説明

大面積X線検出器

【課題】大面積X線検出器を提供する。
【解決手段】印刷回路基板に配置された複数のチップと、各チップに対応するように、その上に配置された複数のピクセル電極と、複数のピクセル電極と複数のピクセルパッドとを電気的に連結する再分配層と、を備え、再分配層上で、チップのピンパッドが形成された裏面上に形成された複数の第1電極パッドと、第1電極パッド及び第2電極ピンパッドを電気的に連結するワイヤーと、を備え、ワイヤーは、チップ間のギャップに配置される、大面積X線検出器である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シームレス映像を具現する大面積X線検出器に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルX線検出器は、X線で撮影したX線画像またはX線透視画像をデジタル信号に出力する。かかるX線検出器は、直接方式と間接方式とに分けられる。
【0003】
直接方式は、フォトコンダクタでX線を直接電荷に変換する方式であり、間接方式は、シンチレータでX線を可視光線に変換した後、変換された可視光線を、フォトダイオードのような光電変換素子を通じて電荷に変換する方式である。
【0004】
直接方式のX線検出器は、フォトコンダクタ層の下部に形成された複数のピクセル電極と、ピクセル電極からの電気的信号を信号処理する信号処理部とを備える。
【0005】
従来の直接方式のX線検出器は、大面積に製造するために、注文型半導体(application-specific integrated circuit: ASIC)上にフォトコンダクタ層が形成されるので、注文型半導体及びフォトコンダクタ層を大面積にタイリングする時に、注文型半導体間の継ぎ目により、継ぎ目領域でイメージが検出されないという問題が生じる。特に、注文型半導体のタイリング時、少なくとも100μm以上の継ぎ目が生じ、この継ぎ目内に存在する組織などが検出されない。
【0006】
一方、注文型半導体をタイリングして、大面積X線検出器を形成する時、注文型半導体での貫通ホール形成工程を、BEOL(back end of line)工程が完了したウェーハに進めようとする場合、数百マイクロメーターの深さのホールをウェーハ上の金属パッドまであけて、ホールの内壁を絶縁膜で絶縁させた後、ホールを導電性金属で満たさねばならない。かかる工程を進めるためには、シリコン工程で一般的に使用しない高価な装備を使用せねばならず、注文型半導体を損傷させ得る高温で行わねばならない。また、上部電極の位置に合わせて、注文型半導体に前記ホールを形成しがたい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、タイリングされたチップ間の間隔を利用して、チップの上面のピンパッドをチップの下面にワイヤーボンディングした大面積X線検出器を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一類型による大面積X線検出器は、印刷回路基板上に配置され、それぞれ中央に形成された複数のピクセルパッド、及び前記ピクセルパッドを取り囲む複数のピンパッドを備えた複数のチップと、前記各チップに対応するように、その上に配置された複数のピクセル電極と、前記複数のピクセル電極と前記複数のピクセルパッドとを電気的に連結する再分配層と、前記各チップで、前記ピンパッドが形成された裏面上に形成された複数の第1電極パッドと、前記第1電極パッド及び前記ピンパッドを電気的に連結するワイヤーと、前記複数のピクセル電極上のフォトコンダクタと、前記フォトコンダクタ上の共通電極と、を備える。
【0009】
前記ピンパッドは、前記再分配層上に形成された複数の第2電極パッドと電気的に連結され、前記ワイヤーは、前記複数のチップ間のギャップで、前記第1電極パッドと前記第2電極パッドとを連結する。
【0010】
前記複数のピクセル電極がカバーする面積が、前記複数のピクセルパッドがカバーする面積より広い。
【0011】
本発明の一局面によれば、前記再分配層は、少なくとも一つの垂直配線と、前記垂直配線と連結された少なくとも一つの水平配線と、を備える。
【0012】
前記第2電極パッドは、対応する前記チップに露出されるように外に延びた部分を備え、前記ワイヤーは、前記延びた部分に連結される。
【0013】
