説明

情報提供装置

【課題】ユーザに、必要度の高いジャンルのコンテンツ情報から確実に提供することができること。
【解決手段】通信端末150を介して、各種コンテンツ情報を保存している情報センター200と、車載ナビゲーション装置100とが通信を行なう。情報センター200から取得要求するコンテンツ情報の選択ジャンルを設定し、車載ナビゲーション装置100は、選択ジャンル毎に提供優先度を設定する。また、車載ナビゲーション装置100は、情報センター200から選択ジャンルのコンテンツ情報を取得すると、ユーザに、設定された提供優先度の高い選択ジャンルのコンテンツ情報から順に提供する。これにより、ユーザに、必要度の高いジャンルのコンテンツ情報から確実に提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、サーバに新たに登録された新作などの情報も含めて、ユーザの嗜好に適合した情報提供を行なうことが可能な情報提供装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に開示されている情報提供装置によれば、例えば、端末は、情報を利用するに先立ちユーザを識別するユーザIDをサーバに送信する。サーバは、提供する情報を識別する情報IDと情報の作者あるいはジャンルと情報の登録日時を格納し、ユーザが情報を利用した時のユーザIDと情報IDとを格納するとともに、情報の作者あるいはジャンルに関するユーザ間の類似度を計算する。そして、ユーザ間の類似度を使って端末を利用するユーザの嗜好に適合した情報の作者あるいはジャンルを選択し、選択された情報を優先的に端末に提供する。
【特許文献1】特開2000−112972号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述したように、従来の情報提供装置では、選択された、ユーザの嗜好に適合した情報が複数のジャンルの情報である場合には、ユーザに、複数のジャンルの情報を提供する順番については言及されていなかった。このため、ユーザに対して、必要度の高いジャンルの情報より、必要度の低いジャンルの情報が先に提供されてしまうという問題が生じることがあった。
【0004】
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、ユーザに、必要度の高いジャンルのコンテンツ情報から確実に提供することが可能な情報提供装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の情報提供装置は、
各種コンテンツ情報を蓄積している情報センターとの通信を行なう通信手段と、
情報センターに対して取得要求するコンテンツ情報のジャンルを選択する選択手段と、
選択されたジャンル毎に提供優先度を設定する提供優先度設定手段と、
通信手段を介して、情報センターから選択されたジャンルのコンテンツ情報を取得する取得手段と、
設定された提供優先度に基づいて、取得したコンテンツ情報を提供する情報提供手段とを備えることを特徴とする。
【0006】
上述したように、請求項1に記載の情報提供装置では、情報センターから取得要求するコンテンツ情報のジャンルが選択され、この選択されたジャンル毎に提供優先度が設定される。当該装置が、選択されたジャンルのコンテンツ情報を情報センターから取得すると、ユーザに、設定された提供優先度の高いジャンルのコンテンツ情報から順に提供する。これにより、ユーザに、必要度の高いジャンルのコンテンツ情報から確実に提供することができる。
【0007】
請求項2に記載したように、選択されたジャンル毎の提供割合を設定する提供割合設定手段を備え、提供優先度設定手段は、設定された提供割合の高いジャンルの順に、提供優先度を高く設定することが好ましい。ユーザは、必要度の高いジャンルのコンテンツ情報の提供割合を高くすることが考えられる。このため、提供割合が高いジャンルの順に、提供優先度を高く設定する。例えば、ジャンル毎の設定割合が「ニュース60%、スポーツ30%、天気予報10%」である場合には、提供優先度は高い順に、「ニュース」、スポーツ」、「天気予報」と設定される。
【0008】
請求項3に記載したように、各種コンテンツ情報から、1つのコンテンツ情報を提供要求する提供要求手段と、提供要求されたコンテンツ情報のジャンル毎の提供要求回数をカウントするカウント手段とを備え、選択手段は、カウント手段によって、少なくとも1回、提供要求回数がカウントされたジャンルを選択することもできる。ユーザによって提供要求されたコンテンツ情報のジャンルは、ユーザの嗜好に適合したものと考えられる。これにより、当該装置は、ユーザの嗜好に適合したジャンルを選択することができる。
【0009】
請求項4に記載したように、提供割合設定手段は、提供要求回数に基づいて、ジャンル毎に提供割合を設定することもできる。このように、当該装置は、提供要求回数に基づいて、ジャンル毎の提供割合を設定することができる。例えば、ジャンル毎の提供要求回数が「ニュース50回、株価30回、芸能20回」である場合には、提供割合は「ニュース50%、株価30%、芸能20%」と設定される。
【0010】
