説明

絹蛋白質加水分解物由来の免疫賦活剤

【課題】免疫賦活作用をはじめ、抗酸化作用、抗癌プロモーション作用に優れ、美容と健康の維持のために有用な免疫賦活剤を提供する。
【解決手段】絹蛋白質を加水分解して得られる分子量300〜5,000のペプチドを有効成分とする免疫賦活剤とし、飲食品や化粧料、医薬品に応用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、絹蛋白質由来の免疫賦活剤に関する。更に詳しくは、絹蛋白質に蛋白分解酵素等を作用させることにより得られる分子量300〜5,000のペプチドを有効成分とする免疫賦活作用、抗酸化作用、抗発癌プロモーター作用に優れた免疫賦活剤に関するものである。
【0002】
本発明の免疫賦活剤は、免疫機能を強化したり、或いは低下した免疫能を回復させたりする優れた免疫賦活作用のほか、抗酸化作用、抗発癌プロモーション作用などの効果を有する。
【0003】
本発明による免疫賦活剤は極めて安全なものであり、健康志向の飲食品、嗜好品、家畜やペット用の飼料をはじめ、化粧料(浴用剤を含む)といった日常的に使用される製品形態とすることにより、癌、感染症、自己免疫疾患、アレルギー、動脈硬化、虚血性疾患、細胞の老化やしみ・そばかす等の予防、軽減または改善といった効果が期待できる。また、経口医薬品、外用医薬品、注射・点滴薬、坐薬等の医療用製剤類などへの配合も可能であり、人、ペット動物等の美容と健康の維持、体質改善に有効なものである。
【0004】
飲食品類用途における具体例として、かまぼこ,ちくわ,はんぺんなどの水産加工製品,ソーセージ,ハム,ウインナーなどの食肉加工製品、豆腐や油揚げ,コンニャクなどの農産加工製品,洋菓子,和菓子,パン,ケーキ,ゼリー,プリン,スナック,クッキー,ガム,キャンディ,ラムネなどの菓子類、生めん,中華めん,そば,うどん等のめん類、ソース,醤油,ドレッシング,マヨネーズ,タレ,ハチミツ,粉末あめ,水あめなどの調味料、カレー粉,からし粉,コショウ粉などの香辛料、ジャム、マーマレード、チョコレートスプレッド、漬物、そう菜、ふりかけや、各種野菜・果実の缶詰・瓶詰など加工野菜・果実類、チーズ,バター,ヨーグルト等の乳製品、果実ジュース,野菜ジュース,乳清飲料,清涼飲料,健康茶,薬用酒類などの飲料、その他、栄養補強(栄養補助)を目的とするような健康維持のための錠剤、飲料、顆粒等の健康志向の飲食品類、家畜飼料、ペットフード等が対象として上げられる。
【0005】
また、化粧料類としては、例えば、化粧水(ローション),乳液,クリーム,軟膏,シェービングムース,オイル,パック,シャンプー,リンス,トリートメント,ヘアトニック,整髪料,育毛料,パーマネント液,染毛剤,ボディーソープなどのスキンケアおよびヘアケア製剤,あるいは浴用剤(液状,粉末状,顆粒状,固形状など性状は、何れであってもよい)などが上げられる。
【0006】
その他、これらとは別に、衛生用品,ウエットタイプのティシュペーパーや紙タオルあるいはコットン,すり傷,切り傷、火傷、あかぎれ、炎症、湿疹、吹き出物、ニキビ、肌荒れなどに適用する消毒用又は治療用の各種製剤やそれを含浸させたガーゼ類、絆創膏、アイ・ケア剤、吸入剤、口腔洗浄剤、うがい剤、歯磨き剤などにも応用することができる。
【背景技術】
【0007】
従来、癌や脳卒中といった成人病の治療において、西洋医学の果たしてきた役割は大きい。しかし一方で予防医学的にそうした疾病に対処することも高齢化社会を迎えるこれからにあってはますます重要となってきている。
【0008】
我々は、本来、外界からはウィルスや微生物等の侵入にさらされ、内部においては異物的自己物質(例えば、癌、自己死細胞など)が出現する状況で生存している。このような状況下で我々が生存できるのは、そうした異物を排除したり、自己を防衛する機構を有しているからである。したがって、このような生体防御能(免疫能)の低下や異常は、様々な疾病を引き起こすことになる。
【0009】
一般には、ストレス、感染症(麻疹、インフルエンザ、エイズなど)、化学物質の暴露などがこうした免疫能の低下につながる要因と考えられており、また加齢とともにもそれらは低下する。
【0010】
一方、我々の食生活において、近年、健康管理上問題視されつつあるのが、様々な合成食品添加物や残留農薬などによるとみられる、生体中に発生する活性酸素による影響である。生体は、酵素等によりこの有害な活性酸素を除去しようと働くが、老化などによってこの除去機能が低下すると、正常な細胞や器官までもが障害を受けることがあり、その結果、様々な病気や組織の老化などを招く心配がある。こうしたことから、ビタミンEやビタミンCなどをはじめとする抗酸化作用を有した成分を多く含む食品の有用性が指摘されてきた。
【0011】
さらに、身近な環境問題としてとりだたされている大気汚染やオゾン層の破壊なども健康を損ねる原因となることから関心度は高い。特にオゾン層の破壊は、有害な紫外線を増加させ、しみ、そばかす、さらには皮膚癌という深刻な問題を
も引き起こす。このため、地域によっては肌をできるだけ露出しない衣服、あるいはサングラス等を奨励し、身体を保護するように呼びかけている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の目的は、これらの事情に鑑みてなされたものであって、我々の美容と健康を維持していくために有用な免疫賦活剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明による免疫賦活剤は、絹という素材から製造することができる。すなわち、この素材より得られた特定のペプチドを有効成分とするものであり、免疫賦活作用、抗酸化作用、抗発癌プロモーション作用といった美容と健康の維持に有用な効果を有する。
【発明の効果】
【0014】
本発明により、絹より得られる蛋白質シルクフィブロインを加水分解して得られる分子量300〜5,000のペプチドを有効成分とする免疫賦活剤が提供された。本発明による免疫賦活剤は、免疫賦活作用、抗酸化作用、抗発癌プロモーション作用を有することから、食品、医薬品及び化粧品等への有効利用を図ることにより美容と健康の維持に役立つものと考えられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
原料は絹から調整したシルクフィブロインという蛋白質を用いることが出来る。製造法は、酸、アルカリ及び酵素による直接又はバイオリアクター法による分解によって製造できる。例えば、次のようにして製造することが出来る。
【0016】
絹をまず80℃以上に昇温して加熱滅菌する。これを臭化リチウム、硝酸マグネシウム、塩化カルシウムなどの高濃度塩溶液に加熱溶解し、次いで透析、逆浸透法等で脱塩した後蛋白分解酵素を作用させる。用いる蛋白分解酵素としては、トリプシン、キモトリプシン、パパイン、ペプシン、レンニン、パンクレアチン、エラスターゼ、カルボキシペプチターゼ、アミノペプチターゼ、ジペプチターゼ、アルカラーゼ等を用いることが出来るが、例えばトリプシンを絹40に対して1の割合で37℃、pH7の条件で作用させる。その際、好ましくは24時間かけて無菌的に分解する。その後、80℃以上に昇温し酵素を失活させた後、遠心分離し沈殿を除去することによって絹蛋白質由来の分解物が得られる。これをスプレードライ、凍結乾燥等によってパウダー化する。
【0017】
更に、用途に応じゲル濾過法、イオン交換法により精製することも出来る。このようにして得られたペプチドは、システイン、グルタミン酸、アスパラギン酸、リジン、アルギニン、グリシン、アラニン、ロイシン、プロリン等多種類のアミノ酸で構成され、分子量は300〜5,000を主とする。
【0018】
本発明による免疫賦活剤はそのまま利用することもできるが、必要に応じて、下記に示されるような医薬品類,医薬部外品類,化粧品類,浴用剤,食品類,飲料類などにおいて使用されている各種成分や添加剤の中から用途に適したものを任意に選択、併用して、それぞれの利用しやすい製品形態とすることができる。
【0019】
[1]各種油脂類
アボガド油,アーモンド油,ウイキョウ油,エゴマ油,オリブ油,オレンジ油,オレンジラファー油,ゴマ油,カカオ脂,カミツレ油,カロット油,キューカンバー油,牛脂,牛脂脂肪酸,ククイナッツ油,サフラワー油,シア油,大豆油,ツバキ油,トウモロコシ油,ナタネ油,パーシック油,ヒマシ油,綿実油,落花生油,タートル油,ミンク油,卵黄油,カカオ脂,パーム油,パーム核油,モクロウ,ヤシ油,牛脂,豚脂,乳脂,又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)など。
【0020】
[2]ロウ類
ミツロウ,カルナバロウ,鯨ロウ,ラノリン,液状ラノリン,還元ラノリン,硬質ラノリン,カンデリラロウ,モンタンロウ,セラックロウなど。
【0021】
[3]鉱物油
流動パラフィン,ワセリン,パラフィン,オゾケライド,セレシン,マイクロクリスタンワックス,スクワレン,スクワラン,プリスタンなど。
【0022】
[4]脂肪酸類
ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,ベヘン酸,オレイン酸,12-ヒドロキシステアリン酸,ウンデシレン酸,トール油,ラノリン脂肪酸などの天然脂肪酸、イソノナン酸,カプロン酸,2−エチルブタン酸,イソペンタン酸,2−メチルペンタン酸,2−エチルヘキサン酸,イソペンタン酸などの合成脂肪酸。
【0023】
[5]アルコール類
エタノール,イソピロパノール,ラウリルアルコール,セタノール,ステアリルアルコール,オレイルアルコール,ラノリンアルコール,コレステロール,フィトステロールなどの天然アルコール、2−ヘキシルデカノール,イソステアリルアルコール,2−オクチルドデカノールなどの合成アルコール。
【0024】
[6]多価アルコール類
