説明

化学気相成長用の加熱基板支持

【課題】処理チャンバで使用される加熱基板支持アセンブリを作成するための方法および装置を提供する。
【解決手段】処理チャンバは、1つ以上の加熱要素232を受け取るための、第1のプレート320とその中に溝が配置されている第2のプレート360とを有する基板支持アセンブリ238と、基板支持アセンブリ232を加熱するための電源とを含む。第1のプレート320の第1の表面380と第2のプレート360の第2の表面390は、両プレート320,360が静水圧圧縮によって共に圧縮され、かつ基板処理時に基板を支持するためにプレート状構成に形成されるように、その上に配置されている1つ以上の対応する構成を含む。別の実施形態において、第1および第2のプレート320,360は周辺全体に圧力を印加することによって圧縮される。さらに別の実施形態において、第1および第2のプレート320,360の圧縮は、高温で実行される。

【発明の詳細な説明】
【発明の背景】
【0001】
発明の分野
[0001]本発明の実施形態は、一般的に基板の処理に関し、とりわけ化学気相成長チャンバにおいて基板を加熱するための基板支持アセンブリに関する。より具体的には、本発明は、高温での基板を処理するのための方法および装置に関する。加えて、本発明の他の実施形態を、例えば物理気相成長(PVD)、エッチングおよび他の処理に使用して、基板材料を堆積、合金化、エッチングあるいはアニーリングすることができる。
【0002】
関連技術の説明
[0002]化学気相成長(CVD)は薄膜層を基板上に堆積するためのプロセスである。一般的に、基板は真空堆積プロセスチャンバにおいて支持されており、基板は例えば摂氏数百度の高温に加熱される。堆積ガスがチャンバ内に注入され、化学反応が起こり薄膜層を基板上に堆積する。薄膜層は誘電体層、半導体層または金属層であってもよい。堆積プロセスはプラズマ強化(PECVD)または熱強化(熱CVD)であってもよい。
【0003】
[0003]液晶ディスプレイやフラットパネルが、コンピュータおよびテレビモニタなどのアクティブマトリクスディスプレイに広く使用されている。一般的に、PECVDは、前駆体ガスまたはガス混合物を、フラットパネルを含有する真空チャンバに導入することによって薄膜を(フラットパネル用の)透明なガラス基板上に堆積するために用いられる。チャンバ内の前駆体ガスまたはガス混合物は、チャンバに結合されている1つ以上のRFソースからチャンバに無線周波数(RF)電力を印加することによってプラズマに活性化(例えば励起)される。励起されたガスまたはガス混合物は反応して、温度制御された基板支持体上に位置付けられたフラットパネルの表面上に材料の層を形成する。反応時に生成された揮発性副生成物は排気システムを介してチャンバから排出される。
【0004】
[0004]フラットパネルは通常大きく、しばしば370mm×470mmを超え、また1平方メートル以上にわたる。4平方メートル以上の大きな面積の基板が近い将来想定されている。通常、サセプタおよびヒータ台座などの基板支持構成が基板を保持するために用いられ、また通常、真空プロセスチャンバ内の処理および非処理位置に基板を上昇および低下させるためのリフトアセンブリに沿って、その上に置かれている基板のステム上に搭載されているプレート状構成を含む。また、加熱要素はプレート状構成内に埋め込まれて、基板の処理および加熱を容易にする。
【0005】
[0005]フラットパネル処理に利用される大きなガス分配プレートは、高い製造コストを招く多数の生産上の問題を有している。例えば、基板支持構成は一般的にアルミニウム、アルミニウム合金またはセラミック材料から構成されており、これらの材料の高い腐食耐性および高い熱伝導特性を活かしている。しかしながら、加熱要素と基板支持構成の部分を成す材料との間は熱伝導および腐食耐性が悪く、基板支持構成が製造された後に基板支持構成の望ましくない反りと基板の不均一な加熱が観察される可能性がある。
【0006】
[0006]加えて、基板支持構成の種々の部分/パーツ用の種々の材料の熱膨張特徴は、基板支持構成の設計および製造において補償されなければならない。例えば、基板支持構成を作成するのに容易に入手可能ないくつかの材料は硬くかつ脆いことがあり、それらを加工するのは難しく、またこれらは、十分な熱勾配に繰り返しさらされると熱ショックによって簡単に割れてしまうことがある。基板支持構成のパーツ/部分として使用されている異なる熱膨張係数を有する異なる材料の遷移界面での異なる熱膨張からも割れは生じることがある。溶接、ボルト締め、ろう付け、鍛造およびねじ止めなどの、基板支持構成用の異なる材料パーツを組み立てるのに使用される多数のアセンブリ方法およびデバイスは不当に難しく、または不確実でありうるため、同材料から生産された接合パーツでさえも難問である。さらに、他の問題は、加熱要素および基板支持構成の種々の部分の材料を購入し、基板支持構成を製造するために必要な高いコストに関わっている。
【0007】
[0007]温度の均一性を達成することは、基板処理システムにおいて高温で動作されるヒータを有する基板支持構成のもう1つの関心事である。周知のように、堆積およびエッチングレートは基板の温度に影響される。従って、基板を保持する基板支持構成の表面にわたる温度差分は差分堆積またはエッチングを招くかもしれない。いくつかの従来のヒータおよび基板支持構成の設計は基板にわたって熱を均一に分配しない。この問題は高温になるほどより顕著になり、ここでは熱勾配はより大きい可能性がある。
【0008】
[0008]従って、製造コストを減らし、良好な堆積および基板加熱性能を有する改良された基板支持の必要性がある。
【発明の概要】
【0009】