請求項5に記載したように、情報提供手段は、提供優先度が高い順に、設定された提供割合に応じた分量のコンテンツ情報を提供することが好ましい。例えば、提供割合が「ニュース60%、スポーツ40%」と設定されている場合には、最初に、提供優先度の高い「ニュース」に関するコンテンツ情報を6つ提供し、次に、「スポーツ」に関するコンテンツ情報を4つ提供する。また、例えば、10分間に、最初に、提供優先度の高い「ニュース」に関するコンテンツ情報を6分間提供し、次に、「スポーツ」に関するコンテンツ情報を4分間提供する。これにより、ユーザに、必要度の高いジャンルのコンテンツ情報を効率よく提供することができる。
【0011】
請求項6に記載したように、道路形状を含む地図データを記憶する地図データ記憶手段と、地図データを用いて、出発地から目的地までの案内経路を探索する案内経路探索手段と、案内経路において、出発地から目的地までの所要時間を算出する算出手段とを備え、情報提供手段は、算出された所要時間内に提供可能なコンテンツ情報量を算出するとともに、そのコンテンツ情報量に対して、各ジャンルの提供割合を勘案して、各ジャンルの提供すべきコンテンツ情報の分量を決定することが好ましい。当該装置が案内経路探索機能を有する場合には、案内経路において、出発地から目的地までの限られた所要時間内に、ユーザに効率良くコンテンツ情報を提供することができる。
【0012】
請求項7に記載したように、取得したコンテンツ情報において、緊急コンテンツ情報が含まれている場合、情報提供手段は、即座に緊急コンテンツ情報を提供することもできる。これにより、ユーザに、即座に、台風情報などの緊急コンテンツ情報から確実に提供することができる。
【0013】
請求項8に記載したように、情報提供手段は、コンテンツ情報の作成日時が新しいものから順に、コンテンツ情報を提供することが好ましい。これにより、ユーザに、選択したジャンルにおける最新のコンテンツ情報から確実に提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
(第1実施形態)
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、情報提供装置が車載ナビゲーション装置に適用された例を説明する。図1は、本実施形態による車載ナビゲーション装置100の概略構成を示すブロック図である。以下、本実施形態による車載ナビゲーション装置100について詳細に説明する。
【0015】
図1に示すように、車載ナビゲーション装置100は、スピーカ11、位置検出器12、地図データ入力部13、操作スイッチ14、表示部15、ナビECU20、及びブラウザECU30を備えている。また、車載ナビゲーション装置100は、情報センター200との通信を、通信端末150を介して行なう。
【0016】
情報センター200は、各種ジャンル(例えば、ニュース、スポーツ、天気予報など)のコンテンツ情報を保存しており、ユーザが選択したジャンルのコンテンツ情報を、後述する通信端末150を介して、車載ナビゲーション装置100に送信する。
【0017】
このコンテンツ情報には、コンテンツ情報のジャンルを特定するための固有の番号であるジャンルID、及びコンテンツ情報の作成日時を特定するための作成日時データが付与されている。具体的には、例えば、図5に示すように、ジャンルIDとジャンルが一義的に対応している。なお、図5は、ジャンルIDとジャンルとの対応関係を示す表である。図5の例では、ジャンルID「ID01」は、ジャンル「ニュース」と一義的に対応している。また、作成日時データの例として、コンテンツ情報の作成日時が「2004年9月6日10時31分」である場合には、作成日時データは「200409061031」である。
【0018】
また、情報センター200は、各種ジャンルのコンテンツ情報として、リアルタイムな交通情報や、音楽等のダウンロード情報を保存しても良い。
【0019】
通信端末150は、高速の通信インフラを使用したものである。例えば、車両のフロントガラスにプリントされたアンテナを介して、情報センター200と送受信し、ユーザが選択したジャンルのコンテンツ情報を、144bpsのスピードで車載ナビゲーション装置100に転送する。また、通信端末150として、携帯電話端末を使用しても良い。
【0020】
スピーカ11は、ナビECU20で処理された各種案内や情報センター200から取得したコンテンツ情報を音声にて出力する。
【0021】
位置検出器12は、グローバルポジショニングシステム(GPS)用の人工衛星からの送信電波(GPS信号)を、GPSアンテナを介して受信し、車両の位置、方位、速度等を検出するGPS受信機12a、車両に加えられる回転運動の大きさに基づいて進行方位を検出するジャイロスコープ12b、及び車速センサや車輪センサ等からなり車両の走行距離を検出するための車速センサ12cを備えている。そして、これら各センサ等12a〜12cは、各々が性質の異なる誤差を有しているため、互いに補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては、上述したセンサ等12a〜12cの中の一部のみを用いて構成してもよく、また、地磁気に基づいて絶対方位を検出する地磁気センサや左右操舵輪の回転差などから得られる車両のステアリング角を累積して方向を求めるセンサ等を用いてもよい。
【0022】
