作業車のキャノピ
【課題】 格納時や搬送時等においてキャノピの上部が邪魔にならないように考慮する。
【解決手段】 キャノピフレーム46の上部に運転席7の上方を覆うキャノピルーフ47を取り付けてなる作業車のキャノピにおいて、キャノピフレーム46を、運転席7の側方に立設された支持フレーム49と、この支持フレーム49の上部に設けられ且つキャノピルーフ47の下面側に配置されていて該キャノピルーフ47が取り付けられる取付フレーム50とから構成し、前記取付フレーム50を支持フレーム49に対して着脱可能に取り付ける。
【解決手段】 キャノピフレーム46の上部に運転席7の上方を覆うキャノピルーフ47を取り付けてなる作業車のキャノピにおいて、キャノピフレーム46を、運転席7の側方に立設された支持フレーム49と、この支持フレーム49の上部に設けられ且つキャノピルーフ47の下面側に配置されていて該キャノピルーフ47が取り付けられる取付フレーム50とから構成し、前記取付フレーム50を支持フレーム49に対して着脱可能に取り付ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バックホー等の作業車のキャノピに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、走行装置に上下方向の旋回軸心回りに回動自在に設けられた旋回台を備え、この旋回台上の左右一側に運転席を配置し、この運転席の側方に立設された支持フレームの上部に、運転席の上方を覆うキャノピルーフを取り付けてなるキャノピを備えた作業車がある(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平8−144326号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記従来のキャノピを備えた作業車にあっては、格納時や搬送時等においてキャノピの上部が邪魔物になる場合がある。
この場合、キャノピルーフをキャノピフレームから取り外したとしても、キャノピフレームの上部の、キャノピルーフが取り付けられる取付部分が邪魔物となる。
そこで、本発明は、前記問題を解消した作業車のキャノピを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、キャノピフレームの上部に運転席の上方を覆うキャノピルーフを取り付けてなる作業車のキャノピにおいて、前記キャノピフレームを、運転席の側方に立設された支持フレームと、この支持フレームの上部に設けられ且つキャノピルーフの下面側に配置されていて該キャノピルーフが取り付けられる取付フレームとから構成し、前記取付フレームを支持フレームに対して着脱可能に取り付けたことを特徴とする。
【0005】
また、走行装置上に上下方向の旋回軸心回りに回動自在に設けられた旋回台を備え、この旋回台上の左右一側に運転席を配置し、この運転席の旋回台左右方向中央側の側方に前記支持フレームを設け、前記取付フレームを旋回台左右方向中央側から左右一側の外端側に向けて延びるように設け、旋回台の左右一側に、キャノピルーフの、旋回台左右方向一側を支持する外側支柱を着脱自在に設け、この外側支柱の上端側を前記取付フレームに着脱自在に連結するのがよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、取付フレームを支持フレームから取り外すことにより、キャノピをキャノピフレームから取り外すことができると共に、キャノピフレームを低くすることができ、格納時や搬送時等において、キャノピの上部が邪魔物とならないという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1、2において、1はキャノピを備えた作業車(旋回作業機)として例示するバックホーであり、図面は超小旋回型のバックホー1を例示している。
このバックホー1は、クローラ式走行装置によって構成された下部の走行装置2と、上部の旋回体3とから構成されている。
【0008】
旋回体3は、走行装置2上に旋回ベアリング4を介して上下方向の旋回軸心X回りに回動自在に支持された旋回台5と、この旋回台5に設けられた掘削装置6、運転席7、キャノピ8、エンジンやラジエータ9等の機器、燃料タンク10や作動油タンク11等のタンク類等を有する。
運転席7及びキャノピ8は旋回台5の右側(左右一側)に配置されており、運転席7の前方側には、操作ボックス12に、掘削装置6を操作する掘削装置操作レバー13、走行装置2を操縦する走行装置操縦レバー14を備えた操縦装置15が配置されている。
【0009】
旋回台5は、図3〜5に示すように、骨格となる旋回フレーム16と、該旋回フレーム16の後端側に取り付けられていて旋回台5の後部を構成すると共に掘削装置6との重量バランスを図るバランスウエイトの機能を有するプロテクタ17と、旋回フレーム16の左右の側面のプロテクタ17の前方側及び前面側を覆う旋回カバー18と、運転席7前方側の旋回フレーム16上面側を覆うステップ19等を備えて主構成されている。
