説明

荷移載装置及び荷移載方法

【課題】荷棚等の荷の実際の位置を確認し、挟持手段により荷を確実に移載するようにする。
【解決手段】1対の荷側面挟持手段21の互いの対向幅よりも内方に、移載しようとする荷Wの左右位置を検出する荷検出センサ38、38を設け、両荷検出センサ38の少なくともいずれか一方が荷Wを検出してから両荷検出センサ38が非検知状態となるまで、荷側面挟持手段21を離間する方向に移動させ、その後、荷W方向に前進させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動倉庫に設置されるスタッカクレーン等に昇降可能に設けられ、複数段の荷棚に荷を出し入れして入出庫する際に使用される荷移載装置及びその荷移載方法に関する。
【背景技術】
【0002】
上記のような自動倉庫に用いられる荷移載装置としては、例えば特許文献1〜3に記載されているものがある。
【0003】
【特許文献1】特許第2677047号公報
【特許文献2】特許第3485153号公報
【特許文献3】特許第3628600号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動倉庫においては、各段の荷棚上の荷の位置や大きさ等の在荷データは、入庫時に予めコンピュータに記憶され、そのデータに基づいてスタッカクレーンを走行させるとともに、それに設けた荷移載装置を所定の位置で停止させ、指定した荷を荷棚から出庫するようにしているのが一般的である。そのため、スタッカクレーンや荷移載装置は、在荷データに合わせて正確な位置に停止することが要求され、それらの停止位置がずれたりすると、荷移載装置に設けた荷の挟持手段が荷に当接するなどして、荷を荷棚より移載することができなくなる。この問題は、荷棚の荷が左右方向にずれているときにも発生する。
【0005】
この問題をなくすためには、荷棚の荷の位置をリアルタイムで確認し、挟持手段を正確に位置決めすればよいが、上記特許文献1〜3に記載の荷移載装置は、いずれも、荷の位置をリアルタイムで確認する手段は設けられていないため、上記と同様の問題が発生する恐れがある。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、荷棚等の荷の実際の位置を確認して、挟持手段等の荷に対する位置決めを正確に行い、荷を確実に移載することができるようにした荷移載装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の荷移載装置は、
荷を移載方向に移動可能に支持する荷支持台の左右両側に設けられ、荷の移載方向と直交する方向に互いに接近及び離間する方向に移動可能な1対の横移動台と、
該両横移動台を同期して移動させる横移動駆動手段と、
前記1対の横移動台に荷の移載方向に進退移動可能に設けられ、荷の両側面を挟持して移載する1対の荷側面挟持手段と、
該両荷側面挟持手段を同期して進退移動させる進退駆動手段と、
前記1対の荷側面挟持手段の互いの対向幅よりも若干内方に位置するように、前記両横移動台に設けられ、移載しようとする荷の左右位置を検出する左右1対の第1の荷検出センサと、
該両第1の荷検出センサの少なくともいずれか一方が荷を検出してから両第1の荷検出センサが非検出状態となるまで、前記1対の横移動台が互いに離間するように前記横移動駆動手段を作動させるとともに、前記進退駆動手段を作動させて荷側面挟持手段を進出させる制御装置と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、左右1対の荷検出センサが、移載しようとする荷の実際の左右位置を検出し、荷側面挟持手段の荷に対する位置決めを正確に行ってから移載するので、荷移載装置を装着したスタッカクレーン等の停止位置や、荷棚上の荷の左右位置が多少ずれていても、荷側面挟持手段を荷と干渉させることなく確実に移載することができる。
【0008】
本発明の請求項2に記載の荷移載装置は、請求項1に記載の荷移載装置であって、