[0009]発明の実施形態は、処理チャンバにおいて基板を加熱するための基板支持アセンブリを提供する。一実施形態において、処理チャンバ用の基板支持アセンブリが提供される。該基板支持アセンブリは、基板接触表面と第1の表面とを有する第1のプレートと、第2の表面を有する第2のプレートとを含む。該第1の表面はその上に配置された1つ以上の溝の第1のセットを含んでおり、該第2の表面はその上に配置された1つ以上の溝の第2のセットを備える。該基板支持アセンブリは、さらに、該第1のプレートと該第2のプレートとの間に配置された1つ以上の加熱要素を含んでおり、ここで該第1のプレートと該第2のプレートは相互に接着しており、該1つ以上の溝の該第1のセットは、該1つ以上の加熱要素を受け取るために該1つ以上の溝の該第2のセットと整列している。また、該第1および第2のプレートはさらに1つ以上の第1の構成と1つ以上の第2の構成とをそれぞれ含んでおり、該基板支持アセンブリの製造時に共に整列し対応付けられる。別の実施形態において、該第1のプレートと第2のプレートは、約20度以上の温度で静水圧圧縮によって共に押圧される。
【0010】
[0010]別の実施形態において、基板を処理するための装置が提供される。該装置は処理チャンバと、該処理チャンバ内に配置されて、その上の該基板を支持するように適合されている基板支持アセンブリと、該処理チャンバ内に配置されて、該基板支持アセンブリの上方に1つ以上のプロセスガスを送るためのガス分配プレートアセンブリとを含む。該基板支持アセンブリは第1のプレートと、第2のプレートと、該第1のプレートと該第2のプレートとの間に配置された1つ以上の加熱要素とを備えており、ここで該第1のプレートと該第2のプレートは相互に接着されている。
【0011】
[0011]別の実施形態において、プレート状構成を有する基板支持アセンブリを製造する方法が提供される。該プレート状構成は第1のプレートと第2のプレートとを含む。該方法は、該プレート状構成を形成するために該第1のプレートと該第2のプレートとを共に対応付けるステップと、静水圧圧縮によって該プレート状構成の周囲すべてに圧力を印加するステップと、該第1のプレートおよび該第2のプレートを該プレート状構成に圧縮するステップとを含む。一態様において、該第1のプレートと該第2のプレートは、例えば約20度以上の温度で、熱間静水圧成形法や冷間静水圧成形法によってプレート状構成に圧縮される。別の態様において、該第1のプレートと該第2のプレートは、該プレート状構成の周囲に高圧を印加することによって圧縮される。好ましくは、約100,000psi以上の圧力が印加されることが可能である。
【詳細な説明】
【0012】
[0012]本発明の上記の特徴が詳細に理解されるように、簡潔に要約された本発明のより特定的な説明は実施形態を参照してなされてもよく、その一部は添付の図面に図示されている。しかしながら、添付の図面は発明の通常の実施形態のみを図示しており、従ってその範囲を限定するものではなく、発明のために他の同様に効果的な実施形態を許容できる点に注目すべきである。
【0013】
[0021]発明は一般的に、処理チャンバ内に均一な加熱を提供するための基板支持アセンブリを提供する。発明を、カリフォルニア州サンタ・クララ(Santa Clara,California)のアプライドマテリアルズ社の一事業部であるAKTより入手可能なプラズマ強化化学気相成長(PECVD)システムなどの、面積の大きい基板を処理するために構成された化学気相成長システムを参照して以下に例示的に説明する。しかしながら、発明は、エッチングシステム、他の化学気相成長システム、および、円形基板を処理するために構成されたシステムを含む、処理チャンバ内での基板加熱が望まれる他のシステムなどの他のシステム構成において有用である点が理解されるべきである。
【0014】
[0022]図1は、薄膜トランジスタ(TFT)構成の概略断面図を示している。一般のTFT構成は、図1に示されているバックチャネルエッチング(BCE)の逆スタガ(つまりボトムゲート)TFT構成である。ゲート誘電体(SiN)と、真性およびn+ドープアモルファスシリコン膜は同じPECVDポンプダウンランで堆積可能であるために、BCEプロセスは好ましい。ここに示されているBCEプロセスは4つのパターニングマスクにのみ関わっている。基板101は、例えばガラスや透明プラスチックなどの、可視スペクトルにおいて基本的に光学的に透明な材料を備えていてもよい。基板は様々な形状や寸法であってもよい。通常、TFTの適用については、基板は、約500mmを超える表面積のガラス基板である。ゲート電極層102が基板101上に形成される。ゲート電極層102は、TFT内の電荷キャリアの動きを制御する導電層を備える。ゲート電極層102は、例えば、とりわけアルミニウム(Al)、タングステン(W)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)またはこれらの組み合わせなどの金属を備えていてもよい。
【0015】
[0023]ゲート電極層102は、従来の堆積、リソグラフィおよびエッチング技術を使用して形成されてもよい。基板101とゲート電極層102との間に、例えば二酸化シリコン(SiO)や窒化シリコン(SiN)などの任意の絶縁性材料があってもよく、これはここで説明されているPECVDシステムの実施形態を使用して形成されてもよい。そしてゲート電極層102は従来の技術を使用してリソグラフィパターニングおよびエッチングされて、ゲート電極を画成する。
【0016】
[0024]ゲート誘電体層103がゲート電極層102上に形成される。ゲート誘電体層103は、この発明に従ったPECVDシステムの実施形態を使用して堆積された二酸化シリコン(SiO)、酸窒化シリコン(SiON)または窒化シリコン(SiN)であってもよい。ゲート誘電体層103は約100Å〜約6000Åの範囲の厚さに形成されてもよい。
【0017】