前記第2電極パッドと前記ピンパッドとの間の複数の第2バンプをさらに備え、前記第2バンプは、前記第2電極パッドと前記ピンパッドとを電気的に連結する。
【0014】
前記印刷回路基板と前記第1電極パッドとの間の複数の第1バンプをさらに備え、前記第1バンプは、前記第1電極パッドと前記印刷回路基板とを電気的に連結する。
【0015】
本発明の他の局面によれば、前記再分配層は、前記ピクセル電極の下部の第1基板と、前記第1基板の下部の絶縁層と、を備え、前記第1基板は、前記ピクセル電極と連結される第1垂直配線を備え、前記絶縁層は、前記ピクセルパッドと連結された第2垂直配線を備え、前記第1垂直配線及び前記第2垂直配線は、それらの間の水平配線を通じて電気的に連結される。
【0016】
前記印刷回路基板と前記チップとの間を満たした樹脂をさらに備えてもよい。
【0017】
前記フォトコンダクタは、非晶質セレン(a−Se),HgI,PbI,CdTe,CdZnTe,PbOのうち選択された少なくとも一つの物質で形成されてもよい。
【発明の効果】
【0018】
本発明による大面積X線検出器は、チップのピンパッドからチップの下部への連結を、チップを貫通せずにチップ間のギャップを利用してワイヤーボンディングで行うので、大面積X線検出器の具現が容易になる。
【0019】
また、チップ領域間の継ぎ目領域上のフォトコンダクタ上で生成された電荷が、下部のピクセル電極を通じてチップへ伝送されるので、シームレス撮像領域の映像がより正確に再現される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態による大面積X線検出器の概略的な断面図である。
【図2】図1の各チップの平面図である。
【図3】図1の第1基板の他の実施形態の一部を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態による大面積X線検出器において、ピクセル電極とチップとの電気的連結を行う再分配層を概略的に説明する概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付された図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。この過程で、図面に示す層や領域の厚さは、明細書の明確性のために誇張されて示されたものである。明細書を通じて、実質的に同じ構成要素には、同じ参照番号を使用し、詳細な説明は省略する。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態による大面積X線検出器100の概略的な断面図である。
【0023】
図1を参照すれば、大面積X線検出器100は、印刷回路基板110上に形成された複数のチップ120と、チップ120の上方に配置されたピクセル電極160と、ピクセル電極160を覆うフォトコンダクタ170と、フォトコンダクタ170上の共通電極180とを備える。ピクセル電極160とチップ120との間には、再分配層(redistribution layer)が配置される。再分配層は、ピクセル電極160とチップ120とを電気的に連結させる。チップ120は、注文型半導体(ASIC)またはCMOSチップとも呼ばれる。
【0024】
印刷回路基板110上には、複数のチップ120が配置される。配置されたチップ120の間には、ギャップGが形成される。
【0025】
図2は、図1の各チップ120の平面図である。一つのチップCには、複数のピクセルパッド132(図1)と、ピクセルパッド132を取り囲むピンパッドPE 134(図1)とが形成されており、複数のピクセルパッド132と複数のピンパッドPEとは、配線(図示せず)で電気的に連結されている。複数のピクセルパッド132は、ピクセル領域PAとして簡略に示した。ピクセル電極160と対応するピクセルパッド132は、後述する再分配層の配線により互いに連結される。
【0026】
図1には、便宜上、二つのチップ120のみを示し、チップ120のピクセルパッド132も五つで示した。ピンパッド134は、ピクセルパッド132と同じ数に配置されるが、図1には、便宜上、二つのみを示した。各チップ120は、シリコン基板122と、シリコン基板122上の絶縁層130と、絶縁層130の中央に配置されたピクセルパッド132と、絶縁層130のエッジでピクセルパッド132を取り囲むピンパッド134と、を備える。各ピクセルパッド132は、各ピンパッド134に配線(図示せず)を通じて連結される。ピクセルパッド132及びピンパッド134は、絶縁層130から露出されるように形成される。