地図データ入力部13は、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチングデータ用データ、道路の接続を表した道路データを含む各種データを記憶媒体から入力するための装置である。記憶媒体としては、そのデータ量からCD−ROMやDVDを用いるのが一般的であるが、例えば、メモリーカード等の他の媒体を用いても良い。
【0023】
ところで、この道路データのフォーマットには、リンクデータとノードデータ、及びリンク間接続情報などがある。リンクデータは、リンクを特定するための固有の番号であるリンクIDや、例えば、高速道路、有料道路、一般道路、又は取付道などを識別するための道路種別(リンククラス)や、道路の幅員・車線数あるいは中央分離帯の有無などを示す道路幅員情報、リンクの始端座標、及び終端座標や、リンクの長さを示す道路長(リンク長)、リンクコストなどからなる。一方、ノードデータは、リンクを結ぶノード固有の番号であるノードIDや、交差点での右左折禁止や、信号機有無、通過コストなどの情報を含む。また、リンク間接続情報には、例えば、一方通行などの理由で通行が可か不可かを示すデータなどが設定されている。なお、同じリンクであっても、例えば、一方通行の場合には、あるリンクからは通行可であるが、別のリンクからは通行不可ということとなる。したがって、あくまでリンク間の接続態様によって通行可や通行不可が決定される。
【0024】
操作スイッチ14としては、表示部15と一体に構成され、表示画面上に設定されるタッチスイッチ、及び表示部15の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチ等が用いられる。タッチスイッチは、表示部15の画面上に縦横無尽に配置された赤外線センサより構成されており、例えば、指やタッチペンなどでその赤外線を遮断すると、その遮断した位置が2次元座標値(X,Y)として検出される。これによって、表示画面を直接タッチすることで、所定の指示を入力できるようにされている。
【0025】
なお、操作スイッチ14は車載ナビゲーション装置100を操作するための各種スイッチであるが、具体的には、表示部15に表示させる表示内容を切り替えるためのスイッチや、ユーザが目的地までのルート(経路)を設定するためのスイッチなどを含む。また、操作スイッチ14は、ユーザが取得したいコンテンツ情報のジャンル(以後、選択ジャンルと呼ぶ)の設定、及び選択ジャンル毎の提供割合の設定をするためにも使用される。
【0026】
操作スイッチ14を介して、設定された選択ジャンルに対応するジャンルID、及び提供割合が、後述するナビI/F部24を介して、後述する情報制御部31に送信される。
【0027】
表示部15は、例えば、液晶表示パネルからなり、その画面には、位置検出器12にて検出した車両の現在地を示すマーク、地図データ入力部22より入力された道路データ、及び地図上に表示する案内経路、名称、目印等の付加データを重ねて表示することができる。また、情報センター200から取得したコンテンツ情報を表示することができる。
【0028】
ナビECU20は、CPU、ROM、RAMからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、経路探索部21、音声制御部22、表示制御部23、及びナビI/F部24を備えている。
【0029】
経路探索部21は、出発地から目的地までの最適な案内経路を探索する。この経路探索手法としてはダイクストラ法等の手法が知られている。また、探索された案内経路における、出発地から目的地までの所要時間を算出する。具体的には、探索された案内経路における、出発地から目的地までの距離を地図データ入力部13から算出する。所要時間は、上述の距離を所定の車速度で除算することによって得られる。さらに、この算出された所要時間を、ナビI/F部24を介して、情報制御部31に送信する。
【0030】
音声制御部22は、車両の現在位置に基づいて、スピーカ11を介して、案内経路における、車両の進行方向などの音声案内を行なう。また、情報センター200から取得したコンテンツ情報を、スピーカ11を介して、音声にて読み上げる。
【0031】
表示制御部23は、経路探索部21によって探索された案内経路を道路データに重ねて強調表示し、表示部15へ表示する。また、情報センター200から取得したコンテンツ情報を表示部15へ表示する。ナビI/F部24は、ナビECU20とブラウザECU30との間で、データを送受信するためのインターフェースである。
【0032】
ブラウザECU30は、CPU、ROM、RAMからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、情報制御部31、所要時間格納部32、情報属性格納部33、通信制御部34、及びコンテンツ格納部35を備えている。
【0033】
情報制御部31は、車両が出発地から目的地に達するまでの所要時間を所要時間格納部32に送信する。所要時間格納部32は、受け取った所要時間を格納する。また、情報制御部31は、ジャンルID、及び提供割合を情報属性格納部33に送信する。さらに、提供割合に基づいて、提供優先度を設定する。具体的には、提供割合の高い選択ジャンルの順に、提供優先度が高く設定される。例として、選択ジャンルが「ニュース」、「スポーツ」、「天気予報」であり、かつ提供割合が「ニュース60%」、「スポーツ30%」、「天気予報10%」である場合には、提供優先度は「ニュース」、「スポーツ」、「天気予報」の順に高く設定される。また、この設定された提供優先度を情報属性格納部33に送信する。
