説明

修飾されたアルコキシル化ポリオール化合物

アルコキシル化され、少なくとも1つの陰イオン性末端保護ユニットを有する修飾されたポリオール化合物、そのアルコキシル化され、少なくとも1つの陰イオン性末端保護ユニットを有する修飾されたポリオール化合物の使用、並びにそれを含む洗浄組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、修飾されたアルコキシル化ポリオール化合物、修飾されたアルコキシル化ポリオール化合物を製造する方法、及びそれらを含む洗浄組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
スクロース又はマルチトースのような糖類などのポリオール化合物は、地球に優しく(sustainable)、容易に入手可能な原料として知られている。マルチトールのエトキシレート類(Ethoxyates)、例えばCAS503446−80−8が知られている。この物質は、JP2003−096182にて議論されるように化粧品及びその他のパーソナルケア用途のための界面活性剤として広く開示されていた。その他の既知のエトキシル化ポリオール類としては:エトキシル化マニトール(CAS53047−01−2)、エトキシル化イノストール(inostol)(CAS503446−79−5)、エトキシル化ソルビトール(CAS53694−15−8)が挙げられる。JP10−081744は、アミン触媒の存在下でアルキレンオキシド類を糖に添加することによるポリエーテルポリオール類の製造について議論している。しかし、「触媒」が暗示するように、そのアミン触媒はポリエーテルポリオール構造に組み込まれない。
【0003】
ハンツマン(Huntsman)から販売されているジェファミン(JEFFAMINE)(登録商標)として業界で既知の一連のアミン末端処理エトキシレート類も知られている。これらは、ポリエチレングリコール、並びにポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールの混合物から主に誘導され、ここでこれらグリコール類はアンモニア及び触媒を用いて直接アミノ化される。これらは、ジェファミン(JEFFAMINE)D(登録商標)及びジェファミン(JEFFAMINE)ED(登録商標)シリーズと呼ばれる。ジェファミン(JEFFAMINE)(登録商標)シリーズの最も複雑な混合物は、Tシリーズである。これらジェファミン(JEFFAMINE)(登録商標)は、トリメチロールプロパン又はグリセリンのいずれかをベースにしているので、グリセリン又はトリメチロールプロパンコアから広がる3つのアンモニア末端処理されたエトキシ/プロポキシ分枝を有する。
【0004】
アンモニア及びその他のアミン類によるポリオール類のアミノ化はさらに、米国特許第5,371,119号に例示されているが、特にエピクロロヒドリンを介してポリオールを修飾し、ポリオールビスハロヒドリンを形成し、続いてアンモニア又はアミンと反応させてアミノポリオール類の反復網状組織を形成している。これにより、反応性のハロヒドロインを介してランダムに連結した複数のポリオール類を含有する複雑に重合した混合物が形成される。この複雑な混合物は、洗浄利益を提供するための洗浄組成物の配合者にとっては価値があるとは考えられておらず、乳化剤を形成することを目的とする。
【0005】
ポリオール類の単純アミノ化は、PCT国際公開特許WO01/98388A1に記載され、この文献では単純アミノ化ポリオール類をさらにアルデヒド、特にホルムアルデヒドと反応させて、複雑なポリマー網状組織を製造することを議論している。これらの複雑な構造には、その複雑な構造の官能性ユニットとしてスルフィド、カルボキシレート、アルキルエステル類、アルキルスルホネート類、及びアルキルホスフェート類を有する能力が含まれる。しかし、得られた複雑なポリマー網状組織は、洗浄利益を提供するための洗浄組成物の配合者にとって価値があるとは考えられていない。さらに、制御された特定様式にてこうした物質を扱うことは教示されていない。星様構造が洗剤配合者の要求に応えるように調整される修飾されたポリオール類を提供するために糖誘導ポリオール類を選択的に修飾することが強く望まれている。
【0006】
また、地球に優しく、容易に入手可能な原料から比較的容易に製造され、特定の性能要件に対処できるように広く調整できる材料が必要とされている。
【0007】
応力が加えられた状態も、直鎖アルキルベンゼンスルホネート類又はアルキルサルフェート類などの陰イオン性界面活性剤がより大きいオーダーの凝集体を形成するというさらなる問題を生じる。陰イオン性界面活性剤の凝集は、洗浄に利用可能な陰イオン性界面活性剤の量を減少させる。
【0008】
地球に優しく、容易に入手可能な原料から比較的容易に製造され、特定の配合性及び性能要件に対処できるように制御された特定の様式で調整できる材料が必要とされている。使用中に遊離硬度による陰イオン性界面活性剤のより大きいオーダーの凝集体が形成されるのを防止することによって、洗浄を提供すると共に増大した界面活性剤利用能を与える多機能材料が所望されている。
【0009】
特定の性能要件には、疎水性の染み(油脂、油)から戸外の汚れに関連する親水性染み(土)を洗浄することが含まれる。その他の性能要件としては、多の性能要件のうち、コンタクトレンズ溶液などのパーソナルケア組成物における使用、接着剤における使用、ゴムの加硫化、ポリウレタンプロセスにおける使用、染料添加剤としての使用、農業用途における分散剤としての使用、インク用分散剤としての使用、アスファルト分散剤、界面活性剤溶解助剤、カルシウム及びマグネシウムの存在下での界面活性剤溶解剤の使用におけるものが挙げられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
戸外の汚れを洗浄する現在市販の一部のポリマー類を、顆粒及び液体洗濯洗剤、硬質面クリーナー、皿洗浄組成物、パーソナルケア組成物、並びに石油掘削組成物に配合可能にすることは、洗剤配合者にとって引き続き難題である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、化合物、方法、洗浄組成物、並びに前記化合物及び組成物を使用する方法に関し、前記化合物は、ポリオール化合物を含むことを特徴とし、前記ポリオール化合物が、少なくとも3つのヒドロキシ部分を含み、このヒドロキシ部分の少なくとも1つがさらにアルコキシ部分を含み、このアルコキシ部分が、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及びこれらの混合物から成る群から選択され;さらに前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つがさらに陰イオン性末端保護ユニットを含む。
【0012】
本発明はさらに、化合物、方法、洗浄組成物、並びに前記化合物及び組成物を使用する方法に関し、前記化合物は、ポリオール化合物を含むことを特徴とし、前記ポリオール化合物が、少なくとも3つのヒドロキシ部分を含み、このヒドロキシ部分の少なくとも1つがさらにアルコキシ部分を含み、このアルコキシ部分が、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及びこれらの混合物から成る群から選択され;さらに前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つが置換され、それによってさらに陰イオン性末端保護ユニットを含み、前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つがアミン末端保護ユニットによって置換されている。