【0027】
各チップ120の下部には、複数の第1電極パッド124が形成されている。第1電極パッド124は、チップ120でピンパッド134と対向する面に、ピンパッド134と対応して形成される。第1電極パッド124と印刷回路基板110のコンタクト112との間には、バンプ114が配置されて、それらを電気的に連結する。
【0028】
印刷回路基板110とチップ120との間には、それらを固定する樹脂116、一例としてエポキシ樹脂が形成されてもよい。
【0029】
再分配層は、第1基板140と、第1基板140上に形成された絶縁層150とを備える。第1基板140は、ピクセル電極160の下部に配置される。第1基板140は、シリコン基板であってもよい。第1基板140には、ピクセル電極160と対応する貫通ホール141が形成されている。貫通ホール141には、導電性金属が満たされた第1コンタクト142が形成される。導電性金属は、銅またはアルミニウムである。第1コンタクト142は、第1垂直配線とも称する。
【0030】
図3は、図1の第1基板の他の実施形態を示す断面図である。図3を参照すれば、第1基板140としてシリコン基板を使用する場合、シリコン基板を酸化させて形成された酸化シリコン層143が、貫通ホール141と第1基板140との表面に形成される。貫通ホール141では、酸化シリコン層143上に第1コンタクト142が形成される。
【0031】
図1を参照すれば、第1基板140の下部には、絶縁層150が形成される。絶縁層150には、貫通ホール141と対応するように、貫通ホール151が形成される。貫通ホール151には、導電性金属で満たした第2コンタクト152が形成される。第2コンタクト152は、第1コンタクト142と同じ物質で形成される。第1コンタクト142は、第1垂直配線とも呼ばれ、第2コンタクト152は、第2垂直配線とも呼ばれる。第1コンタクト142と第2コンタクト152との間には、水平配線145が形成されて、第1コンタクト142と第2コンタクト152とを連結する。第2コンタクト152の下部には、第2電極パッド154が絶縁層150上に形成される。第2電極パッド154は、ピクセルパッド132と対応して形成される。第2電極パッド154とピクセルパッド132とは、その間のバンプ157により電気的に連結される。
【0032】
一方、絶縁層150の下部には、第2電極パッド154を取り囲む第3電極パッド156が形成される。第3電極パッド156は、ピンパッド134と対応して形成される。第3電極パッド156は、バンプ158でピンパッド134と連結される。第3電極パッド156は、チップ120から露出されるように、外側に延びた部分156aを備える。第3電極パッド156の延びた部分156a及び第1電極パッド124は、ワイヤー159でボンディングされる。したがって、ピクセル電極160は、第1垂直配線142、水平配線145、第2コンタクト152、第2電極パッド154、バンプ157、ピクセルパッド132、ピクセルパッド132とピンパッド134との間の配線、ピンパッド134、バンプ158、第3電極パッド156及びワイヤー159を通じて、第1電極パッド124と電気的に連結される。
【0033】
ワイヤー159は、チップ120間のギャップGで、第1電極パッド124及び第3電極パッド156と連結される。
【0034】
かかるワイヤーボンディングにより、基板122及び絶縁層130を貫通して、ピンパッド134と第1電極パッド124とを電気的に連結する後続工程を省略してもよい。
【0035】
前記実施形態では、第1基板140上に一つの絶縁層150が形成されているが、本発明の実施形態は、これに限定されない。絶縁層150上に他の水平配線がさらに形成され、絶縁層150上に他の水平配線を覆う他の絶縁層がさらに形成され、他の絶縁層には、他の水平配線と連結される他の垂直配線がさらに形成されてもよい。
【0036】
図4は、本発明の一実施形態による大面積X線検出器において、ピクセル電極とチップとの電気的連結を行う再分配層を概略的に説明する概念図である。図4は、便宜上、一つのチップ220と、それに対応するピクセル電極260とを示した。
【0037】
