説明

成膜装置、気化器、制御プログラム及びコンピュータ読取可能な記憶媒体

【課題】固体の粒子を安定的にを昇華させることが可能な気化器を有する成膜装置を提供する。
【解決手段】チャンバー内に設置された基板に、気化した第1の物質と気化した第2の物質とを供給し反応させることにより前記基板上に第3の物質の膜を形成する成膜装置において、常温では固体である前記第1の物質を気化させて供給するための気化器を有しており、前記気化器は、前記第1の物質の粒子を供給するための供給部と、前記供給部の下部に設けられた段部を有する傾斜状の加熱部と、を有し、前記第1の物質の粒子は、前記段部を有する傾斜状の加熱部において気化されるものであることを特徴とする成膜装置を提供することにより上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、成膜装置、気化器、制御プログラム及びコンピュータ読取可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスに用いられる材料は、近年無機材料から有機材料へと幅を広げつつあり、無機材料にはない有機材料の特質等から半導体デバイスの特性や製造プロセスをより最適なものとすることができる。
【0003】
このような有機材料の1つとして、ポリイミドが挙げられる。ポリイミドは密着性が高く、リーク電流も低いことから絶縁膜として用いることができ、半導体デバイスにおける絶縁膜として用いることも可能である。
【0004】
このようなポリイミド膜を成膜する方法としては、原料モノマーとして、無水ピロメリット酸(PMDA:pyromellitic dianhydride)と4,4'−オキシジアニリン(ODA:4,4'-oxydianiline)を用いた蒸着重合による成膜方法が知られている(例えば、特許文献1)。
【0005】
この蒸着重合は、原料モノマーとして用いられるPMDA及びODAを昇華させてチャンバー内で重合させる方式であるが、良好なポリイミド膜を得るためには、気化させたPMDA及びODAを継続的に一定量チャンバー内に供給する必要がある。しかしながら、PMDAはODAよりも気化する温度が高く、継続して一定量をチャンバー内に供給することは困難であった。
【0006】
一方、昇華性を有する有機化合物材料を昇華させて成膜する成膜方法として、フラッシュ蒸着法を有機化合物材料の成膜に適用することができるよう改良した成膜方法が開示されている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−141821号公報
【特許文献2】特開平5−117845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、成膜されたポリイミド膜を半導体素子の一部として用いる場合、緻密で付着性の高い良好なポリイミド膜が要求される。このため、PMDA及びODAを単に加熱することにより気化させてチャンバー内に供給する方法では、気化したPMDA及びODAを一定量継続して安定的に供給することが困難であるため、半導体素子の一部として用いることが可能な良好なポリイミド膜を得ることは困難である。
【0009】
また、引用文献2に記載されているように有機化合物材料を昇華させる方法でも、PMDAを変質等させることなく厳密に気化したPMDAを一定量継続して安定的に供給することは困難である。
【0010】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、PMDAを安定的に気化させてチャンバー内に供給することにより、半導体素子を形成する材料としても用いることが可能な良好なポリイミド膜を形成するため成膜装置、気化器、制御プログラム及びコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、チャンバー内に設置された基板に、気化した第1の物質と気化した第2の物質とを供給し反応させることにより前記基板上に第3の物質の膜を形成する成膜装置において、常温では固体である前記第1の物質を気化させて供給するための気化器を有しており、前記気化器は、前記第1の物質の粒子を供給するための供給部と、前記供給部の下部に設けられた段部を有する傾斜状の加熱部と、を有し、前記第1の物質の粒子は、前記段部を有する傾斜状の加熱部において気化されるものであることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、前記加熱部は円錐形状または角錐形状であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、前記第1の物質の粒子は前記加熱部の円錐形状または角錐形状の頂上部より供給されるものであることを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、前記加熱部の各々の段部における水平方向の幅は、前記第1の物質の粒子の平均粒径の1/2以上であることを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、前記加熱部の頂上部には凹部が設けられていることを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、前記加熱部の下端近傍より、窒素または不活性ガスを含むキャリアガスが供給されることを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、前記気化器において前記第1の物質が気化し、前記チャンバーへと供給される供給口は、前記キャリアガスの供給口よりも上部に設けられていることを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、前記第1の物質の粒子の平均粒径は、250μm以下であることを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、前記第1の物質はPMDAであり、前記第2の物質はODAであり、前記第3の物質はポリイミドであることを特徴とする。
