説明

半導体装置およびその製造方法

【課題】フリップチップ実装構造の半導体装置では、半導体基板(半導体チップ)裏面に抵抗を低減するための厚い金属層が設けられる。しかし、半導体チップの薄化が進むと、厚い金属層との応力の差により、半導体基板に反りが発生し、歩留まりが悪化する原因となっていた。
【解決手段】第1主面に動作領域が設けられ、第2主面に金属層が設けられる半導体基板(半導体チップ)の、少なくとも動作領域と一部重畳する第2主面側の半導体基板に凹部を設ける。これにより周辺部において第1の厚みを有し、凹部において第1の厚みより薄化された第2の厚みを有する半導体チップとする。周辺部が第1の厚みを有するため、第2主面側に厚い金属層を形成しても、半導体チップの反りを防止できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置およびその製造方法に係り、特に薄化した半導体チップの量産を可能とする半導体装置およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ディスクリート半導体の半導体装置(半導体チップ)は、入力端子と出力端子にそれぞれ接続する電極がそれぞれチップの両主面(表面と裏面)に設けられているものが多いが、両電極がチップの一主面に設けられ、フリップチップ実装などが可能なタイプも知られている。
【0003】
図16を参照し、従来のフリップチップ実装が可能なタイプの半導体装置(半導体チップ)131をMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を例に説明する。
【0004】
n+型の半導体基板133の上にn−型半導体層を設けてドレイン領域134とし、p型のチャネル層135を設ける。チャネル層135表面からドレイン領域134まで到達するトレンチ136を作り、トレンチ136の内壁をゲート酸化膜137で被膜し、トレンチ136内にゲート電極138を設ける。トレンチ136に隣接したチャネル層135表面にはn+型のソース領域139およびp+型のボディ領域140が形成される。トレンチ136で囲まれた領域がトランジスタのセル132となり、セル132が多数配置されて動作領域E’が形成される。トレンチ136上は層間絶縁膜141で覆われている。
【0005】
ソース電極142は、Al等のスパッタにより設けられ且つ各セル132のソース領域139と接続して設けられる。ゲートパッド電極148は、ソース電極142と同一工程にて形成された電極であり、ゲート電極を延在してコンタクトさせる。ドレインパッド電極114は、ソース電極142と同一工程にて形成された電極であり、半導体チップ外周のアニュラー115上に設けられる。
【0006】
ソースバンプ電極111は、ソース電極142とコンタクトする半田バンプである。ソース電極142上で窒化膜156にコンタクト孔を設け、半田の下地となる下地電極110を設け、半田バンプを形成する。ゲートバンプ電極112およびドレインバンプ電極113も、ソースバンプ電極111と同様に設けた半田バンプである。
【0007】
金属層116は、例えば、蒸着やスパッタにより形成したTi/Ni/Auの多層金属層であり、これによりドレイン抵抗を低減できる。(例えば特許文献1参照。)。
【0008】
図17は、上記の半導体装置の製造方法を示す断面図である。
【0009】
図17(A)を参照して、n+型の半導体基板133の上にn−型半導体層を積層した半導体ウエハWの第1主面Sf1にダイシングラインDLに沿って配列する複数の半導体チップ131の動作領域を形成する。動作領域にばMOSFETが形成され、その詳細は図16に示すとおりである。
【0010】
次に、第1主面Sf1側に、各バンプ電極を形成した後(不図示)、裏面(第2主面Sf2)側から研削し、所望の厚み(例えば200μm程度)まで薄化する(図17(B))。
【0011】
その後、第2主面側全面に、例えば、蒸着などによりTi−Ni−Cu−Niの多層金属層116を形成する(図17(C))。
【0012】
そしてダイシングラインDLに沿ってダイシングし(図17(D))、個々の半導体チップ131に分割する(図17(E))。
【0013】
図18を参照して、入力端子および出力端子に接続する電極(ソースバンプ電極111およびドレインバンプ電極113)、およびこの場合は制御端子に接続する電極(ゲートバンプ電極(不図示))など、全ての端子に接続する電極を、半導体基板(半導体チップ)の第1主面側に設けることで、例えばプリント基板51に設けた所望の導電パターン52上に、チップをフリップチップ実装することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】特開2002−368218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
半導体装置(半導体チップ)の薄化が進み、現状では例えば裏面研削後やダイシング後の仕上げ厚みが20μm〜50μm程度の半導体チップが生産されている。しかし、これに伴い、搬送時の割れや、反りなどの不良も多くなり、取り扱いが困難となる問題がある。