[0025]バルク半導体層104がゲート誘電体層103上に形成される。バルク半導体層104は、この発明に組み込まれているPECVDシステムの実施形態や、当業において既知の他の従来の方法を使用して堆積されることも可能な多結晶シリコン(ポリシリコン)やアモルファスシリコン(α−Si)を備えていてもよい。バルク半導体層104は約100Å〜3000Åの範囲の厚さに堆積されてもよい。
【0018】
[0026]ドープ半導体層105が半導体層104の上部に形成される。ドープ半導体層105は、この発明に組み込まれているPECVDシステムの実施形態や、当業において既知の他の従来の方法を使用して堆積されることも可能なn型(n+)またはp型(p+)ドープ多結晶(ポリシリコン)またはアモルファスシリコン(α−Si)を備えていてもよい。ドープ半導体層105は約100Å〜約3000Åの範囲内の厚さに堆積されてもよい。ドープ半導体層105の一例はn+ドープα−Si膜である。バルク半導体層104とドープ半導体層105は従来の技術を使用してリソグラフィパターニングおよびエッチングされて、記憶キャパシタ誘電体としても作用するゲート絶縁体上にこれら2つの膜のメサを画成する。ドープ半導体層105はバルク半導体層104の部分に直接接触し、半導体接合を形成する。
【0019】
[0027]そして導電層106が露出表面上に堆積される。導電層106は、例えば、とりわけアルミニウム(Al)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)およびこれらの組み合わせなどの金属を備えていてもよい。導電層106は従来の堆積技術を使用して形成されてもよい。導電層106とドープ半導体層105の両方はリソグラフィパターニングされて、TFTのソースおよびドレインコンタクトを画成してもよい。
【0020】
[0028]その後、パッシベーション層107が堆積されてもよい。それによってパッシベーション層107は露出表面を被覆する。パッシベーション層107は一般的に絶縁体であり、例えば二酸化シリコン(SiO)や窒化シリコン(SiN)を備えていてもよい。パッシベーション層107は、例えばPECVDや、当業において既知である他の従来の方法を使用して形成されてもよい。パッシベーション層107は約1000Å〜約5000Åの範囲の厚さに堆積されてもよい。そしてパッシベーション層107は従来の技術を使用してリソグラフィパターニングおよびエッチングされて、パッシベーション層にコンタクトホールを開ける。
【0021】
[0029]そして透明導電層108が堆積およびパターニングされて、導電層106と接触する。透明導電層108は、可視スペクトルにおいて基本的に光学的に透明であり、かつ導電性である材料を備える。透明導電層108は、例えば、とりわけインジウムスズ酸化物(ITO)や酸化亜鉛を備えていてもよい。透明導電層108のパターニングは従来のリソグラフィおよびエッチング技術によって遂行される。液晶ディスプレイ(つまりフラットパネル)に使用されているドープまたは非ドープ(真性)アモルファスシリコン(α−Si)、二酸化シリコン(SiO)、酸窒化シリコン(SiON)および窒化シリコン(SiN)の膜はすべて、この発明に組み込まれているプラズマ強化化学気相成長(PECVD)システムの実施形態を使用して堆積可能である。
【0022】
[0030]図2Aは、カリフォルニア州サンタ・クララ(Santa Clara,California)のApplied Materials社の一事業部であるAKTより入手可能なプラズマ強化化学気相成長システム200の一実施形態の概略断面図である。システム200は一般的に、ガスソース204に結合されている処理チャンバ202を含む。処理チャンバ202は、部分的にプロセス容積202を画成する壁206と底部208を有している。プロセス容積212は通常、処理チャンバ202の内外への基板240の動きを容易にする壁206のポート(図示せず)を介してアクセスされる。壁206と底部208は通常、アルミニウムや、処理にふさわしい他の材料の一体型ブロックから生産される。壁206は、プロセス容積212を(図示していない、種々のポンプコンポーネントを含む)排気ポートに結合させるポンププレナム214を含有する蓋アセンブリ210を支持する。排気ポンプシステム(図示せず)に結合されているポンププレナム214は、チャネルガスと、プロセス容積212から、および処理チャンバ202から均一に副生成物を処理することとに利用される。
【0023】
[0031]温度制御された基板支持アセンブリ238が処理チャンバ202内の中心に配置される。基板支持アセンブリ238は、処理時にガラス基板などの基板240を支持する。一実施形態において、基板支持アセンブリ238は、1つ以上の埋め込みヒータ/加熱要素232を封入するボディ224を含む。ボディ224は一般的にアルミニウムなどの熱導電性材料から作成される。セラミックなどの、当業において既知の他の材料もまた使用可能である。
【0024】
[0032]基板支持アセンブリ238に配置され、かつ任意の電源274に結合されている1つ以上のヒータ/加熱要素232は一般的に抵抗要素から作成され、基板支持アセンブリ238と、その上に位置付けられているガラス基板240とを所定の温度に制御可能に加熱する。通常、CVDプロセスにおいて、1つ以上の加熱要素232は、基板上に堆積されている材料の堆積処理パラメータに応じて、例えば摂氏約60度以上の、少なくとも室温より高い均一の温度、通常は摂氏約150度〜少なくとも約460度の温度でガラス基板240を維持する。
【0025】
