説明

検索装置

【課題】複数の文字入力モードにおける文字入力によって地点識別文字情報の検索を行う場合に、1つの文字入力モードにおける文字入力の結果を他の文字入力モードにおける文字入力による検索の際に活用することができ、ひいては、地点識別文字情報の検索の迅速性および確実性を図ることができるとともに、ユーザの負担を軽減して利便性を向上させることができる「検索装置」を提供すること。
【解決手段】第1の文字入力モードから第2の文字入力モードへの切り替えが行われた場合であっても、第1の文字入力画面38を用いて入力された文字を保持し、これを第2の文字入力モードにおける文字入力の際にフリーキーワードとともに地点識別文字情報の検索に用いること。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索装置に係り、特に、地点識別文字情報を文字入力によって検索するのに好適な検索装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車載用ナビゲーション装置においては、目的地の設定の際に、文字入力画面を用いた文字入力(50音入力)を行うことによって、入力された文字が含まれる施設名称を検索し、検索された施設名称をディスプレイに表示することが行われていた。このとき、文字入力画面を用いて入力された文字が含まれる施設名称が複数存在する場合には、これら複数の施設名称を一覧表示するようになっていた。そして、表示された施設名称の中から、ユーザが選択した1つの施設名称に該当する施設を目的地として設定することが可能とされていた。
【0003】
また、従来から、車載用ナビゲーション装置には、このような施設名称の検索の際にユーザを補助するためのユーザ補助機能が備えられていた。
【0004】
図3は、このような補助機能によるタッチパネル方式の文字入力画面1の表示例を示したものである。
【0005】
この文字入力画面1には、入力結果表示欄2が含まれており、この入力結果表示欄2には、文字入力の結果が、文字入力の進行にともなって更新可能に表示されるようになっている。なお、図3の入力結果表示欄2には、文字の最新の入力結果として、3文字の平仮名からなる「○△□」が表示されている。
【0006】
また、文字入力画面1には、文字入力を行うための画面キーボード3が含まれており、この画面キーボード3には、入力される文字が表記された複数の文字キー4が選択可能に配列されている。そして、ユーザは、この文字キー4に対する選択的なタッチ操作を行うことによって、タッチ操作が行われた文字キー4に対応する文字(平仮名)を入力可能とされている。
【0007】
さらに、文字入力画面1には、件数表示欄7が含まれており、この件数表示欄7には、現在の入力結果表示欄2に示される文字を先頭(語頭)に含んだ施設名称の件数が表示されている。つまり、この文字入力画面1においては、画面キーボード3による1文字の文字入力が行われる度に、入力された文字を先頭側に含む施設名称が順次絞り込まれるような検索が行われるようになっている。なお、この場合の検索先のデータは、車載用ナビゲーション装置に備えられたハードディスク等の記憶媒体に記憶された地図データ(主として、検索データ)とされている。
【0008】
さらにまた、文字入力画面1における画面キーボード3には、検索結果の表示に移行するためのタッチ操作が可能とされたキーボタン5が含まれており、このキーボタン5に対するタッチ操作が行われることによって、図4に示すような検索結果のリスト表示画面8がディスプレイに表示されるようになっている。
【0009】
その他、文字入力画面1には、小文字の入力に移行するためのタッチ操作が可能とされたキーボタン16、文字入力画面1の直前に表示されていた画面に遷移するためのタッチ操作が可能とされたキーボタン9、および、入力結果を削除するためのタッチ操作が可能とされたキーボタン12等が含まれている。
【0010】
ここで、図4のリスト表示画面8には、入力結果表示欄2に表示された文字を先頭側に含んだ施設名称として、「○△□こうえん」、「○△□おんせん」、「○△□ほてる」、の各施設名称がリスト表示されている。なお、実際の検索に際しては、文字入力画面1を用いて入力された文字を音(称呼)に含む施設名称が検索されるため、施設名称の検索結果のリストは、漢字や片仮名の状態として表示される場合が多いが、図4においては、検索のイメージが分かりやすいように、入力結果と同じ平仮名のみからなるリストが示されている。
【0011】
そして、前述したユーザ補助機能は、現段階において表示される検索結果が図4のリスト表示画面8に示されるような結果であることを事前に把握した上で、画面キーボート3内の文字キー4のうち、現段階において最後に入力されている文字(図3における□)の次に入力されるべき文字(図3における「こ」、「お」、「ほ」)に対応した文字キー4のみを選択可能な状態に表示(例えば、ハイライト表示)し、それ以外の文字キー4は選択不能な状態に表示(例えば、シェード表示)していた。
【0012】
このようなユーザ補助機能により、ユーザは、検索結果が確実に得られるような文字のみを入力することが可能とされていた。
【0013】
ところで、最近の車載用ナビゲーション装置では、インターネットを用いた施設名称の検索も可能となっており、このような車載用ナビゲーション装置においては、図3に示した文字入力画面1の他にも、図5に示すようなフリーキーワードを入力可能な文字入力画面10を表示するようになっている。
【0014】