【0016】
特に、上記の如くフリップチップ実装構造の半導体装置では、図18の矢印の如く電流経路が形成され、裏面の抵抗(例えばドレイン抵抗R)を低減するため、半導体基板の裏面(第2主面Sf2側)に例えば3μmの厚みの金属層116を形成している。
【0017】
このため、薄化した半導体基板(シリコン半導体基板)Wと厚い金属層116の膜応力の違いにより、特に、裏面研削後や個々の半導体チップに分割した後(図17(E))において反りの発生や、割れなどの不良が多くなり、歩留まりの低下を招く原因となっている。
【0018】
これを防ぐために半導体チップ131完成後の半導体基板Wの厚みt(図18)は、動作領域の特性に必要な厚みより厚く仕上げられており、例えばMOSFETであれば、電流経路の抵抗低減に限界があり、オン抵抗の低減が進まない問題もあった。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、第1主面と、第2主面を有する半導体基板と、該半導体基板の前記第1主面側に設けられた動作領域と、前記第2主面側の前記半導体基板に、該動作領域の少なくとも一部と重畳して設けられた凹部と、を具備することにより解決するものである。
【発明の効果】
【0020】
本実施形態の構造によれば、第1に、周辺部を厚く残存させ、少なくとも動作領域の一部と重畳する半導体基板の裏面に凹部を設けて当該領域の半導体基板を薄化することにより、半導体基板(半導体チップ)の強度を高めることができる。従って、裏面に厚い金属層が形成されるフリップチップ実装構造の半導体チップであっても、反りの発生や、ハンドリング時の割れなどの不良を低減できる。
【0021】
第2に、凹部を形成することにより、電流経路の抵抗を低減できる。電流が流れる半導体基板は、例えばMOSFETであればオン抵抗に対する影響度も大きい。しかし本実施形態では、半導体基板を薄化できるため、オン抵抗の低減が図れる。
【0022】
また本実施形態の製造方法によれば、個々の半導体チップに分割した後において、薄化した半導体チップの反りを防止し、割れなどの不良の発生を低減する半導体装置の製造方法を提供できる。すなわち、半導体ウエハの裏面を所望の厚みまで研削した後、個々の半導体チップの動作領域について、フォトリソグラフィ工程及びエッチング工程によって凹部を形成して、半導体チップ毎に部分的に薄化する。半導体チップサイズで研削により部分的に薄化することは現状では不可能であるが、エッチングにより所望のパターンの凹部を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明するための(A)平面図、(B)平面図、(C)断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を説明するための断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を説明するための断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態と比較するための断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を説明するための(A)平面図、(B)断面図、(C)断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を説明するための断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を説明するための回路図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を説明するための平面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態を説明するための断面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態を説明するための(A)断面図、(B)平面図、(C)平面図である。
【図11】本発明の実施形態の製造方法を説明するための(A)断面図、(B)平面図である。
【図12】本発明の実施形態の製造方法を説明するための断面図である。
【図13】本発明の実施形態の製造方法を説明するための断面図である。
【図14】本発明の実施形態の製造方法を説明するための断面図である。
【図15】本発明の実施形態の製造方法を説明するための断面図である。
【図16】従来技術を説明するための断面図である。
【図17】従来技術の製造方法を説明するための断面図である。
【図18】従来技術を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1から図15を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0025】