1対の荷側面挟持手段の左右の外側面よりも若干外方において左右の横移動台に、移載しようとする荷と隣接する側方の荷の左右位置を検出する1対の第2の荷検出センサを設け、この両荷検出センサが非検出状態にあるとき、制御装置により進退駆動手段を作動させるようにしたことを特徴としている。
この特徴によれば、移載しようとする荷と隣接する側方に別の荷があっても、この荷と干渉させることなく、荷側面挟持手段を前進させて、荷を移載することができる。
【0009】
本発明の請求項3に記載の荷移載装置は、請求項1または2に記載の荷移載装置であって、
全ての荷検出センサを反射式センサよりなるものとしたことを特徴としている。
この特徴によれば、荷の左右寸法の大小に拘らず、荷の左右位置を正確に検出しうるとともに、全てのセンサを横移動台のみに設ければよいので、メンテナンス等が容易となる。
【0010】
本発明の請求項4に記載の荷移載装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の荷移載装置であって、
前記制御装置は、
荷の在荷状況データを記憶する記憶手段を備え、
前記左右1対の第1の荷検出センサによる検出状況及び当該荷移載装置の移動量を含む移動結果情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている在荷状況データを更新することを特徴としている。
この特徴によれば、荷移載装置が荷の移載を行った際の移動状況に応じて荷在荷状況データが更新されていくため、荷移載装置をより正確に位置決めできるようになる。
【0011】
本発明の請求項5に記載の荷移載方法は、
荷を移載方向に移動可能に支持する荷支持台の左右両側に設けられ、荷の移載方向と直交する方向に互いに接近及び離間する方向に移動可能な1対の横移動台と、
該両横移動台を同期して移動させる横移動駆動手段と、
前記1対の横移動台に荷の移載方向に進退移動可能に設けられ、荷の両側面を挟持して移載する1対の荷側面挟持手段と、
該両荷側面挟持手段を同期して進退移動させる進退駆動手段と、
前記1対の荷側面挟持手段の互いの対向幅よりも若干内方に位置するように、前記両横移動台に設けられ、移載しようとする荷の左右位置を検出する左右1対の第1の荷検出センサと、を備える荷移載装置による荷の移載方法であって、
前記両第1の荷検出センサの少なくともいずれか一方が荷を検出してから両第1の荷検出センサが非検出状態となるまで、前記1対の横移動台が互いに離間するように前記横移動駆動手段を作動させた後、前記進退駆動手段により荷側面挟持手段を進出させて荷の移載を行う、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、左右1対の荷検出センサが、移載しようとする荷の実際の左右位置を検出し、荷側面挟持手段の荷に対する位置決めを正確に行ってから移載するので、荷移載装置を装着したスタッカクレーン等の停止位置や、荷棚上の荷の左右位置が多少ずれていても、荷側面挟持手段を荷と干渉させることなく確実に移載することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、本発明の荷移載装置の平面図、図2は同じく正面図で、荷移載装置1は、例えば自動倉庫において前後方向(以下、図1の紙面手前側を前として説明する)に所定間隔おきに並ぶ上下複数段の荷棚2(前方のものは図示略)間の床面上を左右方向に走行するスタッカクレーン(図示略)に、昇降可能に装着されている。
【0014】
3は、荷移載装置1の基台で、その左右両端部の上方を向く支持ブロック3a、3aの上下部には、スタッカクレーンの左右のマスト4の前後両面を転動可能に挟持する前後1対ずつのガイドローラ5、5が、左右方向を向く支軸6により回転自在に枢支され、また両支持ブロック3aの下端部中央には、両マスト4の対向面に転動可能に摺接する補助ガイドローラ7、7が取付けられている。これにより、荷移載装置1は、昇降駆動手段(図示略)により、両マスト4に沿って安定して昇降することができるようになっている。
【0015】
基台3の中央部には、フリーローラ式の荷支持台8と、それより狭幅の前後1対の補助荷支持台9、9とが、上面を水平に整合させて設けられ、両荷支持台8、9により、荷棚2に出し入れする荷Wが、移載方向である前後方向に移動可能に支持されるようになっている。
