説明

取り外し可能なアクセサリを有する座標測定機

可搬型の関節アーム座標測定機(100)が、提供される。座標測定機(100)は、アーム部(104)とともに基部(116)を含む。プローブ端(401)が、基部(116)から遠位にある、アーム部(104)の端部に結合される。プローブ端(401)は、締め具(438)および第1のコネクタ(428)を有する。デバイス(400)が、締め具(438)によってプローブ端(401)に取り外し可能なように結合され、デバイス(400)は、締め具(438)がデバイス(400)をプローブ端(401)に結合するときに第1のコネクタ(428)に係合するように構成された第2のコネクタ(429)を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、座標測定機に関し、より詳細には、アクセサリデバイスが座標測定機に取り外し可能なように接続されることを可能にするコネクタを座標測定機のプローブ端に有する可搬型の関節アーム座標測定機(articulated arm coordinate measuring machine)に関する。
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、2010年1月20日に出願した仮出願第61/296,555号、2010年6月16日に出願した仮出願第61/355,279号、および2010年6月4日に出願した仮出願61/351,347号の利益を主張するものであり、これらの仮出願の内容は、それらの全体を本願に引用して援用する。
【0003】
可搬型の関節アーム座標測定機(AACMM)は、部品の製造または生産のさまざまな段階(例えば、機械加工)の間に部品の寸法を迅速かつ正確に確認するニーズが存在する部品の製造または生産に広く使用されている。可搬型のAACMMは、知られている据え付け式のまたは固定式で、コストが高く使用するのが比較的難しい測定設備と比べて、特に比較的複雑な部品の寸法の測定を実行するのにかかる総時間で、大きな改善を示す。通常、可搬型のAACMMのユーザは、単純に、測定されるべき部品または物体の表面に沿ってプローブを導く。次に、測定データが記録され、ユーザに提供される。場合によっては、データは、視覚的な形態、例えば、コンピュータスクリーン上の3次元(3D)の形態でユーザに提供される。その他の場合、データは、数字の形態でユーザに提供され、例えば、穴の直径を測定するとき、テキスト「直径=1.0034」がコンピュータスクリーン上に表示される。
【0004】
先行技術の可搬型の関節アームCMMの一例が、同一出願人による米国特許第5,402,582(‘582)号に開示されており、この米国特許は、その全体を本願に引用して援用する。‘582号特許は、一端に支持基部を、他端に測定プローブを有する手動操作式の関節アームCMMを備える3D測定システムを開示する。同一出願人による米国特許第5,611,147(‘147)号は、類似の関節アームCMMを開示しており、この米国特許は、その全体を本願に引用して援用する。‘147号特許においては、関節アームCMMは、プローブ端の追加的な回転軸を含むいくつかの特徴を含み、それによって、2−2−2軸構成または2−2−3軸構成(後者は7軸アームである)のどちらかを有するアームを提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第5,402,582号明細書
【特許文献2】米国特許第5,611,147号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
既存のCMMはそれらのCMMの意図される目的に適してはいるが、必要とされるのは、本発明の実施形態の特定の特徴を有する可搬型のAACMMである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、空間内の物体の座標を測定するための可搬型の関節アーム座標測定機(AACMM)が、提供される。AACMMは、基部を含む。反対側にある第1の端部および第2の端部を有する手動で位置付けることが可能なアーム部であって、基部に回転可能に結合され、複数の接続されたアームセグメントを含み、各アームセグメントが、位置信号を生成するための少なくとも1つの位置トランスデューサを含む、アーム部が、設けられる。測定デバイスが、第1の端部に結合される。電子回路が、少なくとも1つの位置トランスデューサから位置信号を受信し、測定デバイスの位置に対応するデータを提供する。プローブ端が、測定デバイスと第1の端部の間に配置され、プローブ端は、締め具および第1のコネクタを有する。デバイスが、締め具によってプローブ端に取り外し可能なように結合され、デバイスは、締め具がデバイスをプローブ端に結合するときに第1のコネクタに係合するように構成された第2のコネクタを有する。
【0008】
本発明の別の実施形態によれば、空間内の物体の座標を測定するためのAACMMが、提供される。AACMMは、反対側にある第1の端部および第2の端部を有する手動で位置付けることが可能なアーム部であって、複数の接続されたアームセグメントを含み、各アームセグメントが、位置信号を生成するための少なくとも1つの位置トランスデューサを含む、アーム部を含む。測定デバイスが、第1の端部に結合される。電子回路が、少なくとも1つの位置トランスデューサから位置信号を受信し、測定デバイスの位置に対応するデータを提供する。筐体が、第1の端部と測定デバイスの間に配置される。第1のコントローラが、筐体内に配置される。第1の結合部が、筐体の片側に配置される。デバイスは、筐体に取り外し可能なように結合され、ハンドル部を有し、またデバイスは、第1の結合部に係合し、それによって、デバイスを筐体に固定するように構成された第2の結合部を一端に有する。
【0009】
本発明の別の実施形態によれば、空間内の物体の座標を測定するためのAACMMを動作させる方法が、提供される。方法は、反対側にある第1の端部および第2の端部を有する手動で位置付けることが可能なアーム部を設けるステップであって、アーム部が、複数の接続されたアームセグメントを含み、各アームセグメントが、位置信号を生成するための少なくとも1つの位置トランスデューサを含む、ステップを含む。物体を測定するためのプローブ端が設けられ、プローブ端は、第1のコントローラを有し、プローブ端は、第1のコントローラに電気的に結合された第1の電気コネクタ、および締め具を有し、プローブ端は、第1の端部に結合される。プローブ端に動作可能に結合される測定デバイスが、設けられる。電子回路が、トランスデューサから位置信号を受信する。測定デバイスの位置に対応するデータが、電子回路を用いて決定される。第2のコントローラを有するデバイスが設けられ、デバイスは、第2のコントローラに電気的に結合された第2の電気コネクタ、および結合部を有する。デバイスは、結合部および締め具を用いてプローブ端に機械的に結合される。第1の電気コネクタは、第2の電気コネクタに電気的に結合される。第1の信号が、第2のコントローラから第1のコントローラに送信される。
【0010】
本発明の別の実施形態によれば、空間内の物体の座標を測定するためのAACMMが、提供される。AACMMは、基部を含む。反対側にある第1の端部および第2の端部を有する手動で位置付けることが可能なアーム部であって、基部に回転可能に結合され、複数の接続されたアームセグメントを含み、各アームセグメントが、位置信号を生成するための少なくとも1つの位置トランスデューサを含む、アーム部が、設けられる。プローブ端が、第1の端部に結合される。電子回路が、少なくとも1つの位置トランスデューサから位置信号を受信し、プローブ端の位置に対応するデータを提供する。第1のプロジェクタが、プローブ端に取り外し可能なように結合され、第1のプロジェクタは、第1の投影面に第1の情報を投影するように動作可能であり、投影される第1の情報は、第1の投影面に関連する1つ以上の特徴の存在および位置を示す。
【0011】
本発明の別の実施形態によれば、空間内の物体の座標を測定するためのAACMM用の取り外し可能なアクセサリが、提供される。AACMMは、AACMMの端部に結合されたプローブ端を有し、プローブ端は、第1の機械的結合部および第1の電気コネクタを有する。取り外し可能なアクセサリは、第1の機械的結合部に取り外し可能なように結合される第2の機械的結合部を含む。ハンドル部が、第2の機械的結合部に結合される。
【0012】
ここで図面を参照して、本開示の範囲全体に関して限定的であると解釈されるべきでなく、要素がいくつかの図で同様に付番されている例示的な実施形態が示される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1A】図1Aおよび1Bを含む、本発明のさまざまな態様の実施形態を中に有する可搬型の関節アーム座標測定機(AACMM)の斜視図である。
【図1B】図1Aおよび1Bを含む、本発明のさまざまな態様の実施形態を中に有する可搬型の関節アーム座標測定機(AACMM)の斜視図である。
【図2A】一緒に作られた図2A〜2Dを含む、一実施形態による、図1のAACMMの一部として利用される電子機器の構成図である。
【図2B】一緒に作られた図2A〜2Dを含む、一実施形態による、図1のAACMMの一部として利用される電子機器の構成図である。
【図2C】一緒に作られた図2A〜2Dを含む、一実施形態による、図1のAACMMの一部として利用される電子機器の構成図である。
【図2D】一緒に作られた図2A〜2Dを含む、一実施形態による、図1のAACMMの一部として利用される電子機器の構成図である。
【図3A】一緒に作られた図3Aおよび3Bを含む、一実施形態による、図2の電子データ処理システムの詳細な特徴を示す構成図である。
【図3B】一緒に作られた図3Aおよび3Bを含む、一実施形態による、図2の電子データ処理システムの詳細な特徴を示す構成図である。
【図4】図1のAACMMのプローブ端の等角図である。
【図5】ハンドルが結合される途中の図4のプローブ端の側面図である。
【図6】ハンドルが装着された図4のプローブ端の部分的な側面図である。
【図7】図6のプローブ端のインターフェース部分の拡大された部分的な側面図である。
【図8】図5のプローブ端のインターフェース部分の別の拡大された部分的な側面図である。
【図9】図4のハンドルの部分的に断面図である等角図である。
【図10】レーザラインプローブデバイスが装着された図1のAACMMのプローブ端の等角図である。
【図11】図10のレーザラインプローブの部分的に断面図である等角図である。
【図12】別の取り外し可能なデバイスが装着された図1のAACMMのプローブ端の等角図である。