【0034】
情報属性格納部33は、受け取ったジャンルID、提供割合、及び提供優先度を格納する。また、情報属性格納部33は、図6に示すように、ジャンルIDと、このジャンルIDと提供割合及び提供優先度とがそれぞれ一対一に対応するように記憶された構成となっている。なお、提供優先度の高さを示すために、提供優先度がn番目に高い選択ジャンルに数値「n」が付与されている。図6の例では、提供優先度が1番目に高いジャンルID「ID01」に、提供優先度の高さを示す数値「01」が付与されている。
【0035】
また、情報制御部31は、情報属性格納部33に格納されているジャンルIDを抽出する。この抽出されたジャンルIDを通信制御部34に送信する。
【0036】
通信制御部34は、受け取ったジャンルIDに対応する選択ジャンルのコンテンツ情報を情報センター200から取得できるように、受け取ったジャンルIDを、通信端末150を介して、情報センター200に送信する。また、通信制御部34は、情報センター200から取得したコンテンツ情報をコンテンツ格納部35に送信する。
【0037】
コンテンツ格納部35は、受け取ったコンテンツ情報を格納する。また、コンテンツ格納部35は、図7に示すように、コンテンツ情報を取得した順番を示すNO、ジャンルID、作成日時データ、及びコンテンツ情報の内容を示すテキストデータ等とが記憶された構成となっている。
【0038】
また、情報制御部31は、所要時間格納部32から所要時間を抽出する。さらに、情報属性格納部33からジャンルID、提供割合、及び提供優先度を抽出する。この抽出された所要時間、ジャンルID、提供割合、及び提供優先度に基づいて、コンテンツ格納部35に格納されたコンテンツ情報を並び替える。
【0039】
ここで、コンテンツ格納部35に格納されたコンテンツ情報の並び替え方法について説明する。最初に、抽出された所要時間内にて、音声にて読み上げることが可能なコンテンツ情報の数を算出する。このコンテンツ情報の数を算出するために、1つのコンテンツ情報を音声にて読み上げるのに有する時間を3分とする。なお、予め各コンテンツ情報に音声にて読み上げるのに有する時間を示すデータが付与されており、当該データを使用して、コンテンツ情報の数を算出しても良い。次に、所定時間内に、提供割合に応じた、音声にて読み上げることが可能な各選択ジャンルにおけるコンテンツ情報の数を算出する。最後に、提供優先度に基づいて、算出された、提供割合に応じた数のコンテンツ情報を並び替える。このとき、ジャンルID毎に、コンテンツ情報の作成日時データに対応する作成日時が新しいものから順に並び替える。
【0040】
具体的には、例えば、所要時間を「60分」とし、提供割合を「ニュース60%」、「スポーツ30%」、「天気予報10%」とする。また、コンテンツ格納部35には、図7に示すようなコンテンツ情報が格納されている。最初に、所要時間60分内に、音声にて読み上げることが可能なコンテンツ情報の数が「60÷3=20」と算出される。次に、所要時間60分内に、提供割合に応じた、音声にて読み上げることが可能な各選択ジャンルにおけるコンテンツ情報の数が、「ニュース:20×0.6=12」、「スポーツ:20×0.3=6」、「天気予報:20×0.1=2」と算出される。最後に、提供優先度に基づいて、「ニュース」に関する12個のコンテンツ情報、「スポーツ」に関する6個のコンテンツ情報、「天気予報」に関する2個のコンテンツ情報の順に並び替える。なお、選択ジャンル毎に、作成日時が新しいコンテンツ情報から順に並び替える。この結果、図7の例のようにコンテンツ格納部35に格納されたコンテンツ情報は、図8のように並び替えられる。この並び替えたコンテンツ情報をNO「1」から順に、ナビI/F部24を介して、ナビECU20に送信する。
【0041】
上述の構成を備えることにより、本実施形態による車載ナビゲーション装置100は、ユーザが選択したジャンル(例えば、ニュース、スポーツ、天気予報など)のコンテンツ情報を情報センター200から取得し、ユーザに、提供優先度の高いジャンルのコンテンツ情報から順に提供する。ユーザは、選択したジャンル毎に提供割合(例えば、ニュース60%、スポーツ30%、天気予報10%)を設定することができる。この設定された提供割合の高いジャンルの順に、提供優先度を高く設定する。また、車載ナビゲーション装置100が経路探索機能を有する場合には、探索された案内経路における、現在位置から目的地までの所要時間に応じて、提供優先度の高いジャンルの順に、提供割合に応じたコンテンツ情報を提供する。
【0042】
次に、車載ナビゲーション装置100及び情報センター200において実行される処理について、図2のフローチャートを用いて説明する。なお、図2の左側に記載した各ステップは車載機である車載ナビゲーション装置100において実行される処理を示し、右側に記載したステップは、情報センター200において実行される処理を示す。なお、具体的な例として、現在位置から目的地までの到着時間が30分であり、選択ジャンルが「ニュース」、「スポーツ」であり、かつ提供割合が「ニュース70%」、「スポーツ30%」である場合を想定して説明する。
