説明

画像形成装置

【課題】異常終了ジョブデータの再利用による不具合の発生を抑制することを可能とする画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、画像データを少なくとも含むジョブデータを記憶するHDD420と、ジョブデータに基づいて、用紙上に画像を形成するジョブを実行するCPU440とを備える。CPU440は、ジョブの実行によって不具合が生じた場合に、不具合が生じたことを示す不具合情報を記憶部に記憶されたジョブデータに追加する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像データに基づいて、用紙上に画像を形成する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像データに基づいて、用紙上に画像を形成した上で、画像が形成された用紙を排紙する画像形成装置が知られている。画像形成装置は、例えば、複写機やプリンタなどである。画像形成装置が複写機である場合には、画像形成装置は、原稿から画像を読み取ることによって画像データを取得する。一方で、画像形成装置がプリンタである場合には、画像形成装置は、パーソナルコンピュータなどの外部装置から画像データを取得する。
【0003】
ここで、用紙上における画像の形成に用いる画像データを含むジョブデータを記憶する画像形成装置も知られている。画像形成装置は、画像形成装置に記憶されたジョブデータを出力可能に構成されている。
【0004】
例えば、画像形成装置に故障が生じた場合に、未処理のジョブデータを記憶媒体に退避する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0005】
また、画像形成装置とLAN回線などによって接続されたユーザ端末に対して、画像形成装置に記憶されたジョブデータのジョブの一覧を出力する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献2)。なお、ユーザ端末は、縮小画像のサムネイルによってジョブの一覧を表示する。
【特許文献1】特開2001−47700号公報
【特許文献2】特開2003−37700号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、画像形成装置に記憶されたジョブデータを再利用する場合がある。ジョブデータを再利用する場合には、画像形成装置の表示部にジョブの一覧を表示する。ユーザは、ジョブの一覧の中から所望のジョブを選択し、選択したジョブのジョブデータをそのまま使って、新たなジョブを実行する。或いは、ユーザは、選択したジョブのジョブデータの一部を編集して、編集したジョブデータを使って、新たなジョブを実行する。
【0007】
また、他の画像形成装置や端末などの他の装置にジョブデータを送信し、他の装置の表示部にジョブの一覧を表示して、ジョブデータを再利用する場合もある。
【0008】
しかしながら、画像形成装置に記憶されているジョブデータの中には、過去のジョブの実行の際に不具合を生じさせたものがある。ここで、不具合としては、例えば、用紙上に形成された画像に文字化け等の画像不良が発生する不具合、ジョブデータに基づくジョブの実行の際に画像形成装置でジャム等の装置異常が発生する不具合等がある。
【0009】
このように、過去のジョブの実行の際に不具合を発生させたジョブデータを再利用してジョブを実行する場合、再び同様の不具合が発生してしまう場合が多い。ユーザは、過去の不具合の発生を知らずに、ジョブデータを再利用してジョブを実行してしまい、再び不具合を発生させてしまう。このような場合、ユーザは、画像を差し替える、画像形成条件を変更する、他のジョブデータを利用するといった不具合への対応を行って、再びジョブを実行しなければならない。
【0010】
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、異常終了ジョブデータの再利用による不具合の発生を抑制することを可能とする画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
第1の特徴に係る画像形成装置は、用紙上に画像を形成する。画像形成装置は、
画像データを少なくとも含むジョブデータを記憶する記憶部(HDD420)と、前記ジョブデータに基づいて、用紙上に画像を形成するジョブを実行する制御部(CPU440)とを備える。前記制御部は、前記ジョブの実行によって不具合が生じた場合に、前記不具合が生じたことを示す不具合情報を前記記憶部に記憶された前記ジョブデータに追加する。
【0012】
かかる特徴によれば、制御部は、ジョブの実行によって不具合が生じた場合に、不具合情報をジョブデータに追加する。
【0013】
このように、不具合情報が追加されたジョブデータを異常終了ジョブデータとして管理することによって、異常終了ジョブデータの再利用による不具合の発生を抑制することができる。
【0014】
