説明

車線別交通情報を提供してその情報を利用する方法及び装置

【課題】本発明は道路上の交通情報(例えば、疎通情報、道路障害情報など)を車線別で提供する。
【解決手段】本発明に係る交通情報をエンコーディングする方法は、任意道路区間に属する車線に対する個別的な疎通情報を含む状態情報を生成して、前記任意道路区間に対する位置情報を生成した後前記状態情報と位置情報を含む交通情報メッセージを生成する。このメッセージはサーバーから無線で端末機に伝送される。本発明の別の方法は、受信される信号から交通情報メッセージを抽出する段階と、前記抽出される交通情報メッセージで、任意道路区間に属する車線に対する個別的な疎通情報を含む状態情報及び前記任意道路区間に対する位置情報を抽出する段階を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路上の交通情報を提供して提供された情報を利用する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
今日、デジタル信号処理及び通信技術の発達で、コンテンツを無線で提供するラジオ及びTV放送信号が徐徐にデジタルデータ形態で提供されている。信号をデジタル形態で提供することにしたがってTVまたはラジオ放送信号に多様な情報も一緒に提供することができるようになったが、このような多様な情報にはニュース、証券、天気そして交通情報などがある。
【0003】
特に、都心内の車両の増加と休日などのお休み車両の増加で道路に対する交通疎通情報の必要性はますます増大されている。このような理由で衛星放送、地上波放送または移動通信網などを通じて道路の交通情報を付加情報として提供する方法を開発している。
【0004】
ところが、このような交通情報の提供は、道路上の各区間(区間は、'リンク’とも言って、その内部には分岐点がない道路の単位を意味する。)を単位にしてからなる。すなわち、道路上の各区間別でその区間上の疎通情報、例えば区間平均速度などを提供する。ところが、一つの道路区間上には多数の車線が存在して、各車線はお互いに異なる疎通状況を誘発することができる。したがって、運転手が目的地まで到逹する過程で特定区間の特定車線を運行する場合に、その選択した車線上に停滞現象がひどい状況には希望する到着時間以内に到逹することができない場合が発生することもある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の一つの目的は、道路を走行する運転手に有用な道路上の交通情報を各車線別で提供する方式を提示することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、関連技術と連関された限界を狙った、交通情報を提供するための方法及び装置を提供することにある。
【0007】
本発明のまた他の目的は、提供された車線別交通情報を利用する方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一つの面に係る交通情報をエンコーディングする方法の一つは、任意道路区間に属する車線に対する個別的な疎通情報を含む状態情報を生成する段階と、前記任意道路区間に対する位置情報を生成する段階と、前記状態情報と位置情報を含む交通情報メッセージを生成する段階を含みからなる。
【0009】
本発明の一つの面に係る交通情報をデコーディングする方法の一つは、受信される信号から交通情報メッセージを抽出する段階と、前記抽出される交通情報メッセージで、任意道路区間に属する車線に対する個別的な疎通情報を含む状態情報及び前記任意道路区間に対する位置情報を抽出する段階を含みからなる。
【0010】
本発明に係る一つの実施形態では、前記位置情報が道路区間を識別するようにする識別子と、その道路区間の車線数そして各車線の進行方向に対する情報を含む。
【0011】
本発明に係る一つの実施形態では、前記状態情報が、車線に対する識別番号とその車線上の平均速度または通過時間を含むコンポーネントを各車線別で対応して含む。
【0012】
本発明の一つの実施形態に係る、交通情報を受信する端末機は、受信した信号からデコーディングして貯蔵した車線別疎通情報を車線別進行方向情報とともに画面上に出力する。
【0013】
本発明に係る一つの実施形態では、前記車線別進行方向情報を受信される交通情報信号をデコーディングして獲得する。
【0014】
本発明に係る他の一つの実施形態では、前記車線別進行方向情報を既貯蔵されている電子地図のような道路情報から獲得する。
【0015】
本発明に係る一つの実施形態では、目的地が設定された場合に設定された目的地に到逹するようになる到着予定時間を各車線別で区分して画面上に出力して、目的地が設定されていない場合には現在位置の道路区間または進行方向上の次の道路で区間に対する疎通情報を車線別で区分して画面上に出力する。
【0016】
本発明に係る一つの実施形態では、設定された目的地に到逹するための進行方向の車線に対してはその車線の進行方向を他の車線の進行方向と差別化されるように表示する。
【0017】
本発明に係る他の一つの実施形態では、設定された目的地に到逹するための進行方向ではない車線に対してはその車線の進行方向を他の車線の進行方向と差別化されるように表示する。
【0018】
本発明に係る一つの実施形態では、設定された目的地に到逹するための進行方向上でまたは直進方向上の次の道路区間で車線が減少する場合、その車線の減少にしたがって消える車線の進行方向に対しては他の車線の進行方向と差別化されるように表示する。
【0019】
本発明に係る一つの実施形態では、設定された目的地に到逹するための経路に疎通問題(車線別到着予定時間の著しい差、事故または工事などに起因した)がある場合にその疎通問題が惹起された車線の進行方向に対しては他の車線の進行方向と差別化されるように表示する。
【0020】