【0010】
旋回フレーム16は、旋回台5の底部を構成する厚板からなる旋回基板20を有し、この旋回基板20上の右側(左右他側)の左右方向中央寄りには、前後方向中央側から前方に延びる左右一対の縦リブ21が設けられ、この左右縦リブ21間に、掘削装置6のブーム22の基部が左右軸回りに揺動自在に取り付けられるブーム取付部23が設けられている。
【0011】
また、旋回基板20上の後部には、クランク軸の軸心が左右方向となるようにエンジンが横置き配置されるエンジン配置部24が設けられ、このエンジン配置部24に配置されるエンジンの右側方にはラジエータ9及びオイルクーラが配置され、エンジン配置部24の左側部には、マフラ25、エアクリーナー26、油圧ポンプ27、オートアイドルモータ28、アンロードバルブ29、パイロットフィルタ等が設けられている。
【0012】
また、旋回基板20上の右側の左右方向外側寄りには、前部側に配置された燃料タンク10と、該燃料タンク10の後方に配置された作動油タンク11と、この作動油タンク11の上方側に配置されたバッテリー31が設けられている。
エンジン、ラジエータ9、燃料タンク10、作動油タンク11及びバッテリー31等は旋回台5の上面から上方に突出しており、これらの機器及びタンク類等はカバー体32によって覆われている。
【0013】
カバー体32は、図1〜3、図13〜15に示すように、エンジン配置部24を覆う(エンジンルームを構成する)ボンネット33と、ラジエータ9、燃料タンク10、作動油タンク11及びバッテリー31を覆う右側部カバー体34とによって構成されている。
ボンネット33は、エンジン配置部24の前部上方及び前方側を覆う固定カバー体36と、エンジン配置部24の後部上方及び背面を覆う開閉カバー体37と、エンジン配置部24の左側方を覆う左側部カバー体38とから主構成されている。
【0014】
固定カバー体36は、旋回フレーム16に設けられた支持体に固定されており、開閉カバー体37は上部の前端側が前記支持体に左右軸回りに回動自在に枢支連結されていて上下揺動自在に支持されている。
左側部カバー体38は、カバー前部38Aとカバー後部38Bとに分割され、カバー前部38Aは前記支持体に固定され、カバー後部38Bは、その前端側が旋回フレーム16に固定された支持部材39にヒンジ部材40を介して上下方向の軸心回りに回動自在に支持されていて、開閉自在とされている。
【0015】
この左側部カバー体38のカバー後部38Bの後端側には、レバーの揺動操作によって操作されるロック部材42が設けられ、カバー後部38Bを閉めた状態で、このロック部材42をエンジンルーム内に設けられたフック43に係合させてレバーを操作することにより、カバー後部38Bを閉めた状態にロックすることができるように構成されている。
前記ロック部材42の操作は、開閉カバー体37を開いた状態で可能であり、開閉カバー体37を閉じた状態では操作不能である。
【0016】
本実施の形態のバックホー1にあっては、開閉カバー体37を開くと共に、左側部カバー体38のカバー後部38Bを開くことにより、エンジンルームの左側に配置された機器等の点検が容易に行える。
前記キャノピ8は、図1、図2、図6〜12に示すように、運転席7の旋回台左右方向中央側の側方、すなわち運転席7の右側の側方に立設されたキャノピフレーム46と、このキャノピフレーム46の上部に取り付けられたキャノピルーフ47と、このキャノピルーフ47の左側後部を支持する外側支柱48とから主構成されている。
【0017】
キャノピフレーム46は、運転席7の右方に立設された支持フレーム49と、この支持フレーム49の上部に着脱自在に取り付けられていてキャノピルーフ47が取り付けられる取付フレーム50とから主構成されている。
支持フレーム49は、パイプ材からなる前後一対の支柱51,52と、この前後の支柱51,52にわたって設けられたパネル53と、前後支柱51,52の上端同志を連結するように設けられた上枠材54と、前後の支柱51,52の下部同志を連結するように設けられた補強枠材55とから主構成されている。
【0018】
この支持フレーム49の前支柱51は、キャノピルーフ47の右端側前方に配置され且つ左側縦リブ21の前端側の左側面から上方に向けて延出するように設けられていて、その下端側に設けられた取付片56が左側縦リブ21にボルト固定されている。
また、前支柱51の下部は、連結部材57によって操縦装置15の操作ボックス12の左側面に連結されている。
【0019】
後支柱52は、キャノピルーフ47の右端側の後端側に配置され且つ運転席7の後部側の右側方から上方に向けて延出するように設けられていて、後支柱52の下端に設けられた取付片58が、運転席7後部側の右側方の固定カバー体36上に設けられた後支柱取付部59(図3参照)にボルト固定されている。
