説明

取付具

【課題】簡易であり、しかも取扱性と取付操作性並びに板同士の連結強度も増大し易くする。
【解決手段】取付具1は、異なる部位に設けられた2箇所の当接部10,11と、前記当接部を対応する板に固定可能にする第1取付手段2(取付孔15とねじ部材S1、又は、係止脚)及び第2取付手段(取付孔16とねじ部材S1、又は、係止脚)と、取付具同士を仮止めする係合手段18,19と、取付具同士を結合する締結手段(連結孔17、ねじ部材S2)とを備えている。そして、取付具1として、一対の取付具をそれぞれ異なる板8,9に対応する前記当接部を当接した状態で前記第1取付手段又は前記第2取付手段を介して固定して、当該取付具同士を互いの前記係合手段による係合を介して仮止めした状態で前記締結手段を介して結合可能とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、着脱側の板を相手側の板に取り付ける場合に好適な取付具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
対象の取付具は、例えば、本発明を適用した図3に示されるごとくシンク6を備えたキッチン本体7において、キッチン本体7を区画している側板8,8に対してシンク側面を覆う幕板9を取り付けるような場合に好適なものである。従来例としては、特許文献1が挙げられ、本発明の図3に対応させると次のような構成である。特許文献1の構造は、キッチン本体(キッチンユニット)の両側の側板に固定される受け止め部材と、幕板に固定されて前記受け止め部材に位置調整自在に係合される係止部材、及び係止部材とは別に設けられる固定部材とを備えている。そして、幕板は、キッチン本体に対し係止部材を受け止め部材に係合して仮止めした状態で位置出しされた後、ねじ部材を固定部材からキッチン本体の固定受け部にねじ込むことで連結される。
【0003】
なお、以上の構造は、特開2002−272543号公報に開示のものに比べて固定操作性を改善したものである。すなわち、同公報の構造は、キッチン本体の両側の側板に固定される凸形受け止め部材と、幕板に固定されて前記受け止め部材を位置調整自在に係合する縦形の溝を形成していると共に、その溝の一部を固定部とした係止部材とを備えている。そして、幕板は、キッチン本体に対し係止部材の溝に受け止め部材を係合して仮止めした状態で位置出しされた後、ねじ部材を溝の一部である固定部からキッチン本体の側板にねじ込むことにより連結される。このため、この構造だと、幕板の位置調整時に、仮固定した位置から幕板を手で動かして位置調整止するため、固定作業に両手を使用できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−240377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構造では、固定作業が両手を使って行える点で有利であるが、主部材が受け止め部材、係止部材、固定部材の3部品と多く煩雑になること、各部材を対応部にねじ部材等で取り付けときの作業工数も増えること、キッチン本体の側面に固定部材をねじ部材等で固定する固定部も必要となるため側板の形状に制約されること、等の点で未だ満足できない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、以上のような課題を解消して、特に一対の取付具で構成し、かつ仮止め用の係合手段及び締結手段を有しながら、簡易であり、しかも取扱性と取付操作性並びに板同士の連結強度も増大し易くすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため請求項1の発明は、図1〜図6の例で特定すると、2枚の板8,9を着脱可能に連結したり、着脱される側の板9を相手側の板8に対し連結する場合に用いられる取付具において、前記取付具は、異なる部位に設けられた2箇所の当接部(10,11)と、前記当接部を対応する前記板に固定可能にする第1取付手段2(取付孔15とねじ部材S1、又は、図8に例示されるような係止脚)及び第2取付手段(取付孔16とねじ部材S1、又は、前記係止脚)と、当該取付具1同士を仮止めする係合手段と、当該取付具1同士を結合する締結手段とを備えており、前記取付具として、一対の取付具(1,1)をそれぞれ異なる前記板に前記当接部を当接した状態で前記第1取付手段又は前記第2取付手段を介して固定して、当該取付具同士を互いの前記係合手段による係合を介して仮止めした状態で前記締結手段を介して結合可能となることを特徴としている。以上の構造は、第1形態のごとく一対の取付具が同じものかほぼ同じものを想定している。
【0008】
請求項2の発明は、前記2箇所の当接部10,11は略90度異相した方向に設けられている構成である。また、請求項3の発明は、請求項1の前記係合手段18,19は前記取付具の異なる箇所に設けられた円弧状の突起部18a及び前記突起部に係脱される弾性片部19aからなる構成である。