【0043】
まず、図2のステップS10では、車両の現在位置を検出する。このとき、GPS受信機12aによる位置データは、上述の道路データの座標データ(緯度と経度)と同じ形態で取得される。また、地磁気センサ(図示せず)、ジャイロスコープ12b、車速センサ12cによって自車両の進行方向及び走行距離に関するデータが取得され、過去に算出、もしくは確定された車両位置を基準として、現在位置の座標データの算出を行なう(自立航法による座標データの算出)。なお、現在位置は、基本的には、自立航法により算出された座標データに基づいて求められる。ただし、GPS受信機12aによる位置データが取得されている場合には、両者を比較し、その差が所定距離以上である場合には、現在位置として、GPS受信機12aによる位置データを採用する。
【0044】
ステップS20では、車両の現在位置を含む、周辺地図の地図データが地図データ入力部13から読み込まれ、表示部15に表示される。
【0045】
ステップS30では、情報センター200から取得要求するコンテンツ情報の選択ジャンルが設定される。具体的には、例えば、図3に示すような選択ジャンル設定画面310が表示部15に表示される。ここでは、「ニュース」、及び「スポーツ」の項目が選択されることによって、選択ジャンルとして、「ニュース」、「スポーツ」が設定される。そして、この設定された選択ジャンルに対応するジャンルIDは、ナビI/F部24を介して、情報属性格納部33に格納される。ここでは、選択ジャンル「ニュース」、「スポーツ」に対応するジャンルID「ID01」、「ID02」(図5参照。)が情報属性格納部33に格納される。
【0046】
ステップS40では、ステップS30にて設定された選択ジャンル毎に、提供割合が設定される。具体的には、例えば、図4に示すような提供割合設定画面320が表示部15に表示される。提供割合設定画面320の左側には、0〜9までの数字が表示されており、これらの数字を介して、ユーザの所望する提供割合が入力される。ここでは、ステップS50にて設定された選択ジャンル「ニュース」、「スポーツ」に対して、提供割合がそれぞれ「70%」、「30%」と設定されている。設定された提供割合は、ナビI/F部24を介して、情報属性格納部33に格納される。
【0047】
ステップS50では、選択ジャンル毎に提供優先度が設定されている。ここでは、提供割合の高い選択ジャンルの順、すなわち、「ニュース」、「スポーツ」の順に提供優先度が高く設定される。ユーザは、必要度の高いジャンルのコンテンツ情報の提供割合を高くすることが考えられる。このため、提供割合が高いジャンルの順に、提供優先度が高く設定される。設定された提供優先度は、ナビI/F部24を介して、情報属性格納部33に格納される。ここでは、提供優先度の高さを示す数値「(ニュース)01」、「(スポーツ)02」が情報属性格納部33に格納される。
【0048】
なお、ステップS30〜ステップS50において、設定されたジャンルID、提供割合、及び提供優先度は、図9に示すような構成で情報属性格納部33に記憶されている。
【0049】
ステップS60では、情報制御部31が、ステップS30にて情報属性格納部33に格納されたジャンルIDを抽出し、この抽出されたジャンルIDを通信制御部34に送信する。ここでは、情報属性格納部33から、ジャンルID「ID01」、「ID02」が抽出される。
【0050】
ステップS70では、通信制御部34は、通信端末150を介して、受信したジャンルIDを情報センター200に送信する。ここでは、通信制御部34は、通信端末150を介して、ジャンルID「ID01」、「ID02」を情報センター200に送信する。
【0051】
ステップS80では、情報センター200が、通信端末150を介して、受信したジャンルIDに対応するジャンルのコンテンツ情報を通信制御部34に送信する。ここでは、情報センター200は、通信端末150を介して、ジャンルID「ID01」、「ID02」に対応するジャンル「ニュース」、「スポーツ」のコンテンツ情報を通信制御部34に送信する。
【0052】
ステップS90では、通信制御部34が、情報センター200から送信されたコンテンツ情報を受信し、受信したコンテンツ情報をコンテンツ格納部35に格納する。
【0053】
ステップS100では、目的地が設定される。具体的には、例えば、表示部15に目的地設定メニューが表示される。この目的地設定メニューには、「名称で探す」、「ジャンルで探す」、「電話番号で探す」などがある。ユーザは、この目的地設定メニューのいずれかを選択し、選択したメニューに応じた検索条件を入力する。例として、ユーザが「電話番号で探す」を選択した場合、ユーザの所望する施設の電話番号「000−123−4567」が検索条件として入力され、経路探索部22は、この入力された電話番号「000−123−4567」と一致する電話番号を付している施設データを検索する。この検索された施設データに対応する施設が目的地として設定される。
【0054】
ステップS110では、ステップS10にて検出された現在位置から、ステップS100にて設定された現在位置までの所要時間が算出される。具体的には、経路探索部21は、ステップS10にて検出された現在位置から、ステップS100にて設定された目的地までの案内経路を探索する。この案内経路における、現在位置から目的地までの距離を地図データ入力部13から算出する。所要時間は、上述の距離を所定の車速度で除算することによって得られる。そして、この算出された所要時間は、ナビI/F部24を介して、所要時間格納部32に格納される。ここでは、所要時間「30分」が所要時間格納部32に格納される。