[0033]一般的に、基板支持アセンブリ238は下部サイド226と基板接触表面234とを有している。基板接触表面234はガラス基板240を支持する。下部サイド226はこれに結合されているステム242を有している。ステム242は基板支持アセンブリ238を、(図示されているような)直立処理位置と、処理チャンバ202に対する基板の転送を容易にする下部位置との間で基板支持アセンブリ238を移動させるリフトシステム(図示せず)に結合させる。加えてステム242は、基板支持アセンブリ238とシステム200の他のコンポーネントとの間に、電気的かつ熱電対リード用の導管を提供する。本発明の利点を享受するように適合可能な基板支持アセンブリは、1998年12月1日にWhiteらに発行された同一出願による米国特許第5,844,205号、2000年3月7日にSajotoらに発行された米国特許第6,035,101号に説明されており、これらはその全体を参照として本明細書中に組み入れられる。
【0026】
[0034]ベローズ246は基板支持アセンブリ238(つまりステム242)と処理チャンバ202の底部208との間に結合されている。ベローズ246は、基板支持アセンブリ238の垂直の動きを容易にしつつ、チャンバ容積212と処理チャンバ202の外側の大気との間に真空シールを提供する。
【0027】
[0035]基板支持アセンブリ238は一般的に、蓋アセンブリ210と基板支持アセンブリ238(またはチャンバの蓋アセンブリの内部または近くに位置づけられている他の電極)との間に位置づけられているガス分配プレートアセンブリ218に電源222によって供給されたRF電力が、基板支持アセンブリ238と分配プレートアセンブリ218との間のプロセス容積212に存在するガスを励起するように接地される。電源222からのRF電力は一般的に、化学気相成長プロセスを駆動する基板のサイズに比例して選択される。
【0028】
[0036]加えて基板支持アセンブリ238は、シャドウフレーム248によって制限されている。一般的に、シャドウフレーム248は、ガラス基板240および基板支持アセンブリ238の縁部での堆積を防止し、基板が基板支持アセンブリ238に付着しないようにする。基板支持アセンブリ238は、これを介して配置され、複数のリフトピン250を受容する複数のホール228を有している。リフトピン250は通常セラミックや陽極酸化アルミニウムから構成されている。リフトピン250は任意のリフトプレート254によって基板支持アセンブリ238に対して起動されて支持表面230から突出することができ、それによって基板を、基板支持アセンブリ238に対してスペースをあけて置くことができる。
【0029】
[0037]蓋アセンブリ210は上部境界をプロセス容積212に提供する。蓋アセンブリ210は通常処理チャンバ202を使用可能にするために除去または開放可能である。一実施形態において、蓋アセンブリ210はアルミニウムから生産される。蓋アセンブリ210は通常、ガスソース204によって提供されたプロセスガスが処理チャンバ202に導入されるエントリポート280を含む。エントリポート280はまたクリーニングソース282に結合されている。クリーニングソース282は通常、処理チャンバ202に導入されて、ガス分配プレートアセンブリ218を含む処理チャンバハードウェアから堆積した副生成物および膜を除去する、分離フッ素などのクリーニング剤を提供する。
【0030】
[0038]ガス分配プレートアセンブリ218は蓋アセンブリ210の内部サイド220に結合されている。ガス分配プレートアセンブリ218は通常、例えば面積の大きいフラットパネル基板に対しては多角形でありウェーハに対しては円形であるガラス基板240のプロファイルに実質的に従うように構成されている。ガス分配プレートアセンブリ218は、ガスソース204から供給されたプロセスおよび他のガスがプロセス容積212に送られる穴のあいたエリア216を含む。ガス分配プレートアセンブリ218の穴のあいたエリア216は、処理チャンバ202に、ガス分配プレートアセンブリ218を通過するガスの均一な分配を提供するように構成されている。
【0031】
[0039]ガス分配プレートアセンブリ218は通常ハンガープレート260から吊り下げられた拡散プレート258を含む。拡散プレート258およびハンガープレート260は代替的に単一の一体型部材を備えていてもよい。複数のガス通路262が拡散プレート258を介して形成されており、ガス分配プレートアセンブリ218を通過し、プロセス容積212への所定のガス分配を可能にする。ハンガープレート260は拡散プレート258と蓋アセンブリ210の内部表面220とをスペースをあけて維持し、これによってこれらの間にプレナム264を画成する。プレナム264によって蓋アセンブリ210を介して流れるガスは拡散プレート258の幅にわたり均一に分配され、ガスは中央の穴のあいたエリア216の上方に均一に提供され、ガス通路262を介して均一な分配で流れる。
【0032】
[0040]拡散プレート258は通常アルミニウム、陽極酸化アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケルまたは他のRF導電性材料から生産される。拡散プレート258は十分な平坦さを維持する厚さで構成され、あるいは基板処理に悪影響を与えないように開口266にわたって等角である。一実施形態において、拡散プレート258は約1.0インチ〜約2.0インチの厚さを有している。拡散プレート258は半導体ウェーハの製造については円形であってもよく、またフラットパネルディスプレイの製造については矩形などの多角形であってもよい。
【0033】
[0041]発明の利益を享受するように適合されたガス分配プレートは、Kellerらによって2001年8月8日に提出された同一出願による米国特許出願第09/922,219号、Bloniganらによって2002年5月6日に提出された10/140,324号、2003年1月7日に提出された10/337,483号、Choiらによって2003年4月16日に提出された10/417,592号、Whiteらに2002年11月12日に発行された米国特許第6,477,980号に説明されており、これらはその全体を参照として本明細書中に組み入れられている。
【0034】