パネル53は前後支柱51,52の右側で且つ左側縦リブ21の左側に配置されていて、前後端縁が前後の支柱51,52に固着されていると共に、前部下端側が左側縦リブ21にボルト固定されている。
【0020】
また、このパネル53には、該パネル53を主構成する板材に形成された開口部にガラス等を嵌め込んでなる窓60が設けられている。
この窓60の左側の上下方向中途部には、前後の支柱51,52を連結するように設けられた上下一対の保護部材61が設けられ、この上下保護部材61の前部側を連結するように手摺り62が設けられている。
【0021】
上枠材54は板材を折曲することにより正面視L字形に形成されており、前後の支柱51,52の上端に載置されて固着された上面壁63と、この上面壁63の左側縁部から下方に向けて延設された側面壁64とから構成されている。
取付フレーム50は、支持フレーム49の上枠材54に着脱自在に取り付けられる取付体65と、この取付体65の前後に設けられていると共にキャノピルーフ47の下面側に位置されていてキャノピルーフ47の前後部分を支持する前後一対の支持部材66,67とを有する。
【0022】
取付体65は、キャノピルーフ47の前部から後部にわたる長尺に形成された第1プレート68及び第2プレート69から構成されている。
第1プレート68は板材を折曲してなり、上壁部71と、この上壁部71の左側縁部から下方に延出された側壁部72とから構成されており、上壁部71の右側部は右方に行くに従って下方に移行する傾斜状に形成され、側壁部72は、その下側部分72aが上側部分72bに対して右方側に位置ずれするように上下方向中途部で折曲されている。
【0023】
第2プレート69は平板によって形成されていて、第1プレート68の上壁部71の下方側に配置されており、左端側が第1プレート68の側壁部72の上側部分72bの上下方向中途部に固着され、右端側が第1プレート68の上壁部71の右端側に固着されている。
前後の支持部材66,67はパイプ材によって形成されており、前側の支持部材66は、その右端側が第1プレート68の側壁部72の上側部分72bの前端側に固着され、後側の支持部材67は、その右端側が取付部材73を介して取付体65の後端側に固着されている。
【0024】
前側の支持部材66は、第1プレート68の側壁部72から少し左方に延出した後、左方に行くに従って上方に移行する傾斜方向に延出し、その後、左方に延出するように折曲されている。
この前側の支持部材66の左端側の上面側には、キャノピルーフ47が取り付けられる取付片74が設けられている。
【0025】
後側の支持部材67が取り付けられる取付部材73は板材を折曲することによって側面視L字形に形成されており、取付体65の第1プレート68の側壁部72後端及び第2プレート69の後端に固着された正面壁76と、この正面壁76の下端から後方に後方に延出された下面壁77とから構成されている。
後側の支持部材67は、下面壁77の左側上面から少し上方に延出した後、左方に行くに従って上方に移行する傾斜方向に延出し、その後、左方に延出するように折曲されている。
【0026】
この後側の支持部材67の上部左側の後面側には、キャノピルーフ47及び外側支柱48の上端側が取り付けられる取付片78が設けられている。
したがって、取付フレーム50は、支持フレーム49に取り付けられる位置よりも、キャノピルーフ47が取り付けられる位置の方が高い位置にある。
また、第1プレート68の上壁部71は取付部材73の下面壁77の上方に延出され、この延出部分と下面壁77との間に、一端が後側の支持部材67に固着され他端が取付部材73の正面壁77に固着された補強部材79が設けられている。
【0027】
キャノピルーフ47は、樹脂によって形成されていて、右側部が前側の支持部材66及び後側の支持部材67の傾斜部分に沿って傾斜状とされ、該キャノピルーフ47の右側部下端側が取付体65の第1プレート68の上面壁63にボルト固定され、該キャノピルーフ47の上部側前部の左右方向中途部が前側の支持部材66の取付片74に下方側からボルト固定され、該キャノピルーフ47の上部側後部の左右方向中途部が後側の支持部材67の取付片78の右側に下方側からボルト固定されている。
【0028】
なお、取付体65の第2プレート69には、キャノピルーフ47の右側部下端側を取付体65の第1プレート68の上面壁63に下方側からボルト固定するための切欠部80が形成されている。
外側支柱48は、その上端側に前方に向けて突出状とされた取付片81が固着され、この取付片81の前部が後側の支持部材67の取付片78の左側にボルト固定されている。
【0029】
この外側支柱48の上部48aは、運転席7の左側後方で且つ運転席7の上方側で上下方向に延びるように配置され、該外側支柱48の中途部48bは、上部48aの下端側から左方(左右方向外方)に行くに従って下方に移行する傾斜方向で且つ前方に行くに従って下方に移行する傾斜方向に延びるように配置され、該外側支柱48の下部48cは運転席7の左側方に位置するように中途部の下端から前方側に延びる手摺り部とされている。