【0055】
ステップS120では、情報制御部31が、ステップS110にて所要時間格納部32に格納された所要時間を抽出する。ここでは、所要時間格納部32から、所要時間「30分」が抽出される。
【0056】
ステップS130では、情報制御部31が、ステップS60及びステップS70にて情報属性格納部33に格納された提供割合、及び提供優先度を抽出する。ここでは、情報属性格納部33から、提供割合「(ニュース)70%」、「(スポーツ)30%」、及び提供優先度「(ニュース)01」、「(スポーツ)02」が抽出される。
【0057】
ステップS140では、情報制御部31は、ステップS120にて抽出された所要時間、ステップS130にて抽出された提供割合、及び提供優先度に基づいて、コンテンツ格納部35に格納されたコンテンツ情報を並び替える。ここでは、所要時間が30分であるので、所要時間内に、音声にて読み上げ可能なコンテンツ情報の数は、「30÷3=10」である。また、提供優先度に基づいて、「ニュース」に関する7個(=10×0.7)のコンテンツ情報、及び「スポーツ」に関する3個(=10×0.3)のコンテンツ情報の順に並び替える。このとき、選択ジャンル毎に、コンテンツ情報の作成日時データに対応する作成日時が新しいものから順に並び替える。
【0058】
ステップS120では、ユーザに、ステップS110にて並び替えられたコンテンツ情報が順に提供される。ここでは、ユーザに、「ニュース」に関する、作成日時が最新のコンテンツ情報から順に提供される。具体的には、これらのコンテンツ情報は、スピーカ11を介して、音声にて読み上げられるとともに、表示部15に表示される。これにより、案内経路において、出発地から目的地までの限られた所要時間内に、ユーザに効率良くコンテンツ情報を提供することができる。また、ユーザに、選択ジャンルにおける最新のコンテンツ情報を確実に提供することができる。
【0059】
(変形例)
上述した第1実施形態において、ユーザの嗜好の変化に応じて、設定した提供割合を変更できるようにしても良い。具体的には、例えば、図10に示すような提供割合変更画面330が表示部15に表示される。提供割合変更画面330の右側には、現在の選択ジャンル、及び当該選択ジャンルの現在の提供割合が表示されている。また、提供割合設定画面330の左側には、0〜9までの数字が表示されており、これらの数字を介して、ユーザの所望する変更後の提供割合が入力される。図10の例では、選択ジャンル「ニュース」、「スポーツ」に対して、現在の提供割合がそれぞれ「70%」、「30%」と設定されている。そして、0〜9までの数字を介して入力された、変更後の提供割合がそれぞれ「60%」、「40%」と設定されている。
【0060】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態による車載ナビゲーション装置は、上述した第2実施形態による車載ナビゲーション装置100と同様の構成を有する。また、車載ナビゲーション装置において実行される制御処理のメインルーチンについても、第2実施形態による車載ナビゲーション装置は、第1実施形態による車載ナビゲーション装置100とほぼ同様の処理を行なう。従って、これらの構成及びメインルーチンの処理に関する説明は省略する。
【0061】
第1実施形態と第2実施形態による車載ナビゲーション装置の相違点は、受信したコンテンツ情報の並び替えにある。第2実施形態では、目的地を設定し、当該目的地までの所要時間内に、提供割合に応じてコンテンツ情報を並び替えるのではなく、目的地を設定せずに、提供割合に応じてコンテンツ情報を並び替える。
【0062】
なお、前述の第1実施形態では、受信したコンテンツ情報を並び替えるために、目的地を設定し、現在位置から目的地までの案内経路における所要時間が必要であった。それに対し、第2実施形態では、目的地を設定せずに、受信したコンテンツ情報を並び替える。このため、図11のメインルーチンに示すように、図2のステップS100〜S120に相当する処理が省略されている。
【0063】
ここで、第2実施形態における、コンテンツ格納部35に格納されたコンテンツ情報の並び替えについて説明する。最初に、設定された提供割合を簡単な比で表す。例えば、提供割合を「ニュース60%」、「スポーツ30%」、「天気予報10%」とする。これらの提供割合を簡単な比で表すと、「ニュース:スポーツ:天気予報」=「6:3:1」となる。次に、表された比に基づいて、提供優先度の高い選択ジャンルの順に、表された比に応じた数のコンテンツ情報を並び替える。このとき、第1実施形態と同様に、ジャンルID毎に、コンテンツ情報の作成日時データに対応する作成日時が新しいものから順に並び替える。例えば、「ニュース:スポーツ:天気予報」=「6:3:1」と表された場合には、提供優先度に基づいて、「ニュース」に関する6個のコンテンツ情報、「スポーツ」に関する3個のコンテンツ情報、「天気予報」に関する1個のコンテンツ情報の順に並び替える。なお、選択ジャンル毎に、作成日時が新しいコンテンツ情報から順に並び替える。この結果、図12の例のようにコンテンツ格納部35に格納されたコンテンツ情報は、図13のように並び替えられる。
【0064】
また、上述した例において、「ニュース:スポーツ:天気予報」=「6:3:1」=「12:6:2」でもあるので、提供優先度に基づいて、「ニュース」に関する12個のコンテンツ情報、「スポーツ」に関する6個のコンテンツ情報、「天気予報」に関する2個のコンテンツ情報の順に並び替えても良い。
【0065】
これにより、ユーザに、必要度の高いジャンルのコンテンツ情報を効率よく提供することができる。
【0066】
(変形例)
上述した第2実施形態では、設定された提供割合を簡単な比で表すことによって、コンテンツ情報を並び替える例について説明した。しかしながら、所定時間に基づき、提供割合に応じて、コンテンツ情報を並び替えても良い。例えば、提供割合が「ニュース70%、株価30%」と設定されている場合には、所定時間10分間に、最初に、提供優先度の高いニュースに関するコンテンツ情報を7分間提供し、次に、株価に関するコンテンツ情報を3分間提供する。また、上述した所定時間をユーザが変更できるようにしても良い。
【0067】
以上、説明したように各実施形態によれば、情報センター200から取得要求するコンテンツ情報のジャンルが選択され、当該装置は、選択ジャンル毎に提供優先度を設定することができるようにした。当該装置が、情報センター200から選択ジャンルのコンテンツ情報を取得すると、ユーザに、設定された提供優先度の高いジャンルのコンテンツ情報から順に提供する。これにより、ユーザに、必要度の高いジャンルのコンテンツ情報から確実に提供することができる。
【0068】
なお、本発明は、上述した各実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することができる。
【0069】
例えば、上述した各実施形態において、ユーザが、情報センター200に対して取得要求するジャンルを選択する例について説明した。しかしながら、当該装置が、ユーザの嗜好を学習して、情報センター200に対して取得要求するジャンルを選択しても良い。具体的には、例えば、図14に示すようなコンテンツ情報一覧画面340が表示部15に表示される。コンテンツ情報一覧画面340には、現時点における当該装置が提供可能なコンテンツ情報の一覧が表示されている。例として、このコンテンツ情報一覧画面340の中から、ユーザが「芸能A」項目を選択し、当該装置に対して「芸能A」に関するコンテンツ情報を提供要求する。このように、ユーザが所望するコンテンツ情報を選択し、当該装置に対して当該コンテンツ情報を提供要求した場合、当該装置は、ユーザがジャンル毎に提供要求した回数(以後、提供要求回数と呼ぶ)をカウントする。ユーザによって提供要求されたコンテンツ情報のジャンルは、ユーザの嗜好に適合したものと考えられる。このため、当該装置は、提供要求回数が少なくとも1回カウントされたジャンルを選択し、情報センター200から選択ジャンルのコンテンツ情報を取得する。これにより、当該装置は、ユーザの嗜好に適合したジャンルを選択することができる。
【0070】
また、上述した各実施形態において、ユーザが提供割合を設定する例について説明した。しかしながら、当該装置が、上述した提供要求回数に基づいて、選択ジャンル毎に提供割合を設定しても良い。例えば、ジャンル毎の提供要求回数が「ニュース70回、芸能30回」である場合には、当該装置は、ユーザが「ニュース:芸能」=「7:3」の割合でコンテンツ情報を提供要求したと考えることができる。このため、当該装置は、ユーザに提供するコンテンツ情報の提供割合を「ニュース70%、芸能30%」と設定する。これにより、当該装置は、提供要求回数に基づいて、ジャンル毎の提供割合を設定することができる。
【0071】
さらに、上述した各実施形態において、情報センター200から取得したコンテンツ情報において、緊急コンテンツ情報が含まれている場合、即座に当該緊急コンテンツ情報を提供しても良い。例えば、情報センター200から取得したコンテンツ情報において、「天気予報」に関する台風情報の緊急コンテンツ情報が含まれていたと想定する。このとき、ユーザが選択ジャンルとして「天気予報」を選択していない場合であっても、当該装置は、提供優先度の最も高い選択ジャンルとして、ユーザに緊急コンテンツ情報から提供することができる。また、「天気予報」の提供優先度が最も低い場合であっても、ユーザに緊急コンテンツ情報から提供することができる。これにより、ユーザに、即座に、台風情報などの緊急コンテンツ情報から確実に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】第1実施形態による車載ナビゲーション装置100の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態における、車載ナビゲーション装置において実行される制御処理のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図3】第1実施形態における、選択ジャンル設定画面310の表示例を示すイメージ図である。
【図4】第1実施形態における、提供割合設定画面320の表示例を示すイメージ図である。