第1の特徴において、画像形成装置は、前記不具合を検出する検出部(検出ユニット110)をさらに備える。前記制御部は、前記検出部によって前記不具合が検出された場合に、前記不具合情報を前記ジョブデータに追加する。
【0015】
第1の特徴において、画像形成装置は、前記不具合をユーザが入力する入力インタフェース(操作ユニット90)をさらに備える。前記制御部は、前記入力インタフェースから前記不具合情報が入力された場合に、前記不具合情報を前記ジョブデータに追加する。
【0016】
第1の特徴において、前記制御部は、前記ジョブデータに前記不具合情報が追加されていない前記ジョブを第1の表示形態で、前記ジョブデータに前記不具合情報が追加された前記ジョブを第2の表示形態で、前記ジョブの一覧を表示部に表示する。
【0017】
第1の特徴において、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記ジョブデータのうち、前記不具合情報が追加されていない前記ジョブデータである正常終了ジョブデータを抽出し、前記正常終了ジョブデータの前記ジョブの一覧を指示する。
【0018】
第1の特徴において、前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記ジョブデータのうち、前記不具合情報が追加された前記ジョブデータである異常終了ジョブデータを抽出し、前記異常終了ジョブデータを外部記憶媒体に格納する。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、異常終了ジョブデータの再利用による不具合の発生を抑制することを可能とする画像形成装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下において、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
【0021】
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0022】
[第1実施形態]
(画像形成装置の概略)
以下において、第1実施形態に係る画像形成装置の概略について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る画像形成装置100の概略を示す図である。なお、図1では、画像形成装置100の詳細な構成については省略されていることに留意すべきである。
【0023】
図1に示すように、画像形成装置100は、自動原稿送りユニット10と、画像読み取りユニット20と、用紙トレイユニット30と、給紙ユニット40と、画像形成ユニット50と、定着ユニット60と、排紙ユニット70と、反転ユニット80と、操作ユニット90と、検出ユニット110とを有する。画像形成装置100は、給紙装置200及び後処理装置300をさらに有する。
【0024】
画像形成装置100は、プリンタコントローラ500を介してユーザ端末600に接続されている。画像形成装置100は、例えば、プリンタコントローラ500とビデオバス501によって接続される。プリンタコントローラ500は、例えば、ユーザ端末600とLAN601によって接続される。
【0025】
第1実施形態では、画像形成装置100として、電子写真方式によって、用紙上に画像を形成するデジタル式MFP(Multiple Function Peripheral)を例示する。但し、画像形成方法は、電子写真方式に限定されるものではない。画像形成方法は、インクジェット方式、熱転写方式、ドットインパクト方式などであってもよい。
【0026】
自動原稿送りユニット10は、複写すべき原稿を搬送するユニットである。具体的には、自動原稿送りユニット10は、原稿載置トレイと、原稿分離部と、原稿搬送部と、原稿排紙部と、原稿排紙トレイと、原稿反転部とを有する。
【0027】
原稿載置トレイは、原稿を載置するトレイである。原稿分離部は、原稿載置トレイに複数枚の原稿が載置されている場合に、原稿を1枚ずつに分離して給紙する。原稿搬送部は、原稿分離部によって分離された原稿を画像読み取り位置に搬送するローラ群を有する。原稿排紙部は、原稿搬送部によって搬送された原稿を原稿排紙トレイへ排紙する。原稿排紙トレイは、原稿排紙部によって排紙された原稿を載置するトレイである。原稿反転部は、両面複写モードにおいて原稿の表裏を反転する。
【0028】
画像読み取りユニット20は、原稿の画像を読み取って、画像データを生成するユニットである。具体的には、画像読み取りユニット20は、スリットと、プラテンガラスと、ランプと、ミラーユニットと、結像レンズと、撮像素子とを有する。
【0029】
スリットは、ランプから出射された光を透過する領域である。スリットから出射された光が原稿に照射される位置が画像読み取り位置である。
【0030】
プラテンガラスは、自動原稿送りユニット10を用いずに原稿を複写する場合に、原稿を載置する台である。
【0031】