【0030】
この手摺り部48cは、外側支柱48中途部の下端から前方に行くに従って左方(左右方向外方)に移行する傾斜方向に延出し、その後、下方に向けて延出し且つ前方側に凸となる湾曲状となるように折曲されている。
また、手摺り部48cの前端側の湾曲部83は、下部側が右方に変位するように傾斜されている。
【0031】
また、手摺り部48cの直線部分84の中途部には支持部材85の上端側が固着され、この支持部材85の下端側には取付片86が固着され、この取付片86は運転席7の左側方の固定カバー体36上に設けられた外側支柱取付部87に取り付けられている。
なお、外側支柱48は、上部48a、中途部48b及び下部48cの後部側が平面視でキャノピルーフ47の外縁からはみ出さないように収められ、且つ、旋回台5の外縁から内方にはいるように(旋回台5からはみ出さないように)形成されている。
【0032】
前記構成のキャノピ8にあっては、取付フレーム50及び外側支柱48を取り外すことにより、支持フレーム49だけが本機側に残るため、格納時及び搬送時等において、キャノピ8の上部側及び外側支柱48が邪魔物になることがない。
また、外側支柱48の上部48a及び中途部48bを運転席7の後部側に配置したので、作業時において外側支柱48がオペレータの視界の邪魔物とならないと共に、外側支柱48の下部を手摺り部48cとした(支柱の一部を手摺り部48cとした)ので、外側支柱の他に、手摺りを別途設ける場合に比べて、部品点数及び組立工数の低減を図ることができる。
【0033】
また、手摺り部48cの前端側が湾曲状とされているので、乗降時に持ちやすい。
図16〜18に示すように、本実施の形態のバックホー1にあっては、マフラ25から排気されるガスが後方に排出される状態と下方に排出される状態とに選択可能とされている。
すなわち、本実施の形態では、排気口88が後方側を向く排気パイプ89を取り付けた場合に排気ガスを後方側に排出させるための第1の排ガス排出部90がプロテクタ17に設けられていると共に、排気口88が下方側を向く排気パイプ89を取り付けた場合に排気ガスを下方側に排出させるための第2の排ガス排出部91が旋回台5の下面側に設けられている。
【0034】
前記第2の排ガス排出部91は、旋回基板20に設けられた切欠部92と、プロテクタ17の下壁部に設けられた切欠部93とから構成されている。
本実施の形態のバックホー1にあっては、排気ガスを後方に排出させると、熱気等によって植木が枯れる惧れのある場所や排気ガスが運転席7に回るような狭い場所では、排気口88が下向きの排気パイプ89を取り付けることにより、快適に現場作業が行える。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】バックホーの側面図である。
【図2】旋回体の背面図である。
【図3】旋回台の平面図である。
【図4】旋回フレームの平面図である。
【図5】旋回台の背面図である。
【図6】キャノピフレーム及び外側支柱の組図の側面図である。
【図7】キャノピフレーム及び外側支柱の側面分解図である。
【図8】キャノピの平面図である。
【図9】キャノピフレーム及び外側支柱の組図の背面図である。
【図10】取付フレームの取付部分の断面図である。
【図11】後側の支持部材の取付部分の背面図である。
【図12】後側の支持部材の取付部分の平面図である。
【図13】旋回台の平面図である。
【図14】旋回台の側面図である。
【図15】旋回台の背面図である。
【図16】旋回台の左側後部の平面図である。
【図17】旋回台の左側後部の側面図である。
【図18】旋回台の左側後部の背面図である。
【符号の説明】
【0036】
2 走行装置
5 旋回台
7 運転席
46 キャノピフレーム
47 キャノピルーフ
48 外側支柱
49 支持フレーム
50 取付フレーム
X 旋回軸心
【技術分野】
【0001】
本発明は、バックホー等の作業車のキャノピに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、走行装置に上下方向の旋回軸心回りに回動自在に設けられた旋回台を備え、この旋回台上の左右一側に運転席を配置し、この運転席の側方に立設された支持フレームの上部に、運転席の上方を覆うキャノピルーフを取り付けてなるキャノピを備えた作業車がある(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平8−144326号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記従来のキャノピを備えた作業車にあっては、格納時や搬送時等においてキャノピの上部が邪魔物になる場合がある。
この場合、キャノピルーフをキャノピフレームから取り外したとしても、キャノピフレームの上部の、キャノピルーフが取り付けられる取付部分が邪魔物となる。
