説明

携帯機器支援装置

【課題】 使用性が良好な携帯機器支援装置を提供する。
【解決手段】 画像の表示と音信号の出力を行う携帯機器2を保持する保持手段1A,1Bと、その保持手段1A,1Bにより保持した携帯機器2の画像表示面2aにおける画像を撮像する撮像装置5と、保持手段1A,1Bにより保持する携帯機器2のイヤホン端子2cに接続する入力プラグ7と、撮像装置5が出力する画像信号gsと入力プラグ7に入力される音信号ssとをテレビジョン信号電波xに変換して発信する送信処理手段10とを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像の表示と音信号の出力を行う携帯機器(例えば、ポータブルデジタルオーディオプレーヤー、ポータブルラジオ、ポータブルデジタルボイスレコーダあるいは携帯電話機やポータブルゲーム機など)の使用を支援する携帯機器支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、上記の如き携帯機器の使用を支援する装置としては、携帯機器を保持するクランプ機構などの保持手段と、その保持手段により保持した携帯機器の画像表示面における画像を撮像するCCDカメラなどの撮像装置と、保持手段により保持した携帯機器の画像表示面に対して照明光を照射する面発光体などの照明用光源と、撮像装置が出力する画像信号を処理する信号処理手段とを備えるものが提案されている(下記特許文献1を参照)。
【0003】
そして、この従来装置では、信号処理手段で処理した画像信号を画像用ケーブルを通じてテレビジョン受像機のビデオ端子に入力することで、撮像装置により撮像した携帯機器の画像表示面における画像(例えば、ポータブルゲーム機のゲーム動画)をテレビジョン受像機の画面で映し出すようにしていた。
【0004】
また一方、携帯機器が出力する音信号については、保持手段により保持する携帯機器のイヤホン端子とテレビジョン受像機の音声入力端子とを別途、音声用ケーブルで直接に接続することで、その音信号の再生音(例えば、ポータブルゲーム機のゲーム音声)をテレビジョン受像機のスピーカーから出力させていた。
【0005】
なお、この従来装置では、照明用光源として面発光体を使用するのに、その面発光体は携帯機器の画像表示面に対し正対させる位置に配置し、撮像装置は携帯機器の画像表示面の中心を通る垂線上に位置させて携帯機器の画像表示面に対し正対させる状態に配置していた。
【0006】
【特許文献1】特開2002−359757号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記の如き従来装置では、装置の使用にあたり画像用ケーズルを用いて装置とテレビジョン受像機(以下、テレビと略称することがある)とを接続するとともに、別途、音声用ケーブルを用いて携帯機器とテレビとを接続する2本のケーブルの接続操作が煩わしく、また、それら装置側とテレビとにわたる2本のケーブルが種々の行動の邪魔になったり、テレビに対するケーブル接続の為に装置の置き場所が制限されたりするなどの使用性の面での問題があり、特に、自動車の車内で車載テレビを用いて装置を使用するなど狭所において装置を使用することを考えた場合、ケーブルが殊に邪魔で実際上、使用に耐えないものとなる。
【0008】
しかも、装置本体とは別の別部品である音声用ケーブルにより別途に携帯機器とテレビとを直接接続する為、その音声用ケーブルと画像用ケーブルとが絡み合い、この点でも装置の取り扱いが煩わしく、また、別部品である音声用ケーブルの準備や収納管理も煩わしい問題があった。
【0009】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、合理的な装置構成を採ることにより上記の如き問題を効果的に解消する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
〔1〕本発明の第1特徴は携帯機器支援装置に係り、その特徴は、
画像の表示と音信号の出力を行う携帯機器を保持する保持手段と、その保持手段により保持した前記携帯機器の画像表示面における画像を撮像する撮像装置と、前記保持手段により保持する前記携帯機器のイヤホン端子に接続する入力プラグと、前記撮像装置が出力する画像信号と前記入力プラグに入力される音信号とをテレビジョン信号電波に変換して発信する送信処理手段とを設けてある点にある。
【0011】