ランプは、原稿に照射される光を出射する。ランプは、自動原稿送りユニット10を用いるケースでは、スリットを介して原稿に光を照射する。一方で、ランプは、自動原稿送りユニット10を用いないケースでは、プラテンガラスの下面に沿って移動しながら原稿に光を照射する。ミラーユニットは、原稿で反射された光を反射して、原稿で反射された光を結像レンズ側に導く。結像レンズは、ミラーユニットで反射された光を結像する。具体的には、結像レンズは、原稿で反射された光を撮像素子上に結像する。撮像素子は、結像レンズによって結像された光を読み取るCCD等の光電変換素子である。
【0032】
用紙トレイユニット30は、用紙を収容するユニットである。用紙トレイユニット30は、複数の給紙トレイと、複数の給紙ローラと、複数の分離ローラと、複数のフォトセンサと、手差しトレイとを有する。
【0033】
各給紙トレイは、複数枚の用紙を収容するトレイである。各給紙ローラは、給紙トレイに収容された用紙を分離ローラ方向へ送り出す。各分離ローラは、給紙ローラによって送り出された用紙を1枚ずつに分離する。各フォトセンサPSは、後述するローラ群に用紙が到達したか否かを検出する。手差しトレイは、用紙を載置するトレイである。
【0034】
給紙ユニット40は、画像形成ユニット50に用紙を給紙するユニットである。給紙ユニット40は、複数のローラ群と、搬送ローラと、レジストローラと、転写前ローラとを有する。
【0035】
複数のローラ群は、用紙トレイユニット30や給紙装置200に収容された用紙を搬送する。搬送ローラは、複数のローラ群によって搬送された用紙をレジストローラ方向へ搬送する。また、搬送ローラは、後述する排紙ユニット70から搬送された用紙をレジストローラ方向へ搬送する。レジストローラは、搬送ローラによって搬送された用紙を転写前ローラへ搬送する。また、レジストローラは、手差しトレイから搬送された用紙を転写前ローラへ搬送する。なお、レジストローラに用紙が到達したタイミングで、画像形成ユニット50によるトナー像の形成を開始する。転写前ローラは、レジストローラによって搬送されたシートを画像形成ユニット50側に搬送する。
【0036】
画像形成ユニット50は、ジョブデータに含まれる画像データに基づいて、給紙ユニット40によって給紙された用紙上にトナー像を形成するユニットである。ジョブデータは、画像データを少なくとも含む。ジョブデータの詳細については後述する(図3を参照)。
【0037】
画像形成ユニット50は、黄用ユニット50Yと、マゼンタ用ユニット50Mと、シアン用ユニット50Cと、黒用ユニット50Kと、中間転写ベルト51と、転写ローラ52とを有する。黄用ユニット50Y、マゼンタ用ユニット50M、シアン用ユニット50C及び黒用ユニット50Kは、それぞれ、感光体ドラムと、帯電器と、書込み処理部と、現像器と、転写器と、クリーニング部とを有する。
【0038】
各感光体ドラムは、光導電性感光層が表面に形成されたドラムである。各感光体ドラムの表面には、後述するように、静電荷によって構成される各色の静電荷潜像が形成される。各帯電器は、各感光体ドラムの表面を一様に帯電する。
【0039】
各書込み処理部は、制御ユニット400から取得する画像データに基づいて、各感光体ドラムの表面に各色の静電荷潜像を形成する。具体的には、各書込み処理部は、レーザ光を出射するレーザ発光部を有しており、レーザ光によって各感光体ドラムの表面を露光する。
【0040】
各現像器は、各色の静電荷潜像の反転現像によって、各感光体ドラムの表面に各色のトナー像を形成する。各転写器は、中間転写ベルト51上を帯電する転写電極を有する。各転写器は、各感光体ドラムの表面に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト51上に転写する。各クリーニング部は、各感光体ドラムの表面を清掃する。具体的には、各クリーニング部は、各感光体ドラムの表面に残留するトナーを除去する。
【0041】
中間転写ベルト51は、黄用ユニット50Y、マゼンタ用ユニット50M、シアン用ユニット50C、黒用ユニット50K、転写ローラ52を通るように、複数のローラに巻き回されている。中間転写ベルト51上には、各色のトナー像が重ね合わされる。
【0042】
転写ローラ52は、中間転写ベルト51上に形成されたトナー像を用紙上に転写する具体的には、転写ローラ52は、トナーと反対の極性を有するように帯電している。
【0043】
定着ユニット60は、用紙上に形成されたトナー像を熱圧着によって用紙に定着するユニットである。定着ユニット60は、加熱ローラと、加圧ローラと、クリーニングウェブとを有する。
【0044】
加熱ローラは、トナー像が形成された用紙を加熱する。加圧ローラは、加熱ローラと加圧ローラとの間にシートを狭持して用紙を搬送する。これによって、加圧ローラは、トナー像が形成された用紙を加圧する。クリーニングウェブは、加圧ローラに付着したトナーを除去する。
【0045】
排紙ユニット70は、トナー像が定着された用紙を排出するユニットである。排紙ユニット70は、定着排出ローラと、切替部と、排紙ローラと、搬送ローラとを有する。