この図5に示す文字入力画面10は、基本的な画面構成は図3に示したものと同様であり、入力結果表示欄2、画面キーボード3および検索結果の表示に移行するためのタッチ操作が可能とされたキーボタン5等を備えている。
【0015】
ただし、この文字入力画面10は、図3のものとは異なり、選択可能に表示される文字キー4を限定することはなく、任意の文字キー4を選択してフリーキーワードによる文字入力(以下、フリーキーワード入力と称する)が可能とされている。
【0016】
そして、このような文字入力画面10を用いて、フリーキーワード入力を行った上で、キーボタン5に対するタッチ操作を行うと、現在入力されているフリーキーワードが確定された上で、確定されたフリーキーワードを含むような施設名称の検索が行われるようになっている。なお、このときの検索先のデータは、インターネットを介して取得可能なデータとされている。また、このフリーキーワード入力による検索においては、入力されたフリーキーワードが施設名称中のいずれの位置に含まれているかを問わずに検索が行われていた。
【0017】
そして、このようなフリーキーワード入力による検索が行われると、ディスプレイには、図6に示すような検索結果表示画面11が表示されるようになっている。この検索結果表示画面11においては、例えば、文字入力画面10を用いて入力された文字「○△□×」を末尾に含むような施設名称として、「れすとらん○△□×」を示す検索結果が示されている。
【0018】
このようなフリーキーワード入力による検索によれば、図3のように施設名称を必ずしも先頭から入力する必要はなく、ユーザが、施設名称のうち先頭以外の文字を覚えているような場合であっても、所望の施設名称を検索することが可能であった。
【0019】
このように、従来から、ユーザ補助機能をともなう図3の文字入力画面1とフリーキーワード入力が可能な図5の文字入力画面10との双方を用いた文字入力によって、施設名称の検索の迅速性および確実性の向上が図られていた。
【0020】
【特許文献1】特開2003−294475号公報
【特許文献2】特開平9−97266号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
しかしながら、従来は、図3の文字入力画面1から図5の文字入力画面10への表示の切り替えを行う場合には、図3の文字入力画面1を用いた文字入力の結果がリセットされてしまっていた。
【0022】
このため、例えば、図3の文字入力画面1を用いて入力された文字を先頭(語頭)に含む施設名称が検索されなかった場合に、今度は、その文字を中央側あるいは末尾(語尾)側に含む施設名称を検索したいと思う場合には、図5の文字入力画面10に表示を切り替えた後に、この図5の文字入力画面10を用いて、図3の文字入力画面1において入力した文字と同じ文字を再入力しなければならなかった。
【0023】
したがって、従来は、文字入力モード(すなわち文字入力画面1,10)の切り替えによって切り替え前の文字入力モードにおける文字の入力結果が無駄になってしまい、切り替え前の文字入力モードにおける文字入力を、切り替え後においても重複して行わなければならない場合があるといった問題が生じていた。
【0024】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたものであり、複数の文字入力モードにおける文字入力によって地点識別文字情報の検索を行う場合に、1つの文字入力モードにおける文字入力の結果を他の文字入力モードにおける文字入力による検索の際に活用することができ、ひいては、地点識別文字情報の検索の迅速性および確実性を図ることができるとともに、ユーザの負担を軽減して操作性および利便性を向上させることができる検索装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0025】
前述した目的を達成するため本発明に係る検索装置は、文字が選択可能に表示され、前記文字の選択によって文字入力が可能とされた文字入力画面を生成する画面生成手段と、前記文字入力画面を表示する表示手段と、地点を識別する文字情報である地点識別文字情報を、前記文字入力画面を用いた文字入力の結果に基づいて検索する検索手段とを備えた検索装置であって、前記画面生成手段が、第1および第2の2つの文字入力モードに選択的に設定可能に形成され、前記第1の文字入力モードの設定状態においては、前記画面生成手段が、前記文字入力画面として、文字入力の結果を文字入力の進行に応じて更新可能に表示し、文字入力がなされている状態における選択可能に表示される文字を、前記文字入力の結果における最後の1文字の次に入力されるべき1文字の候補である候補文字のみに限定し、前記第1の文字入力モードから前記第2の文字入力モードへの設定の切り替えのための入力操作を許容するような第1の文字入力画面を生成し、前記検索手段が、前記第1の文字入力画面を用いて入力された文字が先頭側に含まれるような前記地点識別文字情報を、1文字の文字入力が行われる度に順次絞り込むように検索し、前記画面生成手段が、前記検索によって絞りこまれた前記地点識別文字情報に含まれる文字のうちの最後に文字入力された1文字の次の1文字を、新たな前記候補文字として前記検索後の前記文字入力画面に表示するように形成され、前記第1の文字入力モードから前記第2の文字入力モードへの設定の切り替えが行われる際には、前記画面生成手段が、前記第1の文字入力画面を用いて入力された文字を保持するように形成され、前記第2の文字入力モードの設定状態においては、前記画面生成手段が、前記文字入力画面として、文字入力の結果を文字入力の進行に応じて更新可能に表示し、選択可能に表示される文字を限定しないフリーキーワードによる文字入力を許容するような第2の文字入力画面を生成し、前記検索手段が、前記第2の文字入力画面を用いた文字入力が確定された上で、確定された文字が含まれるような前記地点識別文字情報を検索し、その際に、前記第2の文字入力モードが前記第1の文字入力モードからの切り替えによって設定されたものである場合には、前記画面生成手段によって保持された前記文字を前記フリーキーワードとともに前記地点識別文字情報の検索に用いることが可能に形成されていることを特徴としている。