【図13】ペイントスプレーデバイスが装着された図1のAACMMのプローブ端の等角図である。
【図14A】図14A〜図14Cを含む、本発明の一実施形態による、アームの位置および向きに応じて、部品の特徴と位置合わせされたままであるように調整され得る投影画像の図である。
【図14B】図14A〜図14Cを含む、本発明の一実施形態による、アームの位置および向きに応じて、部品の特徴と位置合わせされたままであるように調整され得る投影画像の図である。
【図14C】図14A〜図14Cを含む、本発明の一実施形態による、アームの位置および向きに応じて、部品の特徴と位置合わせされたままであるように調整され得る投影画像の図である。
【図15A】図15A〜15Bを含む、投影画像がプローブの手引きおよび状態情報を含む、画像が投影された部品の表面の図である。
【図15B】図15A〜15Bを含む、投影画像がプローブの手引きおよび状態情報を含む、画像が投影された部品の表面の図である。
【図16】2つのプロジェクタがプローブ端に取り付けられ、第3のプロジェクタがAACMMの別の部分に取り付けられたAACMMの斜視図である。
【図17】2つのプロジェクタがプローブ端に取り付けられた別のAACMMの斜視図である。
【図18】プロジェクタが部品の表面に画像を投影し、投影画像が部品の表面の裏の隠された特徴を含む、プロジェクタがプローブ端に取り付けられたAACMMの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
可搬型の関節アーム座標測定機(「AACMM」)が、物体の測定値を得るためにさまざまな用途で使用される。本発明の実施形態は、オペレータが、異なる測定アクセサリデバイスをAACMMのプローブ端に簡単かつ迅速に結合することを可能にする利点をもたらす。本発明の実施形態は、プローブ端の何らかのレベルの制御をアクセサリデバイスと統合することをもたらすさらなる利点をもたらす。本発明の実施形態は、外部接続または配線を持つことなく、取り外し可能なアクセサリへの電力およびデータ通信を提供するさらに別の利点をもたらす。
【0015】
図1Aおよび1Bは、本発明のさまざまな実施形態によるAACMM100を全体的に示し、関節アームは、座標測定機の一種である。図1Aおよび1Bに示されるように、例示的なAACMM100は、一端でAACMM100のアーム部104に結合された測定プローブ筐体102を含むプローブ端401を有する6または7軸関節測定デバイスを含み得る。アーム部104は、軸受カートリッジ(例えば、2つの軸受カートリッジ)の第1の群110によって第2のアームセグメント108に結合された第1のアームセグメント106を含む。軸受カートリッジ(例えば、2つの軸受カートリッジ)の第2の群112は、第2のアームセグメント108を測定プローブ筐体102に結合する。軸受カートリッジ(例えば、3つの軸受カートリッジ)の第3の群114は、第1のアームセグメント106を、AACMM100のアーム部104の他端に配置された基部116に結合する。軸受カートリッジの各郡110、112、114は、関節による動作の複数の軸を提供する。また、プローブ端401は、AACMM100の第7の軸部のシャフト(例えば、AACMM100の第7の軸内の測定デバイス、例えば、プローブ118の動作を決定するエンコーダシステムを含むカートリッジ)を含む測定プローブ筐体102を含み得る。この実施形態において、プローブ端401は、測定プローブ筐体102の中心を通って延びる軸周りで回転し得る。AACMM100を使用する際、基部116は、通常、作業台に固定される。
【0016】
各軸受カートリッジの群110、112、114の中の各軸受カートリッジは、通常、エンコーダシステム(例えば、光学式の角度エンコーダシステム)を含む。エンコーダシステム(すなわち、トランスデューサ)は、基部116に対するプローブ118の位置(および、ひいては、特定の基準系、例えば、局所または大域基準系におけるAACMM100によって測定されている物体の位置)を全てが一緒になって示すそれぞれのアームセグメント106、108および対応する軸受カートリッジの群110、112、114の位置を示す。アームセグメント106、108は、例えば、これに限定されないが、炭素複合材料などの好適な剛性のある材料で作製され得る。関節による動作の6つまたは7つの軸(すなわち、自由度)を有する可搬型のAACMM100は、オペレータによって簡単に扱われ得るアーム部104を提供しながら、オペレータが基部116の周りの360度の領域内の所望の位置にプローブ118を位置付けることを可能にする利点をもたらす。しかし、2つのアームセグメント106、108を有するアーム部104の例は例示を目的とするものであり、特許請求される発明はそのように限定されるべきでないことを理解されたい。AACMM100は、軸受カートリッジによって一緒に結合された任意の数のアームセグメント(および、ひいては、6つもしくは7つを超えるか、または6つもしくは7つ未満の関節による動作の軸または自由度)を持つ可能性がある。
【0017】
プローブ118は、測定プローブ筐体102に取り外し可能なように取り付けられ、測定プローブ筐体102は、軸受カートリッジの群112に接続される。ハンドル126は、例えば、クイック接続インターフェース(quick−connect interface)により測定プローブ筐体102に対して取り外し可能である。ハンドル126は、別のデバイス(例えば、レーザラインプローブ、バーコードリーダ)で置き換えられることができ、それによって、オペレータが同じAACMM100で異なる測定デバイスを使用することを可能にする利点をもたらす。例示的な実施形態において、プローブ筐体102は、接触式の測定デバイスであり、測定されるべき物体に物理的に接触する、ボール形の、タッチセンシティブな、湾曲した、および伸長式のプローブを含むがこれらに限定されない異なるチップ118を有する可能性がある取り外し可能なプローブ118を収容する。その他の実施形態において、測定は、例えば、レーザラインプローブ(LLP)などの非接触式のデバイスによって実行される。一実施形態において、ハンドル126は、クイック接続インターフェースを使用してLLPで置き換えられる。その他の種類の測定デバイスが、追加的な機能を提供するために取り外し可能なハンドル126を置き換える可能性がある。そのような測定デバイスの例は、例えば、1つ以上の照明、温度センサ、熱スキャナ、バーコードスキャナ、プロジェクタ、ペイントスプレーヤ、カメラなどを含むがこれらに限定されない。
【0018】
図1Aおよび1Bに示されるように、AACMM100は、軸受カートリッジの群112から測定プローブ筐体102を取り外すことなしにアクセサリまたは機能が変更されることを可能にする利点をもたらす取り外し可能なハンドル126を含む。図2に関して以下でより詳細に検討されるように、取り外し可能なハンドル126は、電力およびデータが、ハンドル126、およびプローブ端401に配置された対応する電子機器とやりとりされることを可能にする電気コネクタも含み得る。
【0019】
さまざまな実施形態において、軸受カートリッジの各群110、112、114は、AACMM100のアーム部104が複数の回転軸の周りを動くことを可能にする。述べられたように、各軸受カートリッジの群110、112、114は、例えばアームセグメント106、108の対応する回転軸と同軸上にそれぞれが配置された、例えば光学式の角度エンコーダなどの対応するエンコーダシステムを含む。光学式のエンコーダシステムは、本明細書において以下でより詳細に説明されるように、例えば、対応する軸の周りのアームセグメント106、108のそれぞれのアームセグメントの回転する(スイベルの)または横の(蝶番の)動きを検出し、AACMM100内の電子データ処理システムに信号を送信する。それぞれの個々の処理されていないエンコーダのカウントが信号として電子データ処理システムに別々に送信され、電子データ処理システムにおいて、そのカウントは測定データへとさらに処理される。同一出願人による米国特許第5,402,582(‘582)号に開示されているような、AACMM100自体から分離した位置計算機(例えば、シリアルボックス)は必要とされない。
【0020】
基部116は、装着デバイスまたは取り付けデバイス120を含み得る。取り付けデバイス120は、AACMM100が、例えば、検査台、マシニングセンター、壁、または床などの所望の位置に取り外し可能なように取り付けられることを可能にする。一実施形態において、基部116は、AACMM100が移動されているときにオペレータが基部116を持つのに都合の良い位置を提供するハンドル部122を含む。一実施形態において、基部116は、折りたたむとディスプレイスクリーンなどのユーザインターフェースが見えるようになる可動式のカバー部124をさらに含む。
【0021】
一実施形態によれば、可搬型のAACMM100の基部116は、2つの主要なコンポーネント、すなわち、AACMM100内のさまざまなエンコーダシステムからのデータ、および3次元(3D)位置計算をサポートするためのその他のアームパラメータを表すデータを処理する基部処理システムと、比較的完全な計測機能が外部コンピュータへの接続を必要とせずにAACMM100内で実施されることを可能にする、搭載オペレーティングシステム、タッチスクリーンディスプレイ、および常駐アプリケーションソフトウェアを含むユーザインターフェース処理システムとを含む電子データ処理システムを含むまたは収容する。
【0022】
基部116内の電子データ処理システムは、基部116から離れて配置されたエンコーダシステム、センサ、およびその他の周辺ハードウェア(例えば、AACMM100上の取り外し可能なハンドル126に取り付けられることができるLLP)と通信することができる。これらの周辺ハードウェアデバイスまたは特徴をサポートする電子機器は、可搬型のAACMM100内に配置された軸受カートリッジの群110、112、114のそれぞれに配置され得る。
【0023】
図2は、一実施形態による、AACMM100で利用される電子機器の構成図である。図2に示される実施形態は、基部処理システムを実装するための基部プロセッサ基板204と、ユーザインターフェース基板202と、電力を供給するための基部電源基板206と、Bluetooth(登録商標)モジュール232と、基部傾斜基板208とを含む電子データ処理システム210を含む。ユーザインターフェース基板202は、ユーザインターフェース、表示、および本明細書において説明されるその他の機能を実行するアプリケーションソフトウェアを実行するためのコンピュータプロセッサを含む。
【0024】
