説明

分配装置及び分配方法

【課題】 ナビゲーションシステムで表示される地図及び現在位置等の情報を、他の端末に表示する技術を提供する。
【解決手段】 ナビゲーションシステムから出力される画像データを、複数の端末の各々に出力する。端末からナビゲーションシステムを操作する情報が入力されると、該情報をナビゲーションシステムに出力すると共に、ナビゲーションシステムを操作する情報を入力した端末以外の端末に、他の画像データを出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーションシステムの表示装置に表示される画像データを出力する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えばバス等の多数の座席を備える車両では、乗客の着席する座席にディスプレイ等の表示装置を設置し、該ディスプレイにテレビ番組や録画映像等を表示することが行なわれている。引用文献1には、ナビゲーション装置のディスプレイ用の映像ソース処理装置を、後席用のディスプレイ用として共有する技術が記載されている。
【0003】
【特許文献1】特開2001−159888号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に記載の技術では、前席のナビゲーションシステムに表示している画面データを後席ディスプレイに出力するだけであり、ナビゲーションシステムを有効に活用しているとはいえない。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ナビゲーションシステムの表示装置に表示される情報を、複数の端末に出力すると共に、各端末からのナビゲーションシステムの操作を可能とする分配装置及び分配方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、ナビゲーションシステムから出力される画像データを、複数の端末の各々に出力する。端末からナビゲーションシステムを操作する操作情報が入力されると、該情報をナビゲーションシステムに出力すると共に、該操作情報を入力した端末以外の端末からの操作情報の入力を無効とする。
【0007】
具体的には、例えば、ナビゲーションシステムと、複数の端末とを接続し、前記各端末へ画面データを出力する分配装置であって、前記ナビゲーションシステムから入力される第1の画像データを、前記端末の各々に分配する第1の分配手段と、前記端末の各々から入力される前記ナビゲーションシステムを操作するための操作情報を前記ナビゲーションシステムへ出力する操作情報出力手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記発明において、前記端末の各々から入力される操作情報を検出する検出手段と、前記ナビゲーションシステムへの操作情報の入力受付を有効又は無効とする操作情報出力切り替え手段と、をさらに有し、前記検出手段により操作情報が検出されると、前記操作情報出力切り替え手段が、該操作情報を入力した端末以外の端末からの操作情報の出力を無効とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明による分配装置及び分配方法によれば、ナビゲーションシステムの表示装置で表示される地図、現在位置等の情報を、複数の表示装置に表示することができる。また、ナビゲーションシステム以外の装置からナビゲーションシステムを操作することが可能となる。1つのナビゲーションシステムからの情報を複数の端末に出力することが可能となるので、コスト低減が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は、本実施形態のシステム構成例を示す図である。本実施形態のシステムは、ナビゲーションシステム1、分配装置2、複数の端末3等を有する。ナビゲーションシステム1は、従来の一般的なナビゲーションシステムであり、ナビゲーションシステム1のディスプレイ等に出力される画面データは、分配装置2にも出力される。分配装置2は、ナビゲーションシステム1からの画面データと、自身の記憶している画面データとを分配し、各端末3に出力する。各端末3は、表示装置31、入力装置32等を有する。表示装置31は、ディスプレイ等であり、ナビゲーションシステム1から出力される画面データ、又は、分配装置2に記憶されている画面データ等を表示する。入力装置32は、例えばボタン、タッチパネル等であり、ユーザは入力装置32を用いてナビゲーションシステム1を操作することができる。以下、入力装置32のボタンを押下等することにより端末3から出力される情報を操作情報という。
【0012】
なお、図1では、端末3を3つ表記しているが、端末3の数は任意でよく、3つに限られるものではない。