酸化エチレン,エチレングリコール,ジエチレングリコール,トリエチレングリコール,エチレングリコールモノエチルエーテル,エチレングリコールモノブチルエーテル,ジエチレングリコールモノメチルエーテル,ジエチレングリコールモノエチルエーテル,ポリエチレングリコール,酸化プロピレン,プロピレングリコール,ポリプロピレングリコール,1,3−ブチレングリコール,グリセリン,ペンタエリトリトール,ソルビトール,マンニトールなど。
【0025】
[7]エステル類
ミリスチン酸イソプロピル,パルミチン酸イソプロピル,ステアリン酸ブチル,ラウリン酸ヘキシル,ミリスチン酸ミリスチル,オレイン酸オレイル,オレイン酸デシル,ミリスチン酸オクチルドデシル,ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル,乳酸セチル,乳酸ミリスチル,フタル酸ジエチル,フタル酸ジブチル,酢酸ラノリン,モノステアリン酸エチレングリコール,モノステアリン酸プロピレングリコール,ジオレイン酸プロピレングリコールなど。
【0026】
[8]金属セッケン類
ステアリン酸アルミニウム,ステアリン酸マグネシウム,ステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム,パルミチン酸亜鉛,ミリスチン酸マグネシウム,ラウリン酸亜鉛,ウンデシレン酸亜鉛など。
【0027】
[9]ガム質、糖類及び水溶性高分子化合物
アラビアゴム,ベンゾインゴム,ダンマルゴム,グアヤク脂,アイルランド苔,カラヤゴム,トラガントゴム,キャロブゴム,クインシード,寒天,カゼイン,乳糖,果糖,ショ糖およびそのエステル,トレハロースおよびその誘導体,デキストリン,ゼラチン,ペクチン,デンプン,カラギーナン,カルボキシメチルキチン又はキトサン,エチレンオキサイド等のアルキレン(C〜C)オキサイドが付加されたヒドロキシアルキル(C〜C)キチン又はキトサン,低分子キチン又はキトサン,キトサン塩,硫酸化キチンまたはキトサン,リン酸化キチン又はキトサン,アルギン酸及びその塩,ヒアルロン酸及びその塩,コンドロイチン硫酸及びその塩,ヘパリン,エチルセルロース,メチルセルロース,カルボキシメチルセルロース,カルボキシエチルセルロース,カルボキシエチルセルロースナトリウム,ヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ニトロセルロース,結晶セルロース,ポリビニルアルコール,ポリビニルメチルエーテル,ポリビニルピロリドン,ポリビニルメタアクリレート,ポリアクリル酸塩,ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイドなどのポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物,カルボキシビニルポリマー,ポリエチレンイミンなど。
【0028】
[10]界面活性剤
アニオン界面活性剤(カルボン酸塩,スルホン酸塩,硫酸エステル塩,リン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アミン塩,四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型,ベタイン型),硫酸エステル型両性界面活性剤,スルホン酸型両性界面活性剤,リン酸エステル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤,エーテルエステル型非イオン界面活性剤,エステル型非イオン界面活性剤,ブロックポリマー型非イオン界面活性剤,含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤,タンパク質加水分解物の誘導体,高分子界面活性剤,チタン・ケイ素を含む界面活性剤,フッ化炭素系界面活性剤)など。
【0029】
[11]各種ビタミン類
ビタミンA群:レチノール,レチナール(ビタミンA),デヒドロレチナール(ビタミンA),カロチン,リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チアミン塩酸塩,チアミン硫酸塩(ビタミンB),リボフラビン(ビタミンB),ピリドキシン(ビタミンB),シアノコバラミン(ビタミンB12),葉酸類,ニコチン酸類,パントテン酸類,ビオチン類,コリン,イノシトール類、ビタミンC群:アスコルビン酸及びその誘導体、ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD),コレカルシフェロール(ビタミンD),ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:トコフェロール及びその誘導体,ユビキノン類、ビタミンK群:フィトナジオン(ビタミンK),メナキノン(ビタミンK),メナジオン(ビタミンK),メナジオール(ビタミンK),その他,必須脂肪酸(ビタミンF),カルニチン,フェルラ酸,γ−オリザノール,オロット酸,ビタミンP類(ルチン,エリオシトリン,ヘスペリジン),ビタミンUなど。
【0030】
[12]各種アミノ酸類
バリン,ロイシン,イソロイシン,トレオニン,メチオニン,フェニルアラニン,トリプトファン,リジン,グリシン,アラニン,アスパラギン,グルタミン,セリン,システイン,シスチン,チロシン,プロリン,ヒドロキシプロリン,アスパラギン酸,グルタミン酸,ヒドロキシリジン,アルギニン,オルニチン,ヒスチジンなどや,それらの硫酸塩,リン酸塩,硝酸塩,クエン酸塩,或いはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導体など。
【0031】
[13]植物又は動物系原料由来の種々の添加物
これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常法的に行われる加工(例えば、粉砕,製粉,洗浄,加水分解,醗酵,精製,圧搾,抽出,分画,ろ過,乾燥,粉末化,造粒,溶解,滅菌,pH調整,脱臭,脱色などを任意に選択、組合わせた処理)を行い、各種の素材から任意に選択して供すればよい。
尚、抽出に用いる溶媒については、供する製品の使用目的、種類、あるいは後に行う加工処理等を考慮した上で選択すれば良いが、通常では、水,水溶性有機溶媒(例えば、エタノール,プロピレングリコール,1,3−ブチレングリコールなど)の中から選ばれる1種もしくは2種以上の混液を用いるのが望ましい。
但し、用途により有機溶媒の含有が好ましくない場合においては、水のみを使用したり、あるいは抽出後に除去しやすいエタノールを採用し、単独又は水との任意の混液で用いたりすれば良く、また、搾取抽出したものでも良い。
【0032】
尚、植物又は動物系原料由来の添加物を、全身用または局所用の外用剤や化粧料類に供する場合、皮膚や頭髪の保護をはじめ、保湿,感触・風合いの改善,柔軟性の付与,刺激の緩和,芳香によるストレスの緩和,細胞賦活(細胞老化防止),炎症の抑制,肌質・髪質の改善,肌荒れ防止及びその改善,発毛,育毛,脱毛防止,光沢の付与,清浄効果,疲労の緩和,血流促進,温浴効果などの美容的効果のほか,香付け,消臭,増粘,防腐,緩衝などの効果も期待できる。
【0033】
また、食用製品においては、栄養補給,疲労回復,強壮,細胞賦活(細胞老化防止)等の健身並びに美容的効果をはじめ、味覚の改善,色調や芳香、光沢の付与,安定化,増粘,防腐等の目的で使用することができる。
さらにこの他にも、これまでに知られている各原料素材の様々な美容的、薬剤的効果を期待し、これらを組合わせることによって目的とする効果の増進を図ったり、あるいは多機能的な効果を期待した製品とすることも可能である。
【0034】
原料とする具体的な植物(生薬)としては、例えば、アイ(藍葉),アオカズラ(清風藤),アオツヅラフジ(木防巳),アオノリュウゼツラン,アカシア,アカスグリ果実,アカブドウ,アカメガシワ(赤芽柏),アカネ(茜草根),アカヤジオウ(地黄),アギ(阿魏),アキニレ(榔楡皮),アケビ(木通),アサ(麻子仁),アサガオ(牽牛子),アシタバ(明日葉),アズキ(赤小豆),アセンヤク(阿仙薬),アセロラ,アニス果実,アベマキ果実,アボカド,アマ,アマチャ(甘茶),アマチャヅル,アマドコロ(玉竹),アミガサユリ(貝母),アーモンド(へん桃),アルテア,アルニカ,アロエ(蘆薈),アロエベラ,アンジェリカ,アンズ(杏仁),アンソッコウ(安息香),イガコウゾリナ(地胆頭),イタドリ(虎杖根),イチゴ,イチジク(無花果)又はその葉,イチビ(冬葵子),イチヤクソウ,イチョウ(銀杏葉,銀杏),イトヒメハギ(遠志),イナゴマメ,イネ種子又は種皮,イノンド種子,イブキジャコウソウ,イラクサ,イランイラン,ウイキョウ(茴香),ウキヤガラ(三稜),ウグイスカグラ果実,ウコン(鬱金),ウスバサイシン(細辛), ウスベニアオイ,ウスベニタチアオイ,,ウツボグサ(夏枯草),ウド,ウメ(烏梅)又はその果肉,ウラジロガシ,ウワウルシ,ウンシュウミカン(陳皮),エストラゴン,エゾウコギ(蝦夷五加),エチナシ(ホソバムラサキバレンギク), エノキ,エビスグサ(決明子),エルダーベリー果実,エレミ,エンジュ(槐花,槐花米),オウギ(黄耆),オウレン(黄連),オオカラスウリ(カロニン),オオツヅラフジ(防己),オオバコ(車前子,車前草),オオハシバミ(榛子),オオバナオケラ(白朮),オオバヤシャブシ果実,オオミサンザシ(山査子),オウヒササノユキ,オオムギ(大麦),オグルマ(旋覆),オクラ果実,オケラ(白朮),オタネニンジン(人参),オトギリソウ(弟切草),オドリコソウ(続断),オナモミ(蒼耳子),オニグルミ,オニノヤガラ(天麻),オニユリ(百合),オニノス,オヒョウ(裂葉楡),オミナエシ(敗醤),オランダイチゴ,オランダガラシ,オランダゼリ,オランダパセリ,オランダミツバ,オリーブ,オレガノ,オレンジ果実又は果皮,カイケイジオウ(熟地黄),海藻[緑藻,褐藻,紅藻],カカオ種子,カキ又はその葉(柿蒂),カギカズラ(釣藤鈎),カシア,カジノキ果実(楮実),ガジュツ(莪朮),カシワ(槲樹,槲葉),カスカリラ,カニクサ(金沙藤),カノコソウ(吉草根),カバノキ,カボチャ,カポックノキ種子,カホクサンショウ(蜀椒),ガマ(蒲黄),カミツレ,カミヤツデ(通草),カラスウリ(王瓜),カラスビシャク(半夏),カラスムギ,ガラナ種実,カラヤ,カリテ,カリン(木瓜),ガルシニア,カワヤナギ,カワラタケ,カワラヨモギ(茵チン蒿),カンスイ(甘遂),カンゾウ(甘草),カンタラアサ,カンデリラ,カントウ,カンナ,キイチゴ,キウイ果実,キカラスウリ(瓜呂根),キキョウ(桔梗,桔梗根),キク(菊花),キササゲ(梓実),ギシギシ(羊蹄根),キジツ(枳実), キズタ,キダチアロエ,キダチハッカ,キナノキ,キハダ(黄柏),キバナオウギ(黄耆),ギムネマ・シルベスタ,キャベツ,キャベブ未熟果,キュウリ,キラジャ・サポナリア,キラヤ,キンカン果実,キンマ,キンミズヒキ(仙鶴草),グアバ果実,グアユーレ,クェルクス・インフェクトリア(没食子),ククイナッツ,クコ(枸杞,枸杞子,枸杞葉,地骨皮),クサスギカズラ(天門冬),クズ(葛根),クスノキ,グースベリー果実,クチナシ(山梔子),クヌギ(樸ソウ),クマザサ,クマツヅラ(馬鞭草),クララ(苦参),クランベリー果実,クリ又はその渋皮,クルクリゴ・ラチフォリア果実,クレソン,グレープフルーツ果実,クロウメモドキ,クロガネモチ(救必応),クロバナヒキオコシ(延命草),クローブ,クロレラ,クワ(桑葉,桑白皮),ケイ,ケイガイ(荊芥,荊芥穂),ケイシ(桂枝),ケイトウ(鶏冠花,鶏冠子),ケイリンサイシン(細辛),ゲッケイジュ(月桂樹),ゲンチアナ,ゲンノショウコ(老鸛草),コエンドロ果実,コウシンバラ(月季花),コウスイハッカ,コウゾ果実,コウチャ(紅茶),コウホネ(川骨),コウホン(藁本,唐藁本),コウリャン,コエンドロ果実,コケモモ(越橘),コガネバナ(黄ゴン),コゴメバオトギリソウ,ココヤシ果実,ゴシュユ(呉茱萸),ゴショイチゴ(覆盆子),コショウ(胡椒),コパイババルサム,コーヒー豆,コブシ(辛夷),ゴボウ(牛蒡,牛蒡子),コボタンヅル,ゴマ(胡麻),ゴマノハグサ(玄参),ゴミシ(五実子), コムギ(小麦),米又は米ぬか(赤糠,白糠)・米油,コーラ・アクミナタ種子,コーラ・ベラ種子,コロハ果実,コロンボ,コンズランゴ,コンニャク, コンブ,コンフリー(鰭張草),サイザル,サイザルアサ,サキシマボタンズル(威霊仙),サクラの花・葉・果実・樹皮(桜皮),サクランボ,ザクロ,ササ,ササノユキ,ササユリ(百合),サザンカ,サジオモダカ(沢瀉),サツマイモ,サトウキビ,サトウダイコン,サネカズラ,サネブトナツメ(酸棗仁),サフラン(番紅花,西紅花),ザボン果実,サボンソウ,サーモンベリー果実,サラシナショウマ(升麻),サルビア,サワギキョウ(山梗菜),サワグルミ葉,サンキライ(山帰来),サンザシ(山査子),サンシチニンジン(三七人参),サンシュユ(山茱萸),サンショウ(山椒),サンズコン(山豆根),シア,シアノキ果実,シイタケ,ジオウ(地黄),シオン(紫苑),ジギタリス,シクンシ(使君子),シシウド(羌活, 独活,唐独活),シソ・アオジソ・チリメンジソ・カタメンジソ(紫蘇葉,紫蘇子),シダレカンバ(白樺皮),シタン,シナノキ,シナレンギョウ(連翹),シマカンギク(菊花),シモツケソウ,ジャガイモ,シャクヤク(芍薬),シャジン(沙参),ジャノヒゲ(麦門冬),シラカシ種子,シロゴチョウの種子,シロバナイリス,シロバナタンポポ,シロバナツタの花,シロミナンテン(南天実),ジュズダマ,シュロ果実,ショウガ(生姜),ショウブ(菖蒲,菖蒲根),ショズク果実,シラカバ,シンコナサクシルブラ,シンナモン,スイカ(西瓜),スイカズラ(金銀花,忍冬),スイバ(酸模),スイムベリー果実,ストロベリー果実,スギナ(問荊),ステビア,スモモ果実,セイヨウアカマツの球果,セイヨウオトギリソウ,セイヨウカラマツ,セイヨウキヅタ,セイヨウグルミ,セイヨウサンザシ,セイヨウタンポポ,セイヨウトチノキ,セイヨウナシ果実,セイヨウナツユキソウ,セイヨウネズ,セイヨウノコギリソウ(ミルフォイル),セイヨウニワトコ,セイヨウネズ,セイヨウハッカ,セイヨウフウチョウボク,セイヨウヤドリギ,セイヨウヤマハッカ,セイヨウバラ,セイヨウワサビ,セキショウ(石菖根),セージ,ゼニアオイ,セネガ,セリ,セロリ,センキュウ(川キュウ),センダン,センナ果実又は葉,センニンソウ(大蓼),センブリ(当薬),ソウカ(草果),ソバ種実,ソメモノイモ,ダイオウ(大黄),大根,大豆,ダイダイ(橙皮,枳実),タイム,タカトウダイ(大戟),タカワラビ(狗脊),ダークスィートチェリー果実,タチアオイ,タチジャコウソウ(百里香),タチバナ(橘皮),タチヤナギ,タマリンド種子,タマネギ,タムシバ(辛夷),タラノキ又はその根皮,タンジン(丹参),タンポポ(蒲公英), ダンマル,チェリー果実,チガヤ又はその根(茅根),チクセツニンジン(竹節人参),チコリ,チョウジ(丁子,丁香),チョウセンゴミシ(五味子),チョウセンダイオウ(大黄),チョウセンニレ(蕪夷),チョウセンニンジン(人参),チョウセンヨモギ(艾葉),チョレイマイタケ(猪苓),ツキミソウ,ツバキ,ツボクサ,ツメクサ(漆姑草),ツユクサ(鴨跖草),ツルアズキ(赤小豆),ツルドクダミ(何首烏),ツルナ(蕃杏),ツルニンジン(四葉参),ツワブキ,デイコ,テウチグルミ,デュベリー果実,テングサ,テンダイウヤク(烏薬),トウガ(冬瓜子),トウガラシ(番椒),トウキ(当帰),トウキンセンカ,トウモロコシ又はトウモロコシ毛(南蛮毛),トウネズミモチ(女貞子),トウリンドウ(竜胆),ドクダミ(十薬),トコン(吐根),トシシ,トチバニンジン(竹節人参),トチュウ(杜仲,杜仲葉),トマト,トラガント,トリアカンソス種子,トルメンチラ,ドロノキ,トロロアオイ,ナイゼリアベリー果実,ナガイモ(山薬),ナギイカダ,ナギナタコウジュ,ナズナ,ナタネ,ナツミカン,ナツメ(大棗),ナニワイバラ(金桜子),ナルコユリ(黄精),ナンキンマメ(落花生),ナンテン(南天実),ニガキ(苦木),ニガヨモギ(苦艾),ニクズク,ニッケイ(桂皮),ニラ(韮子),ニワトコ(接骨木),ニンジン,ニンニク(大蒜),ヌルデ(五倍子),ネギ,ネナシカズラ,ノアザミ(大薊),ノイバラ(営実),ノコギリソウ,ノダケ(前胡),ノバラ,ノモモ,パーム,パイナップル果実,ハイビスカス,ハカタユリ(百合),ハカマウラボシ(骨砕補),ハクセン(白蘚皮),ハクルベリー果実,ハコベ(繁縷),ハシバミ(榛子),ハシリドコロ(ロート根),バジル,ハス(蓮肉,蓮子),パセリ,ハダカムギ,バタタ,ハチク(竹茹),パチョリー,ハッカ(薄荷,薄荷葉),ハトムギ(ヨクイニン),ハナスゲ(知母),バナナ,ハナハッカ,バニラビンズ,パパイヤ,ハハコグサ(鼠麹草),ハブ草,パプリカ,ハマゴウ(蔓荊子),ハマスゲ(香附子),ハマビシ(シツ莉子),ハマナス(マイ瑰花),ハマボウフウ(浜防風),ハマメリス,バラ(薔薇),パリエタリア,ハルニレ(楡皮,楡白皮,楡葉),パンノキ,ヒオウギ(射干),ヒカゲツルニンジン(党参),ピーカンナッツ,ヒガンバナ(石蒜,蔓珠沙華),ヒキオコシ(延命草),ヒシ(菱実),ピスタチオ,ビート,ヒトツバ(石葦),ヒナタイノコズチ(牛膝),ビナンカズラ,ヒノキ,ヒバ,ヒマシ,ヒマワリ,ピーマン,ヒメウイキョウ,ヒメガマ(香蒲),ヒメマツタケ,ピメンタ果実,ビャクシ,ビャッキョウ,ヒユ果実,ビロウドアオイ,ヒロハオキナグサ(白頭翁),ヒロハセネガ(セネガ),ビワ(枇杷,枇杷葉),ビンロウ(大腹皮,檳榔子),フウトウカズラ(南藤),フウリンブッソウゲ,フキ(款冬花),フキタンポポ(款冬花,款冬葉),フクリンリュウゼツラン,フジバカマ(蘭草),フジマメ(扁豆),ブッソウゲ,ブッチャーブルーム,ブドウ果実または種皮・種子・葉,ブナ,フユムシナツクサタケ(冬虫夏草),ブラジルカンゾウ,ブラックカーラント果実,ブラックベリー果実,プラム果実,フルセラリア,ブルーベリー果実,プルーン,ブロンドサイリウム,ブンドウ(緑豆),ヘチマ,ベニバナ(紅花),ヘネケン,ベラドンナ,ベリー果実,ボイセンベリー果実,ボウフウ(防風),ホウレンソウ,ホオズキ(登呂根),ホオノキ(厚朴,和厚朴),ボケ(木瓜),ホソバオケラ(蒼朮),ホソババレンギク,ボダイジュ,ボタン(牡丹皮),ホップ,ホホバ,ホワートルベリー果実,ホンアンズ(杏仁),ホンシメジ,マイズルテンナンショウ(天南星),マオウ(麻黄),マカデミアナッツ,マクリ(海人草),マグワ(桑葉,桑白皮),マダケ(竹茹),マタタビ(木天蓼),マツカサ,マツバ(松葉), マツブサ,マツホド(茯苓),マメダオシ,マヨラム,マリーゴールド,マルバアサガオ,マルバノジャジン(杏参),マルベリー果実,マルメロ,マロニエ,マンゴー,マンゴスチン,マンシュウグルミ,マンダリン果実,マンネンタケ(霊芝),マンネンロウ,ミカン属植物果実(枳実),ミシマサイコ(柴胡),ミゾカクシ(半辺蓮),ミソハギ(千屈菜),ミツガシワ,ミツバ,ミツバハマゴウ(蔓荊子),ミドリハッカ,ミモザ,ミョウガ,ミラクルフルーツ果実,ミルラ,ミロバラン,ムクゲ(木槿),ムクノキ,ムクロジ,ムラサキ(紫根),ムラサキトウモロコシ,メハジキ(益母草),メボウキ,メラロイカ,メリッサ,メリロート,メロン果実,モウコタンポポ,モウコヨモギ,モウソウチク,モクレン(辛夷),モッコウ(木香),モミジバダイオウ,モモの果実・種(桃仁)又は葉(桃葉),モヤシ,モレロチェリー果実,モロヘイヤ(黄麻),ヤカワムラサキイモ,ヤクチ(益智),ヤグルマギク,ヤグルマソウ,ヤグルマハッカ,ヤシャブシ(矢車),ヤチヤナギ,ヤツデ(八角金盤),ヤドリギ(柳寄生),ヤナギタデの葉,ヤブガラシ,ヤブコウジ(紫金牛),ヤマゴボウ(商陸),ヤマノイモ(山薬),ヤマハンノキ(山榛),ヤマモモ(楊梅皮),ヤマヨモギ,ユーカリ,ユッカ・ブレビフォリア,ユキノシタ(虎耳草),ユズ果実,ユリ,ヨモギ(艾葉),ヨロイグサ,ライム果実,ライムギ,落花生,ラカンカ果実,ラズベリー葉・果実,ラベンダー,リュウガン(竜眼肉),リョクチャ(緑茶),リンゴ果実,リンドウ,ル
バス・スアビシムス(甜涼),レタス,レッドカーラント果実,レモン果実,レモングラス,レンギョウ(連翹),レンゲソウ,ロウヤシ,ローガンベリー果実,ログウッド,ローズヒップ,ローズマリー,ローゼル,ローマカミツレ,ワカメ,ワサビ,ワレモコウ(地楡)などがある。