図2に示されるように、電子データ処理システム210は、1つ以上のアームバス218を介して上述の複数のエンコーダシステムと通信する。図2に示された実施形態において、各エンコーダシステムは、エンコーダデータを生成し、エンコーダアームバスインターフェース214と、エンコーダデジタル信号プロセッサ(DSP)216と、エンコーダ読み取りヘッドインターフェース234と、温度センサ212とを含む。歪みセンサなどのその他のデバイスが、アームバス218に装着され得る。
【0025】
さらに図2に示されているのは、アームバス218と通信するプローブ端電子機器230である。プローブ端電子機器230は、プローブ端DSP228と、温度センサ212と、一実施形態においてはクイック接続インターフェースによってハンドル126またはLLP242に接続するハンドル/LLPインターフェースバス240と、プローブインターフェース226とを含む。クイック接続インターフェースは、LLP242およびその他のアクセサリによって使用されるデータバス、制御線、および電源バスへのハンドル126によるアクセスを可能にする。一実施形態において、プローブ端電子機器230は、AACMM100の測定プローブ筐体102に配置される。一実施形態において、ハンドル126は、クイック接続インターフェースから取り外されることができ、測定は、ハンドル/LLPインターフェースバス240を介してAACMM100のプローブ端電子機器230と通信するレーザラインプローブ(LLP)242によって実行される可能性がある。一実施形態において、電子データ処理システム210は、AACMM100の基部116に配置され、プローブ端電子機器230は、AACMM100の測定プローブ筐体102に配置され、エンコーダシステムは、軸受カートリッジの群110、112、114に配置される。プローブインターフェース226は、1−wire(登録商標)通信プロトコル236を実施する、Maxim Integrated Products,Inc.から販売されている製品を含む任意の好適な通信プロトコルによってプローブ端DSP228に接続することができる。
【0026】
図3は、一実施形態による、AACMM100の電子データ処理システム210の詳細な特徴を示す構成図である。一実施形態において、電子データ処理システム210は、AACMM100の基部116に配置され、基部プロセッサ基板204と、ユーザインターフェース基板202と、基部電源基板206と、Bluetoothモジュール232と、基部傾斜モジュール208とを含む。
【0027】
図3に示される実施形態において、基部プロセッサ基板204は、図中に示されるさまざまな機能ブロックを含む。例えば、基部プロセッサ機能302は、AACMM100からの測定データの収集をサポートするために利用され、アームバス218およびバス制御モジュール機能308を介して処理されていないアームデータ(例えば、エンコーダシステムのデータ)を受信する。メモリ機能304は、プログラムおよび静的なアーム構成データを記憶する。基部プロセッサ基板204は、LLP242などの任意の外部ハードウェアデバイスまたはアクセサリと通信するための外部ハードウェアオプションポート機能310も含む。リアルタイムクロック(RTC)およびログ306と、バッテリパックインターフェース(IF)316と、診断ポート318とが、図3に示される基部プロセッサ基板204の実施形態の機能にやはり含まれる。
【0028】
また、基部プロセッサ基板204は、外部(ホストコンピュータ)および内部(ディスプレイプロセッサ202)デバイスとの全ての有線および無線データ通信を管理する。基部プロセッサ基板204は、(例えば、米国電気電子学会(IEEE)1588などのクロック同期規格を用いて)イーサネット(登録商標)機能320を介してイーサネットネットワークと、LAN機能322を介して無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)と、およびパラレル・シリアル通信(PSC)機能314を介してBluetoothモジュール232と通信する能力を有する。基部プロセッサ基板204は、ユニバーサルシリアルバス(USB)デバイス312への接続も含む。
【0029】
基部プロセッサ基板204は、上述の‘582号特許のシリアルボックスで開示されたようないかなる前処理も必要とせずに測定データへと処理するために、処理されていない測定データ(例えば、エンコーダシステムのカウント、温度の読み取り値)を送信および収集する。基部プロセッサ204は、RS485インターフェース(IF)326を介してユーザインターフェース基板202のディスプレイプロセッサ328に処理されたデータを送信する。一実施形態において、基部プロセッサ204は、処理されていない測定データを外部コンピュータにやはり送信する。
【0030】
ここで図3のユーザインターフェース基板202に目を向けると、基部プロセッサによって受信された角度および位置データが、AACMM100内の自律的な計測システムを提供するためにディスプレイプロセッサ328で実行されるアプリケーションによって利用される。アプリケーションは、これらに限定されないが、特徴の測定、手引きおよび訓練のグラフィックス、遠隔診断、温度の修正、さまざまな動作の特徴の制御、さまざまなネットワークへの接続、ならびに測定された物体の表示などの機能をサポートするためにディスプレイプロセッサ328で実行され得る。ディスプレイプロセッサ328および液晶ディスプレイ(LCD)338(例えば、タッチスクリーンLCD)ユーザインターフェースとともに、ユーザインターフェース基板202は、セキュアデジタル(SD)カードインターフェース330と、メモリ332と、USBホストインターフェース334と、診断ポート336と、カメラポート340と、音声/映像インターフェース342と、ダイヤルアップ/セルモデム344と、全地球測位システム(GPS)ポート346とを含むいくつかのインターフェースオプションを含む。
【0031】
図3に示される電子データ処理システム210は、環境データを記録するための環境レコーダ362を有する基部電源基板206も含む。また、基部電源基板206は、AC/DCコンバータ358およびバッテリ充電器制御360を用いて、電子データ処理システム210に電力を供給する。基部電源基板206は、集積回路間(inter−integrated circuit)(I2C)シリアルシングルエンドバス354を用いて、およびDMAシリアル周辺インターフェース(DMA serial peripheral interface)(DSPI)356を介して基部プロセッサ基板204と通信する。基部電源基板206は、基部電源基板206に実装された入力/出力(I/O)拡張機能364を介して傾斜センサおよび無線周波数識別(RFID)モジュール208に接続される。
【0032】
別個のコンポーネントとして示されているが、その他の実施形態において、これらのコンポーネントの全てまたは一部は、図3に示された位置とは異なる位置に物理的に配置される、および/または図3に示された方法とは異なる方法で組み合わされた機能である可能性がある。例えば、一実施形態において、基部プロセッサ基板204およびユーザインターフェース基板202は、1つの物理的な基板に組み合わされる。
【0033】
ここで図4〜9を参照すると、取り外し可能で交換可能なデバイス400がAACMM100に結合することを可能にするクイック接続機械的および電気的インターフェース(quick−connect mechanical and electrical interface)を有する測定プローブ筐体102を持つプローブ端401の例示的な実施形態が、示されている。例示的な実施形態において、デバイス400は、例えばピストルの握りのようにオペレータの手で握られるように大きさおよび形状を決められるハンドル部404を含む格納カバー402を含む。格納カバー402は、空洞406(図9)を有する薄壁構造物である。空洞406は、コントローラ408を受けるように大きさを決められ、構成される。コントローラ408は、例えばマイクロプロセッサを有するデジタル回路であるか、またはアナログ回路である可能性がある。一実施形態において、コントローラ408は、電子データ処理システム210(図2および3)と非同期双方向通信する。コントローラ408と電子データ処理システム210の間の通信接続は、(例えば、コントローラ420を介した)有線である可能性があるか、または直接的もしくは間接的な無線接続(例えば、BluetoothもしくはIEEE802.11)、または有線接続と無線接続の組み合わせである可能性がある。例示的な実施形態において、格納カバー402は、例えば、射出成形プラスチック材料などから2つの半分410、412で形成される。半分410、412は、例えば、ねじ414などの締め具によって1つに固定され得る。その他の実施形態において、格納カバーの半分410、412は、例えば、接着剤または超音波溶接によって1つに固定され得る。
【0034】
ハンドル部404は、オペレータによって手動で作動され得るボタンまたは作動装置416、418も含む。作動装置416、418は、プローブ筐体102内のコントローラ420に信号を送信するコントローラ408に結合される。例示的な実施形態において、作動装置416、418は、プローブ筐体102のデバイス400とは反対側に配置された作動装置422、424の機能を実行する。デバイス400は、デバイス400、AACMM100を制御するためにやはり使用され得る追加的なスイッチ、ボタン、またはその他の作動装置を有する可能性があり、またはその逆の可能性もあることを理解されたい。また、デバイス400は、例えば、発光ダイオード(LED)、音源、メータ、ディスプレイ、または計器などのインジケータを含み得る。一実施形態において、デバイス400は、点の測定と同時に口頭のコメントを残すことを可能にするデジタルボイスレコーダを含み得る。さらに別の実施形態において、デバイス400は、オペレータが音声による作動コマンドを電子データ処理システム210に送信することを可能にするマイクロホンを含む。
【0035】
一実施形態において、ハンドル部404は、オペレータの両手で使用されるように、または特定の手(例えば、左利きまたは右利き)用に構成され得る。ハンドル部404は、障害を持ったオペレータ(例えば、指の欠けたオペレータまたは義手を着けたオペレータ)を助けるように構成されることもできる。さらに、ハンドル部404は、空間的ゆとりが限られるときには取り外されることができ、プローブ筐体102が単体で使用されることができる。上で検討されたように、プローブ端401は、AACMM100の第7の軸のシャフトも含み得る。この実施形態において、デバイス400は、AACMMの第7の軸周りで回転するように構成され得る。
【0036】