つまり、この第1特徴構成によれば、携帯機器の画像表示面を撮像装置の撮像領域に位置させた状態で、また、入力プラグを携帯機器のイヤホン端子に接続した状態で、その携帯機器を保持手段により保持して、撮像装置及び送信処理手段を作動させれば、送信処理手段により発信されるテレビビジョン信号電波(すなわち、テレビジョン用の画像と音の電波信号)をテレビの受信アンテナに受信させて、そのテレビジョン信号電波として無線送信した画像信号(すなわち、撮像装置により撮像した携帯機器の画像表示面における画像の信号)の再生画像をテレビ画面に映し出すとともに、同じくテレビジョン信号電波として画像信号とともに一括に無線送信した音信号(すなわち、携帯機器のイヤホン端子から出力される音信号)の再生音をテレビのスピーカーから出力させることができる。
【0012】
したがって、装置において携帯機器のイヤホン端子に対する入力プラグの接続は使用者が行うにしても、先述した従来装置の如く装置側とテレビとにわたらせる画像用及び音声用の2本のケーブルが不要になって、それら2本のケーブルの煩わしい接続操作を不要にし得るとともに、それらケーブルが邪魔になったり、それらケーブルのために装置の置き場所が制限されたり、2本のケーブルが絡み合うなどのことも回避でき、また、別部品である音声用ケーブルの準備や収納管理も不要になり、これらの点で使用性に極めて優れた支援装置にすることができる。
【0013】
そして特に、装置側とテレビとにわたるケーブルが無いことで、自動車の車内で車載テレビを用いて装置を使用するなど狭所において装置を使用する場合にも極めて好適な支援装置にすることができる。
【0014】
なお、第1特徴構成の実施において、テレビション信号電波として送信した音信号(イヤホン端子からの出力音信号)の再生音を出力させるスピーカーは、その音信号とともにテレビジョン信号電波として送信した画像信号の再生画像を映し出すテレビに付帯のテレビ専用スピーカーに限られるものではなく、例えば、車載テレビを用いて装置を使用する場合など、テレビジョン信号電波として送信した画像信号の再生画像を車載テレビのテレビ画面に映し出すのに対し、その画像信号とともにテレビジョン信号電波として送信した音信号の再生音を車載テレビと接続した車載オーディオ機器のスピーカーから出力させる形態なども採ることができる。
【0015】
また、テレビジョン信号電波として送信した音信号の再生音を出力させるスピーカーは、ヘッドホンやイヤホンなどであってもよい。
【0016】
そしてまた、テレビジョン信号電波として送信した画像信号(撮像装置の出力画像信号)の再生画像を映し出すテレビは、テレビ専用機に限らず、モニタにテレビ画像を映し出すパーソナルコンピュータやスクリーンにテレビ画像を投射するプロゼェクタ装置などであってもよい。
【0017】
〔2〕本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記撮像装置が前記画像表示面を底面とする仮想柱形状の外部に位置する状態に前記撮像装置を配置してある点にある。
【0018】
つまり、この第2特徴構成によれば、保持手段により保持した携帯機器の画像表示面における画像を撮像装置により撮像することにおいて、その撮像装置が上記仮想柱形状の外部に位置する(換言すれば、携帯機器の画像表示面に対して正対しない位置に位置する)ことから、撮像装置自身が携帯機器の画像表示面に映って撮像画像中に写し込まれることを効果的に防止することができ、これにより、携帯機器の画像表示面に表示される画像をより確実に鮮明かつ正確な状態でテレビ画面に映し出すことができる。
【0019】
また、テレビ画面における映し出し画像の一層の鮮明化を目的として携帯機器の画像表示面に対し照明光を照射する照明用光源を設ける場合には、撮像装置が上記仮想柱形状の外部に位置することから、照明光を携帯機器の画像表示面に対し極力直交する向きで効率的に照射(すなわち、画像表示面における照明光の光線密度が極力大きくなるように照射)する照明形態を採るようにしながらも、撮像装置が照明光に対する遮光物とならない、また逆に、照明用光源が撮像装置の撮像領域内に入ることもない装置構成を容易に構築することができ、このことからも映し出し画像の鮮明化を一層効果的に達成することができる。
【0020】
〔3〕本発明の第3特徴構成は、第2特徴構成の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記画像表示面からの画像光を前記仮想柱形状の外部に位置する前記撮像装置への方向に変向させる像光変向手段を設けてある点にある。
【0021】
つまり、この第3特徴構成によれば、保持手段により保持した携帯機器の画像表示面からの画像光を像光変向手段により撮像装置に向かわせるように変向させて画像表示面の画像を撮像装置に撮像させるから、撮像装置を前記仮想柱形状の外部に位置させる状態に配置するのに、像光変向手段による光変向の向きを適宜設定することで、撮像装置を前記仮想柱形状の外部における任意の位置に配置することができ、これにより、撮像装置の配置の自由度を高くすることができて、装置の設計製作を容易にすることができる。
【0022】