【0035】
また動物系原料由来の素材としては、鶏冠抽出物,牛・人の胎盤抽出物,豚・牛の胃や十二指腸あるいは腸の抽出物若しくはその分解物,豚・牛の脾臓の抽出物若しくはその分解物,豚・牛の脳細胞の抽出物若しくはその分解物,水溶性コラーゲン,アシル化コラーゲン等のコラーゲン誘導体,コラーゲン加水分解物,エラスチン,エラスチン加水分解物,水溶性エラスチン誘導体,ケラチン及びその分解物,シルク蛋白およびその分解物,豚・牛血球蛋白分解物(グロビンペプチド),豚・牛ヘモグロビン分解物(ヘミン,ヘマチン,ヘム,プロトヘム,ヘム鉄等),カゼイン分解物,鶏卵,魚肉およびその分解物など。
【0036】
[14]微生物培養代謝物
酵母代謝物,酵母菌抽出エキス,米発酵エキス,米糠発酵エキス,ユーグレナ抽出物,脱脂粉乳の乳酸発酵物やトレハロースまたはその誘導体など。
【0037】
[15]α−ヒドロキシ酸
グリコール酸,クエン酸,リンゴ酸,酒石酸,乳酸など。
【0038】
[16]無機顔料
無水ケイ酸,ケイ酸マグネシウム,タルク,カオリン,ベントナイト,マイカ,雲母チタン,オキシ塩化ビスマス,酸化ジルコニウム,酸化マグネシウム,酸化亜鉛,酸化チタン,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,黄酸化鉄,ベンガラ,黒酸化鉄,グンジョウ,酸化クロム,水酸化クロム,カーボンブラック,カラミンなど。
【0039】
[17]紫外線吸収剤/遮断剤
p−アミノ安息香酸誘導体,サルチル酸誘導体,アントラニル酸誘導体,クマリン誘導体,アミノ酸系化合物,ベンゾトリアゾール誘導体,テトラゾール誘導体,イミダゾリン誘導体,ピリミジン誘導体,ジオキサン誘導体,カンファー誘導体,フラン誘導体,ピロン誘導体,核酸誘導体,アラントイン誘導体,ニコチン酸誘導体,ビタミンB誘導体,オキシベンゾン,ベンゾフェノン,アルブチン,グアイアズレン,シコニン,バイカリン,バイカレイン,ベルベリン, ネオヘリオパン,ウロカニン酸誘導体,エスカロール,酸化亜鉛,タルク,カオリンなど。