本発明の一つの面に係る、交通情報をデコーディングする一つの装置は、受信される交通情報メッセージから、任意道路区間に属する車線に対する個別的な疎通情報を含む状態情報及び前記任意道路区間に対する位置情報を抽出してその抽出された状態情報及び位置情報をデコーディングするデコーダーと、前記デコーダーにしたがってデコーディングされた情報に根拠して車線別疎通情報を画面上に出力する制御部を含みから構成される。
【0021】
本発明の一つの面に係る、交通情報を使用者に提供する一つの装置は、受信される信号から、任意道路区間に属する車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報を含む状態情報及び前記任意道路区間に対する位置情報を抽出するデコーダーと、使用者の要請に従って前記抽出された情報を出力部を通じて出力させるための制御部と、道路区間に属する車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報を要請することができる機能を持った要請部(例えば、ボタン)を含むインターフェース部を含みから構成される。
【0022】
本発明の一つの面に係る、交通情報を使用者に提供する他の一つの装置は、受信される信号から、任意道路区間に属する車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報を含む状態情報及び前記任意道路区間に対する位置情報を抽出するデコーダーと、使用者の要請に従って前記抽出された情報を出力部を通じて出力させるための制御部を含みから構成されて、前記制御部は前記出力部に道路区間の各車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報が表示されていない状態では、道路区間に属する車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報を要請することができる機能を持った要請部(例えば、ボタン)をインターフェース部に提供する。
【0023】
本発明の他の一つの実施形態に係る、交通情報を受信するための装置は、受信した信号からデコーディングして貯蔵した車線別疎通情報を画面上に出力して、各車線別進行方向に対する情報は選択的に画面上に出力する。
【0024】
一つの実施形態では、進行方向上にトンネル、橋、交差路または道路分岐点(高架道路または高速道路進出入路など)がある時各車線別進行方向に対する情報を画面上に出力する。
【0025】
一つの実施形態では、目的地が設定されている場合に、前記車線別進行方向に対する情報を出力する場合の外に追加で前方交差路で左折または右折をしなければならない時各車線別進行方向に対する情報を画面上に出力する。
【0026】
本発明に係る一つの実施形態では、前記装置の環境設定で、道路区間に属する車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報の表示が非活性に設定されている場合に前記ボタンを前記インターフェース部に提供して同時に、前記環境設定で、道路区間に属する車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報の表示を活性に変更設定する。
【0027】
本出願の前記したそして他の目的は以下の詳細な説明からもうちょっと易しく明らかになる。しかし、本発明の思想と範囲での多様な変化と修正が下記の説明から当業者に明らかになるはずであるから、下記の詳細な説明と特定の例は、発明の望ましい実施形態を見せてくれているが、ただ例示のために与えられたことに理解されなければならない。
【発明の効果】
【0028】
本発明は予測された道路上の各車線別疎通情報と障害情報を表示して利用するようにすることで交通が混雑する大都市などを運行する車両の運転手がより短い時間に希望する目的地に到逹出来るようにして、また、交通量を車線別で適切に分散させることができるので道路資源の効率的な利用をはかることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下では本発明に係る具体的な実施形態を添付された図面を参照して説明する。
【0030】
図1は本発明の実施形態に係り混雑交通情報(疎通情報)が提供されるネットワーク/システムを概略的示すことである。図1のネットワークで、例えば放送社の交通情報提供サーバーまたは器機100は、さまざまな経路、例えば運営者入力、ネットワーク101を経由した他のサーバーまたは検証(probe)カー(car)から収集される各種混雑交通情報と道路状況(事故等)情報を各区間及び各車線別に再構成して車200または他の実在物に搭載された交通情報受信端末機、例えばナビゲーション端末機が受信することができるように無線で送り出す。
【0031】
前記交通情報提供サーバー100が、前記交通情報受信端末機に無線で送り出す交通情報の提供フォーマットは図2Aに見えたのようにメッセージセグメント(以下、‘TPEG(Transport Protocol Export Group)−CTT(Congestion and Travel−Time information)メッセージ'だとする。)のシーケンス(sequence)で構成されて、そのシーケンスの内で疎通(混雑)情報を伝送する一つのメッセージセグメント、すなわちTPEG−CTTメッセージは、メッセージ管理コンテナ(Message Management Contaioner)21、CTTイベントコンテナ(Application Event Container)22そしてTPEG−CTT位置コンテナ(TPEG Locatoin Contaioner)23から構成される。セグメントシーケンス内の他のメッセージセグメントは疎通情報ではない他の交通情報、例えば道路上の障害などに対する情報を伝達するためのTPEG−RTM(Road Traffic Message)メッセージ30であることもある。
【0032】