【0026】
そして、このような構成によれば、第1の文字入力モードから第2の文字入力モードへの切り替えが行われた場合であっても、第1の文字入力画面を用いて入力された文字(すなわち、第1の文字入力モードにおける文字入力の結果)を保持し、これを第2の文字入力モードにおける文字入力の際にフリーキーワードとともに地点識別文字情報の検索に用いることができる。この結果、複数の文字入力モードにおける文字入力による地点識別文字情報の検索を行う場合に、1つの文字入力モードにおける文字の入力結果を他の文字入力モードにおける文字入力による検索の際に活用することができ、ひいては、地点識別文字情報の検索の迅速性および確実性を図ることができるとともに、ユーザの負担を軽減して操作性および利便性を向上させることができる。
【0027】
また、前記画面生成手段が、前記第1の文字入力モードからの切り替えによる前記第2の文字入力モードの設定状態において、前記第2の文字入力画面として、前記画面生成手段によって保持された前記文字を、文字入力の結果の先頭に自動的に表示するような第2の文字入力画面を生成するように形成されていることが好ましい。
【0028】
そして、このような構成によれば、第1の文字入力画面を用いて入力された文字を第2の文字入力モードにおいてそのまま使用し得ることを直感的に把握することができるので、当該第1の文字入力画面を用いて入力された文字に続けてフリーキーワードを入力して地点識別文字情報を検索することができることをユーザが容易に理解することができ、所望の地点識別文字情報をさらに簡便に検索することができる。
【0029】
さらに、前記検索手段が、前記第1の文字入力モードからの切り替えによる前記第2の文字入力モードの設定状態において、前記画面生成手段によって保持された前記文字の末尾に前記フリーキーワードが連結された一連の文字が含まれるような前記地点識別文字情報を検索可能に形成されていることが好ましい。
【0030】
そして、このような構成によれば、第1の文字入力モードにおける文字入力の結果を第2の文字入力モードにおける検索の際により有効に活用することができる。
【0031】
さらにまた、前記画面生成手段が、前記第1の文字入力画面として、前記第1の文字入力モードから前記第2の文字入力モードへの切り替えのための入力操作が可能とされた切り替え用操作ボタンを含むような第1の文字入力画面を生成するように形成されていることが好ましい。
【0032】
そして、このような構成によれば、切り替え用操作ボタンの操作によって第1の文字入力モードから第2の文字入力モードへの切り替えを簡便に行うことができるので、利便性をさらに向上させることができる。
【0033】
さらに、前記画面生成手段が、タッチパネル方式の前記文字入力画面を生成するように形成され、前記第1の文字入力画面における前記候補文字以外の文字に対するタッチ操作によって、前記第1の文字入力モードから前記第2の文字入力モードへの設定の切り替えが行われるように形成されていることが好ましい。
【0034】
そして、このような構成によれば、候補文字以外の文字に対するタッチ操作によって、第1の文字入力モードから第2の文字入力モードへの切り替えを簡便に行うことができるので、利便性をさらに向上させることができる。
【0035】
さらにまた、前記地点識別文字情報が、地点の名称および地点の住所の少なくとも一方を含むようにしてもよい。
【0036】
このような構成によれば、地点の名称および地点の住所の迅速かつ確実に検索することができる。
【0037】
また、ナビゲーション装置に搭載されることが好ましい。
【0038】
このような構成によれば、ナビゲーション装置における地点の名称や地点の住所の検索を迅速かつ確実に行うことができ、ひいては、ナビゲーション装置の操作性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0039】
本発明に係る検索装置によれば、複数の文字入力モードにおける文字入力による地点識別文字情報の検索を行う場合に、1つの文字入力モードにおける文字の入力結果を他の文字入力モードにおける文字入力による検索の際に活用することができ、ひいては、地点識別文字情報の検索の迅速性および確実性を図ることができるとともに、ユーザの負担を軽減して操作性および利便性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
以下、本発明に係る検索装置の実施形態として、検索装置を備えた車載用ナビゲーション装置の実施形態について、図1および図2を参照して説明する。
【0041】
なお、従来と基本的構成が同一もしくはこれに類する箇所については、同一の符号を用いて説明する。
【0042】
