説明

半導体装置および光読出装置

【課題】入力信号を減衰させることなく耐圧を超える高電位信号を扱うことが可能で、減衰器やその後の増幅器などが不要になり、面積の増大、オフセットの発生を抑止可能な半導体装置および光読出装置を提供する。
【解決手段】高電源電圧VDD1で動作する駆動段20と、駆動段20に接続され、高電源電圧VDD1より低い低電源電圧VDD2で動作し、駆動段による信号を入力する入力段30と、を有し、入力段30は、+とーの入力端子同士がバーチャルショートになるよう構成されたオペアンプ33と、駆動段による信号入力端子とバーチャルショートのノードND31との間に接続された抵抗素子R31と、バーチャルショートのノードND31と低電源電圧側の電源との間に、ノードND31から電源が側に向かって順方向となるように挿入されたダイオードD31と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高電源電圧で動作する駆動段と低電源電圧で動作する入力段を接続するシステムを含む半導体装置および光読出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年のプロセスの微細化に伴って、素子の耐圧が下がってきている。
実際のセットや最終製品では、複数のデバイスを使用してシステムを組む必要があり、それら全てのデバイスを同耐圧のプロセスで統一することは現実的ではなく、耐圧の異なるデバイス間で信号をやり取りさせる必要があるのが実情である。
【0003】
その場合、高耐圧(高電源)のデバイスから出力される高電位信号を低耐圧(低電源)のデバイスに入力すると、低耐圧側のデバイスは破壊してしまう。
デバイス同士が物理的に接続されているため、低耐圧側のデバイスはいかなる状態でも破壊を回避できるよう、設計をする必要がある。
【0004】
低耐圧側のデバイスがパワーセーブ時のような通常動作状態以外でも破壊を回避するためには、入力部にパッシブ素子を設け、抵抗分割により信号を減衰させてから信号処理をするのが一般的である(たとえば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007−189474号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、この場合、必ず入力部で信号が減衰するので、小振幅の信号が入力された場合、SN的に不利である。
【0006】
また、減衰させて増幅させる回路が必要であり、面積、オフセット等の観点でデメリットが大きい。
【0007】
本発明は、入力信号を減衰させることなく耐圧を超える高電位信号を扱うことが可能で、減衰器やその後の増幅器などが不要になり、面積の増大、オフセットの発生を抑止可能な半導体装置および光読出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の観点の半導体装置は、高電源電圧で動作する駆動段と、上記駆動段に接続され、上記高電源電圧より低い低電源電圧で動作し、上記駆動段による信号を入力する入力段と、を有し、上記入力段は、+とーの入力端子同士がバーチャルショートになるよう構成されたオペアンプと、上記駆動段による信号入力端子と上記バーチャルショートのノードとの間に接続された少なくとも一つの抵抗素子と、バーチャルショートのノードと低電源電圧側の電源との間に、当該ノードから電源が側に向かって順方向となるように挿入されたダイオードと、を含む。
【0009】
好適には、上記入力段は、上記オペアンプの出力と基準電位との間に接続された抵抗素子を有する。
【0010】
好適には、上記ノードと上記オペアンプの出力端子との間に少なくとも1つの容量素子、もしくは少なくとも1つの容量素子と抵抗素子が接続されることによってローパスフィルタが構成されている。
【0011】
好適には、上記駆動段は、複数の信号出力端子を含み、上記入力段は、上記信号出力端子に接続された複数の信号入力端子と、上記各信号入力端子と上記ノードとの間に接続された複数の抵抗素子と、を含む。
【0012】
本発明の第2の観点の光読出装置は、光記録媒体と、高電源電圧で動作し、上記光記録媒体に照射した光の反射光情報を電気信号に変換して出力する駆動段と、上記駆動段に接続され、上記高電源電圧より低い低電源電圧で動作し、上記駆動段による信号を入力し読み出す入力段としての読出部と、を有し、上記読出部は、+とーの入力端子同士がバーチャルショートになるよう構成されたオペアンプと、上記駆動段による信号入力端子と上記バーチャルショートのノードとの間に接続された少なくとも一つの抵抗素子と、バーチャルショートのノードと低電源電圧側の電源との間に、当該ノードから電源が側に向かって順方向となるように挿入されたダイオードと、を含む。
【0013】
本発明によれば、入力段において、ダイオードを挿入した場合、通常動作時においては挿入したダイオードには逆バイアスが掛かってオフした状態である。
このため、オペアンプの回路動作に影響を与えない。
この状態で入力に耐圧を超える振幅が入力されても、バーチャルショートのノードは、たとえばバイアス電圧に保たれるので、オペアンプに使用している素子は破壊しない。
たとえば、電源が投入されている状態でオペアンプの内部動作電流を切ることによりパワーセーブ状態になった場合において、入力に耐圧を超える振幅が入力されると次のように作用する。
