説明

車載ナビゲーション装置−携帯電話接続装置

【課題】車載ナビゲーション装置と携帯電話との接続を有線・無線の何れであっても携帯電話個々の接続方式に左右されず且つ自動認識により実現可能にする。
【解決手段】機器本体10に対して携帯電話方式別の携帯電話接続ケーブル30を交換可能とし、CPU11は装着された携帯電話接続ケーブル30により携帯電話方式を識別して携帯電話との間の通信を制御する。CPU11は、車載ナビゲーション装置、携帯電話が有線接続されているか否かを識別し、携帯電話のみが有線接続されている場合は、無線通信部12により車載ナビゲーション装置と無線接続を行い、車載ナビゲーション装置のみが有線接続されている場合は、無線通信部12により携帯電話と無線接続を行う。また、CPU11は、車載ナビゲーション装置及び携帯電話の両方が無線接続されている場合は無線接続処理を行わず、車載ナビゲーション装置及び携帯電話に対して有線接続による通信を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載ナビゲーション装置と携帯電話とを有線及び無線により自動的に接続する車載ナビゲーション装置−携帯電話接続装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、GPS(Global Positioning System:全世界測位システム)受信機を搭載した車載ナビゲーション装置が普及しており、CD−ROMやメモリカード等の記憶媒体に予め記憶された地図データを画面に読出し、車両の位置を数m〜数十mの精度で正確にリアルタイムで表示することが可能となっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、上記車載ナビゲーション装置と例えば携帯電話、簡易型携帯電話(PHS)等の移動通信端末機とを組合わせ、車両の位置を電話回線を通じて相手方に知らせる技術も実用化されている。
しかし、上記車載ナビゲーション装置と携帯電話との接続は、車載ナビゲーション装置が搭載しているインターフェースに依存しており、全ての携帯電話キャリアメーカー、すなわち全ての携帯電話方式に対応していないという問題があった。
【0004】
また、携帯電話の交換に際し、携帯電話方式を変更する場合には、接続ケーブルの交換だけでなく、車載ナビゲーション装置の本体機器側に設けられている例えばディップスイッチ等の切替作業が必要になり、切替ミスなどを誘発する恐れがあった。
また、上記車載ナビゲーション装置と携帯電話との接続において、車載ナビゲーション装置に近距離無線通信装置として例えばBluetooth(登録商標)を搭載し、無線により携帯電話と接続する無線接続方式を用いたものも考えられている。しかし、この無線接続方式では、携帯電話側が無線に対応していない場合には、携帯電話の接続コネクタに別途無線機器を接続する必要があった。
【0005】
上記車載ナビゲーション装置と携帯電話との無線接続において、無線状態表示や手動無線リンク操作は、車載ナビゲーション装置の本体機器側に搭載されているので、機器本体が車両のボックス等に収納されて外部から隠されている場合には、簡単には操作することができない。
【0006】
【特許文献1】特開2003−287426号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のように車載ナビゲーション装置と携帯電話との接続は、車載ナビゲーション装置が搭載しているインターフェースに依存しており、全ての携帯電話方式に対応していないと共に、携帯電話方式を変更する際には、接続ケーブルの交換だけでなく、本体機器側の切替作業が必要になり、切替ミスなどを誘発する恐れがあった。
【0008】
また、車載ナビゲーション装置に無線通信装置を搭載し、無線により携帯電話と接続する無線接続方式を用いたものでは、車載ナビゲーション装置と携帯電話との無線接続の操作が面倒であると共に、携帯電話側が無線に対応していない場合には、携帯電話の接続コネクタに別途無線機器を接続する必要があった。
【0009】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、車載ナビゲーション装置と携帯電話の個々の接続方式に左右されず、有線接続及び無線接続の何れであっても機器間の接続を自動認識により容易に行うことができる車載ナビゲーション装置−携帯電話接続装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の発明は、車載ナビゲーション装置と携帯電話との間を接続する接続装置において、