そこで、本発明は、前記問題を解消した作業車のキャノピを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、キャノピフレームの上部に運転席の上方を覆うキャノピルーフを取り付けてなる作業車のキャノピにおいて、前記キャノピフレームを、運転席の側方に立設された支持フレームと、この支持フレームの上部に設けられ且つキャノピルーフの下面側に配置されていて該キャノピルーフが取り付けられる取付フレームとから構成し、前記取付フレームを支持フレームに対して着脱可能に取り付けたことを特徴とする。
【0005】
また、走行装置上に上下方向の旋回軸心回りに回動自在に設けられた旋回台を備え、この旋回台上の左右一側に運転席を配置し、この運転席の旋回台左右方向中央側の側方に前記支持フレームを設け、前記取付フレームを旋回台左右方向中央側から左右一側の外端側に向けて延びるように設け、旋回台の左右一側に、キャノピルーフの、旋回台左右方向一側を支持する外側支柱を着脱自在に設け、この外側支柱の上端側を前記取付フレームに着脱自在に連結するのがよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、取付フレームを支持フレームから取り外すことにより、キャノピをキャノピフレームから取り外すことができると共に、キャノピフレームを低くすることができ、格納時や搬送時等において、キャノピの上部が邪魔物とならないという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1、2において、1はキャノピを備えた作業車(旋回作業機)として例示するバックホーであり、図面は超小旋回型のバックホー1を例示している。
このバックホー1は、クローラ式走行装置によって構成された下部の走行装置2と、上部の旋回体3とから構成されている。
【0008】
旋回体3は、走行装置2上に旋回ベアリング4を介して上下方向の旋回軸心X回りに回動自在に支持された旋回台5と、この旋回台5に設けられた掘削装置6、運転席7、キャノピ8、エンジンやラジエータ9等の機器、燃料タンク10や作動油タンク11等のタンク類等を有する。
運転席7及びキャノピ8は旋回台5の右側(左右一側)に配置されており、運転席7の前方側には、操作ボックス12に、掘削装置6を操作する掘削装置操作レバー13、走行装置2を操縦する走行装置操縦レバー14を備えた操縦装置15が配置されている。
【0009】
旋回台5は、図3〜5に示すように、骨格となる旋回フレーム16と、該旋回フレーム16の後端側に取り付けられていて旋回台5の後部を構成すると共に掘削装置6との重量バランスを図るバランスウエイトの機能を有するプロテクタ17と、旋回フレーム16の左右の側面のプロテクタ17の前方側及び前面側を覆う旋回カバー18と、運転席7前方側の旋回フレーム16上面側を覆うステップ19等を備えて主構成されている。
【0010】
旋回フレーム16は、旋回台5の底部を構成する厚板からなる旋回基板20を有し、この旋回基板20上の右側(左右他側)の左右方向中央寄りには、前後方向中央側から前方に延びる左右一対の縦リブ21が設けられ、この左右縦リブ21間に、掘削装置6のブーム22の基部が左右軸回りに揺動自在に取り付けられるブーム取付部23が設けられている。
【0011】
また、旋回基板20上の後部には、クランク軸の軸心が左右方向となるようにエンジンが横置き配置されるエンジン配置部24が設けられ、このエンジン配置部24に配置されるエンジンの右側方にはラジエータ9及びオイルクーラが配置され、エンジン配置部24の左側部には、マフラ25、エアクリーナー26、油圧ポンプ27、オートアイドルモータ28、アンロードバルブ29、パイロットフィルタ等が設けられている。
【0012】
また、旋回基板20上の右側の左右方向外側寄りには、前部側に配置された燃料タンク10と、該燃料タンク10の後方に配置された作動油タンク11と、この作動油タンク11の上方側に配置されたバッテリー31が設けられている。
エンジン、ラジエータ9、燃料タンク10、作動油タンク11及びバッテリー31等は旋回台5の上面から上方に突出しており、これらの機器及びタンク類等はカバー体32によって覆われている。
【0013】
カバー体32は、図1〜3、図13〜15に示すように、エンジン配置部24を覆う(エンジンルームを構成する)ボンネット33と、ラジエータ9、燃料タンク10、作動油タンク11及びバッテリー31を覆う右側部カバー体34とによって構成されている。
ボンネット33は、エンジン配置部24の前部上方及び前方側を覆う固定カバー体36と、エンジン配置部24の後部上方及び背面を覆う開閉カバー体37と、エンジン配置部24の左側方を覆う左側部カバー体38とから主構成されている。
【0014】
固定カバー体36は、旋回フレーム16に設けられた支持体に固定されており、開閉カバー体37は上部の前端側が前記支持体に左右軸回りに回動自在に枢支連結されていて上下揺動自在に支持されている。