なお、第3特徴構成の実施において、像光変向手段には、反射により画像光を変向させるものや屈折により画像光を変向させるものなど、種々の光学的変向方式のものを採用することができ、また、携帯機器の画像表示面から撮像装置に至るまでの間での像光変向手段による画像光の変向回数は一回に限られるものではなく複数回であってもい。
【0023】
〔4〕本発明の第4特徴構成は、第3特徴構成の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記像光変向手段として前記画像表示面に対し一面を面対向させるプリズムを設け、このプリズムの外面のうち前記撮像装置への画像光の出光面とは角度の異なる面から前記プリズムに照明光を入光させて、その照明光を前記プリズムによる屈折により前記画像表示面に対する対向面から出光させる照明用光源を設けてある点にある。
【0024】
つまり、この第4特徴構成では、保持手段により携帯機器を保持した状態において、その携帯機器の画像表示面に対し面対向させた上記対向面からプリズム内部に入る画像光をプリズムによる屈折により上記出光面(すなわち、撮像装置に対する対向面)から出光させることで、携帯機器の画像表示面における画像を前記仮想柱形状の外部に位置する撮像装置に撮像させる。
【0025】
また、撮像装置に対する上記出光面とは角度の異なる面からプリズム内部に入光させた照明光をプリズムによる屈折により画像表示面に対する上記対向面から出光させることで、その対向面に面対向する携帯機器の画像表示面に対し照明光を効率的に照射し、これにより、その画像表示面に表示される画像を撮像装置により撮像してテレビ画面に映し出すことにおいて、その映し出し画面を一層鮮明なものにする。
【0026】
すなわち、この第4特徴構成によれば、照明光を撮像装置への画像光の出光面とは角度の異なる面からプリズムに入光させてプリズムによる屈折により画像表示面に対する対向面から出光させるから、撮像装置が照明光に対する遮光物となったり照明用光源が撮像装置の撮像領域内に入ったりすることのない状態で、照明光を携帯機器の画像表示面に対し照射し得るとともに、前述した第3特徴構成の実施として携帯機器の画像表示面からの画像光を撮像装置への方向に変向させる像光変向手段を設ける構成を採ることにおいて、その像光変向手段が照明光に対する遮光物となることも併せ防止した状態で、照明光を携帯機器の画像表示面に対し直交する向きで効率的に照射することができる。
【0027】
なお、第4特徴構成の実施においては、プリズムの外面のうち携帯機器の画像表示面に対する対向面(照明光の出光面)、照明光の入光面、及び、撮像装置への画像光の出光面以外の面については、映し出し画像の一層の鮮明化を図る上で不透明化や半透明化の処理を施しておくのが望ましい。
【0028】
また、第4特徴構成の実施においては、撮像装置への画像光の出光面と照明光の入光面とがプリズムにおける互いに角度の異なる面でありさえすれば、撮像装置への画像光の出光面と携帯機器の画像表示面に対する対向面とは必ずしもプリズムにおける互いに角度の異なる面である必要はなく、また同様に、照明光の入光面と携帯機器の画像表示面に対する対向面も必ずしもプリズムにおける互いに角度の異なる面である必要はなく、撮像装置への画像光の出光面と携帯機器の画像表示面に対する対向面とをプリズムにおける同一面上の位置の異なる面部分にしたり、照明光の入光面と携帯機器の画像表示面に対する対向面とをプリズムにおける同一面上の位置の異なる面部分にする構成を採ってもよい。
【0029】
〔5〕本発明の第5特徴構成は、第2特徴構成の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記撮像装置が前記仮想柱形状の外部の位置から前記画像表示面に対して斜め向きに対向する状態に前記撮像装置を配置し、前記撮像装置の出力画像信号を補正して前記撮像装置により撮像された画像の実画像に対する拡縮比をその画像の全体について均等化する画像補正手段を設けてある点にある。
【0030】
つまり、この第5特徴構成によれば、保持手段により保持した携帯機器の画像表示面に対して撮像装置を前記仮想柱形状の外部の位置から斜め向きに対向させるから、撮像装置を前記仮想柱形状の外部に位置させる状態に配置するのに、携帯機器の画像表示面からの画像光を像光変向手段により前記仮想柱形状の外部の撮像装置に向かわせるように変向させる構成を採るのに比べ、その像光変向手段を不要にすることができて装置の構造を簡素化することができ、これにより、装置の製作を容易にすることができる。
【0031】