【図5】第1実施形態における、ジャンルIDとジャンルとの対応関係の例を示す表である。
【図6】第1実施形態における、情報属性格納部32の構成を第1の具体例を用いて説明するための説明図である。
【図7】第1実施形態における、コンテンツ格納部35の構成を、具体例を用いて説明するための説明図である。
【図8】第1実施形態における、コンテンツ情報並び替え後のコンテンツ格納部35の構成を、具体例を用いて説明するための説明図である。
【図9】第1実施形態における、情報属性格納部32の構成を第2の具体例を用いて説明するための説明図である。
【図10】第1実施形態における、提供割合変更画面330の表示例を示すイメージ図である。
【図11】第2実施形態における、車載ナビゲーション装置において実行される制御処理のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図12】第2実施形態における、コンテンツ格納部35の構成を、具体例を用いて説明するための説明図である。
【図13】第2実施形態における、コンテンツ情報並び替え後のコンテンツ格納部35の構成を、第2の具体例を用いて説明するための説明図である。
【図14】各実施形態における、コンテンツ情報一覧画面340の表示例を示すイメージ図である。
【符号の説明】
【0073】
11…スピーカ
12…位置検出器
13…地図データ入力部
14…操作スイッチ
15…表示部
20…ナビECU
21…経路探索部
22…音声制御部
23…表示制御部
24…ナビI/F部
30…ブラウザECU
31…情報制御部
32…所要時間格納部
33…情報属性格納部
34…通信制御部
35…コンテンツ格納部
150…通信端末
200…情報センター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種コンテンツ情報を蓄積している情報センターとの通信を行なう通信手段と、
前記情報センターに対して取得要求するコンテンツ情報のジャンルを選択する選択手段と、
前記選択されたジャンル毎に提供優先度を設定する提供優先度設定手段と、
前記通信手段を介して、前記情報センターから前記選択されたジャンルのコンテンツ情報を取得する取得手段と、
前記設定された提供優先度に基づいて、前記取得したコンテンツ情報を提供する情報提供手段とを備えることを特徴とする情報提供装置。
【請求項2】
前記選択されたジャンル毎の提供割合を設定する提供割合設定手段を備え、
前記提供優先度設定手段は、前記設定された提供割合の高いジャンルの順に、提供優先度を高く設定することを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項3】
各種コンテンツ情報から、1つのコンテンツ情報を提供要求する提供要求手段と、
前記提供要求されたコンテンツ情報のジャンル毎の提供要求回数をカウントするカウント手段とを備え、
前記選択手段は、前記カウント手段によって、少なくとも1回、提供要求回数がカウントされたジャンルを選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報提供装置。
【請求項4】
前記提供割合設定手段は、前記提供要求回数に基づいて、ジャンル毎に提供割合を設定することを特徴とする請求項3に記載の情報提供装置。
【請求項5】
前記情報提供手段は、前記提供優先度が高い順に、前記設定された提供割合に応じた分量のコンテンツ情報を提供することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の情報提供装置。
【請求項6】
道路形状を含む地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
前記地図データを用いて、出発地から目的地までの案内経路を探索する案内経路探索手段と、
前記案内経路において、出発地から目的地までの所要時間を算出する算出手段とを備え、
前記情報提供手段は、前記算出された所要時間内に提供可能なコンテンツ情報量を算出するとともに、そのコンテンツ情報量に対して、各ジャンルの提供割合を勘案して、各ジャンルの提供すべきコンテンツ情報の分量を決定することを特徴とする請求項5に記載の情報提供装置。
【請求項7】
前記取得したコンテンツ情報において、緊急コンテンツ情報が含まれている場合、前記情報提供手段は、即座に当該緊急コンテンツ情報を提供することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の情報提供装置。
【請求項8】
前記情報提供手段は、コンテンツ情報の作成日時が新しいものから順に、コンテンツ情報を提供することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の情報提供装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2006−107136(P2006−107136A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−292943(P2004−292943)
【出願日】平成16年10月5日(2004.10.5)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】