メッセージ管理コンテナ(例えば構成要素21)には、日付及び時間そしてメッセージの発生時間などの情報が載られるようになって、CTTイベントコンテナ(例えば、構成要素22)には道路上の各区間及び各車線に対する疎通情報が載られるようになる。そして、TPEG−CTT位置コンテナ(例えば構成要素23)には疎通情報の対象になる区間に対する位置及び説明情報などが載られるようになる。
【0033】
本発明は、道路の疎通情報の各車線別の提供に関することであるので、以下の説明で本発明にしたがって各車線別で疎通情報を提供するために使われる情報の構成及び動作などに対して説明する。ここで説明されない内容として本発明の実施形態のために必要ないくつかの技術は既公知されている道路の疎通情報を区間別で提供するさまざまな方法の内で一つの方法が使われることができる。
【0034】
前記CTTイベントコンテナと前記TPEG−CTT位置コンテナは皆、図2B及び3Aに示されたのように一つまたは複数個のCTTコンポーネント201にしたがって構成されて、各CTTコンポーネントは混雑(疎通)情報を載る場合には図3Aのように0x80の識別子を持って、位置情報を載る場合には図3Bのように0x90の識別子を持つ。
【0035】
例えば、CTTコンポーネントが疎通情報を含む場合には図3Aに示したのように疎通情報を載せた一つ以上の状態コンポーネント301が0x80の識別子を持つCTTコンポーネント302に含まれて伝送される。各状態コンポーネントには、区間(link)平均速度(識別子0x00の状態コンポーネント)、または区間通過時間(識別子0x01の状態コンポーネント)などに対する情報が載られて疎通情報として伝達するのに、該の区間平均速度または区間通過時間の対象になる車線に対する情報303もまた該の状態コンポーネントに載られて伝達する。したがって、一つの道路区間(リンク)に車線数がnであると一つのリンクに対する疎通情報に対してn個の状態コンポーネントが車線別で疎通情報を搭載して伝送される。
【0036】
図4A及び図4Bは区間平均速度と区間通過時間を伝送する状態コンポーネント(例えば、構成要素301)の構造に対する各シンタックスを例示したのだ。車線番号を指示するための情報として数字が使われることができるし、ここで数字がすなわち車線番号を指示する。車線をわからない場合には例えば0の値が当該のフィールドに割り当てされる。0が割り当てされた場合には、その情報を受信する前記端末機(例えば、前記カー200内の)は前記状態コンポーネントに載られた区間平均速度または区間通過時間が車線別に仕分けされない該リンクに対するので解釈することができる。
【0037】
そして、車線別疎通情報が提供されるリンクに対する情報は後続するTPEG−CTT位置コンテナに載られて伝送されるが、図3Bはその伝送される例である。
【0038】
CTTコンポーネントが区間の位置情報を含む場合には、図3Bに示すのように、一つ以上のTPEG位置コンポーネント(Tpeg_loc_component)311が0x90の識別子を持つCTTコンポーネント312に含まれて伝送される。各TPEG位置コンポーネントには、0x00を識別子で持つ位置座標情報(Location co−ordinates)が載られるようになるが、この位置座標情報には一つ以上の座標コンポーネント(co−ordinates component)330が搭載される。
【0039】
各座標コンポーネント330にはその識別子に従って多様な情報が載られるようになる。例えば、区間の識別情報、区間の経緯度座標情報、区間の形象点(vertex)情報、区間類型情報、区間説明情報などが載られることができる。
【0040】
図3Bに示されたのように、区間識別子320(識別子0x10の座標コンポーネント)には、前に説明された前記状態コンポーネントにしたがって伝達する疎通情報の対象になる道路区間(または道路区間ら)、すなわちリンク(またはリンクたち)に対するID321が載られるようになる。このID321は交通情報がサービスされる全地域において一つの区間を唯一に識別するようにする情報として数字またはコードであることができる。前記状態コンポーネント301にしたがって伝送される前記疎通情報と前記座標コンポーネント330にしたがって伝送される前記区間識別情報の相互連関性は各コンポーネント上での手順にしたがって成る。各座標コンポーネントに載られて伝送される情報間にも連関性の法則は同一である。例えば、一番目識別子0x00のリンクコンポーネント(リンクID搭載)と、一番目識別子0x01の説明コンポーネント(車線数情報搭載)と一番目識別子0x02の説明コンポーネント(各車線の進行方向情報搭載)の間に相互連関される。
【0041】
前記サーバー100は図3Bに示されたのように、区間の車線に対する情報を説明子(識別子0x03の座標コンポーネント)313に搭載して伝送する。区間に対する前記車線情報の外に区間に対する多様な説明情報、例えば区間の名称などをまた前記説明子313に載って伝送するがこれは本発明と関連性がないのでここでの説明は略する。区間の車線に対する情報は車線数と各車線の進行方向として構成されて、車線数は図5Aのシンタックスにしたがってその情報が構成される識別子0x01の説明子コンポーネント314にしたがって伝送される。ここで、車線の数をわからない場合には0の値を当該のフィールドに割り当てして伝送するようになる。そして、前記サーバー100は各車線の進行方向に対しては図5Bのシンタックスにしたがってその情報を構成して識別子0x02の説明子コンポーネントにしたがって伝送するのに、各車線別で車線方向コンポーネント(lane direction component)を構成して伝送する。したがって、図3Bに示されたのように、任意の一道路区間の車線がn個であるとn個の車線方向コンポーネント315が一つの識別子0x02の説明コンポーネント313に搭載される。一つの車線に対する進行方向情報を伝送するための少なくても一つの車線方向情報部(識別子0x00の車線方向コンポーネント)316は前記車線方向コンポーネント315にしたがって提供されて、図5Cに例示されたシンタックスにしたがってその情報が構成されて当該の車線の番号331と進行方向332に対する情報を含む。車線の番号331にはその車線を指示する値が記録される。例えば1車線の場合1、2車線の場合2の値が記録される。そして進行方向332には進行方向を指示する値が記録される。進行方向を示す値の例としては、当該の車線が直進の場合1、左折の場合2、右折の場合3、直左(直進及び左折)の場合4、直右(直進及び右折)の場合5、そして進行方向をわからない場合に0が記録される。これは単純な例示であり各進行方向に対して他の数字または他の手段を割り当てして使うことができることは勿論である。