【0020】
また、本発明は、前記加熱部は、260℃以上に加熱されていることを特徴とする。
【0021】
また、本発明は、常温では固体の粒子を気化させる気化器において、前記固体の粒子を供給するための供給部と、前記供給部の下方に設けられた段部を有する傾斜状の加熱部と、を有し、前記固体の粒子は、前記段部を有する傾斜状の加熱部において気化されることを特徴とする。
【0022】
また、本発明は、コンピュータ上で動作し、実行時に、前記成膜装置を制御するための制御プログラムであって、前記気化器において前記PMDA粒子の供給量を制御させることを特徴とする。
【0023】
また、本発明は、コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記制御プログラムは、実行時に、前記成膜装置を制御するための制御プログラムであり、前記気化器において前記PMDA粒子の供給量を制御させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、原料モノマーとしてPMDAとODAを用いて良好なポリイミド膜を形成することが可能な成膜装置、気化器、制御プログラム及びコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本実施の形態における成膜装置の構成図
【図2】本実施の形態におけるPMDA気化器の構成図
【図3】PMDA気化器におけるPMDAの昇華の説明図
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明を実施するための形態について、以下に説明する。
【0027】
本実施の形態は、原料モノマーとしてPMDAとODAを用いて蒸着重合によりポリイミド膜を成膜するための成膜装置である。
【0028】
(成膜装置)
図1に基づき、本実施の形態における成膜装置について説明する。
【0029】
本実施の形態における成膜装置は、不図示の真空ポンプ等により排気が可能なチャンバー11内にポリイミド膜が成膜されるウエハWを複数設置することが可能なウエハポート12を有している。また、チャンバー11内には、気化したPMDA及びODAを供給するためのインジェクター13及び14を有している。このインジェクター13及び14の側面には開口部が設けられており、インジェクター13及び14より気化したPMDA及びODAが図面において矢印で示すようにウエハWに供給される。供給された気化したPMDA及びODAは、ウエハW上で反応し蒸着重合によりポリイミド膜が成膜される。尚、ポリイミド膜の成膜に寄与しない気化したPMDA及びODA等は、そのまま流れ、排気口15よりチャンバー11の外に排出される。また、ウエハW上に均一にポリイミド膜が成膜されるようにウエハポート12は、回転部16により回転するように構成されている。更に、チャンバー11の外部には、チャンバー11内のウエハWを一定の温度に加熱するためのヒーター17が設けられている。
【0030】
また、インジェクター13及び14は、PMDA気化器21及びODA気化器22がバルブ23及び24を介しそれぞれ接続されており、PMDA気化器21及びODA気化器22より気化したPMDA及びODAが供給される。
【0031】
PMDA気化器21には高温の窒素ガスをキャリアガスとして供給し、PMDA気化器21においてPMDAを昇華させることにより気化した状態で供給する。このため、PMDA気化器21は、260℃の温度に保たれている。また、ODA気化器22では、高温の窒素ガスをキャリアガスとして供給し、高温に加熱され液体状態となったODAを供給された窒素ガスによりバブリングすることにより、窒素ガスに含まれるODAの蒸気とし、気化した状態で供給する。このため、ODA気化器22は220℃の温度に保たれている。ここの後、バルブ23及び24を介し、気化したPMDA及びODAは、インジェクター13及び14内に供給され、気化したPMDAと気化したODAとが反応し、ウエハW上にポリイミド膜が形成される。
【0032】
従って、本実施の形態における成膜装置では、インジェクター13及び14より横方向に、気化したPMDAと気化したODAとが噴出し、ウエハW上において反応し蒸着重合によりポリイミド膜が成膜される。
【0033】
(PMDA気化器)
次に、図2に基づき本実施の形態の成膜装置に用いられるPMDA気化器21について説明する。このPMDA気化器21は、PMDA供給部31と、絞り32、供給口33、加熱部34、キャリアガス導入部35、気化PMDA供給口37により構成されている。
【0034】