【0040】
[18]Tyrosinase活性阻害剤
アスコルビン酸又はその誘導体,ハイドロキノン又はその配糖体,コウジ酸又はその誘導体,胎盤エキス,シルクペプチド,植物エキス(クワ,トウキ,ワレモコウ,クララ,ヨモギ,スイカズラ,キハダ,ドクダミ,マツホド,ハトムギ,オドリコソウ,ホップ,サンザシ,ユーカリ,セイヨウノコギリソウ,アルテア,ケイヒ,マンケイシ,ハマメリス,ヤマグワ,延命草,桔梗,トシシ,続随子,射干,麻黄,センキュウ,ドッカツ,サイコ,ボウフウ,ハマボウフウ,オウゴン,牡丹皮,シャクヤク,ゲンノショウコ,葛根,甘草,五倍子,アロエ,ショウマ,紅花,緑茶,紅茶,阿仙薬など)。
【0041】
[19]メラニン色素還元/分解
ハイドロキノンモノベンジルエーテル,フェニル水銀ヘキサクロロフェン,酸化第二水銀,塩化第一水銀,過酸化水素水,過酸化亜鉛など。
【0042】
[20]ターンオーバーの促進作用/細胞賦活
ハイドロキノン,乳酸菌エキス,胎盤エキス,霊芝エキス,ビタミンA,ビタミンE,アラントイン,脾臓エキス,胸腺エキス,酵母エキス,発酵乳エキス,植物エキス(アロエ,オウゴン,スギナ,ゲンチアナ,ゴボウ,シコン,ニンジン,ハマメリス,ホップ,ヨクイニン,オドリコソウ,センブリ,トウキ,トウキンセンカ,アマチャ,オトギリソウ,キュウリ,タチジャコウソウ,ローズマリー,パセリなど)。
【0043】
[21]収斂剤
乳酸,酒石酸,コハク酸,クエン酸,アラントイン,塩化亜鉛,硫酸亜鉛,酸化亜鉛,カラミン,p−フェノールスルホン酸亜鉛,硫酸アルミニウムカリウム,レソルシン,塩化第二鉄,タンニン酸(カテキン化合物を含む)など。
【0044】
[22]活性酸素消去剤
SOD,カタラーゼ,グルタチオンパーオキシダーゼなど。
【0045】
[23]抗酸化剤
アスコルビン酸及びその塩,ステアリン酸エステル,トコフェロール及びそのエステル誘導体,ノルジヒドログアセレテン酸,ブチルヒドロキシトルエン(BHT),ブチルヒドロキシアニソール(BHA),ヒドロキシチロソール,パラヒドロキシアニソール,没食子酸プロピル,セサモール,セサモリン,ゴシポールなど。
【0046】
[24]過酸化脂質生成抑制剤
β−カロチン,植物エキス(ゴマ培養細胞,アマチャ,オトギリソウ,ハマメリス,チョウジ,メリッサ,エンメイソウ,シラカバ,セージ,ローズマリー,南天実,キナ,エイジツ,イチョウ,緑茶など)。
【0047】
[25]抗炎症剤
イクタモール,インドメタシン,カオリン,サリチル酸,サリチル酸ナトリウム,サリチル酸メチル,アセチルサリチル酸,塩酸ジフェンヒドラミン,d又はdl−カンフル,ヒドロコルチゾン,グアイアズレン,カマズレン,マレイン酸クロルフェニラミン,グリチルリチン酸及びその塩,グリチルレチン酸及びその塩など。
【0048】