【0042】
一方、前記サーバー100は色色な経路を通じて収集された現在交通情報に道路上の障害(事故または工事など)が含まれていればこの情報に対しては前で言及したのようにTPEG−RTMメッセージで構成して伝送するようになる。
【0043】
図6は前記サーバー100が道路上の障害に対する情報を伝送するTPEG−RTMメッセージ(例えば、図2Aでの構成要素30)構成例を例示したのである。図6の例示で道路上の障害に対する情報を伝送するためのRTMコンポーネントに対する識別子が、前に説明したCTTコンポーネントと同一な識別子(0x80)を使っているがCTTコンポーネントであるかRTMコンポーネントかはその前のメッセージ管理コンテナに載られた情報にしたがって一般的に仕分けされるので両コンポーネントが、交通情報受信端末機にしたがって誤認または混同されない。図6に例示されたのように、前記TPEG−RTMメッセージはメッセージ管理コンテナ、RTMイベントコンテナそしてTPEG位置コンテナを含む。前記RTMイベントコンテナは一つまたはその以上のRTMコンポーネント(601、602、..)などを含む。道路上の車問題による障害情報は識別子0x80のRTMコンポーネント601にしたがって、道路上の工事などによる障害情報は識別子0x85のRTMコンポーネント602にしたがって伝送される。この外にも道路上の多様な障害に対する情報をその発生の時に適切なRTMコンポーネントを通じて伝送することができる。
【0044】
そして、図6に例示されたのように、車両問題の障害である場合には、車両問題地点に対する情報611と、問題車両の数612a及び車両問題の理由612bに対する情報を構成して伝送して、工事などによる障害である場合には、作業地点に対する情報621と作業類型622に対する情報などを構成して伝送する。障害地点に対する情報を伝送するフィールド(611、621)には疎通に障害が起きている車線に対する情報を含む。例えば当該の区間が片道4車線で、3、4車線で車両問題が発生または作業が進行されている場合前記地点に対する情報フィールド(611、621)には3と4車線を示す情報が載られるようになる。車線に対する情報を示す方法は多様に定義して使うことができるし、既公知されているTPEG RTMの応用書(application)で定義されたテーブルrtm10による定義を採択して使うこともできる。
【0045】
前記車両問題の理由612bには例えば、’分からない、‘転覆’、’火事‘、または‘事故‘などを示す値が記録されることができるし、前記作業類型622には’分からない‘、’維持補修‘、’地下鉄工事‘、’車線塗布‘などを示す値が記録されることができる。
【0046】
図7は、前記サーバー100から送信される交通情報を受信する、車両などに搭載された、本発明の一つの実施形態に係るナビゲーション端末機70の構成を示したのである。
【0047】
前記端末機70は図1の前記カー200のような他の器機/実在物内に提供されることができる。図7の端末機70には、交通情報が提供される信号帯域を同調して変調された交通情報信号を出力するチューナー1、前記変調された交通情報信号を復調して交通情報信号を出力する復調器2、前記復調された交通情報信号をデコーディングして多様な道路疎通情報と障害情報を含む交通情報を獲得するTPEGデコーダー3、複数の低軌道衛星から送信される衛星信号を受信して現在位置(例えば、経度、緯度、高度)を把握するGPSモジュール8、多様なグラフィック情報の貯蔵のための貯蔵手段または貯蔵部4、使用者の入力を受信するための入力部9、使用者の入力、現在位置そして獲得された交通情報などに根拠して画面出力を制御するための制御エンジン5、必要なまたは他の情報が臨時貯蔵されるメモリー5a、映像表示のためのLCDパネルまたは他のディスプレイ部7、そして表示するグラフィックによる駆動信号を前記LCDパネル7に印加するためのLCDドライバー6が含まれている。前記入力部9は前記LCDパネル7上に備えたインターフェース、例えばタッチスクリーンであることができる。そして、前記貯蔵手段4は、以下の説明の便宜にしたがって、各リンクとそのリンクの車線情報及びノードに対する情報が収録された電子地図を備えていることでまたは備えていないことで仮定する。前記端末機70は他の構成要素を含むことができるし、前記端末機70のすべての構成要素は動作するように設定されて、動作観点で相互接続されている。
【0048】
前記チューナー1は前記サーバー100が送信する信号を同調して、前記復調器2は同調された信号を決まった方式に復調して出力する。それでは、前記TPEGデコーダー3は入力された復調信号を、図2A及び2B、図3A及び図3B、図4A及び図4B、図5A乃至5C、及び/または図6のように構成されて伝送されるTPEGメッセージを抽出してこれを臨時貯蔵する。そして前記臨時貯蔵された各TPEGメッセージを解釈してそのメッセージ内容による必要な情報及び/または制御データを前記制御エンジン5に伝達するようになる。前記TPEGデコーダー3から多様な情報及び/または制御データが前記制御エンジン5に伝達するが、本発明は、各リンクを車線別で区分して疎通情報及び障害情報を提供することであるから以下では説明の簡略化のために車線別で交通情報を提供するための過程を主として説明する。