PMDA供給部31では、粒子状のPMDA粒子30が納められており、絞り32を調節することにより、PMDA粒子30の供給量が制御され、供給されたPMDA粒子30は、加熱部34に供給される。このPMDA粒子30の供給は連続的であっても断続的であってもよいが、好ましくは連続的である。加熱部34は円錐形状に形成されており、斜面には階段状の段部が形成されている。また、加熱部34は円錐形状の頂上部が、供給口33からPMDA粒子30が供給される位置となるよう位置が合わされ設置されている。更に、加熱部34の円錐形状の頂上部には、凹部36が設けられており、この凹部36が緩衝部となり、凹部36に供給されたPMDA粒子30が一定量堆積した後、加熱部34の段部の形成された斜面に流れる。この後、供給口33より供給されたPMDA粒子30は階段状の段部でトラップされ、段部が形成されている斜面全体に均一に広がるように構成されている。尚、加熱部34は円錐形状に限られず、角錐形状であってもよく、少なくとも段部を有する傾斜が形成されていればよい。また、上記の円錐形状、角錐形状には、傾斜が直線的な形状のもの以外にも中腹部分が膨らんだ形状やへこんだ形状等の曲線的な形状のものも含まれる。
【0035】
このように、均一にPMDA粒子30が広がることにより、加熱部34全体において均一にPMDAを昇華させることができ、気化したPMDAを安定的に供給することができる。また、PMDA供給部31より供給されるPMDA粒子30が加熱部34において昇華するPMDAよりも過剰である場合には、加熱部34の段部を流れ落ち加熱部34の外に向かう。よって、PMDAを長時間加熱することがないため、加熱によりPMDAが変質することがなく、気化した純粋なPMDAを安定的に供給することができる。尚、加熱部34はPMDAを昇華させるため全体的に均一に260℃に加熱されているが、PMDA粒子30を安定的に昇華することができれば、260℃以上であってもよい。また、加熱部34の外に向かったPMDA粒子30は、不図示の回収口より回収され、再度PMDA供給部31より供給される。
【0036】
ところで、本実施の形態とは異なり、加熱部34が段部を有する円錐形状に形成されていない場合では、PMDA粒子30は一定の場所に長時間滞留し、長時間加熱され、PMDAは熱により変質してしまう。これにより気化したPMDAは安定的に供給されないのみならず、変質したPMDAが異物として気化したPMDAに混入し供給される場合がある。この場合、ウエハW上に成膜されるポリイミド膜の膜質に悪影響を与えてしまう。しかしながら、本実施の形態におけるPMDA供給器21では、加熱により変質したPMDAが気化したPMDAに混入することがないため、純粋な気化したPMDAのみを供給することができる。
【0037】
以上より本実施の形態におけるPMDA気化器21では、図3(a)に示すように、加熱部34の水平方向における段部の幅Dは、少なくとも供給されるPMDA粒子30の平均粒径Rの1/2以上で形成されている。これは、段部に確実にPMDA粒子30を留めるためには、段部の幅Dは平均粒径Rの1/2以上であることを要するからである。即ち、加熱部34の段部の水平方向の幅(ピッチ)Dに対しPMDA粒子30の粒径Rが2倍以下(段部の幅DがPMDA粒子30の平均粒径Rの1/2以上)であれば、段部において一個のPMDA粒子30をトラップすることが可能であるからである。尚、各々の段部にはPMDA粒子30が1個または2個置かれている状態が好ましく、この状態を安定的に保つためには、段部の幅Dは、PMDA粒子30の平均粒径Rの3/2以上であることが好ましい。
また、図3(b)には、加熱部34における段部の幅に対し、極めて細かいPMDA粒子30が加熱部34の段部にトラップされた様子を示す。この場合、PMDA粒子30は、階段状の段部を砂が流れるように斜面を流れ供給される。
【0038】
また、PMDA供給器21には、キャリアガス導入部35が設けられており、260℃に加熱された窒素ガスが外部より導入されている。これにより、昇華させることにより気化したPMDAは供給された高温の窒素ガスとともに気化PMDA供給口37よりバルブ23を介し、インジェクター13及び14に供給される。尚、キャリアガスは、加熱部34の下部におけるPMDA粒子30の堆積を防ぐために、加熱部34の下端の近傍部分より供給されることが好ましく、キャリアガスが供給される流速は、供給されたPMDA粒子30が舞い上がらないような流速であることが好ましい。また、気化PMDA供給口37は、気化したPMDAを供給するものであることから、キャリアガス導入部35よりも上部に設けられていることが好ましい。本実施の形態の説明においてはキャリアガスとして窒素ガスを用いた場合について説明したが、キャリアガスはアルゴン(Ar)等の不活性ガスであってもよい。
【0039】
本実施の形態におけるPMDA気化器21は、気化圧力が300Paであり、供給されるPMDA粒子30の粒径は250μmであり、比重は1.68×10kg/mである。また、供給されるキャリアガスである窒素ガスの流量は500sccmである。加熱部34の全体の傾斜は45°であり、段部のピッチは0.5mmであり、加熱部34全体で97段の段部が設けられている。この加熱部34において、260°の温度で均一に加熱した場合、1つのPMDA粒子30の昇華時間は約10秒であった。
【0040】
また、このPMDA気化器21に用いられるPMDA粒子30の粒径は、250μm以下であることが好ましく、更には100〜250μmが好ましい。あまりに粒径が大きいと昇華するまで長時間を要してしまい、PMDAが変質してしまうからである。
【0041】