【0013】
次に、図2を参照し、ナビゲーションシステム1の構成を詳細に説明する。
【0014】
図2において、ナビゲーションシステム1は、角速度センサ11、方位センサ12、車速センサ13、コントローラ14、入力装置15、記憶装置16、ディスプレイ17、音声出力装置18等を有する。
【0015】
角速度センサ11は、車両のヨーレイトを検出することで車両の方位の変化を検出する。方位センサ12は、地磁気を検出することで車両の方位を検出する。車速センサ13は、車両のトランスミッションの出力軸の回転に比例した時間間隔でパルスを出力する。
【0016】
入力装置15は、例えば、リモコン及びリモコン受信部、タッチパネル、スイッチ等である。記憶装置16は、例えば、CD−ROM(Compact Disc- Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Disk)等の記憶メディア及び当該記憶メディアの駆動装置、HDD(Hard Disk Drive)等であり、道路データ等を含む地図データ等を記憶する。また、地図データには、建築物、公園、美術館や史跡等の観光名所の詳細な情報が含まれていてもよい。ディスプレイ17は、地図を表示し、表示した地図上に車両を位置づけて表示する。音声出力装置18は、音声を出力する。
【0017】
コントローラ14は、上述した各周辺装置の動作の制御を行うためのものであり、AD変換器141、AD変換器142、カウンタ143、パラレルI/O144、マイクロプロセッサ(以下MPU)145、DMA(Direct Memory Access)コントローラ146、メモリ147等を有する。
【0018】
AD変換器141は、角速度センサ11の信号(アナログ)をデジタル信号に変換する。AD変換器142は、方位センサ12の信号(アナログ)をデジタル信号に変換する。カウンタ143は、車速センサ13から出力されるパルス数を例えば0.1秒毎にカウントする。パラレルI/O144は、入力装置15からの入力信号を受け付ける。また、パラレルI/O144には、信号線21から、端末3の入力装置32からの操作情報が入力される。DMAコントローラ146は、記憶装置16から読み取られた地図データを転送する。
【0019】
MPU145は、メモリ147にロードしたプログラムを実行することにより、従来の一般的なナビゲーションシステムの動作を行う。例えば、目的地がパラレルI/O144を介して入力されると、メモリ147等に格納されている現在位置と、記憶部16から読み出した地図データと、該入力された目的地とから経路を探索し、該探索した経路と地図データとをディスプレイ17に出力すると共に、音声出力装置18に音声データを出力し、目的地までのガイドを行う。また、MPU145は、パラレルI/O144を介して入力された操作情報に従い、ディスプレイ17に表示した地図をスクロールする。MPU145は、地図データに含まれる観光名所の詳細な情報をディスプレイ17に表示する。MPU145は、通信ネットワークを介して取得した渋滞情報をディスプレイ17に表示する。本実施形態では、ディスプレイ17に出力される画面データは、信号線21を介して分配装置2にも出力される。
【0020】
図3に、分配装置2の構成例を示す。図3において分配装置2は、MPU23、メモリ24、記憶部25、分配器26、接続部27等を有する。
【0021】
ナビゲーションシステム1から出力された画面データは、信号線21により分配装置2に入力される。また、操作情報は、MPU23から信号線22によりナビゲーションシステム1へ出力される。MPU23は、メモリ24にロードしたプログラムを実行することにより、判定部231等を実現する。判定部231は、後述する実行可能操作テーブルを参照し、指示された操作が実行可能か否か判定する。記憶部25は、判定部231等を実現するプログラム、実行可能な操作を示す情報を格納する実行可能操作テーブル、端末3に出力する画面データ等を記憶する。分配器26は、各端末3の表示装置31に出力する画面データを分配する。ここでは、分配器26を2つ有するので、特に区別して説明する場合、分配器261、分配器262という。分配器261は、信号線21によりナビゲーションシステム1から出力された画面データを分配する。分配器262は、記憶部25に記憶されている画面データを分配する。各接続部27は、操作情報の入力を検出すると、操作情報の入力受付を有効又は無効すると共に、各端末3へ出力する画面データを切替える。
【0022】
なお、図2では、接続部27は3つ表記しているが、接続部27は、分配装置2に接続する端末3の数だけ有するものとする。
【0023】