すなわち、ノードと電源の間に順方向電圧がかかることによりダイオードが動作し、ノードは電源電圧にダイオード動作電圧を加えた電圧に制限される。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、入力信号を減衰させることなく耐圧を超える高電位信号を扱うことが可能で、減衰器やその後の増幅器などが不要になり、面積の増大、オフセットの発生を抑止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
【0016】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構成例を示す回路図である。
【0017】
第1の実施形態に係る半導体装置10は、図1に示すように、駆動段20、入力段30、信号伝送路40を有する。
【0018】
駆動段20および入力段30は、それぞれ電源電圧が異なる個別の集積回路(IC)として形成されている。
【0019】
駆動段20は、たとえば5Vの高電源電圧VDD1で動作する。
駆動段20は、高電源電圧の供給ラインLVDD1、接地電圧GNDの供給ラインLGND1、信号出力バッファ21、および信号出力端子T21を有する。
信号出力端子T21は、信号伝送路40の一端側に接続されている。
【0020】
信号出力バッファ21は、高電源電圧の供給ラインLVDD1および接地電圧GNDの供給ラインLGND1に接続されて動作し、入力段30の伝送すべき信号を信号出力端子T21から信号伝送路40に出力する。
【0021】
入力段30は、駆動段20の高電源電圧VDD1より低い、たとえば3.3Vの低電源電圧VDD2で動作する。
【0022】
入力段30は、低電源電圧の供給ラインLVDD2、接地電圧GNDの供給ラインLGND2、+と−の入力端子同士がバーチャルショートになるよう構成されたオペアンプ31、ノードND31、および保護用ダイオードD31を有する。
さらに、入力段30は、抵抗素子R31,R32,R33、信号入力端子T31、および信号出力端子T32を有する。
信号入力端子T31は、信号伝送路40の他端側に接続されている。信号出力端子T32は図示しない後段の回路に接続される。
【0023】
入力用抵抗素子R31の一端が信号入力端子T31に接続され、他端がノードND31に接続されている。
オペアンプ31の反転入力端子(−)はノードND31に接続され、非反転入力端子(+)はバイアス電圧VBの供給ラインに接続されている。
ダイオードD31のアノードがノードND31に接続され、カソードが低電源電圧の供給ラインLVDD2に接続されている。
このように、ダイオードD31は、バーチャルショートのノードND31と低電源電圧側の電源との間に、ノードから電源が側に向かって順方向となるように挿入されている。
ダイオードD31は、MOSデバイス等により形成することも可能である。
また、オペアンプ31の出力と反転入力端子(−)との間に抵抗素子R32が接続され、入力ノードのバーチャルショート特性を実現している。
【0024】
また、本実施形態においては、オペアンプ31の出力と接地電圧GNDの供給ラインLGND2との間に抵抗素子R33が接続される。
この抵抗素子R33は、低電源側のデバイスの電源が投入されていなくても低電源側入力段のデバイスを保護するためにオペアンプ31の出力と接地電圧GNDの供給ラインLGND2との間に抵抗素子R33が接続される。
【0025】
次に、図1の半導体装置10の動作について説明する。
【0026】
[1:ダイオードを挿入した場合]
上記のようにダイオードD31を挿入した場合、通常動作時においては挿入したダイオードD31には逆バイアスが掛かってオフした状態である。
このため、オペアンプ31の回路動作に影響を与えない。
この状態で入力に耐圧を超える振幅が入力されても、バーチャルショートのノードND31はバイアス電圧VBに保たれるので、オペアンプ31に使用している素子は破壊しない。
【0027】
[2:電源が投入されている状態]
デバイスの電源が投入されている状態でオペアンプ31の内部動作電流を切ることによりパワーセーブ状態になった場合において、入力に耐圧を超える振幅が入力されると次のように作用する。
すなわち、ノードND31と電源の間に順方向電圧がかかることによりダイオードD31が動作し、ノードND31は電源電圧にダイオード動作電圧(Vf)を加えた電圧に制限される。
この電圧をオペアンプ31に使用している素子の破壊電圧以下に設定すればオペアンプ31を構成している素子を保護できる。
【0028】
[3:電源が投入されていない状態]
デバイスの電源が投入されていない状態で、入力に耐圧を超える振幅が入力された場合、ノードND31から抵抗素子R33を介して接地電圧の供給ラインLGND2に、抵抗素子R31〜R33による抵抗分割のパスが存在する。
したがって、抵抗分割されたノードND31の電圧を、オペアンプ31を構成している素子の破壊電圧以下に設定すれば素子を保護できる。
【0029】
上記[1]、[2]、[3]により、低電圧側の入力段デバイスがいかなる状態であってもオペアンプを構成している素子を保護可能になる。
【0030】
以上説明したように、本実施形態の半導体装置は、高電源電圧VDD1で動作する駆動段20と、駆動段20に接続され、高電源電圧VDD1より低い低電源電圧VDD2で動作し、駆動段による信号を入力する入力段30と、を有する。
入力段30は、+とーの入力端子同士がバーチャルショートになるよう構成されたオペアンプ31と、駆動段による信号入力端子とバーチャルショートのノードとの間に接続された抵抗素子R31と、を有する。