【0009】
これに対し、請求項4の発明は、図7の例で特定すると、2枚の板8,9を着脱可能に連結したり、着脱される側の板9を相手側の板8に対し連結する場合に用いられる取付具であって、前記取付具2は、前記各板8,9のうち、一方の板に当接する当接部及びその当接部を固定するための第1取付手段(取付孔25とねじ部材S1、又は、図8に例示されるような係止脚)を有した第1取付具2Aと、他方の板に当接する当接部及びその当接部を固定するための第2取付手段(取付孔26とねじ部材S1、又は、前記係止脚)を有した第2取付具2Bとからなると共に、前記第1取付具2A及び前記第2取付具2Bは当該取付具同士を仮止めする係合手段(28,29)、及び取付具同士を結合する締結手段(連結孔27a,27b、ねじ部材S2)を備えており、前記第1取付具2Aを一方の板に前記当接部を当接した状態で前記第1取付手段により固定し、第2取付具2Bを他方の板に前記当接部を当接した状態で前記第2取付手段により固定して、当該取付具同士を互いの前記係合手段(28,29)による係合を介して仮止めした後、前記締結手段を介して結合可能となることを特徴としている。なお、以上の構造は、第1と第2の各取付具が異なる形状、具体的には各係合手段が第2形態〜第5形態のごとく雄・雌型タイプを想定している。
【0010】
請求項5の発明は、以上の請求項1から4において、前記第1取付手段又は/及び前記第2取付手段は前記当接部に設けられた取付孔及びその前記取付孔に挿入されるねじ部材からなると共に、前記締結手段は前記各取付具に設けられて同軸線上に配置される連結孔及び前記連結孔に挿入されるねじ部材からなることを特徴としている。なお、以上の各発明において、ねじ部材としては、タッピングねじ、ボルト、それらに類似するものを含む。連結孔としては、単純な貫通孔に限られず雌ねじ付きの孔でもよい。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明は、例えば、図3〜図6のごとく着脱される側の板を相手側の板に対し連結する場合だと、一対の取付具がそれぞれ異なる板に第1取付手段又は第2取付手段により固定され、着脱される側の板を相手側の板に対し互いの係合手段による係合を介して仮止めされる。着脱される側の板は、相手側の板に対しその仮止め状態から、互いの締結手段を介して取付具同士を結合することで確実に連結される。従って、この構造では、第1形態のごとく単一の取付具だけ製造するばよいため製造費を低減できる。加えて、図3〜図6のごとく着脱される側の板を、一対の取付具を上下段に複数組用いる仕様だと、上段の各取付具は仮止め状態のままにし、下段の各取付具は締結手段を介して取付具同士を結合することで上段側も本止めと同様な固定状態となり取付操作性を向上できる。
【0012】
請求項2の発明は、以上の取付具が2枚の板を直角に連結したり、着脱される側の板を相手側の板に対し直角に連結する構造となり、第1形態のごとく一対の取付具として、同じ取付具を兼用する場合、第1取付手段及び第2取付手段を形成容易にして、成形性などで優れたものとなる。
【0013】
請求項3の発明は、係合手段が円弧状の突起部及びその突起部に係脱される弾性片部からなるため、第1形態のごとく一方取付具の突起部と他方取付具の弾性片部とを係合するときに突起部の円弧状の形状と、弾性片部の揺動性とにより過剰な負荷が加わり難くなったり、係合した仮止め状態で板同士を位置出しすることも可能となる。
【0014】
請求項4の発明は、第2形態〜第5形態を想定したものであり、例えば、着脱する側の板を相手側の板に対し連結される場合だと、第1取付具及び第2取付具がそれぞれ異なる板に第1取付手段又は第2取付手段により固定された状態で、相手側の板に対し互いの係合手段による係合を介して仮止めされる。着脱する板は、相手側の板に対しその仮止め状態から、互いの締結手段を介して両取付具を結合することで確実に連結される。従って、この構造でも、図3〜図6のごとく着脱する板を、第1取付具及び第2取付具を上下段に複数組用いると、上段の取付具同士は仮止め状態のままにし、下段の取付具同士は締結手段を介して取付具同士を結合することで上段側も本止めと同様な固定状態となり取付操作性を向上できる。
【0015】
請求項5の発明は、以上の各発明において、第1取付手段、第2取付手段、締結手段が共に簡単かつ汎用されているねじ部材により実施可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】請求項1に対応した取付具構造を示し、(a)は取付具を下から見上げた態様での斜視図、(b)は同じ取付具を(a)に比べ天地逆転した態様での斜視図、(c)は取付具同士を仮止めした態様での斜視図である。
【図2】図1の取付具を連結孔を中心に時計回りへ約90度回転した態様を示し、(a)は取付具を下から見上げた態様での斜視図、(b)は同じ取付具を(a)に比べ天地逆転した態様での斜視図、(c)は取付具同士を仮止めした態様での斜視図である。