図1に示すように、本実施形態における車載用ナビゲーション装置14は、大別して、自車位置から目的地まで自車両を誘導するナビゲーションのための主たる処理や制御を行うナビゲーションメインユニット15と、このナビゲーションメインユニット15にそれぞれ接続されたGPSレシーバ16、記憶装置17、入力操作部18、表示手段としてのディスプレイ19およびスピーカ20とによって構成されている。
【0043】
GPSレシーバ16は、GPS衛星22から、軌道および時刻に関する情報(以下、GPS情報と称する)を受信し、受信されたGPS情報をナビゲーションメインユニット15に入力するようになっている。
【0044】
記憶装置17には、地図データが記憶された記憶媒体が搭載されている。この記憶装置17は、記憶媒体としてのDVDが搭載されたDVDドライブであってもよく、また、ハードディスクドライブであってもよい。ここで、地図データは、車載用ナビゲーション装置14の地図表示機能および経路誘導機能の実行に用いられる道路データおよび背景データと、経路探索機能の実行に用いられる経路計算データと、目的地や施設等の検索機能の実行に用いられる検索データとを有している。検索データは、エリア名称、住所および郵便番号等のデータ構成要素によって形成されている。
【0045】
また、入力操作部18は、例えば、リモコン、リニアエンコーダ、ロータリエンコーダまたは、ディスプレイ19のタッチパネル等であってもよい。
【0046】
ナビゲーションメインユニット15について詳述すると、このナビゲーションメインユニット15は主制御部としてのナビCPU23を有している。
【0047】
ナビCPU23には、システムバス24を介してデコーダ26が接続されており、このデコーダ26には、記憶装置17が接続されている。
【0048】
また、ナビCPU23には、システムバス24を介して画像インターフェース(I/F)27が接続されており、この画像インターフェース27には、ディスプレイ19が接続されている。
【0049】
さらに、ナビCPU23には、システムバス24を介して音声インターフェース(I/F)31が接続されており、この音声インターフェース31には、スピーカ20が接続されている。
【0050】
さらにまた、ナビCPU23には、システムバス24を介してユーザインターフェース28が接続されており、このユーザインターフェース28には、入力操作部18が接続されている。
【0051】
また、ナビCPU23には、システムバス24を介してメモリ29が接続されている。
【0052】
そして、本実施形態において、ナビCPU23は、その機能ブロックの1つとして、画面生成手段としての文字入力画面生成部30を有しており、この文字入力画面生成部30には、第1の文字入力モードとしての次候補限定入力モードと、第2の文字入力モードとしてのフリーキーワード入力モードとの2つの文字入力モードを選択的に設定可能とされている。
【0053】
すなわち、本実施形態においては、ユーザが、ナビCPU23によってディスプレイ19に表示されたメニュー画面等の操作画面に対して、入力操作部18を用いることによって次候補限定入力モードの設定のための入力操作を行うと、この入力操作が、ユーザインターフェース28およびシステムバス24を介して文字入力画面生成部30に入力されるようになっている。
【0054】
そして、このような次候補限定入力モードの設定のための入力操作が入力されることにより、文字入力画面生成部30は、次候補限定入力モードに設定されるようになっている。なお、この次候補限定入力モードの設定のための入力操作は、後述する次候補限定検索への移行のための指示であってもよい。
【0055】
この次候補限定入力モードの設定状態において、文字入力画面生成部30は、第1の文字入力画面としての次候補限定入力画面を生成するようになっている。そして、文字入力画面生成部30は、生成された次候補限定入力画面を、画像インターフェース27を介してディスプレイ19に出力することによって、ディスプレイ19による次候補限定入力画面の表示が行われるようになっている。
【0056】
ここで、次候補限定入力画面は、文字が選択可能に表示され、文字の選択によって文字入力が可能とされた画面であって、文字入力の結果を文字入力の進行に応じて更新可能に表示し、かつ、文字入力がなされている状態における選択可能に表示される文字を候補文字に限定し、さらに、次候補限定入力モードからフリーキーワード入力モードへの設定の切り替えのための入力操作を許容するような文字入力画面とされている。このような次候補限定入力画面に対する文字の選択は、入力操作部18を用いて行うことができるようになっている。
【0057】
なお、前述した候補文字とは、次候補限定入力画面を用いた文字入力の結果における最後の1文字の次に入力されるべき1文字の候補をいう。
【0058】
このような次候補限定入力画面において、いずれの文字を候補文字として選択可能に表示するかについては、次候補限定入力モードの設定状態における現時点における地点識別文字情報の検索結果によるものとなる。
【0059】
このことを具体的に説明するために、まず、次候補限定入力モードの設定状態における地点識別文字情報の検索を行うための構成について触れておくと、図1に示すように、ナビCPU23は、検索手段としての検索部32を有している。 この検索部32は、次候補限定入力モードの設定状態において、次候補限定入力画面上に選択可能に表示された文字の選択による次候補限定入力画面を用いた文字入力が1文字ずつ累積的に行われることにともなって、入力された文字が先頭(語頭)側に含まれるような地点識別文字情報を、1文字の文字入力が行われる度に順次絞り込むような検索(以下、次候補限定検索と称する)を行うようになっている。
【0060】