そして、入力段30は、バーチャルショートのノードND31と低電源電圧側の電源との間に、ノードND31から電源が側に向かって順方向となるように挿入されたダイオードD31を含む。
したがって、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
【0031】
オペアンプ動作を利用しているため、入力信号を減衰させることなく耐圧を超える高電位信号を扱うことが可能である。
これにより、パッシブ素子による減衰器やその後の増幅器などが不要になり、面積の増大やオフセットの発生等を抑止することができる。
また、オペアンプの通常動作時には影響を与えることはない。
【0032】
なお、本発明では、オペアンプは反転/非反転などの構成は問わない。
【0033】
<第2実施形態>
図2は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構成例を示す回路図である。
【0034】
本第2の実施形態の半導体装置10Aが上述した第1の実施形態の半導体装置10と異なる点は、入力段30Aにおいて、2次のローパスフィルタLPFが構成されていることにある。
【0035】
この入力段30Aは、図1の構成に加えて、抵抗素子R34、およびキャパシタC31,C32を有する。
抵抗素子R34の一端がノードND31に接続され、他端がオペアンプ31の非反転入力端子(−)に接続されている。
キャパシタC31の第1電極がノードND31に接続され、第2電極が接地電圧GNDの供給ラインLGND2に接続されている。
そして、キャパシタC32の第1電極がオペアンプ31の非反転入力端子(−)に接続され、第2電極がオペアンプ31の出力に接続されている。
【0036】
このように、本第2の実施形態によれば、入力段30Aにおいて、2次のローパスフィルタLPFの構成に変更されており、この場合も上述した第1の実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0037】
<第3実施形態>
図3は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の構成例を示す回路図である。
【0038】
本第3の実施形態の半導体装置10Bが上述した第1の実施形態の半導体装置10と異なる点は、入力段30Bにおいて、2入力加算構成に変更したことにある。
【0039】
この場合、高電源電圧VDD1で動作する駆動段20Bは、2つの信号出力バッファ21,22、および2つの信号出力端子T21,T22を有する。
信号出力端子T21は信号伝送路40の一端側に接続され、信号出力端子T22は信号伝送路41に接続されている。
【0040】
信号出力バッファ21は、高電源電圧の供給ラインLVDD1および接地電圧GNDの供給ラインLGND1に接続されて動作し、入力段30Bの伝送すべき信号を信号出力端子T21から信号伝送路40に出力する。
信号出力バッファ22は、高電源電圧の供給ラインLVDD1および接地電圧GNDの供給ラインLGND1に接続されて動作し、入力段30Bの伝送すべき信号を信号出力端子T22から信号伝送路41に出力する。
【0041】
入力段30Bは、2つの入力用抵抗素子R31,R35、および2つの信号入力端子T31,T33を有する。
信号入力端子T31は、信号伝送路40の他端側に接続され、信号入力端子T33は信号伝送路41の他端に接続されている。
入力用抵抗素子R31の一端が信号入力端子T31に接続され、他端がノードND31に接続されている。
入力用抵抗素子R35の一端が信号入力端子T33に接続され、他端がノードND31に接続されている。
すなわち、入力段30Bは2入力加算構成を有する。
【0042】
本第3の実施形態によれば、入力段30Bが2入力加算構成を有し、この場合も上述した第1および第2の実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0043】
なお、上述した半導体装置は、たとえば波長が400nm帯の半導体レーザを搭載するブルーレイディスク(Blu-ray disc(登録商標))等の光記録再生装置(光ディスク装置)に適用可能である。
【0044】
図4は、本発明の実施形態に係る半導体装置を採用可能な光記録再生装置の構成例を示す図である。
【0045】
この光記録再生装置100は、光記録媒体、たとえば光ディスク101、駆動段としての光ピックアップ(光ヘッド)110、読出部(入力段)としての読出装置120、駆動回路130、およびシステムコントローラ140を有する。
【0046】
光ヘッド110は、レーザ駆動回路により駆動されデジタルデータの記録再生用のレーザダイオード111、レーザダイオード111が放射したレーザ光を検出する受光素子112、光学系113、対物レンズ114等を有する。
この光ヘッド110が、上述した半導体装置の駆動段に相当する。
【0047】
読出装置120は、前述の第1〜第3の実施形態の入力段30,30A,30Bが適用される。
【0048】
システムコントローラ140は、トラッキングエラーTEやフォーカスエラー信号FE等の処理系を含む。
【0049】
駆動回路130は、光ヘッド110の対物レンズ114のトラッキング機構部をドライブする機能を有する。
【0050】
なお、この光記録再生装置は、一例であって、本発明が適用される光記録再生装置は、図4の構成に限るものではないことはいうまでもない。