接続部27の構成を詳細に説明する。接続部27は、画面データ切替え部271、操作情報切替え部272、入力検出部273等を有する。入力検出部273は、端末3の入力装置32から出力された操作情報を検出すると、他の接続部27の入力検出部273に、操作情報が入力されたことを示す情報を出力する。また、入力検出部273は、他の接続部27の入力検出部273から操作情報が入力されたことを示す情報が入力されると、自身の接続部27の画面データ切替え部271及び操作情報切替え部272に、操作情報が入力されたことを示す情報を出力する。画面データ切替え部271は、例えばスイッチ等であり、該スイッチを入力検出部273からの情報に従って切替えることで、端末3の表示装置31に出力する画面データを、ナビゲーションシステム1からの画面データ、又は、記憶部25に記憶している画面データに切替える。操作情報切替え部272は、例えばスイッチ等であり、入力検出部273からの情報に従って該スイッチをオン又はオフに切替えることで、端末3の入力装置32からの入力受付を有効又は無効とする。
【0024】
次に、図4を参照し、記憶部25に記憶されている実行可能操作テーブルの一例を説明する。図4において、実行可能操作テーブル251は、端末3の入力装置32で操作可能な操作を示す情報を格納している。
【0025】
なお、本実施形態の分配装置2は、実行可能操作テーブル251に含まれる操作情報のみをナビゲーションシステム1に出力する。これにより、例えば、ユーザ等が端末3の入力装置32を用いて、本来の目的地とする場所とは異なる場所を目的地として設定するというような、運転手に無用な混乱を招く操作を防ぐことが可能となる。
【0026】
次に、分配装置2の動作を説明する。なお、以下の説明では、各端末3及び接続部27を特に区別して説明する場合、例えば「端末3a」、「接続部27a」というように、接続される組み合わせに対し同じ符号を付与して説明する。
【0027】
分配装置2には、ナビゲーションシステム1のディスプレイ17に入力される画面データと同じ画面データが入力される。ナビゲーションシステム1からの画面データは、信号線21により分配器261に入力される。分配器261は、入力された画面データを分配し、該分配した画面データの各々を各接続部27に出力する。
【0028】
一方、MPU23は、記憶部25から画像データを読出し、該読み出した画像データを分配器262に出力する。分配器262は、入力された画面データを分配し、該分配した画面データの各々を各接続部27に出力する。
【0029】
接続部27の画面データ切替え部271には、ナビゲーションシステム1からの画面データと、記憶部25に記憶されていた画面データとが入力される。画面データ切替え部271は、入力検出部273から特に情報の入力等がない限り、ナビゲーションシステム1からの画面データを各端末3に出力する。各端末3の表示装置31には、ナビゲーションシステム1のディスプレイ17と同じ画面が表示される。
【0030】
図5に、ナビゲーションシステム1からの画面データを各端末3の表示装置31に表示した例を示す。図5において、画面501には地図が表示され、該地図上に、ナビゲーションシステム1の搭載された車両位置502が位置付けられると共に、ナビゲーションシステム1により探索された経路503等が表示される。
【0031】
ユーザが端末3aの入力装置32aを用いてナビゲーションシステム1を操作する場合を説明する。操作情報は、入力装置32aから分配装置2の接続部27aに入力される。
【0032】
接続部27aにおいて、操作情報は、入力検出部273a、及び、操作情報切替え部272aに入力される。入力検出部273aは、操作情報の入力を検出すると、操作情報が入力されたことを示す操作検出情報を、入力検出部273b、入力検出部273c等の他入力検出部273に出力する。この情報は、例えばフラグのオン又はオフでもよい。
【0033】
操作検出情報が入力された入力検出部273bは、画面データ切替え部271b、操作情報切替え部272b等に、操作情報が入力されたことを示す操作検出情報を出力する。画面データ切替え部271bは、該情報を受信すると、端末3に出力する画面データを、記憶部25から読み出された画面データに切替える。また、操作情報切替え部272bは、該情報を受信すると、操作情報の入力受付を無効とし、端末3bの入力装置32bから操作情報が入力されても、該情報を出力しないようにする。
【0034】
画面データ切替え部271c、操作情報切替え部272c、入力検出部273cは、上記画面データ切替え部271b、操作情報切替え部272b、入力検出部273bと同じ動作を行なう。即ち、入力検出部273cは、画面データ切替え部271c、操作情報切替え部272c等に、操作情報が入力されたことを示す操作検出情報を出力する。画面データ切替え部271cは、該情報を受信すると、端末3に出力する画面データを、記憶部25から読み出された画面データに切替える。また、操作情報切替え部272cは、該情報を受信すると、操作情報の入力受付を無効とする。