【0013】
本発明はさらに、化合物、方法、洗浄組成物、並びに前記化合物及び組成物を使用する方法に関し、前記化合物は、ポリオール化合物を含むことを特徴とし、前記ポリオール化合物が、少なくとも3つのヒドロキシ部分を含み、このヒドロキシ部分の少なくとも1つがさらにアルコキシ部分を含み、このアルコキシ部分が、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及びこれらの混合物から成る群から選択され;さらに前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つが置換され、それによってさらに陰イオン性末端保護ユニットを含み、前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つが四級アミン末端保護ユニットによって置換されている。
【0014】
本発明はさらに、化合物、方法、洗浄組成物、並びに前記化合物及び組成物を使用する方法に関し、前記化合物は、ポリオール化合物を含むことを特徴とし、前記ポリオール化合物が、少なくとも3つのヒドロキシ部分を含み、このヒドロキシ部分の少なくとも1つがさらにアルコキシ部分を含み、このアルコキシ部分が、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及びこれらの混合物から成る群から選択され;さらに前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つが置換され、それによってさらに陰イオン性末端保護ユニットを含み、前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つがアミン末端保護ユニットによって置換され、前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つが四級アミン末端保護ユニットによって置換されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
地球に優しく、容易に入手可能な原料から比較的容易に製造され、特定の配合性及び性能要件に対処できるように広く調整できる材料が必要とされている。
【0016】
糖をベースとする物質及びポリエチレン/ポリプロピレングリコール物質などのポリオール化合物は、地球に優しく、容易に入手可能な原料であり、特定の配合性及び性能要件に対処できるように広く調整するのに有用である。本明細書で使用する時、「調整」とは、ポリオール化合物の化学構造を特徴的な化学官能性を得るために操作できることを意味する。例えば、陰イオン性末端保護ユニットを含むことによって修飾されたアルコキシ化ポリオール化合物は、特定の配合性及び性能要件のために所望される特性を与える調整された構造である。別の例として、陰イオン性末端保護ユニット及びアミン末端保護ユニットを含むことによって修飾されたアルコキシル化ポリオール化合物は、所望の特性を与える調整された構造である。別の例は、アルコキシル化ポリオール化合物が、陰イオン性末端保護ユニット及び四級アミン末端保護ユニットを含むことによって修飾される場合、所望の特性を与える調整された構造である。最後に、別の例は、それら2つの例の両方の要素を含有し得るものであるため、陰イオン性末端保護ユニット並びにアミン及び四級アミン末端保護ユニットを含有する。
【0017】
本発明で有用なポリオール化合物は、少なくとも3つのヒドロキシ部分、好ましくは3つを超えるヒドロキシ部分を含む。最も好ましくは6つ以上のヒドロキシ部分を含む。これらヒドロキシ部分の少なくとも1つはさらにアルコキシ部分を含み、このアルコキシ部分は、エトキシ(EO)、プロポキシ(PO)、ブトキシ(BO)及びこれらの混合物、好ましくはエトキシ及びブトキシ部分、より好ましくはエトキシ部分から成る群から選択される。平均アルコキシル化度は、約1〜約100、好ましくは約4〜約60、より好ましくは約10〜約40である。アルコキシル化は、好ましくはブロックアルコキシル化である。
【0018】
本発明に有用なポリオール化合物はさらに、前記アルコキシ部分の少なくとも1つが少なくとも1つの陰イオン性末端保護ユニットを含む。さらに前記化合物を修飾又は調整してもよいが、1つの陰イオン性末端保護ユニットが本発明の化合物に存在しなければならない。1つの実施形態は、陰イオン性末端保護ユニットを有するアルコキシ部分をさらに含む1を超えるヒドロキシ部分を含む。例えば、次式(I):
【化1】

式中、式(I)のxは約1〜約100、又は例えば約10〜約40である。
【0019】
好適な陰イオン性末端保護ユニットとしては、サルフェート、スルホサクシネート、サクシネート、マレアート、ホスフェート、フタレート、スルホカルボキシレート、スルホジカルボキシレート、プロパンスルトン、1,2−ジスルホプロパノール、スルホプロピルアミン、スルホネート、モノカルボキシレート、メチレンカルボキシレート、エチレンカルボキシレート、カルボネート、メリット(mellitic)、ピロメリット(pyromellitic)、スルホフェノール、スルホカテコール、ジスルホカテコール、タータラート、シトレート、アクリレート、メタクリレート、ポリアクリレート、ポリアクリレート−マレアートコポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。好ましくは陰イオン性末端保護ユニットは、サルフェート、スルホサクシネート、サクシネート、マレアート、スルホネート、メチレンカルボキシレート、及びエチレンカルボキシレートである。
【0020】
本発明に使用するための出発物質として好適なポリオール化合物としては、マルチトール、スクロース、キシリトール、グリセロール、ペンタエリシトール(pentaerythitol)、グルコース、マルトース、マルトトリオース、マルトデキストリン、マルトペントース、マルトヘキソース、イソマルトロース(isomaltulose)、ソルビトール、ポリビニルアルコール、部分的に加水分解されたポリビニルアセテート、キシラン還元マルトトリオース、還元マルトデキストリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリグリセロール、ジグリセロールエーテル、及びこれらの混合物が挙げられる。良好な例としては、ソルビトール、マルチトール、スクロース、キシラン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、及びこれらの混合物として選択されるポリオール化合物が挙げられる。ポリオール化合物の別の群は、ソルビトール、マルチトール、スクロース、キシラン、及びこれらの混合物である。
【0021】
ポリオール化合物の調整は、所望の配合性及び性能要件に依存して1つ以上の修飾から誘導されることができる。調整は陰イオン性修飾を必要とするが、それには陽イオン性又は双極性電荷修飾をポリオール化合物に導入することが含まれ得る。
【0022】
本発明の1つの実施形態において、少なくとも1つのヒドロキシ部分はアルコキシ部分を含み、このアルコキシ部分はさらに少なくとも1つの陰イオン性末端保護ユニットを含む。
【0023】