【0046】
定着排出ローラは、定着ユニット60から搬送された用紙を切替部側に搬送する。切替部は、定着排出ローラによって搬送された用紙を排紙するか否かを切り替える。具体的には、切替部は、片面複写モードにおいて、用紙の搬送ルートを排紙ローラ側に切り替える。切替部は、両面複写モードにおいて、用紙の両面についてトナー像の形成が終了している場合には、用紙の搬送ルートを排紙ローラ側に切り替える。一方で、切替部は、両面複写モードにおいて、用紙の片面についてトナー像の形成が終了していない場合には、用紙の搬送ルートを反転ユニット80側に切り替える。
【0047】
排紙ローラは、トナー像の定着が終了した用紙を後処理装置300側に排紙する。搬送ローラは、両面複写モードにおいて、片面についてトナー像の形成が終了してない用紙を反転ユニット80側に搬送する。
【0048】
反転ユニット80は、片面についてトナー像の形成が終了してない用紙の表裏を反転させるユニットである。反転ユニット80は、排紙ユニット70から搬送された用紙を画像形成ユニット50側に搬送する。すなわち、反転ユニット80は、画像形成ユニット50に用紙を再給紙する。
【0049】
操作ユニット90は、画像形成装置100の操作を行うためのユーザインタフェースである。操作ユニット90は、タッチパネル式の表示部、ボタン及びスイッチによって構成される。表示部は、例えば、液晶パネルである。
【0050】
ここで、操作ユニット90は、ジョブの実行によって不具合が生じたことを示す不具合情報をユーザが入力する入力インタフェースとして機能する。入力インタフェースから入力される不具合情報は、例えば、(a)用紙上に形成された画像に不良が存在する不具合情報などの情報であり、不具合に関する任意のメッセージを含んでもよい。
【0051】
検出ユニット110は、ジョブの実行によって生じた不具合を検出する。検出ユニット110によって検出される不具合は、例えば、(b)画像形成装置100内で紙詰まりが発生する不具合、(c)補修者による補修作業が必要な不具合、(d)画像形成装置100が対応していない処理条件が要求された不具合などである。処理条件は、例えば、原稿の枚数、用紙の種類やサイズなどの条件、後処理の条件、モノクロ/カラーなどの画質の条件などである。
【0052】
給紙装置200は、用紙トレイユニット30よりも多量の用紙を収容する装置である。多量の用紙を排出するケースにおいて、給紙装置200は、用紙トレイユニット30の代わりに用いられる。
【0053】
後処理装置300は、画像が形成された用紙の後処理を行う。具体的には、後処理装置300は、フィニッシャー310と、排紙トレイ320とを有する。
【0054】
フィニッシャー310は、ソート処理、パンチ(穴空け)処理、ステープル処理、中折り処理、裁断処理などを行う。フィニッシャー310は、これらの後処理が施された用紙を排紙トレイ320に排紙する。
【0055】
排紙トレイ320は、画像が形成された用紙を載置するトレイである。具体的には、排紙トレイ320には、画像形成装置100から排紙された用紙が排紙される。また、排紙トレイ320には、フィニッシャー310から排紙された用紙が排紙される。
【0056】
プリンタコントローラ500は、LAN601を介してユーザ端末600から印刷ジョブのジョブデータを受信する。プリンタコントローラ500は、印刷ジョブのジョブデータに含まれる印刷データを解析して画像データに変換して、ビデオバス501を介してジョブデータを画像形成装置100に送信する。
【0057】
ユーザ端末600は、パーソナルコンピュータなどの端末である。ユーザ端末600は、LAN601を介して印刷ジョブのジョブデータをプリンタコントローラ500に送信する。印刷ジョブのジョブデータは、ユーザ端末600によって指定された画像の印刷を指示するコマンド、印刷条件のデータ、印刷データ等を含む。
【0058】
(画像形成装置の機能)
以下において、第1実施形態に係る画像形成装置の機能について、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る画像形成装置100を示すブロック図である。
【0059】
図2に示すように、画像形成装置100は、画像形成装置100を統括的に制御する制御ユニット400を有する。制御ユニット400は、通信I/F410と、HDD420と、メモリ430と、CPU440とを有する。
【0060】
通信I/F410は、ビデオバス501に接続されており、プリンタコントローラ500から画像データを取得する。
【0061】
HDD420は、制御プログラムや画像形成装置100の機能に関する情報などを記憶する。HDD420は、画像データを少なくとも含むジョブデータを記憶する。ジョブデータは、図3に示すように、画像ヘッダフィールド、原稿枚数や用紙サイズなどの処理条件フィールド、不具合情報フィールド、画像データフィールドを含む。
【0062】