[0042]図2Bは、真空堆積プロセスチャンバにおいてガラスパネルなどの基板を支持するための、プレート状構成310と基板接触表面234とを含む基板支持アセンブリ238の一例を示している。発明のプレート状構成310は図2Aに示されているようにボディ224を作成するために使用されてもよい。プレート状構成310は共に整列されかつ対応付けられた少なくとも2つのプレートから作成される。発明の一実施形態は、上部プレート320とベースプレート360との間に配置されている1つ以上の加熱要素232を受け取るために対応付けおよび整列されたベースプレート360と上部プレート320から全一体型ボディに製造されたプレート状構成310を提供する。プレート状構成310は、例えば高圧チャンバ内にプレート状構成310を置くことによって、全3次元方向から来る圧力によって全一体型ボディに作成される。
【0035】
[0043]プレート状構成310の上部プレート320は基板接触表面234と第1の表面380を含むのに対して、ベースプレート360は第1の表面380を係合する第2の表面390を含む。上部プレート320上の第1の表面とベースプレート360上の第2の表面は、図4に示されている1対の加熱要素54および56などの1つ以上の加熱要素232が上部プレート320の第1の表面380とベースプレート360の第2の表面390との間に配置されるように、対応付けおよび整列される。
【0036】
[0044]1つ以上の加熱要素232はプレート状構成310の基板接触表面234の下方に配置されている。例えば、図4で示され後に説明されるような2つの加熱要素54および56などの2つの加熱要素は基板接触表面234の内外の部分を取り囲むようにプレート状構成310の表面の下に配置されて、また基板接触表面234を被覆するように広く分配してもよい。プレート状構成310は基板支持アセンブリのステム242に取り付けられてもよい。プレート状構成310は、高純度アルミニウムや合金非陽極酸化(unanodized)鋳造アルミニウムから生産された矩形ボディであってもよい。しかしながら、とりわけセラミックなどの他の材料も使用可能である。
【0037】
[0045]加えて、ベースプレート360と上部プレート320との間に配置されているコンパクト化領域370がある。発明の別の実施形態は、コンパクト化領域370が等しく圧縮され、プレート状構成310が加熱されるときにプレート状構成310の基板接触表面234にわたって温度が均一になるように、プレート状構成310の製造時に、上部プレート320とベースプレート360が(図3でさらに説明されているように)静水圧圧縮によって共に圧縮またはコンパクト化されることを提供する。
【0038】
[0046]発明はさらに、1つ以上の加熱要素232を受け取るための第1の表面380や第2の表面390上にそれぞれ形成された1つ以上の溝、くぼみ、チャネル、他の溝状構成350、352などを提供する。一実施形態において、第1の表面380と第2の表面390の両方は、基板支持アセンブリ238のプレート状構成310の製造時に1つ以上の加熱要素232を受け取るために整列/対応付けられた溝状構成350、352を含んでいてもよい。溝状構成350、352は構造において類似しており、第1の表面380または第2の表面390、あるいは両方の一般的に半円形の凹部によって特徴付けられている。発明はまた、他の形状およびサイズの溝状構成350および/または1つ以上の加熱要素232を包含している。
【0039】
[0047]あるいは、図2Cに示されているように、1つ以上の加熱要素232を受け取るための第1の表面380上の溝状構成350と第2の表面390上の対応する溝状構成352の深さは等しく比例していなくてもよい。結果として、一方の表面上の溝状構成の深さは対応する表面上の溝状構成の深さよりも深い。すなわち、加熱要素232の大部分は第1の表面380、第2の表面390のいずれかまたは両方の上に配置されていてもよい。
【0040】
[0048]別の実施形態において、上部プレート320とベースプレート360間の1つの表面のみが1つ以上の加熱要素232を受け取るための溝状構成を含む。図2Dに示されているように、第1の表面380上の溝状構成350は1つ以上の加熱要素232を取り囲み受け取るのに十分に深く、第2の表面390上に対応する溝状構成はない。
【0041】
[0049]上記のとおり、フラットパネル処理に利用される大きなガス分配プレートの生産に関する問題は高い製造コストを招く。従来技術の基板支持アセンブリ設計の製造コストもまた比較的高い。アセンブリは均一な基板加熱プロファイルを有するプレート状構成用の全一体型ボディに形成されることはできず、熱はコンパクト化領域370周辺に等しく分配可能である。例えば、2つのプレートを共にろう付け、溶接、ねじ止め、ボルト締めおよび鍛造する従来技術の方法を使用して、プレート間の界面は共にきつく圧縮されることはできず、加熱要素、上部プレートおよび底部プレート間の熱接触は弱くなる。
【0042】
[0050]図3は基板支持アセンブリ238の部分的断面図であり、発明のプレート状構成310の圧縮の一実施形態を示している。プレート状構成310を有する基板支持アセンブリ238は、コンパクト化領域370における第1の表面380および第2の表面390と、1つ以上の加熱要素232とを見るために省略されたステム242によって示されている。
【0043】
[0051]図3に示されているように、第1の表面380はさらに1つ以上の構成420、430を含んでおり、第2の表面390はさらに1つ以上の対応する構成440、450を含む。構成420、430、440および450の各々は発明の実施形態から逸脱することなく形状が変化してもよく、これらは第1の表面380と第2の表面390に沿って共に整列および対応付けられる限り、くぼみ、チャネル、突出、溝、トング、歯などの構成であってもよい。一実施形態において、基板支持アセンブリ238のプレート状構成310の製造時に、構成420、430と、構成440、450は、上部プレート320とベースプレート360を共に押圧し、静水圧圧縮後にプレート状構成310を一体型ボディに形成するのを助けるのを簡単にするために共に整列および対応付けられている。