【0049】
前記TPEGデコーダー3は各TEPGメッセージのメッセージ管理コンテナ内の日付/時間、そしてメッセージ発生時間を抽出して、‘メッセージ要素’の情報から後続するコンテナがCTTイベントコンテナまたはRTMイベントコンテナなのかを把握する。もし、当該のコンテナであると後述する疎通情報及び道路障害情報による表示動作が車線別からなるように前記制御エンジン5にしたがってなるようにそのコンテナ内のCTTコンポーネントまたはRTMコンポーネントから獲得された情報を伝達するようになる。
【0050】
また、後続するTPEG−CTT位置コンテナから現在伝送された疎通情報にあたる位置情報を獲得するようになるが、この位置情報は、TPEG−CTT位置コンテナの類型(type)情報にしたがって時点及び終点の位置座標(硬度及び緯度)または道路区間に割り当てされたリンクIDを含む。またTPEG−CTT位置コンテナには各リンクの車線情報(車線数と各車線の進行方向)をさらに含んでいる。前記貯蔵手段4を備えている場合には、その貯蔵手段4に貯蔵されている各リンク及びノードに対する情報を参照して受信されたリンクIDにあたる区間を特定する。前記制御エンジン5はまた必要な場合、受信されるリンクの位置座標をリンクIDにまたはその逆に変換して利用する。
【0051】
もし、前記貯蔵手段4が電子地図(各リンクに対するすべての情報と地図グラフィック情報)を備えている場合には、前記サーバー100から提供される前記交通情報でリアルタイム情報、例えば疎通情報と道路障害情報を利用して、固定情報、例えば道路の位置情報、車線情報などは電子地図に備えている情報を利用することもできる。固定情報を前記サーバー100から提供される情報を利用するか既備えている電子地図の情報を利用するかはただ選択の問題であり、固定された情報が端末機が既備えている電子地図から獲得されたことであるか前記サーバー100から提供された信号からデコーディングされたことであるか以後に説明される交通情報の使用者提供方法は同一に適用されることができる。ただ、道路に対する固定情報(位置、車線情報など)が必要な時、前記貯蔵手段4に備えている電子地図情報を利用するとか前記メモリー5aにデコーディングされて貯蔵されている情報を利用することに差があるだけである。
【0052】
前記制御エンジン5は受信した疎通情報及び道路障害情報を、前記メモリー5a内に、例えば図8のような形態で各リンクと車線別で貯蔵する。この時当該のリンクの当該の車線に対する道路障害情報(事故、工事など)は図8に例示された表のように、受信された道路障害コードを当該のリンクの当該の車線と連系して貯蔵71しておく。図8に貯蔵された情報の種類は極めて単純な例であり以外にも前記サーバー100から提供される他の多い交通情報も索引可能な構造のまたはその以外の形態に貯蔵されることができる。
【0053】
一方、前記制御エンジン5は前記GPSモジュール8から受信される現在位置座標を中心にして、前記貯蔵手段4に電子地図が内蔵している場合にはその電子地図の上の必要な部分(現在位置を中心にした区域:これは現在設定された表示縮尺にしたがってその大きさが変わる)を読み出して、図9のような形態で前記ドライバー6を通じて前記LCDパネル7に表示する。この時現在位置にあたる地点には特定グラフィック記号81を表示する。
【0054】
また、前記制御エンジン5は、図8に示すのように前記メモリー5aに貯蔵されている情報で現在走行中にあるリンクに属する各車線に対する通過時間(または平均速度)を読んでこれを各車線別で区分して図9に例示されたのように画面上に表示されるようにする(82)。そして、現在走行中の区間の各車線別進行方向情報も読んでこれを画面上に一緒に表示する(83)。各車線に対する情報(通過時間または平均速度、そして車線別進行方向情報)は通常の場合提供されないで当該の情報の表示活性化を要求するソフトボタン(B1)の使用者選択にしたがって提供されることができる。
【0055】
ここでソフトボタンは、そのボタンが選択された時行われる機能が選択的に変更されて任意時点でのボタン選択の時の機能を知らせる情報が位置対応して前記LCDパネル7上に表示される、前記入力部9上の固定された物理的キー(key)や、または前記LCDパネル7上にその機能が表示されて選択もそのパネル上でなるタッチスクリーン方式のボタンを意味する。勿論、車線別情報表示活性化を要求するためのボタンを前記入力部9上にその機能が固定されたキー(key)として具現することも可能である。本発明に係る他の実施形態では、車線別情報表示活性化を要求するボタンを備える代わりにまたはそのボタンを提供すること共に、前記端末機70の環境設定(configuration)で活性または非活性で設定することで車線別情報表示活性化を制御することができる。すなわち、前記制御エンジン5が提供する環境設定画面で使用者が‘車線別情報表示’欄に対して活性で選択しておけば図9に例示されたのように各車線に対する情報(82、83)をいつも表示して、非活性で選択しておけば当該の情報を表示しない。このように、ボタンまたは環境設定を通じる車線別情報の活性/非活性の制御は以下で説明する車線に対する他の情報(例えば、車線別到着予定時間または特定車線上の障害情報など)の場合にも同一に適用されることができる。本発明に係る一つの実施形態では、環境設定で車線別情報表示’が非活性になっている場合には、前記制御エンジン5は各車線に対する情報表示の活性化を要請するソフトボタンを提供して、そのボタンが要請されれば環境設定で車線別情報表示を活性状態に変更して同時に図9のように各車線に対する情報を表示する。
【0056】
一方、使用者の選択にしたがって、現在走行中の区間代わり、進行方向の前方にあるリンクまたは左折上のリンクまたは右折上のリンクに対する疎通情報と車線別進行方向情報を表示することもできる。
【0057】
