説明

特定の組合せのインヘレント粘度と中程度のガラス転移温度を有するシクロブタンジオールを含むポリエステル組成物及びそれから製造される物品

(a)テレフタル酸残基;場合によっては、芳香族ジカルボン酸残基又は脂肪族ジカルボン酸残基を含むジカルボン酸成分;2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基;及びシクロヘキサンジメタノール残基を含むポリエステルが記載される。このポリエステルからは、繊維、フィルム、ボトル又はシートのような物品を製造できる。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)i)テレフタル酸残基70〜100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0〜30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分;並びに
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基10〜30モル%;及び
ii)シクロヘキサンジメタノール残基70〜90モル%
を含むグリコール成分
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり(ここで前記ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり且つ前記グリコール成分の総モル%は100モル%である)、インヘレント粘度が、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で0.25g/50mlの濃度において25℃で測定した場合に、0.10dL/g〜1.0dL/g未満であり且つ前記ポリエステルが85〜130℃のTgを有するポリエステル組成物。
【請求項2】
前記インヘレント粘度が0.35dL/g〜1.0dL/g未満である請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項3】
前記インヘレント粘度が0.35〜0.80dL/gである請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項4】
前記インヘレント粘度が0.50〜0.75dL/gである請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項5】
前記インヘレント粘度が0.6〜0.75dL/gである請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項6】
前記インヘレント粘度が0.60〜0.72dL/gである請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項7】
前記インヘレント粘度が0.65〜0.75dL/gである請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項8】
前記インヘレント粘度が0.65〜0.72dL/gである請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項9】
前記グリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基10〜28モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基72〜90モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項10】
前記グリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基10〜25モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基75〜90モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項11】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール15〜28モル%及びシクロヘキサンジメタノール72〜85モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項12】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール17〜28モル%及びシクロヘキサンジメタノール72〜83モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項13】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール20〜30モル%及びシクロヘキサンジメタノール70〜80モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項14】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール20〜26モル%及びシクロヘキサンジメタノール35〜60モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項15】
前記グリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基17〜25モル%及びシクロヘキサンジメタノール残基75〜83モル%を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項16】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール15〜25モル%及びシクロヘキサンジメタノール75〜85モル%を含む請求項6に記載のポリエステル組成物。
【請求項17】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール20〜30モル%及びシクロヘキサンジメタノール70〜80モル%を含む請求項6に記載のポリエステル組成物。
【請求項18】
前記ポリエステルが90〜115℃のTgを有する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項19】
前記ポリエステルが85〜115℃のTgを有する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項20】