【0035】
図6に、記憶部25から読み出された画面データを各端末3の表示装置31に表示した例を示す。図6において、画面601には、他ユーザがナビゲーションシステム1を操作中である旨等が表示される。
【0036】
端末3aの入力装置32aから出力された操作情報は、操作情報切替え部272aを介してMPU23に入力される。MPU23の判定部231は、操作情報が入力されると、該情報に示される操作が実行可能であるか否か判定する。この動作例を、図7を参照して説明する。
【0037】
判定部231は、操作情報の入力を検出すると(S701)、該操作が実行可能であるか否か判定する(S702)。具体的には、例えば、判定部231は、記憶部25から実行可能操作テーブル251を読出し、入力された操作情報に示される操作が該テーブルに含まれているか否か判定する。本実施形態では、実行可能操作テーブル251には、実行可能な操作を示す情報が含まれているので、判定部231は、入力された操作が該テーブルに含まれている場合は実行可能と判定する。
【0038】
S702の判定の結果、入力された操作が実行可能である場合、判定部231は、入力された操作情報を、信号線22によりナビゲーションシステム1に出力する(S703)。
【0039】
S702の判定の結果、入力された操作が実行不可である場合、判定部231は、該操作情報を出力した端末3aの表示装置31aに、操作実行不可であることを示す情報を出力し(S704)、該操作情報を出力等せず、操作入力待ち状態に戻る。端末3aの表示装置31aには、操作不可を通知する旨が表示される。
【0040】
図8に、操作不可を通知する画面例を示す。図8において、画面801には、指示された操作が実行できない旨が表示される。
【0041】
ナビゲーションシステム1のMPU145は、入力された操作情報に従い、地図のスクロール、地図の縮尺変更、渋滞情報の出力等の処理を行う。この処理により画面データがディスプレイ17及び分配装置2に出力されると、操作情報を入力した端末3aの表示装置31aに、該画面データが表示される。図9に、ディスプレイ17及び表示装置32aに表示する画面の例を示す。図9において、画面901は、観光名所の詳細情報を表示した例である。詳細情報902に一例を示すように、例えば営業時間、入園料等の情報が表示される。
【0042】
これにより、ユーザは、例えば、ズーム、表示領域の移動、渋滞情報、ナビゲーションシステム1の地図データに含まれる場所の詳細情報等を表示させることができる。また、ある端末3でナビゲーションシステム1を操作している間は、他の端末3でナビゲーションシステム1を操作することを不可とすることができる。
【0043】
入力検出部273aは、端末3からの操作情報が入力されなくなった場合、操作終了を示す操作終了情報を、入力検出部273b、入力検出部273c等の他入力検出部273に出力する。操作終了を検出するために、例えば、入力検出部273は、操作情報が入力される度にカウンタ等により時間の測定を開始し、所定の時間操作情報の入力が無い場合に、操作終了と判定してもよい。
【0044】
操作終了を示す情報が入力された入力検出部273bは、画面データ切替え部271b、操作情報切替え部272bに、操作終了を示す操作終了情報を出力する。画面データ切替え部271bは、該情報を受信すると、端末3に出力する画面データを、ナビゲーションシステム1から出力された画面データに切替える。また、操作情報切替え部272bは、該情報を受信すると、操作情報の入力受付を有効とし、端末3bの入力装置32bからの操作情報の出力を可能とする。画面データ切替え部271c、操作情報切替え部272c、入力検出部273cも、画面データ切替え部271b、操作情報切替え部272b、入力検出部273bと同じ動作を行なう。
【0045】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0046】
例えば、上述の実施形態では、実行可能な操作をテーブルに格納しておくものとしたが、これとは逆に、実行不可の操作をテーブルに格納し、操作可能か否か判定してもよい。
【0047】
また、上述の実施形態では、入力検出部が、操作情報の入力が所定の時間無い場合、操作終了と判断したが、この動作は、例えばMPUや各切替え部等の他の構成が行ってもよい。
【0048】
また、上述の実施形態では、あるユーザがナビゲーションシステムを操作している間は、他ユーザの表示装置には配信装置の記憶する画面データを出力するものとしたが、これに限られるわけではなく、ナビゲーションシステムから出力される画面データを出力してもよい。この場合、配信装置は、操作しているユーザ以外のユーザの表示装置に、ナビゲーションシステムから出力される画面データの一部に、他ユーザが操作している旨を文字等により表示してもよい。