もし、前記端末機70の使用者が前記入力部9を通じて目的地を設定した場合には、前記制御エンジン5は、目的地まで到逹するための最適の経路(例えば、最短距離または最短所要時間)にあたる区間集合を決める。最短距離の経路は区間集合に属するリンクの長さの合が一番短い経路になって、最短所要時間の経路は区間集合に属するリンクの区間通過時間の合が一番短い経路になる。最適の経路が決まれば、前記制御エンジン5は、図10に例示されたのようにその目的地まで到逹するための経路の各車線別で到着予定時間を表示する(91)。この車線別到着予定時間は各走行しなければならない経路にある同一車線どうしの通過時間の合である。もし、走行しなければならない区間間に車線数が相異な場合に、例えば次走行しなければならないリンクは車線数が減る場合、車線別到着予定時間を求める時には最外郭車線に対する通過時間はその内側車線の通過時間を使って求めるようになる。例えば現在リンクが4車線であり次のリンクが3車線の場合、現在使用者に表示しなければならない車線別到着予定時間を求める時、次のリンクの4車線はないので次のリンクに対しては3車線の通過時間を使って現在4車線に対する到着予定時間を求めるようになる。車線別進行方向に対しては現在リンクに対する各車線別進行方向を表示する(92)。この場合に設定された目的地に到逹するための進行方向を持つ車線に対しては他の進行方向表示アイコンとは仕分けされる形態(例えば、ちらつき、色相反転、異なる色相)に表示することもできる。本発明に係る他の実施形態では、走行する途中、設定された目的地に到逹する進行方向ではない車線進行方向アイコンに対しては、図11Aに示されたのように車線非選択のためのグラフィック1001をオーバレイ(overlay)させることもできる。そして、このように車線非選択にマークされた車線に対してその間表示されていた到着予定時間は画面から削除させる(1002)。次のリンクで削除された車線が目的地までの進行方向にまた符合するようになれば車線非選択のためのグレピックをとり除いて到着予定時間をまた画面出力する。
【0058】
設定された目的地に行く経路上の次リンクまたは目的地が設定されない状態で現在進行方向に置かれた次のリンクが現在リンクの車線数より少ない車線数を持つことができる。
【0059】
この時には、前記制御エンジン5は減る車線数にしたがって消える車線に対する進行方向アイコンは、図11Bに例示されたのように、他の進行方向アイコンより淡い色のアイコン1011に差別化させて表示することで使用者にとって車線が減ることを認知するようにすることもできる。勿論、以外の他の方法または形態でも次のリンク上で車線が減ることを表示することもできる。
【0060】
一方、設定された目的地に行く経路上に障害がある場合、その障害がある車線に対しては他の車線の進行方向表示アイコンとは仕分けされる色相または他の大きさなどとして当該の車線の進行方向表示アイコンを表示することができる。図11Cはこれに対する表示例として、目的地までの経路上に置かれた区間中任意区間上の3車線と4車線に障害があることを表示するために当該の車線の進行方向経路アイコン1021を赤色で表示したのである。そして、使用者が当該のアイコン1021に対して詳細説明を要請する場合には、当該のリンクに対して受信された、またはその経路上に置かれているリンク中一番近接されたリンク(経路上に置かれた複数のリンクに対して障害情報を受信した場合)に対して受信された道路上の障害コードとその原因コードなどを読んでそのコードにあたる説明1022(車両事故、地下鉄工事など)を画面上に表示することもできる。
【0061】
もし、その理由が分かないが、受信された各リンクの各車線別通過時間から算出された目的地までの到着予定時間が、各車線別でバラ付きがひどい場合、例えば任意車線に対する到着予定時間が他の車線の到着予定時間の平均値または最高値より、例えば30%以上さらに長い場合にも、図11Cのように当該の車線に対して障害があることを示す形態と同一形態で当該の車線の進行方向アイコンを表示することもできる。この時に使用者が詳細説明を要請する場合には例えば“到着時間遅延”のような説明を画面上に表示することができる。
【0062】
本発明に係る他の例では、前記制御エンジン5は画面上に各車線別進行方向表示アイコンをいつも表示しないで、現在道路走行状況にしたがって表示することもできる。例えば、現在目的地が設定されない場合には、前方300m内にトンネル、橋、交差路または道路分岐点(高架道路または高速道路進出入路など)がある時に表示を活性化させることができる。現在目的地が設定されている場合には、前記目的地非設定時に表示する場合の外に前方交差路で左折または右折をしなければならない時進行方向表示アイコンを画面上に表示することができる。
【0063】
前期で詳しく説明した本発明の多様な実施形態と例は予測された道路上の各車線別疎通情報と障害情報を表示して利用するようにすることで交通が混雑する大都市などを運行する車両の運転手がより短い時間に希望する目的地に到逹出来るようにして、また、交通量を車線別で適切に分散させることができるので道路資源の効率的な利用をはかることができる。
【0064】
以上、前述の本発明の望ましい実施形態は、例示の目的のために開示されたことで、当業者であると、以下添付された特許請求範囲に開示された本発明の技術的思想とその技術的範囲内で、また他の多様な実施形態を改良、変更、代替または付加などが可能するべきである。
【図面の簡単な説明】
【0065】
本発明の理解を増進させるために含まれている添付図面は、本発明の望ましい実施形態を例示して、明細書と共に本発明の原理を説明するのに寄与する。
【図1】本発明の実施形態に係り交通情報が提供されるネットワークを概略的示す図である。
【図2A】本発明に係り、無線に送り出される交通情報の提供フォーマットの例を示す図である。
【図2B】本発明に係り、図2AのCTTイベントコンテナまたはTPEG−CTT位置コンテナが構成される文法(syntax)の例を示す図である。