前記車載ナビゲーション装置と前記携帯電話との間の接続を制御する制御装置及び前記車載ナビゲーション装置あるいは携帯電話に対して無線通信を行う無線通信部を備えた機器本体と、前記機器本体に交換可能に設けられ、前記携帯電話を接続するための接続ケーブルとを具備し、
前記機器本体の制御装置は、前記車載ナビゲーション装置及び前記携帯電話が有線接続されているか否かを判別する判別手段と、前記判別手段により前記携帯電話のみが有線接続されていると判別された場合は、前記無線通信部を動作させて前記車載ナビゲーション装置と無線接続し、前記車載ナビゲーション装置のみが有線接続されていると判別された場合は、前記無線通信部を動作させて前記携帯電話と無線接続する無線接続手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
第2の発明は、前記第1の発明に係る車載ナビゲーション装置−携帯電話接続装置において、前記接続ケーブルは各携帯電話方式別の識別信号を内蔵し、機器本体の制御装置は接続された前記接続ケーブルの識別信号を読取って携帯電話方式を識別できるように構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、機器本体の制御装置は、車載ナビゲーション装置及び携帯電話が有線接続されているかどうかを判断し、有線接続されていない場合には無線通信部を動作させて車載ナビゲーション装置あるいは携帯電話と無線通信により接続する。このため機器本体は、車載ナビゲーション装置及び携帯電話における無線通信機能の搭載の有無によって、有線接続と無線接続を組合わせ、車載ナビゲーション装置と携帯電話との間を確実に接続することができる。
【0013】
また、機器本体の制御装置は、接続された接続ケーブルによって携帯電話方式を自動的に識別し、各方式に応じて携帯電話との間の接続制御を行うので、接続ケーブルを交換するだけで全ての携帯電話方式に対応することができ、スイッチ等による切替操作は不要である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る接続装置により車載ナビゲーション装置と携帯電話との間を接続する場合の概略構成図、図2は同実施形態に係る接続装置の回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように本実施形態に係る接続装置1は、車載ナビゲーション装置2と携帯電話3との間を接続する接続装置であり、車載ナビゲーション装置2及び携帯電話3が無線通信機能を搭載しているか否かによって有線あるいは無線にて車載ナビゲーション装置2と携帯電話3との間を接続する。
【0015】
上記接続装置1は、図2に示すように機器本体10及び携帯電話接続ケーブル30により構成される。機器本体10は、車載ナビゲーション装置2と携帯電話3との間の接続を制御する制御装置例えばCPU11、車載ナビゲーション装置2あるいは携帯電話3に対して無線通信を行う無線通信部12、車載ナビゲーション装置2と接続するためのナビゲーション接続コネクタ13、携帯電話接続ケーブル30と接続するためのコネクタ14aを主体として構成される。上記無線通信部12は、例えばBluetoothによる無線通信機能及び通信用のアンテナ15を備え、CPU11の制御により必要に応じて車載ナビゲーション装置2あるいは携帯電話3と無線通信を行う。
【0016】
上記CPU11は、ナビゲーション接続コネクタ13と接続するポート16a、16b、…、16n、無線通信部12と接続するポート17a〜17cを備えると共に、携帯電話方式(携帯電話キャリアメーカー)を識別するための複数例えば3つのキャリア識別ポートA、B、C、無線接続状態表示用LEDを駆動するためのLEDポート18、無線接続を指示するためのリンクポート19、携帯電話3との間で信号の授受を行うための信号線ポート20を備えている。
【0017】
上記CPU11のキャリア識別ポートA、B、Cは、信号ライン21a〜21cを介してコネクタ14aに接続され、各信号ライン21a〜21cには直流電源Vccからプルアップ抵抗22a〜22cを介して所定の電位が与えられている。上記コネクタ14aには、信号ライン21a〜21cと対をなす1つの端子が接地ライン21dにより接地される。
【0018】