プローブ端401は、プローブ筐体102の第2のコネクタ428と協力する、デバイス400の第1のコネクタ429(図8)を有する機械的および電気的インターフェース426を含む。コネクタ428、429は、デバイス400のプローブ筐体102への結合を可能にする電気的および機械的特徴を含み得る。一実施形態において、インターフェース426は、機械的結合部432および電気コネクタ434を上に有する第1の表面430を含む。格納カバー402は、第1の表面430に近接して配置され、第1の表面430から段差を付けられた第2の表面436も含む。例示的な実施形態において、第2の表面436は、第1の表面430から約0.5インチ差の段差を付けられた平面である。以下でより詳細に検討されるように、この段差は、カラー438などの締め具を締めるかまたは緩めるときにオペレータの指のためのゆとりをもたらす。インターフェース426は、コネクタのピンを位置合わせすることを必要とせずに、および別個のケーブルまたはコネクタを必要とせずに、デバイス400とプローブ筐体102の間の比較的迅速で安定した電子的接続を提供する。
【0037】
電気コネクタ434は、第1の表面430から延び、例えば、1つ以上のアームバス218などを介して電子データ処理システム210(図2および3)と非同期双方向通信するように電気的に結合される1つ以上のコネクタピン440を含む。双方向通信接続は、(例えば、アームバス218を介した)有線、無線(例えば、BluetoothもしくはIEEE802.11)、または有線接続と無線接続の組み合わせである可能性がある。一実施形態において、電気コネクタ434は、コントローラ420に電気的に結合される。コントローラ420は、例えば、1つ以上のアームバス218などを介して電子データ処理システム210と非同期双方向通信する可能性がある。電気コネクタ434は、プローブ筐体102の電気コネクタ442と比較的迅速で安定した電子的接続を行うように配置される。電気コネクタ434、442は、デバイス400がプローブ筐体102に装着されるときに互いに接続する。電気コネクタ434、442は、それぞれ、電磁干渉からの遮蔽、ならびにコネクタピンの保護、およびデバイス400をプローブ筐体102に装着するプロセス中のピンの位置合わせの補助を提供する金属で覆われたコネクタ筐体を含み得る。
【0038】
機械的結合部432は、AACMM100のアーム部104の端部のデバイス400の位置がずれないまたは動かないことが好ましい比較的厳密な用途をサポートするために、デバイス400とプローブ筐体102の間の比較的強固な機械的結合を提供する。概して、全てのそのような動きは、測定結果の精度の望ましくない低下を招く可能性がある。これらの所望の結果は、本発明の実施形態のクイック接続機械的および電子的インターフェース(quick connect mechanical and electronic interface)の機械的装着構成部分のさまざまな構造的特徴を用いて達成される。
【0039】
一実施形態において、機械的結合部432は、一端448(デバイス400の前縁または「最前部」)に配置された第1の凸部444を含む。第1の凸部444は、第1の凸部444から延びるへり446を形成する鍵型にされた、切欠きを入れられた、または傾斜を付けられたインターフェースを含み得る。へり446は、プローブ筐体102から延びる凸部452によって画定される溝450(図8)に受けられるように大きさを決められる。第1の凸部444および溝450は、へり446が溝450内に位置付けられるときに、溝450が、プローブ筐体102に装着されるときのデバイス400の長手方向と横方向の両方の動きを制限するために使用され得るような結合部構成をカラー438とともに形成することを理解されたい。以下でより詳細に検討されるように、カラー438の回転が、へり446をスロット450内に固定するために使用され得る。
【0040】
第1の凸部444の反対側に、機械的結合部432は、第2の凸部454を含み得る。第2の凸部454は、鍵型にされた、切欠きを入れられたへりの、または傾斜を付けられたインターフェース456(図5)を有する可能性がある。第2の凸部454は、例えば、カラー438などの、プローブ筐体102に関連する締め具を係合するように配置される。以下でより詳細に検討されるように、機械的結合部432は、インターフェース426のための支点を提供する、電気コネクタ434に近接する、または電気コネクタ434周りで配置された、表面430から突出する持ち上げられた表面を含む(図7および8)。これは、デバイス400がプローブ筐体102に装着されるときに、デバイス400とプローブ筐体102の間の3つの機械的接点のうちの第3の接点として機能する。
【0041】
プローブ筐体102は、同軸上に配置されたカラー438を一端に含む。カラー438は、第1の位置(図5)と第2の位置(図7)の間を動くことができるねじ部を含む。カラー438を回転することによって、カラー438は、外部の道具を必要とせずにデバイス400を固定するか、または取り外すために使用され得る。カラー438の回転は、比較的間隔の広い角ねじ山が切られた円筒474に沿ってカラー438を動かす。そのような比較的大きなサイズの角ねじおよび外形表面の使用は、最小限の回転トルクによって非常に大きな締め付け力をもたらす。さらに、円筒474のねじの広いピッチは、カラー438が最小限の回転で締められるか、または緩められることを可能にする。
【0042】
デバイス400をプローブ筐体102に結合するために、へり446が溝450に挿入され、デバイスは、第2の凸部454が矢印464(図5)に示されるように表面458に向かって回転されるように旋回させられる。カラー438が回転され、カラー438を矢印462によって示される方向に動かすかまたは平行移動させ、表面456と係合させる。角度のついた表面456に対するカラー438の動きは、機械的結合部432を持ち上げられた表面460に向かって押しやる。これは、デバイス400をプローブ筐体102に強固に固定することを妨げる可能性があるインターフェースの変形またはインターフェースの表面の異物の起こり得る問題を克服するのに役立つ。カラー438によって第2の凸部454に力を加えることは、機械的結合部432を前に動かし、へり446を押してプローブ筐体102に固定する。カラー438が締められ続けるにつれて、第2の凸部454は、プローブ筐体102に向かって上向きに押され、支点に圧力をかける。これは、シーソー型の構成をもたらし、圧力を第2の凸部454、へり446、および中央の支点に加えて、デバイス400のずれまたは揺れを軽減するかまたは取り除く。支点は、プローブ筐体102の底を直接押し、一方、へり446は、プローブ筐体102の端部に下向きの力をかける。図5は、デバイス400およびカラー438の動きの方向を示す矢印462、464を含む。図7は、カラー438が締められるときにインターフェース426内でかけられる圧力の方向を示す矢印466、468、470を含む。デバイス400の表面436の段差が、カラー438と表面436の間の間隙472(図6)をもたらすことを理解されたい。間隙472は、カラー438が回転されるときに指を挟む危険性を軽減しながら、オペレータがカラー438をよりしっかりと握ることを可能にする。一実施形態において、プローブ筐体102は、カラー438が締められるときの変形を軽減するかまたは防止するのに十分なだけの剛性がある。
【0043】
インターフェース426の実施形態は、機械的結合部432および電気コネクタ434の適切な位置合わせを可能にし、さらに、保護しなかった場合にはカラー438、へり446、および表面456の締め付け動作によって生じる可能性がある加えられる圧力から電子機器のインターフェースを保護する。これは、はんだ付けされた端子を有する可能性がある回路基板476に取り付けられた電気コネクタ434、442に対する力による損傷を軽減するかまたは取り除く利点をもたらす。また、実施形態は、ユーザがデバイス400をプローブ筐体102に接続するか、またはプローブ筐体102から切り離すために道具が必要とされないという点で、知られている手法に優る利点をもたらす。これは、オペレータが手動で比較的簡単にデバイス400をプローブ筐体102に接続し、プローブ筐体102から切り離すことを可能にする。
【0044】
インターフェース426によって可能な比較的多数の遮蔽された電気接続のおかげで、比較的多数の機能が、AACMM100とデバイス400の間で共有され得る。例えば、AACMM100に配置されたスイッチ、ボタン、またはその他の作動装置が、デバイス400を制御するために使用される可能性があり、またはその逆の可能性もある。さらに、コマンドおよびデータが、電子データ処理システム210からデバイス400に送信され得る。一実施形態において、デバイス400は、基部プロセッサ204のメモリに記憶されるべき、またはディスプレイ328に表示されるべき記録された画像のデータを送信するビデオカメラである。別の実施形態において、デバイス400は、電子データ処理システム210からデータを受信する画像プロジェクタである。さらに、AACMM100またはデバイス400のどちらかに配置された温度センサが、他方によって共有される可能性がある。本発明の実施形態は、さまざまなアクセサリデバイス400がAACMM100に迅速、簡単、かつ確実に結合されることを可能にする柔軟なインターフェースを提供する利点をもたらすことを理解されたい。さらに、AACMM100とデバイス400の間で機能を共有する能力は、重複をなくすことによってAACMM100のサイズ、電力消費、および複雑性を削減することを可能にし得る。
【0045】
一実施形態において、コントローラ408は、AACMM100のプローブ端401の動作または機能を変更する可能性がある。例えば、コントローラ408は、デバイス400が装着されるときと、プローブ筐体102が単体で使用されるときとの異なるときに異なる色の光を放つ、異なる強さの光を放つ、または点く/消えるのいずれかを行うようにプローブ筐体102のインジケータライトを変更する可能性がある。一実施形態において、デバイス400は、物体までの距離を測定する距離測定センサ(図示せず)を含む。この実施形態において、コントローラ408は、物体がプローブチップ118からどのぐらい遠いかをオペレータに示すためにプローブ筐体102のインジケータライトを変更する可能性がある。これは、コントローラ420の要件を簡素化する利点をもたらし、アクセサリデバイスの追加による機能のアップグレードまたは向上を可能にする。
【0046】