本発明の別の実施形態において、少なくとも1つのヒドロキシ部分はアルコキシ部分を含み、ここでこのアルコキシ部分はさらに1を超える陰イオン性末端保護ユニットを含むが、ここで陰イオン性末端保護ユニットは少なくとも1つであるが、全ての陰イオン性末端保護ユニットより少なく、次いでアミン末端保護ユニットによって選択的に置換される。アミン末端保護ユニットは、一級アミン含有末端保護ユニット、二級アミン含有末端保護ユニット、三級アミン含有末端保護ユニット、及びこれらの混合物から選択される。
【0024】
一級アミン含有末端保護ユニットに好適な一級アミン類としては、モノアミン類、ジアミン類、トリアミン類、ポリアミン類、及びこれらの混合物が挙げられる。二級アミン含有末端保護ユニットに好適な二級アミン類としては、モノアミン類、ジアミン類、トリアミン類、ポリアミン類、及びこれらの混合物が挙げられる。三級アミン含有末端保護ユニットに好適な三級アミン類としては、モノアミン類、ジアミン類、トリアミン類、ポリアミン類、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0025】
本発明に用いるのに好適なモノアミン類、ジアミン類、トリアミン類又はポリアミン類としては、アンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン、エチレンジアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ビスジメチルアミノプロピルアミン(ビスDMAPA)、ヘキセメチレンジアミン、ベンジルアミン、イソキノリン、エチルアミン、ジエチルアミン、ドデシルアミン、タロートリエチレンジアミン、単一置換モノアミン、単一置換ジアミン、単一置換ポリアミン、二置換モノアミン、二置換ジアミン、二置換ポリアミン、三置換トリアミン、三置換ポリアミン、3つを超える置換基を含むが、少なくとも1つの窒素は水素を含有する多置換ポリアミン、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0026】
本発明の別の実施形態において、アミン末端保護ユニットの少なくとも1つの窒素は四級化されている。本明細書で使用する時、「四級化された」とは、アミン末端保護ユニットがアミン末端保護ユニットの四級化又はプロトン化を通して正電荷が与えられることを意味する。例えば、ビス−DMAPAは3つの窒素を含有し、それら窒素の1つだけが四級化されればよい。しかし、所与のアミン末端保護ユニット上の全ての窒素が四級化されるのが好ましい。
【0027】
調整又は修飾は、所望の配合性及び性能要件に応じて組み合わせてもよい。本発明の修飾されたポリオール化合物の非限定例としては、以下のものが挙げられる:
【化2】

式中、式(I)のxは約1〜約100であり、例えば約10〜約40である。
【化3】

【化4】

【0028】
(製造方法)
本発明はまた、本発明の化合物を製造する方法に関する。本発明の化合物を製造する方法は、少なくとも3つのヒドロキシ部分を含むポリオール化合物を、少なくとも1つのヒドロキシ部分の平均アルコキシル化度が約1〜約100;例えば約4〜約60;さらに例えば約10〜約40になるようにアルコキシル化し、少なくとも1つのアルコキシ部分を含むアルコキシル化ポリオールを形成する任意の工程を含む。あるいは、アルコキシル化ポリオール、例えばCAS52625−13−5、プロポキシル化ソルビトール又はソルビトールポリオキシエチレンエーテル(リポ・ケミカルズ(Lipo Chemicals Inc.)から入手可能)を、本発明の出発物質として使用してもよい。平均アルコキシル化度が所望のレベルでない場合、アルコキシル化工程は、約1〜約100、例えば約4〜約60;さらに例えば約10〜約40の所望のアルコキシル化度を達成するために使用されてもよい。次に、方法は、前記化合物の少なくとも1つのアルコキシ部分を陰イオン性末端保護ユニットと反応させて、陰イオン性アルコキシル化ポリオールを形成する工程を含むが、より多くの陰イオン性の末端保護ユニットが選択されてもよい。
【0029】
1つの実施形態において、方法は、陰イオン性アルコキシル化ポリオールの少なくとも1つの陰イオン性末端保護ユニットをアミン末端保護ユニットで置換し、陰イオン性のアミノ化アルコキシル化ポリオールを形成する別の工程を含む。この方法において、サルフェート、ホスフェート及びカーボネートなどの特定の陰イオン性末端保護ユニットだけが置換されてもよい。この方法はさらに、陰イオン性のアミノ化アルコキシル化ポリオールをアミン末端保護する際に少なくとも1つの窒素を四級化して双極性のアルコキシル化ポリオールを形成する工程を含んでいてもよい。四級化は、陰イオン性のアミノ化アルコキシル化ポリオール類のいずれかにて行われることができる。1つの実施形態において、方法は、ポリオールのヒドロキシ部分の一部又は大部分をアルコキシル化して、アルコキシル化度が約1〜約100;例えば約4〜約60、さらに例えば約10〜約40になるようにして、アルコキシル化ポリオールを形成する工程を含む。方法はさらに、アルコキシル化ポリオールのアルコキシ部分を、次の陰イオン性基:サルフェート、ホスフェート、及びカーボネートを少なくとも1つ含有する少なくとも1つの陰イオン性末端保護ユニットと反応させ、陰イオン性アルコキシル化ポリオールを形成する工程を含む。方法は、アルコキシル化ポリオールのアルコキシ部分を陰イオン性末端保護ユニットと部分的に又は完全に反応させてもよい。サルフェート、ホスフェート又はカーボネート以外の陰イオン性末端保護ユニットも陰イオン性アルコキシル化ポリオールに存在してもよいことも理解される。好ましくは全てのアルコキシ部分は、陰イオン性末端保護ユニットを含む。
【0030】
任意に、方法は、サルフェート、ホスフェート及びカーボネート並びにこれらの混合物から選択される陰イオン性末端保護ユニットを、アミン末端保護ユニットで置換し、アミノ化された陰イオン性アルコキシル化ポリオールを形成する工程を含む(以下のスキームI)。存在する陰イオン性末端保護ユニットのアミン末端保護ユニットによる置換は、部分的又は完全に行われてもよい。好ましくは陰イオン性末端保護ユニットのアミン末端保護ユニットによる置換は、陰イオン性のアミノ化されたアルコキシル化ポリオールを部分的に形成する。
【0031】
任意に、方法はまた、触媒作用のアミノ化を用いてアルコキシル化ポリオールを直接アミノ化することによってアミノ化されたアルコキシル化ポリオールを提供する方法を含む(以下のスキームII)。
【0032】
任意に、方法はさらに、陰イオン性のアミノ化アルコキシル化ポリオールのアミン末端保護ユニットの少なくとも1つの窒素を四級化して双極性アルコキシル化ポリオールを形成する工程を含んでいてもよい。陰イオン性アミノ化アルコキシル化ポリオールのアミン末端保護ユニットの四級化は、部分的に又は完全に行われてもよい。1つの実施形態において、四級化は部分的である。別の実施形態において、四級化は完全に行われる。アミン末端保護ユニットの窒素の四級化は、部分的に又は完全に行われてもよいが、好ましくは完全に行われる。非限定的な合成スキームは、以下の合成スキームI及び合成スキームIIに例示される:
合成スキームI 陰イオン性アミノ化アルコキシル化ポリオール
【化5】

【0033】