このとき、検索部32は、記憶装置17に対して、地図データにおける検索データを読み出すための読み出し要求を出力することによって、記憶装置17から読み出された検索データをデコーダ26およびシステムバス24を介して取得し、取得された検索データを用いて次候補限定検索を行うようになっている。
【0061】
そして、文字入力画面生成部30は、このような次候補限定検索の過程において、現時点において絞りこまれている地点識別文字情報に含まれる文字のうちの次候補限定入力画面を用いて最後に文字入力された1文字の次の1文字を、新たな候補文字として次候補限定検索後の次候補限定入力画面に表示するようになっている。このとき、地点識別文字情報が複数件分検索されている場合には、候補文字が複数個となる場合がある。
【0062】
つまり、次候補限定入力画面が最初に表示された時点、あるいは、全ての文字が削除された時点等の文字入力がなされていない状態においては、次候補限定入力画面における全ての文字キー4が選択可能な状態として表示され、文字入力およびこれともなう次候補限定検索が進むにつれて候補文字が減少することになる。
【0063】
なお、次候補限定入力画面は、次候補限定検索の検索結果の表示に移行するための入力操作が可能とされていてもよいことは勿論である。
【0064】
また、本実施形態においては、ユーザが、入力操作部18を用いることによって、ディスプレイ19に表示された操作画面に対して、フリーキーワード入力モードの設定のための入力操作を行うと、文字入力画面生成部30は、フリーキーワード入力モードに設定されるようになっている。このフリーキーワード入力モードの設定のための入力操作は、後述するフリーキーワード検索への移行の指示であってもよい。このようなフリーキーワード入力モードの設定のための入力操作が行われる操作画面は、次候補限定入力画面であってもよく、または、次候補限定入力画面以外の操作画面であってもよい。なお、次候補限定入力画面に対するフリーキーワード入力モードの設定のための入力操作は、次候補限定入力モードからフリーキーワード入力モードへの設定の切り替えのための入力操作と同義である。
【0065】
そして、フリーキーワード入力モードの設定状態において、文字入力画面生成部30は、第2の文字入力画面としてのフリーキーワード入力画面を生成するようになっている。そして、文字入力画面生成部30は、生成されたフリーキーワード入力画面を画像インターフェース27を介してディスプレイ19に出力することによって、ディスプレイ19によるフリーキーワード入力画面の表示が行われるようになっている。
【0066】
ここで、フリーキーワード入力画面は、文字が選択可能に表示され、文字の選択によって文字入力が可能とされた画面であって、文字入力の結果を文字入力の進行に応じて更新可能に表示し、選択可能に表示される文字を限定しないフリーキーワードによる文字入力を許容するような文字入力画面とされている。このようなフリーキーワード入力画面に対する文字の選択は、入力操作部18を用いて行うことができるようになっている。
【0067】
そして、このようなフリーキーワード入力モードの設定状態において、ユーザが、フリーキーワード入力画面に対してフリーキーワードによる文字入力を行うと、検索部32は、文字入力が確定された上で、確定された文字が含まれるような地点識別文字情報の検索(以下、フリーキーワード検索と称する)を行うようになっている。
【0068】
このフリーキーワード検索においては、フリーキーワード入力画面を用いて入力された文字が、検索されるべき地点識別文字情報のいずれの位置に含まれているかを問わない。したがって、次候補限定検索の場合とは異なり、例えば、入力された文字が末尾(語尾)に含まれるような地点識別文字情報も検索されることになる。
【0069】
さらに、本実施形態において、フリーキーワード検索の次候補限定検索との違いは、検索先のデータにある。すなわち、ナビCPU23には、システムバス24を介して通信部33が接続されており、この通信部33は、フリーキーワード検索の際に、インターネット等の通信によって、フリーキーワード入力画面に対する文字入力の結果に応じた地点識別文字情報を受信可能とされている。そして、検索部32は、通信部33によって受信された地点識別文字情報を、フリーキーワード検索の検索結果として取得するようになっている。
【0070】
なお、フリーキーワード入力画面は、フリーキーワード検索の検索結果の表示に移行するための入力操作が可能とされていてもよいことは勿論である。また、このフリーキーワード検索の検索結果の表示に移行するための入力操作によって、フリーキーワード入力が確定されるようにしてもよい。
【0071】
上記構成に加えて、本実施形態においては、次候補限定入力モードにおける文字入力の結果を、フリーキーワード検索に活用するための手段が講じられている。
【0072】
すなわち、本実施形態において、文字入力画面生成部30は、次候補限定入力画面に対する入力操作によって、次候補限定入力モードからフリーキーワード入力モードへの設定の切り替えが行われる場合には、次候補限定入力画面を用いて入力された文字すなわち次候補限定入力画面を用いた文字入力の結果(以下、次候補限定入力結果と称する)を保持するようになっている。この次候補限定入力結果の保持は、文字入力画面生成部30自らが次候補限定入力結果を記憶することによって行うようにしてもよく、または、次候補限定入力結果をメモリ29に一時的に記憶させることによって、このメモリ29を介して行うようにしてもよい。
【0073】