【0016】
荷支持台8、9を挟む左右両側には、前後方向を向いて互いに平行をなす1対の横移動台10、10が、基台3上の支持板11、11の上面の前後両端部に固着された左右方向を向く1対のガイドレール12、12により、それぞれ荷Wの移載方向と直交する左右方向に移動可能に支持されている。
【0017】
13は、左右の横移動台10、10を互いに接近及び離間する方向に同期して移動させる横移動駆動手段で、右方の支持板11上に、回転軸を下方に向けて取付けられた減速機付きモータ14と、左方の支持板11上のケース部材15内に、垂直軸回りに回転しうるように収容されたスプロケット16と、このスプロケット16とモータ14の駆動スプロケット17とに掛け回されて水平かつ左右方向に無端回送する駆動チェーン18とを備えている。
【0018】
左右の横移動台10は、駆動チェーン18の住路部と復路部に、連結部材19により連結されている。これにより、駆動スプロケット17が図1において時計方向に回転すると、左右の横移動台10は互いに離間する方向に、また同じく反時計方向に回転すると、両横移動台10は互いに接近する方向に、それぞれ同期して移動するようになる。
【0019】
左右の横移動台10の上面に固着された前後方向を向くガイドレール20、20には、前後方向を向いて互いに平行をなす1対の荷側面挟持手段21、21の下面に固着された、あり溝状のスライドレール22が、摺動可能に嵌合されている。
【0020】
各荷側面挟持手段21の前後の端部には、垂直をなす枢軸23回りに回転する1対のローラ24、24が取付けられ、両ローラ24には、荷の側面を挟持して移載方向に搬送するコンベアベルト25が掛け回されている。コンベアベルト25は、横移動台10の前後方向の中間部上面に設けられた減速機付きモータ26の駆動ローラ27及び前後1対のテンションローラ28、28に掛け回されており、モータ26を作動させると、互いに対向する荷挟持部が前後方向に無端走行する。
【0021】
横移動台10の下方には、図3及び図4に示すような荷側面挟持手段21を前後方向(移載方向)に進退移動させる進退駆動手段29が設けられている。この進退駆動手段29は、減速機付きモータ30と、これにより回転させられる左右方向を向く駆動軸31と、これに圧嵌されて一体的に回転する左右1対の駆動ギヤ32、32と、各駆動ギヤ32と噛合する従動ギヤ33と、従動ギヤ33と噛合する前後1対の中間ギヤ34、34と、両中間ギヤ34と噛合する前後一対のピニオンギヤ35、35とを備えている。
【0022】
前後のピニオンギヤ35は、荷側面挟持手段21におけるスライドレール22の外側方の下面に固着された前後方向を向くラック36に噛合している。これにより、駆動軸31が回転すると、左右の荷側面挟持手段21は、同期して前後方向に進退移動させられるようになる。
【0023】
図1及び図2に示すように、左右の横移動台10の前後の端部に取付けられたブラケット37には、荷棚2上の移載しようとする荷Wの左右位置を検出する1対の第1の荷検出センサ38、38が、左右の荷側面挟持手段21の内方、すなわち左右のコンベアベルト25の対向幅よりも若干内方に位置するように取付けられている。
【0024】
また、上記各荷検出センサ38とほぼ対向する外方において左右の横移動台10には、移載しようとする荷Wと隣接する荷Wの左右位置を検出する1対の第2の荷検出センサ39、39が、荷側面挟持手段21よりも所定寸法外方に位置するように取付けられている。
【0025】
上記各荷検出センサ38、39は、反射式センサよりなるもので、例えば荷棚2上の荷Wを検出しているときオンとなり、非検出状態でオフとなるように設定されている。なお、前方の各荷検出センサ38、39は、前方の荷棚(図示略)より荷を移載するときのもので、前方に荷棚がないときには省略してもよい。また、40は、上記第1及び第2の荷検出センサ38、39の作動状態に基づいて、横移動駆動手段13及び進退駆動手段29の作動を制御する制御装置である。
【0026】
