説明

治療剤としてのmGluR1アンタゴニスト

その多くの実施形態において、本発明は、代謝調節型グルタミン酸受容体(mGluR)アンタゴニストとして、特に、選択的代謝調節型グルタミン酸受容体1アンタゴニストとして有用な式(I)(式中、J〜J、X、およびR〜Rは、本明細書定義の通りである)の三環式化合物、この化合物を含有する医薬組成物、この化合物および組成物を使用して代謝調節型グルタミン酸受容体(例えば、mGluR1)に関わる疾患、例えば、疼痛、片頭痛、不安、尿失禁、およびアルツハイマー病などの神経変性疾患を治療する治療方法を提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
【化1】

【化2】

からなる群から選択される化合物、またはそれらの薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項2】
少なくとも1種の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容できる塩、溶媒和物もしくはエステル、および少なくとも1種の薬学的に許容できる担体、補助剤またはビヒクルを含む医薬組成物。
【請求項3】
1種または複数の追加の治療剤をさらに含む、請求項2に記載の医薬組成物。
【請求項4】
前記追加の治療剤が、疼痛管理に適した治療剤、抗不安剤、抗片頭痛剤、および尿失禁の治療に適した治療剤からなる群から選択される、請求項3に記載の医薬組成物。
【請求項5】
代謝調節型グルタミン酸受容体1(mGluR1)活性に選択的に拮抗する必要のある細胞において、代謝調節型グルタミン酸受容体1活性に選択的に拮抗する方法であって、該細胞を、治療有効量の少なくとも1種の化合物、または該化合物の薬学的に許容できる塩、溶媒和物もしくはエステルと接触させる工程を包含し、該少なくとも1種の化合物が、
【化3】

【化4】

【化5】

からなる群から選択される、方法。
【請求項6】
代謝調節型グルタミン酸受容体1(mGluR1)機能に関わる疾患または状態の治療を必要とする哺乳動物における、代謝調節型グルタミン酸受容体1(mGluR1)機能に関わる疾患または状態を治療する方法であって、治療有効量の少なくとも1種の化合物、または該化合物の薬学的に許容できる塩、溶媒和物もしくはエステルを投与する工程を包含する、該少なくとも1種の化合物が、
【化6】

【化7】

からなる群から選択される、方法。
【請求項7】
前記疾患または状態が疼痛である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記疾患または状態が神経因性疼痛である、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記疾患または状態が異痛である、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記疾患または状態が痛覚過敏である、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記疾患または状態が炎症または炎症性疾患に関わる疼痛である、請求項6に記載の方法。
【請求項12】
疼痛管理に適した1種または複数の追加の治療剤を投与する工程をさらに包含する、請求項7から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記追加の治療剤がオピオイド鎮痛薬である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記追加の治療剤が非オピオイド鎮痛薬である、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記疾患または状態が、筋痙攣、痙攣、痙直、片頭痛、精神病、尿失禁、不安および関連の障害、嘔吐、脳浮腫、遅発性ジスキネジア、抑うつ、薬物耐性および薬物離脱、ならびに禁煙からなる群から選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項16】
前記疾患または状態が不安である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
1種または複数の追加の抗不安剤を投与する工程をさらに包含する、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記疾患または状態が片頭痛である、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
1種または複数の追加の抗片頭痛剤を投与する工程をさらに包含する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記疾患または状態が尿失禁である、請求項15に記載の方法。
【請求項21】
尿失禁の治療に適した1種または複数の追加の治療剤を投与する工程をさらに包含する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記疾患または状態が、心臓バイパス手術または移植後の脳障害、脳虚血、卒中、脊髄損傷、頭部外傷、周生期低酸素症、心停止、低血糖性神経損傷、アルツハイマー病、ハンチントン舞踏病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、エイズ誘発性認知症、遺伝性運動失調、眼損傷および網膜症、認知障害、ならびに特発性または薬物誘発性パーキンソン病からなる群から選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項23】
1種または複数の追加の治療剤を投与する工程をさらに包含する、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
次式の化合物、
【化8】

またはその薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項25】
次式の化合物、
【化9】

またはその薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項26】
次式の化合物、
【化10】

またはその薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項27】
次式の化合物、
【化11】

またはその薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項28】
次式の化合物、
【化12】

またはその薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項29】
次式の化合物、
【化13】

またはその薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項30】
次式の化合物、
【化14】

またはその薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項31】
次式の化合物、
【化15】

またはその薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項32】
次式の化合物、
【化16】

またはその薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項33】
次式の化合物、
【化17】

またはその薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項34】
次式の化合物、
【化18】

またはその薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項35】
次式の化合物、
【化19】

またはその薬学的に許容できるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項36】
請求項25から35のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項37】
代謝調節型グルタミン酸受容体1(mGluR1)活性に選択的に拮抗する必要のある細胞において、代謝調節型グルタミン酸受容体1活性に選択的に拮抗する方法であって、該細胞を、治療有効量の少なくとも1種の化合物、または該化合物の薬学的に許容できる塩、溶媒和物もしくはエステルと接触させる工程を包含し、該少なくとも1種の化合物が、請求項25から35のいずれかに記載の化合物である、方法。
【請求項38】
代謝調節型グルタミン酸受容体1(mGluR1)機能に関わる疾患または状態の治療を必要とする哺乳動物における代謝調節型グルタミン酸受容体1機能に関わる疾患または状態を治療する方法であって、治療有効量の少なくとも1種の化合物、または該化合物の薬学的に許容できる塩、溶媒和物もしくはエステルを投与する工程を包含し、該少なくとも1種の化合物が、請求項25から35のいずれかに記載の化合物である、方法。

【公表番号】特表2009−519337(P2009−519337A)
【公表日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−545679(P2008−545679)
【出願日】平成18年12月11日(2006.12.11)
【国際出願番号】PCT/US2006/046943
【国際公開番号】WO2007/070393
【国際公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】