また、携帯機器の画像表示面に対して撮像装置を斜め向きに対向させた場合、その撮像装置により撮像してテレビ画面に映し出す画像は、その映し出し画像の各部における拡縮比が画像の全体について不均等になった歪んだ画像(例えば、実画像が長方形である場合には台形の画像)になるが、上記第5特徴構成によれば、画像補正手段により撮像装置の出力画像信号を補正して撮像装置による撮像画像の実画像に対する拡縮比をその画像の全体について均等化するから、携帯機器の画像表示面に対して撮像装置を斜め向きに対向させる構成を採りながらも、上記の如き映し出し画像の歪みを防止することができて、携帯機器の画像表示面における画像を形状的に正確にテレビ画面に映し出すことができる。
【0032】
〔6〕本発明の第6特徴構成は、第1、第2、第3又は第5特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記画像表示面が臨む撮像空間部を照明する照明用光源を設け、この照明用光源が照射する照明光のうち前記画像表示面から外れた方向へ向かう放散光を前記撮像空間部に向けて反射する光反射面を設けてある点にある。
【0033】
つまり、この第6特徴構成では、保持手段により保持した携帯機器の画像表示面が臨む撮像空間部を照明することで、その画像表示面を明るくして画像表示面における画像が鮮明に撮像されるようにすることができ、これにより、携帯機器の画像表示面に表示される画像を撮像装置により撮像してテレビ画面に映し出すことにおいて、その映し出し画面を一層鮮明なものにする。
【0034】
そして、この第6特徴構成によれば、照明用光源が照射する照明光のうち携帯機器の画像表示面から外れた方向へ向かう放散光を光反射面により撮像空間部に向けて反射させるから、撮像空間部の外部への照明光の放散によるロスを回避した状態で撮像空間部を効率的に照明することができて、照明用光源に低出力のものを用いながらも携帯機器の画像表示面に対し照明光を効率的に照射することができ、これにより、映し出し画像の鮮明化を一層効果的に達成することができる。
【0035】
〔7〕本発明の第7特徴構成は、第1〜第6特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記携帯機器と前記撮像装置との前記画像表示面の面方向での相対的な位置又は前記画像表示面の中心周りでの相対的な回転姿勢の調整を可能にする構図調整手段を設けてある点にある。
【0036】
つまり、携帯機器には形状や構造が異なる各種のものがあるが、この第7特徴構成によれば、保持手段により保持する装着対象の携帯機器の形状や構造に応じ、上記構図調整手段により携帯機器と撮像装置との画像表示面の面方向での相対的な位置又は画像表示面の中心周りでの相対的な回転姿勢を調整することで、携帯機器ごとの形状や構造の異なりにかかわらず、保持手段による保持状態において携帯機器の画像表示面における画像が撮像装置により適切に撮像される状態(換言すれば、その画像がテレビ画面に適切に映し出される状態)にすることができ、これにより、形状や構造の異なる各種の携帯機器に対して一層広く使用し得る汎用性の高い支援装置にすることができる。
【0037】
なお、第7特徴構成の実施において、構図調整手段は上記の相対的な位置調整又は相対的な回転姿勢調整を、固定の撮像装置に対して携帯機器の方を移動させることで行う形式、又は、固定の携帯機器に対して撮像装置の方を移動させることで行う形式、あるいは、携帯機器と撮像装置との両方を移動させて行う形式のいずれの形式のものにしてもよい。
【0038】
また、上記の相対的な位置調整と相対的な回転姿勢調整とのうちの一方は、固定の撮像装置に対して携帯機器の方を移動させることで行い、かつ、他方は固定の携帯機器に対して撮像装置の方を移動させることで行うようにしてもよい。
【0039】
〔8〕本発明の第8特徴構成は、第1〜第7特徴構成のいずれかの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記保持手段における前記携帯機器の収容部において前記入力プラグの移動が自在な構造にしてある点にある。
【0040】
つまり、携帯機器には機器上におけるイヤホン端子の位置が異なるものがあるが、この第8特徴構成によれば、保持手段により保持する装着対象の携帯機器におけるイヤホン端子の位置に応じ、入力プラグを保持手段における携帯機器の収容部で移動させて、その移動により携帯機器のイヤホン端子に対し入力プラグを適切に接続することができ、これにより、機器上におけるイヤホン端子の位置の異なる各種の携帯機器に対して使用し得る一層汎用性の高い支援装置にすることができる。
【0041】
なお、第8特徴構成の実施において、入力プラグを保持手段における携帯機器の収容部で移動自在にするには、例えば、入力プラグを先端に取り付けた入力用コードを保持手段における携帯機器の収容部に自由状態で存在させる構造や、保持手段における携帯機器の収容部で入力プラグの移動を案内する案内手段を設ける構造など、種々の構造を採用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