尚、制御装置40は、特に図示はしないが、荷棚2における荷の在荷情報が記憶された在荷状況データを記憶するメモリ(記憶手段)を備えており、制御装置40の制御部は、前記在荷状況データに基づいて荷移載装置1を適宜移載位置まで移動させる制御を行う。また、上記第1及び第2の荷検出センサ38、39による検出状況及び当該荷移載装置1の移動量を含む移動結果情報に基づいて、前記メモリに記憶されている在荷状況データを最新のデータに更新するようになっている。これにより、荷移載装置1が荷の移載を行った際の移動状況に応じて在荷状況データが更新されていくため、荷移載装置1をより正確に荷棚2の所定位置まで移動して位置決めすることができるようになる。つまり、位置決め精度を高めることができる。
【0027】
次に、図5〜図7の概略平面図を参照して、荷棚2上の荷Wを移載する手順について説明する。
【0028】
スタッカクレーンが指定された荷棚上の荷を出庫するべく、所定位置で停止したのち、荷移載装置1が上昇し、荷支持台8、9が荷棚2と等高をなす位置で停止すると、第1及び第2の荷検出センサ38、39により、荷Wの検出動作が開始される。
【0029】
図5に示すように、左右1対の第1の荷検出センサ38、38(いずれか一方でもよい)が荷Wを検出してオンとなっているときには、制御装置40が横移動駆動手段13を作動させて、左右の横移動台10を互いに離間する方向に移動させる。
【0030】
この移動により、図6に示すように、左右の第1の荷検出センサ38が荷Wの両側面から外れ、非検出状態オフとなると、横移動台10は、その位置で停止させられる。この状態では、第1の荷検出センサ38は荷側面挟持手段21よりも若干内方に設けられているので、左右の荷側面挟持手段21の対向幅は、必然的に荷Wの左右幅より若干大となる。
【0031】
一方、上記検出動作と並行して、第2の荷検出センサ39、39も、移載しようとする荷Wと隣接する側方の荷Wの検出動作を行っており、この第2の荷検出センサ39が非検出状態オフとなっていれば、荷側面挟持手段21は、必然的に隣接する荷Wよりも内方に位置することとなる。
【0032】
従って、第1及び第2の荷検出センサ38、39の全てが非検出状態オフとなったとき、左右の荷側面挟持手段21は、左右の荷Wと干渉しない前方に位置するようになる。この状態となったとき、制御手段が進退駆動手段29を作動させることにより、左右の荷側面挟持手段21は、図7に示すように、左右の荷W間に進入し、荷Wを荷支持台8、9上に引き出して移載することができる。
【0033】
このように、上記実施形態の荷移載装置においては、荷棚2上の荷Wの実際の左右位置を荷検出センサ38、39により検出して確認し、荷側面挟持手段21の荷Wに対する位置決めを正確に行ってから移載するので、スタッカクレーンの停止位置や荷棚2上の荷Wが左右方向に多少ずれていても、荷側面挟持手段21を荷Wと干渉させることなく確実に移載することができる。
【0034】
なお、荷移載装置1から荷棚2に荷を移載する際にも、第1及び第2荷検出センサ38、39により、荷棚2上に既に荷Wがあるか否かを検出しうるので、二重に入庫されるのが防止される。
【0035】
上記実施形態では、荷側面挟持手段21に、コンベアベルト25を有するものを用いたが、コンベアベルト25のない荷側面挟持手段や、1対の挟持アームに、荷を押し引きする回動式のピッカーを設けたものを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の荷移載装置の平面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】進退駆動手段の正面図である。
【図4】図3のIV−IV線の縦断側面図である。
【図5】第1の荷検出センサが荷を検出している状態の概略平面図である。
【図6】同じく、荷側面挟持手段が離間する方向に移動して、第1の荷検出センサが非検出状態となったときの概略平面図である。
【図7】同じく、荷側面挟持手段が左右の荷の間に進入した状態の概略平面図である。
【符号の説明】
【0037】
1 荷移載装置
2 荷棚
3 基台
3a 支持ブロック
4 マスト
5 ガイドローラ
6 支軸