また、CPU11のLEDポート18は、例えばNPN形トランジスタ23のベースに接続され、このベースに直流電源Vccから抵抗24を介して所定のバイアス電圧が与えられる。上記トランジスタ23のエミッタは接地される。そして、上記Vcc電源及びトランジスタ23のコレクタは、それぞれ信号ライン25a、25bを介してコネクタ14aに接続される。
【0019】
CPU11のリンクポート19は、信号ライン26aを介してコネクタ14aに接続される。コネクタ14aには、信号ライン26aの接続端子と対をなす端子が信号ライン26bにより接地される。
CPU11の信号線ポート20は、信号ライン27を介してコネクタ14aに接続される。
【0020】
上記機器本体10と携帯電話3との間を接続する携帯電話接続ケーブル30は、機器本体10のコネクタ14aと接続する本体接続コネクタ14b及び携帯電話3と接続する携帯電話接続コネクタ31を備え、各携帯電話方式別に異なる仕様に設定される。
例えば携帯電話接続ケーブル30の本体接続コネクタ14bに、CPU11のキャリア識別ポートA、B、Cに接続された信号ライン21a〜21cの1つと接地ライン21dに対応する端子間を接続する信号ライン32を設け、携帯電話接続ケーブル30を接続した際の信号ライン21a〜21cの電位変化から携帯電話方式を識別できるようにしている。
【0021】
上記信号ライン32は、携帯電話方式別に定められた信号ライン21a〜21cの1つと接地間を接続する。信号ライン21a〜21cは、信号ライン32を介して接地されることにより対応するラインの電位が“Low”レベルとなるので、CPU11は信号ライン21a〜21cの電位変化からどの携帯電話方式の携帯電話接続ケーブル30が接続されたのかを識別する。すなわち、携帯電話接続ケーブル30は、各携帯電話方式別の識別信号を内蔵し、この識別信号をCPU11が読取って携帯電話方式を識別できるようにしている。CPU11は、携帯電話接続ケーブル30の識別結果に応じて携帯電話3の仕様に合わせた信号制御を行う。
【0022】
また、携帯電話3と接続する携帯電話接続コネクタ31には、接続装置1と車載ナビゲーション装置2あるいは携帯電話3との間が無線で接続された場合に表示駆動されるLED33が設けられると共に、リンク操作用スイッチ34が設けられる。
上記LED33は、機器本体10の信号ライン25a、25bに対応する本体接続コネクタ14bの端子に信号ライン35a、35bにより接続される。また、リンク操作用スイッチ34は、機器本体10の信号ライン26a、26bに対応する本体接続コネクタ14bの端子に信号ライン36a、36bにより接続される。リンク操作用スイッチ34を操作すると、その操作信号がCPU11のリンクポート19に入力される。
【0023】
CPU11は、車載ナビゲーション装置2あるいは携帯電話3との間が有線接続されていない場合に、その状態を検出して無線通信部12を動作させ、車載ナビゲーション装置2あるいは携帯電話3との間の無線接続処理を自動的に実行するが、上記リンク操作用スイッチ34が操作された場合においても、車載ナビゲーション装置2あるいは携帯電話3に対する無線接続処理を実行する。
【0024】
また、上記携帯電話接続ケーブル30における携帯電話接続コネクタ31は、携帯電話3と接続する接続端子部37を備えている。この接続端子部37は、機器本体10の信号ライン27に対応する本体接続コネクタ14bの端子に信号ライン38により接続される。
【0025】
上記の構成において、接続装置1は、車載ナビゲーション装置2あるいは携帯電話3との間が有線にて接続されているかどうかを自動的に識別し、その識別結果に応じて無線通信部12を駆動制御して車載ナビゲーション装置2あるいは携帯電話3に対して無線による通信を行う。
【0026】
図3(a)は、無線通信機能を搭載している車載ナビゲーション装置2と無線通信機能を搭載していない携帯電話3を接続装置1により接続する場合で、接続装置1と車載ナビゲーション装置2との間を無線接続し、接続装置1と携帯電話3との間を有線接続する場合の接続形態を示している。
【0027】
図3(b)は無線通信機能を搭載していない車載ナビゲーション装置2と無線通信機能を搭載している携帯電話3との間を接続装置1により接続する場合で、接続装置1と車載ナビゲーション装置2との間を有線接続し、接続装置1と携帯電話3との間を無線接続する場合の接続形態を示している。
【0028】
図3(c)は無線通信機能を搭載していない車載ナビゲーション装置2と無線通信機能を搭載又は非搭載の携帯電話3との間を接続装置1により接続する場合において、車載ナビゲーション装置2及び携帯電話3の両方を有線接続する場合の接続形態を示している。
【0029】