方法は、任意に工程1、工程2、及び任意に工程3及び4を含んでいてもよい。アミン末端保護ユニットによるサルフェート部分の求核(neucleophilic )置換を介して陰イオン性のアミノ化アルコキシル化ポリオールを提供する工程は留意すべきである。非限定例では、ホスフェート又はカーボネート基もアミン末端保護ユニットによる置換に使用されてもよい。
合成スキームII:
【化6】

【0034】
スキームIIは、2つの領域においてスキームIと区別される:(1)末端のヒドロキシ部分の直接置換は、金属触媒及び水素を用いて触媒作用の酸化/還元によって達成される;(2)硫酸化は、米国特許第6,452,035号に開示される転移硫酸化(transulfation)によってアミノ化及び四級化の後に行われる。同じ組成の双極性のアルコキシル化ポリオールは、上記スキームI又はスキームIIのいずれかによって調製されてもよい。当業者は、アンモニア又はジメチルアミノプロピルアミンに限定されないが、それらを含む他のアミン末端保護ユニットを使用してもよいことを認識する。
【0035】
本発明の方法の具体的な説明を以下でより詳細に記載する。
【0036】
(ポリオールのエトキシル化)
ポリオール、例えばソルビトールのエトキシル化は、いずれかの既知の技術、例えばEP174436A1に記載されるように完了されてもよい。プロポキシ化及びブトキシ化も既知の技術によって完了されてもよい。
【0037】
ソルビトール(17.5g、0.0962mol)をオートクレーブに添加し、そのオートクレーブを窒素でパージし、ソルビトールを110〜120℃に加熱する;オートクレーブを攪拌し、約2.6kPa(20mmHg)の真空を適用する。
【0038】
真空を継続的に適用しつつ、オートクレーブを約110〜120℃まで冷却し、同時に6.2gの25%ナトリウムメトキシドのメタノール溶液(0.0288mol、ヒドロキシ部分に基づいて5%の触媒を充填するためのもの)を導入する。メトキシド溶液からのメタノールを真空下でオートクレーブから除去する。撹拌機の消費する電力をモニターするために装置を使用する。温度及び圧力と共に撹拌機の消費電力をモニターする。メタノールがオートクレーブから除去されるにつれ、撹拌機の消費電力及び温度の値が徐々に上がり、混合物の粘度は上昇し約1.5時間以内に安定して、メタノールのほとんどが除去されたことを示す。混合物をさらに加熱し、真空下でさらに30分間撹拌する。
【0039】
真空を取り除き、オートクレーブを110℃まで冷却するか、110℃に維持する。窒素を1725kPa(250psia)まで充填し、次いで周囲気圧まで発散させる。オートクレーブに窒素を1380kPa(200psia)まで充填する。オートクレーブの圧力、温度、及びエチレンオキシドの流速を細かくモニターし、温度を110℃〜120℃の間に維持して反応の発熱によるいかなる温度上昇も制限しながら、徐々にエチレンオキシドをオートクレーブに加える。483gのエチレンオキシド(10.97mol、OH1モルあたり全部で19molのエチレンオキシドになる)を添加後、温度を120℃に上昇させ、混合物をさらに2時間攪拌する。
【0040】
次いで反応混合物を、窒素パージした22Lの三口丸底フラスコに収集する。加熱(110℃)及び機械攪拌をしながら、メタンスルホン酸2.8g(0.00288モル)をゆっくり添加することによって、強アルカリ触媒を中和する。次いで反応混合物の残留エチレンオキシドを除去し、不活性ガス(アルゴン又は窒素)をガス分散性フリットを通過させて混合物に噴霧することにより反応混合物を脱臭する一方、混合物を撹拌し120℃まで1時間加熱する。最終反応生成物、約500gを軽く冷却し、保存のために窒素でパージしたガラス容器に注ぐ。
【0041】
あるいはポリオールは、所望のアルコキシル化度以下のもの、例えばCAS52625−13−5、プロポキシル化ソルビトール又はソルビトールポリオキシエチレンエーテル(リポ・ケミカルズ(Lipo Chemicals Inc.)から入手可能)を購入してもよい。ここで所望のアルコキシル化度は、既知及び/又は上述の方法によって達成される。
【0042】
ソルビトールEO114(ヒドロキシ部分あたり平均19EO部分)の硫酸化
500mLの三角フラスコにソルビトールE114(299.7g、0.058mol)及び塩化メチレン(300g)を計量する(「溶液」)。フラスコに磁性攪拌棒を装備し、溶解が完了するまで攪拌する。溶液が約10℃になるまでフラスコを氷浴に入れる。激しく攪拌しつつ、クロロスルホン酸(48.3g、0.415mol)を約5分間かけてゆっくり注ぎ、反応溶液を形成する。氷浴中の反応溶液を1.5時間攪拌する。
【0043】
ナトリウムメトキシド(25%メタノールを197g)の50g塩化メチレン溶液を1Lの三角フラスコに入れ(「塩基溶液」)、溶液の温度が約10℃になるまで氷浴中で冷蔵する。磁性攪拌棒を用いて塩基溶液を激しく攪拌する。反応溶液を塩基溶液に約3分間かけてゆっくり注ぐ。穏やかな発熱がみられるはずである。得られた溶液は塩が形成されるにつれて乳白色になる。添加完了後、pHを約12になるように測定する。この得られた溶液に約100mLの蒸留水を添加し、得られたエマルションを1Lの丸底フラスコに移し、50℃のロータリーエバポレーターを用いて、一部揮散させ、透明な溶液を得る。透明な溶液をクーゲルローア(Kulgelrohr)装置に移す。60℃及び133Pa(1mmHg)にて溶液を揮散させ、366gの90%活性物質(10%の塩)のオフホワイトワックス状固体を得る。
【0044】
炭素NMRスペクトル(500MHz;パルスシーケンス:s2pu1、溶媒DO;リラックスディレイ0.300秒、パルス45.0;収集時間1.090秒)は、約60ppmのアルコール基の不存在、並びに末端基サルフェートの形成に一致した約67ppmの新規のピークの出現を示す。プロトンNMRスペクトル(500MHz又は300MHz;パルスシーケンスs2pu1、溶媒DO;リラックスディレイ1.000秒、パルス45.0;収集時間2.345秒)は、約3.5ppmのエトキシ基プロトンに重なった約4ppmの新規なピークを示し、それは6個の末端基サルフェートを有する分子に一致する。
【0045】
実施例2:実施例1のソルビトールEO114ヘキササルフェートのアミノ化
200mLのガラスライナーにソルビトールEO114ヘキササルフェート(90%の活性物質61.3g、0.0095mol)及び3−(ジメチルアミノ)プロピルアミン(「DMAPA」、18.5g、0.181mol)を計量する。そのライナーをロッキングオートクレーブにて温度が165℃に達するまで152kPa(150psig)で窒素下にて加熱し、165℃で2時間維持する。室温(20〜25℃)まで冷却する。その材料を150mLの塩化メチレン中にとり、遠心分離して塩を分離する。上清液を500mLの丸底フラスコに移し、上清液をロータリーエバポレーターにて溶媒の大部分(5mL未満)が除去されるまで50℃で揮散させる。クーゲルローア(Kulgelrohr)装置にて120℃及び133Pa(1mmHg)で30分間加熱し、過剰のアミンを除去して、47.8gの茶色の硬質固体を得る。プロトンNMR(500MHz又は300MHz;パルスシーケンス;s2pu1、溶媒DO;リラックスディレイ0.300秒、パルス45.0;収集時間3.744秒)は、1分子あたり約3個のサルフェート及び約2個のDMAPAを示した。
【0046】
実施例3:実施例2のアミン含有サルフェートの四級化