図10〜11を参照すると、本発明の実施形態が、レーザラインプローブ(LLP)スキャンデバイス500用のカメラ、信号処理、制御、およびインジケータインターフェースに利点をもたらす。LLP500は、ハンドル部504を有する格納カバー502を含む。さらに、LLP500は、LLP500を本明細書において上で説明されたようにプローブ筐体102に機械的および電気的に結合するインターフェース426を一端に含む。インターフェース426は、LLP500が、追加的な道具を必要とせずに迅速かつ簡単にAACMM100に結合され、AACMM100から取り外されることを可能にする。インターフェース426の近くに、格納カバー502は、例えばレーザデバイスなどの光学式デバイス510と、センサ508とを含む部分506を含む。センサ508は、例えば、電荷結合素子(CCD)型のセンサまたは相補型金属酸化膜半導体(CMOS)型のセンサである可能性がある。例示的な実施形態において、光学式デバイス510およびセンサ508は、センサ508が所望の焦点で光学式デバイス510からの反射光を検出することができるように角度をつけて配置される。一実施形態において、光学式デバイス510およびセンサ508の焦点は、LLP500がプローブチップ118に邪魔されずに操作され得るようにプローブチップ118からずらされる。換言すれば、LLP500は、プローブチップ118を所定の位置に置いたまま操作され得る。さらに、LLP500は、プローブチップ118に対して相対的に実質的に固定され、ハンドル部504への力は、LLP500のプローブチップ118に対する相対的な配置に影響を与えない可能性があることを理解されたい。一実施形態において、LLP500は、オペレータがLLP500からのデータ取得とプローブチップ118からのデータ取得の間を切り替えることを可能にする追加的な作動装置(図示せず)を有する可能性がある。
【0047】
光学式デバイス510およびセンサ508は、格納カバー502内に配置されたコントローラ512に電気的に結合される。コントローラ512は、1つ以上のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、メモリ、および信号調整回路を含み得る。LLP500によってもたらされるデジタル信号処理および大きなデータ量のために、コントローラ512は、ハンドル部504内に配置される可能性がある。コントローラ512は、電気コネクタ434を介してアームバス218に電気的に結合される。LLP500は、LLP500による動作およびデータの取り込みを開始するためにオペレータによって手動で作動され得る作動装置514、516をさらに含む。
【0048】
本発明のその他の実施形態においては、AACMM100に結合されたデバイス600(図12)が、機能的デバイス602を含み得る。デバイス600の種類に応じて、機能的デバイス602は、スチルカメラ、ビデオカメラ、バーコードスキャナ、熱スキャナ、光源(例えば、フラッシュ装置)、または画像プロジェクタである可能性がある。一実施形態において、機能的デバイス602は、その全体を本願に援用する「Apparatus and Method for Relocating an Articulating−Arm Coordinate Measuring Machine」と題した同一出願人による米国特許第7,804,602号に記載された再帰反射体ホルダーなどの再帰反射体ホルダーを含み得る。さらに別の実施形態において、機能的デバイス602は、その全体を本願に引用して援用する「Method of Constructing a 3−Dimensional Map of a Measurable Quantity Using Three Dimensional Coordinate Measuring Apparatus」と題した同一出願人による米国特許第5,412,880号に記載された超音波プローブなどの超音波プローブを含み得る。デバイス600は、デバイスがプローブ筐体102に電気的および機械的に結合されることを可能にするインターフェース426を含む。デバイス600は、機能的デバイス602に電気的に接続されたコントローラをさらに含む。コントローラは、電子データ処理システム210と非同期双方向通信するように構成される。双方向通信接続は、(例えば、アームバス218を介した)有線、無線(例えば、BluetoothまたはIEEE802.11)である可能性がある。一実施形態において、通信接続は、有線接続と無線接続の組み合わせであり、第1の信号の種類がコントローラ420を介した有線接続によって送信され、第2の信号の種類が無線接続によって送信される。機能的デバイス602が画像プロジェクタおよびレーザラインプローブなどの複数の機能を含む実施形態においては、画像(例えば、CAD)データが、画像プロジェクタに無線接続によって送信され得る一方、LLPの画像センサによって得られたデータは、有線接続によって送信される。これらのデバイスの統合は、オペレータが、より速く、より高い信頼度で測定値を得ることを可能にする利点をもたらす可能性があることを理解されたい。例えば、スチルカメラまたはビデオカメラデバイスを装着すると、オペレータは、デバイスによって測定されている物体の1つ以上の画像を記録することができる。これらの画像は、例えば、ディスプレイ328に表示されるか、または検査レポートに組み込まれることができる。一実施形態において、オペレータは、ユーザインターフェース基板202を介して、測定点を定義するために、表示された画像にグラフィカルなマーカーを置くことができる。このようにして、オペレータは、メモリから印をつけられた画像を後で呼び出し、どこを測定すべきかをすぐに見ることができる。その他の実施形態において、測定されている物体のビデオが、取り込まれる。そして、このビデオは、オペレータが検査されるべき次の物体に対して複数の測定を繰り返すのを補助するために、または新しいオペレータのための訓練ツールとしてユーザインターフェース基板202によって再生される。
【0049】
さらに別の実施形態において、デバイスは、ペイントスプレーデバイス700(図13)である可能性がある。ペイントスプレーデバイス700は、ペイントスプレーデバイス700をプローブ筐体102に電気的および機械的に結合するインターフェース426を含む。この実施形態において、デバイス700は、電子データ処理システム210と通信するように構成されたコントローラを含む。通信接続は、(例えば、アームバス218を介した)有線、無線(例えば、BluetoothもしくはIEEE802.11)、または有線接続と無線接続の組み合わせである可能性がある。デバイス700のコントローラは、電子データ処理システム210から信号を受信し、それぞれが単一の色の塗料を有するタンク704(例えば、赤、緑、青)にそれぞれ接続される1つ以上のスプレーノズル702から1つ以上の色を選択的に噴射する。スプレーノズル702は、塗料、インク、顔料、または染料の小滴を表面に付着させるインクジェット式のスプレー機構であってもよいことを理解されたい。インクジェットノズルは、コンティニュアス型インクジェット、サーマル方式インクジェット、およびピエゾ方式インクジェットを含む可能性があるが、これらに限定されない。電子データ処理システム210はプローブ筐体102の位置および向きを知っているので、デバイスは、メモリに記憶された所望の画像に一致するように特定の位置で特定の色を噴射する命令を受信する可能性がある。したがって、オペレータがデバイス700を所望の表面(例えば、壁)を横切って動かすときに、画像または絵が、デバイス700によって再現され得る。この実施形態は、例えば板金などの物品にレイアウトの印をつける、製造環境における利点ももたらし得る。
【0050】
図13は、タンク704をAACMM100の外部にあるように示すが、これは例示を目的とするものであり、特許請求される発明はそのように限定されるべきでないことを理解されたい。一実施形態において、タンク704は、デバイス700のハンドル内に配置される。別の実施形態において、タンク704は基部116内に配置され、導管がアーム104を通って延び、システムにいかなる外部の配線、管、または導管も設けない。
【0051】
ここで図12および図14〜18を参照すると、1つ以上の画像プロジェクタ602を組み込むデバイス600の実施形態が、示されている。本発明の実施形態によれば、1つ以上の比較的小型の販売されているプロジェクタ(例えば、「超小型」または「ピコ」プロジェクタ)604が、AACMM100のプローブ端401、またはAACMM100のその他のさまざまな位置(例えば、ハンドルの反対側、アームセグメント上)に取り付けられるか、接続されるか、またはその他の方法で装着され得る。図14A〜14Dにおいて、デバイス600にハンドル126に近接して取り付けられたプロジェクタ604が、示されている。しかし、プロジェクタ604は、AACMM100の任意の場所に取り付けられる可能性があり、AACMM100と連携して利用される場合、レーザラインプローブに取り付けられる可能性がある。プロジェクタ604は、いくらかの処理能力を含む可能性がある。一実施形態において、プロジェクタ604は、電子データ処理システム210に接続されるか、電子データ処理システム210と通信する。したがって、プロジェクタ604は、視覚的な手引き情報またはデータ(例えば、画像606)を与えられることができ、次に、プロジェクタ604は、その視覚的な手引き情報またはデータを、図14Bの「位置1」に示されるように、AACMM100のオペレータによって測定されるか、またはその他の作業をされるべき部品または物体608に投影する。
【0052】
部品608の向きがAACMM100の座標系内で調整されると、投影画像606の縮尺およびその投影画像606の見え方が、アーム104の位置データを用いてAACMM100の動きと同期され得る。部品608に投影された画像606は、デバイス600が動かされるときに、部品608に投影された画像606が動かず、オペレータに対して安定した画像を示すために縮尺と向きの両方を変更するように、プローブ端401の位置に応じてプロジェクタ604に関連するプロセッサによって、または電子データ処理システム210を介して調整され得る。これは、図14Cの「位置2」に見られ得る。例として、色のついた(例えば、緑)円610が、測定されるべき部品の穴612と位置が合うように投影され得る。部品608に対するプローブの角度または距離が変更されるとき、投影画像606内の円610の位置が変わるが、円610は穴612上の位置に「ロックされた」ままであり、穴612と同じサイズのままである。これは、目標をロックオンし、追跡することに相当する。この構成の利点は、オペレータがAACMM100を動かすときに、オペレータが部品608から目を離してコンピュータスクリーン、ユーザインターフェース、またはその他の視覚的表示を見る必要がないことである。