【図3】(a)〜(c)は上記取付具を使用して幕板をキッチン本体の両側板に連結する手順を示す説明用模式図である。
【図4】(a)は上記幕板をキッチン本体の側板に連結した状態を模式的に示す説明図、(b)は(a)のX部を拡大した図、(c)は(a)のY部を拡大した図である。
【図5】(a)〜(c)は上記幕板をキッチン本体から外すときの手順を示す説明用模式図である。
【図6】上記幕板が断面L形の板金を有した構成において、(a)は図4(a)に対応した説明図、(b)は上段の取付具を板金に取り付けるときの構成図、(c)は(a)のZ部を拡大しかつ下段の取付具を板金に取り付けるときの構成図である。
【図7】請求項4に対応した第2形態の取付具構造を示し、(a)は側板の上段に固定された第1取付具、幕板に固定された上段の第2取付具及びその取付前と共に示す模式図、(b)は側板及び幕板に固定された下段の第1取付具及び第2取付具を仮止め状態で示す模式図である。
【図8】請求項4に対応した第3形態の取付具構造を示し、(a)は側板及び幕板に固定された上段の第1取付具と第2取付具、及びそれらの取付前と共に示す模式図、(b)は側板及び幕板に固定された下段の第1取付具及び第2取付具を仮止め状態で示す模式図である。
【図9】請求項4に対応した第4形態の取付具構造を示し、(a)は側板及び幕板に固定された上段の第1取付具と第2取付具、及び取付前の第1取付具を示す模式図、(b)と(c)は側板に固定された下段の第1取付具に対する第2取付具の配置と仮止め状態を示す模式図である。
【図10】請求項4に対応した第5形態の取付具構造を示し、側板に固定される第1取付具及び幕板に固定される第2取付具をそれぞれ固定前の状態で示す模式図である。
【図11】(a)は図10の側板に固定した第1取付具及び幕板に固定した第2取付具並びに締結手段と共に示す模式図、(b)は第1取付具及び第2取付具を介して幕板を側板に連結した状態で示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の好ましい実施の形態として、図1〜図6に示した第1形態と、図7の第2形態〜図10及び図11の第5形態について説明する。具体的には、第1形態の取付具構造、その使用例及び変形例、第2形態の取付具構造〜第5形態の取付具構造の順に詳述する。なお、各形態の取付具は樹脂成形品からなるが、材質は樹脂以外でも差し支えない。
【0018】
(第1形態の取付具構造)図1〜図5に示されている取付具1について図1及び図2の各(a)の姿勢で説明する。第1形態の取付具1は、異なる箇所に設けられて対応する板に当接される2つの当接部10,11と、各当接部10,11を対応する板に固定するための第1取付手段及び第2取付手段と、当該取付具1同士を仮止めする係合手段18,19と、取付具1同士を結合可能にする締結手段とを備えている。以上の構造において、前記第1取付手段及び第1取付手段は、各当接部10,11に設けられた取付孔15,16及びその取付孔15,16に挿入されるねじ部材S1からなる。また、前記締結手段は、当接部10,11以外の箇所に設けられて同軸線上に配置される連結孔17及びその連結孔17に挿入されるねじ部材S2からなる。各ねじ部材S1,S2は、通常のねじ、タッピングねじ、ボルト、それらに類似する構成でもよい。この点は第2形態〜第5形態でも同じ。
【0019】
ここで、当接部10と当接部11とは、中間壁部12を介して一体化されていると共に、略90度異相した方向つまり両当接部が略直角となる方向に設けられている。中間壁部12には、各当接部10,11の突出方向と反対側でかつ当接部10と少しずれた箇所に突出された接続突片13と、接続突片13に並設されて該接続突片13より少し低くなっている台部14とが設けられている。
【0020】
また、係合手段18,19は取付具1の異なる箇所に設けられている。すなわち、係合手段18は、当接部10のうち接続突片13側に位置して、下側の端面から水平方向に突出されている円弧状の突起部にて構成されている。前記突起部は図2のごとく内部18aが空洞となっている。これに対し、係合手段19は、当接部11のうち台部14から離れる側に位置して、下側の端面から下向きに突出されて前記突起部を内面側に弾性的に係合する弾性片部にて構成されている。前記弾性片部は、前記突起部の湾曲に近い断面円弧状となっていて、突起部と微動可能に係脱される。
【0021】
以上の構造では、一対の取付具1が図1及び図2の各(c)のごとく上下に重ねられた状態において、各連結孔17が上下に連通される。各台部14同士が上下に当接し、各接続片13同士が横に配置された状態で各台部14を内側に目視不能とする。また、各係合手段18の突起部が各係合手段19の弾性片部により外側から抱きかかえられた状態で係合される。各取付具1は、2箇所の係合手段18,19の係合により仮止めされ、その仮止め状態において、水平方向に少しだけ微動可能となっている。