上記図3(a)〜(c)の接続形態における車載ナビゲーション装置2及び携帯電話3に対する接続装置1の接続処理を図4に示すフローチャートを参照して説明する。車載ナビゲーション装置(車載ナビ)2あるいは携帯電話3が無線通信機能を備えていない場合は、予め接続ケーブルを使用して接続装置1に有線接続する。
【0030】
接続装置1の機器本体10に設けられているCPU11は、車載ナビゲーション装置2及び携帯電話3に対する接続処理を行う際、先ず接続装置1に対して車載ナビゲーション装置2が有線接続されているか否かをポート16a、16b、…、16nの入力信号から判別し(ステップA1)、車載ナビゲーション装置2が有線接続されていなかった場合には、更に信号線ポート20の入力信号から携帯電話3が有線接続されているかどうかを判別する(ステップA2)。上記車載ナビゲーション装置2及び携帯電話3の両方が有線接続されていない場合には待受け状態となり(ステップA3)、車載ナビゲーション装置2あるいは携帯電話3が有線接続されるまで待機する。
【0031】
CPU11は、図3(a)に示したように無線通信機能を搭載している車載ナビゲーション装置2と無線通信機能を搭載していない携帯電話3を接続する場合において、ステップA1で車載ナビゲーション装置2が有線接続されていないと判別され、ステップA2で携帯電話3が有線接続されていると判別された場合には、無線通信部12に動作指令を出力し、車載ナビゲーション装置2に対して無線による接続を開始する(ステップA4)。そして、CPU11は、ステップA5において車載ナビゲーション装置2と無線接続されたかどうかを判断し、無線接続処理が完了していなければそのまま無線接続処理を続行し、無線接続処理を完了するとLEDポート18からLED駆動信号を出力してトランジスタ23をONし、携帯電話接続ケーブル30の携帯電話接続コネクタ31に設けられているLED33を点灯する(ステップA6)。CPU11は、その後、車載ナビゲーション装置2との無線接続状態を保持する(ステップA7)。
【0032】
上記のように接続装置1に対し、車載ナビゲーション装置2が有線接続されていない状態で携帯電話3が有線接続された場合には、CPU11は携帯電話3の有線接続を検出した際に無線通信部12を動作させ、車載ナビゲーション装置2との間を無線接続する。
【0033】
また、図3(b)に示したように無線通信機能を搭載していない車載ナビゲーション装置2と無線通信機能を搭載している携帯電話3との間を接続装置1により接続する場合、CPU11は車載ナビゲーション装置2が有線接続された際、その接続をステップA1で検出すると、ステップA8に進んで携帯電話3が有線接続されているかどうかを判断し、携帯電話3が有線接続されていなければ無線通信部12に動作指令を出力し、携帯電話3に対して無線による接続処理を開始する(ステップA9)。
【0034】
そして、CPU11は、携帯電話3と無線接続されたかどうかを判断し(ステップA10)、無線接続処理が完了していなければそのまま無線接続処理を続行し、無線接続処理を完了するとLEDポート18からLED駆動信号を出力してトランジスタ23をONし、携帯電話接続コネクタ31に設けられているLED33を点灯する(ステップA11)。CPU11は、その後、携帯電話3との無線接続状態を保持する(ステップA12)。
【0035】
また、図3(c)に示したように無線通信機能を搭載していない車載ナビゲーション装置2と無線通信機能を搭載又は非搭載の携帯電話3との間を接続装置1により接続する場合において、車載ナビゲーション装置2及び携帯電話3の両方が接続装置1に有線接続された場合、ステップA1で車載ナビゲーション装置2が有線接続されていると判断され、更にステップA8で携帯電話3が有線接続されていると判断されるので、CPU11は無線通信部12を動作させることなく、車載ナビゲーション装置2及び携帯電話3に対して有線接続状態を保持する(ステップA13)。
【0036】
上記のように機器本体10のCPU11は、車載ナビゲーション装置2及び携帯電話3が有線接続されているかどうかを判断し、有線接続されていない場合には無線通信部12を動作させて車載ナビゲーション装置2あるいは携帯電話3と無線通信により接続する。このため機器本体10は、車載ナビゲーション装置2及び携帯電話3における無線通信機能の搭載の有無によって、有線接続と無線接続を組合わせ、図3(a)〜(c)に示した何れの場合であっても車載ナビゲーション装置2と携帯電話3との間を確実に接続することができる。
【0037】