図4を参照すれば、各チップ220には、中央部に配置されたピクセルパッド232と、ピクセルパッド232と対応し、ピクセルパッド232を取り囲むように配置されたピンパッド234とが配置される。チップ220のピクセルパッド232が占める面積が、これに対応するピクセル電極260が占める面積より狭い。したがって、フォトコンダクタ270のX線入射面積を全部使用するために、対応するピクセル電極260とピクセルパッド232とを連結するには、図4のように傾斜した連結配線240を必要とする。しかし、傾斜した連結配線240の製造工程は困難であるので、本発明の実施形態では、垂直配線と水平配線とを備える再分配層を利用する。
【0038】
再び図1を参照すれば、再分配層は、ピクセル電極160とピクセルパッド132とを連結する層である。チップ120の中央部に配置されたピクセルパッド132に対応するピクセル電極160は、対応するピクセルパッド132より広い領域に均一に分配されて形成されるので、ピクセル電極160からピクセルパッド132への電気的連結は、垂直配線のみでは困難である。再分配層は、垂直配線142,152及び水平配線145を備えて、ピクセル電極160とピクセルパッド132との連結を容易にする。
【0039】
印刷回路基板110では、入力された電気的信号は、測定対象物体のX線透過度を計量化することで映像信号に具現される。ピクセル電極160からの電気的信号は、チップ120を通じて印刷回路基板110に必要な情報として提供される。
【0040】
再分配層上には、フォトコンダクタ170を備えるX線検出部が配置される。フォトコンダクタ170は、基板140上でピクセル電極160を覆うように形成される。フォトコンダクタ170は、一つの物質層で形成される。フォトコンダクタ170は、非晶質セレン(a−Se),HgI,PbI,CdTe,CdZnTe,PbOのうち選択されたいずれか一つの物質で形成される。
【0041】
フォトコンダクタ170の厚さは、測定対象によって変わりうる。一例として、フォトコンダクタの物質がHgIである場合、胸を測定する場合は500ないし600μmであり、乳房を測定する場合は300ないし400μmである。フォトコンダクタの物質がa−Seである場合、胸を測定する場合は900ないし1000μmであり、乳房を測定する場合は300ないし400μmである。
【0042】
フォトコンダクタ170は、その上面から入射されたX線の強度によって、電荷を生成する。フォトコンダクタ170は、複数のシームレス(seamless)ピクセル領域に分けられる。各ピクセル領域の下部には、ピクセル電極160が形成される。フォトコンダクタ170に入射されたX線は、各ピクセル領域で電荷になって、該ピクセル電極160に集まって電気的信号に変換される。フォトコンダクタ170の上部には、連続的な共通電極180が形成される。共通電極180は、インジウムスズオキサイド、またはアルミニウム、銅などの金属で形成される。
【0043】
共通電極180に印加される直流電圧によって、フォトコンダクタ170には、電界が形成され、フォトコンダクタ170で形成された正孔−電子対のうち、正孔または電子が各ピクセル電極160に移動する。フォトコンダクタ170での移動電荷は、フォトコンダクタ170の物質によって変わり、これによって、共通電極180には、正電圧または負電圧が印加される。
【0044】
図1のX線検出器100は、再分配層を利用して、一つのチップ120に形成されたピクセルパッド132の領域を、対応するピクセル電極160の領域に拡散させるので、フォトコンダクタ170の全領域でX線を検出できるので、撮像領域の映像が継ぎ目なしにより正確に再現される。
【0045】
本発明の実施形態によれば、チップのピンパッドからチップの下部への連結を、チップを貫通せずにワイヤーボンディングを利用して行うので、大面積X線検出器の具現が容易になる。
【0046】
以上、添付された図面を参照して説明された本発明の実施形態は、例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるということを理解できるであろう。したがって、本発明の真の保護範囲は、特許請求の範囲により決まらねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は、医療映像具現関連の技術分野に適用可能である。
【符号の説明】