[26]殺菌・消毒薬
アクリノール,イオウ,塩化ベンザルコニウム,塩化ベンゼトニウム,塩化メチルロザニリン,クレゾール,グルコン酸カルシウム,グルコン酸クロルヘキシジン,スルファミン,マーキュロクロム,ラクトフェリン又はその加水分解物など。
【0049】
[27]保湿剤
グリセリン,プロピレングリコール,1,3−ブチレングリコール,ヒアルロン酸又はその塩,ポリエチレングリコール,コンドロイチン硫酸又はその塩,水溶性キチン又はキトサン誘導体,乳酸ナトリウムなど。
【0050】
[28]頭髪用剤
二硫化セレン,臭化アルキルイソキノリニウム液,ジンクピリチオン,ビフェナミン,チアントール,カスタリチンキ,ショウキョウチンキ,トウガラシチンキ,塩酸キニーネ,強アンモニア水,臭素酸カリウム,臭素酸ナトリウム,チオグリコール酸など。
【0051】
[29]酸化剤
過酸化水素水、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化尿素、過炭酸ナトリウム、過酸化トリポリリン酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化ピロリン酸ナトリウム、過酸化オルソリン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム過酸化水素付加体、硫酸ナトリウム塩化ナトリウム過酸化水素付加体、β−チロシナーゼ酵素液、マッシュルーム抽出液など。
【0052】
[30]染料剤
5−アミノオルトクレゾール,2−アミノ−4−ニトロフェノール,2−アミノ−5−ニトロフェノール,1−アミノ−4−メチルアミノアントラキノン,3,3′−イミノジフェノール,塩酸2,4−ジアミノフェノキシエタノール,塩酸2,4−ジアミノフェノール,塩酸トルエン−2,5−ジアミン,塩酸ニトロパラフェニレンジアミン,塩酸パラフェニレンジアミン,塩酸N−フェニルパラフェニレンジアミン,塩酸メタフェニレンジアミン,オルトアミノフェノール,酢酸N−フェニルパラフェニレンジアミン,1,4−ジアミノアントラキノン,2,6−ジアミノピリジン,1,5−ジヒドロキシナフタレン,トルエン−2,5−ジアミン,トルエン−3,4−ジアミン,ニトロパラフェニレンジアミン,パラアミノフェノール,パラニトロオルトフェニレンジアミン,パラフェニレンジアミン,パラメチルアミノフェノール,ピクラミン酸,ピクラミン酸ナトリウム,N,′N−ビス(4−アミノフェニル)−2,5−ジアミノ−1,−4−キノンジイミン,5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール,N−フェニルパラフェニレンジアミン,メタアミノフェノール,メタフェニレンジアミン,硫酸5−アミノオルトクレゾール,硫酸2−アミノ−5−ニトロフェノール,硫酸オルトアミノフェノール,硫酸オルトクロルパラフェニレンジアミン,硫酸4,4′−ジアミノジフェニルアミン,硫酸2,4−ジアミノフェノール,硫酸トルエン−2,5−ジアミン,硫酸ニトロパラフェニレンジアミン,硫酸パラアミノフェノール,硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン,硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン,硫酸パラフェニレンジアミン,硫酸パラメチルアミノフェノール,硫酸メタアミノフェノール,硫酸メタフェニレンジアミン,カテコール,ジフェニルアミン,α−ナフトール,ヒドロキノン,ピロガロール,フロロログルシン,没食子酸,レゾルシン,タンニン酸,2−ヒドロキシ−5−ニトロ−2′,4′−ジアミノアゾベンゾゼン−5′−スルホン酸ナトリウム,ヘマテインなど。
【0053】
[31]香料
ジャコウ,シベット,カストリウム,アンバーグリスなどの天然動物性香料、アニス精油,アンゲリカ精油,イランイラン精油,イリス精油,ウイキョウ精油,オレンジ精油,カナンガ精油,カラウェー精油,カルダモン精油,グアヤクウッド精油,クミン精油,黒文字精油,ケイ皮精油,シンナモン精油,ゲラニウム精油,コパイババルサム精油,コリアンデル精油,シソ精油,シダーウッド精油,シトロネラ精油,ジャスミン精油,ジンジャーグラス精油,杉精油,スペアミント精油,西洋ハッカ精油,大茴香精油,チュベローズ精油,丁字精油,橙花精油,冬緑精油,トルーバルサム精油,バチュリー精油,バラ精油,パルマローザ精油,桧精油,ヒバ精油,白檀精油,プチグレン精油,ベイ精油,ベチバ精油,ベルガモット精油,ペルーバルサム精油,ボアドローズ精油,芳樟精油,マンダリン精油,ユーカリ精油,ライム精油,ラベンダー精油,リナロエ精油,レモングラス精油,レモン精油,ローズマリー精油,和種ハッカ精油などの植物性香料、その他合成香料など。
【0054】
[32]色素・着色剤
赤キャベツ色素,赤米色素,アカネ色素,アナトー色素,イカスミ色素,ウコン色素,エンジュ色素,オキアミ色素,柿色素,カラメル,金,銀,クチナシ色素,コーン色素,タマネギ色素,タマリンド色素,スピルリナ色素,ソバ全草色素,チェリー色素,海苔色素,ハイビスカス色素,ブドウ果汁色素,マリーゴールド色素,紫イモ色素,紫ヤマイモ色素,ラック色素,ルチンなど。
【0055】
[33]甘味料
砂糖,甘茶,果糖,アラビノース,ガラクトース,キシロース,ステビア,マンノース,エリスリトール,麦芽糖,蜂蜜,ブドウ糖,ミラクリン,モネリン,甘草抽出物など。
【0056】
[34]栄養強化剤
貝殻焼成カルシウム,シアノコラバミン,酵母,小麦胚芽,卵黄粉末,ヘミセルロース,ヘム鉄など)
【0057】
[35]乳製品
牛乳,チーズ,生クリーム,バター,マーガリン,粉乳,ホエー,練乳など。
【0058】
[36]その他
保湿剤、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びその分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、血流促進剤、消炎剤・抗アレルギー剤、細胞賦活剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料、酵素などが上げられ、これらとの併用によって、相加的及び相乗的な効果が期待できる。
【0059】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。
【実施例1】
【0060】
(バッチ法による製造法)
100kg飽和塩化カルシウム溶液と絹蛋白質20kgを反応釜に入れ、約100℃に昇温して溶解した。次いで37℃まで冷却し、逆浸透膜にて脱塩した後、pH7で24時間トリプシンを作用させた。再び90℃で1時間加熱して酵素を失活させた後、遠心分離し沈殿を除去した。これを凍結乾燥して約10Kgのパウダーを得た。次いでこれを少量の精製水に溶かし、カラム分画により5つのフラクションを得た(図1)。
【0061】
[カラム分画条件]
樹脂 :Sephadex G-25 fine(ファルマシア社製)