また、CPU11は、接続された携帯電話接続ケーブル30によって携帯電話方式を自動的に識別し、各携帯電話方式に応じて携帯電話3との間の接続制御を行うので、携帯電話接続ケーブル30を交換するだけで全ての携帯電話方式に対応することができる。従って、携帯電話3の携帯電話方式を変更する場合でも、携帯電話接続ケーブル30を交換するだけで何れの携帯電話方式にも対応させることができ、スイッチ等による切替操作は不要である。
【0038】
また、接続装置1が車載ナビゲーション装置2あるいは携帯電話3と無線接続されると、携帯電話接続コネクタ31に設けられているLED33が点灯するので、ユーザーはLED33の点灯状態から車載ナビゲーション装置2あるいは携帯電話3に対する無線による接続状態を確認することができる。
【0039】
また、車載ナビゲーション装置2と携帯電話3との無線接続を使用者が手動で行う必要がある場合も、携帯電話接続コネクタ31に設けられているリンク操作用スイッチ34を押すことにより、無線接続を行うことができる。この場合、携帯電話接続コネクタ31にLED33及びリンク操作用スイッチ34を搭載しているので、機器本体10が車両のボックス等に収納されて隠されている場合であっても、使用者は手元にて操作することが可能である。
【0040】
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の一実施形態に係る接続装置により車載ナビゲーション装置と携帯電話との間を接続する場合の概略構成図である。
【図2】同実施形態に係る接続装置の回路構成を示すブロック図である。
【図3】同実施形態において、車載ナビゲーション装置と携帯電話との間を接続装置により接続する場合の接続形態を示す図である。
【図4】同実施形態における車載ナビゲーション装置と携帯電話との間の接続処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0042】
1…接続装置、2…車載ナビゲーション装置、3…携帯電話、10…機器本体、11…CPU、12…無線通信部、13…ナビゲーション接続コネクタ、14a、14b…コネクタ、15…アンテナ、16a〜16n、17a〜17c…ポート、18…LEDポート、19…リンクポート、20…信号線ポート、21a〜21c…信号ライン、21d…接地ライン、22a〜22c…プルアップ抵抗、23…トランジスタ、24…抵抗、25a、25b、26a、26b、27…信号ライン、30…携帯電話接続ケーブル、31…携帯電話接続コネクタ、32、35a、35b、36a.36b…信号ライン、33…LED、34…リンク操作用スイッチ、37…接続端子部、38…信号ライン。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車載ナビゲーション装置と携帯電話との間を接続する接続装置において、
前記車載ナビゲーション装置と前記携帯電話との間の接続を制御する制御装置及び前記車載ナビゲーション装置あるいは携帯電話に対して無線通信を行う無線通信部を備えた機器本体と、前記機器本体に交換可能に設けられ、前記携帯電話を接続するための接続ケーブルとを具備し、
前記機器本体の制御装置は、
前記車載ナビゲーション装置及び前記携帯電話が有線接続されているか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記携帯電話のみが有線接続されていると判別された場合は、前記無線通信部を動作させて前記車載ナビゲーション装置と無線接続し、前記車載ナビゲーション装置のみが有線接続されていると判別された場合は、前記無線通信部を動作させて前記携帯電話と無線接続する無線接続手段と、
を具備することを特徴とする車載ナビゲーション装置−携帯電話接続装置。
【請求項2】
前記接続ケーブルは各携帯電話方式別の識別信号を内蔵し、機器本体の制御装置は接続された前記接続ケーブルの識別信号を読取って携帯電話方式を識別できるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の車載ナビゲーション装置−携帯電話接続装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−21862(P2010−21862A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−181629(P2008−181629)
【出願日】平成20年7月11日(2008.7.11)
【出願人】(507207498)株式会社五洋電子 (43)
【Fターム(参考)】