前記ポリエステルが95〜115℃のTgを有する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項21】
前記ポリエステルが100〜125℃のTgを有する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項22】
前記ポリエステルが100〜120℃のTgを有する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項23】
前記ジカルボン酸成分がテレフタル酸残基を80〜100モル%含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項24】
前記ジカルボン酸成分がテレフタル酸残基を90〜100モル%含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項25】
前記ジカルボン酸成分がテレフタル酸残基を95〜100モル%含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項26】
前記ジカルボン酸成分がテレフタル酸残基を99〜100モル%含む請求項25に記載のポリエステル組成物。
【請求項27】
前記ポリエステルが1,3−プロパンジオール残基、1,4−ブタンジオール残基又はそれらの混合物を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項28】
前記ポリエステルが0.01〜25モル%の1,3−プロパンジオール残基、1,4−ブタンジオール残基又はそれらの混合物を含む請求項27に記載のポリエステル組成物。
【請求項29】
前記ポリエステルがエチレングリコール残基を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項30】
前記ポリエステルが0.01〜15モル%のエチレングリコール残基を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項31】
前記ポリエステルが0.01〜10モル%のエチレングリコール残基を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項32】
前記2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールがシス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール30〜70モル%及びトランス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール70〜30モル%を含む混合物である請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項33】
前記2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールがシス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール40〜60モル%及びトランス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール60〜40モル%を含む混合物である請求項32に記載のポリエステル組成物。
【請求項34】
前記ポリエステル組成物が、以下の:ポリ(エーテルイミド);ポリフェニレンオキシド;ポリ(フェニレンオキシド)/ポリスチレンブレンド;ポリスチレン樹脂;ポリフェニレンスルフィド;ポリフェニレンスルフィド/スルホン;ポリ(エステル−カーボネート);ポリカーボネート;請求項1に記載した以外のポリエステル;ポリスルホン;ポリスルホンエーテル;及びポリ(エーテル−ケトン)のうち少なくとも1種から選ばれた少なくとも1種のポリマーを含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項35】
前記ポリエステル組成物が少なくとも1種のポリカーボネートを含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項36】
前記ポリエステルが少なくとも1種の分岐剤の残基を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項37】
前記ポリエステルが、前記二酸又はジオール残基の総モル%に基づき、0.01〜10重量%の量で少なくとも1種の分岐剤の残基を含む請求項36に記載のポリエステル組成物。
【請求項38】
前記ポリエステルの溶融粘度が、回転メルトレオメーターで290℃において1ラジアン/秒で測定した場合に、30,000ポアズ未満である請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項39】
前記ポリエステルが170℃において5分より長い半結晶化時間を有する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項40】
前記ポリエステルが170℃において50分より長い半結晶化時間を有する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項41】
前記ポリエステル組成物が23℃において1.2g/ml未満の密度を有する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項42】
前記ポリエステル組成物が少なくとも1種の熱安定剤又はその反応生成物を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項43】
ASTM D−1925による前記ポリエステルの黄色度指数が50未満である請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項44】
前記ポリエステルが、ASTM D256に従って厚さ1/8インチのバーの10milノッチを用いて23℃で測定した場合に、少なくとも10ft−lbs/inのノッチ付きアイゾッド衝撃強度を有する請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項45】
前記ポリエステルが、錫化合物又はその反応生成物を含む少なくとも1種の触媒の残基を含む請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項46】