カラムサイズ :φ2.6cm×91cm
溶出液 :0.4%炭酸アンモニウム
流量 :1.0ml/分
【0062】
別に行った、既知分子量物質による較正曲線(図2)により、絹蛋白質分解物は分子量300〜5,000であると推定した。
【0063】
以下、本発明により得られた免疫賦活剤の免疫賦活作用、抗酸化作用、抗発癌プロモーション作用について説明する。
【実施例2】
【0064】
(免疫賦活作用の評価)
マウスの腹腔内に、5%羊赤血球浮遊液0.5mlを投与、4日後に脾臓を摘出し脾臓細胞浮遊液(2×10 個/0.2ml)を調整した。この浮遊液に被験物質を添加し37℃で24時間培養し、培養液中に産生される羊赤血球に対する抗体量を測定した。抗体量の測定は、培養上清液50μlにベロナール緩衝液450μlを加え、さらに、1.7%羊赤血球溶液及び1/25希釈補体溶液を各々500μl加え37℃で1時間反応させた。これにより、培養上清液中に存在する抗体量に比例して溶血が起こり、溶血により生じたヘモグロビン量の評価を波長540nmでの吸光度を測定することにより行った。結果は、540nmでの吸光度を被験物質を添加しない対照の吸光度で除した値で示した。従って、値が1より大きいほど抗体産生能に対する効果が大きいことを表す。本発明による絹蛋白質分解物と、これをカラム分画して得られた5画分の抗体産生能に対する効果を上記のように調べ、その結果を表1に示した。

【0065】
【表1】

【0066】
表1に示したように、絹蛋白質分解物は低濃度から抗体産生能を高める効果が見られ、カラム画分ではFr3と4に顕著な効果が認められた。特にFr3は1μg/mlという低濃度でも被験物質を加えない対照の1.65倍という強い効果を示した。これら2画分以外も、弱いながらも効果が認められ、絹蛋白質分解物中には抗体産生能を高めるペプチドが多種類存在することが示された。
【実施例3】
【0067】
(抗酸化作用の評価)
ブラックマイクロプレ−ト(スミロン社製)に精製水100μl/well分注し、適宜希釈した試料20μl、20,000倍希釈した西洋ワサビ製パーオキシダーゼ(HRP:タゴ社製)25μlを添加し攪はんした。更に、発光試薬B(発光試薬セット:和光純薬工業(株)製)を25μl添加し再度攪はんした。ブラックマイクロプレートを化学発光測定装置(ルミネッセンサーJNR AB−2100:アトー社製)にセットし、装置付属のポンプで発光試薬25μlを添加と同時に発光量を20秒間測定した。試料を加えないときの発光量から試料を加えたときの発光量を減じ、更にそれを、試料を加えないときの発光量で割ることにより、化学発光抑制率を算出した。本発明で得られた絹蛋白質分解物の抗酸化作用を上記のように評価し、その結果を図3に示した。また、用いた絹蛋白質分解物量と化学発光抑制率の相関式から50%抑制量(IC50)を算出し、同様に求めた5画分の値と共に表2に示した。
【0068】
【表2】

【0069】
絹蛋白質分解物は25.2μgで、発生する活性酸素の50%を消去する作用を有し、カラム画分では最も低分子量であるFr5が7.3μgと強い抗酸化作用を示した。その他の画分も程度の差はあるものの、抗酸化作用を有することが判明した。
【実施例4】
【0070】
(抗発癌プロモーション作用の評価)
H.Tokuda et al.の方法(Cancer Lett.,40,309(1988))によるエプスタイン−バールウイルス早期抗原(EBV−EA)発現抑制試験により評価した。つまり、上咽頭癌患者由来でEBウイルスが潜在感染しているラジ細胞は、発癌プロモーターを作用させるとEBウイルスが活性化され早期抗原(EA)を産生する。このEA産生細胞数を計数することで発癌プロモーション作用を評価することが出来る。また、この時共存させることにより典型的発癌プロモーターである12−O−テトラデカノイルフォルボール−13−アセテート(TPA)によるEBウイルスの活性化を抑制しEA産生細胞数を減少させる物質を、抗発癌プロモーターと、その作用を抗発癌プロモーション作用と評価できる。上記方法により実施した、絹蛋白質分解物の発癌プロモーション作用の評価結果を示した(表3)。