アミノ化されたソルビトールEO114を磁性攪拌棒を備えた500mLの丸底フラスコにて100gの塩化メチレンに溶解し、温度が10℃になるまで氷浴にて冷蔵する。溶液をナトリウムメトキシド(25%メタノール溶液)でpH12に調整する。その溶液にヨウ化メチル(15.0g、0.106mol)を添加する。フラスコを塞ぎ、溶液を一晩(約14時間)攪拌する。溶液をクーゲルローア(Kulgelrohr)装置にて50℃及び133Pa(1mmHg)にて揮散させ、66gの粘着性の茶色固体を得る。プロトンNMR(500MHz又は300MHz;パルスシーケンス:s2pu1、溶媒DO;リラックスディレイ1.000秒、パルス45.0;収集時間2.345秒)は、アミン末端保護ユニットの全ての窒素が完全に四級化されたことを示した。
【0047】
(洗浄組成物)
本発明はさらに、本発明の修飾されたアルコキシル化ポリオール化合物を含む洗浄組成物に関する。洗浄組成物は、従来のいずれかの形態、すなわち液体、粉末、顆粒、凝集体、ペースト、錠剤、袋、バー、ゲル、二重区画容器にて得られるもの、スプレー又はフォーム洗剤、湿性拭き取り布(すなわち、不織布材料と組み合わせた洗浄組成物、例えば米国特許第6,121,165号(マッケイ(Mackey)ら)に議論されるようなもの)、消費者によって水で活性化される乾性拭き取り布(すなわち、不織布材料と組み合わせた洗浄組成物、例えば米国特許第5,980,931号(フォウラー(Fowler)ら)に議論されるもの)の形態、及びその他の均質又は多相消費洗浄製品形態であることができる。
【0048】
洗浄組成物に加えて、本発明の化合物はまた、産業用クリーナー(すなわちフロアクリーナー)における使用又は導入に好適な場合がある。多くの場合、こうした洗浄組成物は、以下でより詳細に議論される界面活性剤及びその他の洗浄補助剤成分をさらに含む。1つの実施形態において、本発明の洗浄組成物は液体又は固体の洗濯洗剤組成物である。
【0049】
他の実施形態において、本発明の洗浄組成物は、硬質面洗浄組成物、好ましくは硬質面洗浄組成物が不織布基材に含浸されたものである。本明細書で使用する時、「含浸する」とは、硬質面洗浄組成物が不織布基材と接触し、不織布基材の少なくとも一部に硬質面洗浄組成物が染みこむ、好ましくは硬質面洗浄組成物が不織布基材に浸潤することを意味する。
【0050】
他の実施形態において、洗浄組成物は液体食器洗浄組成物、例えば液体手洗い食器洗い組成物、固体自動食器洗い洗浄組成物、液体自動食器洗い洗浄組成物、及び錠剤/一回用量形態の自動食器洗い洗浄組成物である。
【0051】
洗浄組成物はまた、種々の表面、例えば広葉樹材、タイル、セラミック、プラスチック、レザー、金属、ガラスを洗浄するためのカーケア組成物に利用されてもよい。この洗浄組成物はまた、シャンプー組成物、ボディウォッシュ、液体又は固体石鹸及び界面活性剤が遊離硬度と接触することになるその他の洗浄組成物などのパーソナルケア組成物、並びに石油掘削組成物のような硬度耐性界面活性剤システムを必要とする全ての組成物に使用されるように設計されることもできる。
【0052】
(修飾されたアルコキシル化ポリオール化合物)
本発明の洗浄組成物は、洗浄組成物の約0.005重量%〜約30重量%、例えば約0.01重量%〜約10重量%、さらに例えば約0.05重量%〜約5重量%の本明細書に記載されるような修飾されたポリオール化合物を含んでいてもよい。
【0053】
界面活性剤 − 本発明の洗浄組成物は、非イオン性、陰イオン性、陽イオン性、両性、双極性、半極性の非イオン性界面活性剤から選択される界面活性剤;及びアルキルアルコール類のような他の補助剤、あるいはこれらの混合物を含む界面活性剤又は界面活性剤システムを含んでいてもよい。本発明の洗浄組成物はさらに、洗浄組成物の約0.01重量%〜約90重量%、例えば約0.01重量%〜約80重量%、さらに例えば約0.05重量%〜約50重量%、よりさらに例えば約0.05重量%〜約40重量%の1つ以上の界面活性剤を有する界面活性剤システムを含む。
【0054】
(陰イオン性界面活性剤)
本明細書で有用な陰イオン性界面活性剤の非限定例としては;C〜C18アルキルベンゼンスルホネート類(LAS);C10〜C20一級、分枝鎖及びランダムアルキルサルフェート類(AS);C10〜C18二級(2,3)アルキルサルフェート類;C10〜C18アルキルアルコキシサルフェート類(AES)(式中、xは1〜30である);1〜5個のエトキシユニットを含むC10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート類;米国特許第6,020,303号及び米国特許第6,060,443号に議論されるような中鎖分枝状アルキルサルフェート類;米国特許第6,008,181号及び米国特許第6,020,303号に議論されるような中鎖分枝状アルキルアルコキシサルフェート類;PCT国際公開特許WO99/05243、PCT国際公開特許WO99/05242及びPCT国際公開特許WO99/05244に議論されるような修飾されたアルキルベンゼンスルホネート(MLAS);メチルエステルスルホネート(MES);及びα−オレフィンスルホネート(AOS)が挙げられる。
【0055】
(非イオン性界面活性剤)
非イオン性界面活性剤の非限定例としては:C12〜C18アルキルエトキシレート類、例えば、シェル社(Shell)製のネオドール(NEODOL)(登録商標)非イオン性界面活性剤;C〜C12アルキルフェノールアルコキシレート類、ここでアルコキシレートユニットは、エチレンオキシユニットとプロピレンオキシユニットの混合物である;エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックアルキルポリアミンエトキシレート類との、C12〜C18アルコール及びC〜C12アルキルフェノール縮合体、例えば、バスフ社(BASF)製のプルロニック(PLURONIC)(登録商標);米国特許第6,150,322号に議論されているような、C14〜C22中鎖分枝状アルコール類、BA;米国特許第6,153,577号、同第6,020,303号、及び同第6,093,856号に議論されているような、C14〜C22中鎖分枝状アルキルアルコキシレート類、BAEx、ここで、xは1〜30である;米国特許第4,565,647号(レナード(Llenado)、1986年1月26日発行)に議論されているようなアルキル多糖類、特に、米国特許第4,483,780号及び同第4,483,779号に議論されているようなアルキルポリグリコシド類;米国特許第5,332,528号に議論されているようなポリヒドロキシ脂肪酸アミド類(GS−塩基);米国特許第6,482,994号及びPCT国際公開特許WO01/42408号に議論されているような、エーテルで末端保護されたポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤類が挙げられる。
【0056】
(陽イオン性界面活性剤)
陰イオン性界面活性剤の非限定例としては、四級アンモニウム界面活性剤が挙げられ、これは26個までの炭素原子を有することができ、それらとしては:アルコキシラート四級アンモニウム(AQA)界面活性剤であって、米国特許第6,136,769号に論じられるもの;ジメチルヒドロキシエチル四級アンモニウムであって、第6,004,922号に論じられるもの;ポリアミン陽イオン性界面活性剤であって、PCT国際公開特許WO98/35002、PCT国際公開特許WO98/35003、PCT国際公開特許WO98/35004、PCT国際公開特許WO98/35005、及びPCT国際公開特許WO98/35006に論じられるもの;陽イオン性エステル界面活性剤であって、米国特許第4,228,042号、同第4,239,660号、同第4,260,529号、及び米国特許第6,022,844号に論じられるもの;並びにアミノ界面活性剤であって、米国特許第6,221,825号、及びPCT国際公開特許WO00/47708に論じられるものであって、特にアミドプロピルジメチルアミン(APA)が挙げられる。