【0022】
(使用例)図3〜図5は、以上の取付具1を使用して、キッチン本体7を構成している両側板8,8の上側に対し幕板9を着脱可能に連結する場合の一例を模式的に示している。ここで、キッチン本体7は、両側板8,8及び背面板上に保持されるシンク9を有している。側板8と側板8との間は、上部がシンク9の対応側面を覆う幕板9により遮蔽され、下部が図3(c)中の想像線で示したごとく一段又は2段構成の引出体が省略したガイド機構などを介して組み込まれる。シンク9は、液体が上部に設けられる蛇口から注水されると共に、下側に設けられた不図示の排水口を有し、該排水口に連結される排水用パイプを介して排水可能となっている。ここでは、幕板9が両側板8,8に対し、一対の取付具1を単位として上下段で合計4組、16個の取付用ねじ部材S1、2個の締結用ねじ部材S2を使用して結合する例である。
【0023】
側板8同士の対向した各内面には、各組の上側に配置される取付具1がそれぞれ上下に固定される。すなわち、この操作では、図3(a)の上側の拡大図で示したごとく取付具1がその当接部11を側板8の内面に当接し、各ねじ部材S1を対応する取付孔16から側板にねじ込み操作することで固定される。これは上下段と両側で合計4個の取付具1が対象となる。これに対応して、幕板9の内面には、各組の下側に配置される取付具1がそれぞれ上下及び左右に固定される。この操作では、図3(a)の下側の拡大図で示したごとく取付具1が側板側と逆向き状態で当接部11を幕板内面に当接し、各ねじ部材S1を対応する取付孔16から幕板にねじ込み操作することで固定される。
【0024】
幕板9は、以上のようにして合計4個の取付具1を対応部に固定した状態から、両側板8,8に対し、左右端面が各側板8の下段に固定された取付具1より下側となるように接近移動された後、図3(b)のごとく全体が上側へ移動されることで、幕板内面の各取付具を構成している上側の係合手段18及び係合手段19が各側板内面の各取付具を構成している下側の係合手段19及び係合手段18と弾性係合する。図4はそのようにして各取付具1が互いの係合手段18及び係合手段19と係合手段19及び係合手段18との係合を介して仮止めされた状態を示している。この状態では、幕板9が4組の取付具同士の仮止め状態から微動操作して両側板8,8に対し位置出しされると、各組の取付具同士の連通孔17と17も同軸線上に配置される。
【0025】
次に、幕板9は、4組の取付具同士が以上のようにしてそれぞれ仮止めされた後、4組の取付具のうち、下側2組の取付具について、図1(c)に示した締付手段を構成しているねじ部材S2を、幕板9の下内側より下側取付具1の連通孔17から上側取付具1の連通孔17へねじ締め操作される。これにより、幕板9は、4組の取付具(合計、8個の取付具1)により両側板8,8に対し確実に連結される。以上の構造では、単一の取付具1だけ製造すればよく成形性に優れていることに加え、上記のように幕板9が両側板8,8に対し一対の取付具1を上下段に複数組用いて連結する場合だと、上段の各取付具は互いの係合手段18,19による係合を介して仮止め状態のままにし、下段の各取付具は締結手段であるねじ部材S2を介して取付具同士を結合することで上段側も本止めと同様な固定状態となり取付操作性を向上できる。
【0026】
図5はシンク6を交換する場合等に際して幕板9を取り外すときの操作要領を模式的に示している。この構造では、幕板9が両側板8,8に対し上記とは逆の操作により簡単に取り外すことができる。すなわち、この操作では、まず、上記した下側の取付具同士を結合しているねじ部材S2をドライバーなどで外す。これは下側の2組の取付具について行われる。その後、幕板9は、両側板8,8に対し図5(a)と(b)に示されるごとく真下へ移動操作されて撤去される。4組の取付具同士は、互いの係合手段8と係合手段9による係合が弾性片部側の弾性変位を伴って係合解除される。この利点は、シンク6上に蛇口等の障害物があっても、それらを撤去することなくシンク交換を行えることと、シンク移動に伴って生じ易いと言われる、各部の擦り傷発生の虞を解消できることにある。
【0027】
(変形例)図6は、以上の幕板9に代えて、幕板が板金9Aを有し、該板金9Aに不図示の化粧板を添着する構成の場合を想定した使用例である。図6(a)は図4(a)に対応し、同(b)は上段の取付具を板金に取り付けるときの構成図、同(c)は(a)のZ部を拡大した構成図である。
【0028】
この板金9Aは、断面が略L状のプレス品であり、下側に折り曲げられたフランジ9aを有し、両側板8,8に対し上段で一対の取付具1として合計2組、及び下段で単一の取付具1を2個、12個の取付用ねじ部材S1、1個の締結用ねじ部材S3を使用して結合する例である。
【0029】