【図3A】CTTイベントコンテナに含まれる混雑交通情報の伝送構造の例を本発明に係る車線別疎通情報の伝送主として例示した図である。
【図3B】TPEG−CTT位置コンテナに含まれる道路区間に対する情報の伝送構造の例を本発明に係る道路区間の車線情報伝送主として例示した図である。
【図4A】図3AのCTTコンポーネントに載られる区間平均速度と区間通過時間の文法(syntax)の例をそれぞれ見せてくれる図である。
【図4B】図3AのCTTコンポーネントに載られる区間平均速度と区間通過時間の文法(syntax)の例をそれぞれ見せてくれる図である。
【図5A】図3BのCTTコンポーネントに載られる車線数と各車線別進行方向情報に対する文法(syntax)の例をそれぞれ見せてくれる図である。
【図5B】図3BのCTTコンポーネントに載られる車線数と各車線別進行方向情報に対する文法(syntax)の例をそれぞれ見せてくれる図である。
【図5C】図3BのCTTコンポーネントに載られる車線数と各車線別進行方向情報に対する文法(syntax)の例をそれぞれ見せてくれる図である。
【図6】本発明に係り、RTMイベントコンテナに含まれる道路状況(障害など)情報の伝送構造の例を、車両事故と工事の場合を例として示す図である。
【図7】サーバーから送信される交通情報を受信する、車両などに搭載された、本発明の一つの実施形態に係るナビゲーション端末機の構成を示した図である。
【図8】本発明の一つの実施形態に係りデコーディングされた交通情報を各車線別で区分して貯蔵する例を示した図である。
【図9】本発明の一つの実施形態に係り車線別通過時間と車線別進行方向を走行画面上に表示した例の図である。
【図10】本発明の一つの実施形態に係り設定された目的地に到逹するようになる車線別到着予定時間と車線別進行方向を走行画面上に表示した例の図である。
【図11A】本発明の一つの実施形態に係り道路走行状況にしたがって車線別進行方向表示を多様に差別化させて示す例をそれぞれ示す図である。
【図11B】本発明の一つの実施形態に係り道路走行状況にしたがって車線別進行方向表示を多様に差別化させて示す例をそれぞれ示す図である。
【図11C】本発明の一つの実施形態に係り道路走行状況にしたがって車線別進行方向表示を多様に差別化させて示す例をそれぞれ示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
交通情報のエンコーディング方法において、
任意道路区間に属する車線に対する個別的な疎通情報を含む状態情報を生成する段階と、
前記任意道路区間に対する位置情報を生成する段階と、
前記状態情報と位置情報を含む交通情報メッセージを生成する段階を含みから構成されることである方法。
【請求項2】
前記位置情報は前記任意道路区間を識別するようにする識別子を含むことである、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記位置情報は前記任意道路区間に属する車線の数と各車線の進行方向に対する情報をさらに含むことである、請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記生成された状態情報は各車線に対する識別番号とその車線上の平均速度または通過時間を載せたコンポーネントを含むことである、請求項1記載の方法。
【請求項5】
道路区間上で発生した障害に対する情報とその障害が及ぶ車線に対する情報を含むイベント情報を生成して前記交通情報メッセージに含ませる段階をさらに含むことである、請求項1記載の方法。
【請求項6】
交通情報のデコーディング方法において、
受信される信号から交通情報メッセージを抽出する段階と、
前記抽出される交通情報メッセージで、任意道路区間に属する車線に対する個別的な疎通情報を含む状態情報及び前記任意道路区間に対する位置情報を抽出する段階を含みからなる方法。
【請求項7】
前記状態情報及び位置情報をデコーディングして、前記任意道路区間に属する車線に対する個別的な疎通情報を出力する段階をさらに含みからなることである、請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記抽出される位置情報は前記任意道路区間を識別するようにする識別子を含むことである、請求項6記載の方法。
【請求項9】
前記抽出される位置情報は前記任意道路区間に属する車線の数と各車線の進行方向に対する情報をさらに含むことである、請求項8記載の方法。
【請求項10】
前記抽出される状態情報は各車線に対する識別番号とその車線上の平均速度または通過時間を載せたコンポーネントを含んでいることである、請求項6記載の方法。
【請求項11】
前記抽出される交通情報メッセージで、道路区間上で発生した障害に対する情報とその障害が及ぶ車線に対する情報を含むイベント情報を抽出する段階をさらに含むことである、請求項6記載の方法。
【請求項12】
交通情報をデコーディングする装置において、
受信される交通情報メッセージから、任意道路区間に属する車線に対する個別的な疎通情報を含む状態情報及び前記任意道路区間に対する位置情報を抽出してその抽出された状態情報及び位置情報をデコーディングするデコーダーと、
前記デコーダーにしたがってデコーディングされた前記情報に根拠して車線別疎通情報を画面上に出力する制御部を含みから構成されることである装置。
【請求項13】
前記抽出される位置情報は前記任意道路区間を識別するようにする識別子を含むことである、請求項12記載の装置。
【請求項14】
前記抽出される位置情報は前記任意道路区間に属する車線の数と各車線の進行方向に対する情報をさらに含むことである、請求項13記載の装置。
【請求項15】
前記抽出される状態情報は各車線に対する識別番号とその車線上の平均速度または通過時間を載せたコンポーネントを含んでいることである、請求項12記載の装置。
【請求項16】