【0053】
先行技術の単純な格子線とは対照的に部品608上の投影画像を使用することは、これらに限定されないが以下のものを含む広範な投影情報のオプションを提供する。(1)色の制御−赤い円が、測定を成功裏に完了した後、緑に変わる可能性がある。マーカーまたはグラフィックスの色が、部品608の色に対して高い視認性(コントラスト)をもたらすように変わり得る。(2)アニメーション−マーカー、矢印、またはその他のインジケータが、動作を開始または終了するために点滅し、頻度を変え、交互に色を変えることができる。(3)テキスト−メッセージ、データ、または寸法が、部品に投影され得る。通常はコンピュータスクリーン上に表示されるデジタル式の読み取り値が、部品608に投影され得る。(4)CAD画像−注意書き、寸法、またはその他の情報とともに部品に重ね合わされ得る。測定されるべき特徴が、順次、色またはアニメーションで強調され得る。(5)写真−(設計通りの)部品の実画像が、測定されるべき部品に投影され、開け忘れた穴または誤った位置の特徴などの違っているあらゆることをすぐに示すことができる。(「手引きをともなう投影」、図15A参照)。(6)範囲インジケータ−LLP500のような非接触式のデバイスに関して、範囲インジケータ614が、部品の表面608に投影され得る。これらは、アニメーションされ、色をつけられる可能性があり、テキストおよび/またはデータを含み得る。
【0054】
AACMM100は、図15Aに示されるように、プロジェクタ604を使用してオペレータに対して手引きを提供することもできる。プロジェクタ604は、測定デバイス118が測定点を得るべき場所にインジケータ616をやはり重ね合わせながら、測定が行われるべき特徴612を円610で強調する、部品608上の画像を生成する。テキスト形式の指示618も、部品608に投影され、重ね合わされる可能性がある。部品もしくは物体608の測定、または部品608の完全な一群の測定を行った後、結果のインジケータ620が、図15Bに示されるように、部品608に直接投影され得る。これは、許容範囲内のおよび/または許容範囲外の部品の特定の特徴を強調するために使用され得る。表面のスキャンに関して、高い点および低い点が、色分けされ、部品608に直接投影され得る。寸法を示された特徴の測定に関して、グラフィカルなまたはテキスト形式のインジケータ622が、部品608に投影され、特徴が許容範囲内であるかどうか、および/または許容範囲外であるかどうかをオペレータに知らせることができる。上で検討されたように、これは、オペレータが目を離してコンピュータ端末またはユーザインターフェースを見る必要がないので、部品608の検査に必要とされる時間を削減する利点をもたらす。
【0055】
プロジェクタ604は、白色光を投影することによって作業領域を照らすために使用されることもでき、照明のサイズおよび形状が制御され得る。加えて、照明の領域は、スポットライトの位置およびサイズがプローブ端401の位置データを使用して制御され得るので、デバイス600が動かされる間、ロックされ得る。プロジェクタ604が部品608のどこも照らすことができないようにデバイス600が向きを決められる場合(例えば、天井を向いているとき)、プロジェクタ604は、自動的に消えるか、または黒くなる可能性がある。
【0056】
図16〜17を参照すると、本発明の別の態様の実施形態にしたがって、複数のプロジェクタ604、624、626が、AACMM100とともに使用され得る。実施形態は、プロジェクタ624が壁628または作業台を指すことである。ここで、プロジェクタ624は、例えば、基部116上など、AACMM100の固定された(動かない)部分の可動式の(例えば、スイベルの)取り付け具に装着され得る。プロジェクタ624からの画像630は、プローブ端401に取り付けられたプロジェクタ604からの情報と同じ情報か、またはプロジェクタ604からの情報とは異なる情報を表示することができる。画像630は、第2当事者による観察用である可能性があるか、または画像630は、搭載アプリケーションソフトウェアの表示または補助的なコンピュータの表示を複製する働きをする可能性がある。このようにして、データは、拡大され得る(すなわち、広げられたカバー領域)か、データは、測定セッション中にオペレータによってより容易に見られる表面628に投影され得る。
【0057】
さらに、AACMM100のプローブ端401に取り付けられた複数のプロジェクタ604、626は、表面領域のカバー範囲または3D形状のカバー範囲を広げ、したがって、画像のカバー範囲から外れることなくプローブ端401の比較的大きな動きに対応することができる。画像の外形は、部品608の外形に合わせられ得る。
【0058】
図18を参照すると、本発明の別の態様の実施形態にしたがって、プロジェクタ604が取り付けられたAACMM100が、オペレータに対して視覚的な作業の手引きを提供することができる。そのような視覚的な作業の手引きは、表面またはその他の種類の障害物(例えば、壁または人間の皮膚)によって視界から隠されている物体または物品の特徴の視覚化の形態である可能性がある。例えば、プロジェクタ604は、アクセスされ、作業される必要がある、表面632の裏の1つ以上の物体634、636または物品を有するCADデータ、CATスキャンデータ、レーザスキャンデータ、またはその他のデータをさまざまな表面632に投影することができる。しかし、その他の物体に対する損傷が引き起こされないように、またはこれらの隠された物体634、636の位置を見つけることに浪費される時間を削減するために、作業者がこれらの物体の正確な位置を特定することが重要である。表面632は、作業されるべき特徴または物体を隠す壁、組立品、人体の表面、またはその他の種類の表面である可能性がある。
【0059】
図18は、壁の表面632に投影された画像638の例を示す。壁の表面632の裏には、間柱634、配管パイプ636、および電気配線などのさまざまな物品がある。しかし、作業者は、何が壁の表面632の裏に配置されているかを知らない可能性があり、および/または壁の表面632の裏のこれらの物品の配置を知らない。作業者に、壁の表面632の裏の物品およびそれらの物品の位置の画像を提供することが有利である。概して、隠された特徴についてのこの情報は、例えば、CADデータとして利用可能である。
【0060】
別の応用において、AACMM100は、例えば、手術室で使用され得る。医師が、可搬型のAACMMを使用して、プローブまたは測定デバイス118の位置とコンピュータ体軸断層撮影(Computer Axial Tomography)データからの3Dデータとの相関をとりながら、切開するためのまたは腫瘍を見つけるための位置を決定することができる。この場合、プロジェクタ604は、患者に画像を投影し、マーカー、またはCATスキャン画像のそのままの複製を提供して外科医を手引きすることができる。手動操作式のロボットによって遠隔で行われる手術は、上述したのと同じ方法で投影システムを使用することができる。
【0061】
AACMMが製造環境で使用される応用において、プロジェクタ604は、3D CADまたは画像ファイルによって制御される配置を必要とするさまざまなオペレーションのための手引きを提供し得る。これは、例えば、リベット、機器、アクセサリのために穴を開けることと、車、飛行機、バス、または大きな部品にステッカーまたは裏に接着剤がついた帯を張り付けることと、文字、細部装飾、または画像を塗装することと、製図の要求に一致するまで表面または溶接部を研削/研磨することと、釘またはねじの位置に関して、外装の裏にある間柱または構造部材の位置を見つけることとを含む。
【0062】
本発明のこの態様の実施形態は、壁、隔壁、床の下、または鍵のかかったドアの裏のパイプ、配線、ダクト、またはその他の物体などの隠された特徴を視覚化し、どこが安全に切断できるかを判断するのを助ける。また、これらの実施形態は、(例えば、デバイスの3D CADデータが利用可能なときに)爆発物の危険なコンポーネントに穴を開ける、そのようなコンポーネントを切断する、およびそのようなコンポーネントにアクセスするための投影された視覚化および手引きを提供する。
【0063】
本発明のこの態様の実施形態によれば、AACMM用の投影システムが、部品の表面に手引きおよび部品のデータ(例えば、構造のCADデータ)を投影する。また、この投影システムは、建造物の改造、手術、またはその他の侵襲的な処置で使用するための、壁、構造物、または人体の内部にあるものの画像を投影するために使用され得る。アームに装着された1つ以上の小型プロジェクタが、部品もしくは表面に画像もしくはデータを投影するか、またはオペレータに対する手引きを提供することができる。アーム/プロジェクタの組み合わせは、壁の後ろ、人体の内側、爆発するデバイスの内側などの特徴を視覚化することができる。物体の3Dの記録(例えば、CADの図面、CATのスキャンなど)が存在するとき、プロジェクタとアームの組み合わせは、あたかも壁を透かして見るように特徴の位置を示す画像を投影することができる。
【0064】
本発明が例示的な実施形態を参照して説明されたが、本発明の範囲を逸脱することなくさまざまな変更が行われる可能性があり、均等物が本発明の要素の代替とされる可能性があることが当業者に理解されるであろう。さらに、特定の状況または構成要素を本発明の教示に適合させるために、本発明の本質的な範囲を逸脱することなく多くの修正が行われ得る。したがって、本発明は本発明を実施するための考えられる最良の形態として開示された特定の実施形態に限定されず、本発明は添付の特許請求の範囲内に入る全ての実施形態を含むことが意図される。さらに、用語「第1」、「第2」などの使用はいかなる順序または重要度も表さず、むしろ用語「第1」、「第2」などはある要素を別の要素と区別するために使用される。その上、用語「a」、「an」などの使用は量の限定を表さず、むしろ言及される項目の少なくとも1つの存在を表す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空間内の物体の座標を測定するための可搬型の関節アーム座標測定機(AACMM)であって、
基部(116)と、
反対側にある第1の端部および第2の端部を有する手動で位置付けることが可能なアーム部(104)であって、前記基部(116)に回転可能に結合され、複数の接続されたアームセグメント(106、108)を含み、各アームセグメント(106、108)が、位置信号を生成するための少なくとも1つの位置トランスデューサを含む、アーム部(104)と、
前記第1の端部に結合された測定デバイス(118、500、600、700)と、