画像ヘッダフィールドは、ジョブデータの構成を示す画像ヘッダが格納されるフィールドである。画像ヘッダフィールドは、固定長であることが好ましい。例えば、画像ヘッダフィールドには、ジョブデータを構成する各フィールドのフィールド長が格納される。
【0063】
処理条件フィールドは、原稿の枚数、用紙の種類やサイズなどの条件、後処理の条件、モノクロ/カラーなどの画質の条件が格納されるフィールドである。処理条件フィールドは、固定長であることが好ましい。図3では、処理条件の一例として、原稿枚数及び用紙サイズが例示されている。
【0064】
不具合情報フィールドは、ジョブの実行によって生じた不具合を示す不具合情報が格納されるフィールドである。不具合情報フィールドは、固定長であってもよく、可変長であってもよい。例えば、不具合情報フィールドには、(a)用紙上に形成された画像に不良が存在する不具合が生じたことを示す不具合情報、(b)画像形成装置100内で紙詰まりが発生する不具合が生じたことを示す不具合情報、(c)補修者による補修作業が必要な不具合が生じたことを示す不具合情報、(d)画像形成装置100が対応していない処理条件が要求された不具合が生じたことを示す不具合情報などが格納される。
【0065】
画像データフィールドは、画像データが格納されるフィールドである。画像データフィールドは、可変長であることが好ましい。
【0066】
メモリ430は、DRAMなどの半導体メモリによって構成される。メモリ430は、画像読み取りユニット20によって取得された画像データや通信I/F410によって取得された画像データを一時的に記憶する。メモリ430上には、HDD420に記憶された制御プログラムが展開される。
【0067】
CPU440は、メモリ430上に展開された制御プログラムに従って、画像形成装置100の各構成を制御する。以下においては、第1実施形態に関連するCPU440の動作について主として説明する。従って、CPU440の動作の一部は省略されていることに留意すべきである。
【0068】
CPU440は、ジョブデータに基づいて、画像形成装置100の各構成を制御して、用紙上に画像を形成するジョブを実行する。
【0069】
CPU440は、ジョブの実行によって不具合が生じた場合に、不具合が生じたことを示す不具合情報をHDD420に記憶されたジョブデータに追加する。具体的には、CPU440は、ジョブデータの不具合情報フィールドに不具合情報を追加する。
【0070】
例えば、CPU440は、ユーザにより操作ユニット90から不具合情報が入力された場合に、操作ユニット90に入力された不具合が生じたことを示す不具合情報を不具合情報フィールドに追加する。また、CPU440は、検出ユニット110によって不具合が検出された場合に、検出ユニット110によって検出された不具合が生じたことを示す不具合情報を不具合情報フィールドに追加する。
【0071】
次に、HDD420に記憶されたジョブデータを参照するために、操作ユニット90の表示部にジョブの一覧を表示する処理について説明する。ジョブの一覧は、操作ユニットからのユーザの指示に応答して表示され、以下のケース(1)及びケース(2)が挙げられる。
【0072】
ケース(1)において、CPU440は、正常終了ジョブデータのジョブとは異なる表示形態で、異常終了ジョブデータのジョブを表示するように、ジョブの一覧を表示する。すなわち、CPU440は、正常終了ジョブデータのジョブを第1表示形態で表示するように指示し、異常終了ジョブデータのジョブを第2表示形態で表示するように指示する。CPU440は、ジョブの一覧を操作ユニット90の表示部に表示するが、ユーザ端末600や他の画像形成装置などの外部機器にジョブの一覧表示を指示して、外部機器の表示部にジョブの一覧を表示してもよい。
【0073】
なお、正常終了ジョブデータは、不具合情報が追加されていないジョブデータである。異常終了ジョブデータは、不具合情報が追加されたジョブデータである。
【0074】
ケース(2)において、CPU440は、HDD420に記憶されたジョブデータのうち、正常終了ジョブデータを抽出し、正常終了ジョブデータのジョブのみを一覧表示する。CPU440は、正常終了ジョブデータのジョブの一覧を操作ユニット90の表示部に表示するが、ユーザ端末600や他の画像形成装置などの外部機器にジョブの一覧表示を指示して、外部機器の表示部にジョブの一覧を表示してもよい。
【0075】
また、CPU440は、操作ユニット90からのユーザの指示により、HDD420に記憶されたジョブデータのうち、異常終了ジョブデータを抽出し、異常終了ジョブデータを外部記憶媒体に格納する。外部記憶媒体は、画像形成装置100に着脱可能に設けられた半導体メモリなどの記憶媒体であってもよい。外部記憶媒体は、画像形成装置100にネットワークを介して接続されたサーバなどの外部装置であってもよい。
【0076】
なお、本実施形態では、CPU440が操作ユニット90の表示部の表示制御を行う表示制御部として機能するが、CPU440とは別に表示制御部を設けてもよい。