左側部カバー体38は、カバー前部38Aとカバー後部38Bとに分割され、カバー前部38Aは前記支持体に固定され、カバー後部38Bは、その前端側が旋回フレーム16に固定された支持部材39にヒンジ部材40を介して上下方向の軸心回りに回動自在に支持されていて、開閉自在とされている。
【0015】
この左側部カバー体38のカバー後部38Bの後端側には、レバーの揺動操作によって操作されるロック部材42が設けられ、カバー後部38Bを閉めた状態で、このロック部材42をエンジンルーム内に設けられたフック43に係合させてレバーを操作することにより、カバー後部38Bを閉めた状態にロックすることができるように構成されている。
前記ロック部材42の操作は、開閉カバー体37を開いた状態で可能であり、開閉カバー体37を閉じた状態では操作不能である。
【0016】
本実施の形態のバックホー1にあっては、開閉カバー体37を開くと共に、左側部カバー体38のカバー後部38Bを開くことにより、エンジンルームの左側に配置された機器等の点検が容易に行える。
前記キャノピ8は、図1、図2、図6〜12に示すように、運転席7の旋回台左右方向中央側の側方、すなわち運転席7の右側の側方に立設されたキャノピフレーム46と、このキャノピフレーム46の上部に取り付けられたキャノピルーフ47と、このキャノピルーフ47の左側後部を支持する外側支柱48とから主構成されている。
【0017】
キャノピフレーム46は、運転席7の右方に立設された支持フレーム49と、この支持フレーム49の上部に着脱自在に取り付けられていてキャノピルーフ47が取り付けられる取付フレーム50とから主構成されている。
支持フレーム49は、パイプ材からなる前後一対の支柱51,52と、この前後の支柱51,52にわたって設けられたパネル53と、前後支柱51,52の上端同志を連結するように設けられた上枠材54と、前後の支柱51,52の下部同志を連結するように設けられた補強枠材55とから主構成されている。
【0018】
この支持フレーム49の前支柱51は、キャノピルーフ47の右端側前方に配置され且つ左側縦リブ21の前端側の左側面から上方に向けて延出するように設けられていて、その下端側に設けられた取付片56が左側縦リブ21にボルト固定されている。
また、前支柱51の下部は、連結部材57によって操縦装置15の操作ボックス12の左側面に連結されている。
【0019】
後支柱52は、キャノピルーフ47の右端側の後端側に配置され且つ運転席7の後部側の右側方から上方に向けて延出するように設けられていて、後支柱52の下端に設けられた取付片58が、運転席7後部側の右側方の固定カバー体36上に設けられた後支柱取付部59(図3参照)にボルト固定されている。
パネル53は前後支柱51,52の右側で且つ左側縦リブ21の左側に配置されていて、前後端縁が前後の支柱51,52に固着されていると共に、前部下端側が左側縦リブ21にボルト固定されている。
【0020】
また、このパネル53には、該パネル53を主構成する板材に形成された開口部にガラス等を嵌め込んでなる窓60が設けられている。
この窓60の左側の上下方向中途部には、前後の支柱51,52を連結するように設けられた上下一対の保護部材61が設けられ、この上下保護部材61の前部側を連結するように手摺り62が設けられている。
【0021】
上枠材54は板材を折曲することにより正面視L字形に形成されており、前後の支柱51,52の上端に載置されて固着された上面壁63と、この上面壁63の左側縁部から下方に向けて延設された側面壁64とから構成されている。
取付フレーム50は、支持フレーム49の上枠材54に着脱自在に取り付けられる取付体65と、この取付体65の前後に設けられていると共にキャノピルーフ47の下面側に位置されていてキャノピルーフ47の前後部分を支持する前後一対の支持部材66,67とを有する。
【0022】
取付体65は、キャノピルーフ47の前部から後部にわたる長尺に形成された第1プレート68及び第2プレート69から構成されている。
第1プレート68は板材を折曲してなり、上壁部71と、この上壁部71の左側縁部から下方に延出された側壁部72とから構成されており、上壁部71の右側部は右方に行くに従って下方に移行する傾斜状に形成され、側壁部72は、その下側部分72aが上側部分72bに対して右方側に位置ずれするように上下方向中途部で折曲されている。
【0023】
第2プレート69は平板によって形成されていて、第1プレート68の上壁部71の下方側に配置されており、左端側が第1プレート68の側壁部72の上側部分72bの上下方向中途部に固着され、右端側が第1プレート68の上壁部71の右端側に固着されている。
前後の支持部材66,67はパイプ材によって形成されており、前側の支持部材66は、その右端側が第1プレート68の側壁部72の上側部分72bの前端側に固着され、後側の支持部材67は、その右端側が取付部材73を介して取付体65の後端側に固着されている。
【0024】