前記少なくとも1つの位置トランスデューサから前記位置信号を受信し、前記測定デバイス(118)の位置に対応するデータを提供する電子回路(210)と、
前記測定デバイス(118、500、600、700)と前記第1の端部の間に配置されたプローブ端(401)であって、締め具(438)および第1のコネクタ(428)を有する、プローブ端(401)と、
前記締め具(438)によって前記プローブ端に取り外し可能なように結合されたデバイス(400)であって、前記締め具(438)がデバイス(400)を前記プローブ端(401)に結合するときに前記第1のコネクタ(428)に係合するように構成された第2のコネクタ(429)を有する、デバイス(400)とを含むことを特徴とする関節アーム座標測定機(AACMM)。
【請求項2】
請求項1に記載のAACMMであって、
前記プローブ端(401)が、第1のコントローラ(420)に結合された第1の作動装置(422)および第2の作動装置(424)を含み、
前記デバイス(400)が、第2のコントローラ(408)に電気的に結合された第3の作動装置(416)および第4の作動装置(418)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項3】
請求項2に記載のAACMMであって、前記デバイス(400)が、ハンドル部(404)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項4】
請求項3に記載のAACMMであって、前記デバイス(400)が、前記ハンドル部(404)の端部に、前記締め具(438)に近接して配置された平坦な部分(436)を含み、前記平坦な部分(436)が、間隙を画定するように前記締め具(438)からずらされて配置されることを特徴とするAACMM。
【請求項5】
請求項4に記載のAACMMであって、前記締め具(438)が、前記プローブ端(401)に同軸上に配置されたカラー(438)であることを特徴とするAACMM。
【請求項6】
請求項5に記載のAACMMであって、前記デバイス(500、600)が、カメラ(510、602)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項7】
請求項6に記載のAACMMであって、前記デバイス(400)が、前記カメラ(510)に近接して配置された光学式デバイス(508)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項8】
請求項1に記載のAACMMであって、前記デバイス(600)が、バーコードスキャナ、熱スキャナ、ビデオカメラ、光源、画像プロジェクタ、マイクロホン、音声記録システム、およびペイントスプレーノズルからなる群から選択された特徴(602)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項9】
請求項1に記載のAACMMであって、
前記プローブ端(401)が、前記第1の端部に軸周りで回転可能に結合され、
前記デバイス(400)が、前記軸周りで回転するように配置されることを特徴とするAACMM。
【請求項10】
請求項1に記載のAACMMであって、
第1のコネクタ(429)が、電気コネクタ部(434)を含み、
前記第2のコネクタ(428)が、電気コネクタ部(442)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項11】
空間内の物体の座標を測定するための可搬型の関節アーム座標測定機(AACMM)であって、
反対側にある第1の端部および第2の端部を有する手動で位置付けることが可能なアーム部(104)であって、複数の接続されたアームセグメント(106、108)を含み、各アームセグメント(106、108)が、位置信号を生成するための少なくとも1つの位置トランスデューサを含む、アーム部(104)と、
前記第1の端部に結合された測定デバイス(118、500、600、700)と、
前記少なくとも1つの位置トランスデューサから前記位置信号を受信し、前記測定デバイス(118)の位置に対応するデータを提供する電子回路(210)と、
前記第1の端部と前記測定デバイス(118)の間に配置された筐体(102)と、
前記筐体(102)内に配置された第1のコントローラ(420)と、
前記筐体(102)の片側に配置された第1の結合部(438)と、
前記筐体(102)に取り外し可能なように結合され、ハンドル部(404)を有するデバイス(400)であって、前記第1の結合部(428)に係合し、それによって、デバイスを前記筐体に固定するように構成された第2の結合部(432)を一端に有する、デバイス(400)とを含むことを特徴とする関節アーム座標測定機(AACMM)。
【請求項12】
請求項11に記載のAACMMであって、
前記第1の結合部(454)に近接し、前記第1のコントローラ(420)に電気的に結合された第1のコネクタ(442)と、
前記デバイス(400)に結合され、前記第1のコネクタ(442)に電気的に結合される第2のコネクタ(434)と、
前記デバイス(400)内に配置され、前記第1のコネクタ(442)および前記第2のコネクタ(434)を介して前記第1のコントローラ(420)に電気的に結合される第2のコントローラ(408)とをさらに含み、前記第2のコントローラ(408)が、少なくとも部分的に、前記ハンドル部(404)内に配置されることを特徴とするAACMM。
【請求項13】
請求項12に記載のAACMMであって、前記デバイス(400)が、前記第2のコントローラ(408)に動作可能に結合された第1の作動装置(416)をさらに含み、前記第1の作動装置(416)が、前記ハンドル部(404)に配置されることを特徴とするAACMM。
【請求項14】
請求項13に記載のAACMMであって、前記デバイス(400)が、前記第2のコントローラ(408)に動作可能に結合された第2の作動装置(418)をさらに含み、前記第2の作動装置(418)が、前記ハンドル部(404)に前記第1の作動装置(416)に近接して配置されることを特徴とするAACMM。
【請求項15】
請求項11に記載のAACMMであって、
前記第2の結合部(432)が、前記第2のコネクタ(434)に近接する、前記デバイス(400)から延びる第1の凸部(454)を含み、前記第1の凸部が、片側に角度をつけられた第1の表面(456)を有し、
前記第1の結合部(438)が、前記第1の凸部454に対向する、前記第1のコネクタ(442)に近接する、前記筐体(102)に動くことができるように結合された締め具(438)であり、前記締め具が、前記第1の表面(456)に係合するように第1の位置と第2の位置の間を動くことができることを特徴とするAACMM。
【請求項16】
請求項15に記載のAACMMであって、前記第2の結合部(432)が、前記第2のコネクタ(434)に近接して延びる第2の凸部(444)をさらに含み、前記第2の凸部(444)が、溝(450)内に受けられるように大きさを決められたへり部(446)を有することを特徴とするAACMM。
【請求項17】
請求項16に記載のAACMMであって、前記デバイスが、
前記第1の凸部(454)と前記第2の凸部(444)の間に配置された第2の表面(430)と、
前記第2の表面(430)に近接し、前記第2の表面(430)から所定の差の段差を付けられ、第3の表面(436)と前記締め具(438)の間に間隙(472)を画定するように構成された第3の表面(436)とを含むことを特徴とするAACMM。
【請求項18】
請求項17に記載のAACMMであって、前記筐体(102)が、第1のねじ部を含み、前記締め具(438)が、第2のねじ部を含み、前記締め具(438)が、前記第2のねじ部が前記第1のねじ部に対して回転されるときに前記第1の位置から前記第2の位置に動かされることを特徴とするAACMM。
【請求項19】
請求項11に記載のAACMMであって、前記デバイス(500、600)が、前記測定デバイス(118)に近接する側に配置されたカメラ(510、602)を含み、前記カメラ(510、602)が、前記第2のコントローラ(512)に電気的に結合されることを特徴とするAACMM。
【請求項20】
請求項19に記載のAACMMであって、前記カメラ(602)が、ビデオカメラであることを特徴とするAACMM。
【請求項21】
請求項19に記載のAACMMであって、前記デバイス(500)が、前記カメラ(510)に近接して配置されたレーザ(508)をさらに含み、前記レーザ(508)が、前記第2のコントローラ(512)に電気的に結合されることを特徴とするAACMM。
【請求項22】
請求項11に記載のAACMMであって、前記デバイス(700)が、少なくとも1つのペイントスプレーノズル(702)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項23】
請求項11に記載のAACMMであって、前記デバイス(600)が、バーコードスキャナ(602)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項24】
請求項11に記載のAACMMであって、前記デバイス(600)が、熱スキャナ(602)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項25】
請求項11に記載のAACMMであって、前記デバイス(600)が、画像プロジェクタ(602)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項26】
請求項11に記載のAACMMであって、前記デバイス(600)が、光源(602)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項27】
空間内の物体の座標を測定するための可搬型の関節アーム座標測定機を動作させる方法であって、
反対側にある第1の端部および第2の端部を有する手動で位置付けることが可能なアーム部(104)を設けるステップあって、前記アーム部(104)が、複数の接続されたアームセグメント(106、108)を含み、各アームセグメント(106、108)が、位置信号を生成するための少なくとも1つの位置トランスデューサを含む、ステップと、
前記物体を測定するためのプローブ端(401)を設けるステップであって、前記プローブ端(401)が、第1のコントローラ(420)を有し、前記第1のコントローラ(420)に電気的に結合された第1の電気コネクタ(442)、および締め具(438)を有し、前記第1の端部に結合される、ステップと、
プローブ端(401)に動作可能に結合された測定デバイス(118)を設けるステップと、