図1から図4に、本実施形態の半導体装置100を示す。図1が1つの半導体基板(半導体チップ)を示す図であり、図1(A)が第1主面Sf1側の平面図、図1(B)が第2主面Sf2側の平面図、図1(C)が図1(A)のa−a線断面図である。また、図2および図3がそれぞれ、図1(A)のb−b線、c−c線の断面図であり、動作領域とその周辺の拡大図である。
【0026】
図1を参照して、本実施形態の半導体装置100は、半導体基板10と、動作領域Eと、凹部20と、金属層30とを有する。半導体基板10は、対向する第1主面Sf1と第2主面Sf2を有する。本実施形態の半導体基板10は、第1主面Sf1および第2主面Sf2と、これらに垂直な第3主面Sf3によって1個の半導体チップが構成されるものである。
【0027】
半導体基板10の第1主面Sf1側に、動作領域Eが設けられる。動作領域Eには例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、接合型FETに代表される電界効果型トランジスタ(FET)、バイポーラトランジスタ、ダイオード、サイリスタなどの半導体素子が設けられる。
【0028】
以下一例として、動作領域Eにアップドレイン構造のMOSFETが形成される場合について説明する。
【0029】
第1主面Sf1側には、動作領域E(破線)に接続する全ての電極が設けられる。ここでは、ゲートパッド電極19p、ソース電極17、ドレイン電極18が設けられ、その上には、それぞれ丸印の如く、半導体チップ外部のプリント基板等に接続する電極(以下外部接続電極)となるソースバンプ電極27、ドレインバンプ電極28、ゲートバンプ電極29を設ける。各バンプ電極27、28、29の直径は例えば約250μmである。半導体基板10は、一例としてサイズが1.4mm×1.4mmの半導体チップであり、各バンプ電極27〜29のピッチは、0.5mm〜1.0mm程度である。
【0030】
尚、図1では計4個のバンプ電極27、28、29を示しているが、その数および配置は図示したものに限らない。またそれぞれのバンプ電極27、28、29の数も図示したものに限らない。一方、第2主面Sf2側に電極は設けられない。
【0031】
すなわち、本実施形態の半導体装置は、入力端子に接続する第1の外部接続電極(例えばソースバンプ電極27)からソース電極17に広がり、半導体基板10の内部を通過し、アップドレイン領域を通って、出力端子に接続する第2の外部接続電極(例えばドレインバンプ電極28)に電流が流れるものである。ここで、アップドレイン領域UDとは、例えばドレインバンプ電極28の下方などの半導体基板10を低抵抗化することによりドレイン電流を半導体基板10の垂直(厚み)方向に引き出すようにした領域(図2参照)である。
【0032】
凹部20は、第2主面Sf2側の半導体基板10に、動作領域Eの少なくとも一部と重畳して設けられる。凹部20を形成することにより、その領域の半導体基板10が薄化され、半導体基板10内部を流れる電流の抵抗を低減できる。
【0033】
図1(C)を参照して具体的に説明する。半導体基板10(半導体チップ)の端部の厚みが第1の厚みt1の場合、凹部20が設けられた領域の半導体基板10の厚みは第1の厚みより薄い第2の厚みt2となる。第1の厚みt1は例えば200μmであり、第2の厚みt2は例えば20μmである。これにより、半導体基板10(半導体チップ)としての強度を維持し、且つ、MOSFETのオン抵抗の低減に寄与できる。凹部20は、動作領域Eの全面と重畳して凹部20が形成されると望ましい。
【0034】
第2主面Sf2側には、金属層30を設けた方が望ましい。金属層30は、たとえばTi/Ni/Auからなる多層金属層であり、これによっても、ドレイン領域の抵抗を低減できる。金属層30の厚みは、計3μm程度であり、凹部20も覆って設けられる。
【0035】
図2および図3を参照して、半導体基板10は、n+型シリコン半導体基板1上にn−型半導体層(例えばn−型エピタキシャル層)2を積層してなり、ドレイン領域となる。第1主面Sf1となるn−型半導体層2表面にはp型の不純物領域であるチャネル層4を設ける。
【0036】
トレンチ7は、チャネル層4を貫通してn−型半導体層2まで到達させる。トレンチ7は、一般的には第1主面Sf1の平面パターンにおいて格子状またはストライプ状にパターニングする。
【0037】
トレンチ7の内壁にはゲート酸化膜11を設ける。ゲート酸化膜11の膜厚は、MOSFETの駆動電圧に応じて数百Å程度とする。また、トレンチ7内部には導電材料を埋設してゲート電極13を設ける。導電材料は例えばポリシリコンであり、そのポリシリコンには、低抵抗化を図るために例えばn型不純物が導入されている。
【0038】
ソース領域15は、トレンチ7に隣接したチャネル層4表面にn型不純物を注入したn+型不純物領域である。また、隣接するソース領域15間のチャネル層4表面には、p+型不純物の拡散領域であるボディ領域14を設け、基板の電位を安定化させる。これにより隣接するトレンチ7で囲まれた部分がMOSトランジスタの1つのセルとなり、これが多数個集まってMOSFETの動作領域Eを構成している。