【0057】
(双極性界面活性剤)
双極性界面活性剤の非限定的な例としては、二級及び三級アミン類の誘導体、複素環式二級及び三級アミン類の誘導体、あるいは四級アンモニウム化合物や四級ホスホニウム化合物又は三級スルホニウム化合物の誘導体が挙げられる。双極性界面活性剤の例については、米国特許第3,929,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)、19段38行〜22段48行を参照のこと;ここで、ベタインは、アルキルジメチルベタインとココジメチルアミドプロピルベタイン、C〜C18(好ましくは、C12〜C18)アミンオキシド類とスルホ及びヒドロキシベタイン類を包含し、例えば、アルキル基がC〜C18、C10〜C14であり得るN−アルキル−N,N−ジメチルアミノ−1−プロパンスルホネート(N-alkyl-N,N-dimethylammino-1-propane sulfonate)が挙げられる。
【0058】
(両性界面活性剤)
両性界面活性剤の非限定的な例としては、二級又は三級アミン類の脂肪族誘導体、あるいは複素環式二級及び三級アミン類の脂肪族誘導体が挙げられ、ここで、脂肪族基は、直鎖であっても分枝鎖であってもよい。脂肪族置換基のうち1つは、少なくとも約8個の炭素原子、通常は約8〜約18個の炭素原子を含有し、そして少なくとも1つが、陰イオン性水溶性基、例えば、カルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する。両性界面活性剤の例については、米国特許第3,929,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)の19段18行〜35行を参照のこと。
【0059】
(半極性非イオン性界面活性剤)
半極性非イオン性界面活性剤の非限定的な例としては、約10〜約18個の炭素原子のアルキル部分1個と、約1〜約3個の炭素原子を含有するアルキル基及びヒドロキシアルキル基から成る群より選択される部分2個とを含有する、水溶性アミンオキシド類;約10〜約18個の炭素原子のアルキル部分1個と、約1〜約3個の炭素原子を含有するアルキル基及びヒドロキシアルキル基から成る群から選択される部分2個とを含有する、水溶性ホスフィンオキシド類;そして、約10〜約18個の炭素原子のアルキル部分1個と、約1〜約3個の炭素原子のアルキル及びヒドロキシアルキル部分から成る群より選択される部分1個とを含有する、水溶性スルホキシド類が含まれる。PCT国際公開特許WO01/32816、米国特許第4,681,704、米国特許第4,133,779を参照のこと。
【0060】
(ジェミニ界面活性剤)
ジェミニ界面活性剤は、分子あたり、少なくとも2個の疎水性基と少なくとも2個の親水性基が導入された化合物である。これらは、文献、例えば、ケムテック(Chemtech)、1993年3月、30〜33頁、及び米国化学会誌(J.American Chemical Soc.)、115、10083〜10090(1993年)、並びにそれらで引用される参考文献において、「ジェミニ界面活性剤」として知られるようになった。
【0061】
(洗浄補助剤物質)
一般に、洗浄補助剤は、最小限の必須成分のみを含む洗浄組成物を、洗濯、硬質面、パーソナルケア、消費者、市販及び/又は産業的な洗浄目的のために有用な洗浄組成物へと変換するために必要とされるいずれかの物質である。特定の実施形態では、洗浄補助剤は洗浄製品の、特に、家庭環境において消費者により直接的に使用することが意図される洗浄製品の、絶対的な性質であるため、当業者に容易に理解可能である。
【0062】
これらの追加の構成成分の正確な性質、及びそれを組み入れる濃度は、洗浄組成物の物理的形態及び使用されるべき洗浄操作の性質に依存している。
【0063】
漂白剤と共に使用される場合、洗浄補助剤成分は、漂白剤と共に良好な安定性を有するべきである。本明細書中の洗浄組成物の特定の実施形態は、法律によって要求されるように、無ホウ素及び/又は無リンであるべきである。洗浄補助剤の濃度は、洗浄組成物の約0.00001重量%〜約99.9重量%、例えば約0.0001重量%〜約50重量%である。全般的な洗浄組成物の使用濃度は、目的とする用途に依存して広範囲に変動可能であり、例えば、溶液中の数ppm〜洗浄される表面に希釈されない(neat)洗浄組成物をいわゆる「直接適用する」範囲である。
【0064】
非常に典型的に、本明細書中の洗浄組成物、例えば、洗濯洗剤、洗濯洗剤添加物、硬質面クリーナー、合成及び石鹸ベースの洗濯バー、柔軟仕上げ剤及び布地処理液、固体及び全ての種類の処理物品は、いくつかの補助剤を必要とするが、漂白添加剤のような単純に処方された特定の製品は、例えば、酸素漂白剤及び本明細書中に記載されるような界面活性剤のみを必要とする場合がある。適した洗濯又は洗浄補助剤物質の包括的なリストは、PCT国際公開特許WO99/05242中に見出すことができる。
【0065】
通常の洗浄補助剤としては、ビルダー、酵素、上述されていないポリマー、漂白剤、漂白活性化剤、触媒物質等が挙げられ、上にすでに定義された物質を除く。本明細書の他の洗浄補助剤としては、起泡促進剤、起泡抑制剤(消泡剤)など、上述したもの以外の多様な活性成分又は特定材料、例えば分散剤ポリマー(例えば、バスフ(BASF Corp.)又はローム・アンド・ハース(Rohm & Haas)からのもの)、カラースペックル(color speckles)、シルバーケア、変色防止剤及び/又は腐食防止剤、染料、充填剤、殺菌剤、アルカリ性源、向水性物質、酸化防止剤、酵素安定剤、プロ香料、香料、可溶化剤、担体、加工助剤、顔料、及び液体処方については溶媒、キレート化剤、移染防止剤、分散剤、光沢剤、起泡抑制剤、染料、構造可塑剤、柔軟仕上げ剤、磨耗防止剤、向水性物質、加工助剤、並びにその他の布地ケア剤、表面及びスキンケア剤を挙げることができる。このような他の洗浄補助剤の適した例及び使用濃度は、米国特許第5,576,282号、同第6,306,812B1号及び同第6,326,348B1号に見出される。
【0066】
(使用方法)
本発明は、表面又は布地を洗浄するための方法を含む。こうした方法は、本発明の修飾されたアルコキシル化ポリオール化合物又は本発明の修飾されたアルコキシル化ポリオール化合物を含む洗浄組成物の実施形態を希釈されない(neat)形態又は洗浄溶液で希釈された形態で、少なくとも一部の表面又は布地に接触させた後、こうした表面又は布地を任意にすすぐ工程を含む。好ましくは、表面又は布地は前述の任意すすぎ工程の前に洗い工程に置かれる。本発明の趣旨上、洗いには擦ること、及び機械的攪拌が含まれるが、これらに限定されない。
【0067】