〔第1実施形態〕
図1、図2はポータブルデジタルオーディオプレーヤー(以下、プレーヤーと略称することがある)の使用を支援する支援装置を示し、1Aは上面をプレーヤー2の載置面とする偏平直方体形状の装置基体、1Bは装置基体1Aの長手方向における後側部分を上面側から覆う状態に設けた蓋体であり、この蓋体1Bは装置基体1Aの長手方向後端おける横向き軸芯Q周りでの回転により開閉自在に装置基体1Aに取り付けるとともに、スプリング等の付勢手段により閉じ側へ弾性的に付勢してある。
【0043】
つまり、この支援装置では、同図2の(ロ)に示す如く蓋体1Bを開いた状態で装置基体1Aの上面にプレーヤー2を載置し、その状態で、同図1及び図2の(イ)に示す如く蓋体1Bを閉じることにより蓋体1Bの閉じ付勢力をもって装置基体1Aと蓋体1Bとにより挟圧する形態でプレーヤー2を保持する。すなわち、装置基体1Aの上面及び蓋体1Bはプレーヤー2を保持する保持手段を構成する。
【0044】
プレーヤー2を装置基体1Aの上面に載置するにあたっては、プレーヤー2の画面表示部である液晶ディスプレイ2aと各種スイッチが配置された操作部2bとの形成面を上向きにした状態で、液晶ディスプレイ2aを装置基体1Aの後側に位置させ、かつ、操作部2bを装置基体1Aの前側に位置させる姿勢にしてプレーヤー2を装置基体1Aの上面に載置し、これにより、蓋体1Bを閉じたとき、プレーヤー2の液晶ディスプレイ2aが蓋体1Bにより覆われるのに対し、プレーヤー2の操作部2bは蓋体1Bに覆われずに露呈したままとなるようにする。
【0045】
また、蓋体1Bは上下方向への融通的な若干の平行移動を許す状態で開閉自在に装置基体1Aに連結するとともに、閉じ側への付勢と合わせて下方側へ弾性的に付勢してあり、これにより、厚みの異なる他種のプレーヤーや厚みの異なるプレーヤー以外の携帯機器(例えば携帯電話機など)についても、それらの厚みの異なりを蓋体1Bの融通的な上下移動により吸収する形態で、それらの画面表示部を蓋体1Bにより覆いかつそれらの操作部を露呈させる状態にして機体を装置基体1Aと蓋体1Bとにより適切に挟圧保持できるようにしてある。
【0046】
蓋体1Bの内部には、装置側面視における断面形状が直角二等辺三角形のプリズム3を直角側の頂点が上になる姿勢にして装備してあり、蓋体1Bを閉じた状態において、このプリズム3の底面における前側半部3aを液晶ディスプレイ2aに対する対向面としてプレーヤー2の液晶ディスプレイ2aに対し接触ないし近接状態で面対向させるようにしてある。
【0047】
また、蓋体1Bの内部における前側半部には、プリズム3の前側傾斜面3bに向けて照明光Lを照射する照明用光源としての面発光体4(例えばEL素子など)を、装置側面視でプリズム3の前側傾斜面3bに対し適当角度だけ傾斜させて設けてあり、この面発光体4から照射する照明光Lを同図2の(イ)に示す如くプリズム3の前側傾斜面3bを入光面としてプリズム3に入光させて、その照明光Lをプリズム3による屈折によりプリズム3の底面における前側半部3aの液晶ディスプレイ2aに対する対向面から下向きに出光させることで、照明光Lをプレーヤー2の液晶ディスプレイ2aに対し直交する向きで効率的に照射するようにしてある。
【0048】
一方、装置基体1Aの後端部で蓋体1Bの閉じ状態においてプリズム3の底面における後側半部3cに正対する位置にはCCDカメラなどの撮像装置5を入光部5aが上向きの姿勢で設けてあり、これにより、同図2の(イ)に示す如く蓋体1Bを閉じた状態において、プリズム3の底面における前側半部3aの液晶ディスプレイ2aに対する対向面からプリズム3に入光されるプレーヤー2の液晶ディスプレイ2aからの画像光Gを、プリズム3による屈折(本例ではプリズム3の内部での2回の反射)によりプリズム3の底面における後側半部3cを出光面としてプリズム3から下向きに出光させることで、照明光Lが照射されたプレーヤー2の液晶ディスプレイ2aで表示される画像を撮像装置5に撮像させるようにしてある。
【0049】
つまり、このプリズム3はプレーヤー2の液晶ディスプレイ2aからの画像光Gを撮像装置5への方向に変向させる像光変向手段を構成する。
【0050】
なお、プリズム3の後側傾斜面3dには、黒色の塗装ないし黒色シール状体の貼着を施してあり、プリズム3の側面には、黒色の塗装ないし黒色シール状体の貼着又は擦りガラス化による半透明化処理を施してある。
【0051】
また、プレーヤー2を装置基体1Aと蓋体1Bとにより挟圧保持するにあたっては、プレーヤー2の液晶ディスプレイ2aの中心が撮像装置5の撮像領域の中心に合致するようにプレーヤー2を液晶ディスプレイ2aの面方向において位置調整することができる。すなわち、装置基体1Aとの協働でプレーヤー2を挟圧保持する蓋体1Bは、液晶ディスプレイ2aの面方向でのプレーヤー2と撮像装置5との相対的な位置の調整を可能にする構図調整手段を構成する。