側板8同士の対向した各内面には、図4の場合と同様に、上段に取付具1がそれぞれ固定されると共に、下段にも取付具1がそれぞれ固定される。これに対応して、板金9Aには、上段の取付具1が図6(b)のごとくねじ部材S1を板金9Aに設けられた取付孔9bから取付具側当接部11の取付孔16にねじ込み操作することで固定される。これは上段の両側に固定される取付具1が対象となる。そして、板金9Aは、以上のようにして上段に2個の取付具1を固定した状態から、図3の場合と同様に両側板8,8に対し、左右端面が各側板8の下段に固定された取付具1より下側となるように接近移動された後、全体が上側へ移動されることで、板金9A内面の各取付具を構成している上側の係合手段18及び係合手段19が各側板内面の各取付具を構成している下側の係合手段19及び係合手段18と弾性係合する。同時に、フランジ9aは側板8に固定された下段の取付具側係合手段18と当接する。そこで、下側の取付具1に対し、締付手段を構成しているねじ部材S3を、板金9aに設けられた取付孔9cから取付具1の連通孔17へねじ締め操作される。これにより、板金9Aは、上段の2組の取付具(合計、4個の取付具8)と、下段の2個の取付具1により両側板8,8に対し確実に連結結合されることになる。
【0030】
以上の構造でも、板金9Aが両側板8,8に対し取付具1を上下段に複数組用いて連結する場合だと、上段の各取付具は互いの係合手段18,19による係合を介して仮止め状態のままにし、下段の取付具1をねじ部材S2を介してフランジ9aに結合することで上段側も本止めと同様な固定状態となり取付操作性を向上できる。
【0031】
(第2形態の取付具構造)図7に示されている取付具2について同図の姿勢で説明する。第2形態の取付具2は、各板8,9のうち、一方の板8に当接する当接部20及びその当接部を固定するための第1取付手段を有した第1取付具2Aと、他方の板9に当接する当接部22及びその当接部を固定するための第2取付手段を有した第2取付具2Bとからなると共に、第1取付具2A及び第2取付具2Bが当該取付具同士を仮止めするための係合手段28,29、及び取付具同士を結合可能にする締結手段を備えている。
【0032】
以上の構造において、第1取付具2Aの第1取付手段は、当接部20に設けられた取付孔25及びその取付孔25に挿入されるねじ部材S1からなる。第2取付具2Bの第2取付手段は、当接部22に設けられた取付孔26及びその取付孔26に挿入されるねじ部材S1からなる。この当接部22は、取付孔26の縁部に設けられた位置決め用のリブ22aを有している。また、前記締結手段は、各当接部20,22以外の箇所に設けられて同軸線上に配置される連結孔27a,27b及びその連結孔27a,27bに挿入されるねじ部材S2からなる。
【0033】
ここで、第1取付具2Aの当接部20は、上側水平状の立壁21に対し略直角に一体化されている。立壁21には、当接部20の手前でかつ当接部20と同じ方向に突出された台部24が設けられている。この台部24には下側に開口した断面逆向きの凹部24a及び該凹部24aの中間部を更に矩形に形成した不図示の凹所が設けられている。そして、係合手段28は、その台部24の外端部から下向きに突出されている。この係合手段28は下向きに延びた弾性片部にて構成されている。また、上記した連通孔27aは、立壁21及び台部側凹部24aを上下方向に貫通した状態で設けられている。
【0034】
これに対し、第2取付具2Bの当接部22は、下側水平状の立壁23に対し略直角に一体化されている。立壁23には、当接部22の手前でかつ当接部22と同じ方向に突出された台部23aと、端部側に設定された係合手段29とが設けられている。この台部23aは、上記した第1取付具2A側の凹所と係合すると共に、上記凹部24aと係合する片部分を有している。上記連通孔27bは、その台部23aを上下に貫通した状態で設けられている。また、係合手段29は、立壁23の一方端部を略円柱状の突起部に形成した形状となっている。そして、上記係合手段28を構成している弾性片部は、その突起部の湾曲に近い断面円弧状となっていて、該突起部と微動可能に係脱される。
【0035】
以上の構造では、第1取付具1Aと第2取付具1Bとが上下に重ねられた状態において、上記凹所及び凹部24aと台部23a及び台部23aの上記片部分とが係合して位置出しされること、位置出しされた状態で係合手段28と係合手段29とが係合される。このため、各取付具2A,2Bは、位置出しされた状態で係合手段28,29の係合により仮止めされる。よって、この構造の取付具2であっても、第1形態と同様な使い方と、その利点を具備できる。
【0036】
(第3形態の取付具構造)図8に示されている取付具3について同図の姿勢で説明する。第3形態の取付具3は、各板8,9のうち、一方の板8に当接する当接部30及びその当接部を固定するための第1取付手段を有した第1取付具3Aと、他方の板9に当接する当接部32及びその当接部を固定するための第2取付手段を有した第2取付具3Bとからなると共に、第1取付具3A及び第2取付具3Bが当該取付具同士を仮止めするための係合手段39,38、及び取付具同士を結合可能にする締結手段を備えている。