尚、PMDA気化器21は、絞り32によりPMDA粒子30の供給量を制御されるが、不図示のコンピュータで動作する制御プログラムにより制御することも可能である。また、この制御プログラムは、コンピュータにより読み取ることが可能な記憶媒体に記憶させておくことも可能である。
【0042】
また、本発明の実施に係る形態について説明したが、上記内容は、発明の内容を限定するものではない。
【符号の説明】
【0043】
11 チャンバー
12 ウエハポート
13 インジェクター
14 インジェクター
15 排気口
16 回転部
17 ヒーター
21 PMDA気化器
22 ODA気化器
23 バルブ
24 バルブ
25 導入部
30 PMDA粒子
31 PMDA供給部
32 絞り
33 供給口
34 加熱部
35 キャリアガス導入部
36 凹部
37 気化PMDA供給口
W ウエハ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
チャンバー内に設置された基板に、気化した第1の物質と気化した第2の物質とを供給し反応させることにより前記基板上に第3の物質の膜を形成する成膜装置において、
常温では固体である前記第1の物質を気化させて供給するための気化器を有しており、
前記気化器は、前記第1の物質の粒子を供給するための供給部と、
前記供給部の下部に設けられた段部を有する傾斜状の加熱部と、
を有し、前記第1の物質の粒子は、前記段部を有する傾斜状の加熱部において気化されるものであることを特徴とする成膜装置。
【請求項2】
前記加熱部は円錐形状または角錐形状であることを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
【請求項3】
前記第1の物質の粒子は前記加熱部の円錐形状または角錐形状の頂上部より供給されるものであることを特徴とする請求項1または2に記載の成膜装置。
【請求項4】
前記加熱部の各々の段部における水平方向の幅は、前記第1の物質の粒子の平均粒径の1/2以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の成膜装置。
【請求項5】
前記加熱部の頂上部には凹部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の成膜装置。
【請求項6】
前記加熱部の下端近傍より、窒素または不活性ガスを含むキャリアガスが供給されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の成膜装置。
【請求項7】
前記気化器において前記第1の物質が気化し、前記チャンバーへと供給される供給口は、前記キャリアガスの供給口よりも上部に設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の成膜装置。
【請求項8】
前記第1の物質の粒子の平均粒径は、250μm以下であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の成膜装置。
【請求項9】
前記第1の物質はPMDAであり、前記第2の物質はODAであり、前記第3の物質はポリイミドであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の成膜装置。
【請求項10】
前記加熱部は、260℃以上に加熱されていることを特徴とする請求項9に記載の成膜装置。
【請求項11】
常温では固体の粒子を気化させる気化器において、
前記固体の粒子を供給するための供給部と、
前記供給部の下方に設けられた段部を有する傾斜状の加熱部と、
を有し、
前記固体の粒子は、前記段部を有する傾斜状の加熱部において気化されることを特徴とする気化器。
【請求項12】
前記加熱部は円錐形状または角錐形状であることを特徴とする請求項11に記載の気化器。
【請求項13】
前記固体の粒子は前記加熱部の円錐形状または角錐形状の頂上部より供給されるものであることを特徴とする請求項11または12に記載の気化器。
【請求項14】
前記加熱部の各々の段部における水平方向の幅は、前記固体の粒子の平均粒径の1/2以上であることを特徴とする請求項11から13のいずれかに記載の気化器。
【請求項15】
前記加熱部の下端近傍より、窒素または不活性ガスを含むキャリアガスが供給されることを特徴とする請求項11から14のいずれかに記載の気化器。
【請求項16】
前記固体の粒子はPMDA粒子であることを特徴とする請求項11から15のいずれかに記載の気化器。
【請求項17】
コンピュータ上で動作し、実行時に、請求項1から10のいずれかに記載の成膜装置を制御するための制御プログラムであって、前記気化器において前記第1の物質の粒子の供給量を制御させることを特徴とする制御プログラム。
【請求項18】
コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
前記制御プログラムは、実行時に、請求項1から10のいずれかに記載の成膜装置を制御するための制御プログラムであり、
前記気化器において前記第1の物質の粒子の供給量を制御させることを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−219147(P2010−219147A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−61589(P2009−61589)
【出願日】平成21年3月13日(2009.3.13)
【出願人】(000219967)東京エレクトロン株式会社 (5,184)
【Fターム(参考)】