【0052】
一方、プレーヤー2の不存状態において装置基体1Aの上面と閉じ状態の蓋体1Bとの間に形成されるプレーヤー収容部としての隙間空間部には、先端に入力プラグ7を接続した入力用コード8を自由状態で臨ませてあり、プレーヤー2を蓋体1Bと装置基体1Aとにより挟んで保持する際には、この入力プラグ7を保持対象のプレーヤー2のイヤホン端子2cに接続しておく。
【0053】
装置基体1Aには、撮像装置5とともに制御基盤6を内蔵してあり、この制御基盤6には、撮像装置5が出力する画像信号gsと入力プラグ7から入力用コード8を通じて入力する音信号ss(すなわち、プレーヤー2のイヤホン端子2cから出力される音信号)とをテレビジョン信号電波xに変換して装置基体1Aに装備の送信アンテナ9から発信する送信処理手段としてのトランスミッター10を装備してある。
【0054】
図3は、この支援装置1を自動車に装備の車載テレビ11を用いて使用している状態を示し、車内の適当箇所に置いた支援装置1にはプレーヤー2を前述の如く装置基体1Aと蓋体1Bとにより挟圧保持した状態で、また、プレーヤー2のイヤホン端子2cに入力プラグ7を接続した状態で装着してある。
【0055】
支援装置1の電源スイッチをONにすると撮像装置5及びトランスミッター10が起動し、この状態でプレーヤー2を運転して楽曲の再生を行うと、各時点においてプレーヤー2の液晶ディスプレイ2aに表示される画像(例えば、再生中の楽曲の情報や操作部2bのスイッチを操作する際に表示される操作案内など)が撮像装置5により撮像され、それに併行して、撮像装置5の出力画像信号gsと入力プラグ7からの入力音信号ss(すなわち、再生中の楽曲の信号)とがトランスミッター10によりテレビジョン信号電波xに変換されて送信アンテナ9から発信され、その自動車に装備の受信アンテナ12に受信される。
【0056】
そして、車載テレビ11での受信チャンネルをトランスミッター10の発信チャンネル(本例ではテレビの空きチャンネルを利用)に合わせると、受信されたテレビジョン信号電波xにおける画像信号gs(撮像装置5により撮像されたプレーヤー2の液晶ディスプレイ2における画像の信号)の再生画像が車載テレビ11のテレビ画面に映し出されるとともに、その車載テレビ11と接続された車載オーディオ機器13のスピーカー13a(すなわち、自動車に装備のスピーカー)から受信テレビジョン信号電波xにおける音信号の再生音(すなわち、プレーヤー2で再生された楽曲)が出力される。
【0057】
したがって、使用者はプレーヤー2の液晶ディスプレイ2aで表示される再生中の楽曲の情報を車載テレビ11のテレビ画面において拡大化した状態で容易に確認し得るとともに、再生する楽曲を最初に選択するときや途中で変更する際には、プレーヤー2の液晶ディスプレイ2aに表示される操作案内を車載テレビ11のテレビ画面において拡大化した状態で確認しながら、支援装置1において露呈状態にあるプレーヤー2の操作部2bで楽曲の選択変更操作を容易に行うことができる。
【0058】
すなわち、この支援装置1によれば、液晶ディスプレイ2aが小さくて確認し難いプレーヤー2の表示画像をテレビ画面で拡大表示して容易に確認し得るとともに、そのテレビ画面で拡大表示されるプレーヤー2の表示画像を確認しながらプレーヤー2の操作を容易に行うことができる。
【0059】
また、この支援装置1とテレビとを接続するケーブル類がないことから、支援装置1の置き場所が制限されたり、ケーブル類が邪魔になったり、ケーブル類の準備や非使用時におけるケーブル類の収納管理を要するといったことがない。
【0060】
なお、この支援装置1において、撮像装置5をその入光部5aの中心軸芯周りでの回転姿勢の調整が自在な状態で装備する、又は、撮像装置5により撮像した画像の向きの調整を可能にする画像向き調整回路を装備し、これにより、携帯機器の画面表示部に表示される画像の向きとその携帯機器における操作部の位置との相対関係が異なる各種携帯機器についても、前述の如く操作部を露呈させた状態で携帯機器を適正に保持しながら、携帯機器の画面表示面に表示される画像を適切な向きでテレビ画面に映し出せるようにしてもよい。すなわち、この場合、撮像装置5の回転構造や画像向き調整回路は、液晶ディスプレイ2aの中心周りでの携帯機器と撮像装置5との相対的な回転姿勢の調整を可能にする構図調整手段を構成する。
【0061】
〔第2実施形態〕
図4,図5は第1実施形態で示した支援装置1の構造を変更した支援装置を示し、この支援装置1′では、蓋体1Bに代えて、装置基体1Aの長手方向における後側部分を覆う前側開口のフード体1Cを設けてあり、プレーヤー2の液晶ディスプレイ2aを上向きでフード体1Cの内部の位置させ、かつ、プレーヤー2の操作部2bをフード体1Cから外れた位置で上向きに露呈させる状態で、プレーヤー2を装置基体1Aの上面に載置する。すなわち、この支援装置では、装置基体1Aの上面がプレーヤー2を載置形態で保持する保持手段を構成する。