請求項1に記載のポリエステル組成物を含んでなる製造品。
【請求項47】
前記ポリエステルが、ASTM D256に従って厚さ1/8インチのバーの10milノッチを用いて23℃で測定した場合に、少なくとも3ft−lbs/inのノッチ付きアイゾッド衝撃強度を有する請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項48】
前記ポリエステルが、ASTM D256に従って厚さ1/4インチのバーの10milノッチを用いて23℃で測定した場合に、少なくとも10ft−lbs/inのノッチ付きアイゾッド衝撃強度を有する請求項1に記載のポリエステル組成物を含む製造品。
【請求項49】
請求項1に記載のポリエステル組成物を含んでなるフィルム又はシート。
【請求項50】
(a)i)テレフタル酸残基70〜100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0〜30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分;並びに
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基15〜30モル%;及び
ii)シクロヘキサンジメタノール残基70〜85モル%
を含むグリコール成分
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり(ここで前記ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり且つ前記グリコール成分の総モル%は100モル%である)、前記ポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で0.25g/50mlの濃度において25℃で測定した場合に、0.5〜1.2dL/gであり且つ前記ポリエステルが85〜130℃のTgを有するポリエステル組成物。
【請求項51】
前記インヘレント粘度が0.5〜0.75dL/gである請求項50に記載のポリエステル組成物。
【請求項52】
前記インヘレント粘度が0.60〜0.72dL/gである請求項50に記載のポリエステル組成物。
【請求項53】
前記インヘレント粘度が0.6〜0.75dL/gである請求項50に記載のポリエステル組成物。
【請求項54】
前記インヘレント粘度が0.60〜0.72dL/gである請求項50に記載のポリエステル組成物。
【請求項55】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール15〜25モル%及びシクロヘキサンジメタノール75〜85モル%を含む請求項50に記載のポリエステル組成物。
【請求項56】
前記ポリエステルのグリコール成分が2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール17〜28モル%及びシクロヘキサンジメタノール72〜83モル%を含む請求項50に記載のポリエステル組成物。
【請求項57】
前記ポリエステルが95〜125℃のTgを有する請求項50に記載のポリエステル組成物。
【請求項58】
前記ポリエステルが95〜120℃のTgを有する請求項50に記載のポリエステル組成物。
【請求項59】
前記ポリエステルが95〜115℃のTgを有する請求項50に記載のポリエステル組成物。
【請求項60】
前記ポリエステルが100〜120℃のTgを有する請求項50に記載のポリエステル組成物。
【請求項61】
(a)i)テレフタル酸残基70〜100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0〜30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分;
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基10〜30モル%;及び
ii)シクロヘキサンジメタノール残基70〜90モル%
を含むグリコール成分;並びに
(c)少なくとも1種の分岐剤
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり(ここで前記ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり且つ前記グリコール成分の総モル%は100モル%である)、インヘレント粘度が、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で0.25g/50mlの濃度において25℃で測定した場合に、0.35〜1.2dL/gであり且つ前記ポリエステルが85〜130℃のTgを有するポリエステル組成物。
【請求項62】
(I)(a)i)テレフタル酸残基70〜100モル%;
ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0〜30モル%;及び
iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分;並びに
(b)i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基10〜30モル%;及び
ii)シクロヘキサンジメタノール残基70〜90モル%
を含むグリコール成分
を含む少なくとも1種のポリエステル;更に
(II)少なくとも1種の熱安定剤又はその反応生成物
を含んでなり(ここで前記ジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり且つ前記グリコール成分の総モル%は100モル%である)、インヘレント粘度が、60/40(wt/wt)フェノール/テトラクロロエタン中で0.25g/50mlの濃度において25℃で測定した場合に、0.35〜1.2dL/gであり且つ前記ポリエステルが85〜130℃のTgを有するポリエステル組成物。
【請求項63】
前記ポリエステル組成物が燐酸、亜燐酸、ホスホン酸、ホスフィン酸、亜ホスホン酸並びにそれらの種々のエステル及び塩のうち少なくとも1種から選ばれた少なくとも1種の熱安定剤又はその反応生成物を含む請求項1に記載の組成物。
【請求項64】
前記エステルがアルキル、分岐鎖アルキル、置換アルキル、二官能価アルキル、アルキルエーテル、アリール及び置換アリールエステルのうち少なくとも1種から選ばれる請求項63に記載の組成物。
【請求項65】
