドフレーム部52とメインフレーム21とは一対のヒンジ53により接続されており、右側シート支持フレーム51はヒンジ53を基点としてエンジンユニット10から離反するように回動可能となっている。さらに、右側シート支持フレーム51の左側のU形フレーム部37の前後の下端部には、ボルト孔を有する板状のブラケット部43,44がそれぞれ設けられている。
【0033】
また、図8に示すように、右側シート支持フレーム51の下方位置でメインフレーム21に載置される底板45は、右側シート支持フレーム51とは別体であり、ブラケット部43,44のボルト孔と連通するボルト孔45aを有している。即ち、ブラケット部43,44のボルト孔と底板45のボルト孔45aとメインフレーム21のボルト孔とにボルトBを締結することで、右側シート支持フレーム51がメインフレーム21に固定されることとなる(図7参照)。
【0034】
以上の構成とすると、作業者はヒンジ53を基点として右側シート支持フレーム51を車体右側に向けて回動させることにより、簡単に右側シート支持フレーム51をエンジンユニット10から離反させることができるので、右側シート支持フレーム51の移動に要する作業手数が低減され、メンテナンス作業性が更に向上する。
【0035】
なお、前述した各実施形態では、右側シート支持フレーム35、51のみを移動可能として左側シート支持フレーム32は一体的に固定されているが、左側シート支持フレーム32も同様に別体として移動可能としてもよい。また、本発明の作業四輪車は前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でその構成を変更、追加、又は削除することができる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
以上のように、本発明に係る作業用四輪車は、エンジンユニットのメンテナンス作業性が向上する優れた効果を有し、例えば、乗員シートの後方に荷台を有してエンジンユニットの周囲にフレームが配置された作業用四輪車等に適用すると有益である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の第1実施形態に係る作業用四輪車を示す斜視図である。
【図2】図1に示す作業用四輪車の平面図である。
【図3】図1に示す作業用四輪車の右側面図である。
【図4】図1に示す作業用四輪車の主に車体フレームの斜視図である。
【図5】図1に示す作業用四輪車の右側シート支持フレームの斜視図である。
【図6】図1に示す作業用四輪車から右側シート支持フレームを離脱した状態を表す主に車体フレームの斜視図である。
【図7】第2実施形態に係る作業用四輪車の主に車体フレームの斜視図である。
【図8】図7に示す作業用四輪車の右側シート支持フレームを回動させた状態を表す主に車体フレームの斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
1 作業用四輪車
2,50 車体フレーム
6 乗員シート
10 エンジンユニット
11 エンジン本体
12 ベルト式無段変速機
21 メインフレーム
35,51 右側シート支持フレーム
53 ヒンジ
B ボルト(締結具)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体フレームのうちエンジンユニットの周辺に配置された部位が、該エンジンユニットに対して部分的に移動可能であることを特徴とする作業用四輪車。
【請求項2】
前記車体フレームは、車体骨格を主に構成するメインフレームと、前記エンジンユニットの左右両側に設けられて乗員シートを支持する一対のシート支持フレームとを有し、
該各シート支持フレームの少なくとも一方が前記メインフレームと別体であり前記エンジンユニットから離反するように移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の作業用四輪車。
【請求項3】
前記メインフレームと別体の前記シート支持フレームは、前記メインフレームに対して締結具により着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の作業用四輪車。
【請求項4】
前記メインフレームと別体の前記シート支持フレームは、前記メインフレームに対してヒンジを介して回動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の作業用四輪車。
【請求項5】
前記エンジンユニットはそのエンジン本体の側面にベルト式無段変速機を有し、前記メインフレームと別体の前記シート支持フレームが該ベルト式無段変速機に対向するように配設してあることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の作業用四輪車。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−276703(P2007−276703A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−107847(P2006−107847)
【出願日】平成18年4月10日(2006.4.10)
【出願人】(000000974)川崎重工業株式会社 (1,710)
【Fターム(参考)】