【0044】
[0052]発明の一実施形態において、基板支持アセンブリ238の製造時に、圧力410が、とりわけ溝、チャネル、トング、突出、くぼみ、歯などの構成420、430、440、450の使用によって上部プレート320とベースプレート360を共にコンパクト化するためにプレート状構成310の周り全体に印加される。従って、圧力410は、プレート状構成310が全一体型ボディに形成可能であるように、全3次元方向からプレート状構成310を取り囲んでいる。最終的に、1つ以上の圧縮可能な加熱要素をその中に有するプレート状構成が、相当するサイズおよび形状を有する基板を加熱するための真空堆積プロセスチャンバで使用される基板支持アセンブリの任意のサイズおよび形状に製造される。代替実施形態において、加熱要素232は上部プレート320またはベースプレート360にのみ設置されている溝に圧縮可能である。
【0045】
[0053]別の実施形態において、第1の表面380と第2の表面390は、約20度以上の温度で静水圧圧縮によって共に押圧される。さらに別の実施形態において、第1の表面380と第2の表面390は、全方向からプレート状構成310のボディ全体の周りに高圧を印加することによって圧縮される。加えて、コンパクト化領域370、1つ以上の加熱要素232を取り囲むスペース、および基板支持アセンブリ238における任意の他の空きスペースは、コンパクト化され、かつ静水圧圧縮時の高圧によるプレート状構成310の崩壊を防ぐ砂や、他の金属や、セラミックパワーや充填材料で充填されてもよい。
【0046】
[0054]例えば、プレート状構成310を製造するために熱間静水圧成形法を使用することができる。別の例として、熱間静水圧成形法よりも低温で動作する冷間静水圧成形法が使用可能である。一般的に、静水圧成形法によって共に接合されるパーツは静水圧成形法内に準備され置かれており、これは高圧チャンバに類似しており、または高圧の印加を可能にする炉である。静水圧成形法はアルゴンが多い大気を有していてもよい。あるいは、他のガス混合物を使用して、圧縮するパーツの周りのスペースを充填することができる。静水圧成形法は、20度以上の温度、例えば約200度にまで加熱されて、約100psi以上の圧力、例えば約100,000psi以上にまで加圧されてもよい。動作に際して、上部プレート320とベースプレート360は、両者間に1つ以上の加熱要素とコンパクト化領域370の充填材料とを有しており、静水圧圧縮用のアルゴンが多い炉内部で対応付けおよび整列されている。そして、プレート状構成310は、上記の望ましい温度、およびプレート状構成310のボディ全体の周りすべてに印加されている望ましい圧力のもとで炉内部の一体型ボディに形成される。従って、形成済みプレート状構成の上部プレート320とベースプレート360間に不均一な接合をもたらし、基板の処理時に不均一な熱接触および温度の不均一を招きうる溶接、ボルト締め、ろう付け、鍛造、ねじ止め、または他の意図しない力はない。
【0047】
[0055]使用に際して、本発明に従って圧縮された加熱要素は1インチ当たり75ワットを超える熱密度を保つことができた。加えて、発明の方法によって製造されたプレート状構成310は第1の表面380と第2の表面390との間にギャップ、界面またはコンパクト化領域370を保ち、上部プレート320と、ベースプレート360と、加熱要素232と上部およびベースプレート320、360との間の熱接触領域との部分/パーツ間の材料の熱膨張を補償することができる。
【0048】
[0056]発明の基板支持アセンブリ238は、従来技術の設計と比較して、その中に加熱要素を有する一体型プレート状構成に製造するのが簡単である。従って、基板支持アセンブリを製造する歩留まりとコストは改良される。製造の簡単さに加えて、基板支持アセンブリ238はまた、基板処理後のデバイスの性能の改良をもたらす均一な基板加熱プロファイルの利点を有する。
【0049】
[0057]発明は加熱要素232の配置を意図しており、上部プレート320および/またはベースプレート360の構成420、430、440、450の分配が均一な基板加熱プロファイルを提供するために選択される。例えば、図4Aおよび4Bは、均一な基板加熱プロファイルを有する例示的基板支持アセンブリ238の水平断面図である。発明の加熱要素232は、図4Aおよび4Bに示され、かつプレート状構成310の内外の溝付き領域に沿ってあるように提供されている内部加熱要素54および外部加熱要素56などの1つ以上の加熱要素を含んでいてもよい。内部加熱要素54と外部加熱要素56は構成において同一であり、基板支持アセンブリ238の部分を中心とする長さおよび位置付けにおいてのみ異なっている。内部加熱要素54と外部加熱要素56はプレート状構成310内部に製造されて、ステム242の中空コア内に配置される適切な端部に1つ以上の加熱要素チューブ55、57、59および61を形成してもよい。各加熱要素および加熱要素チューブは導体リードワイヤや、その中に埋め込まれたヒータコイルを含む。
【0050】
[0058]加えて、プレート状構成310の内部加熱要素54および外部加熱要素56のルーティングは、図4Aに示されているように幾分、一般的に平行な二重ループであってもよい。あるいは、加熱要素54などの内部加熱要素はプレート状構成の表面を幾分均一に被覆するためにリーフレット状のループであってもよい。この二重ループパターンは、表面の縁部でのより大きな熱損失を見込みつつ、プレート状構成310にわたって一般的に軸方向に対称な温度分配を提供する。
【0051】