そして、本実施形態において、検索部32は、次候補限定入力モードからの切り換えによるフリーキーワード入力モードの設定状態において、文字入力画面生成部30によって保持された次候補限定入力結果を取得し、取得された次候補限定入力結果をフリーキーワードとともに地点識別文字情報の検索に用いるようになっている。これにより、例えば、次候補限定入力結果の末尾にフリーキーワードが連結された一連の文字が含まれるような地点識別文字情報を検索することができる。
【0074】
従って、本実施形態においては、次候補限定入力結果を、フリーキーワード検索に活用することができるようになっている。
【0075】
さらに、本実施形態において、文字入力画面生成部30は、次候補限定入力モードからの切り替えによるフリーキーワード入力モードの設定状態において、フリーキーワード入力画面として、文字入力の結果の先頭に次候補限定入力結果が自動的に(ユーザによる文字入力をともなわずに)表示されるようなフリーキーワード入力画面を生成するようになっている。
【0076】
これにより、ユーザは、フリーキーワード検索の際に次候補限定入力結果をそのまま使用し得ることを直感的に把握することができるので、この次候補限定入力結果に続けてフリーキーワードを入力して地点識別文字情報を検索することができることを容易に理解することができる。
【0077】
なお、次候補限定入力モードからフリーキーワード入力モードへの切り替えのための入力操作は、この入力操作を行うための切り替え用操作ボタンを次候補限定入力画面上に表示することによって実行可能としてもよい。あるいは、文字入力を文字のタッチ操作によって行うタッチパネル方式の次候補限定入力画面を用いる場合には、候補文字以外の文字に対するタッチ操作が行われることによって、次候補限定入力モードからフリーキーワード入力モードへの切り替えが行われるように構成してもよい。
【0078】
上記構成に加えて、さらに、本実施形態において、ナビCPU23は、機能ブロックの1つとして、検索結果描画部35を有している。
【0079】
この検索結果描画部35は、ユーザが、入力操作部18を用いることによって、例えば、次候補限定入力画面またはフリーキーワード入力画面に対して、検索結果の表示に移行するための入力操作を行うと、検索結果の表示画面(以下、検索結果表示画面と称する)を生成するようになっている。そして、検索結果描画部35は、生成された検索結果表示画面をディスプレイ19に出力することによって、ディスプレイ19による検索結果表示画面の表示が行われるようになっている。なお、検索結果表示画面は、ナビゲーションの目的地や経由地を設定するための入力操作に移行することが可能な画面であってもよい。
【0080】
上記構成の他にも、車載用ナビゲーション装置14には、ナビゲーションのための種々の機能が備えられている。
【0081】
例えば、ナビCPU23の入力側には、前述したGPSレシーバ16が接続されており、このGPSレシーバ16からのGPS情報が、ナビCPU23に入力されるようになっている。また、ナビCPU23の入力側には、ジャイロセンサ等の自律航法センサ34が接続されており、この自律航法センサ34は、自律航法によって自車位置(相対位置)を検出し、検出結果をナビCPU23に入力するようになっている。そして、ナビCPU23は、入力されたGPS情報および自律航法センサ34の検出結果を用いることによって、自車位置を算出するようになっている。この自車位置の算出の際には、記憶装置17に記憶された地図データを用いたマップマッチング処理が行われるようになっている。
【0082】
また、ナビCPU23は、入力操作部18を用いて入力操作によってユーザが選択した地点(施設等)を目的地として設定するようになっている。この目的地は、検索結果表示画面の中からユーザによって選択された地点識別文字情報(施設名称等)を有する地点であってもよい。
【0083】
さらに、ナビCPU23は、自車位置を算出し、目的地を設定した上で、自車位置から目的地までの推奨経路を探索するようになっている。この推奨経路の探索には、記憶装置17に記憶された地図データ(経路計算データ)が用いられるようになっている。
【0084】
さらにまた、ナビCPU23は、推奨経路を算出した上で、算出された推奨経路に沿った目的地までの経路誘導を行うことになっている。この経路誘導は、案内画像(交差点拡大画像等)を生成し、生成された案内画像をディスプレイ19によって表示することや、案内音声(例えば、交差点右左折案内等)を生成し、生成された案内音声をスピーカ20によって音声出力することによって行うようになっている。
【0085】
次に、本実施形態の主たる作用について、より具体的な例を用いつつ説明する。
【0086】
なお、初期状態において、文字入力画面生成部30には、次候補限定入力モードおよびフリーキーワード入力モードのいずれも設定されていないものとする。
【0087】
次いで、初期状態から、ユーザが、例えば、ナビCPU23によってディスプレイ19に表示されたメニュー画面に対して、ディスプレイ19と一体的に配設された入力操作部18としての図示しないタッチパネルを用いることによって、次候補限定入力モードを設定するための入力操作(例えば、次候補限定検索への移行のための指示)を行うと、文字入力画面生成部30が次候補限定入力モードに設定される。
【0088】
この次候補限定入力モードにおいて、文字入力画面生成部30は、図2(a)に示すようなタッチパネル方式の初期状態の次候補限定入力画面38を生成し、生成された次候補限定入力画面38をディスプレイ19によって表示する。
【0089】