【0062】
フード体1Cの上壁14における前縁部14aは前下がり傾斜姿勢にしてあり、撮像装置5は、フード体1cの内部に位置させたプレーヤー2の液晶ディスプレイ2aに対し斜め向きに対向させる姿勢にしてフード体1Cにおける前下がり傾斜姿勢の前縁部14aに配置し、これにより、液晶ディスプレイ2aをフード体1Cの内部に位置させるように装置基体1Aの上面にプレーヤー2を載置した状態において、撮像装置5がプレーヤー2の液晶ディスプレイ2aを底面とする仮想柱形状15(すなわち、液晶ディスプレイ2aが長方形の場合には、液晶ディスプレイ2aを底面とする四角柱)から外れた位置に位置するようにしてある。
【0063】
つまり、撮像装置5を上記仮想柱形状15の外部に位置させることで、撮像装置5自身がプレーヤー2の液晶ディスプレイ2aに映って撮像装置5による撮像画像中に写し込まれることを防止する。
【0064】
フード体1Cの上壁14において傾斜姿勢の前縁部14aの後方に位置する水平部14の内面(すなわち、プレーヤー2の液晶ディスプレイ2aが対向する面)、及び、フード体1Cの後壁16の内面には、撮像装置5及びプレーヤー2の液晶ディスプレイ2aが臨む撮像空間部であるフード体1Cの内部空間を照明する照明用光源としての面発光体4(例えばEL素子など)を配設してあり、また、フード体1Cの両横壁17の内面にはアルミ箔などのシート状の反射体18を貼設し、これにより、それら横壁17の内面を光反射面とする形態で、面発光体4からの照射照明光Lのうちフード体1Cの両横壁17に至る放散照明光(すなわち、プレーヤー2の液晶ディスプレイ2aから外れた方向に向かう照明光)をフード体1Cの内部空間に向けて反射させて、プレーヤー2の液晶ディスプレイ2aに対し照明光Lを効率的に照射するようにしてある。
【0065】
また、装置基体1Aに内蔵した制御基盤6には、撮像装置5が撮像した画像の実画像(液晶ディスプレイ2a上の画像)に対する拡縮比をその画像の全体について均等化するように撮像装置5の出力画像信号gsを補正する画像補正手段としての補正回路19を送信処理手段としてのトランスミッター10とともに装備してあり、これにより、プレーヤー2の液晶ディスプレイ2aに表示される画像を液晶ディスプレイ2aに対して斜め向きに対向する撮像装置5により撮像する構成を採りながらも、プレーヤー2の液晶ディスプレイ2aに表示される画像を撮像してテレビ画面に映し出すことにおいて、液晶ディスプレイ2aの表示画像を歪みなく形状的に正確にテレビ画面に映し出せるようにしてある。
【0066】
フード体1Cの内部には、プレーヤー2の液晶ディスプレイ2aの中心が撮像装置5の撮像領域の中心と合致するようにプレーヤー2をフード体1Cの内部において位置決めするスペーサー20を設けてあり、このスペーサー20は、形状の異なる他種のプレーヤーやプレーヤー以外の携帯機器についても、それらの画面表示部の中心を撮像装置5の撮像領域の中心と合致させるように、使用するプレーヤーや他の携帯機器の形状に応じたものを選択して粘着等によりフード体1Cの内面や装置基体1Aの上面に取り付ける。
【0067】
その他の構成は第1実施形態で示した支援装置1と同様である。なお、第1実施形態で示した支援装置1と同様、この第2実施形態の支援装置1′においても、撮像装置5をその入光部5aの中心軸芯周りでの回転姿勢の調整が自在な状態で装備する、又は、撮像装置5により撮像した画像の向きの調整を可能にする画像向き調整回路を装備し、これにより、携帯機器の画面表示部に表示される画像の向きとその携帯機器における操作部の位置との相対関係が異なる各種携帯機器についても、携帯機器の画面表示面に表示される画像を適切な向きでテレビ画面に映し出せるようにしてもよい。
【0068】
〔別実施形態〕
前述の第1及び第2実施形態では、プレーヤー2の液晶ディスプレイ2aを底面とする仮想柱形状15の外部に撮像装置5を配置する例を示したが、これに代え、図6に示す如く、第2実施形態で示した支援装置1′において撮像装置5をフード体1Cの上壁14の中央部に配置して、プレーヤー2の液晶ディスプレイ2aに対し撮像装置5を正対させるようにしてもよい。
【0069】
なお、図6に示す支援装置1″では、フード体1Cの両横壁17の内面に照明用光源としての面発光体4を配設し、フード体1Cの後壁16、上壁14、前壁21夫々の内面にシート状反射体18を貼設してある。
【0070】
本発明の支援装置に装着する携帯機器は、ポータブルデジタルオーディオプレーヤーに限られるものではなく、ポータブルラジオ、ポータブルデジタルボイスレコーダあるいは携帯電話機やポータブルゲーム機などであってもよい。
【0071】