【0077】
(画像形成装置の動作)
以下において、第1実施形態に係る画像形成装置の動作について、図面を参照しながら説明する。図4、図5、図7、図11及び図13は、第1実施形態に係る画像形成装置100の動作を示すフロー図である。
【0078】
第1に、検出ユニット110の検出結果に応じて、不具合情報を追加するフローについて、図4を参照しながら説明する。
【0079】
図4に示すように、ステップ10において、CPU440は、ジョブデータに基づいて、ジョブを実行する。
【0080】
ステップ11において、CPU440は、検出ユニット110によって不具合が検出されたか否かを判定する。CPU440は、不具合が検出された場合には、ステップ12の処理に移る。CPU440は、不具合が検出されなかった場合には、一連の処理を終了する。
【0081】
ステップ12において、CPU440は、検出ユニット110によって検出された不具合が生じたことを示す不具合情報をジョブデータの不具合情報フィールドに追加する。
【0082】
第2に、操作ユニット90への入力情報に応じて、不具合情報を追加するフローについて、図5を参照しながら説明する。
【0083】
図5に示すように、ステップ20において、CPU440は、ジョブデータを実行する。
【0084】
ステップ21において、CPU440は、不具合が生じたことを示す不具合情報が操作ユニット90から入力されたか否かを判定する。CPU440は、不具合情報が入力された場合には、ステップ22の処理に移る。CPU440は、不具合情報が入力されなかった場合には、一連の処理を終了する。
【0085】
ステップ22において、CPU440は、操作ユニット90から入力された不具合情報をジョブデータの不具合情報フィールドに追加する。
【0086】
ここで、操作ユニット90を用いてユーザが不具合情報を入力するケースについて、図6を参照しながら説明する。具体的には、「予算」のジョブの実行によって画像に不良が存在する不具合が生じたケースについて説明する。ここでは、「予算」のジョブデータが異常終了ジョブデータであることに留意すべきである。
【0087】
図6に示すように、操作ユニット90には、ジョブデータに不具合情報を追加するための入力画面が表示され、用紙上に形成された画像に不良が存在する旨の不具合情報が入力される。例えば、操作ユニット90に入力される情報は、ジョブの種別、不具合内容、不具合に関する任意のメッセージである備考などである。図6では、ジョブの種別として「ジョブ“予算”の不具合報告」が入力され、不具合内容として「画像不良」が入力され、備考として「数字0が文字化け」が入力される。
【0088】
第3に、HDD420に記憶されたジョブデータの参照要求を取得したケース(1)について、図7を参照しながら説明する。参照要求を行う主体は、操作ユニット90であってもよく、ユーザ端末600であってもよい。
【0089】
図7に示すように、ステップ30において、CPU440は、ジョブデータの参照要求を取得する。
【0090】
ステップ31において、CPU440は、指示対象のジョブデータが異常終了ジョブデータであるか否かを判定する。CPU440は、指示対象のジョブデータが正常終了ジョブデータである場合には、ステップ32の処理に移る。CPU440は、指示対象のジョブデータが異常終了ジョブデータである場合には、ステップ33の処理に移る。
【0091】
ステップ32において、CPU440は、正常終了ジョブデータを第1表示形態で表示するように、正常終了ジョブデータの表示を指示する。
【0092】
ステップ33において、CPU440は、異常終了ジョブデータを第2表示形態で表示するように、異常終了ジョブデータの表示を指示する。
【0093】
ステップ34において、CPU440は、全ジョブデータについて表示の指示を行ったか否かを判定する。CPU440は、全ジョブデータについて表示の指示を行っていない場合には、指示対象のジョブデータを変更して、ステップ31の処理に移る。CPU440は、全ジョブデータについて表示の指示を行った場合には、一連の処理を終了する。
【0094】
ステップ35において、CPU440は、ステップ32及びステップ33で指示された表示形態でジョブの一覧を表示する。
【0095】
第1の表示例として、検出ユニット110によって不具合が検出されたケースについて、図8を参照しながら説明する。具体的には、「仕様書」のジョブの実行によって紙詰まりが発生する不具合が生じたケースについて説明する。ここでは、「仕様書」のジョブデータが異常終了ジョブデータであることに留意すべきである。
【0096】
図8に示すように、「仕様書」のジョブは、第2表示形態、すなわち、不具合が生じた旨を示す情報を含むアイコンで表示される。図8では、紙詰まりが発生する不具合が生じた旨を示す情報は、「JAM」で表されている。
【0097】