当業者には理解されるように、本発明の洗浄組成物は、ホームケア(硬質面洗浄組成物)、パーソナルケア及び/又は洗濯用途に使用するのに理想的に適している。それ故に、本発明は、表面を洗浄及び/又は布地を洗濯するための方法を含む。この方法は、洗浄/洗濯されるべき表面及び/又は布地を修飾されたアルコキシル化ポリオール化合物又はその修飾されたアルコキシル化ポリオール化合物を含む洗浄組成物と接触させる工程を含む。表面は、通常の家庭で見出される大部分の硬質面、例えば広葉樹材、タイル、セラミック、プラスチック、レザー、金属、ガラスを含んでいてもよく、又は毛髪及び皮膚などのパーソナルケア製品における洗浄面から成ってもよい。表面はまた、皿類、グラス類、及びその他の調理器具表面を含んでもよい。布地は、通常の消費者の使用条件で洗濯され得るほとんどいかなる布地を含んでもよい。
【0068】
洗浄組成物溶液のpHは、洗浄されるべき表面に対して最も有利となるように選択され、それは約5〜約11の広範囲のpHにわたる。皮膚及び毛髪洗浄のようなパーソナルケアに関して、こうした組成物のpHは好ましくは約5〜約8のpHを有し、洗濯洗浄組成物に関しては約8〜約10のpHを有する。上記組成物は、好ましくは、溶液中で約200ppm〜約10,000ppmの濃度で使用される。水温は好ましくは約5℃〜約100℃の範囲である。
【0069】
洗濯洗浄組成物に使用するために、組成物は、好ましくは溶液(又は洗浄溶液)中約200ppm〜約10,000ppmの濃度で使用される。水温は好ましくは約5℃〜約60℃の範囲である。水:布地の比率は、好ましくは、約1:1〜約20:1である。
【0070】
本発明は、表面又は布地を洗浄するための方法を含む。こうした方法は、本発明の洗浄組成物の実施形態で含浸された不織布基材を、表面及び/又は布地の少なくとも一部と接触させる工程を含む。この方法はさらに、洗い工程を含んでいてもよい。本発明の趣旨上、洗いには擦ること、及び機械的攪拌が含まれるが、これらに限定されない。この方法はさらに、すすぎ工程を含んでいてもよい。
【0071】
本明細書で使用する時、「不織布基材」は、好適な坪量、キャリパー(厚さ)、吸収性及び強度特性を有する、いずれかの従来の様式による不織布シート又はウェブを含むことができる。好適な市販の不織布基材の例としては、商標名ソンタラ(SONTARA)(登録商標)としてデュポン(DuPont)から、及びポリウェブ(POLYWEB)(登録商標)としてジェームズ・リバー社(James River Corp.)から販売されるものが挙げられる。
【0072】
当業者に理解されるように、本発明の洗浄組成物は、硬質面用途において使用するのに理想的に適している。それ故に、本発明は硬質面を洗浄するための方法を包含する。この方法は、本発明の洗浄組成物の実施形態で含浸された硬質面溶液又不織布基材と、洗浄されるべき硬質面とを接触させる工程を含む。使用方法は、洗浄組成物を不織布基材の少なくとも一部と接触させ、次いでユーザーの手によって、又は不織布基材に取り付けられた道具を用いて硬質面に接触させる工程を含む。
【0073】
当業者に理解されるように、本発明の洗浄組成物は、液体食器洗浄組成物において使用するのに理想的に適している。本発明の液体食器組成物を使用する方法は、汚れた皿類を、有効量、通常は約0.5mL〜約20mL(処理されるべき皿25枚あたり)の水で希釈された本発明の液体食器洗浄組成物と接触させる工程を含む。好適な例は以下の表5に見ることができる。
【0074】
一般に、約0.01mL〜約150mLの本発明の液体食器洗浄組成物は、約1000mL〜約20000mLの範囲の体積容量を有するシンクにて水約2000mL〜約20000mLと合わせられる。汚れた皿類は、そうして得られた希釈された組成物を含むシンクに含浸され、そこで汚れた皿表面と、布、スポンジ、又は同様の皿類を洗浄する物品と接触される。布、スポンジ、又は同様の物品は、皿表面と接触する前の洗剤組成物及び水の混合物に含浸されてもよく、通常は約1〜約10秒間の期間皿表面と接触される。布、スポンジ又は同様の物品を皿表面に接触させることは、皿表面を擦ることと同時に達成されるのが好ましい。
【0075】
別の使用方法は、液体食器洗浄組成物を含まない水浴に汚れた皿類を含浸することを含む。液体食器洗浄組成物を吸収する器具、例えばスポンジは、別量の希釈されていない食器洗剤組成物に通常は約1〜約5秒の期間直接入れられる。吸収器具、及び結果として希釈されていない液体食器洗浄組成物は、次いで汚れた皿類のそれぞれの表面と個々に接触し、その汚れを取り除く。吸収器具は、通常、約1〜約10秒間の期間、各皿表面と接触される。吸収器具と皿表面の接触は、擦ることと同時に達成されるのが好ましい。
【0076】
当業者に理解されるように、本発明の洗浄組成物はまた、パーソナル洗浄ケア用途において使用するのに適している。それ故に、本発明は皮膚又は毛髪を洗浄するための方法を包含する。この方法は、本明細書にて議論される洗浄組成物の実施形態で含浸された洗浄溶液又は不織布基材と、洗浄されるべき皮膚/毛髪とを接触させる工程を含む。皮膚及び毛髪と接触させる場合における不織布基材の使用方法は、ユーザーの手によって、あるいは不織布基材に取り付けられた器具を用いて行われてもよい。
【0077】
(他の組成物)
本発明の化合物を含む他の組成物は、他の組成物のうち、パーソナルケア組成物、例えばコンタクトレンズ溶液にて使用され、ゴムの加硫にて接着剤として使用され、ポリウレタン製造プロセスにて使用され、染料組成物にて使用され、インク組成物として使用され、農業用途において分散剤として使用され、例えば抗カビ組成物にて分散剤として使用されてもよい。
【0078】
(処方)
【表1】

本願の実施例1〜3及び式I〜IVのいずれか1つに従うポリマー
【0079】
【表2】

8−10アミドプロピルジメチルアミン
非晶質ケイ酸ナトリウム(SiO:NaO;2.0比)
0.1〜10マイクロメートルの範囲の一次粒径を有する式Na12(A10SiO12.27HOの水和アルミノケイ酸ナトリウム
200μm〜900μmの粒径を有する無水炭酸ナトリウム
4:1アクリル酸/マレイン酸、約70,000の平均分子量、又は6:4のアクリル酸/マレイン酸、約10,000の平均分子量)
本発明の実施例1〜3又は式I〜IVのいずれか1つに従うポリマー
1つ以上の酵素、例えば:
プロテアーゼ−タンパク質分解酵素、3.3重量%の活性酵素、ノヴォ・インダストリーズA/S(NOVO Industries A/S)から商標名サヴィナーゼ(SAVINASE)(登録商標)として販売;タンパク質分解酵素、4重量%の活性酵素、PCT国際公開特許WO95/10591に記載される通り、ジェネンコア・インターナショナル(Genencor Int.Inc.)から販売。
アルカラーゼ(Alcalase) − タンパク質分解酵素、5.3重量%の活性酵素、ノヴォ・インダストリーズA/S(NOVO Industries A/S)から販売
セルラーゼ−セルロース分解酵素、0.23重量%の活性酵素、ノヴォ・インダストリーズA/S(NOVO Industries A/S)から商標名ケアザイム(CAREZYME)(登録商標)として販売。
アミラーゼ−デンプン分解酵素、1.6重量%の活性酵素、ノヴォ・インダストリーズA/S(NOVO Industries A/S)から商標名ターマミル(TERMAMYL)120T(登録商標)として販売;デンプン分解酵素、PCT国際特許PCT/US9703635に開示される通り。
リパーゼ−脂肪分解酵素、2.0重量%の活性酵素、ノヴォ・インダストリーズA/S(NOVO Industries A/S)から商標名リポラーゼ(LIPOLASE)(登録商標)として販売;脂肪分解酵素、2.0重量%の活性酵素、ノヴォ・インダストリーズA/S(NOVO Industries A/S)から商標名リポラーゼ・ウルトラ(LIPOLASE ULTRA)(登録商標)として販売。