また、本発明による支援装置は、車載テレビに限らず、屋内テレビや携帯テレビを用いて使用することもできる。
【0072】
前述の各実施形態では照明用光源として面発光体4を用いる例を示したが、照明用光源は面発光体に限られるものではなく、例えば、照明用光源として発光ダイオードなどを用いてもよい。
【0073】
携帯機器2を保持する保持手段は、第1実施形態で示した如く携帯機器2を挟圧により保持する形式のもや、第2実施形態で示した如く携帯機器2を単に載置保持する形式のものに限らず、種々の保持方式のものを採用できる。
【0074】
撮像装置5はCCDカメラやC−MOSカメラなど、撮像した画像を信号化して主力し得るものであれば、どのような形式のものであってもよい。
【0075】
前述の第1実施形態では、携帯機器2の画像表示面2aからの画像光Gをその画像表示面2aを底面とする仮想柱形状15の外部に位置する撮像装置5への方向に変向させる像光変向手段としてプリズム3を用いる例を示したが、これに限らず像光変向手段として鏡や光ファイバーなどを用いるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】第1実施形態を示す支援装置の斜視図
【図2】第1実施形態を示す支援装置の側面視断面図
【図3】支援装置の使用例を示す概略斜視図
【図4】第2実施形態を示す支援装置の斜視図
【図5】第2実施形態を示す支援装置の側面視断面図
【図6】別実施形態を示す支援装置の斜視図
【符号の説明】
【0077】
2 携帯機器
1A,1B 保持手段
2a 画像表示面
5 撮像装置
2c イヤホン端子
7 入力プラグ
gs 画像信号
ss 音信号
x テレビジョン信号電波
10 送信処理手段
15 仮想柱形状
G 画像光
3 像光変向手段、プリズム
3c 撮像装置への画像光の出光面
3b 照明光の入光面
L 照明光
3a 画像表示面に対する対向面
4 照明用光源
18 光反射面
1B 構図調整手段


【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像の表示と音信号の出力を行う携帯機器を保持する保持手段と、その保持手段により保持した前記携帯機器の画像表示面における画像を撮像する撮像装置と、前記保持手段により保持する前記携帯機器のイヤホン端子に接続する入力プラグと、前記撮像装置が出力する画像信号と前記入力プラグに入力される音信号とをテレビジョン信号電波に変換して発信する送信処理手段とを設けてある携帯機器支援装置。
【請求項2】
前記撮像装置が前記画像表示面を底面とする仮想柱形状の外部に位置する状態に前記撮像装置を配置してある請求項1記載の携帯機器支援装置。
【請求項3】
前記画像表示面からの画像光を前記仮想柱形状の外部に位置する前記撮像装置への方向に変向させる像光変向手段を設けてある請求項2記載の携帯機器支援装置。
【請求項4】
前記像光変向手段として前記画像表示面に対し一面を面対向させるプリズムを設け、このプリズムの外面のうち前記撮像装置への画像光の出光面とは角度の異なる面から前記プリズムに照明光を入光させて、その照明光を前記プリズムによる屈折により前記画像表示面に対する対向面から出光させる照明用光源を設けてある請求項3記載の携帯機器支援装置。
【請求項5】
前記撮像装置が前記仮想柱形状の外部の位置から前記画像表示面に対して斜め向きに対向する状態に前記撮像装置を配置し、前記撮像装置の出力画像信号を補正して前記撮像装置により撮像された画像の実画像に対する拡縮比をその画像の全体について均等化する画像補正手段を設けてある請求項2記載の携帯機器支援装置。
【請求項6】
前記画像表示面が臨む撮像空間部を照明する照明用光源を設け、この照明用光源が照射する照明光のうち前記画像表示面から外れた方向へ向かう放散光を前記撮像空間部に向けて反射する光反射面を設けてある請求項1、2、3又は5のいずれか1項に記載の携帯機器支援装置。
【請求項7】
前記携帯機器と前記撮像装置との前記画像表示面の面方向での相対的な位置又は前記画像表示面の中心周りでの相対的な回転姿勢の調整を可能にする構図調整手段を設けてある請求項1〜6のいずれか1項に記載の携帯機器支援装置。
【請求項8】
前記保持手段における前記携帯機器の収容部において前記入力プラグの移動が自在な構造にしてある請求項1〜7のいずれか1項に記載の携帯機器支援装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−129546(P2007−129546A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−320835(P2005−320835)
【出願日】平成17年11月4日(2005.11.4)
【出願人】(591096336)株式会社錦織 (4)
【Fターム(参考)】