【0048】
100 大面積X線検出器
110 印刷回路基板
112 コンタクト
114,157,158 バンプ
116 樹脂
120 チップ
122 シリコン基板
124 第1電極パッド
130,150 絶縁層
132 ピクセルパッド
134 ピンパッド
140 第1基板
141 貫通ホール
142 第1コンタクト
145 水平配線
151 貫通ホール
152 第2コンタクト
154 第2電極パッド
156 第3電極パッド
156a 延びた部分
159 ワイヤー
160 ピクセル電極
170 フォトコンダクタ
180 共通電極

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷回路基板に配置され、それぞれ中央に形成された複数のピクセルパッドと、前記ピクセルパッドを取り囲む複数のピンパッドとを備えた複数のチップと、
前記各チップに対応するように、その上に配置された複数のピクセル電極と、
前記複数のピクセル電極と前記複数のピクセルパッドとを電気的に連結する再分配層と、
前記各チップで、前記ピンパッドが形成された裏面上に形成された複数の第1電極パッドと、
前記第1電極パッド及び前記ピンパッドを電気的に連結するワイヤーと、
前記複数のピクセル電極上のフォトコンダクタと、
前記フォトコンダクタ上の共通電極と、を備えることを特徴とするX線検出器。
【請求項2】
前記ピンパッドは、前記再分配層上に形成された複数の第2電極パッドと電気的に連結され、前記ワイヤーは、前記第2電極パッドと前記第1電極パッドとを電気的に連結することを特徴とする請求項1に記載のX線検出器。
【請求項3】
前記ワイヤーは、前記複数のチップ間のギャップで、前記第1電極パッドと前記第2電極パッドとを連結することを特徴とする請求項2に記載のX線検出器。
【請求項4】
前記複数のピクセル電極がカバーする面積が、前記複数のピクセルパッドがカバーする面積より大きいことを特徴とする請求項2に記載のX線検出器。
【請求項5】
前記再分配層は、
少なくとも一つの垂直配線と、
前記垂直配線と連結された少なくとも一つの水平配線と、を備えることを特徴とする請求項4に記載のX線検出器。
【請求項6】
前記第2電極パッドは、対応する前記チップに露出されるように外に延びた部分を備え、前記ワイヤーは、前記延びた部分に連結されたことを特徴とする請求項4に記載のX線検出器。
【請求項7】
前記第2電極パッドと前記ピンパッドとの間の複数の第2バンプをさらに備え、前記第2バンプは、前記第2電極パッドと前記ピンパッドとを電気的に連結することを特徴とする請求項2に記載のX線検出器。
【請求項8】
前記印刷回路基板と前記第1電極パッドとの間の複数の第1バンプをさらに備え、前記第1バンプは、前記第1電極パッドと前記印刷回路基板とを電気的に連結することを特徴とする請求項2に記載のX線検出器。
【請求項9】
前記再分配層は、前記ピクセル電極の下部の第1基板と、前記第1基板の下部の絶縁層と、を備え、
前記第1基板は、前記ピクセル電極と連結される第1垂直配線を備え、
前記絶縁層は、前記ピクセルパッドと連結される第2垂直配線を備え、
前記第1垂直配線及び前記第2垂直配線は、それらの間の水平配線を通じて電気的に連結されることを特徴とする請求項1に記載のX線検出器。
【請求項10】
前記印刷回路基板と前記チップとの間を満たした樹脂をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のX線検出器。
【請求項11】
前記フォトコンダクタは、非晶質セレン(a−Se),HgI,PbI,CdTe,CdZnTe,PbOのうち選択された少なくとも一つの物質で形成されたことを特徴とする請求項1に記載のX線検出器。

【図2】
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【図1】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−185159(P2012−185159A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−43106(P2012−43106)
【出願日】平成24年2月29日(2012.2.29)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】