【0037】
以上の構造において、第1取付具3Aの第1取付手段は、当接部30の背面に突設された係止脚36からなる。第2取付具3Bの第2取付手段は、当接部32の背面に突設された係止脚35からなる。これら係止脚36,35は、側板8や幕板9に設けられる側板の圧入孔(不図示)や幕板の圧入孔9cに弾性的に圧入されて係合される形状となっている。また、前記締結手段は、各当接部30,32以外の箇所に設けられて同軸線上に配置される連結孔37b,37a及びその連結孔に挿入されるねじ部材S2からなる。
【0038】
ここで、第1取付具3Aの当接部30は、垂直状の立壁33に対し略直角に一体化されている。立壁33には、当接部30の手前でかつ当接部30と略平行に突出された係合手段39が設けられている。この係合手段39は、後述する係合手段38の溝部と係合する部分と鍔部分とを有している。上記連通孔37bは、立壁33に一体化している上下端の水平壁に対し上下貫通した状態で設けられている。
【0039】
これに対し、第2取付具3Bの当接部32は、垂直状の立壁31に対し略直角に一体化されている。立壁31には、当接部32の手前でかつ当接部32と交差する方向に設けられている溝形状の係合手段38と、係合手段38の溝を挟んだ上下部に一体化された台部34とが設けられている。係合手段38は溝形状として水平方向に開口している。台部34同士は所定の間隔を保って設けられている。上記連通孔37aは、立壁31の上下端に一体化した水平壁及び台部34に対し上下貫通した状態で設けられている。
【0040】
以上の構造では、幕板9が両側板8,8に対し水平移動によって、図8(b)のごとく第1取付具3Aに対し幕板側の第2取付具3Bが内側に重ねられる。両取付具3A,3Bは、係合手段39と係合手段38とが位置出しされた状態で係合され、この係合により仮止めされる。よって、この取付具3の構造であっても、第1形態や第2形態と同様な使い方と、その利点を具備できる。
【0041】
(第4形態の取付具構造)図9に示されている取付具4について同図の姿勢で説明する。第4形態の取付具4は、各板8,9のうち、一方の板8に当接する当接部40及びその当接部を固定するための第1取付手段を有した第1取付具4Aと、他方の板9に当接する当接部42及びその当接部を固定するための第2取付手段を有した第2取付具4Bとからなると共に、第1取付具4A及び第2取付具4Bが当該取付具同士を仮止めするための係合手段48a,49aと係合手段48b,49b、及び取付具同士を結合可能にする締結手段を備えている。
【0042】
以上の構造において、第1取付具4Aの第1取付手段は、当接部40の背面に突設された係止脚45からなる。第2取付具4Bの第2取付手段は、当接部42の背面に突設された不図示の係止脚からなる。これら係止脚は、側板8や幕板9に設けられる不図示の圧入孔に弾性的に圧入されて係合される形状となっている。また、前記締結手段は、各当接部40,42以外の箇所に設けられて同軸線上に配置される連結孔47a,47b及びその連結孔47a,47bに挿入されるねじ部材S2からなる。
【0043】
ここで、第1取付具4Aの当接部40は、ブロック状の立壁41の一端面に設定されている。立壁41には、当接部40と交差する一端面から他端面に向けて、かつ互いに交差して設けられている係合手段48a,48bを有している。係合手段48aは比較的太い縦溝であり、係合手段48bはその縦溝を交差している細い縦溝となっている。上記連通孔47aは、立壁41を左右に貫通した状態で設けられている。
【0044】
これに対し、第2取付具4Bの当接部42は、水平状の立壁43に対し略直角に一体化されている。立壁43と当接部42との間には、立壁43及び当接部42と略平行に突出されて前記係合手段48aの縦溝と係合する円柱状の係合手段49aと、係合手段49aを中間で支持すると共に前記係合手段48bの縦溝と係合する片状の係合手段49bとが設けられている。上記連通孔47bは、立壁43を上下貫通した状態で設けられている。
【0045】
以上の構造において、図9(a)は幕板9の上段に固定された第2取付具4Bと側壁8の上段に固定された第1取付具4Aとの関係を示し、図9(b)と(c)は幕板9の下段に固定された第2取付具4Bと側壁8の下段に固定される第1取付具4との関係を模式的に示している。すなわち、側板8の上段側の第1取付具4Aと下段側の第1取付具4Aとは、各当接部40を側板8の内面にそれぞれ固定している点で同じであるが、向きが異なった態様で固定されている。上段側は、第1取付具4Aが第2取付具4Bを下から受け止めるようにして重ねられる。すると、両取付具4A,4Bは、係合手段48aと係合手段49a及び係合手段48bと係合手段49bとがそれぞれ上下方向に係合され、この各係合により仮止めされる。これに比べ、下段側は、第1取付具4Aが係合手段48a,48bを外向きにした状態で固定されており、幕板9側の第2取付具4Bがその第1取付具4Aに対しほぼ水平移動によって重ねられる。すると、両取付具4A,4Bは、係合手段48aと係合手段49a及び係合手段48bと係合手段49bとがそれぞれ水平方向に係合され、この各係合により仮止めされる。