【0049】
また、画面データ切替え部、操作情報切替え部、入力検出部等の機能の一部又は全てを、MPUがメモリにロードしたプログラムを実行することに実現させてもよい。その場合、例えば、操作情報を出力した端末と該情報が入力された日時等をテーブル等に格納しておき、該テーブルを参照することにより、各端末に出力する画面データ、及び、操作情報の出力を制御するとよい。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の一実施形態のシステム構成例を示す図である。
【図2】本実施形態において、ナビゲーションシステムの構成例を示す図である。
【図3】本実施形態において、分配装置の構成例を示す図である。
【図4】本実施形態において、実行可能操作テーブルの一例である。
【図5】本実施形態において、端末の表示装置に表示される画面例である。
【図6】本実施形態において、端末の表示装置に表示される画面例である。
【図7】本実施形態において、分配装置の動作例を説明する図である。
【図8】本実施形態において、端末の表示装置に表示される画面例である。
【図9】本実施形態において、端末の表示装置に表示される画面例である。
【符号の説明】
【0051】
1: ナビゲーションシステム、2:分配装置、3:端末、31:表示装置、32:入力装置、11:角速度センサ、12:方位センサ、13:車速センサ、14:コントローラ、15:入力装置、16:記憶装置、17:ディスプレイ、18:音声出力装置、141:AD変換器、142:AD変換器、143:カウンタ、144:パラレルI/O、145:MPU、146:DMAコントローラ、147:メモリ、21:信号線、22:信号線、21:画面データインタフェース、22:操作情報インタフェース、23:MPU、231:判定部、24:メモリ、25:記憶部、26:分配器、27:接続部、271:画面データ切替え部、272:操作情報切替え部、273:入力検出部、251:実行可能操作テーブル、501:画面、502:車両位置、503:経路、601:画面、801:画面、901:画面、902:詳細情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナビゲーションシステムと、複数の端末とを接続し、前記各端末へ画面データを出力する分配装置であって、
前記ナビゲーションシステムから入力される第1の画像データを、前記端末の各々に分配する第1の分配手段と、
前記端末の各々から入力される前記ナビゲーションシステムを操作するための操作情報を前記ナビゲーションシステムへ出力する操作情報出力手段と、
を有することを特徴とする分配装置。
【請求項2】
請求項1記載の分配装置であって、
前記端末の各々から入力される操作情報を検出する検出手段と、
前記ナビゲーションシステムへの操作情報の入力受付を有効又は無効とする操作情報出力切り替え手段と、をさらに有し、
前記検出手段により操作情報が検出されると、前記操作情報出力切り替え手段が、該操作情報を入力した端末以外の端末からの操作情報の出力を無効とすること
を特徴とする分配装置。
【請求項3】
請求項2記載の分配装置であって、
第2の画面データを記憶する画面データ記憶手段と、
前記画面データ記憶手段から読み出した第2の画面データを、前記端末の各々に分配する第2の分配手段と、
前記第1の画面データ、又は、前記第2の画面データを切替えて前記各端末へ出力する画面データ切替え手段と、を有し、
前記検出手段により操作情報が検出されると、前記画面データ切替え手段が、該操作情報を入力した端末以外の端末への画面データの出力を、前記第1の画面データから、前記第2の画面データへと切替えて出力すること
を特徴とする分配装置。
【請求項4】
ナビゲーションシステムと、複数の端末とを接続し、前記各端末へ画面データを出力する分配装置による分配方法であって、
前記ナビゲーションシステムから入力される第1の画像データを、前記端末の各々に分配する分配ステップと、
前記端末の各々から入力される前記ナビゲーションシステムを操作するための操作情報を前記ナビゲーションシステムへ出力する操作情報出力ステップと、
を有することを特徴とする分配方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−276441(P2006−276441A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−95288(P2005−95288)
【出願日】平成17年3月29日(2005.3.29)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】