第2の表示例として、操作ユニット90から不具合情報が入力されたケースについて、図9を参照しながら説明する。具体的には、「予算」のジョブの実行によって画像に不良が存在する不具合が生じたケースについて説明する。ここでは、「予算」のジョブデータが異常終了ジョブデータであることに留意すべきである。
【0098】
図9に示すように、「予算」のジョブは、第2表示形態、すなわち、不具合が生じた旨を示す情報を含むアイコンで表示される。図9では、画像に不良が存在する不具合が生じた旨を示す情報は、「DMG」で表されている。
【0099】
ステップ36において、CPU440は、操作ユニット90を用いてユーザが選択した不具合情報の詳細を表示する。
【0100】
ここでは、図9に示すジョブの一覧を参照して、「予算」のジョブが選択されたケースについて、図10を参照しながら説明する。
【0101】
図10に示すように、不具合情報の詳細は、ジョブ名、不具合内容、発生日時、不具合に関する任意のメッセージである備考などを含む。図10では、ジョブ名として「予算」が表示され、不具合内容として「画像不良」が表示され、発生日時として「07/02/09」が表示され、備考として「数字0が文字化け」が表示される。
【0102】
第4に、HDD420に記憶されたジョブデータの参照要求を取得したケース(2)について、図11を参照しながら説明する。参照要求を行う主体は、操作ユニット90であってもよく、ユーザ端末600であってもよい。
【0103】
図11に示すように、ステップ40において、CPU440は、ジョブデータの参照要求を取得する。
【0104】
ステップ41において、CPU440は、HDD420に記憶されたジョブデータのうち、正常終了ジョブデータを抽出する。
【0105】
ステップ42において、CPU440は、正常終了ジョブデータのジョブのみを一覧表示する。
【0106】
なお、ケース(2)は、異常終了ジョブデータの表示を指示しない点で、ケース(1)と異なることに留意すべきである。
【0107】
ここで、正常終了ジョブデータのジョブのみを一覧表示するケースについて、図12を参照しながら説明する。図12に示すように、ジョブの一覧は、正常終了ジョブデータのジョブのみを含むため、全ジョブは、第1表示形態、すなわち、不具合が生じた旨を示す情報を含まないアイコンで表示される。
【0108】
第5に、HDD420に記憶されたジョブデータの格納要求を取得したケースについて、図13を参照しながら説明する。格納要求を行う主体は、操作ユニット90であってもよく、ユーザ端末600であってもよい。また、格納要求は、所定周期で自動的に行われてもよい。
【0109】
図13に示すように、ステップ50において、CPU440は、ジョブデータの格納要求を取得する。
【0110】
ステップ51において、CPU440は、HDD420に記憶されたジョブデータのうち、異常終了ジョブデータを抽出する。
【0111】
ステップ52において、CPU440は、異常終了ジョブデータを外部記憶媒体に格納する。上述したように、外部記憶媒体は、画像形成装置100に着脱可能に設けられた記憶媒体であってもよい。外部記憶媒体は、画像形成装置100にネットワークを介して接続された外部装置であってもよい。
【0112】
(作用及び効果)
第1実施形態では、CPU440は、ジョブの実行によって不具合が生じた場合に、不具合情報をジョブデータに追加する。具体的には、CPU440は、検出ユニット110によって不具合が検出された場合に、不具合情報をジョブデータに追加する。CPU440は、操作ユニット90から不具合情報が入力された場合に、不具合情報をジョブデータに追加する。
【0113】
このように、不具合情報が追加されたジョブデータを異常終了ジョブデータとして管理することによって、異常終了ジョブデータの再利用による不具合の発生を抑制することができる。
【0114】
第1実施形態では、CPU440は、正常終了ジョブデータと異なる表示形態で、異常終了ジョブデータのジョブを表示するように、正常終了ジョブデータのジョブ及び異常終了ジョブデータのジョブの一覧を表示する。従って、異常終了ジョブデータの再利用をさらに抑制することができる。
【0115】
第1実施形態では、CPU440は、HDD420に記憶されたジョブデータのうち、正常終了ジョブデータを抽出して、正常終了ジョブデータのジョブのみを一覧表示する。
【0116】
第1実施形態では、CPU440は、HDD420に記憶されたジョブデータのうち、異常終了ジョブデータを抽出して、異常終了ジョブデータを外部記憶媒体に格納する。従って、故障要因の解明や新機種の開発に異常終了ジョブデータを容易に用いることができる。
【0117】
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0118】
例えば、画像形成装置100は、MFPではなくて、プリンタ機能のみを有する装置であってもよく、複写機能のみを有する装置であってもよい。
【0119】