[0059]ディスプレイアプリケーション用の基板支持アセンブリ238は図4Aおよび4Bに示されているように正方形または矩形であってもよい。ガラスパネルなどの基板を支持するための基板支持アセンブリ238の例示的寸法は幅約30インチ、長さ約36インチを含んでいてもよい。しかしながら、発明のプレート状構成のサイズは限定的ではなく、発明は円形や多角形などの他の形状も包含している。一実施形態において、プレート状構成310は幅約26.26インチ、長さ約32.26インチ以上の形状の矩形であり、これは、約570mm×720mm以上のサイズのフラットパネルディスプレイ用のガラス基板の処理を見込んでいる。
【0052】
[0060]一般的に軸方向に対称な温度分配は、基板支持アセンブリ238の平面に垂直で、かつ基板支持アセンブリ238のステム242に平行な(かつこの内部に配置されている)基板支持アセンブリ238の中心を通って延びている中心軸から等距離にある全ポイントについて実質的に均一である温度パターンによって特徴付けられている。内部および外部の加熱要素ループは異なる温度で動作でき、外部ループは通常より高温で動作される。
【0053】
[0061]加熱基板支持アセンブリとその上にある基板との間の熱伝導に起因する、減少したガス圧(真空)の動作条件下では、たとえ加熱・支持プレートの温度が均一でも均一な基板温度は生み出されない。これは、加熱時に、加熱基板支持アセンブリ上にある基板が基板の縁部で熱損失の増加を経験することになるからである。従って、表面全体にわたってほぼ均一な温度分配を有する加熱基板支持アセンブリは基板の不均一な熱損失特徴を補償しない。内部ループの加熱要素よりも高温で外部ループの加熱要素を動作することによって、基板の最外部または縁部のより高い熱損失を補償することができる。従って実質的に均一な温度分配はこのように基板にわたって生成される。
【0054】
[0062]外部加熱要素56がより高温で動作される場合、加熱要素56の外部ループ近くのプレート状構成310にホットエリアがある。発明の一実施形態は、外部加熱要素56の内部の近くに分配されて、かつ基板接触表面234の外部を取り囲んでいる構成420、430、440、450などの構成40、例えば溝、チャネル、トング、突出、くぼみ、歯などを含む。図4Aおよび4Bに示されている構成40はプレート状構成310のホットエリアの比較的近くに位置付けられ、熱抵抗を提供し、熱膨張差分を補償し、プレート状構成310の反りを防ぎ、基板支持アセンブリの全体の温度均一性を改良することが意図されている。
【0055】
[0063]本発明の教示を組み入れている複数の好ましい実施形態が詳細に示されまた説明されているが、当業者はこれらの教示をさらに組み入れている多数の他の様々な実施形態を容易に考案することができる。加えて、上記は本発明の実施形態を目的としているが、発明のその他および更なる実施形態もその基本的範囲から逸脱することなく考案されてもよく、その範囲は以下の請求項によって判断される。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】ボトムゲート薄膜トランジスタの概略断面図を示している。
【図2A】発明の基板支持アセンブリの一実施形態を有する例示的処理チャンバの概略断面図である。
【図2B】発明の基板支持アセンブリの一実施形態の概略断面図を示している。
【図2C】発明の一実施形態に従った基板支持アセンブリの一部の概略断面図を示している。
【図2D】発明の別の実施形態に従った基板支持アセンブリの一部の概略断面図を示している。
【図3】基板支持アセンブリを圧縮する一実施形態の垂直な概略断面図を示している。
【図4A】その中に加熱要素を有する基板支持アセンブリの一実施形態の水平な上面図を示している。
【図4B】その中に加熱要素を有する基板支持アセンブリの別の実施形態の水平な断面図を示している。
【符号の説明】
【0057】
200…プラズマ強化化学気相成長システム、202…処理チャンバ、204…ガスソース、206…壁、208…底部、210…蓋アセンブリ、212…プロセス容積、214…ポンププレナム、216…エリア、218…分配プレートアセンブリ、220…内部表面、222…電源、224…ボディ、226…下部サイド、228…ホール、230…支持表面、232…加熱要素、234…基板接触表面、238…基板支持アセンブリ、240…ガラス基板、242…ステム、246…ベローズ、248…シャドウフレーム、250…リフトピン、254…シャドウフレーム、258…拡散プレート、260…ハンガープレート、262…ガス通路、274…電源、280…エントリポート、282…クリーニングソース。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理チャンバ用の基板支持アセンブリであって、
基板接触表面と第1の表面とを有する第1のプレートであって、前記第1の表面がその上に配置されている1つ以上の溝の第1のセットを備える第1のプレートと、
第2の表面を有する第2のプレートであって、前記第2の表面がその上に配置されている1つ以上の溝の第2のセットを備えており、前記第1のプレートと前記第2のプレートが静水圧圧縮によって共に押圧されて、前記1つ以上の溝の前記第1のセットが前記1つ以上の溝の前記第2のセットと整列されている第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートの間の前記1つ以上の溝の前記整列された第1のセットと第2のセットに配置されている1つ以上の加熱要素と、
を備える基板支持アセンブリ。
【請求項2】
前記第1のプレートがさらに1つ以上の第1の構成を備えており、前記第2のプレートがさらに1つ以上の第2の構成を備えており、前記第1の構成が前記第2の構成と対応付けられている、請求項1に記載の基板支持アセンブリ。
【請求項3】
前記第1の構成および第2の構成が、くぼみ、チャネル、突出、溝、トング、歯およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項2に記載の基板支持アセンブリ。