【0039】
尚、本実施形態の動作領域Eとはセルが配置され、電流が流れる領域とする。つまりMOSFETの場合は、電流が流れる最外周のセルCが配置される領域までとする。動作領域Eの外周には、高濃度のp型不純物領域であるガードリング21が設けられる。
【0040】
ゲート電極13は層間絶縁膜16で被覆される。ソース電極17はアルミニウム(Al)等をスパッタして所望の形状にパターンニングした金属電極である。ソース電極17は動作領域E上を覆って半導体基板10の第1主面Sf1側に設けられ、層間絶縁膜16間のコンタクトホールを介してソース領域15およびボディ領域14と接続する。
【0041】
ゲート電極13は、連結部13cにより基板上に引き出され、半導体基板の周囲を取り巻くゲート連結電極19まで延在され、ゲートパッド電極(ここでは不図示)に接続する。
【0042】
ソース電極17上は窒化膜23が設けられ、窒化膜23の所定の領域を開口してUBM(Under Bump Metal)24を設ける。UBM24は、例えば無電解メッキにより下層からニッケル(Ni:厚さ2.4μm)、金(Au:厚さ500Å)をこの順で積層した金属層である。また窒化膜23上には、UBM24が露出する保護膜(例えばポリイミド膜)25を設け、UBM24を下地電極とする例えばスクリーン印刷によりソースバンプ電極27を設ける。ソースバンプ電極27の直径は例えば、約250μmである。尚、図1においては説明の都合上ソース電極17は動作領域E端部に配置した場合を示すが、実際には動作領域Eに均一にソース電位が印加されるよう配置される。
【0043】
ドレイン電極18は、半導体基板10の第1主面Sf1側に設けられる。ドレイン電極18は、ソース電極17と同じ(例えばAl)金属層により所望の形状にパターンニングされ、ソース電極17と離間して配置される。ドレイン電極18上にも、ソースバンプ電極27と同様にドレインバンプ電極28を設ける。
【0044】
ドレイン電極18の下方には、ドレイン抵抗を低減するためn型の高濃度不純物領域(n+型不純物領域)22および、n+型不純物領域22より高濃度のn+型不純物領域22’を設ける。n+型不純物領域22は、n−型半導体層2表面からn+型シリコン半導体基板1に達している。すなわち、ドレイン電極18は、n+型不純物領域22を介して、動作領域Eのドレイン領域(n−型半導体層2およびn+型シリコン半導体基板1)と接続する。
【0045】
このように本実施形態では、ソース電極17およびドレイン電極18、ゲートパッド電極(不図示)を、いずれも第1主面Sf1側に設ける。これにより、MOSFET100の動作時には、入力端子に接続するソースバンプ電極27およびソース電極17から動作領域E、n−型半導体層2、n+型シリコン半導体基板1、(金属層30、)n+型不純物領域22(22’)を経由して、出力端子に接続するドレイン電極18、ドレインバンプ電極28に至る電流経路が形成される。
【0046】
次に、凹部20を形成する位置について、説明する。凹部20は、半導体基板10の主に端部の内側に設けられる。
【0047】
図4を参照して説明する。図4は、半導体基板10の端部に段差20’が設けられた場合を示す。
【0048】
このように、端部に段差20’が形成されると、端部の厚みとして第1の厚みt1が確保できず、また動作領域E下方の抵抗低減にも寄与できない。従って本実施形態では、図4の如く、端部の厚みが動作領域E下方の厚みより薄いものは含まない。
【0049】
すなわち、図1(B)の如く、端部の内側に凹部20を形成することにより、端部の厚みを第1の厚みt1とし、凹部20の形成領域の厚みを第2の厚みt2とすることができる。
【0050】
具体的には、凹部20は、1つの側壁に直交する断面線において、対向する側壁が少なくとも1組存在するように形成され、当該対向する側壁の高さt3が同等であるとする。
【0051】
図5は、第2主面Sf2側の凹部20のパターンを示す図である。図5(A)は、第2主面Sf2側の平面図であり、凹部20は、ハッチングで示した領域に形成される。また図5(B)、(C)は、図5(A)のd−d線、e−e線断面図である。
【0052】
図1では、動作領域Eと完全に重畳するパターンで凹部20を設けたが、凹部20のパターンはこれに限らない。
【0053】
図5は、異なる方向に延在する凹部20を複数設けた場合の図であり、この場合凹部20は、チップ端部に達していてもよい。凹部20が端部に達する領域では、半導体基板10は第2の厚みt2となるが、その両側に第1の厚みt1の領域(丸印)が存在するため、半導体基板10(半導体チップ)の強度は維持できる。
【0054】
この場合であっても、図5(B)、(C)のごとく、凹部20は、1つの側壁に直交する断面において、対向する側壁が少なくとも1組存在するように形成され、当該対向する側壁の高さt3が同等である。
【0055】
図6には上記の半導体基板(半導体チップ)10の実装例として、プリント基板等にフリップチップ実装した側面図を示す。尚、半導体基板10の動作領域E等の図示は省略する。
【0056】