上述した実施形態において、ジョブデータの表示を指示するケース(2)において、CPU440は、正常終了ジョブデータの表示を指示する。しかしながら、ジョブデータの表示を指示する方法は、これに限定されるものではない。例えば、CPU440は、異常終了ジョブデータのジョブよりも正常終了ジョブデータのジョブを優先的に表示するように、正常終了ジョブデータのジョブ及び異常終了ジョブデータのジョブの一覧を表示してもよい。例えば、CPU440は、ジョブデータを並び替えて、異常終了ジョブデータのジョブよりも正常終了ジョブデータのジョブが上位に配置されるように、ジョブの一覧を表示する。
【図面の簡単な説明】
【0120】
【図1】第1実施形態に係る画像形成装置100の概略を示す図である。
【図2】第1実施形態に係る制御ユニット400の構成を示す図である。
【図3】第1実施形態に係るジョブデータのデータ構造を示す図である。
【図4】第1実施形態に係る画像形成装置100の動作を示すフロー図である。
【図5】第1実施形態に係る画像形成装置100の動作を示すフロー図である。
【図6】第1実施形態に係る不具合情報の入力画面を示す図である。
【図7】第1実施形態に係る画像形成装置100の動作を示すフロー図である。
【図8】第1実施形態に係るジョブの一覧の表示例を示す図である。
【図9】第1実施形態に係るジョブの一覧の表示例を示す図である。
【図10】第1実施形態に係る不具合情報の詳細の表示例を示す図である。
【図11】第1実施形態に係る画像形成装置100の動作を示すフロー図である。
【図12】第1実施形態に係るジョブの一覧の表示例を示す図である。
【図13】第1実施形態に係る画像形成装置100の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0121】
10・・・自動原稿送りユニット、20・・・画像読み取りユニット、30・・・用紙トレイユニット、40・・・給紙ユニット、50・・・画像形成ユニット、51・・・中間転写ベルト、52・・・転写ローラ、60・・・定着ユニット、70・・・排紙ユニット、80・・・反転ユニット、90・・・操作ユニット、100・・・画像形成装置、110・・・検出ユニット、200・・・給紙装置、300・・・後処理装置、310・・・フィニッシャー、320・・・排紙トレイ、400・・・制御ユニット、410・・・通信I/F、420・・・HDD、430・・・メモリ、440・・・CPU、500・・・プリンタコントローラ、501・・・ビデオバス、600・・・ユーザ端末、601・・・LAN

【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙上に画像を形成する画像形成装置であって、
画像データを少なくとも含むジョブデータを記憶する記憶部と、
前記ジョブデータに基づいて、用紙上に画像を形成するジョブを実行する制御部とを備え、
前記制御部は、前記ジョブの実行によって不具合が生じた場合に、前記不具合が生じたことを示す不具合情報を前記記憶部に記憶された前記ジョブデータに追加することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記不具合を検出する検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記検出部によって前記不具合が検出された場合に、前記不具合情報を前記ジョブデータに追加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記不具合をユーザが入力する入力インタフェースをさらに備え、
前記制御部は、前記入力インタフェースから前記不具合情報が入力された場合に、前記不具合情報を前記ジョブデータに追加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記ジョブデータに前記不具合情報が追加されていない前記ジョブを第1の表示形態で、前記ジョブデータに前記不具合情報が追加された前記ジョブを第2の表示形態で、前記ジョブの一覧を表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記ジョブデータのうち、前記不具合情報が追加されていない前記ジョブデータである正常終了ジョブデータを抽出し、前記正常終了ジョブデータの前記ジョブの一覧を表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記ジョブデータのうち、前記不具合情報が追加された前記ジョブデータである異常終了ジョブデータを抽出し、前記異常終了ジョブデータを外部記憶媒体に格納することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2010−11278(P2010−11278A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−170223(P2008−170223)
【出願日】平成20年6月30日(2008.6.30)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】