前記ポリエステル組成物が、置換又は非置換燐酸アルキルエステル、置換又は非置換燐酸アリールエステル、置換又は非置換燐酸アルキルアリール混成エステル、ジホスファイト、燐酸の塩、ホスフィンオキシド及びアリールアルキル混成ホスファイトのうち少なくとも1種から選ばれた少なくとも1種の熱安定剤から選ばれた少なくとも1種の熱安定剤又はその反応生成物を含む請求項62に記載の組成物。
【請求項66】
前記ポリエステル組成物が少なくとも1種の燐酸アルキルエステル、燐酸アリールエステル、燐酸アルキルアリール混成エステル、それらの反応生成物及びそれらの混合物から選ばれた少なくとも1種の熱安定剤又はその反応生成物を含む請求項62に記載の組成物。
【請求項67】
前記ポリエステル組成物が少なくとも1種の燐酸アリールエステルから選ばれた少なくとも1種の熱安定剤又はそれらの反応生成物を含む請求項62に記載の組成物。
【請求項68】
前記ポリエステル組成物が少なくとも1種の燐酸トリアリールエステルから選ばれた少なくとも1種の熱安定剤又はその反応生成物を含む請求項62に記載の組成物。
【請求項69】
前記ポリエステル組成物が少なくとも1種の燐酸アルキルエステルを含む請求項62に記載の組成物。
【請求項70】
前記ポリエステル組成物がジホスファイト、燐酸の塩、ホスフィンオキシド及びアリールアルキル混成ホスファイトのうち少なくとも1種を含む少なくとも1種の熱安定剤又はその反応生成物を含む請求項62に記載の組成物。
【請求項71】
前記ポリエステル組成物が燐原子を含む少なくとも1種の熱安定剤又はその反応生成物を含む請求項62に記載の組成物。
【請求項72】
前記ポリエステルが非晶質である請求項1に記載のポリエステル組成物。
【請求項73】
請求項1に記載のポリエステル組成物を含んでなる物品。
【請求項74】
請求項1に記載のポリエステル組成物を含んでなるフィルム又はシート。
【請求項75】
前記物品を押出ブロー成形によって形成する請求項1に記載の物品。
【請求項76】
前記物品を押出延伸ブロー成形によって形成する請求項75に記載の物品。
【請求項77】
前記物品を射出成形によって形成する請求項73に記載の物品。
【請求項78】
前記物品を射出延伸ブロー成形によって形成する請求項73に記載の物品。
【請求項79】
前記フィルム又はシートを押出又はカレンダリングによって生成する請求項74に記載のフィルム又はシート。
【請求項80】
請求項1に記載のポリエステル組成物を含んでなる射出成形品。
【請求項81】
(a)5〜95重量%の量の請求項1に記載の少なくとも1種のポリエステル;及び
(b)5〜95重量%の量の少なくとも1種のポリマー成分
を含んでなるブレンド。
【請求項82】
前記の少なくとも1種のポリマー成分が、以下の:ナイロン;請求項1のポリエステル以外の他のポリエステル;ポリアミド;ポリスチレン;ポリスチレンコポリマー;スチレン・アクリロニトリルコポリマー;アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンコポリマー;ポリ(メチルメタクリレート);アクリルコポリマー;ポリ(エーテル−イミド);ポリフェニレンオキシド、例えばポリ(2,6−ジメチルフェニレンオキシド);又はポリ(フェニレンオキシド)/ポリスチレンブレンド;ポリフェニレンスルフィド;ポリフェニレンスルフィド/スルホン;ポリ(エステル−カーボネート);ポリカーボネート;ポリスルホン;ポリスルホンエーテル;及び芳香族ジヒドロキシ化合物のポリ(エーテル−ケトン)のうち少なくとも1種から選ばれる請求項81に記載のブレンド。
【請求項83】
(I)(a)(i)テレフタル酸残基70〜100モル%;
(ii)炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基0〜30モル%;及び
(iii)炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基0〜10モル%
を含むジカルボン酸成分;並びに
(b)(i)2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基;及び
(ii)シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
を含む混合物(ここで工程(I)において添加するグリコール成分/ジカルボン酸成分のモル比は1.0〜1.5/1.0である)を、150〜200℃から選ばれた少なくとも1つの温度及び0〜75psigの範囲から選ばれた少なくとも1つの圧力において、(i)少なくとも1種の錫化合物を含む少なくとも1種の触媒並びに、場合によっては、チタン、ガリウム、亜鉛、アンチモン、コバルト、マンガン、マグネシウム、ゲルマニウム、リチウム、アルミニウム化合物及び水酸化リチウム又は水酸化ナトリウムを含むアルミニウム化合物から選ばれた少なくとも1種の触媒と(ii)少なくとも1種の燐化合物、その反応生成物及びそれらの混合物から選ばれた少なくとも1種の熱安定剤の存在下で、加熱し;
(II)工程(I)の生成物を、230〜320℃の温度において工程(I)の最終圧力〜0.02トル(絶対)の範囲から選ばれた少なくとも1つの圧力下で1〜6時間加熱して、最終ポリエステルを形成する(ここで最終ポリエステルのジカルボン酸成分の総モル%は100モル%であり且つ最終ポリエステルのグリコール成分の総モル%は100モル%である)
工程を含んでなる、請求項1、50、61及び62のいずれか1項に記載のポリエステルの製造方法。
【請求項84】
前記熱安定剤を、工程(I)においてではなく、工程(II)において添加する請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記熱安定剤を工程(I)及び(II)において添加する請求項83に記載に方法。
【請求項86】
前記熱安定剤を、工程(I)においてではなく、工程(II)の後に添加する請求項83に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公表番号】特表2009−513800(P2009−513800A)
【公表日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−538073(P2008−538073)
【出願日】平成18年10月27日(2006.10.27)
【国際出願番号】PCT/US2006/042292
【国際公開番号】WO2007/053549
【国際公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【出願人】(594055158)イーストマン ケミカル カンパニー (391)
【Fターム(参考)】