【請求項4】
前記対応する第1の構成および第2の構成の少なくとも一方が前記基板接触表面の外側部分の近くに設置されている、請求項2に記載の基板支持アセンブリ。
【請求項5】
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間にコンパクト化充填材料をさらに備える、請求項1に記載の基板支持アセンブリ。
【請求項6】
基板を処理する装置であって、
処理チャンバと、
前記処理チャンバに配置され、かつその上の前記基板を支持するように適合されている基板支持アセンブリであって、前記基板支持アセンブリが第1のプレートと、第2のプレートと、前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に配置されている1つ以上の加熱要素とを備えており、前記第1のプレートと前記第2のプレートが静水圧圧縮によって共に押圧される基板支持アセンブリと、
前記処理チャンバに配置されて、前記基板支持アセンブリの上方に1つ以上のプロセスガスを送るガス分配プレートアセンブリと、
を備える装置。
【請求項7】
前記第1のプレートが基板接触表面と第1の表面とを備えており、前記第2のプレートが第2の表面を備えており、1つ以上の溝状構成が、前記1つ以上の加熱要素を受け取るために、前記第1の表面または前記第2の表面のいずれか、あるいは両方の上に配置されている、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記第1のプレートがさらに1つ以上の第1の構成を備えており、前記第2のプレートがさらに1つ以上の第2の構成を備えており、前記第1の構成が静水圧圧縮時に前記第2の構成と対応付けられる、請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記第1の構成と前記第2の構成が、くぼみ、チャネル、突出、溝、トング、歯およびこれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記対応する第1の構成と第2の構成の少なくとも一方が前記第1のプレートおよび第2のプレートの外側部分の近くに設置されている、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間にコンパクト化充填材料をさらに備える、請求項6に記載の装置。
【請求項12】
プレート状構成を有する基板支持アセンブリを製造する方法であり、前記プレート状構成が基板受け取り表面と第1の表面とを有する第1のプレートと、第2の表面を有する第2のプレートとを含む方法であって、
前記プレート状構成を形成するために、前記第1のプレートの前記第1の表面と前記第2のプレートの前記第2の表面とを共に対応付けるステップと、
前記プレート状構成の周りすべてに、それを取り囲んで静水圧圧縮によって圧力を印加するステップであって、前記第1のプレートと前記第2のプレートが前記プレート状構成に相互に接着されているステップと、
を含む方法。
【請求項13】
前記印加するステップが約100,000psi以上の圧力で高圧炉において実行される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記印加するステップが熱間静水圧成形法によって実行される、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記印加するステップが冷間静水圧成形法によって実行される、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記印加するステップが約20度以上の温度で実行される、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に充填材料を提供するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記対応付けるステップがさらに、整列された1つ以上の溝状構成の1つ以上の加熱要素を受け取るために、前記第1のプレートの前記第1の表面上の前記1つ以上の溝状構成の第1のセットを、前記第2のプレートの前記第2の表面上の前記1つ以上の溝状構成の第2のセットと整列させる工程を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項19】
前記対応付けるステップがさらに、前記第1のプレートの前記第1の表面上の1つ以上の第1の構成を前記第2のプレートの前記第2の表面上の1つ以上の第2の構成と整列させる工程を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項20】
前記第1の表面または前記第2の表面のいずれか、あるいは両方の上に配置されている1つ以上の溝状構成によって1つ以上の加熱要素を受け取るステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図2C】
image rotate

【図2D】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate


【公開番号】特開2006−80491(P2006−80491A)
【公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2005−208692(P2005−208692)
【出願日】平成17年7月19日(2005.7.19)
【出願人】(390040660)アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド (1,346)
【氏名又は名称原語表記】APPLIED MATERIALS,INCORPORATED
【Fターム(参考)】