前記トランスデューサから前記位置信号を電子回路(210)で受信するステップと、
前記電子回路(210)を用いて前記測定デバイス(118)の位置に対応するデータを決定するステップと、
第2のコントローラ(408)を有するデバイス(400)を設けるステップであって、前記デバイス(400)が、前記第2のコントローラ(408)に電気的に結合された第2の電気コネクタ(434)、および結合部(432)を有する、ステップと、
前記結合部(432)および前記締め具(438)を用いて前記デバイス(400)を前記プローブ端(401)に機械的に結合するステップと、
前記第1の電気コネクタ(442)を前記第2の電気コネクタ(434)に電気的に結合するステップと、
第1の信号を前記第2のコントローラ(408)から前記第1のコントローラ(420)に送信するステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項28】
請求項27に記載の方法であって、
前記デバイス(400)が前記プローブ端(401)に結合されるときに前記第1のコントローラ(420)を用いて第1の機能を実行するステップと、
前記第1の信号に応答して前記第1のコントローラ(420)を用いて第2の機能を実行するステップとをさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項29】
請求項28に記載の方法であって、第2の信号を前記第1のコントローラ(420)から前記第2のコントローラ(408)に送信するステップをさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項30】
請求項29に記載の方法であって、
前記第2の端部に結合された基部(116)を設けるステップと、
前記基部(116)に配置された第3のコントローラ(210)を設けるステップであって、前記第3のコントローラ(210)が、前記第1のコントローラ(420)および前記第2のコントローラ(408)と双方向通信する、ステップとをさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項31】
請求項30に記載の方法であって、第3の信号を前記第2のコントローラ(408)から前記第3のコントローラ(210)に送信するステップをさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項32】
請求項31に記載の方法であって、前記第3の信号が、画像信号、ビデオ画像信号、レーザラインプローブ信号、温度信号、およびバーコード信号からなる群から選択されることを特徴とする方法。
【請求項33】
請求項30に記載の方法であって、第4の信号を前記第3のコントローラ(210)から前記第2のコントローラ(408)に送信するステップをさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項34】
請求項33に記載の方法であって、前記第4の信号が、光源信号、投影画像信号、および塗装色からなる群から選択されることを特徴とする方法。
【請求項35】
請求項30に記載の方法であって、前記第3のコントローラ(210)が、前記第2のコントローラ(408)と通信し、無線通信接続を含むことを特徴とする方法。
【請求項36】
請求項34に記載の方法であって、前記第4の信号が、無線通信接続を介して送信されることを特徴とする方法。
【請求項37】
空間内の物体の座標を測定するための可搬型の関節アーム座標測定機(AACMM)であって、
基部と、
反対側にある第1の端部および第2の端部を有する手動で位置付けることが可能なアーム部(104)であって、前記基部(116)に回転可能に結合され、複数の接続されたアームセグメント(106、108)を含み、各アームセグメント(106、108)が、位置信号を生成するための少なくとも1つの位置トランスデューサを含む、アーム部(104)と、
前記第1の端部に結合されたプローブ端(401)と、
前記少なくとも1つの位置トランスデューサから前記位置信号を受信し、前記プローブ端(401)の位置に対応するデータを提供する電子回路(210)と、
AACMM(100)に取り付けられ、前記プローブ端(401)に取り外し可能なように結合された第1のプロジェクタ(604)であって、第1の投影面(608)に第1の情報を投影するように動作可能であり、投影される第1の情報が、前記第1の投影面(608)に関連する1つ以上の特徴(612、634、636)の存在および位置を示す、第1のプロジェクタ(604)とを含むことを特徴とする関節アーム座標測定機(AACMM)。
【請求項38】
請求項37に記載のAACMMであって、前記1つ以上の特徴(634、636)が、前記投影面(608)の裏に視線から外れて配置された物体を含み、前記投影される情報が、前記プローブ端(401)の決定された位置によって少なくとも部分的に決定されることを特徴とするAACMM。
【請求項39】
請求項37に記載のAACMMであって、前記第1の情報の投影が、前記第1の投影面(608)上の特徴(612)を強調するインジケータ(610)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項40】
請求項39に記載のAACMMであって、前記第1の情報の前記投影が、テキスト形式の指示(618)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項41】
請求項39に記載のAACMMであって、前記第1の情報の前記投影が、測定値のテキスト形式のインジケータ(620)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項42】
請求項39に記載のAACMMであって、前記第1の情報の前記投影が、許容範囲のインジケータ(622)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項43】
請求項39に記載のAACMMであって、前記第1の情報の前記投影が、測定のインジケータ(616)を含むことを特徴とするAACMM。
【請求項44】
請求項38に記載のAACMMであって、前記プローブ端(401)に近接して、前記AACMM(100)に取り付けられた第2のプロジェクタ(626)をさらに含み、前記第2のプロジェクタ(626)が、前記第1の投影面(608)に第2の情報を投影するように動作可能であることを特徴とするAACMM。
【請求項45】
請求項38に記載のAACMMであって、前記AACMM(100)に動作可能に結合された第3のプロジェクタ(646)をさらに含み、前記第3のプロジェクタ(624)が、第2の投影面(628)に第3の情報を投影するように動作可能であることを特徴とするAACMM。
【請求項46】
請求項45に記載のAACMMであって、前記第3の情報が、前記第1の情報と同じであることを特徴とするAACMM。
【請求項47】
空間内の物体の座標を測定するための可搬型の関節アーム座標測定機(AACMM)用の取り外し可能なアクセサリであって、前記AACMMが、前記AACMMの端部に結合されたプローブ端を有し、前記プローブ端が、第1の機械的結合部および第1の電気コネクタを有する、AACMM用の取り外し可能なアクセサリにおいて、
前記第1の機械的結合部に取り外し可能なように結合される第2の機械的結合部と、
前記第2の機械的結合部に結合されるハンドル部とを含むことを特徴とするAACMM用の取り外し可能なアクセサリ。
【請求項48】
請求項47に記載のAACMM用の取り外し可能なアクセサリであって、前記第1の電気コネクタに取り外し可能なように接続される第2の電気コネクタをさらに含むことを特徴とするAACMM用の取り外し可能なアクセサリ。
【請求項49】
請求項48に記載のAACMM用の取り外し可能なアクセサリであって、前記第2の電気コネクタに電気的に結合されたコントローラをさらに含むことを特徴とするAACMM用の取り外し可能なアクセサリ。
【請求項50】
請求項49に記載のAACMM用の取り外し可能なアクセサリであって、前記コントローラに電気的に結合されたセンサをさらに含むことを特徴とするAACMM用の取り外し可能なアクセサリ。
【請求項51】
請求項50に記載のAACMM用の取り外し可能なアクセサリであって、前記センサがカメラであることを特徴とするAACMM用の取り外し可能なアクセサリ。
【請求項52】
請求項51に記載のAACMM用の取り外し可能なアクセサリであって、前記カメラ(510)に近接して配置された光学式デバイス(508)をさらに含むことを特徴とするAACMM用の取り外し可能なアクセサリ。
【請求項53】
請求項50に記載のAACMM用の取り外し可能なアクセサリであって、前記センサが、バーコードスキャナ、熱スキャナ、ビデオカメラ、光源、画像プロジェクタ、マイクロホン、および音声記録システムからなる群から選択されることを特徴とするAACMM用の取り外し可能なアクセサリ。
【請求項54】
請求項49に記載のAACMM用の取り外し可能なアクセサリであって、前記コントローラに動作可能に結合されたペイントスプレーノズルをさらに含むことを特徴とするAACMM用の取り外し可能なアクセサリ。

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図2】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図2C】
image rotate

【図2D】
image rotate

【図3】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14A】
image rotate

【図14B】
image rotate

【図14C】
image rotate

【図15A】
image rotate

【図15B】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate


【公表番号】特表2013−517500(P2013−517500A)
【公表日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−550045(P2012−550045)
【出願日】平成23年1月14日(2011.1.14)
【国際出願番号】PCT/US2011/021253
【国際公開番号】WO2011/090892
【国際公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【出願人】(598064510)ファロ テクノロジーズ インコーポレーテッド (60)
【Fターム(参考)】