【0046】
そして、幕板9は、第1形態と同様に4組の取付具同士が以上のようにしてそれぞれ仮止めされた後、下側2組の取付具について、図9(c)に示した締付手段を構成しているねじ部材S2を、幕板9の下内側より下側の第2取付具4Bの連通孔47bから上側の第1取付具4Aの連通孔47aへねじ締め操作されることになる。よって、この取付具4の構造であっても、第1形態〜第3形態と同様な使い方と、その利点を具備できる。
【0047】
(第5形態の取付具構造)図10及び図11に示されている取付具5について同図の姿勢で説明する。第5形態の取付具5は、各板8,9のうち、一方の板8に当接する当接部50及びその当接部を固定するための第1取付手段を有した第1取付具5Aと、他方の板9に当接する当接部52及びその当接部を固定するための第2取付手段を有した第2取付具5Bとからなると共に、第1取付具5A及び第2取付具5Bが当該取付具同士を仮止めするための係合手段59と係合手段58、及び取付具同士を結合可能にする締結手段(連結孔57a,57b及びねじ部材S2)を備えている。これらは上記各形態と同じ。最も異なっている点は、例えば、幕板9を両側板8に対し連結する場合だと2組が用いられる。
【0048】
第1取付具5Aの第1取付手段は、取付具本体が一端面を当接部50に設定していると共に、該当接部50と他端面との間に設けられた取付孔56及びその取付孔56に挿入されるねじ部材S1、並びに当接部50である一端面に突設された対の係止脚53からなる。各係止脚53は、側板8に設けられる圧入孔8cに弾性圧入されて係合される形状となっている。また、第1取付具5Aは、当接部50である一端面とそれと対向する他端面にあって、間を大きく切り欠くことにより両側に突出形成された複数の係合手段59、及び係合手段59同士の間を形成している逃げ部59aを有している。すなわち、各係合手段59は、細いリブないしは突片状をなし、当接部50である一端面と他端面に沿ってそれぞれ2つづつ、かつ互いに上下に所定間隔ずれた状態に設けられている。
【0049】
これに対し、第2取付具5Bの第2取付手段は、取付具本体が一端面を当接部52に設定していると共に、該当接部52と他端面との間に設けられた取付孔55及びその取付孔55に挿入されるねじ部材S1、並びに各取付孔55と接近した箇所にそれぞれ設けられている板金用ねじ締め孔51とからなる。符号51aは図7のリブ22aに相当する位置決め用のリブである。このねじ締め孔51は、図6の板金9A等に対して固定される場合に利用される。幕板9の場合は省略してもよい。なお、図10の幕板9には、説明用として、不図示のねじ部材がねじ締め孔51に挿通されるようにする取付孔9eを参考までに図示している。
【0050】
また、第2取付具5Bは、当接部52である一端面とそれと対向する他端面にあって、間を大きく切り欠くことにより両側に突出形成された複数の係合手段58を有している。すなわち、各係合手段58は、第1取付具5Aと同様に突片状をなし、当接部52である一端面と、他端面に沿ってそれぞれ2つづつ、かつ互いに上下に所定間隔ずれた状態に設けられている。この間隔は第1取付具5Aの係合手段59が係合する寸法となっている。また、各係合手段58の内面にはリブ58aが上下方向に設けられている。上記連通孔57aは、取付具本体の下端壁に対し上下方向に貫通した状態で設けられている。
【0051】
以上の構造において、第1取付具5Aは、図11(a)のごとく側板8に対し係止脚53が圧入孔8cに係合されて、当接部50が側板8に当接した状態から、各ねじ部材S1が対応する取付孔56から側板側の取付孔8aにねじ締めされることで固定される。なお、取付手段としては、係止脚53だけで構成したり、取付孔8a,56及びねじ部材S1のみで構成することも可能である。これに対し、第2取付具5Bは、幕板9に対し当接部52が当接した状態から、各ねじ部材S1が対応する取付孔55から側板側の取付孔9dにねじ締めされることで固定される。なお、以上の幕板9に代えて、幕板が図6のごとく板金9Aを有し、該板金9Aに対し第2取付具5Bを固定することもある。その場合、第2取付具5Bは、図6(b)と同様にねじ部材S1を板金9Aに設けられた取付孔9eから取付具側取付孔51にねじ込み操作することで固定されることになる。
【0052】