7 補助ガイドローラ
8 荷支持台
9 補助荷支持台
10 横移動台
11 支持板
12 ガイドレール
13 横移動駆動手段
14 モータ
15 ケース部材
16 スプロケット
17 駆動スプロケット
18 駆動チェーン
19 連結部材
20 ガイドレール
21 荷側面挟持手段
22 スライドレール
23 枢軸
24 ローラ
25 コンベアベルト
26 モータ
27 駆動ローラ
28 テンションローラ
29 進退駆動手段
30 モータ
31 駆動軸
32 駆動ギヤ
33 従動ギヤ
34 中間ギヤ
35 ピニオンギヤ
36 ラック
37 ブラケット
38 第1の荷検出センサ
39 第2の荷検出センサ
40 制御装置
W 荷

【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷を移載方向に移動可能に支持する荷支持台の左右両側に設けられ、荷の移載方向と直交する方向に互いに接近及び離間する方向に移動可能な1対の横移動台と、
該両横移動台を同期して移動させる横移動駆動手段と、
前記1対の横移動台に荷の移載方向に進退移動可能に設けられ、荷の両側面を挟持して移載する1対の荷側面挟持手段と、
該両荷側面挟持手段を同期して進退移動させる進退駆動手段と、
前記1対の荷側面挟持手段の互いの対向幅よりも若干内方に位置するように、前記両横移動台に設けられ、移載しようとする荷の左右位置を検出する左右1対の第1の荷検出センサと、
該両第1の荷検出センサの少なくともいずれか一方が荷を検出してから両第1の荷検出センサが非検出状態となるまで、前記1対の横移動台が互いに離間するように前記横移動駆動手段を作動させるとともに、前記進退駆動手段を作動させて荷側面挟持手段を進出させる制御装置と、
を備えることを特徴とする荷移載装置。
【請求項2】
1対の荷側面挟持手段の左右の外側面よりも若干外方において左右の横移動台に、移載しようとする荷と隣接する側方の荷の左右位置を検出する1対の第2の荷検出センサを設け、この両荷検出センサが非検出状態にあるとき、制御装置により進退駆動手段を作動させるようにした請求項1に記載の荷移載装置。
【請求項3】
全ての荷検出センサを反射式センサよりなるものとした請求項1または2に記載の荷移載装置。
【請求項4】
前記制御装置は、
荷の在荷状況データを記憶する記憶手段を備え、
前記左右1対の第1の荷検出センサによる検出状況及び当該荷移載装置の移動量を含む移動結果情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている在荷状況データを更新する請求項1〜3のいずれかに記載の荷移載装置。
【請求項5】
荷を移載方向に移動可能に支持する荷支持台の左右両側に設けられ、荷の移載方向と直交する方向に互いに接近及び離間する方向に移動可能な1対の横移動台と、
該両横移動台を同期して移動させる横移動駆動手段と、
前記1対の横移動台に荷の移載方向に進退移動可能に設けられ、荷の両側面を挟持して移載する1対の荷側面挟持手段と、
該両荷側面挟持手段を同期して進退移動させる進退駆動手段と、
前記1対の荷側面挟持手段の互いの対向幅よりも若干内方に位置するように、前記両横移動台に設けられ、移載しようとする荷の左右位置を検出する左右1対の第1の荷検出センサと、を備える荷移載装置による荷の移載方法であって、
前記両第1の荷検出センサの少なくともいずれか一方が荷を検出してから両第1の荷検出センサが非検出状態となるまで、前記1対の横移動台が互いに離間するように前記横移動駆動手段を作動させた後、前記進退駆動手段により荷側面挟持手段を進出させて荷の移載を行う、
ことを特徴とする荷移載方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−44728(P2008−44728A)
【公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−222259(P2006−222259)
【出願日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)
【Fターム(参考)】