【0071】
【表3】

【0072】
表中の値は、TPA(20ng/ml)を作用させ24時間培養後、全細胞に占めるEA産生細胞の割合を100とするとき、同系中に被験物質を添加したときのそれに対する割合を示す。絹蛋白質分解物は低濃度から抗発癌プロモーション作用を示し、10μg/mlで21.6%に、100μg/mlでは細胞毒性が見られるもののTPAによって誘発されるEBウイルスの活性化を完全に阻止した。このことは、絹蛋白質分解物はTPAによる発癌プロモーション作用を抑制すること、つまり、抗発癌プロモーション作用を有する抗発癌プロモーターであると評価される。
【実施例5】
【0073】
(安全性試験)
1)皮膚一次刺激性試験
本発明による絹蛋白質分解物を、各2w/v%濃度の水溶液に調整し、背部を除毛したハートレー系モルモット(1群5匹,体重320g前後)の皮膚に貼付した。判定は、貼付後24時間に一次刺激性の評点法により紅斑および浮腫を指標として行った。その結果、すべての動物において、何等、紅斑および浮腫を認めず陰性と判定された。
【0074】
2)皮膚累積刺激性試験
本発明による絹蛋白質分解物を、固形分として2w/v%濃度の水溶液に調整し、側腹部を除毛したハートレー系モルモット(雌性,1群5匹,体重320g前後)の皮膚に1日1回の頻度で、週5回,動物当り0.5mlを塗布した。
塗布は、4週にわたって、また除毛は各週の最終塗布日に行った。判定は、各週の最終日の翌日に一次刺激性の評点法により、紅斑および浮腫を指標として行った。その結果、すべての動物において、塗布後1〜4週目にわたって、何等紅斑および浮腫を認めず陰性と判定された。
【0075】
3)急性毒性試験
本発明による絹蛋白分解物を、試験前、4時間絶食させたddy系マウス(雌性,1群5匹,体重28g)に2,000mg/kg量経口投与し、毒性症状の発現、程度などを経時的に観察した。その結果、すべてのマウスにおいて14日間何等異常を認めず、また解剖の結果も異常がなかった。LD50は2,000mg/kg以上と判定された。
【実施例6】
【0076】
(各種食用組成物の製造)
本発明による免疫賦活剤を使用し、各種食用組成物を製造した。以下にその処方例を示すが、本発明はこれらに限定されるわけではない。
【0077】
1)健康向け食品(錠剤)
次の添加物を含有する組成物を打錠し、錠剤とした。
重量%
1.絹蛋白質分解物の乾燥末 10
2.植物抽出末(ドクダミ,ニンジン,シソ) 30
3.ローヤルゼリー粉末 5
4.コラーゲン末 5
5.乳糖 25
6.トウモロコシデンプン 20
7.ヒドロキシプロピルセルロース 4
8.ステアリン酸マグネシウム 1
【0078】
2)健康向け飲料
次の処方により健康飲料を製した。
重量%
1.絹蛋白質分解物の乾燥末 4
2.ハチミツ 15
3.クエン酸
0.1
4.dl−リンゴ酸 0.1

5.植物抽出液(クロレラ,シンナモン) 20
6.D−ソルビトール液(70%) 10
7.安息香酸ナトリウム 0.05

8.香料 適量
9.精製水 100とする残余

【0079】
3)果汁飲料
次の処方により果汁飲料を製した。
重量%
1.ブドウ糖液糖
33

2.グレープフルーツ果汁
65

3.絹蛋白質分解物の乾燥末
0.5
4.香料
適量

5.酸味料 適量
【実施例7】
【0080】
(各種化粧料組成物の製造)
本発明による免疫賦活剤を使用し、各種化粧料組成物を製造した。以下にその処方例を示すが、本発明はこれらに限定されるわけではない。
【0081】
1)ローションの製造例
次の処方によりローションを製造した。
重量%
1.ソルビット 2
2.1,3−ブチレングリコール

3.ポリエチレングリコール1000 1
4.ポリオキシエチレンオレイルエーテル(25E.O.) 2
5.エタノール 10
6.絹蛋白質分解物の乾燥末 1
7.植物抽出液(アロエ,ハマメリス) 3
8.pH調整剤 適量
9.防腐剤 適量
10.精製水 100とする残余
【0082】
2)乳液の製造例
次の処方により乳液を製造した。
重量%
1.スクワラン 3
2.ワセリン 1
3.ステアリルアルコール
0.3
4.ソルビタンモノステアレート
1.5
5.ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレート 3
6.1,3−ブチレングリコール 5

7.絹蛋白質分解物の乾燥末
0.5
8.水溶性コラーゲン 1
9.防腐剤 適量
10.精製水 100とする残余
【0083】
3)クリームの製造例
次の処方によりクリームを製造した。
重量%
1.スクワラン 20
2.ミツロウ 5
3.精製ホホバ油 5
4.グリセリンモノステアレート 2
5.ソルビタンモノステアレート 2
6.ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2
7.グリセリン 5
8.絹蛋白質分解物の乾燥末 0.3

9.牛胎盤エキス 2
10.防腐剤 適量
11.精製水 100とする残余
【0084】
4)ボディーソープの製造例
次の処方によりボディーソープを製造した。
重量%
1.ラウリン酸カリウム 15
2.ミリスチン酸カリウム 5
3.プロピレングリコール 5
4.絹蛋白質分解物の乾燥末

5.pH調整剤 適量
6.防腐剤 適量
7.精製水 100とする残余
【0085】
5)シャンプー
次の処方によりシャンプーを製造した。
重量%
1.ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5
2.ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸Na 12
3.1,3-ブチレングリコール 4
4.ラウリン酸ジエタノールアミド 2
5.エデト酸二ナトリウム
0.1
6.絹蛋白質分解物の乾燥末

7.ヒドロキシプロピルキトサン 0.4

8.香料,防腐剤
適量
9.精製水 100とする残余
【0086】
6)リンス
次の処方によりリンスを製造した。
重量%
1.塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2
2.セトステアリルアルコール 2
3.ポリオキシエチレンラノリンエーテル 3
4.プロピレングリコール 5
5.絹蛋白質分解物の乾燥末


6.pH調整剤 適量
7.防腐剤 適量
8.精製水 100とする残余
【0087】
7)ヘアートニック
次の処方によりリンスを製造した。
重量%
1.エタノール 50
2.オレイン酸エチル 1
3.ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 2
4.植物抽出液(エンメイソウ,センブリ,ハマメリス)10
5.絹蛋白質分解物の乾燥末 0.5

6.精製水 100とする残余
【0088】
8)浴用剤(Aタイプ)の製造例
次の処方により浴用剤を製造した。
重量%
1.炭酸水素ナトリウム 56
2.無水硫酸ナトリウム 30
3.ホウ砂 2
4.絹蛋白質分解物の乾燥末 10
5.植物抽出末(カミツレ,トウキ) 2
【0089】
9)浴用剤(Bタイプ)の製造例
次の処方により浴用剤を製造した。
重量%
1.精製ホホバ油 5
2.ポルオキシエチレンソルビタンモノラウレート 20
3.グリセリンモノステアレート 5
4.流動パラフィン 2
5.ラウリン酸ジエタノールアミド 3
6.絹蛋白質分解物の乾燥末 10
7.植物抽出液(シャクヤク,アロエベラ,チンピ) 10
8.精製水 100とする残余
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】絹分解物のSephadex G-25 による分画チャートを示す。
【図2】既知分子量物質による分子量較正曲線を示す。
【図3】絹蛋白質分解物の抗酸化作用を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
絹蛋白質を加水分解して得られる分子量300〜5,000のペプチドを有効成分とする免疫賦活剤

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−88185(P2008−88185A)
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−308112(P2007−308112)
【出願日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【分割の表示】特願平9−318897の分割
【原出願日】平成9年11月4日(1997.11.4)
【出願人】(000119472)一丸ファルコス株式会社 (78)
【出願人】(391016842)岐阜県 (70)
【上記1名の代理人】
【識別番号】000119472
【氏名又は名称】一丸ファルコス株式会社
【Fターム(参考)】