前記制御部は、設定された目的地に到逹するようになる到着予定時間を各車線別で区分して画面上に出力することである、請求項12記載の装置。
【請求項17】
前記到着予定時間は、前記設定された目的地まで達する経路に属する道路区間に対して受信された各疎通情報の合に根拠して算出されることである、請求項16記載の装置。
【請求項18】
前記制御部は、現在位置の道路区間または進行方向上の次の道路で区間に対する疎通情報を車線別で区分して画面上に出力することである、請求項12記載の装置。
【請求項19】
前記制御部は、現在位置の道路区間に属する車線のそれぞれに対する進行方向を画面上にさらに出力することである、請求項12記載の装置。
【請求項20】
道路区間に属する車線のそれぞれに対する前記進行方向は、前記デコーダーからデコーディングされる情報または貯蔵部に既貯蔵されている道路情報から獲得されることである、請求項19記載の装置。
【請求項21】
前記制御部は、設定された目的地に到逹するための車線に対してはその車線の進行方向を他の車線の進行方向と差別化されるように表示することである、請求項19記載の装置。
【請求項22】
前記制御部は、設定された目的地に到逹するための車線ではない車線に対してはその車線の進行方向を他の車線の進行方向と差別化されるように表示することである、請求項19記載の装置。
【請求項23】
前記制御部は、設定された目的地に到逹するための経路上でまたは直進方向上の次の道路区間で車線が減少する場合、その車線数の減少にしたがって消える車線に対して表示された進行方向に対しては他の車線の進行方向と差別化されるように表示することである、請求項19記載の装置。
【請求項24】
前記制御部は、設定された目的地に到逹するための経路に疎通問題がある場合にその疎通問題が惹起された車線に対して表示された進行方向に対しては他の車線の進行方向と差別化されるように表示することである、請求項19記載の装置。
【請求項25】
前記制御部は任意車線を経由する到着予定時間が他の車線による到着予定時間と指定された差以上でる場合、前記疎通問題が前記任意車線上での事故発生及び工事進行に少なくとも起因したことと判断することである、請求項24記載の装置。
【請求項26】
前記任意車線上での事故発生及び/または工事進行に関する情報は、前記受信される交通情報メッセージから前記デコーダーがデコーディングするイベント情報から獲得されることである、請求項25記載の装置。
【請求項27】
交通情報を使用者に提供する装置において、
受信される信号から、任意道路区間に属する車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報を含む状態情報及び前記任意道路区間に対する位置情報を抽出するデコーダーと、
使用者の要請に従って前記抽出された情報を出力部を通じて出力させる制御部と、
道路区間に属する車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報を要請することができる機能を持った要請部を含むインターフェース部を含みから構成されることである装置。
【請求項28】
前記制御部は、前記要請部の選択にしたがって、道路区間に属する車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報を前記出力部を通じて出力させることである、請求項27記載の装置。
【請求項29】
交通情報を使用者に提供する装置において、
受信される信号から、任意道路区間に属する車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報を含む状態情報及び前記任意道路区間に対する位置情報を抽出するデコーダーと、
使用者の要請に従って前記抽出された情報を出力部を通じて出力させる制御部を含みから構成されるが、
前記制御部は前記出力部に道路区間の各車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報が表示されていない状態では、道路区間に属する車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報を要請することができる機能を持った要請部をインターフェース部に提供することである装置。
【請求項30】
前記要請部は、物理的に固定された位置にあるキーと、そのキーの機能を知らせる表示された文字列を含むことである、請求項29記載の装置。
【請求項31】
前記要請部は、前記出力部上のタッチ領域と、前記タッチ領域がタッチされた時行われる機能を知らせる、前記タッチ領域内に表示された文字列を含むことである、請求項29記載の装置。
【請求項32】
前記制御部は、前記装置の環境設定で、道路区間に属する車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報の表示が非活性に設定されている場合に前記要請部を前記インターフェース部に提供することである、請求項29記載の装置。
【請求項33】
前記制御部は、前記要請部の前記インターフェース部への提供と共に、前記装置の環境設定で、道路区間に属する車線に対する個別的な進行方向及び/または疎通情報の表示を活性に変更設定することである、請求項32記載の装置。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【公表番号】特表2009−539173(P2009−539173A)
【公表日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−513069(P2009−513069)
【出願日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際出願番号】PCT/KR2007/003725
【国際公開番号】WO2008/018717
【国際公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】