前側の支持部材66は、第1プレート68の側壁部72から少し左方に延出した後、左方に行くに従って上方に移行する傾斜方向に延出し、その後、左方に延出するように折曲されている。
この前側の支持部材66の左端側の上面側には、キャノピルーフ47が取り付けられる取付片74が設けられている。
【0025】
後側の支持部材67が取り付けられる取付部材73は板材を折曲することによって側面視L字形に形成されており、取付体65の第1プレート68の側壁部72後端及び第2プレート69の後端に固着された正面壁76と、この正面壁76の下端から後方に後方に延出された下面壁77とから構成されている。
後側の支持部材67は、下面壁77の左側上面から少し上方に延出した後、左方に行くに従って上方に移行する傾斜方向に延出し、その後、左方に延出するように折曲されている。
【0026】
この後側の支持部材67の上部左側の後面側には、キャノピルーフ47及び外側支柱48の上端側が取り付けられる取付片78が設けられている。
したがって、取付フレーム50は、支持フレーム49に取り付けられる位置よりも、キャノピルーフ47が取り付けられる位置の方が高い位置にある。
また、第1プレート68の上壁部71は取付部材73の下面壁77の上方に延出され、この延出部分と下面壁77との間に、一端が後側の支持部材67に固着され他端が取付部材73の正面壁77に固着された補強部材79が設けられている。
【0027】
キャノピルーフ47は、樹脂によって形成されていて、右側部が前側の支持部材66及び後側の支持部材67の傾斜部分に沿って傾斜状とされ、該キャノピルーフ47の右側部下端側が取付体65の第1プレート68の上面壁63にボルト固定され、該キャノピルーフ47の上部側前部の左右方向中途部が前側の支持部材66の取付片74に下方側からボルト固定され、該キャノピルーフ47の上部側後部の左右方向中途部が後側の支持部材67の取付片78の右側に下方側からボルト固定されている。
【0028】
なお、取付体65の第2プレート69には、キャノピルーフ47の右側部下端側を取付体65の第1プレート68の上面壁63に下方側からボルト固定するための切欠部80が形成されている。
外側支柱48は、その上端側に前方に向けて突出状とされた取付片81が固着され、この取付片81の前部が後側の支持部材67の取付片78の左側にボルト固定されている。
【0029】
この外側支柱48の上部48aは、運転席7の左側後方で且つ運転席7の上方側で上下方向に延びるように配置され、該外側支柱48の中途部48bは、上部48aの下端側から左方(左右方向外方)に行くに従って下方に移行する傾斜方向で且つ前方に行くに従って下方に移行する傾斜方向に延びるように配置され、該外側支柱48の下部48cは運転席7の左側方に位置するように中途部の下端から前方側に延びる手摺り部とされている。
【0030】
この手摺り部48cは、外側支柱48中途部の下端から前方に行くに従って左方(左右方向外方)に移行する傾斜方向に延出し、その後、下方に向けて延出し且つ前方側に凸となる湾曲状となるように折曲されている。
また、手摺り部48cの前端側の湾曲部83は、下部側が右方に変位するように傾斜されている。
【0031】
また、手摺り部48cの直線部分84の中途部には支持部材85の上端側が固着され、この支持部材85の下端側には取付片86が固着され、この取付片86は運転席7の左側方の固定カバー体36上に設けられた外側支柱取付部87に取り付けられている。
なお、外側支柱48は、上部48a、中途部48b及び下部48cの後部側が平面視でキャノピルーフ47の外縁からはみ出さないように収められ、且つ、旋回台5の外縁から内方にはいるように(旋回台5からはみ出さないように)形成されている。
【0032】
前記構成のキャノピ8にあっては、取付フレーム50及び外側支柱48を取り外すことにより、支持フレーム49だけが本機側に残るため、格納時及び搬送時等において、キャノピ8の上部側及び外側支柱48が邪魔物になることがない。
また、外側支柱48の上部48a及び中途部48bを運転席7の後部側に配置したので、作業時において外側支柱48がオペレータの視界の邪魔物とならないと共に、外側支柱48の下部を手摺り部48cとした(支柱の一部を手摺り部48cとした)ので、外側支柱の他に、手摺りを別途設ける場合に比べて、部品点数及び組立工数の低減を図ることができる。
【0033】
また、手摺り部48cの前端側が湾曲状とされているので、乗降時に持ちやすい。
図16〜18に示すように、本実施の形態のバックホー1にあっては、マフラ25から排気されるガスが後方に排出される状態と下方に排出される状態とに選択可能とされている。
すなわち、本実施の形態では、排気口88が後方側を向く排気パイプ89を取り付けた場合に排気ガスを後方側に排出させるための第1の排ガス排出部90がプロテクタ17に設けられていると共に、排気口88が下方側を向く排気パイプ89を取り付けた場合に排気ガスを下方側に排出させるための第2の排ガス排出部91が旋回台5の下面側に設けられている。