この初期状態の次候補限定入力画面38は、図3に示した文字入力画面1と同様に、文字キー4および検索結果表示画面としてのリスト表示画面8(図4参照)の表示に移行するためのキーボタン5を含む画面キーボード3と、入力結果表示欄2と、件数表示欄7とを有している。
【0090】
この初期状態の次候補限定入力画面38においては、文字入力がなされていないので、画面キーボード3中の全ての文字キー4が選択可能に表示(例えば、ハイライト表示)されている。また、入力結果表示欄2には、文字入力の結果が表示されていない。
【0091】
次いで、ユーザが、次候補限定入力画面38に対して、文字キー4に対するタッチ操作によって、画面キーボード3中の3文字の平仮名として、「○△□」を1文字ずつ文字入力すると、この文字入力を受けて検索部32が、記憶装置17から読み出された検索データを用いて次候補限定検索を行い、「○△□」を先頭に含む施設名称を、1文字の文字入力ごとに順次絞り込むように検索する。
【0092】
また、このとき、文字入力画面生成部30は、図2(b)に示すような次候補限定検索後の次候補限定入力画面39を生成し、生成された次候補限定入力画面39をディスプレイ19によって表示する。
【0093】
この次候補限定検索後の次候補限定入力画面39は、画面構成は、初期状態の次候補限定入力画面38と同様である。
【0094】
ただし、この次候補限定検索後の次候補限定入力画面39は、初期状態とは異なり、入力結果表示欄2に、次候補限定入力結果として、「○△□」の文字入力の結果が表示されているとともに、件数表示欄7には、「○△□」の文字入力による次候補限定検索の検索結果の件数が「3件」と表示されている。なお、この3件は、図2(b)における次候補限定入力画面39の右側に図示された施設名称リストに示すように、「○△□こうえん」、「○△□おんせん」、「○△□ほてる」、の各施設名称とされている。
【0095】
さらに、この次候補限定検索後の次候補限定入力画面39においては、検索部32による3件の検索結果のそれぞれにおける最後に文字入力された1文字(「□」)の次の1文字(「お」、「こ」、「ほ」)が、候補文字として選択可能に表示されている。一方、画面キーボード3における候補文字以外の文字は、次候補限定入力モードにおける文字入力が不能な状態として表示(例えば、シェード表示)されている。
【0096】
次いで、このような次候補限定入力画面39に対して、ユーザが、候補文字以外の文字に対応する文字キー4(「×」)に対してタッチ操作を行うと、文字入力画面生成部30は、次候補限定入力モードからフリーキーワード入力モードへと設定が切り替わる。
【0097】
このとき、文字入力画面生成部30は、次候補限定入力結果としての「○△□」の文字入力の結果を保持する。
【0098】
そして、この次候補限定入力モードからの切り替えによるフリーキーワード入力モードの設定状態において、文字入力画面生成部30は、図2(c)に示すようなフリーキーワード入力画面40を生成し、生成されたフリーキーワード入力画面40をディスプレイ19によって表示する。
【0099】
このフリーキーワード入力画面40は、図5に示した文字入力画面10と同様に、入力結果表示欄2および画面キーボード3を含むとともに、画面キーボード3における全ての文字キー4が選択可能な状態としてハイライト表示されている。また、文字入力の確定は、検索結果表示画面11の表示に移行するための操作ボタン5のタッチ操作によって行うことができるようになっている。
【0100】
このとき、検索部32は、文字入力画面生成部30によって保持された次候補限定入力結果としての「○△□」の3文字を取得する。取得された文字は、フリーキーワード入力画面40において自動的に文字入力されたものとして扱われることになる。また、フリーキーワード入力モードへの切り換え後においても、次候補限定入力画面39において候補文字以外の文字としてタッチ操作された「×」の文字キー4が継続的に押されている場合には、この「×」の文字もフリーキーワードとして入力される。
【0101】
このような文字入力により、フリーキーワード入力画面40の入力結果表示欄2には、表示の直後から、「○△□×」が表示されている。
【0102】
これにより、ユーザは、次候補限定入力結果としての「○△□」の3文字をフリーキーワード入力画面40においても活用することができる。
【0103】
すなわち、「○△□」の後に、「×」を筆頭としてフリーキーワード入力を行えば、検索部32によって、「○△□」を先頭とした一連の文字が含まれた施設名称が検索されることになる。例えば、前述した「レストラン○△□×」のような、文字入力の結果を末尾に含むような施設名称も検索することができる。
【0104】
したがって、本実施形態によれば、次候補限定入力モードからフリーキーワード入力モードへの切り替えが行われた場合であっても、次候補限定入力結果を保持し、これをフリーキーワード入力モードにおける文字入力の際にフリーキーワードとともに地点識別文字情報の検索に用いることができる。この結果、次候補限定入力結果をフリーキーワード検索の際に活用することができ、ひいては、地点識別文字情報の検索の迅速性および確実性を図ることができるとともに、ユーザの負担を軽減して操作性および利便性を向上させることができる。
【0105】
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0106】
【図1】本発明に係る検索装置としての車載用ナビゲーション装置の実施形態を示すブロック図