所定の導電パターン52を設けたプリント基板51に、半導体基板10をフェイスダウンで配置し、外部接続電極となるソースバンプ電極27、ドレインバンプ電極28、ゲートバンプ電極(ここでは不図示)と、対応する導電パターン52の位置あわせを行い、熱による半田リフローや、加圧状態での超音波振動を用いて接着・接続されている。
【0057】
既述の如く、本実施形態では入力端子に接続するソースバンプ電極27と、出力端子に接続するドレインバンプ電極28とが第1主面Sf1側に設けられる。従って、MOSFET100の動作時には図6の矢印の如く、主にソースバンプ電極27から半導体基板10を通りドレインバンプ電極28に至る電流経路が形成される。そして、この電流経路における抵抗は、半導体基板の垂直方向の抵抗Ra、Rcと水平方向の抵抗Rbである。
【0058】
つまり、本実施形態の構造では、基板水平方向の抵抗成分である抵抗Rbが発生するため、この抵抗Rbをできる限り小さくすることが望ましい。そこで、裏面に厚い金属層30を設けるなどして抵抗Rbを低減している。
【0059】
しかし、従来では、裏面に金属層30を設けることによる反りや、半導体基板10(チップ強度)を考慮して、動作領域E下方の半導体基板10の厚みを必要以上に厚く確保する場合があり、オン抵抗の低減が進まない問題があった。
【0060】
本願では、チップ端部で第1の厚みt1を維持できるので、チップの強度を高めることができ、且つ第2の厚みt2を、動作領域Eの特性上必要かつ十分な厚み(例えば20μm)とすることで、オン抵抗低減に寄与できる。特に、図1(C)の如く動作領域Eの全面と重畳する領域の第2主面Sf2に凹部20を設けることにより、大幅なオン抵抗低減が実現する。
【0061】
次に、図7から図10を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。尚、第1の実施形態と同一構成要素は同一符号とし、重複する部分はその説明を省略する。
【0062】
半導体基板(半導体チップ)10に設ける動作領域Eとして、第1のMOSFET100aおよび第2のMOSFET100bの2つの動作領域Ea、Ebを、ドレインを共通として1つの半導体基板(半導体チップ)10に集積化した場合を例に説明する。
【0063】
スイッチング用途の半導体装置として、オンオフの切り替えを行うのみでなく、例えば二次電池(LIB:Lithium Ion Battery)の保護回路に採用されるMOSFETの如く、電流経路の方向(電流が流れる方向)を切り替えるものが知られている。
【0064】
図7は、双方向の電流経路を切り替え可能な半導体装置(スイッチング素子)をMOSFETで構成した場合の一例を示す回路図である。
【0065】
スイッチング素子200は、それぞれ多数のMOSトランジスタセルにより構成される第1MOSFET100aおよび第2MOSFET100bを、それぞれのドレインDを共通として直列に接続する。そしてそれぞれのゲート端子G1、G2にゲート信号を印加して両MOSFETを制御し、第1ソース端子S1、第2ソース端子S2に印加する電位差に応じて電流経路を切り替える。
【0066】
第1MOSFET100aおよび第2MOSFET100bはそれぞれ寄生ダイオードを有している。例えば、制御信号により第1MOSFET100aをオフし、第2MOSFET100bをオンする。そして第1ソース端子S1を第2ソース端子S2より高電位にすることで、第1MOSFET100aの寄生ダイオードと第2MOSFET100bによりd1方向の電流経路を形成する。
【0067】
また、制御信号により第1MOSFET100aをオンし、第2MOSFET100bをオフする。そして第1ソース端子S1を第2ソース端子S2より低電位にすることで、第1MOSFET100aと第2MOSFET100bの寄生ダイオードによりd2方向の電流経路を形成する。
【0068】
さらに、ゲート端子G1とゲート端子G2を共にオンすることで、寄生ダイオードを介さずに電流経路を形成する。
【0069】
図8は、上記のスイッチング素子200を示す平面図であり、スイッチング素子200の各電極と、外部接続電極を示している。
【0070】
同一の半導体基板10に、第1動作領域Eaと第2動作領域Ebが設けられる。第1動作領域Eaは第1MOSFET100aの動作領域であり、第2動作領域Ebは第2MOSFET100bの動作領域である。
【0071】
第1MOSFET100a、第2MOSFET100bはチップの中心線X−Xに対して例えば線対称に配置され、それぞれに第1ソース電極17a、第2ソース電極17b、第1ゲートパッド電極19pa、第2ゲートパッド電極19pbが設けられる。
【0072】
第1MOSFET100aのソース領域(不図示)は、第1動作領域Ea上を覆う第1ソース電極17aと接続する。第1ソース電極17aには第1ソースバンプ電極27aが設けられる。第1MOSFET100aのゲート電極(不図示)は半導体基板10の周辺部に延在され第1ゲートパッド電極19paに接続する。第2MOSFET100bも同様である。