【0034】
前記第2の排ガス排出部91は、旋回基板20に設けられた切欠部92と、プロテクタ17の下壁部に設けられた切欠部93とから構成されている。
本実施の形態のバックホー1にあっては、排気ガスを後方に排出させると、熱気等によって植木が枯れる惧れのある場所や排気ガスが運転席7に回るような狭い場所では、排気口88が下向きの排気パイプ89を取り付けることにより、快適に現場作業が行える。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】バックホーの側面図である。
【図2】旋回体の背面図である。
【図3】旋回台の平面図である。
【図4】旋回フレームの平面図である。
【図5】旋回台の背面図である。
【図6】キャノピフレーム及び外側支柱の組図の側面図である。
【図7】キャノピフレーム及び外側支柱の側面分解図である。
【図8】キャノピの平面図である。
【図9】キャノピフレーム及び外側支柱の組図の背面図である。
【図10】取付フレームの取付部分の断面図である。
【図11】後側の支持部材の取付部分の背面図である。
【図12】後側の支持部材の取付部分の平面図である。
【図13】旋回台の平面図である。
【図14】旋回台の側面図である。
【図15】旋回台の背面図である。
【図16】旋回台の左側後部の平面図である。
【図17】旋回台の左側後部の側面図である。
【図18】旋回台の左側後部の背面図である。
【符号の説明】
【0036】
2 走行装置
5 旋回台
7 運転席
46 キャノピフレーム
47 キャノピルーフ
48 外側支柱
49 支持フレーム
50 取付フレーム
X 旋回軸心
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャノピフレーム(46)の上部に運転席(7)の上方を覆うキャノピルーフ(47)を取り付けてなる作業車のキャノピにおいて、
前記キャノピフレーム(46)を、運転席(7)の側方に立設された支持フレーム(49)と、この支持フレーム(49)の上部に設けられ且つキャノピルーフ(47)の下面側に配置されていて該キャノピルーフ(47)が取り付けられる取付フレーム(50)とから構成し、前記取付フレーム(50)を支持フレーム(49)に対して着脱可能に取り付けたことを特徴とする作業車のキャノピ。
【請求項2】
走行装置(2)上に上下方向の旋回軸心(X)回りに回動自在に設けられた旋回台(5)を備え、この旋回台(5)上の左右一側に運転席(7)を配置し、この運転席(7)の旋回台左右方向中央側の側方に前記支持フレーム(49)を設け、前記取付フレーム(50)を旋回台左右方向中央側から左右一側の外端側に向けて延びるように設け、旋回台(5)の左右一側に、キャノピルーフ(47)の旋回台左右方向一側を支持する外側支柱(48)を着脱自在に設け、この外側支柱(48)の上端側を前記取付フレーム(50)に着脱自在に連結したことを特徴とする請求項1に記載の作業車のキャノピ。
【請求項1】
キャノピフレーム(46)の上部に運転席(7)の上方を覆うキャノピルーフ(47)を取り付けてなる作業車のキャノピにおいて、
前記キャノピフレーム(46)を、運転席(7)の側方に立設された支持フレーム(49)と、この支持フレーム(49)の上部に設けられ且つキャノピルーフ(47)の下面側に配置されていて該キャノピルーフ(47)が取り付けられる取付フレーム(50)とから構成し、前記取付フレーム(50)を支持フレーム(49)に対して着脱可能に取り付けたことを特徴とする作業車のキャノピ。
【請求項2】
走行装置(2)上に上下方向の旋回軸心(X)回りに回動自在に設けられた旋回台(5)を備え、この旋回台(5)上の左右一側に運転席(7)を配置し、この運転席(7)の旋回台左右方向中央側の側方に前記支持フレーム(49)を設け、前記取付フレーム(50)を旋回台左右方向中央側から左右一側の外端側に向けて延びるように設け、旋回台(5)の左右一側に、キャノピルーフ(47)の旋回台左右方向一側を支持する外側支柱(48)を着脱自在に設け、この外側支柱(48)の上端側を前記取付フレーム(50)に着脱自在に連結したことを特徴とする請求項1に記載の作業車のキャノピ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2007−204993(P2007−204993A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−23670(P2006−23670)
【出願日】平成18年1月31日(2006.1.31)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年1月31日(2006.1.31)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】
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