【図2】本発明に係る検索装置の実施形態において、(a)は、初期状態の次候補限定入力画面を、(b)は、次候補限定検索後の次候補限定入力画面を、(c)は、フリーキーワード入力画面をそれぞれ示す図
【図3】従来から採用されていた文字入力画面の一例を示す図
【図4】リスト表示画面を示す図
【図5】従来から採用されていた文字入力画面の他の一例を示す図
【図6】検索結果表示画面を示す図
【符号の説明】
【0107】
14 車載用ナビゲーション装置
19 ディスプレイ
30 文字入力画面生成部
32 検索部
38,39 次候補限定入力画面
40 フリーキーワード入力画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字が選択可能に表示され、前記文字の選択によって文字入力が可能とされた文字入力画面を生成する画面生成手段と、前記文字入力画面を表示する表示手段と、地点を識別する文字情報である地点識別文字情報を、前記文字入力画面を用いた文字入力の結果に基づいて検索する検索手段とを備えた検索装置であって、
前記画面生成手段が、第1および第2の2つの文字入力モードに選択的に設定可能に形成され、
前記第1の文字入力モードの設定状態においては、前記画面生成手段が、前記文字入力画面として、文字入力の結果を文字入力の進行に応じて更新可能に表示し、文字入力がなされている状態における選択可能に表示される文字を、前記文字入力の結果における最後の1文字の次に入力されるべき1文字の候補である候補文字のみに限定し、前記第1の文字入力モードから前記第2の文字入力モードへの設定の切り替えのための入力操作を許容するような第1の文字入力画面を生成し、前記検索手段が、前記第1の文字入力画面を用いて入力された文字が先頭側に含まれるような前記地点識別文字情報を、1文字の文字入力が行われる度に順次絞り込むように検索し、前記画面生成手段が、前記検索によって絞りこまれた前記地点識別文字情報に含まれる文字のうちの最後に文字入力された1文字の次の1文字を、新たな前記候補文字として前記検索後の前記文字入力画面に表示するように形成され、
前記第1の文字入力モードから前記第2の文字入力モードへの設定の切り替えが行われる際には、前記画面生成手段が、前記第1の文字入力画面を用いて入力された文字を保持するように形成され、
前記第2の文字入力モードの設定状態においては、前記画面生成手段が、前記文字入力画面として、文字入力の結果を文字入力の進行に応じて更新可能に表示し、選択可能に表示される文字を限定しないフリーキーワードによる文字入力を許容するような第2の文字入力画面を生成し、前記検索手段が、前記第2の文字入力画面を用いた文字入力が確定された上で、確定された文字が含まれるような前記地点識別文字情報を検索し、その際に、前記第2の文字入力モードが前記第1の文字入力モードからの切り替えによって設定されたものである場合には、前記画面生成手段によって保持された前記文字を前記フリーキーワードとともに前記地点識別文字情報の検索に用いることが可能に形成されていること
を特徴とする検索装置。
【請求項2】
前記画面生成手段が、前記第1の文字入力モードからの切り替えによる前記第2の文字入力モードの設定状態において、前記第2の文字入力画面として、前記画面生成手段によって保持された前記文字を、文字入力の結果の先頭に自動的に表示するような第2の文字入力画面を生成するように形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の検索装置。
【請求項3】
前記検索手段が、前記第1の文字入力モードからの切り替えによる前記第2の文字入力モードの設定状態において、前記画面生成手段によって保持された前記文字の末尾に前記フリーキーワードが連結された一連の文字が含まれるような前記地点識別文字情報を検索可能に形成されていること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の検索装置。
【請求項4】
前記画面生成手段が、前記第1の文字入力画面として、前記第1の文字入力モードから前記第2の文字入力モードへの切り替えのための入力操作が可能とされた切り替え用操作ボタンを含むような第1の文字入力画面を生成するように形成されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の検索装置。
【請求項5】
前記画面生成手段が、タッチパネル方式の前記文字入力画面を生成するように形成され、
前記第1の文字入力画面における前記候補文字以外の文字に対するタッチ操作によって、前記第1の文字入力モードから前記第2の文字入力モードへの設定の切り替えが行われるように形成されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の検索装置。
【請求項6】
前記地点識別文字情報は、地点の名称および地点の住所の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の検索装置。
【請求項7】
ナビゲーション装置に搭載されること
を特徴とする請求項6に記載の検索装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−162548(P2009−162548A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−340341(P2007−340341)
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】