【0073】
図9は、図8のf−f線断面図である。
【0074】
第1MOSFET100a、第2MOSFET100bは、第1主面Sf1と第2主面Sf2を有する同一の半導体基板10に設けられる。すなわち半導体基板10の第1MOSFET100aに第1動作領域Eaが設けられ、第2MOSFET100bに第2動作領域Ebが設けられる。これにより、第1MOSFET100aおよび第2MOSFET100bは、すなわちドレイン領域が共通となっている。
【0075】
それぞれの動作領域Ea、Ebを構成するMOSトランジスタは第1の実施形態と同様であるので説明は省略するが、第2の実施形態ではドレイン端子は外部に導出せず、ドレイン電極も設けられない。しかし、半導体基板10の第2主面Sf2側には、半導体基板10を流れる電流の抵抗低減のため、金属層30を設けると好適である。
【0076】
第1主面Sf1側には、第1ソース電極17a、第1ゲートパッド電極19pa、第2ソース電極17b、第2ゲートパッド電極19pbのみが設けられる。また、これらとそれぞれ接続する第1ソースバンプ電極27a、第1ゲートバンプ電極29aおよび第2ソースバンプ電極27b、第2ゲートバンプ電極29bを設ける(図8参照)。これらの電極部分の詳細な構造は第1の実施形態と同様である。また、第1MOSFET100aおよび第2MOSFET100bの構成は、同一である。
【0077】
このように第2の実施形態では第1ソースバンプ電極27aおよび第2ソースバンプ電極27bが、いずれも半導体基板10の第1主面Sf1側に設けられた第1の外部接続電極および第2の外部接続電極となる。
【0078】
具体的には、第1ゲートパッド電極19paおよび第2ゲートパッド電極19pbに印加される制御信号により、例えば第1MOSFET100aをオフし、第2MOSFET100bをオンする。このとき第1ソース電極17aの電位を第2ソース電極17bの電位より高くすることにより、図7のd1方向に電流経路が形成される。一方、制御信号により第1MOSFET100aをオンし、第2MOSFET100bをオフして第1ソース電極17aの電位を第2ソース電極17bの電位より低くするとd1方向と逆のd2方向に電流経路が形成される。また、第1MOSFET100aおよび第2MOSFET100bを共にオンし、第1ソース電極17aと第2ソース電極17bの電位差により寄生ダイオードを介さずに、d1方向またはd2方向に電流経路を形成する。
【0079】
つまり、第2の実施形態では、電流経路は第1MOSFET100aの第1ソース電極17aから半導体基板10を介して第2MOSFET100bの第2ソース電極17bに(またはその逆方向に)形成される。そして、半導体基板10内部には、矢印方向に主な電流経路Iが形成される(図8)。
【0080】
図10は、第2の実施形態の半導体基板10(半導体チップ)の断面図と、第2主面Sf2側の平面図である。図10(A)が図10(B)のg−g線断面図である。
【0081】
この場合の凹部20は、2つの動作領域Ea、Ebと一部重畳する。また、2つの動作領域Ea、Ebに連続するように凹部20が設けられるとよい。あるいは、動作領域Eの下方で、これと重畳する凹部20の面積が大きければ、オン抵抗低減に更に効果的である(図10(B))。
【0082】
図11から図15を参照して、本実施形態の製造方法を説明する。
【0083】
第1工程(図11):第1主面と第2主面を有する半導体ウエハを準備し、前記第1主面側にダイシングラインに沿って配列する複数の動作領域を形成し、それぞれの前記動作領域において、前記第1主面側に該動作領域と接続する電極を形成する工程。
【0084】
図11は半導体基板10を示す図であり、図11(A)が図11(B)のh−h線断面図であり図11(B)が第1主面Sf1側の平面図である。
【0085】
図11を参照して、第1主面Sf1およびそれに対向する第2主面Sf2を有する半導体ウエハWを準備する。半導体ウエハWは、n+型シリコン半導体基板にn−型半導体層が積層され、初期の厚みt0(例えば400μm〜625μm)を有する。
【0086】
半導体ウエハの第1主面Sf1側に、ダイシングラインDLに沿って配列する複数の動作領域Eを形成する。動作領域Eには、例えば第1の実施形態のMOSFETが形成される。動作領域Eの製造方法は、既知のMOSFETの製造方法と同様であり、図2および図3を参照して簡単に説明する。
【0087】
第1主面Sf1側のドレイン電極の形成領域の下方に、ドレイン抵抗を低減するためn型の高濃度不純物領域(n+型不純物領域)22および、n+型不純物領域22より高濃度のn+型不純物領域22’を形成する。n+型不純物領域22は、n−型半導体層2表面からn+型シリコン半導体基板1に達する深さに形成される。
【0088】
第1主面Sf1となるn−型半導体層2表面にp型不純物を注入及び拡散して、チャネル層4およびチャネル層4端部のガードリング21を形成する。チャネル層4を貫通してn−型半導体層2まで到達するトレンチ7を、一般的には第1主面Sf1の平面パターンにおいて格子状またはストライプ状に形成する。熱酸化により、トレンチ7の内壁には数百Åのゲート酸化膜11を形成する。