以上の構造では、図11(a)のごとく側板側の第1取付具5Aに対し、幕板側の第2取付具5Bを下側より第1取付具5Aを内側に挿入するようにして上移動すると、第1取付具側の外側(当接部50から離れる側)にある各係合手段59が第2取付具側の係合手段58の内面に突出しているリブ58aの内側に係合し、かつ、第1取付具側の内側(当接部50の側)にある各係合手段59が第2取付具側の係合手段58同士の間に係合して、この各係合により仮止めされる。また、この仮止め状態から、幕板側の第2取付具5Bは、側板側の第1取付具5Aに対し、締付手段を構成しているねじ部材S2を、幕板9の下内側より第2取付具5Bの連通孔57aから第1取付具5Aの連通孔57bへねじ締め操作される。これにより、幕板9は、上記各形態と同様に両側板に対し確実に連結されることになる。
【0053】
なお、本発明は、請求項1や4で特定される技術要素を備えておればよく、細部については必要に応じて種々変更可能である。また、用途としては板物同士を連結する構成に広く使用できるものである。
【符号の説明】
【0054】
1…取付具(18と19は係合手段)
2,2A,2B…取付具(28と29は係合手段)
3,3A,3B…取付具(38と39は係合手段)
4,4A,4B…取付具(48と49は係合手段)
5,5A,5B…取付具(58,58aと59は係合手段)
6…シンク
7…キッチン本体
8…側板(相手側の板、8aは取付孔、8cは圧入孔)
9…幕板(着脱される側の板、9d,9eは取付孔)
9A…板金(相手側板、9aはフランジ部、9bと9cは取付孔)
10,11…当接部
12…中間壁部
13…接続突片
15,16…取付孔(取付手段)
17…連結孔(締結手段)
20,22…当接部(20aは位置決め用リブ)
21,23…立壁
25,26…取付孔(取付手段)
27a,27b…連結孔(締結手段)
30,32…当接部
31a…凸部
34…台部(34aは凹部)
35,36…係止脚(取付手段)
37a,37b…連結孔(締結手段)
40,42…当接部
44…凹部
45,46…係止脚(取付手段)
47a,47b…連結孔(締結手段)
50,52…当接部
51…取付孔
53…係止脚(取付手段)
57a,57b…連結孔(締結手段)
S1…ねじ部材(取付手段)
S2,S3…ねじ部材(締結手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2枚の板を着脱可能に連結したり、着脱される側の板を相手側の板に対し連結する場合に用いられる取付具において、
前記取付具は、異なる部位に設けられた2箇所の当接部と、前記当接部を対応する前記板に固定可能にする第1取付手段2及び第2取付手段と、当該取付具1同士を仮止めする係合手段と、取付具同士を結合する締結手段とを備えており、
前記取付具として、一対の取付具をそれぞれ異なる前記板に対応する前記当接部を当接し、前記第1取付手段又は前記第2取付手段を介して固定して、当該取付具同士を互いの前記係合手段による係合を介して仮止めした状態で前記締結手段を介して結合可能となることを特徴とする取付具。
【請求項2】
前記2つの当接部は略90度異相した方向に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の取付具。
【請求項3】
前記係合手段は、前記取付具の異なる箇所に設けられた円弧状の突起部及び前記突起部に係脱される弾性片部からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の取付具。
【請求項4】
2枚の板を着脱可能に連結したり、着脱される側の板を相手側の板に対し連結する場合に用いられる取付具であって、
前記取付具は、前記各板のうち、一方の板に当接する当接部及びその当接部を固定するための第1取付手段を有した第1取付具と、他方の板に当接する当接部及びその当接部を固定するための第2取付手段を有した第2取付具とからなると共に、
前記第1取付具及び前記第2取付具は、当該取付具同士を仮止めする係合手段、及び取付具同士を結合する締結手段を備えており、
前記第1取付具を一方の板に前記当接部を当接した状態で前記第1取付手段により固定し、第2取付具を他方の板に前記当接部を当接した状態で前記第2取付手段により固定して、当該取付具同士を互いの前記係合手段による係合を介して仮止めした後、前記締結手段を介して結合可能となることを特徴とする取付具。
【請求項5】
前記第1取付手段又は/及び前記第2取付手段は前記当接部に設けられた取付孔及びその取付孔に挿入されるねじ部材からなると共に、前記締結手段は前記各取付具に設けられて同軸線上に配置される連結孔及び前記連結孔に挿入されるねじ部材からなることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の取付具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−216497(P2010−216497A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−60907(P2009−60907)
【出願日】平成21年3月13日(2009.3.13)
【出願人】(000135209)株式会社ニフコ (972)
【Fターム(参考)】