【0051】
図4の構成において、読出装置120は、前述の第1〜第3の実施形態の入力段30,30A,30Bが適用されることから、以下の効果を得ることができる。
オペアンプ動作を利用しているため、入力信号を減衰させることなく耐圧を超える高電位信号を扱うことが可能である。
これにより、パッシブ素子による減衰器やその後の増幅器などが不要になり、面積の増大やオフセットの発生等を抑止することができる。
また、オペアンプの通常動作時には影響を与えることはない。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構成例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の構成例を示す回路図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の構成例を示す回路図である。
【図4】本発明の実施形態に係る半導体装置を採用可能な光記録再生装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
【0053】
10,10A,10B・・・半導体装置、20,20B・・・駆動段、VVD1・・・高電源電圧、LVDD1・・・高電源電圧の供給ライン、21,22・・・信号出力バッファ、T21,T22・・・信号出力端子、30,30A,30B・・・入力段、VDD2・・・低電源電圧、LVDD2・・・低電源電圧の供給ライン、31・・・オペアンプ、ND31・・・ノード、D31・・・保護用ダイオード、R31〜R35・・・抵抗素子、T31,T33・・・信号入力端子、C31,C32・・・キャパシタ、LPF・・・ローパスフィルタ、40,41・・・信号伝送路、100・・・光記録再生装置、101・・・光ディスク、110・・・光ピックアップ(光ヘッド)、111・・・レーザダイオード、112・・・受光素子、113・・・光学系、114・・・対物レンズ、120・・・読出装置、130・・・駆動回路、140・・・システムコントローラ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高電源電圧で動作する駆動段と、
上記駆動段に接続され、上記高電源電圧より低い低電源電圧で動作し、上記駆動段による信号を入力する入力段と、を有し、
上記入力段は、
+とーの入力端子同士がバーチャルショートになるよう構成されたオペアンプと、
上記駆動段による信号入力端子と上記バーチャルショートのノードとの間に接続された少なくとも一つの抵抗素子と、
バーチャルショートのノードと低電源電圧側の電源との間に、当該ノードから電源が側に向かって順方向となるように挿入されたダイオードと、を含む
半導体装置。
【請求項2】
上記入力段は、
上記オペアンプの出力と基準電位との間に接続された抵抗素子を有する
請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
上記入力段は、
上記ノードと上記オペアンプの出力端子との間に少なくとも1つの容量素子、もしくは少なくとも1つの容量素子と抵抗素子が接続されることによってローパスフィルタが構成されている
請求項1または2記載の半導体装置。
【請求項4】
上記駆動段は、
複数の信号出力端子を含み、
上記入力段は、
上記信号出力端子に接続された複数の信号入力端子と、
上記各信号入力端子と上記ノードとの間に接続された複数の抵抗素子と、を含む
請求項1から3のいずれか一に記載の半導体装置。
【請求項5】
光記録媒体と、
高電源電圧で動作し、上記光記録媒体に照射した光の反射光情報を電気信号に変換して出力する駆動段と、
上記駆動段に接続され、上記高電源電圧より低い低電源電圧で動作し、上記駆動段による信号を入力し読み出す入力段としての読出部と、を有し、
上記読出部は、
+とーの入力端子同士がバーチャルショートになるよう構成されたオペアンプと、
上記駆動段による信号入力端子と上記バーチャルショートのノードとの間に接続された少なくとも一つの抵抗素子と、
バーチャルショートのノードと低電源電圧側の電源との間に、当該ノードから電源が側に向かって順方向となるように挿入されたダイオードと、を含む
光読出装置。
【請求項6】
上記読出部は、
上記オペアンプの出力と基準電位との間に接続された抵抗素子を有する
請求項5記載の光読出装置。
【請求項7】
上記読出部は、
上記ノードと上記オペアンプの出力端子との間に少なくとも1つの容量素子、もしくは少なくとも1つの容量素子と抵抗素子が接続されることによってローパスフィルタが構成されている
請求項5または6記載の光読出装置。
【請求項8】
上記駆動段は、
複数の信号出力端子を含み、
上記読出部は、
上記信号出力端子に接続された複数の信号入力端子と、
上記各信号入力端子と上記ノードとの間に接続された複数の抵抗素子と、を含む
請求項5から7のいずれか一に記載の光読出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−130187(P2010−130187A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−301091(P2008−301091)
【出願日】平成20年11月26日(2008.11.26)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】