【0089】
更にトレンチ7内部にポリシリコンを埋設して、ゲート電極13を形成する。ポリシリコンには、低抵抗化を図るために例えばn型不純物が導入されている。トレンチ7に埋設されたポリシリコンは動作領域E外に引き出され、動作領域E外周を囲み、ゲートパッド電極の形成領域下方まで延在するようにパターンニングされ、連結部13cが形成される。
【0090】
ソース領域の形成領域である、トレンチ7に隣接したチャネル層4表面にn型不純物を注入する。またボディ領域の形成領域である、ソース領域の形成領域間のチャネル層4表面にp型不純物を注入する。全面に層間絶縁膜16を形成し、注入したn型不純物及びp型不純物を拡散してソース領域15およびボディ領域14を形成する。また、層間絶縁膜16には、ゲート電極13上にそれが残存するようコンタクトホールが設けられ、コンタクトホールからソース領域15の一部とボディ領域14が露出する。
【0091】
全面にアルミニウム等をスパッタしてパターンニングし、ソース領域15にコンタクトするソース電極17を形成する。同時に、動作領域E外の例えばチップコーナー部などに、ゲートパッド電極19pを形成する。ゲートパッド電極19は、連結部13cを介してゲート電極13に接続する。また、n+型不純物領域22上にこれとコンタクトするドレイン電極18を形成する。
【0092】
ソース電極17、ゲートパッド電極19pおよびドレイン電極18上を覆う窒化膜23を形成する。窒化膜23の所定の領域を開口して、例えば無電解メッキにより下層からニッケル(Ni:厚さ2.4μm)、金(Au:厚さ500Å)をこの順で積層してUBM(Under Bump Metal)24を形成する。更に窒化膜23上には、UBM24が露出する保護膜(例えばポリイミド膜)25を設ける。
【0093】
第2工程(図12):前記半導体ウエハの前記第2主面側を所望の厚みまで研削する工程。
【0094】
図12の上図は半導体ウエハWの全体の断面図であり、下図は一部(3つ)の半導体基板10(半導体チップ)の拡大図である。以下拡大図を参照して説明する。
【0095】
第1主面Sf1側に保護テープ40を貼り付け、半導体ウエハWを第2主面Sf2側から研削(バックグラインド)する。これにより半導体ウエハWの厚みは、第1の厚みt1まで研削される。第1の厚みt1は例えば、200μmである。
【0096】
第3工程(図13):それぞれの前記動作領域において、該動作領域と少なくとも一部が重畳する領域の前記第2主面側の前記半導体ウエハに凹部を形成する工程。
【0097】
第2主面Sf2側にレジストマスクPRを設け、フォトリソグラフィプロセスによりパターンニングして、凹部の形成領域に開口部OPを形成する(図13(A))。
【0098】
開口部OPは例えば、半導体基板10の外周端をにレジストマスクを残存させ、動作領域Eの全面と重畳するパターンの矩形に形成される。
【0099】
その後、開口部OPから露出した半導体基板10の第2主面側を異方性エッチング、あるいはウェットエッチング及び異方性エッチングを行い、深さt3の凹部20を形成する。凹部20は、ダイシングラインDLで区画された各半導体基板10(半導体チップ)ごとに設けられる。
【0100】
凹部20の形成領域の厚み(凹部20の底部から半導体基板10の第1主面Sf1までの厚み)は、第2の厚みt2(例えば20μm程度)である。第2の厚みt2は、動作領域Eの特性上必要かつ十分となる厚みである。
【0101】
凹部20は、少なくとも1つの対向する側壁を有するように形成される。これにより、半導体基板10(半導体チップ)の端部の主な部分において、当該基板は第1の厚みt1を確保できるので、薄化した半導体基板10であっても、強度を高めることができる。
【0102】
本工程において、レジストマスクは、両面アライナー装置を用いるとよい。これにより、第1主面Sf1側でマスクあわせを行い、第2主面Sf2側の露光が可能となる。
【0103】
第4工程(図14):前記第2主面側を被覆する金属層を形成する工程。
【0104】
レジストマスクを除去し、第2主面Sf2に、例えばTi/Ni/Auをこの順で蒸着し、多層の金属層30を形成する。金属層30の厚みは、約3μmである。金属層30は、凹部20を被覆して、第2主面Sf2全面に形成される。
【0105】
その後、UBM24を下地電極とする例えばスクリーン印刷によりソースバンプ電極27、ゲートバンプ電極29、ドレインバンプ電極28を形成する。
【0106】
これにより、ダイシングラインDLで区画された領域が、1つの半導体チップ(半導体基板10)となる。
【0107】
第5工程(図15):動作領域をダイシングラインに沿って個々に分割する工程。
【0108】
ダイシングテープ42を貼り付け、ダイシングラインDLに沿ってダイシングする。このダイシングは、半導体ウエハWの第1主面Sf1に対して垂直にブレードを配置して切断する既知の方法である(図15(A))。これにより、個々のMOSFETの半導体チップ(半導体基板10)に分割する(図15(B))。