エンドラーゼ(Endolase) − エンドグルカナーゼ酵素、1.5重量%の活性酵素、ノヴォ・インダストリーズA/S(NOVO Industries A/S)から販売。
【0080】
【表3】

トリポリリン酸ナトリウム
2.ゼオライトA:0.1〜10マイクロメートルの範囲の一次粒径を有する式Na12(A10SiO12・27HOの水和アルミノケイ酸ナトリウム
本願の実施例1〜3及び式I〜IVに従う修飾されたアルコキシル化ポリオール化合物
4.起泡抑制剤
Mw=4500
【0081】
【表4】

本願の実施例1〜3及び式I〜IVのポリマー
例えば、ダウ・コーニング(Dow Corning)AFエマルション又はポリジメチルシロキサン
【0082】
【表5】

米国特許第6,645,925B1号に記載されている通り
本発明の実施例1〜3又は式I〜IVに従うポリマー
【0083】
「発明を実施するための最良の形態」において引用されるすべての文献は、その関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを認めるものと解釈されるべきではない。
【0084】
本発明の特定の実施形態を例示し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明らかであろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリオール化合物を含むことを特徴とする化合物であって、前記ポリオール化合物が、少なくとも3つのヒドロキシ部分を含み、このヒドロキシ部分の少なくとも1つがさらにアルコキシ部分を含み、このアルコキシ部分が、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及びこれらの混合物から成る群から選択され;さらに前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つがさらに陰イオン性末端保護ユニットを含む、化合物。
【請求項2】
ポリオール化合物を含むことを特徴とする化合物であって、前記ポリオール化合物が、少なくとも3つのヒドロキシ部分を含み、このヒドロキシ部分の少なくとも1つがさらにアルコキシ部分を含み、このアルコキシ部分が、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及びこれらの混合物から成る群から選択され;さらに前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つがさらに陰イオン性末端保護ユニットを含み、前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つがアミン末端保護ユニットで置換されている、化合物。
【請求項3】
ポリオール化合物を含むことを特徴とする化合物であって、前記ポリオール化合物が、少なくとも3つのヒドロキシ部分を含み、このヒドロキシ部分の少なくとも1つがさらにアルコキシ部分を含み、このアルコキシ部分が、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及びこれらの混合物から成る群から選択され;さらに前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つがさらに陰イオン性末端保護ユニットを含み、前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つが四級アミン末端保護ユニットで置換されている、化合物。
【請求項4】
ポリオール化合物を含むことを特徴とする化合物であって、前記ポリオール化合物が、少なくとも3つのヒドロキシ部分を含み、このヒドロキシ部分の少なくとも1つがさらにアルコキシ部分を含み、このアルコキシ部分が、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及びこれらの混合物から成る群から選択され;さらに前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つがさらに陰イオン性末端保護ユニットを含み、前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つがアミン末端保護ユニットで置換され、前記ヒドロキシ部分の少なくとも1つが四級アミン末端保護ユニットで置換されている、化合物。
【請求項5】
前記ヒドロキシ部分が、ヒドロキシ部分あたり1〜100の平均アルコキシル化度を含むアルコキシ部分を含む、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
前記陰イオン性末端保護ユニットの少なくとも1つが、アミン末端保護ユニットで置換されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
前記アミン末端保護ユニットが、アンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン、エチレンジアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ビスジメチルアミノプロピルアミン(ビスDMAPA)、ヘキセメチレンジアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、ドデシルアミン、ベンジルアミン、ポリエチレンイミン、イソキノリン、タロートリエチレンジアミン、単一置換モノアミン、単一置換ジアミン、単一置換ポリアミン、二置換モノアミン、二置換ジアミン、二置換ポリアミン、三置換トリアミン、三置換ポリアミン、3つを超える置換基を含むが、少なくとも1つの窒素は水素を含有する多置換ポリアミン、及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項2又は4に記載の化合物。
【請求項8】
前記ポリオール化合物が、糖又は還元糖モノマー類から誘導され、このモノマー類がグルコース、マルトース、マルトトリオース、マルトペントース、マルトヘキソース ソルビトール、マルチトール、スクロース、キシリトール、グリセロール、グリセロール誘導体、ポリグリセロール、ペンタエリスリトール、ポリビニルアルコール、キシラン、還元マルトトリオース、還元マルトデキストリン、及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物を含むことを特徴とする化合物を含む、洗浄組成物。
【請求項10】
前記洗浄組成物が、さらに、陰イオン性、非イオン性、陽イオン性、双極性、両性、及びこれらの混合物から選択される界面活性剤を含む、請求項18に記載の洗浄組成物。

【公表番号】特表2007−520459(P2007−520459A)
【公表日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−544144(P2006−544144)
【出願日】平成16年12月17日(2004.12.17)
【国際出願番号】PCT/US2004/043074
【国際公開番号】WO2005/063847
【国際公開日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】