【0109】
以上本実施形態では、アップドレイン構造のMOSFETや2つのMOSFETをドレイン共通接続したMOSFETで、フリップチップ実装が可能なバンプ電極を設ける場合を例に説明した。しかし、フリップチップ実装構造でなくても同様に実施できる。すなわち、バンプ電極に代えて、ボンディングワイヤや、金属クリップなどの外部接続手段を設けてもよいし、ソース電極と対向する主面(裏面)にドレイン電極を設け、半導体基板の厚み方向に電流経路が形成されるMOSFETであっても同様に実施でき、同様の効果が得られる。
【符号の説明】
【0110】
1 n+型シリコン半導体基板
2 n−型半導体層
4 チャネル層
7 トレンチ
10 半導体基板(半導体チップ)
11 ゲート絶縁膜
13 ゲート電極
13c 連結部
14 ボディ領域
15 ソース領域
16 層間絶縁膜
17、17a、17b ソース電極
18 ドレイン電極
19p、19pa、19pb ゲートパッド電極
20 凹部
22、22’ 高濃度不純物領域
23 窒化膜
24 UBM
25 保護膜
27 ソースバンプ電極
28 ドレインバンプ電極
29 ゲートバンプ電極
30 金属層
100、100a、100b MOSFET
200 スイッチング素子
E、Ea、Eb 動作領域
Sf1 第1主面
Sf2 第2主面
S、S1、S2 ソース端子(電極)
G、G1、G2 ゲート端子(電極)
D ドレイン端子(電極)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1主面と、第2主面を有する半導体基板と、
該半導体基板の前記第1主面側に設けられた動作領域と、
前記第2主面側の前記半導体基板に、該動作領域の少なくとも一部と重畳して設けられた凹部と、を具備することを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記凹部は、少なくとも1つの対向する側壁を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2主面側を覆う金属層を具備することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記凹部は、前記第2主面の前記動作領域全面と対向する領域に設けられることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記凹部底部から前記第1主面表面までの厚みは、前記動作領域の特性上必要かつ十分な厚みが確保されることを特徴とする請求項2から請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
第1主面と第2主面を有する半導体ウエハを準備し、前記第1主面側にダイシングラインに沿って配列する複数の動作領域を形成し、それぞれの前記動作領域において、前記第1主面側に該動作領域と接続する電極を形成する工程と、
前記半導体ウエハの前記第2主面側を所望の厚みまで研削する工程と、
それぞれの前記動作領域において、該動作領域と少なくとも一部が重畳する領域の前記第2主面側の前記半導体ウエハに凹部を形成する工程と、
前記動作領域をダイシングラインに沿って個々に分割する工程と、
を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記凹部は、少なくとも1つの対向する側壁を有するように形成されることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記第2主面側を研削した後、前記凹部をエッチングにより形成することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項9】
前記第2主面側を被覆する金属層を形成することを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項10】
前記凹部は、前記第2主面の前記動作領域全面と対向する領域に形成することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
【請求項11】
前記凹部は、底部から前記第1主面表面までの厚みが、前記動作領域の特性上必要かつ十分となる深さに形成されることを特徴とする請求項8から請求項10に記載の半導体装置の製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate


【公開番号】特開2010−205761(P2010−205761A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−46354(P2009−46354)
【出願日】平成21年2月27日(2009.2.27)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(506227884)三洋半導体株式会社 (1,155)
【Fターム(参考)】